JP2996988B2 - 複写機の制御装置 - Google Patents

複写機の制御装置

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JP2996988B2
JP2996988B2 JP1234431A JP23443189A JP2996988B2 JP 2996988 B2 JP2996988 B2 JP 2996988B2 JP 1234431 A JP1234431 A JP 1234431A JP 23443189 A JP23443189 A JP 23443189A JP 2996988 B2 JP2996988 B2 JP 2996988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、、所定の制御を複写機の傍にオペレータ
がいるかどうかの判断を基準にして行う人体検出手段を
備えた複写機の制御装置に関する。 〔従来の技術〕 複写装置には必要に応じて種々のモードが考えられ、
複写機に応じてその内の予め設定されたモードが実行で
きるように設定されている。その一つに、人体検出手段
を備え、複写機からの距離に応じて所定の動作を切り換
えて実行できるような機能を有するものがある。 その機能とは、例えば、検知物の静止、移動、距離等
を判定してオペレータの存在を検知し、静止の時に音声
ガイダンスを行うもの(特開昭58−207148)、原稿また
はコピーがあること、複写が終了していること、オペレ
ータがいないことの3つの条件のアンドをとって、原稿
またはコピー紙の忘れを知らせるもの(特開昭61−2358
55)、複写が終了していること、オペレータがいないこ
との2つの条件のアンドにより複写モードのリセットを
行なうとともに、オペレータが傍にいることを検知して
複写モードのガイダンスを行うもの(特開昭61−23585
6)などである。その他、特定の制御を行うように設定
された従来技術は、特開昭61−235857、特開昭61−2358
58、特開昭61−235860〜235865等多数存在している。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記の従来技術にあっては、オペレータとの関係で、
ガイダンスを行ったり、転写紙や原稿の忘れを告知した
り、複写のモードのリセットや切り換えを行ったりし
て、使用上の便利さは考慮されているが、省エネルギに
ついての配慮はされていなかった。すなわち、従来の複
写機においては機械の電源が入つている間は、操作部の
表示は常に点灯しているのが普通であった。 一方、省エネルギという観点に立てば、複写機には予
熱モードといわれているモードがあることが知られてい
る。この予熱モードにあっては、定着器の設定温度を低
くするとともに、操作部の表示も消灯するようになって
いた。 この予熱モードに入るにはオペレータが、複写機の操
作部に設けられている予熱モードキーをON/OFFする必要
があった。そのため、オペレータが予熱モードを選択し
なければ、やはり操作部の表示は、オペレータがいなく
て使用されていないときでも、常に点灯したままになっ
ていた。しかし、この操作部の表示は複写機を使用する
オペレータが機械の前に存在しなければ必要のないもの
である。つまり、オペレータが複写機の前にきたときに
操作部の表示が点灯していれば、オペレータが複写機の
前にいない場合には操作部の表示は消灯していても良い
わけである。 本発明の目的は、機械の前にオペレータが存在してい
るかどうかを検出することによつて、複写機の操作部の
表示を自動的に点灯あるいは消灯させ、省エネルギ化を
図ることができる複写機の制御装置を提供することにあ
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、機械の動作全体を制御する制御手段と、
複写機のモード設定および表示を行う操作部と、人体検
出手段とを備えた複写機の制御装置において、前記人体
検出手段により前記機械にオペレータが近づいてきたこ
とを検出して前記操作部の表示を点灯し、前記機械から
前記オペレータが離れていくことを検出して前記操作部
の表示を消灯する点・消灯制御手段を備え、該点・消灯
制御手段は点灯動作が実行されて前記操作部の表示を点
灯するときの前記機械と前記オペレータとの間の距離
が、消灯動作が実行されて前記操作部の表示を消灯する
ときの前記距離よりも近く設定することによって達成さ
れる。 〔作用〕 上記手段によれば、複写機とオペレータとの距離を人
体検出手段を介して測定、検出することによって、複写
機にオペレータが近づいてきたことを検出して操作部の
表示を点灯させ、複写機からオペレータが離れていくこ
とを検出して操作部の表示を消灯させるように、点・消
灯制御手段によって操作部の表示を制御するので、必要
な場合だけ操作部の表示の点灯、消灯を行うことができ
る。また、点・消灯制御手段の動作を実行し、操作部の
表示を点灯するときの距離を、点・消灯制御手段の動作
を実行し、操作部の表示を消灯するときの距離よりも近
くに設定してあるので、確実に複写機を操作するときで
ないと点灯が実行されることはなく、逆に複写機から少
し離れただけでは消灯されないので、複写機の操作に関
し、不都合が生じる虞れはない。 〔実施例〕 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。
【複写機の構造およびオペレータとの位置関係】
第1図は複写機とオペレータの相対的な位置関係(距
離)と、操作部の表示の点灯/消灯の関係を示す説明図
である。 第1図は実施例に係る複写機の使用状態を示す側面か
