JP3008283B1 - 傘立て具及びこの傘立て具を備えた傘用スタンド - Google Patents

傘立て具及びこの傘立て具を備えた傘用スタンド

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JP3008283B1 JP33782698A JP33782698A JP3008283B1 JP 3008283 B1 JP3008283 B1 JP 3008283B1 JP 33782698 A JP33782698 A JP 33782698A JP 33782698 A JP33782698 A JP 33782698A JP 3008283 B1 JP3008283 B1 JP 3008283B1
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Abstract

【要約】 【課題】 傘を差し込むと自動的に傘をすぼめて全体を
覆い周囲に雨水が垂れることを防止することができる傘
立て具を備えた傘用スタンドを提供する。 【解決手段】 1本の傘3をその先端側から収納する第
1の収納部材1と、この第1の収納部材1の内部に配さ
れ上記傘3の先端部3aを受ける受け止め皿4と、上記
第1の収納部材1の周囲に配される第2の収納部材2
と、上記受け止め皿4に一端が連結され他端が上記第2
の収納部材2に連結される紐状部材5とを備え、上記紐
状部材5は反転部1bで反転されている。そして、傘用
スタンドSは、上記傘立て具11が一つの基台14に複
数配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雨に濡れた傘な
どを収納する傘立て具及びこの傘立て具を備えた傘用ス
タンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭の玄関などには、傘を複
数本収納することが可能な傘用スタンドが配されてい
る。この傘用スタンドとしては、家具調のものであった
り、複数本の傘を個別に整理する枠が設けられた合成樹
脂製のものであったりする。一方、デパートなどの入り
口などでは、ビニール製等の傘入れ具が配布されて、雨
に濡れた傘をすぼめた状態で収納して、館内を各人が持
ち歩くような傘の収納具も使用されている。
【0003】また、ビルやオフィスの入り口などには、
傘の柄の部分を施錠することが可能な傘用スタンドが使
用されている。さらに、例えば、特公昭63−4580
4号公報に示すように、柱状の支柱に1本の傘を各々差
し込む収納具を複数取り付けて、複数の傘を同時に収納
するようにしたもや、実公平01−33735号公報に
示すように、傘の先端部を収納する収納具を複数設けた
傘用スタンド等も種々開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数の傘を同時に収納する傘立ては、いずれも雨に
濡れた傘も濡れていない傘も同時に収納するものである
か、また、傘の一部分のみを収納するものであるため
に、濡れていない傘に雨水が付着したり、上記傘立ての
近くを通過すると、衣服に雨水が付着するおそれを有し
ていた。また、上記従来の傘立ては、傘の長さを考慮し
た嵩高なもので、傘を収納しない場合でも、傘の長さを
考慮した設置スペースを必要としていた。一方、上記ビ
ニール製等の傘の収納具では、各人が持ち歩かなければ
ならない不便を有するばかりか、この収納具に傘を差し
込む際に手や衣服に雨水が付着する煩わしさを有してい
た。
【0005】そこで、この発明は、傘を差し込むと自動
的に傘をすぼめて全体を覆い周囲に雨水が垂れることを
防止することができ、しかも、嵩高とならない傘立て具
及びこの傘立て具を備えた傘用スタンドを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
傘立て具は、上記課題を解決するために、1本の傘をそ
の先端側から収納する第1の収納部材と、この第1の収
納部材の内部に配され上記傘の先端部を受ける受け止め
皿と、上記第1の収納部材の周囲に配される第2の収納
部材と、上記受け止め皿に一端が連結され他端が上記第
2の収納部材に連結される紐状部材とを備え、上記受け
止め皿は、上記紐状部材を反転させる反転部を介して上
記紐状部材により吊り下げられるとともに、上記傘の先
端部を受けることにより上記反転部で反転された紐状部
材を介して上記第2の収納部材を上昇させることを特徴
