JP3001976U - 家畜用保温胴衣 - Google Patents
家畜用保温胴衣Info
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- JP3001976U JP3001976U JP1994002067U JP206794U JP3001976U JP 3001976 U JP3001976 U JP 3001976U JP 1994002067 U JP1994002067 U JP 1994002067U JP 206794 U JP206794 U JP 206794U JP 3001976 U JP3001976 U JP 3001976U
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 子牛等の家畜に巻付け、安価かつ確実に保温
することができる家畜用保温胴衣を提供する。 【構成】 家畜用保温胴衣1は略中央に位置し子牛の胴
体部分を覆う胴保温部20と、この胴保温部20の前方(図
中、左方向)に位置し子牛の肩部分を覆う肩保温部30
と、胴保温部20の後方(図中、右方向)に位置し子牛の
腰部分を覆う腰保温部40とから成っている。胴保温部20
側部にはフックテープ21及びループテープ22が設けられ
ている。腰保温部40との近傍に一対のヒモ23が設けられ
ている。肩保温部30は、突出部31の凹部32側に一対のヒ
モ33が設けられるとともに、突出部31の反対側に肩固定
手段としてのヒモ34が設けられている。腰保温部40は、
突出部41の麓部分に一対のヒモ42が設けられている。
することができる家畜用保温胴衣を提供する。 【構成】 家畜用保温胴衣1は略中央に位置し子牛の胴
体部分を覆う胴保温部20と、この胴保温部20の前方(図
中、左方向)に位置し子牛の肩部分を覆う肩保温部30
と、胴保温部20の後方(図中、右方向)に位置し子牛の
腰部分を覆う腰保温部40とから成っている。胴保温部20
側部にはフックテープ21及びループテープ22が設けられ
ている。腰保温部40との近傍に一対のヒモ23が設けられ
ている。肩保温部30は、突出部31の凹部32側に一対のヒ
モ33が設けられるとともに、突出部31の反対側に肩固定
手段としてのヒモ34が設けられている。腰保温部40は、
突出部41の麓部分に一対のヒモ42が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、生後間もない子牛等に着用させる家畜用保温胴衣に関するものであ る。
【0002】
生まれたばかりの子牛は、寒さに弱く、体温損耗による死亡事故率が4〜8% あり、体温損耗を遠因とする二次的要因(下痢、感冒等)による死亡事故率を含 めると10〜20%にも及ぶものであった。
【0003】 そこで、従来、畜舎全体をビニールシート等で囲み、畜舎全体の温度を下げな いようにすることにより、子牛の体温が低下するのを防止していた。
【0004】
しかし、従来のビニールシート等で囲む方法では、間接保温であるので充分に 保温することができないものであった。特に、低温地帯や低温期においては、子 牛の体温を充分に維持することができず、死亡事故がしばしば発生するものであ った。
【0005】 本考案は、以上の問題点を解決し、極めて効率よく家畜を保温することができ る家畜用保温胴衣を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、以上の問題点を解決するためになされたもので、本考案の家畜用保 温胴衣は、家畜の胴部分を覆う胴保温部と、家畜の肩部分を覆う肩保温部と、家 畜の腰部分を覆う腰保温部と、これらを家畜に固定する固定手段とを有すること を特徴として構成されている。
【0007】 胴保温部は、家畜の胴部分、即ち、前脚と後脚の略間の部分を覆い、この部分 を保温するものである。肩保温部は、家畜の肩部分、即ち、前脚の略上部に位置 する部分を覆い、この部分を保温するものである。この肩保温部は、家畜の頸の 付け根部分及び胸垂部分まで覆うようにすることが好ましい。腰保温部は、家畜 の腰部分、即ち、後脚の略上部に位置する部分を覆い、この部分を保温するもの である。
【0008】 胴保温部、肩保温部及び腰保温部は、保温性のよい材料で作製されることが好 ましく、例えば、表面をビニール、ゴム等をコーティングした防水繊維かズック (黄麻)生地、或いはセラミック繊維を用い、内側にはフェルト加工した布等を 使用することが出きる。また、これらを作製する材料に、虫よけのための薬剤を 塗布したり、抗菌剤を塗布することもできる。
【0009】 固定手段は、胴保温部、肩保温部及び腰保温部を家畜に固定するもので、これ らが家畜から脱落しないように出きれば、マジックテープ、ヒモ、ベルト等の各 種手段を用いることができ、かつ、固定部位も、胴部分のみ、胴部分と肩部分、 胴部分、肩部分及び腰部分等適宜変更することが出きる。
【0010】 子牛及び子馬のように使用中に成長して体格が大きくなる場合、例えば、子牛 の場合は0日令から60日令までの間に体重が1.5倍近くになるので、全期間を通 じて体にフィットするように、体形の変化に追随できるマジックテープ、ヒモ、 等が好ましい。
【0011】 また、子牛及び子馬の場合は落ちつきが無く動きが激しいので、胴部分、肩部 分及び腰分部の3個所で固定することが好ましい。このように3個所で固定する ことにより、激しく運動しても、ほとんどズレルことが無く、常に肩部分、胴部 分及び腰部分に密着した状態に維持することができる。
【0012】 家畜は、保温が要求される家畜であれば適用することでき、例えば、牛、馬、 緬山羊があり、特に、寒さに弱い子牛に有効である。
【0013】
本考案の家畜用保温胴衣では、胴保温分が家畜の胴部分を覆って保温し、肩保 温分が家畜お肩部分を覆って保温し、腰保温分が家畜の腰部分を覆って保温し、 固定手段が胴保温部、肩保温部及び腰保温部を家畜に固定する。
【0014】 また、固定手段が胴固定手段、肩固定手段及び腰固定手段である場合は、胴固 定手段が胴保温部を胴部分を覆った状態で固定し、肩固定手段及び腰固定手段が 家畜の背骨方向の両端において固定することにより、胴衣全体が背骨の方向にず れるのを防止する。
【0015】
本考案の家畜用保温胴衣の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0016】 図1は家畜用保温胴衣の展開した平面図、図2は家畜用保温胴衣を子牛に着用 させた状態の側面図である。
【0017】 図1において、家畜用保温胴衣1は上方から被せて着用させる方式のもので、 子牛に着用された際外側になる面が表面になるように描かれている。この家畜用 保温胴衣1は1枚の胴衣本体10が設けられ、この胴衣本体10は、略中央に位置し 子牛の胴部分を覆う胴保温部20と、この胴保温部20の前方(図中、左方向)に位 置し子牛の肩部分を覆う肩保温部30と、胴保温部20の後方(図中、右方向)に位 置し子牛の腰部分を覆う腰保温部40とから成っている。
【0018】 胴保温部20は略長方形状に形成されており、その両側部には、胴固定手段とし てのマジックテープが設けられており、一方の側部にはマジックテープの一方で あるフックテープ21が、他方の側部にはマジックテープの他方であるループテー プ22が設けられている。また、腰保温部40との近傍に固定手段としての一対のヒ モ23が設けられている。
【0019】 肩保温部30は、先端に2つの山状の突出部31、31が形成されるとともに、突出 部31、31に挟まれた凹部32が形成されれおり、この突出部31が子牛の略胸垂に当 接するようになるとともに、凹部32が頸の廻りに位置するようになっている。そ して、突出部31の凹部32側に固定手段としての一対のヒモ33が設けられるととも に、突出部31の反対側に肩固定手段としてのヒモ34が設けられており、ヒモ33が 頸の上部において固定され、ヒモ34が略胸垂において固定されるようになってい る。
【0020】 腰保温部40は、先端の略中央に山状に突出した突出部41が形成され、この突出 部41が子牛の尾の付け根部分まで覆うようになっている。また、腰保温部40には 、突出部41の麓部分に腰固定手段としての一対のヒモ42が設けられ、このヒモ42 は子牛の後ろ脚の上方近傍で固定されるようになっている。 なお、図中a=650〜1150mm、b=700〜1200mmである。
【0021】 以上のような家畜用保温胴衣1を子牛に着用させるには、図2に示すように、 家畜用保温胴衣1を、図1中表面側の面を外側にして子牛2に被せ、胴保温部20 を腹に巻付けフックテープ21をループテープ22に固定させる。さらに、各ヒモ23 、33、34、42を結ぶと、家畜用保温胴衣1が完全に子牛2に固定され家畜保温胴 衣1の着用作業が終了する。
【0022】 図3は本考案の家畜用保温胴衣の他の実施例の展開した平面図、図4は家畜用 保温胴衣を子牛に着用した状態の側面図である。
【0023】 図3において、家畜用保温胴衣3は下方から巻き付けて着用させる方式のもの で、子牛に着用された際内側になる面が表面になるように描かれている。この家 畜用保温胴衣3は1枚の胴衣本体50が設けられ、この胴衣本体50は、略中央に位 置し子牛の胴体部分を覆う胴保温部60と、この胴保温部60の前方(図中、左方向) に位置し子牛の肩部分を覆う肩保温部70と、胴保温部60の後方(図中、右方向) に位置し子牛の腰部分を覆う腰保温部80とから成っている。
【0024】 胴保温部60は略長方形上に形成されており、肩保温部70の近傍の両側部には、 胴固定手段としての一対のヒモ61が設けられている。
【0025】 肩保温部70は、先端に2つの山状の突出部71、71が形成されるとともに、突出 部71、71の両側に斜めの傾斜部72、72がそれぞれ形成されており、この突出部71 が子牛の略胸垂に当接するようになるとともに、傾斜部72、72が頸の廻りに位置 するようになっている。そして、突出部71、71の略先端に肩固定手段としての一 対のヒモ73、73が設けられ、このヒモ73は略胸垂において固定されるようになっ ている。
【0026】 腰保温部80は、先端の両側に突出した突出部81、81が形成され、この突出部81 が子牛の尾の付け根部分まで覆うようになっている。腰保温部80には、突出部81 の略中間辺りに腰固定手段としての一対のヒモ82が設けられ、このヒモ82は子牛 の後ろ脚の上方近傍で固定されるようになっている。また、胴保温部60の境界線 の近傍の両端部には、固定手段としての一対のヒモ83、83が設けられている。 なお、図中c=650〜1150mm、d=800〜1300mmである。
