JP2994577B2 - 光増幅装置 - Google Patents
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Description
波長を有する光信号を増幅する光増幅装置に関する。
接増幅する場合、固体レーザ型光増幅器(以下、第1の
従来例という。例えば、H.Plaessmann e
t al.,“Multipass diode−pu
mped solid−state optical
amplifier”,Optics Letter
s,Vol.18,pp1420−1422,1993
年参照。)又は、石英を用いた誘電体光導波路型光増幅
器(以下、第2の従来例という。例えば、和田充弘ほ
か、“LD励起によるNdドープ集積型光増幅素子の増
幅特性”,1992年電子情報通信学会春季大会,SB
−9−1,pp423−424参照)を用いていた。
第1と第2の従来例の構成では十分に大きな利得を得る
ために、増幅媒質の結晶内において信号光と励起光が重
なる光路長を長くする必要があった。増幅媒質の濃度は
飽和濃度で制限されるため、増幅媒質の結晶を長くする
か、信号光を多数回にわたって増幅媒質の結晶を往復さ
せる必要があった。その結果装置は大型化するという問
題点があるとともに、第2の従来例においては10dB
以上の高利得化は極めて難しく、一方、第1の従来例に
おいては、環境変動による光軸ずれの影響を受けやすい
という問題点があった。また、これらの従来例の利得
は、信号光の偏波依存性が大きく、信号光の偏波変動に
より利得が変動する問題もあった。
元素をドーピングした光ファイバケーブルを用いた光増
幅装置(以下、第3の従来例という。)が特開平1−9
4329号公報において開示されているが、1.06μ
m帯の波長を有する光信号を増幅することはできなかっ
た。
1.06μm帯の波長を有する光信号を、信号光の偏波
変動により利得が変動することなく増幅することがで
き、しかも従来例に比較して小型・軽量である光増幅装
置を提供することにある。
載の光増幅装置は、1.06μm帯の波長を有する入力
された光信号を、入力端から出力端への一方向で通過さ
せる第1の光アイソレータと、主成分として石英ガラス
からなり所定の希土類元素と他の元素とがドーピングさ
れたコアと、石英ガラスのクラッドからなり、上記第1
の光アイソレータから出力される光信号をシングルモー
ドで伝送する光ファイバケーブルと、0.8μm帯の励
起波長を有する励起光を発生する励起光源と、上記励起
光を上記光ファイバケーブルに出力することにより上記
入力された光信号と合波し、上記励起光により励起され
た希土類元素による上記光ファイバケーブルにおける誘
導放出により増幅された1.06μm帯の波長を有する
光信号を伝送して出力する光合波手段と、上記光合波手
段から出力される光信号を、入力端から出力端への一方
向で通過させる第2の光アイソレータとを備え、上記励
起波長は、0.800μmから0.815μmまでの範
囲で設定され、上記希土類元素はNdであり、上記他の
元素の1つはAlであり、Alの添加濃度を500pp
mから15,000ppmまでの範囲で設定したことを
特徴とする。また、請求項2記載の光増幅装置は、請求
項1記載の光増幅装置において、上記他の元素の別の1
つはGeであり、上記コアにドーピングされたGeO2
の添加濃度を5重量%から35重量%までの範囲で設定
したことを特徴とする。さらに、請求項3記載の光増幅
装置は、請求項1又は2記載の光増幅装置において、上
記光ファイバケーブルへのNdのドープ量と上記光ファ
イバケーブルの長さの積は、2km・ppmから15k
m・ppmまでの範囲で設定したことを特徴とする。ま
たさらに、請求項4記載の光増幅装置は、請求項1乃至
3のうちの1つに記載の光増幅装置において、上記光フ
ァイバケーブルのコアとクラッドの比屈折率差は、0.