とする。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、上記第
1の収納部に傘を先端側から差し込むと、その荷重によ
り上記吊り下げられた受け止め皿が下降するが、この下
降により上記紐状部材で連結された第2の収納部が上昇
されることとなる。すなわち、上記紐状部材は上記反転
部で反転されるので、紐状部材の他端が引き上げられて
上記第2の収納部が上昇されることとなる。したがっ
て、上記第1の収納部材により傘の先端側が収納された
後、次いで上記第2の収納部材により傘の中央部分から
残りの部分のほぼ全体が収納されてすぼめられることと
なる。他方、上記傘立て具から傘が抜かれると、上記第
2の収納部が降下して第1の収納部の周囲に配されるこ
ととなるために、傘が立てられない不使用時においては
嵩高となることがない。
【0008】本発明の請求項2記載の傘立て具は、前記
第1の収納部材又は第2の収納部材に、前記第2の収納
部材の上昇移動を規制する規制部材が設けられているこ
とを特徴とする。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、上記第
2の収納部が上昇すると、上記規制部材により上昇移動
が停止され、それ以上上昇することがなくなる。
【0010】本発明の請求項3記載の傘立て具は、前記
第1の収納部材と第2の収納部材に、互いに他方を案内
する案内部と案内溝とが相対的に複数設けられているこ
とを特徴とする。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、上記受
け止め皿が傘の先端を受けて傘の荷重がかかると、上記
第2の収納部は上記案内部と案内溝との係合により第1
の収納部材に沿ってスムーズに上昇し又下降することと
なる。
【0012】本発明の請求項4記載の傘立て具は、前記
紐状部材は、前記受け止め皿と第2の収納部とを複数箇
所で同じ長さので各々連結していることを特徴とする。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、上記紐
状部材が複数本設けられていることから、上記受け止め
皿が安定した状態で昇降することとなる。
【0014】本発明の請求項5記載の傘立て具は、前記
請求項1記載の発明を前提として、前記受け止め皿に傘
に付着した雨水を排出する排出用孔が形成されているこ
とを特徴とする。ここで、前記第1の収納部材の底部な
どに雨水を排出する穴を形成しても良い。
【0015】この請求項5記載の発明によれば、傘に付
着した雨水は、上記受け止め皿の排出用孔から上記第1
の収納部の内部に貯められるか、又は、上記第1の収納
部材の穴から外部へ排出されることとなる。
【0016】本発明の請求項6記載の傘用スタンドは、
前記請求項1乃至請求項5記載の傘立て具が一つの基台
に複数備えられていることを特徴とする。
【0017】この請求項6記載の発明によれば、上記各
傘立て具に各々傘をその先端側から1本ずつ差し込む
と、上記各第2の収納部が上昇して各傘が自動的にすぼ
められた状態で収納されることとなる。したがって、雨
に濡れていない傘に雨水が付着したり、この傘用スタン
ドの近くを通過しても衣服に雨水が付着するおそれもな
くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0019】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1に示すように、アパートの入り口や自動車の内部等の
設置スペースがそれ程とれないところに使用される傘立
て具11であり、外周カバー12に取っ手10が取り付
けられており、上記アパートの入り口や自動車の内部に
設けられる取り付け片に上記取っ手10を取り付けて使
用されるものである。また、本実施の形態の傘用スタン
ドは、図4及び図5に示すように、上記外周カバー12
を除去したものが複数一つの基台14に設けられてい
る。なお、以下で説明する傘3としては、通常の大人用
の傘3を用いて説明するもので、折り畳み用の傘3であ
っても良い。
【0020】上記傘立て具11の内部構造は、図2乃至
図5に示すように、上記傘3を1本その先端側から収納
する第1の収納部材1と、この第1の収納部材1の周囲
に配される第2の収納部材2とを備えている。そして、
上記第1の収納部材1の内部には、上記傘3の先端部3
