JP3001502B2 - Ａｔｍスイッチモジュール、ａｔｍスイッチ容量拡張方法、およびａｔｍルーティング情報設定方法 - Google Patents
Ａｔｍスイッチモジュール、ａｔｍスイッチ容量拡張方法、およびａｔｍルーティング情報設定方法Info
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- Y10S370/00—Multiplex communications
- Y10S370/901—Wide area network
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は一つのモジュールで
独立にＡＴＭスイッチを構成する単位スイッチモジュー
ルを複数使用してスイッチの容量および回線対応部にお
ける回線インタフェース数をオンライン中の呼に影響を
与えることなく拡張させるＡＴＭスイッチの拡張方法お
よび単位スイッチモジュールの構成方式に関する。
独立にＡＴＭスイッチを構成する単位スイッチモジュー
ルを複数使用してスイッチの容量および回線対応部にお
ける回線インタフェース数をオンライン中の呼に影響を
与えることなく拡張させるＡＴＭスイッチの拡張方法お
よび単位スイッチモジュールの構成方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】次世代のネットワークであるB-ISDNの基
幹技術としてＡＴＭスイッチの開発が進められている
が、ＡＴＭスイッチ容量の拡張方式に関しては下記の公
報が開示されている。 （１）公報番号 特開平 ４−２７３７３９ （２）公報番号 特開平 ６−１４１０３８ （３）公報番号 特開平 ７−１１５４２１ ＡＴＭ単位スイッチモジュールを複数個接続してスイッ
チ容量を拡張する従来の方式における従来技術は、拡張
時にスイッチのブロッキングを防ぐためにN×NのＡＴＭ
スイッチであればＮ／２の拡張ポートを固定的に割り当
てることを特徴とし、ＡＴＭ単位スイッチモジュールの
みを複数個接続する場合と 、ＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールよりスイッチ容量の大きな拡張用スイッチモジュ
ールを結合機構としてＡＴＭ単位スイッチモジュールを
複数個接続する場合と、についての無瞬断での拡張方法
が示されている。しかしながら、従来技術では上記２つ
の場合の拡張方式は独立に考えられているため、ＡＴＭ
単位スイッチモジュール同士を接続して増設する拡張方
式の過程で大容量の拡張用スイッチモジュールを組み込
んで無瞬断にてスイッチ容量を拡張していく方式は示さ
れていない。さらに、従来技術ではN×Nのスイッチポー
トに対して、固定的にＮ／２ポートの拡張用ポートを割
り当てることにより拡張したスイッチ全体がノンブロッ
キングなスイッチとして動作することを保証している
が、回線対応部に位置する加入者線インタフェースの種
別によっては拡張するためのモジュール間リンク容量が
Ｎ／２ポート以下で十分足りるものに関してもＮ／２ポ
ートの拡張インタフェース用スロットを占有してしまう
ため、効率的に加入者インタフェースを収容できないと
いう問題を有している。
幹技術としてＡＴＭスイッチの開発が進められている
が、ＡＴＭスイッチ容量の拡張方式に関しては下記の公
報が開示されている。 （１）公報番号 特開平 ４−２７３７３９ （２）公報番号 特開平 ６−１４１０３８ （３）公報番号 特開平 ７−１１５４２１ ＡＴＭ単位スイッチモジュールを複数個接続してスイッ
チ容量を拡張する従来の方式における従来技術は、拡張
時にスイッチのブロッキングを防ぐためにN×NのＡＴＭ
スイッチであればＮ／２の拡張ポートを固定的に割り当
てることを特徴とし、ＡＴＭ単位スイッチモジュールの
みを複数個接続する場合と 、ＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールよりスイッチ容量の大きな拡張用スイッチモジュ
ールを結合機構としてＡＴＭ単位スイッチモジュールを
複数個接続する場合と、についての無瞬断での拡張方法
が示されている。しかしながら、従来技術では上記２つ
の場合の拡張方式は独立に考えられているため、ＡＴＭ
単位スイッチモジュール同士を接続して増設する拡張方
式の過程で大容量の拡張用スイッチモジュールを組み込
んで無瞬断にてスイッチ容量を拡張していく方式は示さ
れていない。さらに、従来技術ではN×Nのスイッチポー
トに対して、固定的にＮ／２ポートの拡張用ポートを割
り当てることにより拡張したスイッチ全体がノンブロッ
キングなスイッチとして動作することを保証している
が、回線対応部に位置する加入者線インタフェースの種
別によっては拡張するためのモジュール間リンク容量が
Ｎ／２ポート以下で十分足りるものに関してもＮ／２ポ
ートの拡張インタフェース用スロットを占有してしまう
ため、効率的に加入者インタフェースを収容できないと
いう問題を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の公報
（１）、（３）に記載された発明の第一の問題点は、単
位スイッチの容量を拡張する際に未使用のスイッチポー
トを拡張用ポートとして固定的に割り当ててしまうこと
である。本発明ではスイッチ容量の拡張時に拡張用ポー
トの割り付けを固定せず、スイッチポートを効率的に使
用することを第一の課題とする。 その理由は、従来技
術では拡張時にスイッチのブロッキングを防ぐためにN
×NのＡＴＭスイッチであればＮ／２の拡張ポートを固
定的に割り当てているために回線対応部において未使用
ポートも拡張用インタフェースとして割り当てられ、回
線インタフェース用のポート数に不要な制限を与えてし
まう問題を持っているからである。更に、回線インタフ
ェースに接続される回線種別によってはスイッチ１ポー
トあたりで処理可能なスイッチ処理容量の限界まで使用
しない場合があり、拡張用インタフェースのリンク容量
を考慮するとＮ／２ポートより少ない拡張用ポートでも
ノンブロッキングなスイッチを構成でき、特に公衆網に
おけるエッジノードではその傾向が大きい。そのため、
Ｎ／２ポートを固定的に拡張用ポートに割り当てる、特
／開 平４−２７３７３９および特／開平７−１１５４
２１のスイッチ容量拡張の方式では回線対応部に実装可
能な加入者インタフェース数に制約ができ、低速の回線
を効率よく収容することができないという問題がある。
本発明の第二の課題は、初期導入時のシステム構成が、
拡張時のシステムの構成を規定しないようにすることで
ある。言いかえると、初期導入時のシステム構成によら
ず、容量をフレキシブルに拡張できるようにすることで
ある。 上記の従来技術の公報（１）では、増設時のリ
ンクの張り替えの必要がないため無瞬断増設が可能であ
ると述べられているが、これはＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールだけを複数個接続する場合または始めから拡張モ