ら見た説明図、第2図はその平面図である。 同図において、複写機1の上面にはコンタクトガラス
上の原稿を押さえる原稿圧板2が設けられ、上面の前面
側Fには操作表示部3とオペレータ検出装置の検知部4
が配設されている。オペレータ5は複写機1の前面側F
から複写機1の操作をするように設定されており、上記
検知部4によってオペレータ5の存在と複写機1に対す
る相対的な所在範囲が検出されるようになっている。 このオペレータ検出装置の検知部4は、光(例えば赤
外線)方式のものと超音波方式のものが一般に知られて
おり、何れの方式のものかが操作表示部3に付設され
る。第1図および第2図において、例えば、赤外線ビー
ム6が検知部4によって出射されると、その赤外線6の
反射を検出してオペレータ5の存在を検知し、超音波の
場合には、外縁7,8の間で垂直方向の、また外縁9,10の
間で水平方向の領域がそれぞれ規定され、これらの領域
でオペレータ5の複写機1の前面Fに対する距離の測定
が可能であり、この範囲で、所定の距離以内に反射物が
あれば、オペレータ5が存在していると判定する。 赤外線ビーム6を使用する場合には、指向性が強いこ
とから平均的なオペレータ5の胸のあたりを狙ってビー
ムを出射するように設定されている。これは、通常、複
写機に向かって操作するとき胸の位置では腕の太さを加
えた幅になるので、オペレータ5の立つ位置が少々違っ
ても、検出装置の検出領域から外れる心配がないからで
ある。オペレータ5の検出位置をなるべく幅の広い部位
で検出するのは、検出領域が1本のビームであり、超音
波にように広がりを持たない赤外線(光)方式の場合非
常に意味を持ち、特に、1つの検出装置でオペレータ検
知を行おうとする場合には重要である。 第3図は実施例に係る複写機の前面側Fからみた斜視
図で、その上面にはコンタクトガラス12が固設され、こ
のコンタクトガラス12上に載置される原稿を押さえる原
稿圧板2が上面の後部側に回動自在に取りつけられてい
る。この原稿圧板2は自動原稿供給装置に置き換えるこ
ともできる。操作部3が配設されているパネル部分の左
側には簡単な操作方法と異常表示を説明したオペレータ
カード13が取り付けられ、複写機1の前面Fには前カバ
ー11が開閉自在に取り付けられている。 複写機1の筐体の左側の側面にはメインスイッチ15が
配され、筐体内には、特に図示されない光源、ミラー、
レンズ等からなる光学系と、感光体とその外周に沿って
配置された帯電チャージャ、現像ユニット、転写チャー
ジャ、分離チャージャ、クリーニングユニットおよび搬
送方向下流側に設けられた定着ユニット等からなる公知
の電子写真複写機の作像・定着系と、図において筐体の
右側に設けられた給紙カセット16および手差しテーブル
の何れかから転写紙を給紙し、筐体左側に設けられた排
紙トレイ17まで搬送する搬送経路を含む搬送系の各部品
を収容している。 第4図は第3図の操作部3の構成を示す正面図であ
る。同図に示すように、操作部3の中央には、各種の表
示を行う表示パネル18が設けられ、この表示パネル18の
上方に、オペレータ検出装置の検出部4とガイダンス表
示部14とが設けられている。また、表示パネル18の下方
には、自動濃度キー19a、温度調整キー19b、自動用紙選
択キー20a、用紙選択キー20b、等倍キー21a、拡大キー2
1bおよび縮小キー21cがそれぞれ設けられている。 さらに、表示パネル18の図示右側には、テンキー22、
エンターキー23、スタートキー24、ガイダンスキー25等
の各種キーと、ガイダンスキー表示26、タイマ表示27等
の各種の表示を有する主にコピーの実行に関連するキー
群および表示群28が配設されている。一方、表示パネル
128の図示左側には、ページ転写キー29、ズーム変倍キ
ー30等の各種のキーと、センタリング表示31、寸法変倍
表示32、ソート表示33等の各種の表示を有するおもにコ
ピーモードに関連するキー群および表示群34が設けられ
ている。 第5図は第4図の表示パネル18の正面拡大図である。
表示パネル18は、その一半部が用紙表示部35に、他半部
が動作表示部41となっている。用紙表示部35には、倍率
表示36、用紙指定変倍表示37、自動用紙選択表示38、用
紙選択表示39、用紙サイズ表示40等が設けられている。
また、動作表示部41には、トナー補給表示42、待機表示
43、コピー可能表示44、自動濃度表示45等が設けられて
いる。
【複写機の制御回路】
第6図はオペレータ検出装置、音声出力装置、タイマ
ー等様々な機能を有する実施例に係る複写機1の制御装
置のブロック図である。同図において、制御主体として
のメインボード200には、マイクロプロセッサ210、ROM2
20、RAM230等が搭載され、このメインボード200にオペ
レータ検出装置500、音声出力装置600、表示ボード31
0、駆動ボード320、点灯ボード325が接続されている。
また、メインボード200には、ドライバ370,380、信号処
理回路390、給紙ユニット360、両面ユニット80等の各種
負荷が接続されている。また、上記ドライバ370には各
種交流負荷400が、ドライバ380には各種直流負荷410が
それぞれ接続され、信号処理回路390には各種センサ420
が接続されている。 オペレータ検出装置500は信号処理部510、発信器520
および受信器530を含み、音声出力装置600は音声合成コ
ントローラ610、音声合成器620、ROM630および出力部64
0を含んでそれぞれ構成されている。 表示ボード310には、ガイダンス表示装置14を含む表
示部100とキーおよび入力部101が接続され、駆動ボード
