JP3004705B2 - 木製パネル用枠組の製造装置 - Google Patents

木製パネル用枠組の製造装置

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JP3004705B2
JP3004705B2 JP2293827A JP29382790A JP3004705B2 JP 3004705 B2 JP3004705 B2 JP 3004705B2 JP 2293827 A JP2293827 A JP 2293827A JP 29382790 A JP29382790 A JP 29382790A JP 3004705 B2 JP3004705 B2 JP 3004705B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、縦横の框材によって矩形枠状に組まれた
枠体と、この枠体の内部に少なくとも横方向に組まれて
配設された棧材とからなる木製パネル用枠組の製造装置
に関する。
「従来の技術」 従来、木質系のプレハブ住宅等にあっては、壁や床あ
るいは屋根等を、合板等によって施工する手段が実施さ
れている。
このようなプレハブ住宅の施工に適用される木製パネ
ルとしては、例えば第12図に示すような構造のものがあ
る。この木製パネルは、縦框および横框を構成する框材
(芯材)1a,1bによって四角枠状に組まれた枠体1の内
側に縦、横に延在する棧材2a,2bを配し、さらにこれら
棧材2a,2bと縦横の框材1a,1bに囲まれた内部にグラスウ
ール等の断熱材3を充填するとともに、前記枠体1の表
裏両面に、それぞれ合板からなる面材4,4を貼設したも
のである。
ところで、従来のこのような木製パネルを製造するに
際し、枠体1を枠組加工するにあたっては、前工程とし
て枠体1を構成する縦横の框材1a,1bに相欠き溝加工を
施し、これら框材1a,1bの相欠き溝を組み合わせて枠体
1を構成し、この枠体1の両面に合板(面材)4,4を貼
るといった手段が用いられている。そして、これらの製
造工程は、従来第13図に示すような製造装置を用いるこ
とによって実施されている。
この製造工程を説明すると、まず水平な作業用テーブ
ル5aを有する作業台5に相欠き溝加工を施した框材1a,1
bを載せて二人の作業員A,Bにより、これら框材1a,1bを
枠状に組んだ後、この枠状に組んだ枠体1を同様に水平
な作業用テーブル6aを有する次の作業台6に移し替え
て、この作業台6上において、十字に組んでなる棧材2
a,2bを取り付ける。なお、各框材1a,1b並びに棧材2a,2b
等は、自動釘打ち機等により、作業員A,Bの手で釘打ち
されることは言うまでもない。
次に、棧材2a,2bを取り付けた枠体1に、接着剤塗布
用の粘着ローラ7aを有する接着剤を塗布する。そして、
作業台8の作業用テーブル8a上において、枠体1の一面
に面材4を貼り、これを裏返して、接着剤塗布装置7に
送り、接着剤塗布装置7の粘着ローラ7aを通すことによ
って、枠体1のもう一方の面に接着剤を塗布する。
次いで、この接着剤の塗布と同時に枠体1の内部に所
定の大きさ、形状に切断した断熱材3を充填し、作業台
9の作業用テーブル9aにおいて、枠体1の上面より面材
4を貼り、第8図に示すような木製パネルを製造する。
なお、前記枠体や合板等は予め仕上げ代を見込んで大
きめの外形寸法とされており、第9図に示すような製造
装置による製造工程の後、後工程として、通常サイザー
加工が施され、所定の寸法となるよう配慮されている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上述した木製パネル用枠組の製造装置
においては以下に述べる不都合がある。
枠体を枠組固定するにあたり、各框材を作業台に直接
おき、この状態で組み立てその後次工程に送るが、その
際、単に予め形成した相欠き溝を利用して組み立てるだ
けであることから、全体の寸法や直角度,真直度,平面
度などが十分確保されない恐れがあり、よってバラツキ
がなく均一で高品質の木製パネルを得るにはやや難があ
る。
また、このように単に相欠き溝を利用して枠組作業を
行うことから、枠体に十分な精度の直角度や真直度を付
与するには作業者の勘に頼る部分が大となり、よって作
業者の高度な熟練を要するとともに手間もかかるため生
産性の向上が望めない。
さらに、寸法や構成の異なるパネルの製造に切り替え
た際、マニュアルなどに基づいて新たに寸法等を入念に
チェックした後作業に移らねばならず、よって生産性を
著しく損なう。
この発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、枠体の枠組みを容易にするとともに
作業者の勘に頼る部分を無くして枠組み工程自体を標準
化(自動化)し、これによって十分な直角度や真直度な
どを有する枠体を製造し得るようにし、かつ製造するパ
ネルの種類の切り替えにも十分対応し得る木製パネル用
枠組の製造装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明の木製パネル用枠組の製造装置では、縦横の
框材と棧材とを搬送する搬送装置と、該搬送装置の上面
側に出没可能に設けられて、縦横の框材と棧材とを所望
するパターンのパネル用枠組状になるよう位置決めする
複数の位置決めピンと、該位置決めピンを所望するパタ
ーンの枠組状に出没させる位置制御部と、所望する枠組
みのパターンに対応したカードを入れることにより作動
して、前記位置制御部を動作せしめる制御装置と、前記
搬送装置によって搬送された框材と棧材とを枠組固定す
る釘打ち装置と、該釘打ち装置または前記搬送装置に設
けられて、框材および棧材の釘打ち箇所の近傍を固定す
る固定手段を具備してなり、前記搬送装置が、並列して
