JP3000009U - 継ぎ手 - Google Patents

継ぎ手

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JP3000009U
JP3000009U JP32094U JP32094U JP3000009U JP 3000009 U JP3000009 U JP 3000009U JP 32094 U JP32094 U JP 32094U JP 32094 U JP32094 U JP 32094U JP 3000009 U JP3000009 U JP 3000009U
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annular
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JP32094U
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潤 多賀
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潤 多賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】樹脂パイプ、特にフッ素樹脂系パイプ相互ある
いはパイプと他の機器類とを接着剤、熱融着等の手段を
用いることなく継ぎ手のみで接続する。 【構成】外側環状部および内側環状部を有するナット状
の締具と、内側周面にストッパ部および締具の前記外側
環状部と内側環状部との間に挿入される立ち上がり部を
有する環状の継ぎ手本体と、ストッパ部と前記内側環状
部の端部との間に介装され樹脂パイプの折り返し部分を
ストッパ部に対して圧着する環状体とからなり、前記締
具には、外側環状部の内周面に前記立ち上がり部の外周
面と螺合するネジ部を形成し、前記継ぎ手本体には、ス
トッパ部における樹脂パイプの折り返し頂部と対向する
部分に環状溝部を形成した継ぎ手である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として半導体生産等のいわゆるハイテック分野で高温高圧の劇 物流体を移送する配管システムに使用する継ぎ手に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
プラスチックパイプ(チュ−ブを含む)の継ぎ手機構には、耐密テ−パネジ、 フェル−ルの使用、その他各種の耐密構造が知られている。 しかしながら、たとえばTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ポ リテトラフルオロエチレンとパ−フルオロアルキルビニ−ルエ−テルの共重合体 )、FEP(ポリテトラフルオロプロピレンの共重合体)等のフッ素樹脂では、 その特性により、使用される液体が高温、高圧の劇物等が多く、熱サイクルによ る膨張収縮の繰り返し、クリ−プ発生等の要因により流体のリ−クが発生する。
【0003】 これは、主として接合部に上記要因による微小な隙間が発生するためで、この 防止は極めて困難である。それ故、従来の継ぎ手類では流体の温度120℃、圧 力2Kg/c 程度以下の条件での使用を余儀なくされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、継ぎ手を、外側環状部および内側環状部を有するナット状の締具 と、内側周面にストッパ部を有するとともに締具の前記外側環状部と内側環状部 との間に挿入される立ち上がり部を有する環状の継ぎ手本体と、ストッパ部と前 記内側環状部の端部との間に介装され樹脂パイプの折り返し部分をストッパ部に 対して圧着する環状体とで構成し、 前記締具の外側環状部の内周面には前記立ち上がり部の外周面と螺合するネジ 部を形成し、 前記継ぎ手本体は、ストッパ部における樹脂パイプの折り返し頂部と対向する 部分にはOリングを装着する環状溝部を形成することにより、上記従来の課題を 解決しようとするものである。
【0005】 さらに、この考案において、前記ストッパ部は継ぎ手本体の内周面において半 径方向に突設され、この環状をなすストッパ部に形成される前記環状溝部の開口 端縁には当接する樹脂パイプへの係止部を形成し、この係止部は角状その他、押 圧されることにより樹脂パイプ表面に食い込み可能な断面形状に構成する。
【0006】
【作用】
この考案に係る継ぎ手において、樹脂パイプ端の折り返し部分は、締具と継ぎ 手本体の立ち上がり部の螺合によって、環状体の先端とストッパ部における環状 溝部とによって圧着・挟持されるので、継ぎ手本体と樹脂パイプとは完全に密着 する。すなわち、環状溝部の端縁に形成される係止部が樹脂パイプ面にしっかり と食い込むことにより密着度が格別に向上し、さらに環状溝部内にOリングが装 着された場合にはその密着度をより高めることになり、従来の継ぎ手における流 体の温度条件、圧力条件を大幅に上回る許容範囲にあっても漏洩等の問題はなん ら発生することがなく極めて信頼性の高い樹脂パイプ用の継ぎ手を実現すること ができる。
【0007】
【実施例】
図面に基ずいてこの発明の実施例を説明する。図1および図2は、この考案の 1実施例を示す図である。 図1において、1は、外側環状部1a、内側環状部1bを有する筒状をなす樹 脂もしくは金属材による締具で、外側環状部1aの内周面にはネジ部1cが形成 されている。2は、前記締具に螺合する筒状をなす継ぎ手本体で、前記締具と同 様に樹脂または金属材で形成されている。そして、この継ぎ手本体2には前記ネ ジ部1cと螺合する環状に形成された立ち上がり部2aとストッパ部7とが一体 に形成されている。ストッパ部7は継ぎ手本体2の内周面において半径方向に環 状に突出形成され、樹脂パイプ4の折り返し部4a(反転部分)の頂部4bと当 接するようになっている。7aは前記ストッパ部7において樹脂パイプ4の頂部 4bと対向する部分に形成された環状溝部、6は環状溝部7a内に装着されたゴ ム材からなるOリングである。なお、前記パイプ4はフッソ、ポリブテン、PF A、ポリプロピレン、ナイロンその他の樹脂材で形成されている。
【0008】 5は環状体で、締具1の内側環状部1bの端部とストッパ部7との間に介装さ れ、やや先細りになったその先端部5aで樹脂パイプ4の折り返し部(反転部分 )の頂部4bを環状溝部7a方向に押圧するようになっている。なお、3は継ぎ 手本体2を螺合装着したポンプである。
