JP3010198U - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JP3010198U
JP3010198U JP1994012688U JP1268894U JP3010198U JP 3010198 U JP3010198 U JP 3010198U JP 1994012688 U JP1994012688 U JP 1994012688U JP 1268894 U JP1268894 U JP 1268894U JP 3010198 U JP3010198 U JP 3010198U
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JP
Japan
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rotation
mechanism section
drilling
striking
rotation mechanism
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JP1994012688U
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英俊 小柴
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Furukawa Co Ltd
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Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 岩質の変化に対応して回転のみの穿孔と回転
打撃穿孔とを任意に選択し、一台で軟岩層や破砕帯でも
中硬岩層でも穿孔できるようにする。 【構成】 シャンクロッド9に回転を与える回転機構部
Aをガイドシェル上に前後進可能に搭載し、シャンクロ
ッド9に打撃を与える打撃機構部Bを回転機構部Aの後
方に着脱可能に設ける。回転機構部Aの回転力支持部と
推力支持部には、転がり軸受け13a、13b、14、
15、16a、16b、17を設けることによより高速
な回転を可能とし、また回転機構部Aには打撃機構部B
と分離した独立の給油路19を設けることにより、回転
機構部Aのみによる穿孔作業時にも潤滑可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トンネルや巨大地下空間の掘削工事等で岩盤に穿孔するための穿孔 機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
トンネルや巨大地下空間の掘削工事等では、発破孔や地山補強のためのロック ボルト打設、或いはフォアパイル穿孔等のための穿孔作業が行われる。 従来、このような穿孔作業では、岩盤が中硬岩層の場合には回転機構と打撃機 構を一体に構成した回転打撃式のさく岩機を使用し、軟岩層や破砕帯の場合には 、回転式のオーガドリルや高速回転仕様に改造した回転打撃式のさく岩機を使用 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、オーガドリルは打撃機構を備えていないため、中硬岩層の穿孔には不 適であり、軟岩層や破砕帯で穿孔中に硬岩が露出したり、玉石が出現したような ときには穿孔できなくなることがある。一方、回転打撃式のさく岩機は、中硬岩 穿孔用であるので打撃力が強く回転は低速であり、これを軟岩層や破砕帯の穿孔 に使用すると孔荒れを生ずる。また、回転打撃式のさく岩機は、通常高速回転の 必要はなく低速回転仕様のモータを使用し、回転機構部内の回転力支持部及び推 力支持部にはすべり軸受けを用いている。従って、軟岩層や破砕帯の穿孔用とし て高速回転仕様のモータを使用して高速回転仕様に改造しても、すべり軸受けの 部分に発熱を生ずるので回転の高速化には限度があり、軟岩層や破砕帯では満足 できる穿孔性能は得られない。
【0004】 そこで、変化する岩質に対応するためには、掘削現場にオーガドリルとさく岩 機の両方を配備する必要があり設備費が嵩む。しかも、岩質が変化するたびにオ ーガドリルとさく岩機の交換を行うのではさく孔能率が低下する。 本考案は、穿孔作業におけるかかる問題を解決するものであって、岩質の変化 に対応して一台で軟岩層や破砕帯でも中硬岩層でも穿孔可能で、穿孔能率を向上 させることのできる穿孔機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シャンクロッドに回転を与える回転機構部をガイドシェル上に前後 進可能に搭載し、シャンクロッドに打撃を与える打撃機構部を回転機構部の後方 に着脱可能に設けた穿孔機を構成することにより上記課題を解決している。 回転機構部の回転力支持部と推力支持部には、転がり軸受けを設けることによ より高速な回転を可能とし、また回転機構部には打撃機構部と分離した独立の給 油系を設けることにより、回転機構部のみによる穿孔作業時にも良好な潤滑を確 保する。
