JP3010023B2 - 梱包箱及び梱包箱内の袋状体からの内容物の取出し方法 - Google Patents

梱包箱及び梱包箱内の袋状体からの内容物の取出し方法

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JP3010023B2
JP3010023B2 JP8286839A JP28683996A JP3010023B2 JP 3010023 B2 JP3010023 B2 JP 3010023B2 JP 8286839 A JP8286839 A JP 8286839A JP 28683996 A JP28683996 A JP 28683996A JP 3010023 B2 JP3010023 B2 JP 3010023B2
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澄人 後藤
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略下半分を残して
残部を除去した略下半分の梱包箱によって、内容物を袋
に収容した袋状体を仮置きでき、内容物を使用するに際
しての作業性を向上しうる梱包箱及び梱包箱内の袋状体
からの内容物の取出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場等で使用される粘性のある接着
剤などの流動体又は半流動体は、通常、ビニール等から
なる袋に収容されかつこの袋を例えば段ボールの梱包箱
に収納して現場に搬送される。
【0003】このような梱包箱は、従来、現場で開梱さ
れかつ前記袋が取出されるとともに、この袋から流動体
又は半流動体からなる内容物を一時、他の容器に出し、
ヘラを用いてパネル塗付等を行っている。
【0004】なお袋を取出した梱包箱は、通常、他の用
途に転用されることなく廃棄されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の袋内容物の取出し方法にあっては、梱包箱か
ら取出されたのち、内容物を収容した袋を仮置きするた
めの受け具がなく、又その都度、内容物を容器等に出す
必要があり、作業性を低下させている。
【0006】本発明は、内容物を袋に収容した袋状体の
略下半分を、略下半分を残して残部が除去された梱包箱
によって支持することを基本として、略下半分の梱包箱
を袋状体の仮置き用の受け具として使用でき、作業性を
向上しうる梱包箱及び梱包箱内の袋状体からの内容物の
取出し方法に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明の
梱包箱は、流動体又は半流動体からなる内容物を袋に収
容した袋状体を収納しかつ袋状体から前記内容物を取出
すための梱包箱であって、前記袋状体は略下半分が支持
されることにより袋の上端部が開放された際にも倒れな
い保形性を有しかつ前記袋はその上端部を開放させ前記
内容物を取出す流動体取出し口を形成するとともに、梱
包体の全周に略下半分を残して残部の除去を容易とした
切断用部を形成し、しかも前記袋状体に、切断用部にて
切断された梱包箱の下半分の上端縁をこえる位置まで前
記内容物を充填したことを特徴としている。
【0008】又請求項2の発明流動体又は半流動体か
らなる内容物を袋に収容した袋状体を収納しかつ袋状体
から前記内容物を取出す梱包箱内の袋状体からの内容物
の取出し方法であって、梱包箱の全周に略下半分を残し
て残部の除去を容易とした切断用部を形成し、この切断
用部にて切断された梱包箱の略下半分によって袋状体を
支持するとともに、前記略下半分の梱包箱の上端部をこ
える位置まで前記内容物を充填し、しかも前記袋の上端
部を切取り流動体取出し口を形成し、この流動体取出し
口から内容物を取出すことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明の梱包箱1
は、流動体又は半流動体からなる内容物Aを袋Bに収容
した袋状体Cを収納するとともに、略下半分を残して残
部2の除去を容易とした切断用部3を形成している。
【0010】梱包箱1は、図1に示すように、段ボール
等を用いて造られた平行六面体の形状をなし、その高さ
方向略中央部には、本例ではステッチからなる前記切断
用部3を全周に亘り設けている。
【0011】なお切断用部3としては、ステッチの他に
も、切目、上下の容器をつなげるテープ、ナイフでカッ
トするための目安線となる切断用線、引起こしによって
切断する糸状体等、種々のものを採用しうる。
【0012】梱包箱1は、前記切断用部3により、図2
に示すように、略下半分の梱包箱4を残して残部2、す
なわち略上半分を容易に除去することができ、開梱作業
を能率化しうる。
【0013】なお「略下半分の梱包箱4」と言うときの
「略下半分」は、前記梱包箱1の高さ方向の中間位置若
しくはその近傍でこの梱包箱1を前記切断用部3で上下
に分割した際の下部分を指し、前記残部2は上部分を指
す。
【0014】又前記袋状体Cは、略平行六面体状の例え
ばビニールからなる袋Bと、この袋Bに収容される流動
体又は半流動体からなる内容物Aとからなる。
【0015】ここで「流動体又は半流動体」とは、粘性
のある接着剤、塗料等の液体、粘性体、ペースト状体、
粉末状のもの等を含めて意味するものとする。
【0016】又前記袋状体Cは、前記梱包箱1内に比較
的密に収容されるとともに、該袋状体Cの略下半分が前