配置された三本の搬送路と、これら搬送路にその長さ方
向に沿って設けられた搬送チェーンと、該搬送チェーン
に設けられて框材または棧材を搬送する搬送部材と、搬
送時に縦框材を押圧ガイドするガイドとを有し、中央に
配置される搬送路上のガイドが上下動可能とされ、前記
制御装置が、搬送装置に載置された框材および棧材から
なる枠組みの釘打ち箇所を釘打ち装置の所定の位置にま
で到達せしめるよう、前記カードに入力された枠組みパ
ターンの情報に基づいて作動して搬送装置における搬送
部材の走行距離を制御することを前記課題の解決手段と
した。
「作用」 この発明の木製パネル用枠組の製造装置によれば、所
望する枠組みのパターンに対応したカードを制御装置に
入れることにより位置制御部を制御することによって、
位置決めピンが枠組みの所望するパターンに対応して突
出し、またこれら突出した位置決めピンに合わせて框
材、棧材を順次配置することにより所望するパターンの
枠組みが容易に行える。そして、制御装置が前記カード
の情報に基づいて作動することにより、搬送装置におけ
る搬送部材の走行距離を制御して、前記枠組みの釘打ち
箇所を釘打ち装置の所定の位置にまで到達せしめること
ができ、さらに釘打ち装置にて、固定手段により框材お
よび棧材の釘打ち箇所の近傍を固定した状態で、枠組み
パターンに対応した釘打ち固定が可能となる。
「実施例」 以下、この発明における木製パネル用枠組の製造装置
の一実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第11図はこの木製パネル用枠組の製造装
置の一実施例を示す図であって、これらの図において符
号10は木製パネル用枠組の製造装置(以下、枠組製造装
置と略称する)である。この枠組製造装置10は、縦横の
框材1a,1bによって矩形枠状に組まれた枠体1と、この
枠体1の内部に少なくとも横方向へ組まれて配設された
横棧材2bとからなる木製パネル用枠組を製造する装置で
ある。
この製造装置10は、第1図および第2図に示すように
前記縦横の框材1a,1bと棧材2a,2bとを搬送する搬送装置
11と、該搬送装置11の上面側に出没可能に設けられて、
縦横の框材1a,1bと棧材2bとを所望するパターンのパネ
ル用枠組状になるよう位置決めする複数の位置決めピン
12…と、該位置決めピン12…を所望するパターンの枠組
状に出没させる位置制御部13と、前記搬送装置11によっ
て搬送された框材1a,1bと棧材2bとを、その縦框材1aの
外側より釘打ちして枠組固定する釘打ち装置14と、該釘
打ち装置14に設けられて、框材1a,1bおよび棧材2bの釘
打ち箇所の近傍を固定する固定手段15を具備してなるも
のである。
搬送装置11は、第2図ないし第4図に示すように並列
して配置された三本の搬送路16a,16b,16cと、これら搬
送路16‥にその長さ方向に沿って設けられた搬送チェー
ン17a,17b,17b,17cとを有してなるものである。搬送路1
6aは、搬送方向に向かって右側に配置されたもので、そ
の外側には搬送路16aの長さ方向に沿ってLアングル状
の固定ガイド18aが配設されている。この固定ガイド18a
は、その側方に配設されたエアシリンダー19a,19aのピ
ストンロッドに接続されたもので、これらエアシリンダ
ー19a,19aの駆動により搬送路16aの内側方向に進退可能
に構成されたものである。搬送路16cは、搬送方向に向
かって左側に配置されたもので、その外側には搬送路16
cの長さ方向に沿ってLアングル状の固定ガイド18cが配
設されている。この固定ガイド18cは、その側方に配設
されたエアシリンダー19c,19cのピストンロッドに接続
されたもので、固定ガイド18aと同様に搬送路16cの内側
方向に進退可能に構成されたものである。また、搬送路
16bは、搬送路16aと搬送路16cとの中央に配置されたも
ので、その搬送路16c側には搬送路16bの長さ方向に沿っ
て四角柱状のガイド20が配設されている。このガイド20
は、その側方に配設されたエアシリンダー19b,19bのピ
ストンロッドに接続されたもので、該エアシリンダー19
b,19bの駆動によって搬送路16a方向に進退可能に構成さ
れたものである。また、エアシリンダー19b,19bには、
第5図および第6図に示すようにこれを載置固定する固
定台21,21を介してエアシリンダー22,22のピストンロッ
ドが接続されており、これによってエアシリンダー19b,
19bは上下動可能になっている。このような構成のもと
にガイド20は、エアシリンダー22,22によって上下動可
能に、またエアシリンダー19b,19bによって水平移動可
能になっている。そして、このような構成により固定ガ
イド18a,18cおよびガイド20は、後述するように枠組み
における縦框材1a,1aを押圧し、框材1a,1b、棧材2から
なる枠組みを固定するものとなっている。
これら搬送路16a,16b,16cには、第2図に示すように
搬送路16aと搬送路16bとを連結するようウォームネジ23
a,23aが、また搬送路16bと搬送路16cとを連結するよう
ウォームネジ23b,23bが設けられている。これらウォー
ムネジ23a,23b‥は、いずれも搬送路16b側を固定端と
し、かつ搬送路16a側あるいは搬送路16c側を可動端とし
たもので、搬送路16a,16c内にて螺子結合したものであ
る。また、これらウォームネジ23a,23b‥のうち、それ
ぞれ搬送方向上流側(釘打ち装置14と反対の側)のウォ
ームネジ23a,23bにはそれぞれギヤーを介してモータ24,
24が接続されており、またこれらウォームネジ23a23bと
他方のウォームネジ23a,23bとはチェーン25,25を介して
連動するよう構成されている。
このような構成のもとにウォームネジ23a,23b‥は、