320にはモータM1,M2,M3が接続されている。点灯ボード3
25にはランプ制御ボード330を介してランプ31が、ま
た、ランプ制御ボード340を介してヒータHT1,HT2が接続
されている。 オペレータ検出装置500としては複写機1の検出部4
の発振器520から、オペレータ5が操作するときにいる
方向に向かって、距離測定用の光(赤外線)または超音
波を出射し、反射物体からの反射を受信器530で受けて
反射物体までの距離を、受信する反射レベルに影響され
ない方式で測定する光方式のものと超音波方式のものが
ある。そして、これらの方式で測定した測定結果が予め
設定された範囲にあり、予め設定された時間継続して存
在していることによりオペレータ5の存在信号とする。
【オペレータの位置の検出原理】
以下、光と超音波では距離を測定する原理が異なるの
で、光を使うものと、超音波を使うものを分けて、まず
その原理について説明する。 〈光による検出〉 複写機1の操作(表示)部3または原稿台、あるいは
その近傍に、赤外線発光ダイオードと発光ダイオードの
出力を細いビームにする光学系を、その出力がオペレー
タ5が複写機1を操作するときに立つ方法に向くように
設置する。ビームの発射方向と直交する平面内で、ビー
ム発射位置から所定距離はなれた位置に、受光レンズを
介して反射光を受光する一次元ポジションセンサ(Posi
tion Sensitive Device略してPSD)を、その長手方向
が、ビーム発射位置からの距離の方向になるように設置
する。PSDが反射光を受光する位置のデータから、3角
測量の原理で対象物までの距離を求める。 複写機1の操作上の特性から、オペレータ5が複写機
1に接触またはそれに近い状態にまで近づいて操作する
ことがある。この方式の場合、極端にオペレータ5が接
近すると、受光部あるいは投光部がオペレータ5により
遮られてしまつたり、反射光がPSDの長さの制限に基づ
く受光範囲を越えてしまつたりして、反射光を受光でき
るなくなるケースがある。 このようにオペレータ5が極端に接近して、PSDから
位置の信号が得られなくなるケースに備えるため、オペ
レータ5との距離を継続して測定するようにして、オペ
レータ5との距離がだんだん近くなり、その後反射光を
受光できなくなつた時には、オペレータ5は存在してい
ると判定するようにしている。 このような条件下での別の対応策として、オペレータ
5がいないときには、背後の壁または天井からの反射光
が検出できるように検出ゲインを設定しておき、反射光
を受光できない時にはオペレータ5が存在すると判定す
る。あるいはオペレータ5や通り過ぎる人などの移動物
体の存在しないときの反射する物体、例えば後方の壁、
天井などまでの距離を検出して記憶しておき、記憶され
ている距離より遠方の対象物を検出したとき、オペレー
タ5が存在すると判定する。これはオペレータ5が極端
に接近して、反射光を受けることができないのは、対象
物が十分遠方にあり、反射光を受光できないのと同じ検
出結果になることと、背景より遠距離のデータは、その
複写機1の設置された条件が変更されない限り起こり得
ないことを使つて判定している。これらの方法では、オ
ペレータ5の接近を継続して検出していなくてもよい。 〈超音波による検出〉 複写機1の操作(表示)部3または原稿台、あるいは
その近傍に、超音波用のスピーカとマイクロフオンを、
その指向性がオペレータ5が複写機1を操作するときに
立つ方法に向くように設置する。スピーカから発射され
た超音波が、検出対象に当たつて反射し、マイクロフオ
ンに戻つてくるまでの時間を測定し、空気中を音波が伝
搬する速度から距離を求める。発射する超音波は広がり
を持つので、全部が同じ距離から反射して来るのではな
く、戻つて来るまでの時間は、超音波が反射する位置ま
での距離によつて異なる。従つてマイクロフオンで受け
る信号には、いろいろな遅延時間の信号が混在してい
る。この信号の内、一番早く戻つてくる信号の遅延時間
により検出対象の距離を決定し、その距離が所定範囲に
あれば、それをオペレータ5の存在信号とする。 スピーカとマイクロフオンの設置位置が離れている時
には、オペレータ5が極端に複写機1に接近した場合、
一方または双方がオペレータ5に遮され、反射を受ける
ことができなくなる。これに対しても、光による検出方
法の場合と同様のやりかたで、オペレータ5の存在を判
定する。 まず、赤外線を発光するLEDとその反射光によって位
置を検知する受光素子(PDS)を用いた光方式のオペレ
ータ検出装置500について説明する。 第7図は実施例に使用されるPSDの特性を説明するた
めの図である。PSDは出力電極4a,4bおよび共通電極4cを
持つ素子で、前面に受光面4dが設けられている。 出力電極4a,4bには、受光面4dの長手方向の位置に応
じて図に示すような電流が流れる。つまりスポツト光4e
が中央に当たつている場合には出力電極4aに生じる電流
I1と出力電極4bに生じる電流I2は等しく、右にずれると
I1<I2となり、左にずれるとI2<I1となる。I1,I2の増
減の割合はスポツト光4eの中心からのずれに比例する。
従つてスポツト光4eの位置とI2/I1の関係は一定の値
で、スポツト光4eの強弱には無関係である。つまり電流
の比を演算することにより、スポツト光4eの位置を求め
ることができる。 第8図はPSDを使つた距離測定方式の説明図である。
図において、オペレータ検出装置500の検知部4には、
投光レンズ4fと受光レンズ4hとが設けられ、投光レンズ
4fの背後には投光用のLEDが、受光レンズ4hの背後にはP
DS4Aがそれぞれ配設されている。このような配置にし、
PSD4Aを使うとスポツト光4eの位置を検出できることを