aを受ける受け止め皿4が配されるとともに、紐状部材
5がその一端を上記受け止め皿4に他端が上記第2の収
納部材2に連結されている。
【0021】上記第1の収納部材1は、図4及び図5に
示すように、2本が一対になったロッド1aが固定台6
に3箇所で立設されて、この3箇所のロッド1aにより
円筒状を形作るようになっている。すなわち、上記一対
のロッド1aは、一本のロッド1aを中央でリング状の
反転部1bを構成するように一回転させた後平行に折り
畳むようにしたもので、この並行端部が上記固定台6の
所定の円周上に立設されている。そして、上記第1の収
納部1は、120度の等間隔をおいて立設され、円筒状
を呈するように形作られ、傘3の先端側を収納するもの
である。また、この第1の収納部材1の上方の開口部
は、傘を差し込み易くするためにテーパ状に形成されて
いる。上記第1の収納部材1の内部には、上記傘3の先
端部3aを受ける受け止め皿4が配されている。この受
け止め皿4は、逆円錐形状のもので、その中央に傘に付
着した雨水を排出する排出用孔4aが形成され、外周側
には、連結リンク8を介して上記紐状部材5の一端を連
結する連結用穴が3箇所に形成されている。
【0022】また、上記第1の収納部1の上方には、上
記反転部1bが3個設けられている。この反転部1b
は、上記紐状部材5を通過させて反転させるリング状の
もので、上記受け止め皿4の高さよりも高い位置に配さ
れている。すなわち、この反転部1bは、上記のように
一本のロッド1aを中央でリング状を構成するように一
回転させて形成されている。また、上記第1の収納部材
1の外周には、案内溝9aが高さ方向に等間隔(120
度間隔)をおいて形成されている(図4及び図5参
照)。この案内溝9aは、第2の収納部材2に形成され
る突出した案内部9bを案内するもので、本実施の形態
では3個形成されている。すなわち、上記一対のロッド
1aは、その間に空隙が形成されるものであり、この空
隙が上記案内溝9aになっている。
【0023】上記第2の収納部材2は、第1の収納部材
1の外周囲に配されるものであり、上記固定台6に立設
される3本の棒状の支持部材2aと、この各支持部材2
aに沿って昇降可能に設けられる内部中空の昇降部材2
bと、上方側と下方側の環状部材2c,2dとから構成
されている。そして、上記支持部材2aと昇降部材2b
の位置が上記3箇所の第1の収納部材1に各々対向する
ように3箇所に設けられている。この第2の収納部材2
は、傘3の中央部分からほぼ柄の近くまでを外周から覆
うもので、上方開口部から底部側まで貫通したもので、
底部を有さないものである。また、上記下方側の環状部
材2dの内側には、上記第1の収納部材1の案内溝9a
に案内される突出した案内部9bが形成されている。ま
た、上記第2の収納部2の上方開口部は、第1の収納部
材1の開口部と同じようにテーパ状に形成されている。
なお、上記第1の収納部材1と第2の収納部材2とは、
その外周をビニール等で囲んで筒状に構成しても良い。
【0024】そして、上記受け止め皿4と第2の収納部
材2とは、紐状部材5により連結されている。この紐状
部材5は、上記受け止め皿4の移動を第2の収納部材2
に伝動させるためのもので、この紐状部材5の一端が上
記受け止め皿4の連結用穴に連結リンク8を介して連結
され、他端が上記第2の収納部材2の底部側に連結され
ている。本実施の形態の紐状部材5は、3本の同じ長さ
の紐状部材5が使用され、上記受け止め皿4を第1の収
納部材1の内部の所定の高さ位置に吊り下げている。す
なわち、上記紐状部材5は、上記反転部1bを介して上
記受け止め皿4を上記第1の収納部1の内部の中途部で
吊り下げている。なお、上記紐状部材5の他端は、上記
環状部材2dの案内部9bにくくりつけられるようにし
ても良い。ここで、上記第1の収納部材1の高さは、約
250mmであり、上記受け止め皿4は約240mmの
高さ位置で吊り下げられている。なお、上記第2の収納
部材2の高さは、約270mmであり、又、上記受け止
め皿4の大きさは、直径約65mmである。
【0025】上記紐状部材5としては、本実施の形態で
は布製のものが使用されているが、革製やゴム製の紐状
のものであっても良い。また、カーテン等の吊り下げに
使用されるような全体が細いバネ状のもの(ガードワイ
ヤーとも呼ばれる)でも良く、紐状のものであればその
種類は問われない。
【0026】また、上記第2の収納部材2には、規制部
