JP3010977U - 厨房機器等用洗浄装置 - Google Patents

厨房機器等用洗浄装置

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JP3010977U JP1994014895U JP1489594U JP3010977U JP 3010977 U JP3010977 U JP 3010977U JP 1994014895 U JP1994014895 U JP 1994014895U JP 1489594 U JP1489594 U JP 1489594U JP 3010977 U JP3010977 U JP 3010977U
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敏元 菅原
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エザーク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被洗浄物にこびりついた油汚れなどを容易に
分離でき、洗浄効率の向上を図ることのできる厨房機器
等用洗浄装置を提供する。 【構成】 洗浄装置1を構成する外槽2に、洗浄水11
を貯える内槽3を内蔵して厨房機器等を浸漬可能とす
る。また、内槽3の底板には、一対の空気噴出管15を
並設するとともに、洗浄水11を外部に排水する排水口
14を設け、外槽2の底板と内槽3の底板の間には、一
対の空気噴出管15に空気を供給するコンプレッサ17
を設置し、かつ外槽2の側壁と内槽3の側壁の間におけ
る内槽3の下方には、内槽3から流出した洗浄水11を
加熱して内槽3に流入させるヒータ19を介在設置す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、焼肉鉄板用の調理機器、エアコンのフィルター、出前用食器類、シ ルバー製品、又は食器類等を洗浄、漂白、又は殺菌する厨房機器等用洗浄装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の厨房機器等用洗浄装置は、図示しないが、実開平4―81616号公報 に記載されているごとく、洗剤を貯えた洗浄槽に、焼肉鉄板用の調理機器等を浸 漬して数時間放置し、溶けて分離した油汚れ等を洗浄槽内の底部に沈降させた後 、この沈降した油汚れ等を洗浄槽の外部に排水するようにしている。また、洗剤 を貯えた洗浄槽に、厨房機器等を浸漬するとともに、ポンプ等で洗浄槽内の洗剤 を強制的に対流させ、溶けて分離した油汚れ等を洗浄槽内の底部に沈降させ、そ の後、この沈降した油汚れ等を洗浄槽の外部に排水するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の厨房機器等用洗浄装置は、以上のように構成され、厨房機器等を洗浄槽 内で数時間放置したり、あるいは、ポンプ等で洗浄槽内の洗剤を強制的に循環さ せるだけだった。したがって、厨房機器等にこびりついた油汚れ等を容易に分離 することができず、その結果、洗浄効率が非常に悪いという問題があった。
【0004】 本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、厨房機器等にこびりついた油汚 れ等を容易に分離することができ、洗浄効率の向上を図ることのできる厨房機器 等用洗浄装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の考案においては、上記目的を達成するため、洗浄装置の本体を 構成する外槽に、洗浄水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能とし、上 記内槽の底部には、複数の空気噴出管を並設するとともに、該洗浄水を外部に排 水する排水口を設け、上記外槽の底部と該内槽の底部の間には、該複数の空気噴 出管に空気を供給するコンプレッサを設置し、かつ上記外槽の側部と該内槽の側 部の間における内槽下方には、該内槽から流出した洗浄水を加熱して内槽に流入 させるヒータを介在設置するようにしている。 