JP3001884U - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3001884U
JP3001884U JP1994001891U JP189194U JP3001884U JP 3001884 U JP3001884 U JP 3001884U JP 1994001891 U JP1994001891 U JP 1994001891U JP 189194 U JP189194 U JP 189194U JP 3001884 U JP3001884 U JP 3001884U
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JP1994001891U
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Inventor
卓 市原
裕 村上
雅美 池田
Original Assignee
株式会社電通プロックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像投影装置の映像面や装置本体がそのまま
には見えない表示装置を提供する。 【構成】 表示装置は、映像投影装置13と、観察者1
側と映像投影装置13側とを仕切り、観察窓16を備え
た遮蔽板4と、観察窓16を通して映像投影装置13の
映像が観察されるように映像投影装置13の映像面14
に向かい合うように配置された平面鏡21とを備え、特
定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調整され
た光制御板17が、平面鏡21からの反射光は透過し、
映像面14から光制御板17に直接入射する光は散乱す
るように前記観察窓16に取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、画像や文字を表示する表示装置に関する。この考案の表示装置は 広告、教育、娯楽、案内標識などに利用される。
【0002】
【従来の技術】
広告手段として高い宣伝効果を得るために動く展示物、映画、テレビなど動 的要素を含む手段が用いられている。また、授業や講演においても聴講者の理解 を助け、あるいは注意をひくためにも上記のような手段が利用されている。これ らの分野では現在でも更に変化のある多様な表現が可能な表示装置が求められて いる。
【0003】 このような表示装置の一つとして、ビデオモニタの映像面を平面鏡、凹面鏡あ るいはハーフミラーなどを用いて画像や文字を表示することも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記表示装置では映像を見る方向によっては、映像投影装置の映像面 や装置本体が、つまり表示装置の仕掛けがそのまま見えて、観察者の興趣を欠く という問題があった。
【0005】 この考案は、観察者に映像は見えるが、映像投影装置の映像面や装置本体がそ のままには見えない表示装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の考案の表示装置は、映像投影装置と、観察者側と映像投影装置側とを仕 切り、観察窓を備えた遮蔽板と、観察窓を通して映像投影装置の映像が観察され るように映像投影装置の映像面に向かい合うように配置された平面鏡とを備え、 特定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調整された光制御板が、平面鏡 からの反射光は透過し、映像面から光制御板に直接入射する光は散乱するように 前記観察窓に取り付けられている。
【0007】 第2の考案の表示装置は、映像投影装置と、観察者側と映像投影装置側とを仕 切り、観察窓を備えた遮蔽板と、観察窓を通して映像投影装置の映像が観察され るように映像投影装置の映像面に向かい合うように配置された凹面鏡とを備え、 特定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調整された光制御板が、凹面鏡 からの反射光は透過し、映像面から光制御板に直接入射する光は散乱するように 前記観察窓に取り付けられている。
【0008】 上記二つの表示装置において、映像投影装置として、ビデオモニタ、またはビ デオ、フィルムもしくはスライドプロジェクタのスクリーンなどが用いられる。 床、壁あるいは天井の一部を構成するように遮蔽板を配置してもよい。
【0009】 光制御板としてたとえば特開昭64−77001号公報に記載の光制御板が用 いられる。遮蔽板を床の一部とする場合、光制御板の表面に強化ガラスを配置し て光制御板を保護することが好ましい。
【0010】 また、上記表示装置において、平面鏡または凹面鏡の手前に表示物体を配置し てもよい。表示物体として、器具や動植物その他の実物または模型などが用いら れる。また、映像投影装置の映像面に正立像とこれの下端に接して正立像の倒立 した像を形成するようにしてもよい。この場合には、倒立像が正立像の影のよう に見える。
【0011】
【作用】
映像投影装置側にいる観察者は、平面鏡または凹面鏡で反射された映像投影装 置ビデオモニタ映像面の映像の虚像または実像を光制御板を通して見る。平面鏡 または凹面鏡からの反射光は透過し、反射光以外の入射光は散乱するように光制 御板が前記観察窓に取り付けられている。したがって、映像投影装置側にいる観 察者には映像投影装置の映像面がそのまま見える。逆に、平面鏡または凹面鏡側 にいる観察者は、平面鏡または凹面鏡を通さずに観察窓を通して直接映像投影装 置の映像面が見える。しかし、映像投影装置の映像面からの光は光制御板により 散乱される。したがって、映像はランダムな光点の集まりに見えるので、真の映 像は見えず、映像投影装置も装置本体は見えない。
【0012】
【実施例】
図1は、第1の考案の実施例を示すものであり、表示装置部分を断面で示す側 面図である。 床3の直下に暗室11が設けられており、ここに映像面14がほぼ垂直となる ようにしてビデオモニタ13が配置されている。暗室11の天井は床板4となっ ており、床板4が遮蔽板として機能する。暗室11の天井の前方部(図1で右側 )に観察窓16が設けられている。観察窓16は光制御板17およびこれを覆う 強化ガラス18が取り付けられている。観察窓16面に対して観察窓16の直下 に、平面鏡21が配置されている。平面鏡21はビデオモニタ13の映像面14 および観察窓16の面に対しほぼ45度傾斜している。
【0013】 上記光制御板17はプラスチックシートで作られており、特定角度範囲(この 実施例では、図1で床板4から時計方向に測って90〜180゜の範囲)からの 入射光のみを散乱するように調整されている。光制御板17は、平面鏡21から の反射光は透過し、反射光以外の光は散乱するように床3に取り付けられている 。