ジュールを結合機構として配備した上でのＡＴＭ単位ス
イッチモジュールを増設する場合に限られている。ＡＴ
Ｍ単位スイッチモジュールを増設する過程において拡張
用モジュールを組み込んでいく無瞬断の増設は拡張ポー
トを固定的に使用しているためにシステム導入時に将来
的なシステム拡張構成を決める必要があるという制限が
あり、構成を変えての無瞬断な拡張は実現できないとい
う問題がある。
（１）、（３）に記載された発明の第一の問題点は、単
位スイッチの容量を拡張する際に未使用のスイッチポー
トを拡張用ポートとして固定的に割り当ててしまうこと
である。本発明ではスイッチ容量の拡張時に拡張用ポー
トの割り付けを固定せず、スイッチポートを効率的に使
用することを第一の課題とする。 その理由は、従来技
術では拡張時にスイッチのブロッキングを防ぐためにN
×NのＡＴＭスイッチであればＮ／２の拡張ポートを固
定的に割り当てているために回線対応部において未使用
ポートも拡張用インタフェースとして割り当てられ、回
線インタフェース用のポート数に不要な制限を与えてし
まう問題を持っているからである。更に、回線インタフ
ェースに接続される回線種別によってはスイッチ１ポー
トあたりで処理可能なスイッチ処理容量の限界まで使用
しない場合があり、拡張用インタフェースのリンク容量
を考慮するとＮ／２ポートより少ない拡張用ポートでも
ノンブロッキングなスイッチを構成でき、特に公衆網に
おけるエッジノードではその傾向が大きい。そのため、
Ｎ／２ポートを固定的に拡張用ポートに割り当てる、特
／開 平４−２７３７３９および特／開平７−１１５４
２１のスイッチ容量拡張の方式では回線対応部に実装可
能な加入者インタフェース数に制約ができ、低速の回線
を効率よく収容することができないという問題がある。
本発明の第二の課題は、初期導入時のシステム構成が、
拡張時のシステムの構成を規定しないようにすることで
ある。言いかえると、初期導入時のシステム構成によら
ず、容量をフレキシブルに拡張できるようにすることで
ある。 上記の従来技術の公報（１）では、増設時のリ
ンクの張り替えの必要がないため無瞬断増設が可能であ
ると述べられているが、これはＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールだけを複数個接続する場合または始めから拡張モ
ジュールを結合機構として配備した上でのＡＴＭ単位ス
イッチモジュールを増設する場合に限られている。ＡＴ
Ｍ単位スイッチモジュールを増設する過程において拡張
用モジュールを組み込んでいく無瞬断の増設は拡張ポー
トを固定的に使用しているためにシステム導入時に将来
的なシステム拡張構成を決める必要があるという制限が
あり、構成を変えての無瞬断な拡張は実現できないとい
う問題がある。
【０００４】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、第１には一つのモジュールで独立にＡＴＭスイッ
チを構成する単位スイッチモジュールを複数個使用して
スイッチの容量を拡張するスイッチ容量拡張方式におい
て、ＡＴＭ単位スイッチモジュールを増設する過程にお
いて拡張用スイッチモジュールを組み込んでいく場合に
オンライン中の呼に影響を与えることなくスイッチ容量
を増設することを目的とする。第２には拡張の為のポー
ト数および実装に柔軟性を持たせることによってシステ
ム構成に応じて、トラヒック的、実装的、コスト的に最
適なシステム構成を実現することを目的とする。
ので、第１には一つのモジュールで独立にＡＴＭスイッ
チを構成する単位スイッチモジュールを複数個使用して
スイッチの容量を拡張するスイッチ容量拡張方式におい
て、ＡＴＭ単位スイッチモジュールを増設する過程にお
いて拡張用スイッチモジュールを組み込んでいく場合に
オンライン中の呼に影響を与えることなくスイッチ容量
を増設することを目的とする。第２には拡張の為のポー
ト数および実装に柔軟性を持たせることによってシステ
ム構成に応じて、トラヒック的、実装的、コスト的に最
適なシステム構成を実現することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ交換機を構成
するＡＴＭスイッチモジュールにおいて、ＡＴＭセルの
ヘッダ情報に含まれるコネクション識別情報(VPI/VCI)
に基づき 、ＡＴＭスイッチのルーティング情報を網内
で使用される内部セルのヘッダ部に付与する機能を有す
る回線対応部と、ＡＴＭスイッチ容量を拡張する際に使
用され、インタフェースカードの実装可能なユニバーサ
ルスロットを有し、アクト系とスタンバイ系の２重化さ
れた拡張インタフェースと、前記内部セルのルーティン
グ情報により、内部セルのセルフルーティング処理をす
るN×NのＡＴＭスイッチと、前記回線対応部とＡＴＭス
イッチと拡張インタフェースとを、制御バスおよび制御
線群を介して制御するプロセッサと、を有し、独立にＡ
ＴＭスイッチとして機能しうることを特徴とし、前記の
独立にＡＴＭスイッチとして機能しうるＡＴＭ単位スイ
ッチモジュールは、モジュールのバックワイヤリングボ
ード上の布線が高速回線および拡張インタフェース用接
続線と低速回線用接続線と制御用バスとで構成され、該
高速回線および拡張インタフェース用接続線と、該低速
回線用接続線とがスイッチカード用スロットと回線用の
全スロットとの間を接続することにより、回線インタフ
ェースカードおよび拡張用インタフェースカードがどの
スロットにも実装できることを特徴としている。請求項
２に記載の発明は、ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ
交換機を構成するＡＴＭスイッチモジュールにおいて、
ＡＴＭ単位スイッチモジュールからアクト系、スタンバ
イ系の２重化された拡張インタフェースを介して送信さ
れる内部セルをアクト系、スタンバイ系の２重化された
拡張用インタフェースで受信し、内部セル内のルーティ
ング情報（RI）に基づいてスイッチングを行い、単位ス
イッチモジュールより大きなスイッチ容量を持ち、前記
ＡＴＭ単位スイッチモジュールを拡張インタフェースを
介して相互接続することによりスイッチ容量および回線
対応部における回線インタフェース数を拡張する構成方
式と、ＡＴＭ単位スイッチモジュールよりスイッチ処理
容量の大きな拡張スイッチモジュールと前記ＡＴＭ単位
スイッチモジュールを接続することによりスイッチ容量
および回線対応部における回線インタフェース数を拡張
する構成方式と、を取りうる前記ＡＴＭ単位スイッチモ
ジュールおよび拡張スイッチモジュールのシステムにお
いて、拡張スイッチモジュールを、スタンバイ系の拡張
用インタフェースにてＡＴＭ単位スイッチモジュールに
つなぎ込む過程と、論理的にマスタの位置づけとしてい
るＡＴＭ単位スイッチモジュールから前記拡張スイッチ
モジュールの拡張用インタフェースのアクト系、スタン
バイ系設定指示を行い、ＡＴＭ単位スイッチモジュール
と前記拡張スイッチモジュールが全てスタンバイ系の拡
張用インタフェースにて接続されている構成とする過程
と、スタンバイ系に設定された前記拡張用インタフェー
スの全てに対して、アクト系に切り替われる状態とする
指示を行う過程と、前記拡張用インタフェースの全てが
前記状態となった時点で、前記拡張スイッチモジュール
の拡張用インタフェースおよびＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールの拡張用インタフェースのアクト系の系切り替え
を起動する過程と、ＡＴＭ単位スイッチモジュール内の
新アクト系となる拡張用インタフェースが、ハード的な
ルートが確立されるまで前記拡張スイッチモジュールに
対してバックプレッシャー信号を出力して内部セルの流
入を防ぎ、内部セルの通過ルートが確立されると前記バ
ックプレッシャー信号を解除して前記新アクト系での通
信を開始する過程と、前記拡張スイッチモジュールを、
旧アクト系であった拡張用インタフェースにてＡＴＭ単
位スイッチモジュールにつなぎ込む過程とを有し、オン
ライン中の既存の呼に影響を与えることなくスイッチ容
量の拡張を可能とすることを特徴としている。請求項３
に記載の発明は、 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ
交換機を構成するＡＴＭスイッチモジュールのルーティ
ング情報設定方法において、ＡＴＭスイッチのセルフル
ーティング情報を回線対応部が具備するルーティング情
報検索テーブルから検索し、内部セルのヘッダ部に設定
するにあたり、ＡＴＭ単位スイッチモジュール同士間の
接続のルーティング情報を設定する領域と、拡張スイッ
チモジュールを介してＡＴＭ単位スイッチモジュール間
を接続したときのルーティング情報を設定する領域とを
個別に割り当てることを特徴としている。
は、 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ交換機を構成
するＡＴＭスイッチモジュールにおいて、ＡＴＭセルの
ヘッダ情報に含まれるコネクション識別情報(VPI/VCI)
に基づき 、ＡＴＭスイッチのルーティング情報を網内
で使用される内部セルのヘッダ部に付与する機能を有す
る回線対応部と、ＡＴＭスイッチ容量を拡張する際に使
用され、インタフェースカードの実装可能なユニバーサ
ルスロットを有し、アクト系とスタンバイ系の２重化さ
れた拡張インタフェースと、前記内部セルのルーティン
グ情報により、内部セルのセルフルーティング処理をす
るN×NのＡＴＭスイッチと、前記回線対応部とＡＴＭス
イッチと拡張インタフェースとを、制御バスおよび制御
線群を介して制御するプロセッサと、を有し、独立にＡ
ＴＭスイッチとして機能しうることを特徴とし、前記の
独立にＡＴＭスイッチとして機能しうるＡＴＭ単位スイ
ッチモジュールは、モジュールのバックワイヤリングボ
ード上の布線が高速回線および拡張インタフェース用接
続線と低速回線用接続線と制御用バスとで構成され、該
高速回線および拡張インタフェース用接続線と、該低速
回線用接続線とがスイッチカード用スロットと回線用の
全スロットとの間を接続することにより、回線インタフ
ェースカードおよび拡張用インタフェースカードがどの
スロットにも実装できることを特徴としている。請求項
２に記載の発明は、ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ
交換機を構成するＡＴＭスイッチモジュールにおいて、
ＡＴＭ単位スイッチモジュールからアクト系、スタンバ
イ系の２重化された拡張インタフェースを介して送信さ
れる内部セルをアクト系、スタンバイ系の２重化された
拡張用インタフェースで受信し、内部セル内のルーティ
ング情報（RI）に基づいてスイッチングを行い、単位ス
イッチモジュールより大きなスイッチ容量を持ち、前記
ＡＴＭ単位スイッチモジュールを拡張インタフェースを
介して相互接続することによりスイッチ容量および回線
対応部における回線インタフェース数を拡張する構成方
式と、ＡＴＭ単位スイッチモジュールよりスイッチ処理
容量の大きな拡張スイッチモジュールと前記ＡＴＭ単位
スイッチモジュールを接続することによりスイッチ容量
および回線対応部における回線インタフェース数を拡張
する構成方式と、を取りうる前記ＡＴＭ単位スイッチモ
ジュールおよび拡張スイッチモジュールのシステムにお
いて、拡張スイッチモジュールを、スタンバイ系の拡張
用インタフェースにてＡＴＭ単位スイッチモジュールに
つなぎ込む過程と、論理的にマスタの位置づけとしてい
るＡＴＭ単位スイッチモジュールから前記拡張スイッチ
モジュールの拡張用インタフェースのアクト系、スタン
バイ系設定指示を行い、ＡＴＭ単位スイッチモジュール
と前記拡張スイッチモジュールが全てスタンバイ系の拡
張用インタフェースにて接続されている構成とする過程
と、スタンバイ系に設定された前記拡張用インタフェー
スの全てに対して、アクト系に切り替われる状態とする
指示を行う過程と、前記拡張用インタフェースの全てが
前記状態となった時点で、前記拡張スイッチモジュール
の拡張用インタフェースおよびＡＴＭ単位スイッチモジ
ュールの拡張用インタフェースのアクト系の系切り替え
を起動する過程と、ＡＴＭ単位スイッチモジュール内の
新アクト系となる拡張用インタフェースが、ハード的な
ルートが確立されるまで前記拡張スイッチモジュールに
対してバックプレッシャー信号を出力して内部セルの流
入を防ぎ、内部セルの通過ルートが確立されると前記バ
ックプレッシャー信号を解除して前記新アクト系での通
信を開始する過程と、前記拡張スイッチモジュールを、
旧アクト系であった拡張用インタフェースにてＡＴＭ単
位スイッチモジュールにつなぎ込む過程とを有し、オン
ライン中の既存の呼に影響を与えることなくスイッチ容
量の拡張を可能とすることを特徴としている。請求項３
に記載の発明は、 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ
交換機を構成するＡＴＭスイッチモジュールのルーティ
ング情報設定方法において、ＡＴＭスイッチのセルフル
ーティング情報を回線対応部が具備するルーティング情
報検索テーブルから検索し、内部セルのヘッダ部に設定
するにあたり、ＡＴＭ単位スイッチモジュール同士間の
接続のルーティング情報を設定する領域と、拡張スイッ
チモジュールを介してＡＴＭ単位スイッチモジュール間
を接続したときのルーティング情報を設定する領域とを
個別に割り当てることを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態の構成
を図面を参照して説明する。図１は本発明を構成するた
めのＡＴＭ単位スイッチモジュール100の機能ブロック