搬送路16a,16c内においてそれぞれ搬送路16a,16cの取付
孔(図示略)内に形成された雌螺子と螺合することか
ら、前記モータ24,24の駆動によって一方のウォームネ
ジ23a,23bを回転せしめ、さらにこれらウォームネジ23
a,23bの回転をチェーン25,25を介して他方のウォームネ
ジ23a,b23bに伝えてこれらも回転せしめることにより、
搬送路16a,16cを、搬送路16bを中心としてウォームネジ
23a,23bの長さ方向にそれぞれ移動せしめるものとなっ
ている。
搬送チェーン17aは、第3図および第4図に示すよう
に搬送路16aの上面内側に搬送路16aの長さ方向に沿って
形成された凹路26a上を走行するもので、第2図に示す
ように搬送方向上流側に配設された歯車27aと、搬送方
向下流側に配設された歯車28aとの間に架設されたもの
である。同様に、搬送チェーン17cは、搬送路16aの上面
内側に搬送路16cの長さ方向に沿って形成された凹路26c
上を走行するもので、歯車27cと歯車28cとの間に架設さ
れたものである。また、搬送チェーン17b,17bは、搬送
路16bの上面両側に搬送路16aの長さ方向に沿って形成さ
れた凹路26b,26b上を走行するもので、歯車27b,27bと歯
車28b,28bとの間に架設されたものである。歯車28a,28
b,28b,28cにはモータ29(第1図参照)に接続された軸3
1が挿通されており、モータ29が作動することによって
軸30が回転し、歯車28a,28b,28b,28cが回転する。そし
て、これにより搬送チェーン17a,17b,17b,17cは、歯車2
8a,28b,28b,28cと歯車27a,27b,27b,27cとの間を回転
し、結果として搬送路16‥の各凹路26上を走行するもの
となっている。
また、これら搬送チェーン17a,17b,17b,17cには、第
4図に示すようにその外周側に搬送部材31a,31b,31cが
それぞれ取り付けられている。これら搬送部材31a,31b,
31cは、平面視L字状あるいはコ字状のもので、第3図
および第4図に示すように搬送路16a,16b,16cにセット
される框材1a,1bおよび棧材2a,2bを、搬送チェーン17a,
17b,17cの回転移動により押圧して釘打ち装置14に搬送
するためのものである。また、搬送部材31a,31b,31c
は、第1図に示すように制御装置Aによってその走行距
離が制御されるものであるが、その初期位置について
は、搬送路16cの歯車27c側に設けられた光センサ32によ
って制御される。すなわち、制御装置Aの信号を受けて
モータ29が駆動し、搬送チェーン17cが走行して搬送部
材31cも走行する。そして、搬送路16aの凹路26aを通っ
て搬送路16aの下面側に至り、さらに歯車27cを回って光
センサ32の前方に到達したとき、光センサ32からの光が
搬送部材31cによって遮られ、これにより制御装置Aが
作動してモータ29の駆動が停止し、搬送部材31cの走行
が停止して所定の初期位置に止どまる。
また、搬送路16a,16cのそれぞれの内側、および搬送
路16bの両側には、多数の位置決めピン12…を取り付け
たLアングル33a,33b,33b,33cが設けられている。これ
らLアングル33a,33b,33b,33cに取り付けられた位置決
めピン12…は、第1図に示すようにいずれもエアシリン
ダー34に接続されたもので、該エアシリンダー34の作動
によりその上部がLアングル33上に出没可能に構成され
たものである。また、これら位置決めピン12…は、位置
制御部13によってその出没が制御されるものである。す
なわち、これら位置決めピン12…は、制御装置Aに例え
ばパンチカードや磁気カード、バーコードを印刷したカ
ードを入れることにより、該制御装置Aがこれらカード
に入力された信号を読み取り、読み取った信号に対応し
た信号を位置制御部13に出力する。すると、位置制御部
13は制御装置Aからの信号に基づいてエアシリンダー34
からの圧の伝達路の開閉を制御し、信号に対応した位置
決めピン12…のみをLアングル33上に突出させる。ここ
で、制御装置Aに入れるパンチカードや磁気カードとし
ては、多数種のパネルの枠組み形状の個々に対応して予
め多数用意されたものである。そして、個々のカードに
は対応した枠組み形状の情報が入力されており、これに
よって所望するパネル枠組みに対応したカードを制御装
置Aに入れることにより、枠組みに対応した位置の位置
決めピン12…のみが突出するようになっている。したが
って作業者は、突出した位置決めピン12…に合わせて、
これに当接するよう予め用意された棧材2bを搬送路16上
に置くことにより、所望する枠組み形状にセットするこ
とができる。
釘打ち装置14は、第1図および第2図に示すように搬
送装置11の搬送方向側に配置されたもので、第7図に示
すように基枠35に3基の釘打ちガン36a,36b,36cと1基
のステープルガン37とを設けたものである。
釘打ちガン36a,36b,36cおよびステープルガン37は、
いずれもエアーシリンダーからの圧搾空気によって作動
するもので、カセットに入れられた釘あるいはステープ
ルを枠体1、棧材2に打ち込むものである。この場合に
釘打ちガン36に用いられる釘としては、枠体1により強
固に固定されるように、樹脂製の釘が用いられる。すな
わち樹脂製の釘にあっては、釘打ちガン36によって枠体
1に高速で打ち込むことにより、その表面が摩擦熱によ
って一部溶融し、さらに打ち込み後固化することによ
り、釘と枠体1との固定が強固になるのである。また、
枠組み終了後の後工程としてサイザー仕上げがなされる
が、その際、樹脂製の釘を用いていることにより、枠体
1から一部釘が突出していても、サイザー仕上げが支障
なく行われる。
釘打ちガン36aは、第2図および第7図に示すように