【0009】 図2は、樹脂パイプ4の折り返し頂部4bと環状溝部7aとの関連構成を示す 図であり、7bは環状溝部7aの開口端縁に形成された角部で構成する係止部で ある。この実施例で係止部7bは約90度の角度に形成されているが、この角度 は鈍角、鋭角いずれでも良い。また、係止部の形状は樹脂パイプの表面に具合良 く係合できるものであれば必ずしも角部である必要はない。
【0010】 次にこの実施例に係る継ぎ手の組み立て手順に併せて作用を説明する。まず、 締具1を樹脂パイプに通し、次いで環状体5を樹脂パイプ4の端部にはめ込んだ 状態でパイプ先端を折り返す。これによってパイプ4の折り返し部4aは環状体 5の外周面に密着し、折り返し部4aの頂部4bと環状体5の先端も互いに密着 する。次いで環状溝部7aにOリング6を装着した継ぎ手本体2をパイプ4の折 り返し部分4a(反転部分)にはめ込み、締具1を継ぎ手本体2に螺合する。 締具1は、螺合の進行につれて下降してゆく。この締具1の下降につれて、内 側環状部1bはパイプ本体と継ぎ手本体2の立ち上がり部2aとの間隙に進入し 、環状体5の後端に当接しこれを押圧する。そして締具1の締結完了に伴い環状 体5の先端部5aは環状溝部7aの係止部7bとの間で頂部4bを圧着挟持し、 パイプ4内部からの流体の漏洩を完全に遮断する。
【0011】 この状態において、図2に示すようにパイプ4の折り返し頂部4bは環状体5 の先端に押圧されて環状溝部7a内に突出しOリング6に圧着する一方、環状溝 部7aの各係止部7b、7bはパイプ4の表面に食い込むような状態で密着する 。 したがって、パイプ4と継ぎ手本体2との間における流体の漏洩は、第1の 係止部、Oリングの部位、第2の係止部によって2重、3重に防止されることに なる。この実施例では、環状溝部7a内にOリング6を装着したがこれを装着 しない場合も権利範囲に包含される。
【0012】 なお、樹脂パイプ4先端の折り返しは、専用の治具を用いてなすが、パイプの 肉厚の大きく折り返しが困難な場合には先端の端面に周状の深い切れ目を入れ、 2層または複数層を形成してなすと容易に折り返しが可能である。
【0013】 図3は、この考案の他の実施例を示す図である。この実施例において、パイプ 4の先端部は外側にほぼ直角に拡開なされているが、その他の構成は前述の実施 例と全く同様である。このように折り返しを90度にすると図1に示す反転部分 (折り返し部4aとして図示されている)がなくなり、したがってこれと立ち上 がり部2aとの密着が不可能になるが、前述のように流体の漏洩に対する遮断は 複数の係止部、0リング等により万全である。パイプ先端の拡開はやはり専用の 治具によるが、完全に反転させる場合に比較しより容易である。
【0014】 なお、上述の実施例ではいずれも樹脂パイプとポンプ等の他の機器類との継ぎ 手による接続を説明したが、例えば図1で継ぎ手本体を上下対称に形成、すなわ ち継ぎ手本体においてストッパ部を中心に上下対称に一対の立ち上がり部を設け 、環状溝部もストッパ部の表裏両面に設ければ、継ぎ手本体の両方向においてパ イプを接続することができる。このような構成も本考案の権利範囲に入ることは もちろんである。
【考案の効果】
この考案は、以上説明した構成作用により、従来の継ぎ手の有する大きな欠点 であるクリ−プ現象による漏洩を完全に防止し、特に従来簡便かつ有効な接続手 段の見当たらなかった高温高圧の環境下で使用できるフッ素樹脂パイプの接続を 極めて簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る1実施例を示す断面
図である。
【図2】 同上実施例に係る要部の切断部端面
拡大図である。
【図3】 この考案の他の実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 締具 1a 外側環状部 1b 内側環状部 1c ネジ部 2 継ぎ手本体 2a 立ち上がり部 3 ポンプ 4 パイプ 4a 折り返し部(反転部分) 4b 頂部 5 環状体 6 Oリング 7 ストッパ部 7a 環状溝部 7b 係止部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側環状部および内側環状部を有するナ
    ット状の締具と、内側周面にストッパ部および締具の前
    記外側環状部と内側環状部との間に挿入される立ち上が
    り部を有する環状の継ぎ手本体と、ストッパ部と前記内
    側環状部の端部との間に介装され樹脂パイプの折り返し
    部分をストッパ部に対して圧着する環状体とからなり、 前記締具は、外側環状部の内周面に前記立ち上がり部の
    外周面と螺合するネジ部を形成し、 前記継ぎ手本体は、ストッパ部における樹脂パイプの折
    り返し頂部と対向する部分に環状溝部を形成したことを
    特徴とする継ぎ手。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ストッパ部は継
    ぎ手本体の内周面において半径方向に突設され、この環
    状をなすストッパ部に形成される前記環状溝部の開口端
    縁には当接する樹脂パイプへの係止部を形成するととも
    に環状溝部内にOリングを装着したことを特徴とする継
    ぎ手。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記係止部は角部で
    構成したことを特徴とする継ぎ手。
JP32094U 1994-01-01 1994-01-01 継ぎ手 Active JP3000009U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210984A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 新郊パイプ工業株式会社 配管端末構造及び配管端末構造の製造方法
JP2019152339A (ja) * 2019-06-19 2019-09-12 日本ピラー工業株式会社 樹脂製管継手
JP2019178783A (ja) * 2019-06-19 2019-10-17 日本ピラー工業株式会社 樹脂製管継手

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210984A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 新郊パイプ工業株式会社 配管端末構造及び配管端末構造の製造方法
JP2019152339A (ja) * 2019-06-19 2019-09-12 日本ピラー工業株式会社 樹脂製管継手
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