JP3001398B2 - 表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置 - Google Patents
表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置Info
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- JP3001398B2 JP3001398B2 JP7111195A JP11119595A JP3001398B2 JP 3001398 B2 JP3001398 B2 JP 3001398B2 JP 7111195 A JP7111195 A JP 7111195A JP 11119595 A JP11119595 A JP 11119595A JP 3001398 B2 JP3001398 B2 JP 3001398B2
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- flame
- combustion
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- plate
- combustion plate
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- Gas Burners (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面燃焼バーナの火炎
がリフトして燃焼不良が発生した場合には燃焼不良を検
出する表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置に関するもの
である。
がリフトして燃焼不良が発生した場合には燃焼不良を検
出する表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】バーナの先端にセラミックや金属繊維等
からなる多数の孔を開けた燃焼プレートを設け、燃料ガ
スと燃焼用空気を混合した予混合ガスを燃焼プレートの
孔を通して噴射し、燃焼プレート先側の表面で燃焼を行
う表面燃焼バーナがある。このようなバーナは、燃焼プ
レートの表面に短い火炎を発生させ、広い範囲で燃焼さ
せるものであるが、燃焼プレートを通過する予混合ガス
の流速が最も速い部分、又はガス密度が低い部分より火
炎がリフトし始め、燃焼が不安定となる。火炎の有無の
検出には火炎からの光を受けたときに電流を流す紫外線
光電管を用いたフレームアイが広く使用されているが、
バーナ全体での火炎の有無は検出できても燃焼状態まで
は検出できないため、火炎がリフトして燃焼不良が発生
しても異常を検出することができなかった。
からなる多数の孔を開けた燃焼プレートを設け、燃料ガ
スと燃焼用空気を混合した予混合ガスを燃焼プレートの
孔を通して噴射し、燃焼プレート先側の表面で燃焼を行
う表面燃焼バーナがある。このようなバーナは、燃焼プ
レートの表面に短い火炎を発生させ、広い範囲で燃焼さ
せるものであるが、燃焼プレートを通過する予混合ガス
の流速が最も速い部分、又はガス密度が低い部分より火
炎がリフトし始め、燃焼が不安定となる。火炎の有無の
検出には火炎からの光を受けたときに電流を流す紫外線
光電管を用いたフレームアイが広く使用されているが、
バーナ全体での火炎の有無は検出できても燃焼状態まで
は検出できないため、火炎がリフトして燃焼不良が発生
しても異常を検出することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、表面燃焼バーナにおいて、火炎がリフトし
た場合にはいち早く異常を検出する燃焼不良検出装置を
提供することにある。
する課題は、表面燃焼バーナにおいて、火炎がリフトし
た場合にはいち早く異常を検出する燃焼不良検出装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】バーナ先端に多数の孔が
開けられた燃焼プレートを設け、燃料ガスと燃焼用空気
を混合した予混合ガスを、燃焼プレートの孔より吹き出
し、燃焼プレート先側の表面で短い火炎を形成して燃焼
を行う表面燃焼バーナにおいて、バーナ全体での火炎の
有無を検出する火炎検出装置とは別に、燃焼プレートを
通過する予混合ガスの流速が最も速い部分およびガス密
度が低い部分の火炎形成部分にフレームロッドを設けて
おき、バーナ全体では火炎有りが火炎検出装置にて検出
されている時に燃焼プレート表面に設けたフレームロッ
ドが火炎無しを検出した場合、燃焼不良であると判断す
る燃焼不良判別部を設ける。