【0014】 上記のように構成された装置において、図1に示すようにビデオモニタ13側 にいる観察者1は、平面鏡21で反射されたビデオモニタ13の映像の虚像を光 制御板17を通して見る。光制御板17は平面鏡21からの反射光以外の光は散 乱するように取り付けられているので、観察者1はビデオモニタ13の映像面1 4がそのまま見える。逆に、平面鏡21側(図1で右側)にいる観察者は、平面 鏡21を通さずに観察窓16を通して直接ビデオモニタ13の映像面14を見る 。しかし、ビデオモニタ13の映像面14からの光は光制御板17により散乱さ れる。したがって、映像はランダムな光の集まりに見え、観察者1には真の映像 は見えず、ビデオモニタ13もビデオモニタ本体は見えない。
【0015】 図2および図3は、第2の考案の実施例を示している。第1の考案と第2の考 案とは、前者が平面鏡を、また後者が凹面鏡を使用している点で相違するのみで ある。したがって、これら図面において、第1の実施例と同じ装置および部材に は同一の参照符号を付け、これらの説明は省略する。
【0016】 ビデオモニタ13の映像面14の前方に、凹面鏡23が配置されている。凹面 鏡23は光軸が光制御板17の面に対してほぼ45度傾斜しており、球心はビデ オモニタ13の映像面14のほぼ延長面上にある。
【0017】 上記のように構成された装置において、ビデオモニタ13側にいる観察者1は 、凹面鏡23で反射されたビデオモニタ13の映像の実像を光制御板17を通し て見る。光制御板17は凹面鏡23からの反射光以外の光は散乱するように調整 され、配置されているので、観察者1はビデオモニタ13の映像面14がそのま ま見える。逆に、凹面鏡23側にいる観察者には、光が散乱して真の映像は見え ず、またビデオモニタ13もビデオモニタ本体は見えない。
【0018】 図4は、第2の考案の他の態様の実施例を示す図面である。この実施例では、 凹面鏡23の鏡面手前にビデオモニタ13の映像(くらげ)5を避けるようにし て模型(岩の模型)6を配置している。観察者1には、ビデオモニタ13の映像 と模型6が同時に見える。模型6を置くことにより、映像と模型6との間の間隔 によって立体感が生じ、現実感あるいは興趣を増すことができる。
【0019】 図5は、第2の考案のさらに他の態様の実施例を示す図面である。この実施例 では、ビデオモニタ13の映像を、正立像7の下端に正立像の倒立した像8が接 するように作製する。ビデオモニタ13の映像面上では、正立像と正立像の倒立 した像とは、上下逆になっている。観察者がビデオモニタ13の映像のを凹面鏡 23を通して見ると、図5に示すように倒立像8は正立像7の影9のように見え る。
【0020】 以上の実施例ではすべて観察窓面が床面の一部となっていたが、観察窓面が壁 面あるいは天井面となるように、表示装置を配置してもよい。また、図4および 図5の実施例では、凹面鏡を用いていたが、凹面鏡の代わりに平面鏡を用いても よい。
【0021】
【考案の効果】
この考案では、特定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調整された光 制御板が、平面鏡または凹面鏡からの反射光は透過し、映像面から光制御板に直 接入射する光は散乱するように観察窓に取り付けられている。したがって、映像 投影装置側の観察者は映像投影装置の映像がそのままに見えるが、平面鏡または 凹面鏡側にいる観察者は映像はランダムな光点の集まりに見える。このために、 映像投影装置の映像や装置本体がそのままに見えることはなく、観察者の興趣を 欠くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の実施例を示すものであり、表示装
置の側断面図である。
【図2】第2の考案の実施例を示すものであり、表示装
置の側断面図である。
【図3】図2に示す表示装置の平面図である。
【図4】第2の考案の他の態様の実施例を示すもので、
表示装置の側断面図である。
【図5】第2の考案のさらに他の態様の実施例を示すも
ので、表示装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 観察者 3 床 4 床面 5 映像 6 模型 7 映像 8 映像 11 暗室 13 ビデオモニタ 14 ビデオモニタの映像面 16 観察窓 17 光制御 18 強化ガラス 21 平面鏡 23 凹面鏡

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像投影装置と、観察者側と映像投影装
    置側とを仕切り、観察窓を備えた遮蔽板と、観察窓を通
    して映像投影装置の映像が観察されるように映像投影装
    置の映像面に向かい合うように配置された平面鏡とを備
    え、特定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調
    整された光制御板が、平面鏡からの反射光は透過し、映
    像面から光制御板に直接入射する光は散乱するように前
    記観察窓に取り付けられた表示装置。
  2. 【請求項2】 映像投影装置と、観察者側と映像投影装
    置側とを仕切り、観察窓を備えた遮蔽板と、観察窓を通
    して映像投影装置の映像が観察されるように映像投影装
    置の映像面に向かい合うように配置された凹面鏡とを備
    え、特定角度範囲からの入射光のみを散乱するように調
    整された光制御板が、凹面鏡からの反射光は透過し、映
    像面から光制御板に直接入射する光は散乱するように前
    記観察窓に取り付けられた表示装置。
  3. 【請求項3】 平面鏡または凹面鏡の手前に表示物体を
    配置した請求項1または2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 映像投影装置の映像面に正立像とこれの
    下端に接して正立像の倒立した像が形成された請求項1
    または2記載の表示装置。
JP1994001891U 1994-03-10 1994-03-10 表示装置 Expired - Lifetime JP3001884U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026894A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Hae Yong Choi テーブル型大型映像装置
JP2013097268A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Ricoh Co Ltd 画像表示装置

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