図である。単位スイッチモジュール100はN×NのＡＴＭ
スイッチ200、回線対応部301〜30N、スイッチ容量拡張
する際に使用する拡張用インタフェース401〜40N、上記
N×NのＡＴＭスイッチ200と回線対応部301〜30Nと拡張
用インタフェース401〜40Nを制御バス202および制御線
群203〜204を介して制御するプロセッサ201とから構成
される。単位スイッチモジュールのバックワイヤリング
ボード上の布線は、図13-Aに示すように高速回線および
拡張インタフェース用接続線801と低速回線用接続線802
と制御用バス803とで構成される。前記801と802の布線
は、スイッチカード用スロットと回線用の全スロット間
に接続され、回線インタフェースカードおよび拡張用イ
ンタフェースカードがどのスロットにも実装可能なユニ
バーサルスロット化されているのが特徴となっている。
拡張用インタフェース401〜40Nは２重化され、スイッチ
を増設する際には対向するスイッチとの間にアクト系、
スタンバイ系個別のケーブル接続を行う。回線対応部30
1〜30Nは受信したＡＴＭセルヘッダ内のコネクション識
別情報（VPI/VCI）からルーティング情報を検索するル
ーティング情報検索テーブルを具備し、検索されたルー
ティング情報は図８に示す内部セルフォーマット601の
ヘッダ部のRIおよびPA0、PA1、PA2に付与される。ここ
でRIに付与される情報は拡張用ＡＴＭスイッチモジュー
ル500内のＡＴＭスイッチ700で使用するルーティング情
報であり(図７参照)、PA0、PA1、PA2に付与される情報
は単位スイッチモジュール100内で使用されるルーティ
ング情報である。なお図２は拡張用インタフェースを介
して単位スイッチモジュールを２台接続した図、図３は
拡張用インタフェースを介して単位スイッチモジュール
を３台接続した図、図４は拡張スイッチモジュールを介
して単位スイッチモジュールを３台接続した図を示す。
スイッチモジュールが複数個接続されるシステムにおい
て特定の１台の単位スイッチモジュール100は、システ
ム管理を行うマスタモジュールとして論理的に割り当て
られ、増設時にケーブル接続された時にモジュール間に
制御用パスがソフト的に設定可能な機能を有している。
更に、単位スイッチモジュール100もしくは拡張用スイ
ッチモジュール500を増設する際にアクト系の系切り替
えを行って増設するスイッチモジュールをシステムに組
み込んでいくが、その系切り替えの過程で内部セル601
の通信ルートがハード的に確立されるまでは、内部セル
の損失を防ぐ為に、拡張用インタフェース401〜40Nは対
向スイッチモジュールに対しバックプレッシャー信号を
出力する機能を有する。上記通信ルートが確立された時
にはハード的にバックプレッシャー信号を解除する機能
も拡張用インタフェース401〜40Nは有している。バック
プレッシャー信号の出力および解除はソフト処理を介さ
ないハード自律処理にて行われる。
を図面を参照して説明する。図１は本発明を構成するた
めのＡＴＭ単位スイッチモジュール100の機能ブロック
図である。単位スイッチモジュール100はN×NのＡＴＭ
スイッチ200、回線対応部301〜30N、スイッチ容量拡張
する際に使用する拡張用インタフェース401〜40N、上記
N×NのＡＴＭスイッチ200と回線対応部301〜30Nと拡張
用インタフェース401〜40Nを制御バス202および制御線
群203〜204を介して制御するプロセッサ201とから構成
される。単位スイッチモジュールのバックワイヤリング
ボード上の布線は、図13-Aに示すように高速回線および
拡張インタフェース用接続線801と低速回線用接続線802
と制御用バス803とで構成される。前記801と802の布線
は、スイッチカード用スロットと回線用の全スロット間
に接続され、回線インタフェースカードおよび拡張用イ
ンタフェースカードがどのスロットにも実装可能なユニ
バーサルスロット化されているのが特徴となっている。
拡張用インタフェース401〜40Nは２重化され、スイッチ
を増設する際には対向するスイッチとの間にアクト系、
スタンバイ系個別のケーブル接続を行う。回線対応部30
1〜30Nは受信したＡＴＭセルヘッダ内のコネクション識
別情報（VPI/VCI）からルーティング情報を検索するル
ーティング情報検索テーブルを具備し、検索されたルー
ティング情報は図８に示す内部セルフォーマット601の
ヘッダ部のRIおよびPA0、PA1、PA2に付与される。ここ
でRIに付与される情報は拡張用ＡＴＭスイッチモジュー
ル500内のＡＴＭスイッチ700で使用するルーティング情
報であり(図７参照)、PA0、PA1、PA2に付与される情報
は単位スイッチモジュール100内で使用されるルーティ
ング情報である。なお図２は拡張用インタフェースを介
して単位スイッチモジュールを２台接続した図、図３は
拡張用インタフェースを介して単位スイッチモジュール
を３台接続した図、図４は拡張スイッチモジュールを介
して単位スイッチモジュールを３台接続した図を示す。
スイッチモジュールが複数個接続されるシステムにおい
て特定の１台の単位スイッチモジュール100は、システ
ム管理を行うマスタモジュールとして論理的に割り当て
られ、増設時にケーブル接続された時にモジュール間に
制御用パスがソフト的に設定可能な機能を有している。
更に、単位スイッチモジュール100もしくは拡張用スイ
ッチモジュール500を増設する際にアクト系の系切り替
えを行って増設するスイッチモジュールをシステムに組
み込んでいくが、その系切り替えの過程で内部セル601
の通信ルートがハード的に確立されるまでは、内部セル
の損失を防ぐ為に、拡張用インタフェース401〜40Nは対
向スイッチモジュールに対しバックプレッシャー信号を
出力する機能を有する。上記通信ルートが確立された時
にはハード的にバックプレッシャー信号を解除する機能
も拡張用インタフェース401〜40Nは有している。バック
プレッシャー信号の出力および解除はソフト処理を介さ
ないハード自律処理にて行われる。
【０００７】次に図８、図９、図１０を参照して第１の
実施の形態の動作について説明する。２台の単位スイッ
チモジュール100同士を拡張用インタフェースにて接続
して運用しているシステムにおいて、単位スイッチモジ
ュールを１台増設する場合のスイッチ増設方式について
説明する。図９の増設過程１は運用中の単位スイッチモ
ジュールの接続構成を示しており、実線901はアクト系
のケーブル接続を示しており、実線901に接続される拡
張用インタフェースはアクト系として動作している。一
方、破線902はスタンバイ系のケーブル接続を示してお
り、破線902に接続される拡張用インタフェースはスタ
ンバイ系として動作し、破線902には有効な内部セル601
は通過しないものとする。増設過程２では第３の単位ス
イッチモジュールをシステムに組み込むために903、90