開けられた燃焼プレートを設け、燃料ガスと燃焼用空気
を混合した予混合ガスを、燃焼プレートの孔より吹き出
し、燃焼プレート先側の表面で短い火炎を形成して燃焼
を行う表面燃焼バーナにおいて、バーナ全体での火炎の
有無を検出する火炎検出装置とは別に、燃焼プレートを
通過する予混合ガスの流速が最も速い部分およびガス密
度が低い部分の火炎形成部分にフレームロッドを設けて
おき、バーナ全体では火炎有りが火炎検出装置にて検出
されている時に燃焼プレート表面に設けたフレームロッ
ドが火炎無しを検出した場合、燃焼不良であると判断す
る燃焼不良判別部を設ける。
【0005】
【作用】火炎のリフトは燃焼プレートを通過する予混合
ガスの流速が最も速い部分およびガス密度の低い部分よ
り始まり、リフトが発生した部分では火炎は燃焼プレー
トから離れた部分で燃焼するため、本来の火炎形成部に
は火炎は無くなる。フレームロッドは火炎が有る場合に
流れる電流によって火炎の有無を検出するものであるた
め、フレームロッドの火炎検出部分の火炎がリフトして
火炎検出部分から外れると、燃焼プレートの他の部分に
は火炎があっても火炎無しが出力される。バーナ全体で
の火炎の有無を検出する火炎検出装置は火炎有りを出力
しており、フレームロッドが火炎無しを出力した場合に
は、火炎のリフトが発生したと判断することができ、燃
焼不良の検出ができる。
ガスの流速が最も速い部分およびガス密度の低い部分よ
り始まり、リフトが発生した部分では火炎は燃焼プレー
トから離れた部分で燃焼するため、本来の火炎形成部に
は火炎は無くなる。フレームロッドは火炎が有る場合に
流れる電流によって火炎の有無を検出するものであるた
め、フレームロッドの火炎検出部分の火炎がリフトして
火炎検出部分から外れると、燃焼プレートの他の部分に
は火炎があっても火炎無しが出力される。バーナ全体で
の火炎の有無を検出する火炎検出装置は火炎有りを出力
しており、フレームロッドが火炎無しを出力した場合に
は、火炎のリフトが発生したと判断することができ、燃
焼不良の検出ができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
バーナの先端に多数の孔が開けられた燃焼プレート1を
設け、バーナの元側に燃料ガス供給配管4ならびに燃焼
用空気供給配管5を接続する。バーナ内部には整流板3
が設けられており、燃料ガス供給配管4から送り込まれ
た燃料ガスと燃焼用空気供給配管5から送り込まれた燃
焼用空気はバーナ内部で混合されて予混合ガスとなり、
整流板3で整流されて燃焼プレート1へ送られる。燃焼
プレート1では予混合ガスが燃焼プレート1に設けられ
た孔を通過し、燃焼プレート1先側の表面で短い火炎2
を発生して燃焼する。バーナの火炎2の有無は火炎2か
らの光を受けた時、火炎有りの出力を行うフレームアイ
7で検出される。燃焼プレート1へ送られる予混合ガス
は燃焼プレート1の全面へ均等に送ることができればよ
いが、実際には燃焼プレート上に圧力差が発生する。ま
た、予混合ガスのガス密度にも多少のばらつきが発生す
る。燃焼プレート1のなかで最も予混合ガスの圧力が高
まる箇所(予混合ガスの通過流速が最も速い部分)また
は、予混合ガスのガス密度が低くなりやすい火炎形成部
にフレームロッド6の火炎検出部を設け、フレームロッ
ド6とフレームアイ7からの出力が燃焼不良判別部8に
送られるように接続しておく。
バーナの先端に多数の孔が開けられた燃焼プレート1を
設け、バーナの元側に燃料ガス供給配管4ならびに燃焼
用空気供給配管5を接続する。バーナ内部には整流板3
が設けられており、燃料ガス供給配管4から送り込まれ
た燃料ガスと燃焼用空気供給配管5から送り込まれた燃
焼用空気はバーナ内部で混合されて予混合ガスとなり、
整流板3で整流されて燃焼プレート1へ送られる。燃焼
プレート1では予混合ガスが燃焼プレート1に設けられ
た孔を通過し、燃焼プレート1先側の表面で短い火炎2
を発生して燃焼する。バーナの火炎2の有無は火炎2か
らの光を受けた時、火炎有りの出力を行うフレームアイ
7で検出される。燃焼プレート1へ送られる予混合ガス
は燃焼プレート1の全面へ均等に送ることができればよ
いが、実際には燃焼プレート上に圧力差が発生する。ま
た、予混合ガスのガス密度にも多少のばらつきが発生す
る。燃焼プレート1のなかで最も予混合ガスの圧力が高
まる箇所(予混合ガスの通過流速が最も速い部分)また
は、予混合ガスのガス密度が低くなりやすい火炎形成部
にフレームロッド6の火炎検出部を設け、フレームロッ
ド6とフレームアイ7からの出力が燃焼不良判別部8に
送られるように接続しておく。
【0007】例えば燃焼用空気供給配管5の上流に設け
たダンパ(図示せず)の開度がずれ、燃焼用空気供給量
