JP3009218U - コラム排泥貯水槽 - Google Patents

コラム排泥貯水槽

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JP3009218U
JP3009218U JP1994011648U JP1164894U JP3009218U JP 3009218 U JP3009218 U JP 3009218U JP 1994011648 U JP1994011648 U JP 1994011648U JP 1164894 U JP1164894 U JP 1164894U JP 3009218 U JP3009218 U JP 3009218U
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健治 石丸
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Nittoc Constructions Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 規定の積載重量を越えず、しかも運搬車両
台数の増加を極力節約する。 【構成】 上部より落下する排泥を受けるべく貯水槽
の各側壁内部に中心に向かって降下する斜面を設け、一
対の対向する斜面の最低縁は他の一対の斜面の最高高さ
より高くして、底板中心近傍に土砂分の多い排泥が集ま
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水噴流を用いてコラム等を造成する際に排出される排泥を一時貯留 するコラム排泥貯水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば図3に示すように、コラム造成装置1を用いて高圧ジェット噴流により 地中にコラムを造成する場合に、排出される排泥は破線で示したホース2を介し て直接排泥車3に投入していたが、排泥車に装備したタンク4を排泥で満杯にす るとほぼ14m3 積載することになり、規定の積載重量を越えてしまう。
【0003】 規定の積載重量で運搬するとすれば排泥量を6〜7m3 に抑制しなければなら ず、それでは運搬車両台数が約2倍となり、コラム原価が上昇し、また交通渋滞 、NOx等の都市公害の原因となるという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、規定の積載重量を越えず、しかも運搬車両台数の増加を極力節約す るためのコラム排泥貯水槽を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、水噴流を用いてコラム等を造成する際に排出される排泥を一 時貯留するコラム排泥貯水槽において、長方形の底板と側壁とからなる箱状体と 、一対の対向する側壁の所定高さから底板の中心から所定距離離れた位置に向か って降下する斜面及び該斜面の最低縁より垂設される垂直面からなる一対の第1 部材と、対峙する該第1部材間に一対の対向する他の側壁の前記第1部材の斜面 最低縁を越えない高さから底板の中心から所定距離離れた位置に向かって降下す る斜面及び該斜面の最低縁より垂設される垂直面からなる一対の第2部材とを有 することを特徴とするコラム排泥貯水槽が提供される。
【0006】 更に本考案によれば、底板の中心にサンドポンプが配設され該サンドポンプか らの排泥出口が排泥車の上位に位置させられることを特徴とする請求項1に記載 のコラム排泥貯水槽が提供される。
【0007】 更にまた本考案によれば、水噴流を用いてコラム等を造成する際に排出される 排泥の投入口が第1部材の斜面に向かって側壁の上部に位置させられることを特 徴とする請求項1または2に記載のコラム排泥貯水槽が提供される。
【0008】 更にまた本考案によれば、第1部材の斜面及び第2部材の斜面にそれぞれベン トナイトを貼付されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコラム排 泥貯水槽が提供される。
【0009】
【作用効果の説明】
上記のように本考案によれば、コラム排泥貯水槽は、長方形の箱状体の内部に 、対向する側壁からそれぞれ底板の中心に向かって延びる一対の第1部材と、対 向する他の側壁の中央部からそれぞれ底板の中心に向かって延びる一対の第2部 材とを有するものであって、前記第1部材及び第2部材は共に底板の中心に向か って降下する斜面を形成し、互いに干渉しないように第2部材の斜面の最高位置 は前記第1部材の斜面最低縁を越えない高さとなっているから、このコラム排泥 貯水槽に地中から排出される排泥を投入すれば、貯水槽内では比較的重い土砂粒 が沈降して第1部材の斜面を滑落し、更に第2部材の斜面を滑落して底板に沈降 していくから、底部付近では比重の大きいいわば濃厚な排泥が形成される。この 比重の大きい排泥を採取して排泥車に装備したタンクに投入すれば、同じ投入量 であっても土砂量は多くなって運搬効率が向上する。従って、規定の積載重量を 越えないように排泥投入量を抑制しても、抑制率の逆数倍の運搬車両台数が増加 しないで必要運搬車両台数を節約することができる。