8%から2%までの範囲で設定されたことを特徴とす
る。
ては、上記第1のアイソレータは、1.06μm帯の波
長を有する入力された光信号を、入力端から出力端への
一方向で通過させる。次いで、上記石英ガラス光ファイ
バケーブルは、上記第1の光アイソレータから出力され
る光信号をシングルモードで伝送する。そして、上記光
合成手段は、上記励起光を上記光ファイバケーブルに出
力することにより上記入力された光信号と合波し、上記
励起光により励起された希土類元素による上記光ファイ
バケーブルにおける誘導放出により増幅された1.06
μm帯の波長を有する光信号を伝送して出力する。さら
に、上記第2の光アイソレータは、上記光合波手段から
出力される光信号を、入力端から出力端への一方向で通
過させて、増幅された出力光信号として出力する。
る実施形態について説明する。図1は本発明に係る一実
施形態の光増幅装置10のブロック図である。この光増
幅装置10は、図1に示すように、光アイソレータ11
と、光ファイバケーブル12と、光合波モジュール13
と、励起光源14と、光アイソレータ15とを備えて構
成される。
1.06μm帯の波長を有する単一モードの光信号を発
生して、減衰器2を介して光増幅装置10の光アイソレ
ータ11に出力する。ここで、1.06μm帯とは、
1.05μmから1.10μmまでの範囲の波長をい
う。光アイソレータ11,15は、波長選択性の光アイ
ソレータであって、図5に示すように、方解石61と、
ファラデー回転子62と、方解石63と、方解石64と
を備えて公知の如く構成され、入力端から入射する光信
号を入力端から出力端への一方向で伝送して出力する。
ここで、各方解石61,63,64における矢印は、結
晶のC軸を表し、ファラデー回転子62の矢印は、偏波
面の回転方向を表す。各方解石61,63,64は入射
する光信号を結晶のC軸に平行な偏波成分と垂直な偏波
成分とに分離し、その平行な偏波成分の光軸をz軸から
ずらして出力する。なお、各方解石61,63,64の
各長手方向の長さl1,l2,l3は次の数1の関係を有
するように設定される。
とy軸に垂直なz軸方向に伝送されて方解石61の入力
端面に入射するとき、当該光信号は方解石61を介して
ファラデー回転子62に入射し、このときファラデー回
転子62は、入力されたz軸の回りに光信号の伝送方向
に向かって右回りで45°だけ光信号の偏波を回転して
通過させて、方解石63の入力端面に出力する。そし
て、当該光信号は方解石63及び64を介して出力され
る。ここで、出力される光信号は、出力側から方解石6
4の出力端面を見たときに、x−y平面上の第3象限の
所定の位置から出力される。従って、方解石61の入力
端面に入射した光信号はすべて、偏波状態に依存せず、
方解石64の出力端面から出力される。一方、方解石6
4の出力端面から出射した後入射する反射光は方解石6
1の入力端面側に出力されない。なお、光アイソレータ
11,15において、入射する光信号の偏波変動による
利得変動は0.2dB以下であり、光信号の偏波依存性
は実質的に無い。
する光信号を入力端から出力端への一方向で伝送して光
ファイバケーブル12に出力する。光アイソレータ11
の出力端には、光ファイバーケーブル12の一端が接続
され、その他端は、光合波モジュール13のポートP1
に設けられる結合用フォーカスレンズ21に接続され
る。
ドの光信号を伝送するための光ケーブルであって、図2
に示すように、円形断面のコア31と、このコア31の
周囲を覆う環状断面のクラッド32とから構成されてお
り、コア31及びクラッド32は例えば屈折率の互いに
異なる石英ガラスからなる。この光ファイバケーブル1
2は例えば、公知のVAD法により製造され、当該光フ
ァイバケーブル12には、主成分が石英ガラス(SiO
2)であるコア31の部分に、所定の希土類元素として
Nd(ネオジム)がドーピングされていると共に、他の
元素の1つとしてAl(アルミニウム)がドーピングさ
れ、これによって、コア31には実際にはAl2O3が添
加されることになる。また、コア31には、他の元素の
別の1つとして、好ましくはGe(ゲルマニウム)がド
ーピングされ、これによって、コア31には実際にはG
eO2が添加されることになる。コア31の径は好まし
くは約5μmであり、光ファイバケーブル12のカット
オフ波長は好ましくは0.75μmである。
8μm帯の励起波長を有する励起光を発生して、光ファ
イバケーブル16並びに、光合波モジュール13のポー
トP3に設けられるコリメータレンズ22及び結合用フ
ォーカスレンズ23を介して多層誘電体板25に向かっ
て出力する。ここで、0.8μm帯は、0.800μm
から0.816μmまでの範囲の波長をいう。上記励起
波長は、好ましくは、図11から明らかなように、0.