が多くなりすぎた場合、燃焼プレート1へ送られる予混
合ガスは空気が過剰となり、予混合ガスのガス密度は低
下してくる。これにより、燃焼プレート1の火炎2はガ
ス密度の最も低い部分、または予混合ガスの通過速度の
速い部分よりリフトし始める。フレームロッド6を設け
た部分の火炎2がリフトし、フレームロッド6から火炎
2が外れると、フレームロッド6は電流が流れなくなり
燃焼不良判別部8へは火炎無しが出力される。一部の火
炎がリフトしてもバーナ全体では火炎が有る場合、フレ
ームアイ7は火炎の光を受けるため、燃焼不良判別部8
へは火炎有りが出力される。フレームロッド6が火炎無
し、フレームアイ7が火炎有りを出力した時、燃焼不良
判別部8は燃焼不良と判断し、異常の出力を行う。
たダンパ(図示せず)の開度がずれ、燃焼用空気供給量
が多くなりすぎた場合、燃焼プレート1へ送られる予混
合ガスは空気が過剰となり、予混合ガスのガス密度は低
下してくる。これにより、燃焼プレート1の火炎2はガ
ス密度の最も低い部分、または予混合ガスの通過速度の
速い部分よりリフトし始める。フレームロッド6を設け
た部分の火炎2がリフトし、フレームロッド6から火炎
2が外れると、フレームロッド6は電流が流れなくなり
燃焼不良判別部8へは火炎無しが出力される。一部の火
炎がリフトしてもバーナ全体では火炎が有る場合、フレ
ームアイ7は火炎の光を受けるため、燃焼不良判別部8
へは火炎有りが出力される。フレームロッド6が火炎無
し、フレームアイ7が火炎有りを出力した時、燃焼不良
判別部8は燃焼不良と判断し、異常の出力を行う。
【0008】
【発明の効果】本発明を実施することで、バーナの火炎
がリフトして燃焼不良が発生している場合にはいち早く
異常を検出することができる。
がリフトして燃焼不良が発生している場合にはいち早く
異常を検出することができる。
【図1】 本発明の一実施例を示した断面図
1 燃焼プレート 2 火炎 3 整流板 4 燃料ガス供給配管 5 燃焼用空気供給配管 6 フレームロッド 7 フレームアイ 8 燃焼不良判別部
Claims (1)
- 【請求項1】バーナ先端に多数の孔が開けられた燃焼プ
レートを設け、燃料ガスと燃焼用空気を混合した予混合
ガスを、燃焼プレートの孔より吹き出し、燃焼プレート
先側の表面で短い火炎を形成して燃焼を行う表面燃焼バ
ーナにおいて、バーナ全体での火炎の有無を検出する火
炎検出装置とは別に、燃焼プレートを通過する予混合ガ
スの流速が最も速い部分であって、燃焼プレート表面近
くの火炎形成部にフレームロッドを設けておき、バーナ
全体では火炎有りが検出されている時に燃焼プレート表
面に設けたフレームロッドは火炎無しを検出した場合、
燃焼不良であると判断する燃焼不良判別部を設けたこと
を特徴とする表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111195A JP3001398B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111195A JP3001398B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285276A JPH08285276A (ja) | 1996-11-01 |
JP3001398B2 true JP3001398B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=14554914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7111195A Expired - Fee Related JP3001398B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 表面燃焼バーナの燃焼不良検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2942866B1 (fr) * | 2009-03-06 | 2012-03-23 | Mer Joseph Le | Porte a bruleur integre pour appareil de chauffage |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP7111195A patent/JP3001398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08285276A (ja) | 1996-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |