JP3008765U - ラッシングロッド用固定具 - Google Patents

ラッシングロッド用固定具

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JP3008765U
JP3008765U JP1994012291U JP1229194U JP3008765U JP 3008765 U JP3008765 U JP 3008765U JP 1994012291 U JP1994012291 U JP 1994012291U JP 1229194 U JP1229194 U JP 1229194U JP 3008765 U JP3008765 U JP 3008765U
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lashing rod
fixture
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lashing
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JP1994012291U
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Inventor
一芳 千桐
幸弘 東
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Hien Electric Industries Ltd
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Hien Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外的要因が作用しても、横ずれがなく、電線
を損傷なく支持しうるラッシングロッド用の固定具の提
供を目的とする。 【構成】 ラッシングロッドの端末あるいは中央に配設
する固定具において、固定具は固定部分5とキヤップ部
分6との一体ものからなり、固定部分5に対してキヤッ
プ部分6をラッシングロッド1に沿うよう偏芯αさせて
載設したことを特徴とするラッシングロッド用固定具4
を構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、絶縁電線やケ−ブルや光ファイバ−電線等をメッセンジャ−ワイヤ −に支持するラッシングロッドの固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5(イ)(ロ)に示すように、電線102をメッセンジャ−ワイヤ− 103に支持するケ−ブルハンガ−101は単に電線102とメッセンジャ−ワ イヤ−103とを懸架しているだけであり、ケ−ブルハンガ−101はメッセン ジャ−ワイヤ−103からの脱落や横ずれが発生し、等間隔で電線102が支持 できなくなり、電線を損傷させる原因ともなっていた。
【0003】 そこで、このケ−ブルハンガ−の欠点を解消するために、図6に示すような螺 旋状ラッシングロッド201が、広く使用されるようになり、特に通信用電線に は最適のものとされてきた。しかし、このラッシングロツド201も、通常メッ センジャ−ワイヤ−202と電線203の巻き付けに際し、図7のように、強く 締め付けるようにして使用される。そのために、近年、光ファイバ−電線の如き 非常にデリケ−トなものを、締め付けた際に、座屈の事故等が発生し、問題にな ってきた。
【0004】 そこで、メッセンジャ−ワイヤ−202と電線203を合わせた外径205よ り、内径の大きいラッシングロッドを使用することが考えられた。しかし、従来 のラッシングロッド201の固定は、図8(イ)に示すように、キヤップ状固定 具206の嵌挿穴207にラッシングロッド201を嵌挿し、爪部208をメッ センジャ−ワイヤ−202に掛止させ、次にメッセンジャワイヤ−202と電線 203をラッシングロッド201で巻き付け、最後に図8(ロ)に示すように、 キヤップ状固定具209の嵌挿穴210にラッシングロッドを嵌挿していた。
【0005】 従って、爪部208の掛止は完全なものではなく、一方、巻き終りはフリ−の 状態になっていた。そのため、外径205より内径の大きいラッシングロッド2 01を使用しても、やはり横ずれは簡単に発生し、等間隔で電線を支持できなく なり、電線に損傷を与える危険性が依然としてあることが欠点となっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の事情に鑑み、本考案は、外的要因が作用しても、横ずれがなく、電線を 損傷なく支持しうるもので、特にメッセンジャ−ワイヤ−と電線を合わせた外径 より、内径の大きいラッシングロッドを使用した場合に最適のラッシングロッド 用固定具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、ラッシングロッドの端末あるいは中央 に配設する固定具において、固定部分とキヤップ部分との一体ものからなり、前 記固定部分にキヤップ部分をラッシングロッドに沿うよう偏心させて載設したこ とを特徴とするラッシングロッド用固定具を構成するものである。
【0008】
【作 用】
