JP3008817B2 - バッファ制御方法とバッファ制御装置 - Google Patents

バッファ制御方法とバッファ制御装置

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JP3008817B2 JP7154119A JP15411995A JP3008817B2 JP 3008817 B2 JP3008817 B2 JP 3008817B2 JP 7154119 A JP7154119 A JP 7154119A JP 15411995 A JP15411995 A JP 15411995A JP 3008817 B2 JP3008817 B2 JP 3008817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばメインメモリ
の一部に形成したキャッシュを介して、データの入出力
を効率良く行うバッファ制御方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッファ管理方式としては、たと
えば、UNIXのバッファキャッシュ制御等を挙げるこ
とができる(参考文献「UNIXカーネルの設計」共立
出版、特開平1-292467号公報)。
【0003】このような管理方式では、ハードディスク
等の二次記憶装置上のデータへのアクセスを行う際に
は、まずキャッシュ上にデータがあるかどうかを検索す
る。この検索は、二次記憶装置上のデータ位置や二次記
憶装置ID等をキーにしてキューを走査することによっ
て行われる。
【0004】そして、該当するデータが書き込まれてい
るバッファがそのキューにない場合には、未使用のバッ
ファを新たに確保し、これを介して二次記憶装置との入
出力を行う。なお、未使用のバッファは、LRUキュー
によって管理されている。
【0005】また、当該バッファがキューにある場合に
は、そのアクセスの排他処理が問題となる。このアクセ
スの排他処理方法について、図8を参照して説明する。
【0006】この方法では、メインメモリ等の一次記憶
装置1内のバッファ2に対して複数のアクセス要求が集
中したときには、1つのアクセス要求3のみが許され
る。この場合、先行のアクセス要求3の内容に拘らず、
その要求を実行する際に、上記データが記憶されている
バッファ2にロックをかけることで、後続のアクセス要
求4を排他している。
【0007】このため、バッファ2に対する他のアクセ
ス要求2等は上記のロックが解除されるまで待たされる
こととなり、このために処理全体のスループットが低下
する。
【0008】ところで、従来のデータベース管理等で
は、バッファ2にかけるロックの態様を、リードライト
可能、リード可能ライト禁止、リードライト禁止等のよ
うに複数の段階に区分することで、アクセス許可の条件
を緩める工夫がなされている(参考文献「データベース
入門技術解説」ソフト・リサーチ・センター)。
【0009】このような工夫がなされている場合には、
図9に示すように、後続のアクセス要求5がリード要求
であって、アクセスするバッファ6のロックの態様がリ
ード可能ライト禁止である場合には、先行のアクセス要
求7によって当該バッファ6がアクセス中であっても同
一データのリードが可能となるため、リード要求のスル
ープットを向上させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後続の
アクセス要求5がライト要求の場合には、バッファ6の
データを破壊することになるため、当該バッファ6が他
のアクセス要求によってアクセス中の場合は、そのバッ
ファ6を必ずライト禁止としなければならない。
【0011】このため、ライト要求は、他のアクセス要
求を全て処理した後でないと、その処理を始めることが
できず、そのスループットを向上させることができな
い。
【0012】さらに、バッファのロックを奪い合いなが
ら個々のアクセス要求を独立して処理しているため、ア
クセス要求の順序や形態によっては、結果的に同じデー
タの書き出しI/Oを重複して発行することがあった。
【0013】そこで本発明は、同一データに対するアク
セス要求のスループットを向上させるとともに、同一デ
ータに対するアクセス要求が複数発生した際にも、その
要求の順序に従ったデータの一貫性を保証できるバッフ
ァ制御方法とその装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、二次記憶装置
Cに記憶されているデータを、該二次記憶装置Cよりも
高速な一次記憶装置Bに確保したキャッシュにバッファ
リングするもので、第1のバッファ制御方法は、次の通
りである。先行するアクセス要求の対象となっている現
行バッファB1に対して、後続するライトアクセス要求
が発生した際、現行バッファB1がライト禁止であるか
否かを判断し、その判断結果がライト禁止であるときに
は、現行バッファB1とは別に未使用の代替バッファB
2を確保し、後続するライトアクセス要求に対しては該