利用して、発射した赤外線ビームが当たる位置までの距
離を三角測量の方式で求めることができる。 投光LED4gの赤外光を投光レンズ4fで細いビームにし
て、検出対象であるオペレータ5の立つ位置に向かつて
反射する。検出対象で反射されるスポツト光4eは受光レ
ンズ4hでPSD4Aの受光面4dに実像を結ぶようにする。ス
ポツト光4eの中心からのズレdは検出対象までの距離L
に反比例し、基線長S、受光レンズ4hとPSD4Aとの距離
fには、 f/L=d/S の関係がなりたつ。 第7図で示したように、PSD4Aの出力電流I1,I2とには
次のような関係がある。 I1=c/2−d=c/2−fS/L I2=c/2−d=c/2+fS/L これから I2/I1=(cL/2+fS)/(cL/2−fS)≒1+cfS/L となり、(I2/I1−1)は1/Lに比例し、c,f,Sは検出装
置固有の値を持つので、I2/I1からLを求めることがで
きる。 この方式は、近距離ほど必要なPSD4Aの長さは大きく
する必要があるが、精度は高くなり、複写機1のオペレ
ータ5の存在検知に適する。 オペレータ5存在の判定は、この実施例の場合、距離
測定の結果が50cm内外の所定値より小さくなつたとき、
オペレータ5が存在すると判定するように設定されてい
る。また、複写機1を使わずに、前を通過するだけ人と
区別するため、所定距離以内にいる時間が所定時間継続
したとき、オペレータ5が存在すると判断するようにし
てもよい。オペレータ5が複写機1にあまり近づいて、
PSD4Aの受光範囲を超えてしまつたり、発光部または受
光部を覆つてしまい、位置データが得られないときに
は、演算部とは別の処理部で、オペレータ5が存在する
と判定する。 しかし、上記のように、位置データが得られないとき
に、単純にオペレータ5が存在すると判断すると、検出
装置が故障したような場合に、誤つた判断をする可能性
があるので、位置データの得られなくなる前のデータを
使つて、オペレータ5が近づいた結果位置データが得ら
れなくなつたことを判定の条件にすることにより、この
ような問題を回避するようにすることもできる。 あるいは、オペレータ5が存在しないときに得られる
天井、壁などの距離データを記憶しておき、これより長
い距離が検出されたとき、オペレータ5が存在すると判
定するようにしてもよい。 第1図,第2図のオペレータ検出装置500の検知部4
設置位置は、通常の複写機1の設置条件で、オペレータ
5の背景から距離データとして、天井からの反射による
データが得られるようにすることを考慮したものであ
る。 複写機1はいろいろな照明条件の所に設置されるの
で、これらの周囲の光と、距離測定用の光を区別する必
要がある。このため、この実施例では発射する赤外線は
800〜950nmの波長のものが選択され、さらにPSD4Aの受
光面4dの前に可視光カツトフイルタを入れ、LED4gをパ
ルス駆動し、その変化分だけ取り出して、距離測定を光
なうとともに、LED4gの駆動を所定の間隔に限定し、駆
動しているときのみPSD4Aの検出電流の演算を行い、距
離データを得るようにしている。このようにすると、受
光部と投光部、すなわち、投光レンズ4fと受光レンズ4h
の前に共通の可視光カツトフイルタを入れることによ
り、オペレータ検出装置500の検知部4が見えなくな
り、オペレータ5に違和感を抱かせることがないという
効果もある。見えなければ、意識的の検出されないよう
にするなどの、設計意図とは違つた対応をさせることを
防止できる。 一方、超音波方式のオペレータ検出装置500は、赤外
線の代わりに超音波を使い、LEDの代わりにスピーカ
ー、PSDの代わりにマイクロフオン、3角測量による距
離測定に代わつて超音波の空気中での伝搬速度を利用す
るものである。 第9図は実施例に係る超音波を使用したオペレータ検
出装置500の説明図であって、スピーカ4E、超音波発振
器4B、マイクロフオン4F、受信器4Dからなるオペレータ
検出装置500の検知部4を示す。符合9と10、符合9′
と10′で挟まれる領域はスピーカ4Eとマイクロフオン4F
の指向性を示す。実際にはスピーカ4Eとマイクロフオン
4Fの距離と較べると、検知部4とオペレータ5との距離
の方がはるかに大きいので、第1図,第2図では総合の
検出領域として示している。この構成でスピーカー4Eか
ら出射した超音波が反射し、それをマイクロフオン4Fで
受け、出射から入射までの時間を計測し、検知部4から
オペレータ5までの距離をL、出射から入射までの時間
をd、空気中で超音波の伝搬速度をvとすると、 L=vd/2 となり、vは340m/s程度の値であるから、測定した時間
dから距離Lを求めることができる。 第10図は、時間dの測定方法を示す図である。スピー
カ4Eには一定周期の超音波信号が測定のつど与えられ、
図に示すような超音波が出射される。出射された超音波
は、物体にあたつて反射し、その反射波をマイクロフオ
ン4Fで受信する。超音波は指向性として示した立体角の
中のいろいろな物体で反射して戻つて来るので、伝搬経
路が異なり、受信する信号は、出射から受信までの時間
が異なり、移送、および振幅が違つた信号を合成したも
のになつている。この信号から、いちばん近いところか
ら反射してきた信号のデータを距離測定のデータとす
る。 そのため受信信号を増幅し、所定のリミツタにより振
幅を制限し、その後に検波して図の検波信号を得て、そ
の前縁までの時間をdとする。そして時間dから上の式
の演算を行つてオペレータまでの距離を求める。 オペレータ5があまりに接近して距離測定ができない
場合の対応は、赤外線方式の場合と同様である。 次に、オペレータ検出装置500から得られるオペレー