搬送路16aの外側に取付部材を介して固定され、かつ搬
送路16a側に銃口を向けて配置されたもので、前述した
ように搬送路16aがウォームネジ23a,23aの回転により横
移動した際、これと一体に進退するものである。また、
この釘打ちガン36aは、第1図に示した釘打ちガン36cの
場合と同様に、取付部材上にてエアシリンダー38aのピ
ストンロッドに連結されたもので、エアシリンダー38a
によるピストンロッドの上下動により、釘打ちガン36a
は所定のストロークだけ上下動自在になっている。この
ような構成のもとに釘打ちガン36aは、搬送装置11によ
って送られてきた枠組みを、その搬送路16a上の縦框材1
aから横框材1bに、さらに縦框材1aから棧材2bに樹脂製
釘を打ち込むようになっている。また、釘打ちガン36c
は、搬送路16cの外側に取付部材を介して固定され、か
つ搬送路16c側に銃口を向けて配置されたもので、搬送
路16cが横移動した際、これと一体に進退するものであ
る。この釘打ちガン36cも、前記釘打ちガン36cと同様に
取付部材上にてエアシリンダー38cのピストンロッドに
連結されたもので、エアシリンダー38cによるピストン
ロッドの上下動により、釘打ちガン36cは所定のストロ
ークだけ上下動自在になっている。そして、このような
構成のもとに釘打ちガン36cも、搬送装置11によって送
られてきた枠組みを、その搬送路16a上の縦框材1aから
横框材1bに、さらに縦框材1aから棧材2bに樹脂製釘を打
ち込むようになっている。
釘打ちガン36bは、第8図(a)(b)および第9図
(a)(b)に示すように基枠35に取り付けられた釘打
ちガン・ステープルガン固定体(以下、固定体と略称す
る)39に設けられたものである。ここで、第8図および
第9図は、釘打ちガン36bとステープルガン37との取付
構造を示す図であって、第8図(a)は平面図、第8図
(b)は正面図、第9図(a)はステープルガン37の取
付構造を示す側面図、第9図(b)は釘打ちガン36bの
取付構造を示す側面図である。これらの図に示すよう
に、基枠35にはエアシリンダー支持板40が固定され、こ
の支持板40の側面には搬送装置11の上流側に向けてエア
シリンダー41が水平方向に配設され、さらにこのエアシ
リンダー41のピストンロッドには前記固定体39が取付固
定されている。また、固定体39には取付板42が形成され
ており、この取付板42には下方に向けてエアシリンダー
43が鉛直方向に配設されている。そして、このエアシリ
ンダー43のピストンロッドには固定部材44が取付固定さ
れており、この固定部材44には釘打ちガン36bが取付固
定されている。ここで釘打ちガン36bは、搬送路16bと搬
送路16cとの間に配置され、かつその銃口を搬送路16bに
向けて配設されたものである。
また、前記固定体39には第1の取付板45、第2の取付
板46、第3の取付板47を介してステープルガン37が取り
付けられている。すなわち、固定体39の正面(搬送方向
上流側の面)には第1の取付板45が接合されており、こ
の取付板45にはその上下にそれぞれ水平方向に延びるレ
ール48,48が形成されているとともに、該レール48,48の
側方にエアシリンダー49が取付固定されている。エアシ
リンダー49のピストンロッドには、第2の取付板46がそ
の側板部にて取付固定されており、この取付板46の裏面
には前記レール48,48に嵌合してこれに摺動する摺動部
材50,50が設けられている。このような構成のもとに第
2の取付板46は、エアシリンダー49の駆動によって水平
方向、すなわち搬送装置11の搬送方向と直交する方向に
移動自在になっている。また、この第2の取付板46の表
面(搬送装置11の上流側)にはその左右にそれぞれ鉛直
方向に延びるレール51,51が形成されているとともに、
該レール51,51の上方にエアシリンダー52が取付固定さ
れている。エアシリンダー52のピストンロッドには第3
の取付板47がその上端にて取付固定されており、この取
付板47の裏面には前記レール51,51に嵌合してこれらに
摺動する摺動部材53,53が設けられている。このような
構成のもとに第3の取付板47は、エアシリンダー52の駆
動によって鉛直方向に移動自在になっている。また、こ
の第3の取付板47の表面(搬送装置11の上流側)にはそ
の上端部に押さえ板54が水平に配設されており、この押
さえ板54にはクラッチ55、カム56を介してステープルガ
ン37がその銃口を下方に向けて(打ち込み方向を下方に
して)取り付けられている。クラッチ55は、エアシリン
ダー(図示略)からの圧を受けてカム56を回動させるも
ので、これによりステープルガン37を90゜回動せしめる
ものとなっている。また、ステープルガン37は、その側
部が第3の取付板47の表面下部にコイルスプリング58を
介して取り付けられている。コイルスプリング58は、鉛
直方向、すなわちステープルガン37のステープル打ち込
み方向に沿って配設されたものであり、これによってス
テープルガン37はステープルを打った際、その衝撃がコ
イルスプリング58に吸収されるようになっている。
このような構成によりステープルガン37は、第1の取
付板45、第2の取付板46のエアシリンダー49,52による
移動に伴われて水平方向への移動、鉛直方向への移動が
自在となり、かつクラッチ55、カム56の駆動により回動
が自在となっている。
釘打ちガン36a,36b,36cと、これらガンのそれぞれに
対応する搬送路16a,16b,16cとの間には、第10図(a)
(b)(c)および第11図(a)(b)(c)に示すよ
うに枠材固定機構58が設けられている。この枠材固定機
構58は、前記した固定手段15となるもので、框材1a,1b
および棧材2a,2bの釘打ち箇所の近傍を固定するもので