また、本考案の第2の考案においては、上記目的を達成するため、洗浄装置の 本体を構成する外槽に、洗浄水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能と し、上記内槽の底部には、複数の空気噴出管を並設するとともに、該洗浄水を外 部に排水する排水口を設け、上記外槽の側部と該内槽の側部の間には、該複数の 空気噴出管に空気を供給するコンプレッサを設置し、かつ上記外槽の側部と該内 槽の側部の間における内槽下方には、該内槽から流出した洗浄水を加熱して内槽 に流入させる複数のヒータを介在設置するようにしている。 なお、上記外槽の底部に複数のキャスタを配設することが望ましい。 さらに、本考案の第3の考案においては、上記目的を達成するため、洗浄装置 の本体を構成する外槽に、洗浄水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能 とし、上記内槽の底部上には、該洗浄水を外部に排水する排水口を備えた複数の ***搭載部を突設するとともに、この複数の***搭載部の間には洗浄水噴出管を 位置させ、上記外槽の底部と該内槽の底部の間には、ポンプを設置して該内槽の オーバーフロー管等から流入した洗浄水をポンプの入口に導き、このポンプの出 口には上記洗浄水噴出管を接続するとともに、上記洗浄水噴出管にはノズルを介 して空気導入管を接続してインジェクタとし、上記外槽の側部と該内槽の側部の 間における内槽下方には、該内槽から流出した洗浄水を加熱して内槽に流入させ るヒータを介在設置するようにしている。 なお、上記外槽と該内槽の間に断熱材を介在することが好ましい。
【0006】
【作用】
上記構成を有する本考案の第1の考案によれば、汚れた厨房機器等を洗浄する 場合には、先ず、内槽に洗浄水を貯え、複数の厨房機器等を内槽に収納し、その 後、コンプレッサとヒータのスイッチをそれぞれ操作すれば良い。すると、コン プレッサが各空気噴出管に空気を供給し、各空気噴出管から気泡が噴出して厨房 機器等に接触し、複数の厨房機器等を洗浄する。またこの際、洗浄水は、内槽か らヒータの流入管を経由してヒータの本体に加熱され、流出管を介して再度内槽 に流入され、内槽内を強制的に対流して厨房機器等を洗浄する。このような洗浄 作用により、厨房機器等に付着した油汚れ等は、溶けて分離され、内槽の底部上 に沈降し、その後、排水口から外部に排水される。 また、上記構成を有する本考案の第2の考案によれば、汚れた厨房機器等を洗 浄する場合には、先ず、内槽に洗浄水を貯え、厨房機器等を内槽に収納し、その 後、コンプレッサと複数のヒータの操作スイッチをそれぞれ操作すれば良い。す ると、コンプレッサが複数の空気噴出管に接続管を介して空気を供給し、複数の 空気噴出管から気泡が噴出して厨房機器等に接触し、厨房機器等を洗浄する。ま たこの際、洗浄水は、内槽から複数のヒータの流入管をそれぞれ経由してヒータ の本体に加熱され、流出管を介して再度内槽に流入され、内槽内を強制的に対流 して複数の厨房機器等を洗浄する。このような洗浄作用により、厨房機器等に付 着した油汚れ等は、溶けて分離され、内槽の底板上に沈降し、その後、排水口お よび排水管を順次経由して洗浄装置から外部に排水される。 なお、請求項3記載の考案によれば、外槽の底部に複数のキャスタを配設して いるので、厨房機器等用洗浄装置を所定の箇所に自由に移動させることができ、 しかも、所定の箇所に移動させ、一般的なホースや蛇口等を利用して給排水する こともできる。 さらに、上記構成を有する本考案の第3の考案によれば、汚れた厨房機器等を 洗浄する場合には、先ず、内槽に洗浄水を貯え、厨房機器等を内槽に収納し、そ の後、ポンプとヒータの操作スイッチをそれぞれ操作すれば良い。すると、ポン プが内槽から流入した洗浄水を洗浄水噴出管を介して内槽に流出させるとともに 、この際に空気導入管からの空気を併せて噴出させ、内槽内で洗浄水と気泡を対 流させる。またこの際、洗浄水は、内槽からヒータの流入管を経由してヒータの 本体に加熱され、流出管を介して再び内槽に流入され、内槽内を強制的に対流し て厨房機器等を洗浄する。このような洗浄作用により、厨房機器等に付着した油 汚れ等は、溶けて分離され、内槽の底板上に沈降し、その後、排水口および排水 管を順次経由して洗浄装置から外部に排水される。 なお、請求項5記載の考案によれば、外槽と内槽の間に断熱材が介在配置され ているので、洗浄水の保温が期待できるとともに、内槽から外槽に洗浄水の熱が 伝熱して火傷等をするのを防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る第1の考案の一実施例を図1ないし図4を参照して説明す る。 本実施例における厨房機器等用洗浄装置は、図1に示す如く、洗浄装置1、一 対の空気噴出管15、エアコンプレッサ17、およびヒータ19を備えている。