記略下半分の梱包箱4によって支持されたとき、前記袋
Bの上端部が内容物Aを取出すために開放された際に
も、図2に示すように、袋状体Cの、略下半分の梱包箱
4から突出する略上半分C1が倒れない保形性を有する
ことが必要である。
【0017】この保形性は、袋B自体の強度を調整する
ことに加えて、該袋B内に内容物Aを、少なくとも前記
略下半分の梱包箱4の上端縁をこえる位置まで充填する
ことにより得られる。
【0018】このような内容物Aを袋Bに収容した袋状
体Cを収納した梱包箱1は、前記切断用部3を利用し
て、略下半分の梱包箱4を残して残部2が除去、廃棄さ
れるとともに、この略下半分の梱包箱4によって、図2
に示すように、袋状体Cの略下半分が支持される。
【0019】さらにこの袋状体Cの前記袋Bの上端部
を、図3に示すように、切取り、流動体取出し口5を形
成するとともに、この流動体取出し口5からヘラ等を用
いて前記内容物Aを取出す。
【0020】従って、前記略下半分の梱包箱4によっ
て、袋状体Cを支持して仮置きする受け具を形成でき、
梱包箱1を効率よく利用しうるとともに、前記流動体取
出し口5を形成しても袋状体Cの略上半分が倒れない保
形性を有するため、この流動体取出し口5から能率よく
内容物Aを取出すことができ、作業性を向上しうる。
【0021】又、別途袋状体Cの仮置き用の受け具を準
備する必要がなく、容易に袋B内の内容物Aを取出して
使用しうるとともに、前記流動体取出し口5は上に向く
ため、内容物Aを取出しやすくしている。
【0022】なお前記梱包箱1内に発泡スチロール等の
補助支持材を介在させて前記袋状体Cを収納してもよ
い。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、梱包箱は、流
動体又は半流動体からなる内容物を袋に収容しかつ略下
半分が支持されることにより袋の上端部が開放された際
にも倒れない保形性を有する袋状体を収納するととも
に、略下半分を残して残部の除去を容易とした切断用部
を形成している。従って、梱包箱を、前記切断用部を利
用して略下半分を残して残部を除去することにより、こ
の略下半分の梱包箱を前記袋状体の仮置き用の受け具と
して使用でき、かつ前記保形性を有する袋状体を容器と
してそのまま利用して、仮置きされた状態の袋状体から
直接内容物を取出しうるなど、作業性を向上しうるとと
もに、別途袋状体の仮置き用の受け具を準備する必要が
なく、梱包箱を有効に使用しうる他、前記切断用部によ
って前記残部の除去を容易に行うことができ、開梱作業
の簡素化、能率化にも役立つ。
【0024】又請求項2の発明によれば、梱包箱内の袋
状体からの内容物の取出し方法は、内容物を袋に収容し
た袋状体を収納する梱包箱を、略下半分を残して残部を
除去し、略下半分の梱包箱によって袋状体を支持すると
ともに、袋の上部を切取り流動体取出し口を形成し、こ
の流動体取出し口から内容物を取出す方法である。従っ
て、略下半分の梱包箱を、前記袋状体の仮置き用の受け
具として使用可能となり、袋の上部を切取り流動体取出
し口を形成することにより、別途、受け具を準備する必
要もなく、しかも前記流動体取出し口が上に向くため、
容易に袋内の内容物を取出して使用することができ、作
業性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包箱の実施の形態の一例を示す斜視
図である。
【図2】その略下半分を残して残部を除去し、略下半分
の梱包箱によって袋状体を支持した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】略下半分の梱包箱によって支持された袋状体か
ら内容物を取出す方法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
2 残部 3 切断用部 4 略下半分の梱包箱 A 内容物 B 袋 C 袋状体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動体又は半流動体からなる内容物を袋に
    収容した袋状体を収納しかつ袋状体から前記内容物を取
    出すための梱包箱であって、前記袋状体は略下半分が支
    持されることにより袋の上端部が開放された際にも倒れ
    ない保形性を有しかつ前記袋はその上端部を開放させ前
    記内容物を取出す流動体取出し口を形成するとともに、
    梱包箱の全周に略下半分を残して残部の除去を容易とし
    た切断用部を形成し、しかも前記袋状体に、切断用部に
    て切断された梱包箱の略下半分の上端縁をこえる位置ま
    で前記内容物を充填してなる梱包箱。
  2. 【請求項2】流動体又は半流動体からなる内容物を袋に
    収容した袋状体を収納しかつ袋状体から前記内容物を取
    出す梱包箱内の袋状体からの内容物の取出し方法であっ
    て、梱包箱の全周に略下半分を残して残部の除去を容易
    とした切断用部を形成し、この切断用部にて切断された
    梱包箱の略下半分によって袋状体を支持するとともに、
    前記略下半分の梱包箱の上端部をこえる位置まで前記内
    容物を充填し、しかも前記袋の上端部を切取り流動体取
    出し口を形成し、この流動体取出し口から内容物を取出
    すことを特徴とする梱包箱内の袋状体からの内容物の取
    出し方法。
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