あり、第10図(a)に示すように釘打ちする際、縦框材
1aの釘打ち箇所近傍を押圧固定する押圧板59と、第10図
(b)に示すように棧材2bあるいは横框材1bを挟持固定
する対の挟持部材60,60とを有してなるものである。な
お、第10図(b)は一方の挟持部材60のみを示した図で
ある。
押圧板59は、エアシリンダー61のピストンロッドに取
り付けられた円盤状のもので、エアシリンダー61の駆動
により縦框材1aの上面あるいは外側面を押圧するもので
ある。なお、第10図(a)(b)(c)で示した例は、
釘打ちガン36aあるいは36cに対応する押圧板59であり、
縦框材1aの上面を押圧するものである。これらの図に示
した押圧板59は、釘打ち装置14に設けられたエアシリン
ダー62のピストンロッドに取付板63が取付固定され、該
取付板63にエアシリンダー61が取付固定されたものとな
っており、エアシリンダー62の駆動により挟持部材60と
共に水平移動するようになっている。また、第2図に示
すように、釘打ちガン36a,36cの左右両側にも押圧板59,
59が備えられており、これらは縦框材1aの外側面を押圧
するものとなっている。
挟持部材60,60は、釘打ちガン36a,36b,36cにそれぞれ
対応して設けられたもので、これらガンの銃口の左右両
側に配置されたものである。また、これら挟持部材60,6
0は、互いに対称形に形成されたものが左右対称に配置
され、かつ搬送路16の搬送方向に沿って配置されたもの
で、第10図(c)に示すように前記取付板63に取り付け
られた板状のものである。また、この挟持部材60は、そ
の裏面に摺動部(図示略)を設け、下端側部に挟持片64
を形成したものであり、該取付板63に鉛直方向に沿って
設けられたエアシリンダー65のピストンロッドに連結さ
れるとともに、該取付板63に鉛直方向に沿って設けられ
たレール66に前記摺動部材が移動自在に嵌合したもので
ある。そして、このような構成のもとに挟持部材60,60
は、エアシリンダー65の駆動により下方に移動し、さら
にエアシリンダー62の駆動により互いに近付く方向に移
動して横框材1bあるいは横棧材2bを挟持するものとな
る。なお、第10図に示した挟持部材60では、予め搬送さ
れる枠組みより上方に配置され、エアシリンダー62の駆
動により下方に移動するようにしたが、第11図(a)
(b)(c)に示すように予め枠組みにより下方に配置
し、エアシリンダー62の駆動により上方に移動するよう
にしてもよいのはもちろんであり、この実施例において
は釘打ちガン36bに対応する挟持部材として、この図に
示した形態のものを用いている。
次に、このような構成の枠組製造装置による、枠組み
とその釘打ち固定の工程について説明する。なお、工程
の説明として、まず第3図に示すような縦棧材2aを用い
ないパターンの枠組みの製造について説明する。
パネルの枠組みを行うにあたり、まず所望するパター
ンに対応した縦框材1a、横框材1b、棧材2bを用意し、ま
たこのパターンに対応したカード(例えばパンチカー
ド)を制御装置Aに入れる。すると、カードに入力され
た情報を受け、制御装置Aは搬送装置11のモータ24を駆
動せしめ、ウォームネジ23a,23aを回転させて搬送路16a
をその搬送方向と直交する方向に横移動せしめる。そし
て、これにより搬送装置11は、搬送路16aと搬送路16bと
が所望するパネル枠組みパターンの幅に対応したものと
なる。
また、搬送路16aの移動が終了すると、エアシリンダ
ー22,22が駆動し、第6図中二点鎖線で示すようにその
ピストンロッドに連結された固定台21が上昇する。続い
て、エアシリンダー19b,19bが駆動してそのピストンロ
ッドに連結されたガイド20が前進し、結果としてガイド
20は搬送路16bの上方に移動する。
このような搬送路16aの移動およびガイド20の移動が
終了すると、制御装置Aは位置制御部13に枠組みパター
ンの情報信号を伝える。すると、この信号を受けた位置
制御部13は、枠組みパターンの各横框材1b,1bおよび棧
材2b,2bの位置に対応した位置決めピン12…をLアング
ル33a,33b上に突出させる。
またこのとき、搬送装置11においては、制御装置Aか
らの信号を受けてモータ29が駆動することにより、搬送
チェーン17a,17b,17cに設けられた搬送部材31a,31b,31c
が、光センサ32により制御されて予め決められた初期位
置に停止した状態となる。
このように自動的に準備された状態において、作業者
は用意した縦框材1aのうち一方をガイド20と搬送部材31
bとに当接させた状態で搬送路16b上にセットし、また横
框材1bのうち一方を前記縦框材1aと搬送部材31a,31bと
にそれぞれ当接させた状態で搬送路16a,16b上に架けわ
たし、さらに棧材2b,2bと残りの横框材1bとをそれぞれ
突出した位置決めピン12…に合わせて搬送路16a,16b上
に架けわたす。この後、残りの縦框材1aを、その一端面
が搬送部材31aに当接するように配置するとともに、そ
の側面を横框材1b,1b、棧材2b,2bの端面にそれぞれ当接
させて搬送路16a上にセットする。
そして、制御装置Aに接続されたスイッチ(図示略)
をオンすることにより、エアシリンダー19a,19aを駆動
せしめ、これによって固定ガイド18aを搬送路16a側に前
進させる。すると、固定ガイド18aが搬送路16a上の縦框
材1aに当接してこれを押圧し、さらにこの縦框材1aが横
框材1b,1b、棧材2b,2bを押圧する。またこのとき、横框
材1b、棧材2b,2bは位置決めピン12…によってその搬送
方向での位置が規制されていることから、ズレが生じる
ことなく、結果として枠組みがガイド20と固定ガイド18
aとに挟持されることによって固定される。
このようにして枠組みが固定されると、位置制御部13