材13が設けられている。この規制部材13は、上記支
持部材と昇降部材とを連結する紐状部材(第2の紐状部
材)であり、上記支持部材2aの中途部と昇降部材2b
の下端側とを連結している。したがって、上記昇降部材
2bは、上記支持部材2aに案内されて上昇することが
可能であるが、一定の高さまで上昇すると、上記規制部
材13によりそれ以上は上昇することが出来ないように
なっている。ここで、上記規制部材13である第2の紐
状部材としては、上記紐状部材5と同様のものが使用可
能である。また、この第2の紐状部材12としては、ス
プリングを使用しても、上記紐状部材5とスプリング
(図示せず)とを組み合わせたようなものでも良い。こ
のようにスプリングを用いることにより、上記第2の収
納部材2の上昇後の停止のショックがが緩和されること
となる。
【0027】したがって、本実施の形態の傘立て具11
を使用して実際に濡れた傘5を収納する場合について説
明すると、前提として、本実施の形態の傘立て具11
を、アパートの入り口等に上記取っ手10を介して取り
付け(図1参照)、常時、傘3を収納することができる
ようにしておく。この状態では、上記第2の収納部2
は、第1の収納部1の外周囲に配されているので、嵩高
とならず、アパートの通路を通行人が通過しても邪魔に
なるようなことがない。
【0028】そして、アパートの住人などが玄関から入
る際に、雨に濡れた傘3をその先端側から上記第1の収
納部材1の受け止め皿4に対して差し込む。すると、図
3(a)に示すように、上記吊り下げられた状態の受け
止め皿4は下降するが、この受け止め皿4と上記第2の
収納部2とは上記紐状部材5により連結されているの
で、上記反転部1bを介して上記紐状部材5の他端は引
き上げられることとなり、上記第2の収納部材2が上昇
させられることとなる(図3(b)参照)。したがっ
て、雨に濡れた傘3は、まず上記第1の収納部材1によ
り傘3の先端側が収納された後、次いで上記第2の収納
部材2により傘3の中央部分から残りの部分全体が収納
され、すぼめられる(図4及び図5参照)。したがっ
て、手に雨水が付着するようなことが一切ない。これ
は、傘3が折り畳み用の傘3の場合でも、同様にすぼめ
られた状態で収納されることとなる。
【0029】ここで、上記受け止め皿4に対して傘3の
荷重がかかると、上記紐状部材5を介して上記第2の収
納部材2が上昇するが、上記第1の収納部材1と第2の
収納部材2には案内部9bと案内溝9aとが形成されて
いることから、第2の収納部材2は上記第1の収納部材
1の外周に沿ってスムーズに上昇することとなる。ま
た、上記紐状部材5は、受け止め皿4と第2の収納部材
2とを複数箇所で同じ長さで各々連結しているために、
上記受け止め皿4を傾けるようなことなく安定した状態
で上昇させることとなる。そして、上記受け止め皿4に
雨水を排出する排出用孔4aが形成されていることか
ら、傘に付着している雨水は、上記排出用孔4aから固
定台6の上部に排出されることとなる。なお、上記固定
台6に雨水を外部に排出させる穴6a等を形成すること
は(図7(a)参照)、実施に応じ任意である。
【0030】そして、傘3が上記第2の収納部材2によ
り全体的にすぼめられた状態で収納されると、上記第2
の収納部材2の昇降部材2bは、上記規制部材13によ
りそれ以上は上昇動ができなくなり停止する。このよう
に雨に濡れた傘3は、柄の部分以外は本実施の形態の傘
立て具11に収納された状態でおかれるので、アパート
の通路を通行人がこの傘立て具11の近くを通過しても
傘3の雨水が衣服等に付着するようなことがない。
【0031】他方、上記傘3が傘立て具11から抜かれ
ると、上記受け止め皿4は上昇し、他方、第2の収納部
材2は降下して第1の収納部1の外周囲の元の位置に配
される。なお、図1の例では、上記第2の収納部材2は
外周カバー12の内部に治められる。したがって、この
傘立て具11は、不使用時においては嵩高となることが
ない。なお、この傘立て具11は、雨に濡れていない傘
3を単に収納することも可能である。本実施の形態の傘
立て具11の使用例としては、上記アパートの入り口の
他、自動車の内部や自転車のサイド等の不使用時に嵩高
になることが好ましくない場所に広くて取り付けて使用
することが可能である。
【0032】次に、上記傘立て具11を備えた傘用スタ
ンドSについて説明する。この傘用スタンドSは、図4
及び図5に示すように、上記実施の形態の傘立て具11