上記のように構成したので、ラッシングロッドの固定に本考案の固定具を使用 すると、メッセンジャ−ワイヤ−には固定部分が強固に嵌合し、ラッシングロッ ドはキヤップ部分に強固に嵌挿するので、脱落や横ずれの発生する恐れは全くな くなる。
【0009】 本考案のキヤップ部分は、固定部分と一体になってはいるが、固定部分に対し てラッシングロッドに沿うようキヤップ部分を偏心させているので、嵌合や嵌挿 が、捻れて無理な力が加わるという恐れはない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて詳しく説明する。図1から図3まで は、本考案の一実施例を示すラッシングロッド用固定具である。
【0011】 ラッシングロッド1は、電線2をメッセンジャ−ワイヤ−3に支持させるため に、両者に巻き付ける螺旋状の支持具である。本考案のラッシングロッド固定具 4は、ラッシングロッド1が脱落や横ずれしないように、固定させる治具であり 、固定部分5とキヤップ部分6との一体ものからなっている。ただし一体ものと いっても、勿論、別々に成形して、両者を枢着あるいは何等かの結合にて一体化 したものでもよい。
【0012】 本実施例のラッシングロッド固定具4の場合は、ガラス繊維入りのジュラコン 樹脂による射出成形にて、固定部分5とキヤップ部分6を一体成形している。こ れは、ラッシングロッド固定具4が、屋外で使用されることを配慮したもので、 ガラス繊維入りのジュラコン樹脂は、耐熱性、耐候性、耐強靭性に優れ、且つス プリング性(嵌合保持力)を兼ね備えているからである。しかし本考案の材質も 、勿論これに限定されるものではなく、他の合成樹脂のみや金属製のものを使用 して、同等の効果を付与させることもできる。金属製の実施例は、後程、図4で 詳述する。
【0013】 固定部分5は長方形状からなり、その底面には、長手軸芯方向Aに沿って、メ ッセンジャ−ワイヤ−3に嵌合しうる嵌合溝7を設けている。このメッセンジャ −ワイヤ−3は、細い素線8を撚り合わした束状のものであるため、その外形は 花弁状になっている。従って、本実施例の嵌合溝7も、同じ花弁状の形状で、メ ッセンジャ−ワイヤ−の外径Dと素線径dによって決定し、嵌合しうるぎりぎり のサイズのものにしている。また下部の開放口9は、90度程度しか開放されて いない。そして嵌合溝7の長手軸心方向Aは、メッセンジャ−ワイヤ−の撚り角 度βに沿った螺旋形状になっている。
【0014】 キヤップ部分6は略半円柱の形状からなり、長手軸心方向Bに沿って、ラッシ ングロッド1を嵌挿しうる嵌挿穴10を、本実施例の場合は、ド−ナツ状に穿設 して設けているが、底面のない開放穴としてもよい。しかし、嵌挿穴10の底面 サイズWと同高さHは、ラッシングロッドのサイズによって決定される。ただし 押し込んで、やっと嵌挿する程度の、やや小さめのサイズにしておくことが好ま しい。
【0015】 本考案のラッシングロッド用固定具は、端末に配設する固定具4aと、中央に 配設する固定具4bとからなっている。中央の固定具4bの方は、嵌挿穴10が 貫通している。しかし、端末の固定具4aの方は、端末11が閉鎖されているの で、嵌挿穴10が貫通はしていない。即ち、中央にも固定具4bを取り付けると 、横ずれ防止に効果があるため、望ましい。
【0016】 固定部分5の上にキヤップ部分6を、ラッシングロッドに沿うよう偏心させて 載設している。偏心角αは、ラッシングロッドの螺旋ピッチPと、螺旋内径Iに よって決定するが、ラッシングロッドの長手軸心方向Bに沿った、メッセンジャ −ワイヤ−の長手軸心方向Aから偏心している角度を示している。本実施例の場 合は、偏心角は35度にしている。
【0017】 次に、取り付け方法を示す。中央固定具4bの嵌挿穴内に、ラッシングロッド 1を所望位置に嵌挿する。そして、端末固定具4a,4aのキヤップ部分6の嵌 挿穴内10に、ラッシングロッド1を押し込んで嵌挿しておく。そして、巻き始 めの端末固定具4aの固定部分5の嵌合溝7を、メッセンジャ−ワイヤ−3に強 く押し込んで嵌合する。次に、メッセンジャ−ワイヤ−3に電線2を支持させる よう、両者にラッシングロッド1を巻き付ける。中央固定具4bと、巻き終りの 端末固定具の位置で、夫々の嵌合溝をメッセンジャ−ワイヤ−3に強く押込んで 嵌挿する。以上の手順は、前後してもよい。
【0018】 図1から図3までの実施例は、強化プラスチック製のラッシングロッド用固定 具であったのに対し、図4(イ)(ロ)(ハ)は、本考案の別の実施例を示す金 属製のラッシングロッド用固定具である。
【0019】 図4のラッシングロッド固定具21は、ステンレスあるいは表面メッキの鉄等 からなる金属製で作られている。固定部分22と、その上に載設されたキヤップ 部分23との一体ものからなっている。
【0020】 固定部分22は、断面がコの字状からなるため、メッセンジャ−ワイヤ−に嵌 合する嵌合溝24を設けている。一方キヤップ部分23も、断面がコの字状から なるため、ラッシングロッドに嵌挿する開放穴からなる嵌挿穴25を設けている 。そして、固定部分22に対するキヤップ部分23の偏心角γは、本実施例の場 合、35度にしている。
【0021】 そして嵌合溝24には、下部の開放口26に狭めた締め付け部27を設けてい る。材質は、嵌合溝24と嵌挿穴25とも、スプリング性を有する金属から選定 しているので、締め付けは弛まない。
【0022】
【考案の効果】