【0027】 以上のような家畜用保温胴衣3を子牛に着用させるには、図4に示すように、 家畜用保温胴衣3を、図3中表面側の面を内側にして子牛2の腹の下にから両端 を背中に回し、ヒモ61及び83を固定させる。さらに、各ヒモ73及び82を結ぶと、 家畜用保温胴衣3が完全に子牛2に固定され家畜保温胴衣3の着用作業が終了す る。
【0028】
本考案は、家畜の体の略全表面を覆うことにより家畜の体温が低下するのを防 止し、極めて安価且つ簡単に家畜を確実に保温することが出きる。したがって、 生まれて間もない子牛のように寒さに弱い場合であっても、体温の損耗を少なく できるので、死亡事故を減少させることができる。
【図1】 本考案の家畜用保温胴衣の1実施例の展開し
た平面図。
た平面図。
【図2】 本考案の家畜用保温胴衣の1実施例を子牛に
着用させた状態を示す側面図。
着用させた状態を示す側面図。
【図3】 本考案の家畜用保温胴衣の他の実施例の展開
した平面図。
した平面図。
【図4】 本考案の家畜用保温胴衣の他の実施例を子牛
に着用させた状態を示す側面図。
に着用させた状態を示す側面図。
1、3…家畜用保温胴衣 2…子牛(家畜) 10、50…胴衣本体 20、60…胴保温部 21…フックテープ(胴固定手段) 22…ループテープ(胴固定手段) 61…ヒモ(胴固定手段) 30、70…肩保温部 34…ヒモ(肩固定手段) 73…ヒモ(肩固定手段) 40、80…腰保温部 42…ヒモ(腰固定手段) 82…ヒモ(腰固定手段) 83…ヒモ(胴固定手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 家畜の胴部分を覆う胴保温部と、家畜の
肩部分を覆う肩保温部と、家畜の腰部分を覆う腰保温部
と、これらを家畜に固定する固定手段とを有することを
特徴とする家畜用保温胴衣 - 【請求項2】 家畜の胴部分を覆う胴保温部と、家畜の
肩部分を覆う肩保温部と、家畜の腰部分を覆う腰保温部
と、胴保温部に設けられ胴保温部を固定する胴固定手段
と、肩保温部に設けられ略胸垂部分において肩保温部を
固定する肩固定手段と、腰保温部に設けられ略後脚の上
部において腰保温部を固定する腰固定手段とを有するこ
とを特徴とする家畜用保温胴衣 - 【請求項3】 子牛の胴部分を覆う胴保温部と、子牛の
肩部分を覆う肩保温部と、子牛の腰部分を覆う腰保温部
と、胴保温部に設けられ胴保温部を固定する胴固定手段
と、肩保温部に設けられ略胸垂部分において肩保温部を
固定する肩固定手段と、腰保温部に設けられ略後脚の上
部において腰保温部を固定する腰固定手段とを有するこ
とを特徴とする家畜用保温胴衣
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002067U JP3001976U (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 家畜用保温胴衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002067U JP3001976U (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 家畜用保温胴衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001976U true JP3001976U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=43137948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002067U Expired - Lifetime JP3001976U (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 家畜用保温胴衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001976U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017119500A1 (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | グンゼ株式会社 | 家畜用衣料 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP1994002067U patent/JP3001976U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017119500A1 (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | グンゼ株式会社 | 家畜用衣料 |
JP2017123842A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-20 | グンゼ株式会社 | 家畜用衣料 |
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