【0008】 洗浄装置1は、図1に示すように、有底角筒形で上面が開口した縦長の外槽2 を備え、この外槽2の内部には、有底角筒形で上面が開口した縦長の内槽3がク リアランスを介して内蔵され、その開口上面には蓋24が着脱自在に冠着される 。外槽2と内槽3は、強アルカリ性の洗浄水や重量の厨房機器等を貯水・浸漬し ても損傷しないような材質の板金でそれぞれ構成され、二重壁構造の洗浄装置1 を形成している。また、これら外槽2と内槽3の全ての側壁の間には、断熱材4 が囲繞状態で介在配置されている。なお、この断熱材4の介在配置箇所は、例え ば伝熱を防止したい箇所だけに配置する等、適宜変更することが可能である。外 槽2の上面の一側部における操作パネル5の表面には、エアコンプレッサ17と ヒータ19の操作スイッチ6、7が隣接して配設されている。また、この操作パ ネル5の裏面には、オーバーフロー槽8が隠蔽状態で取り付けられ、このオーバ ーフロー槽8の傾斜した底面には、外槽2の側壁と内槽3の側壁の間に湾曲して 位置するオーバーフロー管9の上端が接続されている。そして、外槽2の底面の 四隅には、移動用のキャスタ10がそれぞれ配設されている。このキャスタ10 としては、既存のものが適宜使用される。 また内槽3は、図1に示すように、外槽2の底面上にクリアランスを介して配 置され、洗浄水11を貯えるとともに、ラック12を着脱自在に収納し、このラ ック12には図示しない複数の厨房機器等が収容される。洗浄水11としては、 様々なものが使用可能であるが、例えば強アルカリ性の洗剤を湯に加えたもの等 が使用される。また内槽3の底板には、図2に示す如く、洗浄水11を排水管1 3を介して外部に排水する排水口14が設けられ、排水管13にはオーバーフロ ー管9の下端が接続されている。さらにラック12は、図4に示すように、強ア ルカリ性の洗浄水11や重量の厨房機器等を貯水・浸漬しても損傷しないような 材質の棒材等で構成され、複数の厨房機器等を並べて収容し、これを槽内に収容 、又は取り出して作用する。
【0009】 一方、一対の空気噴出管15は、図1や図2に示すように、内槽3の底板上に 平行に敷設してベッダで連結され、ベッダにはエアコンプレッサ17が接続され ており、周面の上部には複数の空気噴出孔16が間隔をおいて並べて穿設されて いる。なお、この空気噴出管15の本数は、一対に限定されるものではなく、適 宜増減することが可能である。
【0010】 また、エアコンプレッサ17は、図1や図2に示すごとく、外槽2の底板と内 槽3の底板の間に設置され、空気噴出管15に接続されている。このエアコンプ レッサ17は、操作スイッチ6のON操作に基づき、各空気噴出管15に空気を 圧送し、複数の空気噴出孔16から多数の気泡18を噴出させるよう機能する。 なお、気泡18の噴出量は、操作スイッチ6の操作で段階的に調節される。
【0011】 さらに、ヒータ19は、図1や図3に示すごとく、外槽2の側壁と内槽3の側 壁の間に傾斜状態で内槽3に介在配置され、その流出管20が下位に、流入管2 1が上位にそれぞれ位置した状態で内槽3の外側壁に接続されている。そして、 このヒータ19は、操作スイッチ7のON操作に基づき、内槽3から流出管20 を経由して流出した洗浄水11を加熱し、この加熱された洗浄水11を流入管2 1を介して再度内槽3に流入させ、洗浄水11を対流させる機能を有している。 ヒータ19の下方には温度検出用の温度センサ22が取り付けられ、この温度セ ンサ22がサーモスタット23に接続されており、このサーモスタット23がヒ ータ19の温度を設定範囲内の温度にするよう機能する。なお、洗浄水11の温 度は、厨房機器等の汚れ具合等により異なるが、例えば70℃〜95℃の範囲で 調節される。