800μmから0.815μmまでの範囲に設定され
る。
有する励起光を反射するが信号波長λsを有する光信号
を通過させる多層誘電体板25を備えて構成される。多
層誘電体板25は、図4に示すように、比較的高い屈折
率を有する誘電体薄膜61と、比較的低い屈折率を有す
る誘電体薄膜62とが交互にかつ、例えばあわせて20
層乃至50層だけ積層されて形成される。このように多
層化して形成するのは、波長の違いによる反射率と透過
率との差を大きく設定するためである。当該光合波モジ
ュール13において、ポートP1とポートP2は、ポー
トP1からポートP2への光軸に対してφだけ入射面が
傾斜された多層誘電体板25を介して対向する位置に設
けられ、ポートP3は、ポートP3からの励起光が多層
誘電体板25に入射角θ=90°−φで入射して当該多
層誘電体板25によって上記入射角と同一の反射角θで
反射されてその反射光がポートP1に到達するような位
置に設けられる。ここで、ポートP1には、光ファイバ
ケーブル12と接続するための結合用フォーカスレンズ
21が設けられ、ポートP2には、光アイソレータ15
の入力端面と接続するための結合用フォーカスレンズ2
4が設けられる。さらに、ポートP3には、励起光源1
4の出力端に接続される光ファイバケーブル16に接続
するためのコリメータレンズ22及び結合用フォーカス
レンズ23が設けられる。
けるポートP1−P3間の挿入損失の波長特性を示すグ
ラフである。図6から明らかなように、光合波モジュー
ル13は、ポートP3から入射する0.80μm帯の波
長を有する励起光のみを反射してポートP1に出力する
ことがわかる。図7は、図1の光合波モジュール13に
おけるポートP1−P4間の透過損失の波長特性を示す
グラフである。図7から明らかなように、光合波モジュ
ール13は、ポートP1から入射する1.0μm以上の
波長の光信号を通過させてポートP4に出力することが
わかる。
タ11から出力される光信号をシングルモードで伝送す
る。一方、励起光源14から出力される励起光は、光フ
ァイバケーブル16、コリメータレンズ22及び結合用
フォーカスレンズ23を介して、多層誘電体板25に入
射し、ここで、多層誘電体板25は入射した励起光を反
射して、その反射光である励起光を結合用フォーカスレ
ンズ21を介して光ファイバケーブル12に出力する。
励起光を光ファイバケーブル12に出力することにより
光ファイバケーブル12をシングルモードで伝送してい
る光信号と合波し、上記励起光により励起されたコア3
1に含まれる希土類元素による光ファイバケーブル12
における誘導放出により増幅され、当該増幅された1.
06μm帯の波長を有する光信号は光ファイバケーブル
12によって光合波モジュール13への方向に伝送され
る。この増幅された光信号は、結合用フォーカスレンズ
21を介して多層誘電体板25に入射角θで入射する
が、多層誘電体板25は当該光信号をそのまま透過させ
て、結合用フォーカスレンズ24及び光ファイバケーブ
ル17を介して光アイソレータ15に出力する。光アイ
ソレータ15は、入射する光信号を入力端から出力端へ
の一方向で伝送して、増幅された出力光として出力す
る。
おいては、入力端と出力端にそれぞれ光アイソレータ1
1,15を設けているので、光増幅装置10の入力端と
出力端において反射光が生じず、増幅された光信号が入
力端に戻らないので、光増幅装置10が発振することを
防止することができる。従って、1.06μm帯の波長
を有する光信号を比較的な大きな利得で増幅して出力す
ることができる。
ファイバケーブル12と、2つの光アイソレータ11,
15と、光合波モジュール13とは、たとえ入力された
光信号の偏波が変動しても利得の変動はほとんど無いの
で、偏波依存性は実質的に無い。従って、光増幅装置1
0は、入力された光信号の偏波が変動しても利得の変動
はほとんど無いので、偏波依存性は実質的に無い。光信
号の偏波の変動による光増幅装置10の利得変動は、例
えば0.2dB以下におさえることができる。さらに、
光増幅装置10は図1に示すように、第1及び第2の従
来例に比較して装置構成が簡単であるので、第1及び第
2の従来例に比較して小型・軽量化することができる。
て実験を行い、以下に示す実験結果を得た。なお、指定
する箇所を除いて以下のようにパラメータを設定した。 (a)光ファイバケーブル12の長さ=143m; (b)Ndのドープ量=140ppm; (c)光ファイバケーブル12の開口数NA=0.2; (d)励起光源14の波長λp=0.808μm; (e)励起光源14の励起光電力Pp=54mW; (f)数3で定義される光ファイバケーブル12の比屈
折率差=1%; (g)Alの添加濃度=4000ppm。
蛍光強度の波長特性、すなわち蛍光スペクトルを示すグ
ラフである。図8から明らかなように、レーザ1から出
力される光信号の増幅に寄与する蛍光スペクトルのピー
ク波長は1.063μmであって、その3dB帯域幅は
15nmであった。
