JP2999051B2 - 混合ガス分離装置 - Google Patents

混合ガス分離装置

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JP2999051B2
JP2999051B2 JP4021272A JP2127292A JP2999051B2 JP 2999051 B2 JP2999051 B2 JP 2999051B2 JP 4021272 A JP4021272 A JP 4021272A JP 2127292 A JP2127292 A JP 2127292A JP 2999051 B2 JP2999051 B2 JP 2999051B2
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精錬・製鋼、富化酸素
燃焼、上・下水殺菌・浄化、パルプ漂白等に用いられる
混合ガス分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸着剤への吸着ガス量のガス圧力依存特
性を利用して、ガス濃縮ないしは分離を行なうPSA
(Pressure Swing Adsorptio
n)装置においては、図8のガスフローダイヤグラムが
示すように、原料ガス供給ポンプ01、ガス排出真空ポ
ンプ02、吸着塔03、製品タンク04間で、昇圧,製
造,放出,吸着,塔間均圧等のプロセスが必要であり、
従来のそのシーケンスコントロールは、電磁弁制御型エ
アシリンダ駆動バルブ05等によって行なわれて来た。
【0003】そのシステムダイヤグラムを図9に示す。
パイロット弁である電磁弁051からの制御用エアはシ
リンダ駆動部052へ導かれ、ピストンに直線運動を与
える。次に、ピンを介してパラアーム053に伝達され
たトルクによって原料ガスライン中の弁の開閉が行なわ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 (1)コントローラ06付き電磁弁と高圧エア源07を
もつ駆動シリンダ05から成る複雑なシステムが必要で
あり、且つ、エア消費量も無視出来ない。 (2)各塔03a,b,c毎に、原料ガスの供給、吸着
ガスの吸引、あるいは均圧ライン08及び製品ガスの再
循環圧縮機あるいはホルダへの移送,吸着塔上下部接続
のため、シーケンス制御用に、多数の独立したバルブ0
5a1,a2,b1,b2,c1,c2が必要となる。
【0005】本発明は、多数の電磁弁及びエアシリンダ
駆動バルブ及び空気源等を必要としない構造の簡単な、
圧力変動を利用した混合ガス分離装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下に述べるような構成
を有する3個1組のモータ駆動ロータリ制御バルブを設
置する。各々のロータル弁円周上に部分溝を設け、その
角度を第1バルブは加圧・吸着行程、第2バルブは製造
行程、第3バルブは減圧・再生行程に対応するように設
定・加圧する。
【0007】さらに、各々のロータリ弁円周上に、もう
一本全周溝を設け、それは部分溝と連絡通路で連結した
構造とする。
【0008】
【作用】第1バルブの部分溝は、原料供給用コンプレッ
サに接続するバルブポートに連通し、第2バルブ部分溝
は、製品タンクと接続するバルブポートに連通し、第3
バルブの部分溝は、排気・再生用真空ポンプへ接続する
バルブポートに連通する。更に、全バルブに関し、それ
等の全周溝は吸着塔に接続するバルブポートに連通す
る。
【0009】これ等3個のバルブを1本の軸で連結し、
単に駆動モータで回転させることにより、PSA運転サ
イクルに合致させるように、コントロールすることが出
来る。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図7について説明
する。図1は2塔式PSA設備における本発明の実施例
のガスフローダイヤグラムである。本装置は、それぞれ
バルブボディ1a,1b,1cとシート2a,2b,2
cとから成る3個のロータリバルブ10a,10b,1
0c及び駆動用モータ3を合わせた制御弁100、ブロ
ア4、真空ポンプ5、第1吸着塔6、第2吸着塔7、製
品タンク8より構成される。
【0011】図2,図3(ロータリバルブの展開図)、
図4乃至図8(ロータリバルブの組立図)が示すよう
に、、コーン状バルブボディ1の外周に2本の円周方向
の溝が設けられている。コーン左側(大径)の溝11は
コーン全周の約半分の角度を有する部分円周溝であり、
コーン右側(小径)の溝12は全周溝である(図2参
照)。互の溝はバルブ中央に明けた連絡孔13でつなが
っている。
【0012】一方、バルブボディに対向するハウジング
側のシート2には、コーン左側(大径)の溝に対し、1
80°対称位置にポート21及び22が設けられており
(図3参照)、コーン上の溝はいずれか一方のポートと
オーバラップしている。また、ポート21,22は夫々
第1吸着塔6または第2吸着塔7に接続している。コー
ン右側(小径)の全周溝12はハウジング側のシート上