を一つの基台14に複数備え付けた傘用スタンドSであ
る。すなわち、この傘用スタンドSは、一般家庭等の玄
関におかれることを考慮したもので、上記外周カバー1
2がないもので、大人用の傘3と子供用の傘3など各種
の傘を各々収納させるために、高さや大きさの異なる上
記傘立て具11が一つの基台14に複数取り付けられ、
複数本同時に収納されるようになっている。したがっ
て、この傘用スタンドSによれば、各傘3は一本ずつ上
記各傘立て具11に収納されるので、雨に濡れた傘3が
濡れていない傘3に雨水を付着させることもなく、ま
た、この傘用スタンドSの近くを通過しても傘の雨水が
衣服等に付着するようなことがない。なお、この傘用ス
タンドは、上記基台14が回転するようなものでも良
く、また、不使用時に上方からカバーをするようにして
も良く、その応用した使用は種々可能である。この傘用
スタンドSの使用例としては、各々の傘立て具11が昇
降動作する見た目にも楽しませる要素を含んでいるため
に、一般家庭等の他、幼稚園や保育所等でも園児を十分
に楽しませることが可能である。
【0033】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
6(a)(b)に示すように、上記第1の収納部材1と
第2の収納部材2の他に、第3の収納部材23が設けら
れた傘立て具21である。この第3の収納部材23は、
第2の収納部材2の周囲に昇降可能に配されるもので、
3本の棒状の支持部材23aと、この各支持部材23a
に沿って昇降可能に設けられる内部中空の昇降部材23
bと、上方側と下方側の環状部材23c,23dとから
構成されている。そして、上記紐状部材5は、一端が上
記第1の収納部材と連結され、他端は第2の収納部材2
に連結されるとともに上記第3の収納部材23にも連結
されている。すなわち、上記第2の収納部材2の上方に
は、上記第3の収納部材23を昇降させるための第2の
反転部22が形成され、上記紐状部材5を通過させ反転
させている。したがって、本実施の形態では、上記第2
の収納部材2が昇降すると、上記第2の反転部22の高
さが高くなり、この第3の収納部材23も昇降するよう
になっている。なお、本実施の形態の受け止め皿4と紐
状部材5等は、第1の実施の形態のものと同様である。
また、本実施の形態では、上記外周カバー12は省略し
て説明した。
【0034】このように、この発明は、上記第3の収納
部材23を配したものでも、更に第4の収納部材、第5
の収納部材を追加するものとすることも可能である。ま
た、上記各実施の形態では、内側に第1の収納部材1に
配し、外側に第2の収納部材2を配したもので説明した
が、この発明は、内側に第2の収納部材2に配し、外側
に第1の収納部材1を配したものなどでも適用可能であ
る。
【0035】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
7(a)(b)に示すように、上記第1の収納部材1と
第2の収納部材2と上記外周カバー12とが筒状に形成
されると共に、上記外周カバー12の上部に規制部材3
2が設けられている傘立て具31である。
【0036】すなわち、上記外周カバー12は、図1に
示す形状を呈するが、その内側の上端部には、図7
(a)に示すように、上記第2の収納部材2の上昇移動
を互いに規制する一対の規制部材32a,32bが形成
されている。すなわち、一方の規制部材32aは上記外
周カバー12の内側の上部に、他方の規制部材32bは
上記第2の収納部材の外周の外側の下部に設けられてい
る。また、図7(b)に示すように、上記第1の収納部
材と第2の収納部材2も筒状の部材であり、これらの互
いの壁面の高さ方向に亘って案内溝33aと案内部33
bが形成されている。したがって、本実施の形態の傘立
て具31によれば、上記第1の実施の形態のように、第
2の紐状部材としての規制部材13とすることなく、上
記第2の収納部材2の上昇移動を規制することが可能と
なる。また、上記受け止め皿4に傘3の荷重がかかる
と、上記第2の収納部2は上記案内部33bと案内溝3
3aとの係合により第1の収納部材1に沿ってスムーズ
に昇降することとなる。
【0037】以上、上記各実施の形態では、アパートの
入り口や一般家庭等に主に配置する場合について説明し
たが、この発明は、ビルやオフィスの入り口など配置す
ることも勿論可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の傘立て具は、傘