【0012】 したがって、汚れた厨房機器等を洗浄する場合には、先ず、内槽3に洗浄水1 1を貯え、ラック12に複数の厨房機器等を並べて収容するとともに、このラッ ク12を内槽3に収納し、その後、エアコンプレッサ17とヒータ19の操作ス イッチ6、7をそれぞれ操作して所定の時間放置しておけば良い。
【0013】 すると、エアコンプレッサ17が操作スイッチ6のON操作に基づき、各空気 噴出管15に空気を圧送し、複数の空気噴出孔16から多数の気泡18が絶えず 噴出して複数の厨房機器等に接触し、気泡18の擦過および圧壊作用で複数の厨 房機器等を隅々まで洗浄する。またこの際、洗浄水11は、図1に矢印で示すよ うに、内槽3からヒータ19の流出管20を経由してON状態のヒータ19の本 体に加熱され、流入管21を介して再度内槽3に流入され、内槽3内を強制的に 対流して複数の厨房機器等を隅々まで洗浄する。このような洗浄作用により、複 数の厨房機器等に付着した油汚れ等は、溶けて分離され、内槽3の底板上に沈降 し、その後、排水口14および排水管13を順次経由して洗浄装置1の側壁下部 から外部に排水される。 こうして、洗浄が終了したら、内槽3からラック12を取り外し、このラック 12から複数の厨房機器等を抜き取れば、厨房機器等の洗浄作業を終了させるこ とができる。
【0014】 上記構成によれば、多数の気泡18と洗浄水11の強制的な対流作用を利用し て洗浄するので、厨房機器等にこびりついた油汚れ等を極めて容易に分離するこ とができ、しかも、洗浄効率を著しく向上させることが可能となる。また、洗浄 の他に、漂白作用や殺菌作用が期待し得るので、エアコンのフィルター、出前用 食器類、シルバー製品、又は食器類等を漂白、又は殺菌することもできる。また 、外槽2と内槽3の間に断熱材4が介在配置されているので、保温作用が期待で きるとともに、内槽3から外槽2に高温の熱が伝熱して火傷等をするのを確実に 防止することができる。また、洗浄水11が溢れたり所定の量以上になると、洗 浄水11がオーバーフロー槽8からオーバーフロー管9および排水管13を順次 経由して外部に排水されるので、洗浄装置1の周囲が水浸しになるのを確実に防 止することが可能となる。また、外槽2の底面の四隅に移動用のキャスタ10が それぞれ配設されているので、洗浄装置1を所定の箇所に自由に移動させること ができ、しかも、一般的なホースや蛇口等を使用して極めて容易に給排水するこ とができる。さらに、ヒータ19およびサーモスタット23を使用しているので 、洗浄水11の温度の極めて容易な調節が期待できる。さらにまた、ヒータ19 の下方に温度センサ22が取り付けられているので、洗浄に必要な温度を自動調 節することが可能となる。
【0015】 次に、本考案に係る第2の考案の一実施例を図5ないし図7を参照して説明す る。 本実施例における厨房機器等用洗浄装置は、図5に示す如く、基本的には上記 第1の考案の一実施例と同様であるが、洗浄装置1が大型で横長に構成されてい る点などが異なる。
【0016】 洗浄装置1は、図5に示すように、有底角筒形で上面が開口した横長の外槽2 を備え、この外槽2の内部には、有底角筒形で上面が開口した横長の内槽3が断 熱材4を介して内蔵され、その開口上面には蓋24が着脱自在に冠着される。外 槽2は、図5に示す如く、その正面の一側部にエアコンプレッサ17とヒータ1 9の操作スイッチ6、7が隣接して配設されている。また外槽2の上面の一側部 には、パネルが水平に取り付けられ、このパネルの裏面には、オーバーフロー槽 8が隠蔽状態で取り付けられており、このオーバーフロー槽8の傾斜した底面に は、外槽2の側壁と内槽3の側壁の間に湾曲して位置するオーバーフロー管9の 上端が接続されている。そして、外槽2の底面の四隅には、脚25がそれぞれ配 設されている。また内槽3は、図5に示すように、外槽2の底面上に断熱材4を 介して配置され、洗浄水11を貯えるとともに、ラック12を着脱自在に収納し 、このラック12には図示しない複数の厨房機器等が収容される。また内槽3の 底板には、図6に示す如く、洗浄水11を排水管13を介して外部に排水する排 水口14が設けられ、排水管13にはオーバーフロー管9の下端が接続されてい る。 その他の部分については、上記第1の考案の一実施例と同様であるので省略す る。