にあるポート23と常にオーバラップしており、さらに
ポート23はブロア4に接続している。
【0013】ロータリバルブグループは第1〜3段の3
個のロータリバルブ10a,10b,10cより成り立
つ。第1段目のロータリバルブ10aの構造は、上述の
図3に示す通りである。第2段目のロータリバルブ10
bも第1段目のロータリバルブ10aと全く同一形状で
位相も合わせてある。但し、ポート23が製品タンク8
へ接続している点が異なるだけである。
【0014】第3段目のロータリバルブ10cも前二者
と同一形状を有するが、図2が示すように、位相が18
0°ずれている点及びポートBが真空ポンプ5へ接続し
ている点が異なる。図1に示す各段のバルブ開閉状態と
バルブ回転角の関連図とから判かるように、θ=−18
0°〜0°間では、第1吸着塔6で製品酸素が製造さ
れ、第2吸着塔7は再生行程にある。θ=0°〜180
°の間では、逆に第2吸着塔7を介して酸素製造が行な
われ、第1吸着塔6は再生行程に移行する。それ故、こ
のシーケンスサイクルに従がい、常時製品酸素が生成さ
れることになる。
【0015】上述の実施例は、円錐形状のバルブボディ
を使用した場合であるが、円筒形状のバルブボディにつ
いても円周上に、同様な部分円周溝及び全周溝を設ける
ことにより制御可能である。また、3個1組のロータリ
バルブグループを同軸上にシリーズに連結し駆動するこ
とにより、多数の吸着塔(塔の数:4,6,8基)も制
御可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明による混合ガス分離装置は、外周
面に部分円周溝及び全周溝を有し、内部に前記両方の溝
を連通させる連絡孔を有するバルブボディと、前記バル
ブボディを気密に囲繞し各溝に開口するポートを有する
シートとからなる3個のロータリバルブを、一体的に回
転するように連結し、第1のロータリバルブの部分円周
溝に開口するポートを吸着塔に連通させ、全周溝に開口
するポートをガス供給ブロアに連通させ、第2のロータ
リバルブの部分円周溝に開口するポートを吸着塔に連通
させ、全周溝に開口するポートを製品タンクに連通さ
せ、第3のロータリバルブの部分円周溝に開口するポー
トを吸着塔に連通させ、全周溝に開口するポートをガス
排出用真空ポンプに連通させたことにより、次の効果を
有する。 (1)PSAの吸着,製造,再生の各行程を、一体的に
回転するロータリバルブにより制御することができ、従
来型PSAに対し、次のような効果がもたらされる。 (2)電磁弁制御に必要であったコントローラ,駆動シ
リンダ用の圧力空気源等が不要となり、部品点数の減
少,システムの簡素化が可能となる。 (3)さらに、サイクルタイムの短縮が図れ、吸着塔の
小型化ひいてはPSA装置全体の小型化を達成できる。 (4)その結果、信頼性の向上,保守性の向上,設備費
の低減等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガスフローダイヤグラム
である。
【図2】図1に示したロータリバルブのバルブボディの
展開図である。
【図3】図2に対応するシートの展開図である。
【図4】図1に示したロータリバルブグループの縦断面
図である。
【図5】図4のa−a断面図である。
【図6】図4のb−b断面図である。
【図7】図4のc−c断面図である。
【図8】従来のPSA装置におけるガスフローダイヤグ
ラムである。
【図9】図8における制御弁サイクルダイヤグラムであ
る。
【符号の説明】
1 バルブボディ 2 シート 4 ガス供給用ブロア 5 ガス排出用 真空ポンプ 6 第1吸着塔 7 第2吸着塔 8 製品タンク 10 ロータリバルブ 11 部分円周溝 12 全周溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に部分円周溝及び全周溝を有し、
    内部に前記両方の溝を連通させる連絡孔を有するバルブ
    ボディと、前記バルブボディを気密に囲繞し各溝に開口
    するポートを有するシートとからなる3個のロータリバ
    ルブを、一体的に回転するように連結し、第1のロータ
    リバルブの部分円周溝に開口するポートを吸着塔に連通
    させ、全周溝に開口するポートをガス供給ブロアに連通
    させ、第2のロータリバルブの部分円周溝に開口するポ
    ートを吸着塔に連通させ、全周溝に開口するポートを製
    品タンクに連通させ、第3のロータリバルブの部分円周
    溝に開口するポートを吸着塔に連通させ、全周溝に開口
    するポートをガス排出用真空ポンプに連通させたことを
    特徴とする混合ガス分離装置。
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JP7164807B2 (ja) * 2018-08-10 2022-11-02 ダイキン工業株式会社 濃縮ガス供給装置用のロータリー弁

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