代替バッファB2をアクセス対象としてこれにデータを
取り込み、上記先行するアクセス要求に対しては現行バ
ッファB1をアクセス対象として保持するようにしてい
る。
【0015】また、本発明の第2のバッファ制御方法
は、次の通りである。先行するアクセス要求の対象とな
っている現行バッファB1に対して、後続するライトア
クセス要求が発生した際、現行バッファB1がライト禁
止であるか否かを判断し、その判断結果がライト禁止で
あるときには、現行バッファB1とは別に未使用の代替
バッファB2を確保し、後続するライトアクセス要求に
対しては該代替バッファB2をアクセス対象としてこれ
にデータを取り込み、上記先行するアクセス要求に対し
ては現行バッファB1をアクセス対象として保持し、現
行バッファB1に対するアクセス要求を全て処理した
後、該現行バッファB1を最優先のフリーバッファとし
て解放するようにしている。
【0016】上記各制御方法においては、代替バッファ
による二次記憶装置との入出力の発行を、現行バッファ
と二次記憶装置との入出力の発行が終了するまで、代替
バッファをライト可能状態にしたまま保留しておくこと
が好適である。
【0017】本発明の第1のバッファ制御装置は、次の
(1) 〜(3) に示す各手段を有している。
【0018】(1) 先行するアクセス要求の対象となっ
ている現行バッファB1に対して、後続するライトアク
セス要求が発生した際、現行バッファB1がライト禁止
であるか否かを判断する判断手段A1。
【0019】(2) 上記判断結果がライト禁止であると
きには、現行バッファB1とは別に未使用の代替バッフ
ァB2を確保する代替バッファ確保手段A2。
【0020】(3) 後続するライトアクセス要求に対し
ては該代替バッファをライトアクセス対象とし、上記先
行するアクセス要求に対しては現行バッファをアクセス
対象として保持するアクセス手段A3。
【0021】また、本発明の第2のバッファ制御装置
は、上記(1) 〜(3) に示す手段に加えて、先行するアク
セス要求に対しては現行バッファB1をアクセス対象と
して保持し、現行バッファB1に対するアクセス要求を
全て処理した後、該現行バッファB1を最優先のフリー
バッファとして解放するバッファ解放手段A4を設けた
構成としている。
【0022】上記各制御装置においては、代替バッファ
B2による二次記憶装置Cとの入出力の発行を、現行バ
ッファB1と二次記憶装置Cとの入出力の発行が終了す
るまで、代替バッファB2をライト可能状態にしたまま
保留するバッファ保留手段A5を設けてもよい。
【0023】
【作用】請求項1,4に記載した本発明の作用は、次の
通りである。先行するアクセス要求の対象となっている
現行バッファに対して、該アクセス要求に後続するライ
トアクセス要求が発生すると、その現行バッファがライ
ト禁止であるか否かが判断される。
【0024】上記判断結果がライト禁止であるときに
は、該現行バッファとは別に未使用の代替バッファが確
保される。そして、後続するライトアクセス要求に対し
ては該代替バッファをライトアクセス対象としてこれに
データを取り込み、上記先行するアクセス要求に対して
は現行バッファをアクセス対象として保持する。
【0025】請求項2,5に記載した本発明の作用は、
次の通りである。先行するアクセス要求の対象となって
いる現行バッファに対して、該アクセス要求に後続する
ライトアクセス要求が発生すると、その現行バッファが
ライト禁止であるか否かが判断される。
【0026】上記判断結果がライト禁止であるときに
は、該現行バッファとは別に未使用の代替バッファが確
保される。また、後続するライトアクセス要求に対して
は該代替バッファをライトアクセス対象としてこれにデ
ータを取り込み、上記先行するアクセス要求に対しては
現行バッファをアクセス対象として保持する。
【0027】そして、先行するアクセス要求に対しては
現行バッファがアクセス対象として保持され、現行バッ
ファに対するアクセス要求が全て処理された後、該現行
バッファが最優先のフリーバッファとして解放される。
【0028】請求項3,6に記載した本発明の作用は、
代替バッファによる二次記憶装置との入出力の発行を、
現行バッファと二次記憶装置との入出力の発行が終了す
るまで、代替バッファをライト可能状態にしたまま保留
する。
【0029】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1(A)は本発明装置の第1の実施例の構成を
示すブロック図、(B)は中央制御装置の機能を示すブ
ロック図、図2はメインメモリに形成されるバッファと
データの流れを示す概念図である。
【0030】本装置は、図1(A)に示すように、二次
記憶装置Cに記憶されているデータを、中央制御装置A
との間でデータの入出力を行う、二次記憶装置Cよりも
高速な一般にメインメモリと呼称される一次記憶装置B
に確保したキャッシュにバッファリングする構成のもの
である。