【0017】 他方、複数 (本実施例では4本) の空気噴出管15は、図5や図6に示すよう に、内槽3の底板上にクリアランスを介して平行に敷設され、その周面上部には 複数の空気噴出孔16が間隔をおいて並べて穿設されている。この複数の空気噴 出管15の両端部は、ヘッダー26にそれぞれ接続されている。そして、この一 対のヘッダー26における一のヘッダー26には、調整弁27が取り付けられ、 この調整弁27が空気の供給量を調整する。なお、空気噴出管15の本数は適宜 増減しても良い。
【0018】 また、エアコンプレッサ17は、図5や図6に示すごとく、外槽2の側壁と内 槽3の側壁の間に設置され、ヘッダー26に接続されている。このエアコンプレ ッサ17に対応する外槽2の側壁の対応部には、図7に示すごとく、放熱用の放 熱孔28が複数穿設されている。 その他の部分については、上記第1の考案の一実施例と同様であるので省略す る。
【0019】 さらに、複数のヒータ19は、図7に示すごとく、外槽2の側壁と内槽3の側 壁の間に整列した傾斜状態で介在配置され、その流出管20が下位に、流入管2 1が上位にそれぞれ位置した状態で内槽3の側壁に接続されている。 その他の部分については、上記第1の考案の一実施例と同様であるので省略す る。
【0020】 したがって、汚れた厨房機器等を洗浄する場合には、先ず、内槽3に洗浄水1 1を貯え、ラック12に複数の厨房機器等を並べて収容するとともに、このラッ ク12を内槽3に収納し、その後、エアコンプレッサ17と複数のヒータ19の 操作スイッチ6、7をそれぞれ操作して所定の時間放置しておけば良い。
【0021】 エアコンプレッサ17が操作スイッチ6のON操作に基づき、各空気噴出管1 5に空気を圧送し、複数の空気噴出孔16から多数の気泡18が絶えず噴出して 複数の厨房機器等に接触し、気泡18の擦過および圧壊作用で複数の厨房機器等 を隅々まで洗浄する。またこの際、洗浄水11は、図5に矢印で示すように、内 槽3から複数のヒータ19の流出管20をそれぞれ経由してON状態のヒータ1 9の本体に加熱され、流入管21を介して再度内槽3に流入され、内槽3内を強 制的に対流して複数の厨房機器等を隅々まで洗浄する。このような洗浄作用によ り、複数の厨房機器等に付着した油汚れ等は、溶けて分離され、内槽3の底板上 に沈降し、その後、排水口14および排水管13を順次経由して洗浄装置1の側 壁下部から外部に排水される。 こうして、洗浄が終了したら、内槽3からラック12を取り外し、このラック 12から複数の厨房機器等を抜き取れば、厨房機器等の洗浄作業を終了させるこ とができる。
【0022】 上記構成によれば、多数の気泡18と洗浄水11の強制的な対流作用を利用し て洗浄するので、厨房機器等にこびりついた油汚れ等を極めて容易に分離するこ とができ、しかも、洗浄効率を著しく向上させることが可能となる。また、洗浄 の他に、漂白作用や殺菌作用が期待し得るので、エアコンのフィルター、出前用 食器類、シルバー製品、又は食器類等を漂白、又は殺菌することもできる。また 、洗浄装置1が大型で横長なので、多数の厨房機器等や大きな厨房機器等を極め て容易に洗浄することができる。また、外槽2と内槽3の間に断熱材4が介在配 置されているので、保温作用が期待できるとともに、内槽3から外槽2に高温の 熱が伝熱して火傷等をするのを確実に防止することができる。また、洗浄水11 が溢れたり所定の量以上になると、洗浄水11がオーバーフロー槽8からオーバ ーフロー管9および排水管13を順次経由して外部に排水されるので、洗浄装置 1の周囲が水浸しになるのを確実に防止することが可能となる。さらに、ヒータ 19を使用しているので、洗浄装置1だけで、洗浄水11の温度の極めて容易な 調節が期待できる。
【0023】 次に、本考案に係る第3の考案の一実施例を図8ないし図10を参照して説明 する。 本実施例における厨房機器等用洗浄装置は、図8に示す如く、洗浄装置1に、 一対の***搭載部31、洗浄水噴出管32、空気導入管30、ポンプ33、およ びヒータ19をそれぞれ配設するようにしている。
