JP3007695U - 節句用平飾台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭い場所でも収納出来且つ飾り台として一枚
物と変わらない機能を持つ。 【構成】 箱状で前面を平面或は曲面とし両端にフラン
ジ状の目かくし７，８，２４を突設した台本体１，１８
と、長方形或は四角形或は扇形等の任意形状からなり左
右対称の箱状からなる一対の補助台９，１０，１７，２
５，３２との組合わせとしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は三月節句や五月節句などの節句に用いる節句用平飾台に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

節句に用いる飾台は、五段や七段等雛段のように立体的に飾ったり、又一枚板 で平飾台のように平面的に飾ったりしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、平面的な平飾台を使用する場合、一戸建の広い家で収納に余裕のある 場合は良いが、アパートやマンションなどの収納スペースの少ない所では、苦労 して設置しても飾り付が終わって収納する時、場所がなく困っているのが現状で ある。 そしてこれを解決すべく平飾台を二分割して用いていたが中央に合わせ目が見 え、高価な飾り物を飾っても見栄えせず、雰囲気を悪くしてしまうと共に、飾り 終わって収納するにも厚みが倍になって収納場所を取るなど節句に用いる平飾台 使用上非常に不都合を感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案このような不都合を解消するもので、 上板の下方周囲に前板・後板・左板・右板を設けて箱状とし、且つ前面の前板 を平面或は弯曲面とし、両端にフランジ状の目かくしを突設した台本体と、 長手方向の長さと目かくしの厚さだけ台本体の奥行より短くした長方箱形或は 四角形又は扇形等の任意形状からなり、四角形又は扇形として上板下方周囲に前 面の前側板と前側板より長さを短くした後側板と左側板と右側板を設け、左側板 或は右側板と後側板を直角に、左側板或は右側板と前側板を鋭角に、後側板と右 側板或は左側板を鈍角となるよう一対の対称の箱状とし左側板或は右側板と直角 をなす当面を前側板一端に設けた補助台との組合わせとしたものである。

【０００５】

【作用】

使用に当たっては、台本体の目かくしに当面を当て正面から見て台本体と補助 台の合せ目が分からないよう補助台を台本体の両側に設けて一枚物のようにして 飾り物を飾る。 そして飾り終わると、台本体の裏側に補助台を入れ台本体の大きさで所定場所 に収納する。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面について説明する。 （実施例１） 図中１は上板２下方外周に前面の前板３・後板４・左板５・右板６を設けて箱 状としてなる台本体であって、前面の前板３及び上板２両端にフランジ状の目か くし７，８を突設し、目かくし７，８外側を曲面としている。 ９は長手方向を右板６の長さより目かくし８の巾だけ短くした長方形からなる 箱状の補助台であって、前記台本体１の左板５及び右板６に合わせ継ぎ目を目か くし７，８にて見えないよう設置可能としている。 使用に当たっては、補助台９の長手方向の側面を左板５及び右板６に合わせ目 かくし７，８に継ぎ目が見えないよう台本体１の左右に補助台９を組合わせて平 飾台とし、飾り物を上に乗せて飾る。 節句が終わって収納するには、台本体１を裏返して箱状とし、左右の補助台９ を台本体１内に入れ包装紙で包んで紐で結び所定場所に収納する。

【０００７】 （実施例２） 本実施例は実施例１と殆ど同じのため異なる補助台のみを説明する。 １０は四角形の上板１１下方外周に前側板１２と前側板１２より長さが短い後 側板１３と左側板１４と右側板１５を設けて箱状とした補助台であって、後側板 １３と左側板１４を直角に又左側板１４と前側板１２を鋭角に、更に後側板１３ と右側板１５を鈍角となるよう設け、左側板１４と直角をなす当面１６を左側板 １４側の前側板１２一端に設け、上板１１の四角形状を各側板に合わせて形成し ている。 １７は補助台であって、補助台１０と対称である。 使用に当たっては、目かくし７，８に当面１６を当て右板６に補助台１０を、 左側板５に補助台１７を組合わせた状態が図４に示す如く略扇形となる以外は実 施例１と同じため説明は省略する。

【０００８】 （実施例３） １８は上板１９下方外周に前板２０・後板２１・左板２２・右板２３を設けて 箱状としてなる台本体であって、前板２０を弯曲状に曲げ両端にフランジ状の目 かくし２４を突設し、目かくし２４外側を曲面としている。 ２５は上板２６下方外周に前側板２７と前側板２７より長さが短い後側板２８ と左側板２９と右側板３０を設けて箱状とした補助台であって、前側板２７を弯 曲状とし、後側板２８と左側板２９を直角に、又左側板２９と前側板２７を鋭角 に、更に後側板２８と右側板３０を鈍角となるよう設け、左側板２９と直角をな す当面３１を左側板２９側の前側板２７一端に設け、上板２６の四角形状を各側 板に合わせて形成している。 ３２は補助台であって、補助台２５と対称である。 使用に当たっては、目かくし２４に当面３１を当て、右板２３側に補助台２５ を左板２２側に補助台３２を組合わせた状態が図５に示す如く略扇形となる以外 は実施例１と同じのため説明は省略する。

【０００９】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、一枚の平飾台を三分割した補助台として台本体両側に組 合わせるようにしたことによって、飾台としての役目が終わり収納する時、台本 体内に補助台を入れて収納するため、台本体のスペースだけで良くマンションや アパート等の収納スペースの少ない所でも楽に収納が可能となると共に、三分割 を組合わせた時その組合わせが目かくしにて隠され正面から見る時に一枚の台と して見えるため、従来の一枚物と変わらない状態で飾ることが出来る等の特長が あり実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例１の一部を破断した斜視図であ
る。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案実施例１の収納状態図である。

【図４】本考案実施例２の一部を破断した斜視図であ
る。

【図５】本実施例３の一部を破断した斜視図である。

【符号の説明】

１ 台本体 ２ 上板 ３ 前板 ４ 後板 ５ 左板 ６ 右板 ７ 目かくし ８ 目かくし ９ 補助台 １０ 補助台 １１ 上板 １２ 前側板 １３ 後側板 １４ 左側板 １５ 右側板 １６ 当面 １７ 補助台 １８ 台本体 １９ 上板 ２０ 前板 ２１ 後板 ２２ 左板 ２３ 右板 ２４ 目かくし ２５ 補助台 ２６ 上板 ２７ 前側板 ２８ 後側板 ２９ 左側板 ３０ 右側板 ３１ 当面 ３２ 補助台

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱状で前面を平面或は曲面とし両端にフ
   ランジ状の目かくし７，８，２４を突設した台本体１，
   １８と、長方形或は四角形或は扇形等の任意形状からな
   り左右対称の箱状からなる一対の補助台９，１０，１
   ７，２５，３２との組合わせとしたことを特徴とする節
   句用平飾台。
2. 【請求項２】 長方形を除く形状の補助台１０，１７，
   ２５，３２前面一端に当面１６，３１を設けた請求項１
   記載の節句用平飾台。