4、905、906のケーブル接続を保守者介在により行う。
これが図10の増設シーケンス内の増設過程２で示され
る。図10の増設過程３のシーケンスを順を追って説明す
ると、増設過程2にてケーブル接続の収容追加が完了し
た状態で、追加した第３の単位スイッチモジュール100
に接続されるケーブル903、904、905、906を収容する拡
張用インタフェースのアクト系およびスタンバイ系を設
定するための信号を論理的にマスタの位置づけとしてい
る単位モジュール１から予め設定してある制御用パスを
介して送出する。更に上記の設定にてスタンバイ系に設
定された拡張用インタフェースがアクト系に切り替われ
る状態（Hot-STAND-BY状態と呼ぶ）にするための設定を
上記アクト系設定の手順と同様に単位スイッチモジュー
ル1から単位スイッチモジュール1、2、3に実装されるス
タンバイ系拡張用インタフェースに対して行う。全ての
スタンバイ系拡張用インタフェースがHot-STAND-BY状態
となった時点で単位モジュール１から全ての単位スイッ
チモジュールに対してアクト系の系切り替え指示を行
う。切り替え指示信号を受けたHot-STAND-BY状態の拡張
用インタフェースはハード的なルート設定を切り替える
動作を行うと同時に対向スイッチに対してバックプレッ
シャー信号を出力し、ルートの切り替えが完了するまで
入力セルの流入規制をかけ切替中のセルの損失を防ぐ。
ルート切り替えが完了した時点でハード自律でバックプ
レッシャー信号を解除することにより新アクト系にセル
が流れアクト系の切り替えが完了し、第３の単位スイッ
チの増設が完了する。
実施の形態の動作について説明する。２台の単位スイッ
チモジュール100同士を拡張用インタフェースにて接続
して運用しているシステムにおいて、単位スイッチモジ
ュールを１台増設する場合のスイッチ増設方式について
説明する。図９の増設過程１は運用中の単位スイッチモ
ジュールの接続構成を示しており、実線901はアクト系
のケーブル接続を示しており、実線901に接続される拡
張用インタフェースはアクト系として動作している。一
方、破線902はスタンバイ系のケーブル接続を示してお
り、破線902に接続される拡張用インタフェースはスタ
ンバイ系として動作し、破線902には有効な内部セル601
は通過しないものとする。増設過程２では第３の単位ス
イッチモジュールをシステムに組み込むために903、90
4、905、906のケーブル接続を保守者介在により行う。
これが図10の増設シーケンス内の増設過程２で示され
る。図10の増設過程３のシーケンスを順を追って説明す
ると、増設過程2にてケーブル接続の収容追加が完了し
た状態で、追加した第３の単位スイッチモジュール100
に接続されるケーブル903、904、905、906を収容する拡
張用インタフェースのアクト系およびスタンバイ系を設
定するための信号を論理的にマスタの位置づけとしてい
る単位モジュール１から予め設定してある制御用パスを
介して送出する。更に上記の設定にてスタンバイ系に設
定された拡張用インタフェースがアクト系に切り替われ
る状態（Hot-STAND-BY状態と呼ぶ）にするための設定を
上記アクト系設定の手順と同様に単位スイッチモジュー
ル1から単位スイッチモジュール1、2、3に実装されるス
タンバイ系拡張用インタフェースに対して行う。全ての
スタンバイ系拡張用インタフェースがHot-STAND-BY状態
となった時点で単位モジュール１から全ての単位スイッ
チモジュールに対してアクト系の系切り替え指示を行
う。切り替え指示信号を受けたHot-STAND-BY状態の拡張
用インタフェースはハード的なルート設定を切り替える
動作を行うと同時に対向スイッチに対してバックプレッ
シャー信号を出力し、ルートの切り替えが完了するまで
入力セルの流入規制をかけ切替中のセルの損失を防ぐ。
ルート切り替えが完了した時点でハード自律でバックプ
レッシャー信号を解除することにより新アクト系にセル
が流れアクト系の切り替えが完了し、第３の単位スイッ
チの増設が完了する。
【０００８】図５、図６、図７、図８を参照して本発明
の実施例を詳細に説明する。まず、図５、図６、図７、
図８を参照してスイッチモジュールの接続構成に応じた
内部セルのスイッチング処理について説明する。 図５
は単位スイッチモジュール100を単体で使用する場合の
ルーティング情報とその使用位置の関係を示す。回線対
応部301〜30Nに接続される回線インタフェースから入力
されるＡＴＭセルのヘッダ内のコネクション識別情報
（VPI/VCI）をもとに通過するスイッチのルーティング
情報を検索テーブルから検索し、図８に示す内部セルの
ヘッダ部のPA2の領域にＡＴＭスイッチ200のルーティン
グ情報を付与し、回線対応部30Lの出力回線ポートを識
別するための情報をPA1に付与する。PA2、PA1、PA0はス
イッチングされるたびにローテーションされ、スイッチ
ング処理および出力回線ポート識別を行う場合に使用す
るルーティング情報は常に図８に示す内部セルのヘッダ
部のPA2の領域を参照して行われることになる。図６は
単位スイッチモジュール100を拡張インタフェース401お
よび402を用いて２段に拡張した構成図である。上記で
述べた単位スイッチモジュール単体構成の場合と同様に
回線対応部から入力されたＡＴＭセルのコネクション識
別情報（VPI/VCI）から一段目のＡＴＭスイッチのルー
ティング情報と二段目ＡＴＭスイッチのルーティング情
報と出力回線ポート識別を行う情報をPA2、PA1、PA0の
領域にそれぞれ付与する。検索テーブルは単位スイッチ
モジュール単体構成、単位スイッチ同士の接続構成、拡
張用スイッチモジュールと単位スイッチモジュールを接
続した構成に応じてテーブル設定は行われているものと
する。回線対応部に入力されたＡＴＭセルは回線対応部
でルーティング情報を付与された内部セルに変換されPA
2にて拡張用インタフェース401の接続されるスイッチポ
ートに出力され、PA1にて回線対応部30Lの接続されるス
イッチポートに出力され、回線対応部30Lにて標準ＡＴ
Ｍセルに変換されPA0にて該当出力回線ポートに出力さ
れる。図７は単位スイッチモジュール100と単位スイッ
チモジュール100の間に拡張用スイッチモジュール500を
介して拡張した構成図である。回線対応部でのPA2、PA
1、PA0へのルーティング情報の付与は図６で付与された
手段と同様に二つの単位スイッチモジュールのＡＴＭス
イッチのルーティング情報と出力回線ポート識別を行う
情報が付与され、更に拡張用スイッチモジュール内のＡ
ＴＭスイッチのルーティング情報は図８の内部セル601
のヘッダ内のRIの領域に付与される。拡張スイッチ内で
はRIに付与されたルーティング情報を参照してスイッチ
ングされる他は単位スイッチモジュールのスイッチング
処理動作は単位スイッチモジュール同士の接続構成にお
ける処理動作と同じである。
の実施例を詳細に説明する。まず、図５、図６、図７、