【0024】 洗浄装置1は、図8に示すように、有底角筒形で上面が開口した縦長の外槽2 を備え、この外槽2の内部には、有底角筒形で上面が開口した縦長の内槽3が断 熱材4を介して内蔵され、開口上面に蓋24が着脱自在に冠着される。 外槽2は、図9や図10に示す如く、その上面の一側部に操作パネル5が水平 に取り付けられ、この操作パネル5の表面には、ポンプ33とヒータ19の操作 スイッチ29、7が隣接して配設されている。また、この操作パネル5の裏面に は、オーバーフロー槽8が隠蔽状態で取り付けられ、このオーバーフロー槽8の 傾斜した底面には、外槽2の側壁と内槽3の側壁の間に位置するオーバーフロー 管9の上端が接続されるとともに、オーバーフロー槽8の傾斜した側面には、外 槽2の側壁と内槽3の側壁の間に湾曲して位置する空気導入管30の上端が接続 されている。 また内槽3は、図8に示すように、外槽2の底面上に断熱材4を介して配置さ れ、洗浄水11を貯えるとともに、ラック12を***搭載部31に載置し、この ラック12には図示しない複数の厨房機器等が収容される。また内槽3の底板上 には、図9に示す如く、一対の***搭載部31が間隔をおいて突設され、この一 対の***搭載部31間には、洗浄水噴出管32の噴出端32aが低位で配置され るとともに、一方の***搭載部31の下部には洗浄水11を排水管13を介して 外部に排水する排水口14が設けられている。オーバーフロー管9の下端は、ポ ンプ33のインレットに接続されている。洗浄水噴出管32は、外槽2の側壁と 内槽3の側壁の間における下方に配置され、その上流端が内槽3の側壁を貫通し て外槽2の底板と内槽3の底板の間に屈曲して突出されている。そして、外槽2 の側壁と内槽3の側壁の間における洗浄水噴出管32には空気導入管30の下端 がノズルを介して接続され、インジェクタを構成している。 その他の部分については、上記第1の考案の一実施例と同様であるので省略す る。
【0025】 また、ポンプ33は、図8や図9に示すように、外槽2の底板と内槽3の底板 の間に設置され、アウトレットが洗浄水噴出管32の上流端に接続されている。 このポンプ33は、操作スイッチ29の操作に基づき、オーバーフロー管9を経 由して流入した洗浄水11を洗浄水噴出管32を介して内槽3に再び流出させる とともに、この際にインジェクタにより空気を併せて噴出させ、内槽3内で洗浄 水11と多数の気泡18を強制的に対流させるよう機能する。なお、洗浄水11 と多数の気泡18が噴出するものであれば、オーバーフロー管9の下端をポンプ 33のインレット以外に接続しても良いのはいうまでもない。
【0026】 さらに、ヒータ19は、図10に示すごとく、外槽2の側壁と内槽3の側壁の 間に傾斜状態で介在配置され、その流出管20が下位に、流入管21が上位にそ れぞれ位置した状態で内槽3の側壁に接続されている。そして、このヒータ19 は、操作スイッチ7のON操作に基づき、内槽3から流出管20を経由して流入 した洗浄水11を加熱し、この加熱された洗浄水11を流入管21を介して再度 内槽3に流入させ、洗浄水11を対流させる機能を有している。 その他の部分については、上記第1の考案の一実施例と同様であるので省略す る。
【0027】 したがって、汚れた厨房機器等を洗浄する場合には、先ず、内槽3に洗浄水1 1を貯え、ラック12に複数の厨房機器等を並べて収容するとともに、このラッ ク12を内槽3に収納し、その後、ポンプ33とヒータ19の操作スイッチ29 、7をそれぞれ操作して所定の時間放置しておけば良い。
【0028】 すると、ポンプ33が操作スイッチ29のON操作に基づき、内槽3からオー バーフロー管9を経由して流入した洗浄水11を洗浄水噴出管32を介して内槽 3に再度勢い良く流出して循環させるとともに、この際に空気導入管30からイ ンジェクタにより空気を併せて噴出させ、内槽3内で洗浄水11と多数の気泡1 8が強制的に対流する。そして、この多数の気泡18の擦過および圧壊作用で複 数の厨房機器等が隅々まで洗浄される。またこの際、洗浄水11は、内槽3から ヒータ19の流出管20を経由してON状態のヒータ19の本体に加熱され、流 入管21を介して再度内槽3に流入され、内槽3内を強制的に対流して複数の厨 房機器等を隅々まで洗浄する。このような洗浄作用により、複数の厨房機器等に 付着した油汚れ等は、溶けて分離され、内槽3の底板上に沈降し、その後、排水 口14および排水管13を順次経由して洗浄装置1の側壁下部から外部に排水さ れる。 こうして、洗浄が終了したら、内槽3からラック12を取り外し、このラック 12から複数の厨房機器等を抜き取れば、厨房機器等の洗浄作業を終了させるこ とができる。