を先端側から上記第1の収納部に差し込むと、第2の収
納部が自動的に上昇して、半開きの傘をすぼめて全体を
覆うことから、周囲に雨水が垂れることを防止すること
が可能となる。また、不使用時は、上記第2の収納部材
は第1の収納部材に配されているので、嵩高とならなず
高さを考慮した設置スペースの心配が不要となる。
【0039】また、本発明の請求項6記載の傘用スタン
ドは、複数の傘をその先端側から1本ずつ各上記傘立て
具に差し込むと、上記各第2の収納部が上昇して各傘が
自動的にすぼめられた状態で収納されるために、雨に濡
れていない傘に雨水が付着したり、この傘用スタンドの
近くを通過しても衣服に雨水が付着するような事態を未
然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傘立て具の第1の実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】上記第1の実施の形態の内部構造を示す断面図
である。
【図3】上記第1の実施の形態の受け止め皿と第2の収
納部材の昇降動作を説明する部分断面図である。
【図4】本発明の傘用スタンドの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の傘用スタンドの他の例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の傘立て具の第2の実施の形態の昇降動
作を説明する部分断面図である。
【図7】本発明の傘立て具の第3の実施の形態を示す図
であり、(a)はその断面図であり、(b)はその平面
図である。
【符号の説明】
1 第1の収納部材、1a ロッド、1b 反転部 2 第2の収納部材、2a,23a 支持部材、2b,
23b 昇降部材、2c、23c 環状部材、3 傘、
3a 傘3の先端部、4 受け止め皿、4a 排出用
孔、5 紐状部材、6 固定台、9a,33a 案内
溝、9b,33b 案内部、10 取っ手、11,2
1,31 傘立て具、12 外周カバー、13 規制部
材(第2の紐状部材)、14 基台、23 第3の収納
部材、22 第2の反転部、32a,32b 規制部
材、S 傘用スタンド

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の傘をその先端側から収納する第1
    の収納部材と、この第1の収納部材の内部に配され上記
    傘の先端部を受ける受け止め皿と、上記第1の収納部材
    の周囲に配される第2の収納部材と、上記受け止め皿に
    一端が連結され他端が上記第2の収納部材に連結される
    紐状部材とを備え、 上記受け止め皿は、上記紐状部材を反転させる反転部を
    介して上記紐状部材により吊り下げられるとともに、上
    記傘の先端部を受けることにより上記反転部で反転され
    た紐状部材を介して上記第2の収納部材を上昇させるこ
    とを特徴とする傘立て具。
  2. 【請求項2】 前記第1の収納部材又は第2の収納部材
    に前記第2の収納部材の上昇移動を規制する規制部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の傘立て
    具。
  3. 【請求項3】 前記第1の収納部材と第2の収納部材に
    互いに他方を案内する案内部と案内溝とが相対的に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の傘立て具。
  4. 【請求項4】 前記紐状部材は、前記受け止め皿と第2
    の収納部とを複数箇所で同じ長さで各々連結しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の傘立て具。
  5. 【請求項5】 前記受け止め皿に傘に付着した雨水を排
    出する排出用孔が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の傘立て具。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5記載の傘立て
    具が一つの基台に複数配されていることを特徴とする傘
    用スタンド。
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