図８を参照してスイッチモジュールの接続構成に応じた
内部セルのスイッチング処理について説明する。 図５
は単位スイッチモジュール100を単体で使用する場合の
ルーティング情報とその使用位置の関係を示す。回線対
応部301〜30Nに接続される回線インタフェースから入力
されるＡＴＭセルのヘッダ内のコネクション識別情報
（VPI/VCI）をもとに通過するスイッチのルーティング
情報を検索テーブルから検索し、図８に示す内部セルの
ヘッダ部のPA2の領域にＡＴＭスイッチ200のルーティン
グ情報を付与し、回線対応部30Lの出力回線ポートを識
別するための情報をPA1に付与する。PA2、PA1、PA0はス
イッチングされるたびにローテーションされ、スイッチ
ング処理および出力回線ポート識別を行う場合に使用す
るルーティング情報は常に図８に示す内部セルのヘッダ
部のPA2の領域を参照して行われることになる。図６は
単位スイッチモジュール100を拡張インタフェース401お
よび402を用いて２段に拡張した構成図である。上記で
述べた単位スイッチモジュール単体構成の場合と同様に
回線対応部から入力されたＡＴＭセルのコネクション識
別情報（VPI/VCI）から一段目のＡＴＭスイッチのルー
ティング情報と二段目ＡＴＭスイッチのルーティング情
報と出力回線ポート識別を行う情報をPA2、PA1、PA0の
領域にそれぞれ付与する。検索テーブルは単位スイッチ
モジュール単体構成、単位スイッチ同士の接続構成、拡
張用スイッチモジュールと単位スイッチモジュールを接
続した構成に応じてテーブル設定は行われているものと
する。回線対応部に入力されたＡＴＭセルは回線対応部
でルーティング情報を付与された内部セルに変換されPA
2にて拡張用インタフェース401の接続されるスイッチポ
ートに出力され、PA1にて回線対応部30Lの接続されるス
イッチポートに出力され、回線対応部30Lにて標準ＡＴ
Ｍセルに変換されPA0にて該当出力回線ポートに出力さ
れる。図７は単位スイッチモジュール100と単位スイッ
チモジュール100の間に拡張用スイッチモジュール500を
介して拡張した構成図である。回線対応部でのPA2、PA
1、PA0へのルーティング情報の付与は図６で付与された
手段と同様に二つの単位スイッチモジュールのＡＴＭス
イッチのルーティング情報と出力回線ポート識別を行う
情報が付与され、更に拡張用スイッチモジュール内のＡ
ＴＭスイッチのルーティング情報は図８の内部セル601
のヘッダ内のRIの領域に付与される。拡張スイッチ内で
はRIに付与されたルーティング情報を参照してスイッチ
ングされる他は単位スイッチモジュールのスイッチング
処理動作は単位スイッチモジュール同士の接続構成にお
ける処理動作と同じである。
【０００９】図８、図11、図12を参照して本発明の実施
例の動作の説明を行う。図11は、単位スイッチモジュー
ル100を３台接続したシステム構成の増設過程１に、拡
張用スイッチモジュール500を追加して構成された増設
過程４への増設方式の処理手順を示す。図11の増設過程
１は、各単位スイッチモジュール100間の接続を拡張用
インタフェースのアクト系はリンクケーブル901、903、
905にて接続し、拡張用インタフェースのスタンバイ系
をリンクケーブル902、904、906で接続している状態を
示している。増設過程2では拡張用スイッチモジュール5
00をSTAND-BY側ケーブル902、904、906にて保守者介在
により単位スイッチモジュール100とのつなぎ込みを行
う。これまでの過程は図12の増設シーケンスの増設過程
１および２にて示されており、この状態では拡張スイッ
チモジュール500には内部セル601は流れていない。次に
論理的にマスタの位置づけとしている単位モジュール１
から予め設定してある制御用パスを介して、全ての単位
スイッチモジュール100に対して接続構成変更通知を行
い、次のアクト系切り替えにてモジュールの接続構成が
拡張スイッチモジュール500を含んだ構成に変わること
を通知し、更に拡張用スイッチモジュール500の拡張用
インタフェース411、412、413、414、415、416のアクト
系、スタンバイ系設定指示をおこない、単位スイッチモ
ジュール100と拡張用スイッチモジュール500が全てスタ
ンバイ系の拡張用インタフェースにて接続されている構
成にする。更にスタンバイ系の拡張インタフェースであ
る単位スイッチ内の402および拡張用スイッチモジュー
ルのインタフェース412、414、416に対してHot-STAND-B
Y状態指示を行い、前記の全てのインタフェースがHot-S
TAND-BY状態となった時点で、拡張用スイッチモジュー
ル500の拡張用インタフェースおよび単位スイッチモジ
ュール100の拡張用インタフェースのアクト系の系切り
替えを単位スイッチモジュール1から起動する。単位ス
イッチモジュール内の新アクト系となる拡張インタフェ
ース402はハード的なルートが確立されるまで対向する
拡張スイッチモジュールに対してバックプレッシャー信
号を出力し内部セルの流入を防ぎ、内部セルの通過ルー
トが確立されるとハード自律でバックプレッシャー信号
が解除され新アクト系での通信が開始される。ここまで
の処理が図12の増設過程3のシーケンスである。増設過
程４では旧アクト系であった拡張用インタフェースを接
続しているケーブルを拡張用スイッチモジュールに保守
者を介して行う処理のみであり、これが完了することに
より接続構成の異なるシステム構成への変更が運用中の
呼に影響を与えずに実現されたことになる。
例の動作の説明を行う。図11は、単位スイッチモジュー
ル100を３台接続したシステム構成の増設過程１に、拡
張用スイッチモジュール500を追加して構成された増設
過程４への増設方式の処理手順を示す。図11の増設過程
１は、各単位スイッチモジュール100間の接続を拡張用
インタフェースのアクト系はリンクケーブル901、903、
905にて接続し、拡張用インタフェースのスタンバイ系
をリンクケーブル902、904、906で接続している状態を
示している。増設過程2では拡張用スイッチモジュール5
00をSTAND-BY側ケーブル902、904、906にて保守者介在
により単位スイッチモジュール100とのつなぎ込みを行
う。これまでの過程は図12の増設シーケンスの増設過程
１および２にて示されており、この状態では拡張スイッ
チモジュール500には内部セル601は流れていない。次に
論理的にマスタの位置づけとしている単位モジュール１
から予め設定してある制御用パスを介して、全ての単位
スイッチモジュール100に対して接続構成変更通知を行
い、次のアクト系切り替えにてモジュールの接続構成が
拡張スイッチモジュール500を含んだ構成に変わること
を通知し、更に拡張用スイッチモジュール500の拡張用
インタフェース411、412、413、414、415、416のアクト
系、スタンバイ系設定指示をおこない、単位スイッチモ