【0010】 また本考案によれば、底板の中心にサンドポンプを配設し、かつ該サンドポン プからの排泥出口を排泥車の上位に位置させることにより、自動的に比重の大き い排泥を採取し排出することができ、しかもホース等を介して排泥出口を排泥車 の上位に位置させれば、排泥車に装備したタンクに投入する作業効率を向上させ ることができる。
【0011】 更にまた本考案によれば、水噴流を用いてコラム等を造成する際に排出される 排泥の投入口が第1部材の斜面に向かって側壁の上部に位置させられるようにす れば、比較的重い土砂粒が沈降して第1部材の斜面を滑落する速度が早まるから 、底部付近での比重の大きい排泥の形成が迅速にすることができ、結果的に作業 効率を向上させることができる。
【0012】 更にまた本考案によれば、第1部材の斜面及び第2部材の斜面にそれぞれベン トナイトを貼付することによって、沈降した土砂は第1部材の斜面及び第2部材 の斜面に堆積することを防止することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図1ないし図3を参照して本考案の実施例を説明する。これらの図にお いて、コラム排泥貯水槽10は、長方形の底板11と側壁12,13とからなる 箱状体と、一対の対向する側壁12の所定高さH1から底板11の中心Mから所 定距離L1離れた位置に向かって降下する斜面17a及び斜面17aの最低縁1 5より垂設される垂直面17bからなる一対の第1部材17と、対峙する該第1 部材間L2に一対の対向する他の側壁13の第1部材17の斜面最低縁15を越 えない高さH2から、底板11の中心Mから所定距離L3離れた位置に向かって 降下する斜面18a及び斜面18aの最低縁より垂設される垂直面18bからな る一対の第2部材18とを、溶接で一体に形成される。なお、第1部材17及び 第2部材18の斜面17a,18bの上部には小孔17c,18cが穿設されて いる。
【0014】 図4ないし図6は第1部材17の補強材、図7ないし図9は第2部材18の補 強材をそれぞれ示す。図1及び図4ないし図6において、側壁12の内寸法に合 わせて上下4本ずつの横材41と、底板11に這わせられ側壁13に沿って延び る4本の縦材42と、斜面17aを取り付ける4本の縦材43と、斜面17aに かかる荷重を支える支柱44a,44b,44c及び44dがそれぞれ4本ずつ 用意され図示のように一体に形成される。同様に図1及び図7ないし図9におい て、対向する第1部材間距離L2寸法に合わせて上下2本ずつの横材45と、底 板11に這わせられ側壁12に沿って延びる3本の縦材46と、斜面18aを取 り付ける3本の縦材47と、斜面18aにかかる荷重を支える支柱48a及び4 8bがそれぞれ3本ずつ用意され図示のように一体に形成される。
【0015】 更に本考案によれば、底板11の中心MにサンドポンプSPが配設されサンド ポンプSPの吐出口19に接続されたパイプ20の自由端である排泥出口21が 排泥車3の上位に位置させられる。排泥出口20の地上高さは排泥車3が、その 下を自由に通過できる最低高さでよい。
【0016】 更にまた本考案によれば、水噴流を用いてコラム等を造成する際に排出される 排泥の投入口30はホ−ス31を介してコラム造成装置1に連通されていて側壁 12の上部に位置させられ、第1部材17の斜面17aに向かって排泥が落下す るようになっている。排泥の投入口30は曲管等を用いて側壁に固定しておくこ とが望ましい。図1に示すように第1部材17が第2部材18に比し大きい場合 、排泥の投入口30は大きい方の第1部材17の斜面17aに向くようにしなけ ればならない。またコラム造成装置1からの排泥を2通路に分岐させ対向する側 壁にそれぞれ排泥投入口30を配置されることが望ましい。
【0017】 更にまた本考案によれば、第1部材17の斜面17a及び第2部材18の斜面 18aにそれぞれベントナイトを貼付されることによって沈降した土砂の堆積を 防止するようになっている。
【0018】 本考案は、以上の構成であるから、コラム造成機1の排泥はホース31を通っ て側壁12の上方に設けた投入口30から第1部材17の斜面17aに向かって 落下する。コラム排泥貯水槽1には予め水が貯留されており、排泥は水に混合さ れ比重の大きな土砂分は沈降していく。この土砂は斜面17aに届き斜面に沿っ て滑落するが斜面17aの中央領域を滑落した土砂は底板11に届く。斜面17 aの左右領域を滑落した土砂は第2部材18の斜面18aに届く。斜面18aは 第1部材17の斜面最低縁15を越えない高さから底板中心に向かって降下する ようになっているから、土砂は斜面17aから斜面18aに円滑に移動し、土砂 は斜面18bにそって滑落する。従って底板11の中心M近傍には土砂含有率の 多い比重の大きい排泥が形成される。
【0019】 図示しないが、別に準備されたホースの一端を底板11の中心M近傍に位置さ せ別置きの吸い上げポンプを用いて汲みだして排泥車3のタンク4に投入するこ とができる。土砂分の多い水を組み上げるので、排泥車3は従来に比し土砂分を 多く運搬することができる。また、斜面に穿設された小孔17c,18cにより 水が第1部材17,第2部材18の下部に連通して水圧のバランスが保持されて いるから、斜面17a,18aが水圧で圧壊されることがない。
【0020】 更に、底板11の中心MにサンドポンプSPが配設されサンドポンプSPの吐 出口19に接続されたパイプ20の自由端である排泥出口20が排泥車3の上位 に位置させることによって、作業の取扱いが簡単になり、排泥車3が所定位置に 駐車するだけで、排泥投入作業が遠隔制御することが可能となる。