力光電力に対するグロス利得の特性を示すグラフであ
る。ここで、グロス利得Ggとは、各結合部などの損失
を測定せずに光増幅装置10の実質的な利得を測定する
ための利得であり、次の数2で表わすことができる。
入力される光信号の光電力であり、Ponは光ファイバケ
ーブル12が接続されているときの光増幅装置10から
出力される光信号の光電力であり、Poffは光ファイバ
ケーブル12が接続されていないときの光増幅装置10
から出力される光信号の光電力である。図9から明らか
なように、出力光電力が−30dBmから0dBmまで
の間で約25dBのグロス利得が得られている。また、
飽和利得から3dB利得低下時の出力光電力で定義した
飽和出力は4dBmであった。
励起光電力Pp=50mWのときの濃度条長積に対する
グロス利得の特性を示すグラフである。ここで、濃度条
長積とはNdのドープ量又はドープ濃度(ppm)と光
ファイバケーブル12の長さ(km)との積である。図
10から明らかなように、濃度条長積は、好ましくは2
km・ppmから15km・ppmまでの範囲で設定さ
れ、より好ましくは3km・ppmから15km・pp
mまでの範囲で設定される。
励起光波長に対するグロス利得の特性を示すグラフであ
る。図11から明らかなように、励起光波長は、好まし
くは、0.8068μmから0.8082μmまでの範
囲に設定される。
光ファイバケーブル12へのAl添加濃度に対するグロ
ス利得の特性を示すグラフである。図12から明らかな
ように、添加するAlの濃度の範囲は好ましくは、50
0ppmから15,000ppmまでの範囲であって、
より好ましくは、1,500ppmから10,000p
pmまでの範囲であるように設定される。Alを添加す
ることによりNdのドープ濃度を、Alを添加しないと
きに比較して、例えば10倍以上上げてドーピングする
ことができる。
比屈折率差Δに対するグロス利得Gg及び装置利得Gt
の特性を示すグラフである。ここで、比屈折率差Δは光
ファイバケーブル12のコア31とクラッド32との間
の比屈折率差Δであって、次の数3で定義される。
n2はクラッド32の屈折率である。また、装置利得G
tは、装置全体の利得であって、次の数4で定義され
る。
15の通過損失と、それらの入出力結合部の接続損失
と、光合波モジュール13の通過損失と、その入出力結
合部の接続損失などを含む損失である。図13から明ら
かなように、グロス利得Ggは比屈折率差の増大ととも
に単調増加するが、装置全体の装置利得Gtには極大値
(最大値)が存在する。これは、比屈折率差を増大させ
ると、光ファイバケーブル12中の伝搬断面積(モード
フィールド径)が小さくなり、光アイソレータ11との
接続損失が増大するためであると考えられる。また、上
記比屈折率差は、好ましくは、0.8%から2%までの
範囲で設定され、より好ましくは、1.4%から1.8
%までの範囲で設定される。
O2の添加濃度に対する蛍光スペクトルのピーク波長と
比屈折率差の特性を示すグラフである。図14から明ら
かなように、光ファイバケーブル12にGeを添加し、
実際にはGeO2を添加することにより、蛍光スペクト
ルのピーク波長は信号光波長(1.06μm)である短
い波長側にシフトする。Geの添加によるピーク波長の
シフト効果は、GeO2の添加濃度が約5重量%程度で
あるときに飽和し、これがGeO2の添加濃度の下限値
となる。Geのコア31への添加により比屈折率差も同
時に増大し、最適な比屈折率差の設定範囲の上限は図1
3から明らかなように約2%であることから、GeO2
の添加濃度の上限値は約35重量%となる。従って、コ
ア31にドーピングされたGeO2の添加濃度を5重量
%から35重量%までの範囲で設定することが好まし
い。
3を用いているが、本発明はこれに限らず、図3に示
す、光ファイバカップラを用いた光合波モジュールを用
いてもよい。図3に示すように、光ファイバケーブル5
0の一端は2方向に分岐して2つの光ファイバケーブル
51及び52に接続される一方、光ファイバケーブル5
0の他端は2方向に分岐して2つの光ファイバケーブル
53及び54に接続される。光ファイバケーブル51の
端部は、ポートP1に設けられた結合用フォーカスレン
ズ41を介して光ファイバケーブル12に接続され、光
ファイバケーブル52の端部は、ポートP2に設けられ
た結合用フォーカスレンズ42を介して光終端器に接続
される。また、光ファイバケーブル53の端部は、ポー
トP3に設けられた結合用フォーカスレンズ43及び光
ファイバケーブルを介して励起光源14に接続され、光
ファイバケーブル54の端部は、ポートP4に設けられ
た結合用フォーカスレンズ44を介して光アイソレータ
15に接続される。以上のように構成された変形例の光
合波モジュールは、図1の光合波モジュールと同様に動
作する。
レーザ1を用いているが、本発明はこれに限らず、半導
体レーザやファイバレーザを用いてもよい。このファイ
バレーザとは、光ファイバケーブルの両端にそれぞれ光