本考案のラッシングロッド用固定具の固定部分に設けた嵌合溝は、メッセンジ ャ−ワイヤ−の外径より開放口を狭くしており、しかも反発力を有するスプリン グ性の材質のものからなるため、嵌合溝を広げてメッセンジャ−ワイヤ−を嵌合 すれば、強い締め付けとなる。従って、固定部分を有する本考案のラッシングロ ッド固定具は、従来不安定だったラッシングロッドのメッセンジャ−ワイヤ−へ の固定を、確実なものにした。
【0023】 本考案のラッシングロッド用固定具を使用すれば、脱落や横ずれがなくなり、 電線を損傷なく支持しうるようになった。そのため、光ファイバ−のようなデリ ケ−トな電線に対する内径の大きいラッシングロッドの使用も可能になった。
【0024】 本考案のラッシングロッド用固定具は、工事も簡単にできる利点がある。また 材質を、ガラス繊維入りジュラコン樹脂や金属製のものにすると、苛酷な屋外の 使用にも耐え得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本考案の一実施例を示すラッシングロ
ッド用固定具の斜視図、(ロ)は図1(イ)の固定部分
をA方向から見た正面図、(ハ)は図1(イ)のキヤッ
プ部分をB方向から見た正面図である。
【図2】本考案のラッシングロッド用固定具を使用した
ラッシングロッドの形状を説明するための一部切欠断面
を含む使用状態の正面図である。
【図3】本考案のラッシングロッド用固定具を端末と中
央に使用した状態を示す正面図である。
【図4】(イ)は、本考案の別の実施例を示す金属製ラ
ッシングロッド用固定具の固定部分の形状を説明するた
めの正面図、(ロ)は、図4(イ)のキヤップ部分が偏
心していることを説明するための平面図、(ハ)は、図
(イ)のキヤップ部分の形状を説明するための右側面図
である。
【図5】(イ)は、従来例のケ−ブルハンガ−を示す正
面図、(ロ)は、同右側面図である。
【図6】従来例のラッシングロッドと固定具を示す正面
図である。
【図7】従来例のラッシングロッドでメッセンジャ−ワ
イヤ−と電線に巻き付けた状態を示す断面図である。
【図8】(イ)は、従来例の巻き始めに使用するラッシ
ングロッド用固定具の斜視図、(ロ)は、同巻き終りに
使用するラッシングロッド用固定具の斜視図である。
【符号の説明】
1 ラッシングロッド 2 電線 3 メッセンジャ−ワイヤ− 4 ラッシングロッド用固定具 4a 端末のラッシングロッド用固定具 4b 中央のラッシングロッド用固定具 5 固定部分 6 キヤップ部分 7 嵌合溝 8 素線 10 嵌挿穴 21 ラッシングロッド用固定具 22 固定部分 23 キヤップ部分 24 嵌合溝 25 嵌挿穴 α 偏心角

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッシングロッドの端末あるいは中央に
    配設する固定具において、該固定具は固定部分とキヤッ
    プ部分との一体ものからなり、前記固定部分に対してキ
    ヤップ部分をラッシングロッドに沿うよう偏心させて載
    設したことを特徴とするラッシングロッド用固定具。
  2. 【請求項2】 固定部分は、メッセンジャ−ワイヤ−に
    嵌合しうる嵌合溝を設けてなり、キヤップ部分は、ラッ
    シングロッドに嵌挿しうる嵌挿穴を設けてなることを特
    徴とする請求項1記載のラッシングロッド用固定具。
  3. 【請求項3】 固定部分及びキヤップ部分は、合成樹
    脂、ガラス繊維強化樹脂、または金属からなることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のラッシングロッ
    ド用固定具。
  4. 【請求項4】 固定部分及びキヤップ部分の断面形状
    は、花弁状、ドーナツ状、またはコ字状からなることを
    特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のラ
    ッシングロッド用固定具。
JP1994012291U 1994-09-09 1994-09-09 ラッシングロッド用固定具 Expired - Lifetime JP3008765U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5427988A (en) 1993-06-09 1995-06-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Ceramic ferroelectric composite material - BSTO-MgO
US5569632A (en) 1994-06-30 1996-10-29 Korea Institute Of Science And Technology Compositions of high frequency dielectrics

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US5427988A (en) 1993-06-09 1995-06-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Ceramic ferroelectric composite material - BSTO-MgO
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