は、制御装置Aからの信号を受けて突出した位置決めピ
ン12…を再度Lアングル33aより下に降下せしめる。そ
して、制御装置Aはモータ29を駆動せしめて搬送チェー
ン17a,17b,17cを走行させ、これにより搬送部材31a,31
b,31cを走行させて前記枠組みを搬送せしめる。ここで
枠組みは、走行路16a,16bの凹部26a,26bを除いた上面、
および固定ガイド18aとガイド20にのみ接していること
から、摩擦が少なく、よってその枠組みを維持した状態
で釘打ち装置14に搬送される。
釘打ち装置14に搬送された枠組みは、制御装置Aに入
れられたカードの情報に基づき、制御装置Aからの信号
により決定された走行距離だけ移動して停止する。すな
わち、第1の停止位置は、搬送方向側の横框材1bが釘打
ちガン36aの真横に到達した位置とされる。そして、こ
の位置で枠組みが停止すると、制御装置Aからの信号を
受けてエアシリンダー41が駆動し、釘打ちガン・ステー
プルガン固定体39が移動してその釘打ちガン36bが釘打
ちガン36aと対向する位置に停止する。
続いて、枠材固定機構58が作動する。まず、釘打ちガ
ン36aに対応する挟持部材60,60が、エアシリンダー65,6
5の駆動により下方に移動してその挟持片64,64を枠組み
の横框材1bの両側に位置せしめ、さらにエアシリンダー
62,62の駆動により互いに近付く方向に移動して前記挟
持片64,64で横框材1bを挟持固定する。次いで、押圧板5
9がエアシリンダー61の駆動により移動して搬送路16a側
の縦框材1aの上面および側面を押圧固定する。そして、
このように縦框材1a、横框材1bが固定された状態で釘打
ちガン36aが作動し、樹脂製の釘が縦框材1aの外側面か
ら横框材1bの端面にまで打ち込まれる。さらに、この打
ち込みがなされた後、エアシリンダー38aの駆動により
釘打ちガン36aが所定ストローク分下降せしめられ、そ
の位置にて再度釘打ちがなされる。
また、これと同時に、あるいは前後して、搬送路16b
側においても、枠材固定機構58が作動して各框材が固定
され、さらに釘打ちガン36bが駆動して框材に上下2本
の釘が打ち込まれる。
このようにして横框材1bへの釘の打ち込みが完了した
後、枠材固定機構58が駆動してその横框材1b、縦框材1a
への固定を解除する。次いで、制御装置Aからの信号に
より再度搬送部材31が走行して枠組みが移動し、搬送方
向側の棧材2bが釘打ちガン36aの真横に到達した位置で
停止する。そして、この位置にて再度前述した枠材固定
および釘打ちが繰り返される。さらに、同じ工程が繰り
返され、搬送路上流側の棧材2b、横框材1bが順次縦框材
1a,1aに釘打ち固定されて枠組みの固定が完了する。
そして、この枠組みは次工程である接着剤塗布工程に
送られ、さらに面材貼付工程、プレス工程に順次送られ
てパネル化される。この場合に、これら接着剤塗布工
程、面材貼付工程、プレス工程については従来と同様に
して行われる。
また、第4図に示すような縦棧材2aを有したパターン
の枠組みを製造する場合には、先の例の場合と同様に、
まず所望するパターンに対応した縦框材1a、横框材1b、
縦棧材2a、横棧材2bを用意し、またこのパターンに対応
したカードを制御装置Aに入れる。すると、カードに入
力された情報を受け、制御装置Aは搬送装置11のモータ
24,24を駆動せしめ、ウォームネジ23a,23a,23b,23bを回
転させて搬送路16a,16cをその搬送方向と直交する方向
に横移動せしめる。そして、これにより搬送装置11は、
搬送路16aと搬送路16cとが所望するパネル枠組みパター
ンの幅に対応したものとなる。
なおこの場合、搬送路16bには後述するように縦框材1
aがセットされないことから、ガイド20の移動はなされ
ず、搬送路16bの側方にて下降した状態を維持したまま
となっている。
このような搬送路16aの移動およびガイド20の移動が
終了すると、先の例と同様に、枠組みパターンに応じて
位置決めピン12…が突出し、また搬送部材31a,31b,31c
が初期位置に停止した状態となる。
そして、作業者は用意した縦框材1aのうち一方を搬送
路16c上に、また横框材1bのうち一方を搬送部材31a,31
b,31cに当接させた状態でセットし、さらに横棧材2b,2b
を位置決めピン12に合わせて搬送路16c,16b上に架けわ
たす。そしてさらに、縦棧材2aを横棧材2b,2bの端面に
当接させた状態で搬送路16b上にセットし、また残りの
横框材1bを縦框材1aの内側面端部と縦棧材2bの端面とに
それぞれ当接させた状態で搬送路16c,16a上に架けわた
し、さらに残りの横棧材2b,2bを縦棧材2aの側面に当接
させかつ位置決めピン12に合わせて搬送路16b,16a上に
架けわたす。この後、残りの縦框材1aを、その一端面が
搬送部材31aに当接するように配置するとともに、その
側面を横框材1b,1b、棧材2b,2bの端面に当接させて搬送
路16a上にセットする。
そして、先の例と同様にスイッチ(図示略)をオンす
ることによりエアシリンダー19a,19a,19c,19cを駆動せ
しめ、これにより固定ガイド18a,18cをそれぞれ内側に
前進させて、搬送路16a上の縦框材1a、搬送路16c上の縦
框1cをそれぞれ押圧して枠組みを固定する。
このようにして枠組みが固定されると、先の例と同様
に突出した位置決めピン12…が降下し、搬送部材31a,31
b,31cが走行して該枠組みが釘打ち装置14に搬送され
る。
釘打ち装置14に搬送された枠組みは、制御装置Aによ
りその搬送方向側の横框材1bが、釘打ちガン36a,36cの
真横に到達した位置で停止せしめられる。続いて、先の
例と同様にして枠材固定機構58、釘打ちガン36a,36cが
順次作動し、樹脂製の釘が縦框材1a,1aの外側面から横