タ5と複写機1の間の距離のデータによってオペレータ
5の存在・不在および存在範囲を判定する動作について
説明する。 第11図は複写機1に対するオペレータ5の存在する範
囲を示す説明図で、同図において距離aは複写機1に対
してオペレータ検出装置500の検知部4が入り込んでい
る場合には、その入り込んだ分を引いた距離とする。 第12図は、さらに距離a,b,c,dが設定されたオペレー
タ5の所在範囲を示す説明図で、第20図に示すフローチ
ャートの処理に関するものである。 そこで、複写機1から所定値aの範囲内にオペレータ
5が存在するか否かを検出する場合のフローを第13図に
示す。 この処理では、まずSTEP1−1でオペレータ検出装置5
00から距離データが所定値a以内か否かの判断をし、所
定値a以内と判断した場合にはオペレータ5が存在する
と判断する処理であるSTEP1−2へ進み、所定値a以上
の値と判断した場合にはSTEP1−3へ進む。 STEP1−2ではオペレータ5が存在すると判断し、そ
の情報を種々の制御に応用するために、“オペレータ存
在フラグ”をセツトする。 STEP1−3ではオペレータ5が存在しないと判断され
たので、“オペレータ存在フラグ”をリセツトする。 以上のように、第13図のフローチャートに示されてい
る処理は最も基本的なもので、オペレータ検出装置500
から得られた距離データによつて、オペレータ5が複写
機1の前に存在するか否かの判断をする。 第14図は、オペレータ5が所定の距離以内に所定の時
間継続して存在している場合にオペレータ5が存在する
と判断するためのフローチャートである。 この処理では、まずSTEP2−1でオペレータ検出装置5
00からの距離データが所定値a以内か否かの判断を行な
い、所定値a以内であれば、次に時間チエツクのためST
EP2−2へ進む。所定値a以上であれば、オペレータ5
は存在しないのでSTEP2−7へ進む。 STEP2−2ではオペレータ5が所定値a以内に存在し
ている時間が所定時間以上継続したことを示す“タイム
アツプフラグ”が1にセツトされているか否かのチエツ
クを行う。“タイムアツプフラグ”が1であれば、所定
時間のチエツクは必要ないのでSTEP2−5へ進む。“タ
イムアツプフラグ”が0であれば、まだ所定時間継続し
ているというチエツクが終わつていないので、次のSTEP
2−3へ進む。 STEP2−3ではオペレータ5が所定値a以内の距離に
所定時間以上継続して存在しているか否かの判断を行う
ためのカウンタであるタイムアツプカウンタ(タイムUP
CNT)を1増加させ、STEP2−4でカウンタの内容が10
0以上になつたか否かの判断をする。 このサブルーチンが5ms毎にチエツクされると、約500
msが所定時間となる。この値はオペレータ検知手段500
やオペレータ5の動作特性に対応して自由に設定するこ
とができる。 STEP2−4で、 (タイムUP CNT)≧100 となっておれば、所定時間継続されたので、オペレータ
5が存在すると判断して、その処理のためにSTEP2−5
へ進む。 (タイムUP CNT)<100 であれば、まだ所定時間継続していないので、このサブ
ルーチンの処理は終了する。 STEP2−5ではオペレータ5が所定値a以内の距離に
存在している時間が所定時間以上継続したことを示す
“タイムアツプフラグ”を1にセツトする。 次いで、STEP2−6ではオペレータ5が存在すると判
断し、その情報を種々の制御に応用するために“オペレ
ータ存在フラグ”を1にセツトする。 上記STEP2−1で所定値a以上であると判断された場
合、上記のようにSTEP2−7でオペレータ5が所定距離
(a)以内には存在しないので“タイムアツプフラグ”
を0にリセツトし、タイムアツプカウンタの内容を0に
リセツトし、“オペレータ存在フラグ”も0にリセツト
する。 第15図はオペレータ5の存在を検出した後に、急に距
離データがなくなつた場合に、継続してオペレータ5が
存在していると判断するためのフローチャートである。
以下の説明では第12図に示したa,b,c,dの距離を使う。
それぞれの意味、大小関係は図に示す通りである。 この処理では、まず、STEP3−1でオペレータ検出装
置500からの距離データが所定値a以内か否かの判断を
して、所定値a以内と判断した場合にはオペレータ5が
存在すると見なしてSTEP3−2へ進む。オペレータ検出
装置500からの距離データが所定値a以上か、または距
離データがない(検出不能)場合にはSTEP3−8の処理
へ進む。 STEP3−2では検出距離が所定値a以内であるので、
“a以内フラグ”を1にセツトする。このフラグは検知
範囲内のどの位置にオペレータ5が存在するかの判断
や、他のフラグと組み合わせて、オペレータ5の移動方
向のチエツクなどに用いる。 STEP3−3ではオペレータ5が存在することを示す
“オペレータ存在フラグ”を1にセツトする。 STEP3−4ではオペレータ検出装置500からの距離デー
タが所定値b以内か否かのチエツクを行う。もし所定値
b内であれば、STEP3−5において、“b以内フラグ”
を1にセツトする。所定値b以上であれば、STEP3−11
おいて、“b以内フラグ”を0にリセツトする。“b以
内フラグ”も、“a以内フラグ”と同様の目的に使用す
る。 STEP3−6ではオペレータ検出装置500からの距離デー
タが所定値c以内か否かのチエツクを行う。もし所定値
c以内であればSTEP3−7において、“c以内フラグ”
を1にセツトする。所定値c以上であればSTEP3−12に
おいて、“c以内フラグ”を0にリセツトする。“c以
内フラグ”も、“a以内フラグ”と同様の目的に使用す