【0006】
【作用】
回転機構部がガイドシェル上に独立して前後進できるように搭載されており、 打撃機構部が回転機構部の後方に着脱可能に設けられているので、穿孔作業の際 には、回転のみによる穿孔と、回転打撃穿孔とを任意に選択して行うことができ る。従って、軟岩層や破砕帯で穿孔作業を行う場合、回転機構部のみを作動させ て穿孔し、穿孔中に一時的に岩盤の強度が上がるようなときには、回転機構部と 共に打撃機構部も作動させて穿孔する。このときには、打撃機構部に軟岩層や破 砕帯に適した打撃力のものを選定するとよい。
【0007】 中硬岩層で穿孔する場合には、回転機構部と打撃機構部とを作動させて穿孔す る。このときには、打撃機構部に中硬岩層に適した高打撃力のものを選定すると よい。 回転機構部の回転力支持部と推力支持部には、転がり軸受けを設けることによ より軟岩層や破砕帯で穿孔作業を行う場合に、オーガー以上の高速な回転が可能 となる。また回転機構部には打撃機構部と分離した独立の給油系を設けることに より、回転機構部のみによる穿孔作業時にも良好な潤滑が行われる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例である穿孔機の縦断面図、図2は穿孔機の水平断面図 、図3はスラストワッシャの部分拡大断面図である。 本実施例の穿孔機は、回転機構部Aと打撃機構部Bとで構成されており、公知 の送り機構によりガイドシェル上で前後進可能なキャリッジ(図示略)に回転機 構部Aが固定され、この回転機構部Aの後端に打撃機構部Bがねじ込みボルト2 5で着脱可能に連結されている。
【0009】 回転機構部Aの基本的構造は、従来のさく岩機の回転機構の構造と同様であり 、シャンクロッド9の前部を保持するブッシュ12と、シャンクロッド9の後部 が挿着されるチャック8と、このチャック8を介してシャンクロッド9に回転を 与えるチャックドライバ7とが内蔵されている。チャックドライバ7は、外周上 のギヤ71が、モータ4の出力軸41にジョイント5を介して取付けられたドラ イブギヤ6と噛合っており、モータ4の出力軸41の回転が、ジョイント5、ド ライブギヤ6、チャックドライバ7、チャック8を経てシャンクロッド9に伝達 される。モータ4は油圧モータで、回転ポート42から供給される圧油で駆動さ れ、油量制御により変速することができる。
【0010】 また、チャックドライバ7には、前進時にシャンクロッド9の大径部91に当 接して前方への推力を伝達するシャンクブッシュ10が装着されており、チャッ クドライバ7の前側には後進時にシャンクロッド9大径部91に当接して後方へ の推力を伝達するスラストワッシャ11が装着されている。 そして、この実施例では、従来すべり軸受けが用いられていた回転機構部Aの ジョイント5、スラストワッシャ11、ブッシュ12の各回転力支持部に、転が り軸受け13a、13b、転がり軸受け14、転がり軸受け15が設けられてお り、更に、チャックドライバ7には、回転力と推力を同時に支持する転がり軸受 け16a、16b、スラストワッシャ11の前面の推力支持部には推力を支持す る転がり軸受け17が設けられている。このように回転力と推力とが作用する回 転力支持部と推力支持部に転がり軸受けを用いることにより、高速回転時の摩擦 による発熱を防止し、通常のオーガードリルの回転数1000rpmを上回る最 高1600rpmの高速回転が可能となっている。
【0011】 なお、スラストワッシャ11は、転がり軸受け14と転がり軸受け17とで前 後方向への移動が拘束され、チャックドライバ7の前端面との接触摩擦は生じな い。また、モータ4とジョイント5の間には皿ばね18を設けて、ジョイント5 とドライブギヤ6の軸方向へのがたつきを抑え高速回転に悪影響を与える振動の 発生を防止している。
【0012】 更に、回転機構部Aには、転がり軸受け13a、13b、14、1516a、 16b、17に潤滑油を供給する給油路19と、潤滑ポート20とからなる給油 系が打撃機構部Bと独立して設けられており、スラストワッシャ11とブッシュ 12の間には、繰粉排出用のフラッシング流体を供給するフラッシング機構21 が設けられている。従って、回転機構部Aのみによる穿孔作業時にも良好な潤滑 と繰粉排出が行われる。
