JP3009837U - 水中イルミネーション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中に発光体を用いて文字や絵画、模様等を
表現するイルミネーション装置である。 【構成】 光源機（６）より導出された光ファイバー発
光体（３）を水面（１）下に浮き具（８）と固定用重り
（９）を用いて所要形態に配設してなる水中イルミネー
ション装置である。 【効果】 水中に、文字、絵画、模様等をイルミネーシ
ョンにより画くことができ、夜間に堀割、噴水、プール
などの美観あるいは広告媒体として効果がある。表現し
た文字等は浮き具と重りとによって余りゆらぎがない
が、水面に立つさざ波によってゆらいだように見える場
合もあり、美的印象が優れている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、水中に発光体を用いて文字や絵画、模様等を表現するイルミネーシ ョン装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

光を装飾、広告、宣伝等の媒体に用いることは通常行なわれていることである 。光源は空気中ばかりでなく、水中に設けて、例えば噴水等を装飾することに用 いられている。水中で用いられる光源としては自熱灯が主として用いられている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の水中における照明は、白熱灯が主であるため、表現する文字や絵画、模 様等に自由度がなく、直線や曲線をきめ細かく発光表現することはできなかった 。 本発明は水中に自由な形態を発光表現し、美観あるいは広告媒体として効果的 な装置を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、光源機より導出された光ファイバー発光体を水面下に浮き具と固定 用重りを用いて所定形態に配設してなることを特徴とする水中イルミネーション 装置である。 本考案の設置対象は、噴水、池、堀割、プールなどであるが、光ファイバー発 光体を水面下３〜５ｃｍの位置において、たるまない程度の間隔をおいて浮き具 を取付け、又、それが大幅にゆれ動かないように所定個所に水深に合せた重りを 固定する。光ファイバー発光体とは、塩ビチューブ内のプラスチック光ファイバ ーが、特殊フィルターによって気品あるソフトな色を表現するもので、光源機よ り光を通すことによって、光を発し、さやを通して、有色又は無色の光を発散す る。これを水面を通して看て、文字、絵画、模様等を視認する。フィルターの色 を各部において変えることによって、変化のある模様等を現出できる。

【０００５】

【実施例】

以下実施例を図面に基づいて説明する。 図１において、１は例えば堀割の水面で、２は水底である。３は光ファイバー 発光体で有色で透明なさや４の内部に光ファイバー束５を収納してある。光ファ イバー発光体３の一端は光源機６に接続されている。光源機６は水上に設けた浮 上体上に設置してもよいし、陸上に設けてもよい。いずれにしても、コンセント ７を電源にさし込んで使用する。光ファイバー発光体３の適当箇所に浮き具８を 取り付け、光ファイバー発光体３を水面下３〜５ｃｍの位置に、中間があまりた るまないように保つ。又、光ファイバー発光体３と水底２との間は重り９によっ て、光ファイバー発光体３があまりゆらがないように固定する。浮き具８は水面 に出ているので、水面下の光ファイバー発光体３により現出される字、絵画、模 様等とバランスのとれる色彩や形態をもったものとするとよい。

【０００６】

【考案の効果】

本考案によれば、水中に文字、絵画、模様等をイルミネーションにより画くこ とができ、夜間に堀割、噴水、プールなどの美観あるいは広告媒体として効果が ある。表現した文字等は浮き具と重りとによって水中でも余りゆらぎがないが、 水面に立つさざ波によってゆらいだように見える場合もあり、美的印象が優れて いる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の説明図である。

【符号の説明】

１ 水面 ２ 水底 ３ 光ファイバー発光体 ４ さや ５ 光ファイバー束 ６ 光源機 ７ コンセント ８ 浮き具 ９ 重り

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光源機より導出された光ファイバー発光
   体を水面下に浮き具と固定用重りを用いて所定形態に配
   設してなることを特徴とする水中イルミネーション装
   置。