る。 STEP3−8では“a以内フラグ”を0にリセツトす
る。 次いで、STEP3−9で“c以内フラグ”が1か0かの
チエツクを行う。これはオペレータ5がオペレータ検出
装置500に近づきすぎた場合に検出距離が所定値a以上
となったり、または距離データがなくなった場合でも、
オペレータ5が存在すると判断することを可能とするた
めの処理である。つまり、検出距離が所定値a以上や、
距離データがなくなつた場合でも、“c以内フラグ”が
1にセツトされているときは、オペレータ5が複写機1
に近づいてきて、その後、複写機1からある距離c以上
に離れていないことを示しているので、オペレータ5が
複写機1に近づきすぎた(検出不能範囲に入つた)と判
断することが可能である。 検出距離が所定値a以内でなく、かつ“c以内フラ
グ”もセツトされていなければ、本当にオペレータ5は
存在しないと判断して、STEP3−10でオペレータ存在フ
ラグを0にリセツトする。 第16図は複写機1に対するオペレータ58の所在範囲を
示す説明図で、当然複写機1に対して前記検知部4が入
り込んでいるときにはその分を引いた距離になる。 第17図は実施例に係るオペレータ5の存在を判断する
他の処理手順を示すフローチャートであり、検出物体が
ないときでも距離データが得られるように検出ゲインを
調整して、距離を検出できないときはオペレータ5が存
在すると判断する場合の手順を示している。また、第18
図は他の処理手順を示すフローチャートであり、検出物
体がないときの距離データを記憶して、その距離データ
よりも遠いという検出結果が得られるときにオペレータ
5が存在すると判断するときの手順を示している。第17
図、第18図の説明では第16図に示したn,a,dの距離を使
う。それぞれの意味、大小関係は図に示す通りである。 まず、第17図のSTEP4−1でオペレータ検出装置500か
らの距離データが所定値a以内か否かのチエツクをす
る。所定値a以内であれば、オペレータ5の存在を検出
したと判断してSTEP4−4へ進む。所定値a以上であれ
ば、次の処理工程であるSTEP4−2へ進む。 STEP4−2ではオペレータ検出装置500からの距離デー
タが存在するか否かのチエツクを行う。もし距離データ
が存在するのであれば所定値a以内の距離にはオペレー
タ5は存在しないと判断してSTEP4−4へ進んで“オペ
レータ存在フラグ”を0にリセツトする。距離データが
存在しない、つまり距離を検出できない場合には、オペ
レータ5が検出装置500に近づきすぎており、オペレー
タ5が存在すると判断しSTEP4−3へ進み、“オペレー
タ存在フラグ”を1にセツトする。 また、第18図では、まずSTEP5−1でオペレータ検出
装置500からの距離データが所定値a以内か否かのチエ
ツクを行う。所定値a以内であれば、オペレータ5の存
在を検出したと判断して、STEP5−3へ進む。所定値a
以上であれば、次のチエツクのSTEP5−2へ進む。 STEP5−2ではオペレータ検出装置500からの距離デー
タが、予め測定し記憶しておいたオペレータ5が存在し
ない状態でのデータn以内か、以上かのチエツクを行
う。もし距離データがn以内またはnと同等であれば、
オペレータ5は存在しないと判断してSTEP5−4へ進み
“オペレータ存在フラグ”を0にリセツトする。距離デ
ータがn以上であれば、オペレータ5が検出装置500に
近づきすぎたために正常な距離データが得られないと見
なしてオペレータが存在すると判断し、STEP5−3へ進
み“オペレータ存在フラグ”を1にセツトする。
【点・消灯制御】
上記のようにしてオペレータ5と複写機1との相対位
置関係を判定し、点・消灯制御を行う場合の処理につい
て説明する。なお、第19図は複写機1とオペレータ5の
相対的な位置関係(距離)と、操作部の表示の点灯/消
灯の関係を示す説明図である。 第19図において、複写機1は上面の前面(オペレータ
5に正対する側)側に操作(表示)部3を備えている。
そして、複写機1の操作(表示)部3の表示をONする距
離と、表示をOFFする距離は、それぞれ複写機1の前面
Fからの距離で、b以内とc以内に対応する。つまり、
オペレータ5が複写機1に近づいてきて、b以内にきた
場合には操作(表示)部3の表示を点灯する。また、オ
ペレータ5が複写機1から離れて行つて、cよりも遠ざ
かつた場合には操作(表示)部3の表示を消灯する様
に、操作表示部3の表示の点灯/消灯を制御する。 第20図に操作部の表示の点灯/消灯の制御を行うため
のフローチャートを示す。 第20図に従って説明する。 まず、STEP6−1でオペレータ5が複写機1からa以
内の距離に存在するか否かのチエツクを行なう。これ
は、“a以内 フラグ”が1にセツトされているかどう
かで判断する。 “a以内フラグ”が1ならばSTEP6−2へ進む。“a
以内フラグ”が0ならばSTEP6−5へ進む。 STEP6−2ではオペレータ5が複写機1からb以内の
距離に存在するか否かのチエツクを行なう。これは、
“b以内フラグ”が1にセツトされているかどうかで判
断する。 “b以内フラグ”が1ならばSTEP6−3へ進む。“b
以内フラグ”が0ならばRETする。 STEP6−3では操作部3の表示が点灯しているか否か
のチエツクを行なう。 操作部3の表示が点灯していればRETする。操作部3
の表示が点灯していなければ、表示を点灯するためにST
EP6−4に進む。 STEP6−4では操作部3の表示を点灯させる。 STEP6−1でa以内にいないと判定されて進んだSTEP6
−5ではオペレータ5が複写機1からc以内の距離に存
在するか否かのチエツクを行なう。これは、“c以内