框材1bの端面にまで打ち込まれる。
また、前記動作と同時にあるいは前後して、制御装置
Aからの信号によりエアシリンダー41が駆動し、釘打ち
ガン・ステープルガン固定体39が移動してそのステープ
ルガン37の銃口の中心を、横框材1bと縦棧材2aとの接合
部上に位置せしめる。そして、エアシリンダー49が駆動
して前記ステープルガン37の銃口の中心を、縦棧材2aの
幅のほぼ中央となるようステープルガン37を移動させ、
さらにカム56が回動してステープルガン37から打ち出さ
れるステープルが前記横框材1bと縦棧材2aとにまたがっ
て打ち込まれるようステープルガン37を回動せしめる。
このようにしてステープルガン37の位置が決められた
後、エアシリンダー52が駆動し、ステープルガン37が下
降してその銃口が横框材1b、縦棧材2aに近接する。そし
て、この状態のもとでステープルガン37が作動し、横框
材1bと縦棧材2aとにまたがってステープルが打ち込まれ
る。ステープルを打ち込んだ後ステープルガン37は再度
上昇し、また枠材固定機構58も駆動してその横框材1b、
縦框材1aへの固定を解除する。
このようにして横框材1bへの釘、ステープルの打ち込
みが完了した後、再度搬送部材31が走行して枠組みが移
動し、搬送方向側の横棧材2b,2bが釘打ちガン36a,36cの
真横に到達した位置で停止する。そして、この位置にて
再度前述した枠材固定および釘打ちが繰り返される。ま
た、前記動作と同時にあるいは前後して、エアシリンダ
ー41が駆動し、釘打ちガン・ステープルガン固定体39が
移動してそのステープルガン37の銃口の中心を、一方の
横棧材2bと縦棧材2aとの接合部上に位置せしめる。そし
て、エアシリンダー49が駆動して前記ステープルガン37
の銃口の中心を、横棧材2bの幅のほぼ中央となるようス
テープルガン37を移動させ、さらにカム56が前記の状態
に比べ90゜回転してステープルガン37から打ち出される
ステープルが、前記横棧材2bと縦棧材2aとにまたがって
打ち込まれるようステープルガン37を回動せしめる。こ
のようにしてステープルガン37の位置が決められた後、
前記動作と同様にしてステープル打ち込みがなされる。
そして、この横棧材2bと縦棧材2aとへのステープル打ち
に続いて、ステープルガン37は再度上昇し、さらにエア
シリンダー49の駆動により横方向に移動し、他方の横棧
材2bと縦棧材2aとをまたぐようにしてその接合部へステ
ープルを打ち込む。なおこのようなステープル打ちに際
しては、搬送路16bの両側に配設された枠材固定機構58
が作動し、横棧材2bを押圧固定あるいは挟持固定してい
るのはもちろんである。
さらに、同じ工程が繰り返され、縦框材1a,1aと搬送
路上流側の横棧材2b,2bとの釘打ち固定、これら横棧材2
b,2bと縦棧材2aとのステープル打ち固定、縦框材1a,1a
と横框材1bとの釘打ち固定、横框材1bと縦棧材2aとのス
テープル打ち固定が順次なされ、枠組みの固定が完了す
る。そして、このようにして製造された枠組みは、先の
例と同様に次工程に送られる。
このような構成の枠組製造装置10にあっては、所望す
る枠組みのパターンに対応してカードを制御装置Aに入
れることによって位置制御部13を制御することにより、
位置決めピン12…を枠組みの所望するパターンに対応さ
せて突出せしめることができ、またこれら突出した位置
決めピン…に合わせて框材1、棧材2を順次配置するこ
とにより、所望するパターンの枠組みを容易に行うこと
ができる。そして、制御装置Aを前記カードの情報に基
づいて作動させることにより、搬送装置11における搬送
部材31…の走行距離を制御して、前記枠組みの釘打ち箇
所を釘打ち装置14における釘打ちガン36…の所定の位置
にまで到達せしめることができ、さらに釘打ち装置14に
て、固定手段15(枠材固定機構58)により框材1および
棧材2の釘打ち箇所の近傍を固定した状態で、枠組みパ
ターンに対応した釘打ち固定を行うことができる。
また、枠組みを行うにあたっては、並列して配置され
た三本の搬送路16a,16b,16cのうち、両側の搬送路16a,1
6cを中央の搬送路16bに対して進退可能に構成し、さら
にこれら両側の搬送路16a,16bのそれぞれの外側に、縦
框材1aを押圧固定するための固定ガイド18a,18cを中央
の搬送路16bに向かって進退可能に配設したので、搬送
路16a,16cのうち少なくとも一方を進退させることによ
って所望するパネル枠組みの幅に対応させることがで
き、また固定ガイド18a,18cを進退させることによって
枠組み状態を固定することができる。またこの場合、中
央の搬送路16bにガイド20を上下動可能かつ進退可能に
設けたので、このガイド20を上昇させ、かつ該搬送路16
bを中央側に移動せしめ、この状態で該搬送路16bと搬送
路16aとに縦框材1a,1aを配置して枠組みすることによ
り、幅の狭いパネル枠組みに対応した配置をも行うこと
ができる。
なお、上記実施例では、釘打ちガン36やステープルガ
ン37用の樹脂製釘やステープルとして、カセットに入れ
られた連続式のものを用いたが、釘打ちガン36やステー
プルガン37にフィーダーを設けて、1本(1個)ずつ単
独の釘やステープルをこのフィーダーに入れ、釘打ちガ
ン36やステープルガン37にこれらを連続的に供給するよ
うにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明の木製パネル用枠組の製
造装置は、所望する枠組みのパターンに対応したカード
を制御装置に入れることによって位置制御部を制御する
ことにより、位置決めピンを枠組みの所望するパターン
に対応させて突出せしめ、またこれら突出した位置決め
ピンに合わせて框材、棧材を順次配置することにより所
望するパターンの枠組みが容易に行えるようにしたもの