【0031】中央制御装置Aは図1(B)に示すよう
に、次の機能を有している。(1) 先行するアクセス要
求の対象となっている現行バッファB1に対して、後続
するライトアクセス要求が発生した際、現行バッファB
1がライト禁止であるか否かを判断する判断手段A1。
【0032】本実施例では、メインメモリBにハッシュ
キュー(図示しない)が形成されている。このハッシュ
キューは、アクセス対象となるバッファを登録したもの
であり、これに登録されているバッファを確認すること
でライト禁止かどうかを判断できる。また、後述する代
替バッファが確保されたときには、該代替バッファがハ
ッシュキューに登録される。
【0033】(2) 上記判断結果がライト禁止であると
きには、現行バッファB1とは別に未使用の代替バッフ
ァB2を確保する代替バッファ確保手段A2。
【0034】(3) 後続するライトアクセス要求に対し
ては該代替バッファをライトアクセス対象とし、上記先
行するアクセス要求に対しては現行バッファをアクセス
対象として保持するアクセス手段A3。
【0035】(4) 先行するアクセス要求に対しては現
行バッファB1をアクセス対象として保持し、現行バッ
ファB1に対するアクセス要求を全て処理した後、該現
行バッファB1を最優先のフリーバッファとして解放す
るバッファ解放手段A4。
【0036】具体的には、一次記憶装置Bにフリーバッ
ファキューB3が形成される。このフリーバッファキュ
ーB3は、上記代替バッファB1とは別に、代替バッフ
ァの候補となる複数のバッファを、優先順位を付して登
録したものである。そして、代替バッファが必要になっ
たときに、フリーバッファキューB3の最優先順位のバ
ッファから割り当てられる。
【0037】次に、動作について、主として図3を参照
して説明する。 <ライト要求の処理> ステップ1(図中、S1と略記する。以下同様):ハッ
シュキューを検索する。
【0038】ステップ2:ハッシュキューに、該当する
現行バッファB1があるかどうかを判断し、該当するバ
ッファがある場合には、これを現行バッファとしてステ
ップ3に進む。また、該当するバッファがなければステ
ップ8に進んで、他の未使用の代替バッファB2を確保
した後、ステップ7に進む。
【0039】ステップ3:現行バッファB1がライト禁
止であるか否かを判断し、ライト禁止であるときにはス
テップ4に進む。また、ライト禁止でないときには、ス
テップ7に進む。
【0040】ステップ4:ライト禁止である現行バッフ
ァB1をアクセス対象から外すため、ハッシュキューか
らその登録を除外する。
【0041】ステップ5:フリーバッファキューB3の
先頭のバッファB3a(図2)を代替バッファB2とし
て確保する。
【0042】ステップ6:新たに確保した代替バッファ
B2をハッシュキューに登録する。 ステップ7:データを代替バッファB2に取り込む。こ
のデータの取り込みのタイミングは、図4に(イ)で示
すように、現行バッファB1がライト禁止の状態のとき
に開始できる。
【0043】そして、現行バッファB1を介してのデー
タのリクエスト処理が完了したとき(ロ)に、代替バッ
ファB2を介しての二次記憶装置Cへの書き出しI/O
(ハ)が行われる。 ステップ9:従来の処理が実行される。
【0044】ところで、ステップ4において現行バッフ
ァB1をハッシュキューから除外する際、ライト要求9
より以前に、複数の先行するアクセス要求8が待ちの状
態になっている場合がある。
【0045】こうした先行するアクセス要求8は、現行
バッファB1を介した入出力の完了待ちとなっている場
合が考えられるが、この入出力が完了した後、その現行
バッファB1に対して処理を行うようにするため、該現
行バッファB1を各先行アクセス要求8に、アクセス対
象として登録しておく。
【0046】このように登録した場合の動作は、次のよ
うになる。待ちを解除された先行するアクセス要求8
は、発生順に並べられ、現行バッファB1に対する処理
を順番に行う。
【0047】そして、これらのアクセス要求8を全て処
理し終わると、現行バッファB1がハッシュキューから
除外されているかどうかをチェックし、除外されていれ
ば該バッファ8をフリーバッファキューB3の先頭に登
録する。
【0048】このように、現行バッファB1をフリーバ
ッファキューB3の先頭に登録することで、比較的有効
でないデータが記憶されているバッファが優先的に使用
され、有効なデータができるだけ保存されるので、全体
のヒット率を向上させられる。
【0049】なお、現行バッファB1がハッシュキュー
から除外されていなければ、フリーバッファキューB3
の末尾に登録する。
【0050】次に本発明の第2の実施例について、図5
〜7を参照して説明する。本実施例は、上述した第1の
実施例に示す装置と同様の構成であるが、中央制御装置
Aに、次の機能が追加されている。
【0051】代替バッファB2による二次記憶装置Cと
の入出力の発行を、現行バッファB1と二次記憶装置C
との入出力の発行が終了するまで、代替バッファB2を