【0021】 更にまた、排泥の投入口30が側壁12の上部から第1部材17の斜面17a に向かって排泥が落下するようになっており、斜面17aは他の斜面18aより 大きいから土砂分含有率の大きい排泥が底板中心へ集合することを早める。排泥 の投入口30は曲管等を用いて側壁に固定しておくことが望ましい。図1に示す ように第1部材17が第2部材18に比し大きい場合、排泥の投入口30は大き い方の第1部材17の斜面17aに向くようにしなければならない。投入口30 よりの排泥の落下の勢いは斜面17a,18aに堆積しがちな土砂を払い落とす 。
【0022】 コラム造成機1からの排泥を2通路に分岐させ対向する側壁にそれぞれ排泥投入 口30を配置されることにより、コラム排泥貯水槽10内の土砂の挙動のバラン スが保たれ1箇所に土砂が堆積固結することがない。
【0023】 更にまた、第1部材17の斜面17a及び第2部材18の斜面18aにそれぞ れベントナイトを貼付すれば、ベントナイトの特性によって沈降した土砂の堆積 が防止できる。
【0024】 なお、工事前に貯水槽内に高分子凝縮剤(商品名スミロック)を散布すること により分離性を高めウェットケーキ状になることを防止することが好ましい。
【0025】 本考案を実施した結果を表で示す。すなわち、コラム排泥貯水槽を用いない従 来の作業方法では、車両台数が71台を必要としコンテナ常用費用として単価¥ 45,000であるから運搬費用として¥3,195,000を要していたが、 本考案を実施することにより車両台数は43台で足りコンテナ常用費用として同 一単価¥45,000として運搬費用が¥1,935,00で済み、実に39. 4%の削減効果を得ることができた。これは貯水槽1基あたり排泥車を1日に2 台削減できる効果である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、従って、規定の積載重量を越えないように排泥投入量を抑制しても 、抑制率の逆数倍の運搬車両台数が増加しないで必要運搬車両台数を節約するこ とができ、コラム原価の上昇また交通渋滞、NOx等の都市公害の増加を極力抑 制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコラム排泥貯水槽を示す一部破砕
斜視図。
【図2】本考案によるコラム排泥貯水槽を示す平面図。
【図3】本考案によるコラム排泥貯水槽の使用状況を説
明する図。
【図4】第1部材の補強材を示す平面図。
【図5】第1部材の補強材を示す側面図。
【図6】第1部材の補強材を示す背面図。
【図7】第2部材の補強材を示す平面図。
【図8】第2部材の補強材を示す側面図。
【図9】第2部材の補強材を示す背面図。
【符号の説明】
1...コラム造成装置 2,30...ホース 3...排泥車 4...タンク 10...コラム排泥貯水槽 11...底板 12,13...側壁 14.15...斜面の最低縁 17...第1部材 17a...第1部材の斜面 17b...第1部材の垂直面 17c,18a...小孔 18...第2部材 18a...第2部材の斜面 18b...第2部材の垂直面 19...吐出口 20...パイプ 21...排泥出口 30...投入口 41,45...横材 42,43,46,47...縦材 44a,44b,44c,44d,48a,48
b...支柱 M...底板の中心 SP...サンドポンプ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水噴流を用いてコラム等を造成する際に
    排出される排泥を一時貯留するコラム排泥貯水槽におい
    て、長方形の底板と側壁とからなる箱状体と、一対の対
    向する側壁の所定高さから底板の中心から所定距離離れ
    た位置に向かって降下する斜面及び該斜面の最低縁より
    垂設される垂直面からなる一対の第1部材と、対峙する
    該第1部材間に一対の対向する他の側壁の前記第1部材
    の斜面最低縁を越えない高さから底板の中心から所定距
    離離れた位置に向かって降下する斜面及び該斜面の最低
    縁より垂設される垂直面からなる一対の第2部材とを有
    することを特徴とするコラム排泥貯水槽。
  2. 【請求項2】 底板の中心にサンドポンプが配設され該
    サンドポンプからの排泥出口が排泥車の上位に位置させ
    られることを特徴とする請求項1に記載のコラム排泥貯
    水槽。
  3. 【請求項3】 水噴流を用いてコラム等を造成する際に
    排出される排泥の投入口が第1部材の斜面に向かって側
    壁の上部に位置させられることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のコラム排泥貯水槽。
  4. 【請求項4】 第1部材の斜面及び第2部材の斜面にそ
    れぞれベントナイトを貼付されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のコラム排泥貯水槽。
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