【0013】 打撃機構部Bは、シリンダ1内にピストン2を前後摺動可能に嵌装し、打撃ポ ート22から供給される圧油を制御弁3で切換えることによりピストン2を前後 進させ、シャンクロッド9の後端を打撃する。圧油の通路23は、打撃機構部B 内のみに回転機構部Aとは独立して設けられている。 このように、回転機構部Aがガイドシェル上に独立して前後進できるように搭 載されており、打撃機構部Bが回転機構部Aの後方にねじ込みボルト25で着脱 可能に設けられているので、穿孔作業の際には、回転のみによる穿孔と、回転打 撃穿孔とを任意に選択して行うことができる。
【0014】 軟岩層や破砕帯で穿孔作業を行う場合、回転機構部Aのみを作動させて穿孔し 、穿孔中に一時的に岩盤の強度が上がるようなときには、回転機構部Aと共に打 撃機構部Bも作動させて穿孔する。このときには、打撃機構部Bに軟岩層や破砕 帯に適した打撃力のものを選定して連結しておく。 中硬岩層で穿孔する場合には、回転機構部Aと打撃機構部Bとを作動させて穿 孔する。このときには、回転機構部Aは低速回転とし、打撃機構部Bに中硬岩層 に適した高打撃力のものを連結する。
【0015】 打撃機構部Bが不要な場合には、打撃機構部Bを取外し、回転機構部Aの後端 にカバーを取付ければ、ダスト等の打撃機構部Bへの侵入を防止し、単独で使用 することもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の穿孔機は、回転機構部をガイドシェル上に前後 進可能に搭載し、これに打撃機構部を連結するように構成しているので、岩質の 変化に対応して、回転のみによる穿孔と回転打撃穿孔とを任意に選択して行うこ とができ、一台で軟岩層や破砕帯でも中硬岩層でも穿孔可能で、穿孔能率を向上 させることができる。
【0017】 また、回転力と推力とが作用する回転力支持部と推力支持部に転がり軸受けを 用いることにより、高速回転時の摩擦による発熱を防止し、高速回転が可能であ る。回転機構部には、給油系が打撃機構部と独立して設けられており、回転機構 部のみによる穿孔作業時にも良好に潤滑が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である穿孔機の縦断面図であ
る。
【図2】穿孔機の水平断面図である。
【図3】スラストワッシャの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
A 回転機構部 B 打撃機構部 1 シリンダ 2 ピストン 3 制御弁 4 モータ 5 ジョイント 6 ドライブギヤ 7 チャックドライバ 8 チャック 9 シャンクロッド 10 シャンクブッシュ 11 スラストワッシャ 12 ブッシュ 13a、13b 転がり軸受け 14 転がり軸受け 15 転がり軸受け 16a、16b 転がり軸受け 17 転がり軸受け 18 皿ばね 19 給油路 20 潤滑ポート 22 打撃ポート 25 ねじ込みボルト 42 回転ポート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクロッドに回転を与える回転機構
    部をガイドシェル上に前後進可能に搭載し、前記シャン
    クロッドに打撃を与える打撃機構部を前記回転機構部の
    後方に着脱可能に設けてなる穿孔機。
  2. 【請求項2】 回転機構部の回転力支持部と推力支持部
    に転がり軸受けを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の穿孔機。
  3. 【請求項3】 回転機構部に打撃機構部と分離した独立
    の給油系を設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の穿孔機。
JP1994012688U 1994-10-14 1994-10-14 穿孔機 Expired - Lifetime JP3010198U (ja)

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JP1994012688U JP3010198U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 穿孔機

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ID=43145969

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237999A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 サンドビック.マイニング.アンド.コンストラクション.オイ 掘削機、回転スリーブ及び潤滑方法
JP2018119290A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 日特建設株式会社 削孔装置

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