フラグ”が1にセツトされているかどうかで判断する。 “c以内フラグ”が1ならばまだ、オペレータ5が複
写機1の前に存在しているので、操作部3の表示を消灯
することなくRETする。“c以内フラグ”が0ならばオ
ペレータ5が、複写機1の前からいなくなつたと判断し
て、操作部3の表示を消灯するためSTEP6−6へ進む。 STEP6−6では操作部3の表示が消灯しているか否か
のチエツクを行う。 操作部3の表示が消灯していればRETする。操作部3
の表示が消灯していなければ、表示を消灯するためにST
EP6−7に進む。 STEP6−7では複写機1がコピー動作中かどうかの判
断を行なう。 もし、コピー動作中であれば、操作部3の表示を消灯
するのは良くないので、そのままRETする。また、コピ
ー動作中でなければ、操作部3の表示を消灯するため
に、次のSTEP6−8へ進む。 この処理は、コピー動作中でも操作部3の表示が消え
ていても、実際にはオペレータ5が複写機1の近くには
いないので、特に問題ではないため省略してもよい。そ
して、STEP6−8で操作部3の表示を消灯する。 第21図は操作部の表示の点灯/消灯の制御を行う他の
処理手順を示すフローチャートで、STEP7−1からSTEP7
−8までの処理手順は、第20図のSTEP6−1からSTEP6−
8までの処理手順とSTEP7−7を除いて同一なので重複
する説明は省略する。 このSTEP7−7では、STEP7−6で操作部の表示がONに
なっていると判断された場合、コピー終了後、予め設定
された時間が経過したかどうかを判断して、その予め設
定された時間が経過していないときにはRETし、経過し
ておれば、STEP7−8で操作部3の表示をOFFする。すな
わち、第21図の処理では、コピーが終了してから一定時
間経過してからでないと、操作部3の表示を消灯する処
理は行なわないようになつている。
【予熱モード制御】
次に、予熱モード制御について説明する。 第19図はまた、複写機1とオペレータ5の位置(距
離)と、予熱モードの設定/解除の関係を示している。 第19図の予熱モードは解除する距離と、予熱モードに
設定する距離は、それぞれ複写機1からの距離で、上記
点・消灯制御の場合と同様に、b以内とc以内に対応す
る。ここでb以内とc以内で距離が異なつているが、同
じ距離でも良い。つまり、オペレータ5が機械に近づい
てきて、b以内にきた場合には予熱モードを解除する。
また、オペレータ5が機械から離れて行つて、cよりも
遠ざかつた場合には予熱モードに設定する様に制御する
こともできる。 第22図に予熱モードの設定/解除を行なうためのフロ
ーチャートを示す。 第22図に従って説明する。 まず、STEP8−1でオペレータ5が複写機1からa以
内の距離に存在するか否かのチエツクを行なう。これ
は、“a以内フラグ”が1にセツトされているかどうか
で判断する。 “a以内フラグ”が1ならばSTEP8−2へ進む。“a
以内フラグ”が0ならばSTEP8−5へ進む。 STEP8−2ではオペレータ5が複写機1からb以内の
距離に存在するか否かのチエツクを行なう。これは、
“b以内フラグ”が1にセツトされるかどうかで判断す
る。 “b以内フラグ”が1ならばSTEP8−3へ進む。“b
以内フラグ”が0ならばRETする。 STEP8−3では複写機1が予熱モード中かどうかのチ
エツクを行なう。 複写機1が予熱モード中でなければRETする。 複写機1が予熱モード中であれば、予熱モードを解除
するためにSTEP8−4に進む。 STEP8−4では予熱モードを解除させる。 STEP8−1で“a以内フラグ”が1になっていなかっ
た場合には、上記のようにSTEP8−5でオペレータ5が
複写機1からc以内の距離に存在するか否かのチエツク
を行なう。これは、“c以内フラグ”が1にセツトされ
ているかどうかで判断する。 “c以内フラグ”が1ならばまだ、オペレータ5が複
写機1の前に存在しているので、予熱モードに設定する
ことなくRETする。“c以内フラグ”が0ならばオペレ
ータ5が、複写機1の前からいなくなつたと判断して、
複写機1を予熱モードに設定するためにSTEP8−6へ進
む。 STEP8−6では複写機1が現在予熱モード中か否かの
チエツクを行なう。 複写機1が予熱モード中であればRETする。複写機1
が予熱モード中でなければ、予熱モードに設定するため
にSTEP8−7に進む。 STEP8−7では複写機1がコピー動作中かどうかの判
断を行なう。 もし、コピー動作中であれば、予熱モードに設定する
ことはできないのでそのままRETする。また、コピー動
作中でなければ、予熱モードに設定するために、次のST
EP8−8へ進む。 STEP8−8では複写機1がコピー中断中かどうかの判
断を行なう。 もし、コピー中断中であれば、続けてコピーを使用す
るものであるので予熱モードに設定することはできない
のでそのままRETする。また、コピー中断中でなけれ
ば、予熱モードに設定するために、次のSTEP8−9へ進
む。 STEP8−9では原稿供給装置60に原稿がセツトされて
いるかどうかの判断を行なう。 もし、原稿がセツトされていれば、オペレータ5がコ
ピーを使用する意志があると判断して予熱モードに設定
することはできないのでそのままRETする。また、原稿
がセツトされていなければ、予熱モードに設定するため
に、次のSTEP8−10へ進む。 STEP8−10では複写機1を予熱モードに設定する。 第23図は、予熱モードの設定/解除を行う他の処理手
順を示すフローチャートで、STEP9−1からSTEP9−10ま
での処理手順は、第22図のSTEP8−1からSTEP8−10まで
の処理手順のうちSTEP8−7からSTEP8−9の処理を除い