反射手段を設ける一方、当該光ファイバケーブル内に励
起光を入力することにより、当該光ファイバケーブル内
で励起光により生じる誘導放出光を両端間で繰り返し反
射させて共振させた光を取り出して出力するものであ
る。
フッソを添加してもよい。フッソを添加することによ
り、上記比屈折率差を変更することができる。
の光増幅装置について図1を参照して説明しているが、
本発明はこれに限らず、前方励起方式の光増幅装置に適
用することができる。この前方励起方式の光増幅装置に
おいては、合波手段である光合波モジュール13をアイ
ソレータ11と光ファイバケーブル12の一端との間に
設けて、この光合波モジュール13に信号光と励起光と
を入力させて合波して、これら2つの光を同一の方向で
光ファイバケーブル12内に入力させる。これ以降の作
用効果は前述の後方励起方式の光増幅装置と同様であ
る。
1.06μm帯の波長を有する入力された光信号を、入
力端から出力端への一方向で通過させる第1の光アイソ
レータと、主成分として石英ガラスからなり所定の希土
類元素と他の元素とがドーピングされたコアと、石英ガ
ラスのクラッドからなり、上記第1の光アイソレータか
ら出力される光信号をシングルモードで伝送する光ファ
イバケーブルと、0.8μm帯の励起波長を有する励起
光を発生する励起光源と、上記励起光を上記光ファイバ
ケーブルに出力することにより上記入力された光信号と
合波し、上記励起光により励起された希土類元素による
上記光ファイバケーブルにおける誘導放出により増幅さ
れた1.06μm帯の波長を有する光信号を伝送して出
力する光合波手段と、上記光合波手段から出力される光
信号を、入力端から出力端への一方向で通過させる第2
の光アイソレータとを備え、上記励起波長は、0.80
0μmから0.815μmまでの範囲で設定され、上記
希土類元素はNdであり、上記他の元素の1つはAlで
あり、Alの添加濃度を500ppmから15,000
ppmまでの範囲で設定している。従って、1.06μ
m帯の波長を有する光信号を、光信号の偏波変動により
利得が変動することなく、しかも従来例に比較してきわ
めて大きな利得で増幅することができる。さらには、従
来例に比較して小型・軽量であるという利点がある。
ブロック図である。
図である。
である。
板の断面図である。
−P3間の反射損失の波長特性を示すグラフである。
−P4間の通過損失の波長特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
るグロス利得の特性を示すグラフである。
するグロス利得の特性を示すグラフである。
するグロス利得の特性を示すグラフである。
対するグロス利得の特性を示すグラフである。
するグロス利得及び装置利得の特性を示すグラフであ
る。
濃度に対する蛍光スペクトルのピーク波長と比屈折率差
の特性を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 1.06μm帯の波長を有する入力され
た光信号を、入力端から出力端への一方向で通過させる
第1の光アイソレータと、 主成分として石英ガラスからなり所定の希土類元素と他
の元素とがドーピングされたコアと、石英ガラスのクラ
ッドからなり、上記第1の光アイソレータから出力され
る光信号をシングルモードで伝送する光ファイバケーブ
ルと、 0.8μm帯の励起波長を有する励起光を発生する励起
光源と、 上記励起光を上記光ファイバケーブルに出力することに
より上記入力された光信号と合波し、上記励起光により
励起された希土類元素による上記光ファイバケーブルに
おける誘導放出により増幅された1.06μm帯の波長
を有する光信号を伝送して出力する光合波手段と、 上記光合波手段から出力される光信号を、入力端から出
力端への一方向で通過させる第2の光アイソレータとを
備え、 上記励起波長は、0.800μmから0.815μmま
での範囲で設定され、上記希土類元素はNdであり、上
記他の元素の1つはAlであり、Alの添加濃度を50
0ppmから15,000ppmまでの範囲で設定した
ことを特徴とする光増幅装置。 - 【請求項2】 上記他の元素の別の1つはGeであり、
上記コアにドーピングされたGeO2の添加濃度を5重
量%から35重量%までの範囲で設定したことを特徴と
する請求項1記載の光増幅装置。 - 【請求項3】 上記光ファイバケーブルへのNdのドー
プ量と上記光ファイバケーブルの長さの積は、2km・
ppmから15km・ppmまでの範囲で設定したこと
を特徴とする請求項1又は2記載の光増幅装置。 - 【請求項4】 上記光ファイバケーブルのコアとクラッ
ドの比屈折率差は、0.8%から2%までの範囲で設定
されたことを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに
記載の光増幅装置。
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