ライト可能状態にしたまま保留するバッファ保留手段A
5。
【0052】このような手段を設けた場合の動作につい
て説明する。 <ライトスルー処理>(図6参照) ステップ10:ハッシュキューを検索する。
【0053】ステップ11:該当するバッファB1があ
るかどうか判断し、該当する現行バッファB1がある場
合にはこれを現行バッファとしてステップ12に進む。
また、該当する現行バッファB1がなければステップ1
9に進む。
【0054】ステップ12:該当する現行バッファB1
がライト禁止であるかどうかを判断し、ライト禁止であ
ればステップ13に進み、ライト禁止でなければステッ
プ20に進む。
【0055】ステップ13:現行バッファB1の登録を
ハッシュキューから除外する。 ステップ14:フリーバッファのうちの1つを新たに代
替バッファB2として確保する。
【0056】ステップ15:代替バッファB2をハッシ
ュキューに登録する。 ステップ16:代替バッファB2にデータを取り込む。
【0057】ステップ17:代替バッファB2をライト
可能とするとともに、ライトスルー処理が保留されてい
ることを示す書き出し保留マークB2aを、代替バッフ
ァB2のバッファ管理テーブル(図示しない)にセット
する。
【0058】ステップ18:代替バッファB2から二次
記憶装置Cへのバッファデータの書き出しが可能である
が、現行バッファB1と二次記憶装置Cとの間での入出
力の完了を待つ。
【0059】ステップ19:フリーバッファを確保す
る。 ステップ20:フリーバッファにデータを取り込む。
【0060】ステップ21:書き出し保留マークB2a
がセットされているかどうか判断し、該マークB2aが
セットされていればステップ22に進み、セットされて
いなければステップ23に進む。
【0061】ステップ22:書き出し保留マークB2a
の解除を待つ。 ステップ23:従来処理を実行する。
【0062】<後続のライトスルー処理>(図7参照) ステップ24:代替バッファB2がライト可能かどうか
判断し、ライト可能であればステップ25に進む。
【0063】ステップ25:最新データを該バッファB
2に取り込む。これにより、代替バッファB2には、常
に最新データが書き込まれた状態となる。
【0064】ステップ26:書き出し保留マークがセッ
トされているか判断し、セットされていなければステッ
プ27に進む。
【0065】ステップ27:代替バッファB2をライト
禁止にする。 ステップ28:二次記憶装置Cへの書き出しのI/Oを
発行する。
【0066】ステップ29:書き出しI/Oが完了した
かどうかを判断し、完了していればステップ31に進
む。この書き出しI/Oが完了したときに、代替バッフ
ァB2に書き込まれていた最新のデータが二次記憶装置
Cに書き込まれる。
【0067】ステップ30:後続のライトスルー要求の
後処理を開始する。この処理は、後続ライトスルー要求
において書き出しI/Oを発行せず、既にI/Oが完了
したものとして後処理を行う。これによって、複数のラ
イト要求による書き出しI/Oの発行数を削減させられ
る。
【0068】なお、本発明は前述した実施例に限るもの
ではなく、その要旨の範囲内で様々に変形実施が可能で
あることを付記する。
【0069】
【発明の効果】請求項1〜6記載の発明によれば、同一
データに対するライトアクセス処理の効率を改善するこ
とができるとともに、処理のスループットを向上させる
ことができる。
【0070】また、冗長なI/O発行の回数を削減した
り、ダーティバッファの効果的な書き出し制御を行うこ
とによって、処理のスループットが改善される。なお、
リクエストの順序に従ったデータの一貫性を保証するこ
とができる。
【0071】請求項2,5記載の発明によれば、比較的
有効でないデータを持つバッファを代替バッファとして
割り当てることができ、これによりキャッシュヒット率
が向上する。
【0072】請求項3,6記載の発明によれば、代替バ
ッファに書き込まれた最新のデータの二次記憶装置への
冗長な入出力の発行を減少させることができ、これによ
り処理のスループットを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明装置の第1の実施例の構成を示
すブロック図、(B)は中央制御装置の機能を示すブロ
ック図である。
【図2】メインメモリに形成されるバッファとデータの
流れを示す概念図である。
【図3】その動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるアクセス処理を従来の処理と比較
して示すタイムチャートである。
【図5】メインメモリに形成されるバッファとデータの
流れを示す概念図である。
【図6】その動作を示すフローチャートである。
【図7】後続ライトスルー処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】メインメモリに形成されるバッファとデータの