であり、また制御装置を前記カードの情報に基づいて作
動させることにより、搬送装置における搬送部材の走行
距離を制御して、前記枠組みの釘打ち箇所を釘打ち装置
の所定の位置にまで到達せしめ、さらに釘打ち装置に
て、固定手段により框材および棧材の釘打ち箇所の近傍
を固定した状態で、枠組みパターンに対応した釘打ち固
定を可能にしたものである。
したがってこの製造装置にあっては、作業者の勘や経
験に頼ることなく、縦棧材の有無にかかわらず種々のパ
ターンの枠組みを容易に行うことができ、よって作業を
標準化して行うことができることから均一な寸法や平面
度、直角度等の各精度を有した枠組を量産することがで
き、これにより高品質な木製パネルを製造することがで
きる。さらに、所望する枠組パターンに対応して位置制
御部を制御することにより、位置決めピンを所望するパ
ターン状に出没させることができるので、製造するパネ
ルの種類を切り替える際にも、その枠組パターンに対応
して位置制御部を制御することにより容易に行えること
ができ、よって作業の迅速化を図ることができる。ま
た、搬送装置は互いに平行に配される三本の搬送路を備
え、それら搬送路のうち中央に配置される搬送路上のガ
イドは上下動可能とされ、必要なときのみ上昇させて使
用するものであるから、縦材として縦框材しか有しない
比較的幅の狭い木製パネル用枠組でも、あるいは縦材と
して両側の框材と中央の縦棧材とを有する比較的幅の広
い木製パネル用枠組でも任意に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図はこの発明の木製パネル用枠組の製
造装置に係る図であって、第1図はこの発明の製造装置
の正面図、第2図は同平面図、第3図および第4図は搬
送装置の使用状態を示す斜視図、第5図はガイドの移動
機構を説明するための正面図、第6図は同じくガイドの
移動機構を説明するための右側面図、第7図は釘打ち装
置の右側面図、第8図(a)(b)および第9図(a)
(b)は釘打ち装置において釘打ちガンとステープルガ
ンとが一体に設けられてなる箇所の概略構成を示す図で
あって、第8図(a)は平面図、第8図(b)は正面
図、第9図(a)はステープルガンの取付構造を示す右
側面図、第9図(b)は釘打ちガン36bの取付構造を示
す右側面図、第10図(a)(b)(c)は枠材固定機構
(固定手段)の概略構成を示す図であって、第10図
(a)は左側面図、第10図(b)は正面図、第10図
(c)は平面図、第11図(a)(b)(c)は第10図に
示した枠材固定機構とは別の例の枠材固定機構を示す図
であって、第11図(a)は左側面図、第11図(b)は正
面図、第11図(c)は底面図、第12図は従来の木製パネ
ルの一部を切欠きした斜視図、第13図は従来の木製パネ
ルの製造装置の一例を示す概略斜視図である。 A……制御装置、 1……枠体、1a,1b……框材、 2a,2b……棧材、 10……木製パネル用枠組の製造装置、 11……搬送装置、12……位置決めピン、 13……位置制御部、14……釘打ち装置、 15……固定手段、 16a,16b,16c……搬送路、 17a,17b,17c……搬送チェーン、 31a,31b,31c……搬送部材、 58……枠材固定機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上嶋 修一 長野県上伊那郡飯島町田切1.145番地 1 信州住宅工業株式会社内 (72)発明者 三田 公司 広島県広島市南区出島1丁目5番19号 内外工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−321129(JP,A) 特開 平2−30445(JP,A) 特開 昭55−157444(JP,A) 特開 昭61−178134(JP,A) 特開 昭64−5021(JP,A) 特開 平2−279118(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦横の框材によって矩形枠状に組まれた枠
    体と、この枠体の内部に少なくとも横方向に組まれて配
    設された棧材とからなる木製パネル用枠組の製造装置で
    あって、 前記縦横の框材と棧材とを搬送する搬送装置と、該搬送
    装置の上面側に出没可能に設けられて、縦横の框材と棧
    材とを所望するパターンのパネル用枠組状になるよう位
    置決めする複数の位置決めピンと、該位置決めピンを所
    望するパターンの枠組状に出没させる位置制御部と、所
    望する枠組みのパターンに対応したカードを入れること
    により作動して、前記位置制御部を動作せしめる制御装
    置と、前記搬送装置によって搬送された框材と棧材とを
    枠組固定する釘打ち装置と、該釘打ち装置または前記搬
    送装置に設けられて、框材および棧材の釘打ち箇所の近
    傍を固定する固定手段を具備してなり、 前記搬送装置が、並列して配置された三本の搬送路と、
    これら搬送路にその長さ方向に沿って設けられた搬送チ
    ェーンと、該搬送チェーンに設けられて框材または棧材
    を搬送する搬送部材と、搬送時に縦框材を押圧ガイドす
    るガイドとを有し、中央に配置される搬送路上のガイド
    が上下動可能とされ、 前記制御装置が、搬送装置に載置された框材および棧材
    からなる枠組みの釘打ち箇所を釘打ち装置の所定の位置
    にまで到達せしめるよう、前記カードに入力された枠組
    みパターンの情報に基づいて作動して搬送装置における
    搬送部材の走行距離を制御することを特徴とする木製パ
    ネル用枠組の製造装置。
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