ジュール100と拡張用スイッチモジュール500が全てスタ
ンバイ系の拡張用インタフェースにて接続されている構
成にする。更にスタンバイ系の拡張インタフェースであ
る単位スイッチ内の402および拡張用スイッチモジュー
ルのインタフェース412、414、416に対してHot-STAND-B
Y状態指示を行い、前記の全てのインタフェースがHot-S
TAND-BY状態となった時点で、拡張用スイッチモジュー
ル500の拡張用インタフェースおよび単位スイッチモジ
ュール100の拡張用インタフェースのアクト系の系切り
替えを単位スイッチモジュール1から起動する。単位ス
イッチモジュール内の新アクト系となる拡張インタフェ
ース402はハード的なルートが確立されるまで対向する
拡張スイッチモジュールに対してバックプレッシャー信
号を出力し内部セルの流入を防ぎ、内部セルの通過ルー
トが確立されるとハード自律でバックプレッシャー信号
が解除され新アクト系での通信が開始される。ここまで
の処理が図12の増設過程3のシーケンスである。増設過
程４では旧アクト系であった拡張用インタフェースを接
続しているケーブルを拡張用スイッチモジュールに保守
者を介して行う処理のみであり、これが完了することに
より接続構成の異なるシステム構成への変更が運用中の
呼に影響を与えずに実現されたことになる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
次のような効果が期待できる。第１の効果は、単位スイ
ッチモジュールを増設してスイッチ容量の拡張を行う際
に無瞬断にてスイッチの増設が可能となる。 その理由
は、２重化された拡張インタフェースと内部セルへのル
ーティング情報の付与手段およびＡＴＭスイッチでのル
ーティング情報参照手段を単位スイッチモジュールおよ
び拡張用スイッチモジュールにて取り決め、スイッチモ
ジュールの増設を拡張インタフェースのアクト系切り替
えを行うことによりスイッチ構成の組み替えができるか
らである。第２の効果は、回線対応部に接続される回線
種別のトラヒック容量に応じて柔軟なシステム構成を確
立することができる。その理由は、単位スイッチモジュ
ールの有するスロットが回線対応部インタフェースと拡
張用インタフェースのどちらでも実装可能なユニバーサ
ルスロット構成をとることで回線対応部における接続回
線種別に応じてスロットを回線対応部用と拡張インタフ
ェース用にフレキシブルに割り当てることができるから
である。
次のような効果が期待できる。第１の効果は、単位スイ
ッチモジュールを増設してスイッチ容量の拡張を行う際
に無瞬断にてスイッチの増設が可能となる。 その理由
は、２重化された拡張インタフェースと内部セルへのル
ーティング情報の付与手段およびＡＴＭスイッチでのル
ーティング情報参照手段を単位スイッチモジュールおよ
び拡張用スイッチモジュールにて取り決め、スイッチモ
ジュールの増設を拡張インタフェースのアクト系切り替
えを行うことによりスイッチ構成の組み替えができるか
らである。第２の効果は、回線対応部に接続される回線
種別のトラヒック容量に応じて柔軟なシステム構成を確
立することができる。その理由は、単位スイッチモジュ
ールの有するスロットが回線対応部インタフェースと拡
張用インタフェースのどちらでも実装可能なユニバーサ
ルスロット構成をとることで回線対応部における接続回
線種別に応じてスロットを回線対応部用と拡張インタフ
ェース用にフレキシブルに割り当てることができるから
である。
【図１】単位スイッチモジュールの機能構成図
【図２】単位スイッチモジュールを２台接続した増設イ
メージ図
メージ図
【図３】単位スイッチモジュールを３台接続した増設イ
メージ図
メージ図
【図４】拡張スイッチモジュールを介して単位スイッチ
モジュールを接続した増設イメージ図
モジュールを接続した増設イメージ図
【図５】単位スイッチモジュール単体で使用する場合の
ルーティング情報と使用位置の関係図
ルーティング情報と使用位置の関係図
【図６】単位スイッチモジュールを相互接続で使用する
場合のルーティング情報と使用位置の関係図
場合のルーティング情報と使用位置の関係図
【図７】拡張スイッチモジュールを使用する場合のルー
ティング情報と使用位置の関係図
ティング情報と使用位置の関係図
【図８】スイッチ内部で使用される内部セルフォーマッ
ト例
ト例
【図９】単位スイッチ増設におけるケーブル接続変更図
【図１０】単位スイッチ増設シーケンス
【図１１】拡張スイッチモジュール増設におけるケーブ
ル接続変更図
ル接続変更図
【図１２】図11における拡張スイッチモジュール増設シ
ーケンス
ーケンス
【図１３】ａ：単位スイッチモジュールのバス接続図
、ｂ：高速回線インタフェースカードが多数実装され
る場合のモジュール構成図 、ｃ：低速回線インタフェ
ースカードが多数実装される場合のモジュール構成図
、ｂ：高速回線インタフェースカードが多数実装され
る場合のモジュール構成図 、ｃ：低速回線インタフェ
ースカードが多数実装される場合のモジュール構成図
100：単位スイッチモジュール 200：N×NのＡＴＭスイッチ 201：プロセッサ 202：制御バス 203：制御線群 301〜30L：回線対応部 401〜40M：拡張用インタフェース 411〜41N：拡張用インタフェース 500：拡張用スイッチモジュール 601：内部セルフォーマット 700：M×MのＡＴＭスイッチ 800：単位スイッチモジュールの実装構成例 801：高速回線および拡張インタフェース用接続線 802：低速回線多重バス用布線 803：制御用バス 804：スイッチポート 805：スイッチ拡張用接続ケーブル 901〜906：拡張インタフェース間接続ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 哲郎 東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−273739（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−143135（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−141038（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04Q 3/52 101
Claims (3)
- 【請求項１】 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ交換
機を構成するＡＴＭスイッチモジュールにおいてＡＴＭ
セルのヘッダ情報に含まれるコネクション識別情報(VPI
/VCI)からＡＴＭスイッチのルーティング情報を検索
し、網内で使用される内部セルのヘッダ部に付与する機
能を有する回線対応部と、 ＡＴＭスイッチ容量を拡張する際に使用され、インタフ
ェースカードの実装可能なユニバーサルスロットを有