て同一なので重複する説明は省略する。 この第23図に示した処理では、STEP9−6まではSTEP8
−6までと同一の処理を行い、STEP9−6で予熱モード
ではないと判断されたときには、STEP9−7でコピーが
中断中であるかどうかを判断し、中断されておればRET
し、中断されていなければSTEP9−8に進む。 STEP9−8では原稿供給装置60に原稿があるかどうか
判断し、原稿があればRETし、なければSTEP9−9に進
む。 STEP9−9ではコピー終了後予め設定された時間が経
過したかどうか判断し、経過してなければまだコピーを
中断していないとみなしてRETし、経過しておればSTEP9
−10へ進んで予熱モードに設定する。 したがって、第23図の処理では、コピーが終了してか
ら一定時間経過してからでないと、予熱モードに設定す
る処理は行なわないようになつている。 〔発明の効果〕 これまでの説明で明らかなように、上記のように構成
された本発明によれば、以下のような効果がある。 以上のように本発明によれば、複写機にオペレータが
近づいてきたことを検出して操作部の表示を点灯し、複
写機からオペレータが離れていくことを検出して前記操
作部の表示を消灯する点・消灯制御手段を備え、かつ表
示を点灯させるときのオペレータと機械のとの距離を、
表示を消灯させるときの距離よりも近くに設定してある
ので、必要な場合だけ操作部を表示の点灯・消灯を行う
ことができ、表示素子の寿命の向上および省エネルギの
促進を図るとともに、確実に複写機を操作するときでな
いと点灯されず、単に複写機の傍から少し離れただけで
は消灯されることがないので、使用性を損なうことなく
コピーをとることができる。
【図面の簡単な説明】
図は全て本発明の実施例を説明するためのもので、第1
図は複写機の使用状態を示す側面図、第2図はその平面
図、第3図は複写機の斜視図、第4図は複写機の操作
(表示)部の正面図、第5図は第4図の表示パネルの正
面拡大図、第6図は複写機の制御装置のブロック図、第
7図は受光素子の特性を示す説明図、第8図は受光素子
を使用した距離測定の方法を示す説明図、第9図は超音
波を使用した距離測定の方法を示す説明図、第10図は時
間の測定方法を示す説明図、第11図は複写機に対するオ
ペレータの所在範囲を示す説明図、第12図は複写機に対
するオペレータの存在範囲を示す他の説明図、第13図は
所定距離範囲にオペレータが存在するか否かを検出する
処理手順を示すフローチャート、第14図はオペレータが
所定の距離以内に所定の時間継続して存在しているかど
うかを判断する処理手順を示すフローチャート、第15図
はオペレータの存在を検出した後に急に距離データがな
くなった場合に継続してオペレータが存在していると判
断する処理手順を示すフローチャート、第16図は複写機
に対するオペレータの存在範囲を示す他の説明図、第17
図および第18図はそれぞれ所定距離範囲にオペレータが
存在するか否かを検出する処理手順を示すフローチャー
ト、第19図は複写機とオペレータとの位置関係と操作部
の点灯/消灯の関係を示す説明図、第20図および第21図
はそれぞれ複写機とオペレータとの位置関係と操作部の
点灯/消灯の処理手順を示すフローチャート、第22図お
よび第23図はそれぞれ予熱モードの設定/解除を行う処
理手順を示すフローチャートである。 1……複写機、3……操作(表示)部、4……検知部、
4d……受光面、4e……スポット光、4f……投光レンズ、
4h……受光レンズ、4g……LED、4A……PSD(受光素
子)、4B……超音波発振器、4D……受信器、4E……スピ
ーカ、4F……マイクロフオン、5……オペレータ、6…
…赤外線ビーム、7,8,9,10……外縁部、18……表示パネ
ル、60……原稿供給装置、200……メインボード、210…
…マイクロプロセッサ、500……オペレータ検出装置、5
20……発信器、530……受信器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−43519(JP,A) 特開 昭60−130758(JP,A) 特開 平1−250968(JP,A) 特開 昭63−276085(JP,A) 特開 昭58−178372(JP,A) 特開 昭63−261270(JP,A) 特開 昭61−98366(JP,A) 特開 昭62−238583(JP,A) 実開 昭60−19053(JP,U) 実開 平3−8349(JP,U) 実開 昭63−194348(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 H03K 17/74 - 17/98 F24F 11/02 H04N 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械の動作全体を制御する制御手段と、複
    写機のモード設定および表示を行う操作部と、人体検出
    手段とを備えた複写機の制御装置において、 前記人体検出手段により前記機械にオペレータが近づい
    てきたことを検出して前記操作部の表示を点灯し、前記
    機械から前記オペレータが離れていくことを検出して前
    記操作部の表示を消灯する点・消灯制御手段を備え、 該点・消灯制御手段は点灯動作が実行されて前記操作部
    の表示を点灯するときの前記機械と前記オペレータとの
    間の距離が、消灯動作が実行されて前記操作部の表示を
    消灯するときの前記距離よりも近く設定されていること
    を特徴とする複写機の制御装置。
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