流れを示す概念図である。
【図9】メインメモリに形成されるバッファとリードデ
ータの流れを示す概念図である。
【符号の説明】 A1 判断手段 A2 代替バッファ確保手段 A3 アクセス手段 A4 バッファ解放手段 A5 バッファ保留手段 B 一次記憶装置 B1 現行バッファ B2 代替バッファ C 二次記憶装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次記憶装置に記憶されているデータ
    を、該二次記憶装置よりも高速な一次記憶装置に確保し
    たキャッシュにバッファリングするバッファ制御装置に
    おいて、先行するアクセス要求の対象となっている現行
    バッファに対して、後続するライトアクセス要求が発生
    した際、現行バッファがライト禁止であるか否かを判断
    し、その判断結果がライト禁止であるときには、現行バ
    ッファとは別に未使用の代替バッファを確保し、後続す
    るライトアクセス要求に対しては該代替バッファをライ
    トアクセス対象としてこれにデータを取り込み、上記先
    行するアクセス要求に対しては現行バッファをアクセス
    対象として保持することを特徴とするバッファ制御方
    法。
  2. 【請求項2】 二次記憶装置に記憶されているデータ
    を、該二次記憶装置よりも高速な一次記憶装置に確保し
    たキャッシュにバッファリングするバッファ制御装置に
    おいて、先行するアクセス要求の対象となっている現行
    バッファに対して、後続するライトアクセス要求が発生
    した際、現行バッファがライト禁止であるか否かを判断
    し、その判断結果がライト禁止であるときには、現行バ
    ッファとは別に未使用の代替バッファを確保し、後続す
    るライトアクセス要求に対しては該代替バッファをライ
    トアクセス対象としてこれにデータを取り込み、上記先
    行するアクセス要求に対しては現行バッファをアクセス
    対象として保持し、現行バッファに対するアクセス要求
    を全て処理した後、該現行バッファを最優先のフリーバ
    ッファとして解放することを特徴とするバッファ制御方
    法。
  3. 【請求項3】 代替バッファによる二次記憶装置との入
    出力の発行を、現行バッファと二次記憶装置との入出力
    の発行が終了するまで、代替バッファをライト可能状態
    にしたまま保留することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のバッファ制御方法。
  4. 【請求項4】 二次記憶装置に記憶されているデータ
    を、該二次記憶装置よりも高速な一次記憶装置に確保し
    たキャッシュにバッファリングするバッファ制御装置に
    おいて、先行するアクセス要求の対象となっている現行
    バッファに対して、後続するライトアクセス要求が発生
    した際、現行バッファがライト禁止であるか否かを判断
    する判断手段と、その判断結果がライト禁止であるとき
    には、現行バッファとは別に未使用の代替バッファを確
    保する代替バッファ確保手段と、後続するライトアクセ
    ス要求に対しては該代替バッファをライトアクセス対象
    とし、上記先行するアクセス要求に対しては現行バッフ
    ァをアクセス対象として保持するアクセス手段とを有す
    ることを特徴とするバッファ制御装置。
  5. 【請求項5】 二次記憶装置に記憶されているデータ
    を、該二次記憶装置よりも高速な一次記憶装置に確保し
    たキャッシュにバッファリングするバッファ制御装置に
    おいて、先行するアクセス要求の対象となっている現行
    バッファに対して、後続するライトアクセス要求が発生
    した際、現行バッファがライト禁止であるか否かを判断
    する判断手段と、その判断結果がライト禁止であるとき
    には、現行バッファとは別に未使用の代替バッファを確
    保する代替バッファ確保手段と、後続するライトアクセ
    ス要求に対しては該代替バッファをライトアクセス対象
    とし、上記先行するアクセス要求に対しては現行バッフ
    ァをアクセス対象として保持するアクセス手段と、現行
    バッファに対するアクセス要求を全て処理した後、該現
    行バッファを最優先のフリーバッファとして解放するバ
    ッファ解放手段とを有することを特徴とするバッファ制
    御装置。
  6. 【請求項6】 代替バッファによる二次記憶装置との入
    出力の発行を、現行バッファと二次記憶装置との入出力
    の発行が終了するまで、代替バッファをライト可能状態
    にしたまま保留するバッファ保留手段を設けたことを特
    徴とする請求項4又は5に記載のバッファ制御装置。
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