【0029】 上記構成によれば、多数の気泡18と洗浄水11の強制的な対流作用を利用し て洗浄するので、厨房機器等にこびりついた油汚れ等を極めて容易に分離するこ とができ、しかも、洗浄効率を著しく向上させることが可能となる。また、洗浄 の他に、漂白作用や殺菌作用が期待し得るので、エアコンのフィルター、出前用 食器類、シルバー製品、又は食器類等を漂白、又は殺菌することもできる。また 、外槽2と内槽3の間に断熱材4が介在配置されているので、保温作用が期待で きるとともに、内槽3から外槽2に高温の熱が伝熱して火傷等をするのを確実に 防止することができる。また、外槽2の底面の四隅に移動用のキャスタ10がそ れぞれ配設されているので、洗浄装置1を所定の箇所に自由に移動させることが でき、しかも、一般的なホースや蛇口等を使用して極めて容易に給排水すること ができる。さらに、ヒータ19を使用しているので、洗浄装置1だけで、洗浄水 11の温度の極めて容易な調節が期待できる。
【0030】 なお、上記実施例では厨房機器等、エアコンのフィルター、出前用食器類、シ ルバー製品、又は食器類等を洗浄・漂白・殺菌するものを示したが、何等これら に限定されるものではなく、洗浄・漂白・殺菌の必要性があれば、他の物品を洗 浄・漂白・殺菌するようにしても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0031】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1、第2および第3の考案によれば、気泡により洗浄 水の循環を促進し、この気泡の擦過および圧壊作用で厨房機器等にこびりついた 油汚れ等を容易に分離することができるので、洗浄効率の向上を図ることができ るという格別の効果がある。 また、請求項3記載の考案によれば、外槽の底部に複数のキャスタを配設して いるので、厨房機器等用洗浄装置を所定の箇所に自由に移動させることもできる 。 さらに、請求項5記載の考案によれば、外槽と内槽の間に断熱材が介在配置さ れているので、保温作用が期待できるとともに、内槽から外槽に高温の熱が伝熱 して火傷等をするのを防止することもできるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面正面図である。
【図2】本考案の第1の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面平面図である。
【図3】本考案の第1の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面側面図である。
【図4】本考案に係る厨房機器等用洗浄装置の一実施例
のラックを示す斜視図である。
【図5】本考案の第2の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面正面図である。
【図6】本考案の第2の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面平面図である。
【図7】本考案の第2の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面側面図である。
【図8】本考案の第3の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面正面図である。
【図9】本考案の第3の考案に係る厨房機器等用洗浄装
置の一実施例を示す断面平面図である。
【図10】本考案の第3の考案に係る厨房機器等用洗浄