し、アクト系とスタンバイ系の２重化された拡張インタ
フェースと、 前記内部セルのルーティング情報により、内部セルのセ
ルフルーティング処理をするN×NのＡＴＭスイッチと、 前記回線対応部とＡＴＭスイッチと拡張インタフェース
とを、制御バスおよび制御線群を介して制御するプロセ
ッサと、 を有し、 独立にＡＴＭスイッチとして機能しうることを特徴と
し、 前記の独立にＡＴＭスイッチとして機能しうるＡＴＭ単
位スイッチモジュールは、モジュールのバックワイヤリ
ングボード上の布線が高速回線および拡張インタフェー
ス用接続線と低速回線用接続線と制御用バスとで構成さ
れ、該高速回線および拡張インタフェース用接続線と、
該低速回線用接続線とがスイッチカード用スロットと回
線用の全スロットとの間を接続することにより、回線イ
ンタフェースカードおよび拡張用インタフェースカード
がどのスロットにも実装できることを特徴と するＡＴＭ
スイッチモジュール。 - 【請求項２】 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ交換
機を構成するＡＴＭスイッチモジュールにおいてＡＴＭ
単位スイッチモジュールからアクト系、スタンバイ系の
２重化された拡張インタフェースを介して送信される内
部セルをアクト系、スタンバイ系の２重化された拡張用
インタフェースで受信し、内部セル内のルーティング情
報（RI）に基づいてスイッチングを行い、単位スイッチ
モジュールより大きなスイッチ容量を持ち、 前記ＡＴＭ単位スイッチモジュールを拡張インタフェー
スを介して相互接続することによりスイッチ容量および
回線対応部における回線インタフェース数を拡張する構
成方式と、ＡＴＭ単位スイッチモジュールよりスイッチ
処理容量の大きな拡張スイッチモジュールと前記ＡＴＭ
単位スイッチモジュールを接続することによりスイッチ
容量および回線対応部における回線インタフェース数を
拡張する構成方式と、を取りうるＡＴＭ単位スイッチモ
ジュールおよび拡張スイッチモジュールのシステムにお
いて、 拡張スイッチモジュールを、スタンバイ系の拡張用イン
タフェースにてＡＴＭ単位スイッチモジュールにつなぎ
込む過程と、 論理的にマスタの位置づけとしているＡＴＭ単位スイッ
チモジュールから前記拡張スイッチモジュールの拡張用
インタフェースのアクト系、スタンバイ系設定指示を行
い、ＡＴＭ単位スイッチモジュールと前記拡張スイッチ
モジュールが全てスタンバイ系の拡張用インタフェース
にて接続されている構成とする過程と、 スタンバイ系に設定された前記拡張用インタフェースの
全てに対して、アクト系に切り替われる状態とする指示
を行う過程と、 前記拡張用インタフェースの全てが前記状態となった時
点で、前記拡張スイッチモジュールの拡張用インタフェ
ースおよびＡＴＭ単位スイッチモジュールの拡張用イン
タフェースのアクト系の系切り替えを起動する過程と、 ＡＴＭ単位スイッチモジュール内の新アクト系となる拡
張用インタフェースが、ハード的なルートが確立される
まで前記拡張スイッチモジュールに対してバックプレッ
シャー信号を出力して内部セルの流入を防ぎ、内部セル
の通過ルートが確立されると前記バックプレッシャー信
号を解除して前記新アクト系での通信を開始する過程
と、 前記拡張スイッチモジュールを、旧アクト系であった拡
張用インタフェースにてＡＴＭ単位スイッチモジュール
につなぎ込む過程とを有し、 オンライン中の既存の呼に影響を与えることなくスイッ
チ容量の拡張を可能とすることを特徴とするＡＴＭスイ
ッチ容量拡張方法。 - 【請求項３】 ＡＴＭネットワークにおけるＡＴＭ交換
機を構成するＡＴＭスイッチモジュールのルーティング
情報設定方法において、 ＡＴＭスイッチのセルフルーティング情報を回線対応部
が具備するルーティング情報検索テーブルから検索し、
内部セルのヘッダ部に設定するにあたり、ＡＴＭ単位ス
イッチモジュール同士間の接続のルーティング情報を設
定する領域と、拡張スイッチモジュールを介してＡＴＭ
単位スイッチモジュール間を接続したときのルーティン
グ情報を設定する領域とを個別に割り当てることを特徴
とするＡＴＭルーティング情報設定方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13904698A JP3001502B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | Ａｔｍスイッチモジュール、ａｔｍスイッチ容量拡張方法、およびａｔｍルーティング情報設定方法 |
| SE9901815A SE9901815D0 (sv) | 1998-05-20 | 1999-05-19 | ATM switching module wich allows system growth with different type of module without cell-loss during cutover |
| EP19990850088 EP0959591A1 (en) | 1998-05-20 | 1999-05-20 | ATM switching module suited for system expansion without cell-loss |
| BR9902146A BR9902146A (pt) | 1998-05-20 | 1999-05-20 | Módulo de comutação atm e método para expandir uma rede de comunicações. |
| US09/316,114 US6459699B1 (en) | 1998-05-20 | 1999-05-20 | ATM switching module which allows system growth with different type of module without cell-loss during cutover |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13904698A JP3001502B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | Ａｔｍスイッチモジュール、ａｔｍスイッチ容量拡張方法、およびａｔｍルーティング情報設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11331202A JPH11331202A (ja) | 1999-11-30 |
| JP3001502B2 true JP3001502B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=15236210
Family Applications (1)
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