装置の一実施例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1…洗浄装置 2…外槽 3…内槽 4…断熱材 10…キャスタ 11…洗浄水 14…排水口 15…空気噴出管 16…空気噴出孔 17…エアコンプレッサ (コンプレッサ) 18…気泡 19…ヒータ 20…流出管 21…流入管 30…空気導入管 31…***搭載部 32…洗浄水噴出管 32a…洗浄水噴出管の噴出端 33…ポンプ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄装置の本体を構成する外槽に、洗浄
    水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能とし、
    上記内槽の底部には、複数の空気噴出管を並設するとと
    もに、該洗浄水を外部に排水する排水口を設け、上記外
    槽の底部と該内槽の底部の間には、該複数の空気噴出管
    に空気を供給するコンプレッサを設置し、かつ上記外槽
    の側部と該内槽の側部の間における内槽下方には、該内
    槽から流出した洗浄水を加熱して内槽に流入させるヒー
    タを介在設置したことを特徴とする厨房機器等用洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 洗浄装置の本体を構成する外槽に、洗浄
    水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能とし、
    上記内槽の底部には、複数の空気噴出管を並設するとと
    もに、該洗浄水を外部に排水する排水口を設け、上記外
    槽の側部と該内槽の側部の間には、該複数の空気噴出管
    に空気を供給するコンプレッサを設置し、かつ上記外槽
    の側部と該内槽の側部の間における内槽下方には、該内
    槽から流出した洗浄水を加熱して内槽に流入させる複数
    のヒータを介在設置したことを特徴とする厨房機器等用
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記外槽の底部に複数のキャスタを配設
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の厨房機器等
    用洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄装置の本体を構成する外槽に、洗浄
    水を貯える内槽を内蔵して厨房機器等を浸漬可能とし、
    上記内槽の底部上には、該洗浄水を外部に排水する排水
    口を備えた複数の***搭載部を突設するとともに、この
    複数の***搭載部の間には洗浄水噴出管を位置させ、上
    記外槽の底部と該内槽の底部の間には、ポンプを設置し
    て該内槽のオーバーフロー管等から流入した洗浄水をポ
    ンプの入口に導き、このポンプの出口には上記洗浄水噴
    出管を接続するとともに、上記洗浄水噴出管にはノズル
    を介して空気導入管を接続してインジェクタとし、上記
    外槽の側部と該内槽の側部の間における内槽下方には、
    該内槽から流出した洗浄水を加熱して内槽に流入させる
    ヒータを介在設置したことを特徴とする厨房機器等用洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 上記外槽と該内槽の間に断熱材を介在し
    たことを特徴とする請求項1ないし4記載の厨房機器等
    用洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104905750A (zh) * 2015-06-08 2015-09-16 新麦机械(无锡)有限公司 一种鼓泡式浸泡槽
JP2015182012A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 エアコン丸洗い株式会社 グリスフィルターの洗浄方法

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JPH0616582U (ja) * 1992-08-05 1994-03-04 株式会社アトラス 建物用ガードレール

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