JP2991525B2 - たわみ継手 - Google Patents
たわみ継手Info
- Publication number
- JP2991525B2 JP2991525B2 JP3110528A JP11052891A JP2991525B2 JP 2991525 B2 JP2991525 B2 JP 2991525B2 JP 3110528 A JP3110528 A JP 3110528A JP 11052891 A JP11052891 A JP 11052891A JP 2991525 B2 JP2991525 B2 JP 2991525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic
- bush
- flexible joint
- drive shaft
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はたわみ継手、特に自動車
等の動力伝達系に使用されるたわみ継手に関する。
等の動力伝達系に使用されるたわみ継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、かかるたわみ継手としては、例え
ば、特公昭６０−２７８５０号公報に記載されたものが
知られている。
ば、特公昭６０−２７８５０号公報に記載されたものが
知られている。
【０００３】このものは、所定の角度間隔をおいて継手
の軸線の周囲に配置された複数個の弾性のブッシュを有
し、これらのブッシュは相互に対をなして弾性コードが
巻付けられており、互いに隣接するブッシュの一方側を
駆動軸側に連結し、他方側を被駆動軸側に連結するよう
になっている。
の軸線の周囲に配置された複数個の弾性のブッシュを有
し、これらのブッシュは相互に対をなして弾性コードが
巻付けられており、互いに隣接するブッシュの一方側を
駆動軸側に連結し、他方側を被駆動軸側に連結するよう
になっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のたわみ継手は、駆動軸にかかる回転トルクの増加
に応じて、まず、弾性体のブッシュの弾性変形を伴いな
がら回転トルクを伝達し、次に、弾性コードの緊張を伴
いながら回転トルクを伝達することになるため、その回
転トルクの伝達特性はわずか２段階的にしか変化しなか
った。そのため、伝達特性の設定の自由度が小さかっ
た。
従来のたわみ継手は、駆動軸にかかる回転トルクの増加
に応じて、まず、弾性体のブッシュの弾性変形を伴いな
がら回転トルクを伝達し、次に、弾性コードの緊張を伴
いながら回転トルクを伝達することになるため、その回
転トルクの伝達特性はわずか２段階的にしか変化しなか
った。そのため、伝達特性の設定の自由度が小さかっ
た。
【０００５】本発明の目的は、トルクの伝達特性を３段
階的に設定することができるたわみ継手を提供すること
にある。
階的に設定することができるたわみ継手を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のたわみ継手は、
駆動軸側に連結される弾性を有するブッシュと、被駆動
軸側に連結される弾性を有するブッシュとを互いに隣接
して配置すると共に、該隣接するブッシュの相互間に弾
性コードを巻回し、前記ブッシュと前記弾性コードとを
弾性体で囲繞してなるたわみ継手において、前記ブッシ
ュは、異なる弾性を有するものであることを特徴とす
る。
駆動軸側に連結される弾性を有するブッシュと、被駆動
軸側に連結される弾性を有するブッシュとを互いに隣接
して配置すると共に、該隣接するブッシュの相互間に弾
性コードを巻回し、前記ブッシュと前記弾性コードとを
弾性体で囲繞してなるたわみ継手において、前記ブッシ
ュは、異なる弾性を有するものであることを特徴とす
る。
【０００７】
【作用】本発明のたわみ継手は、トルクの伝達系中に介
在する複数のブッシュの弾性を異ならせたことにより、
トルクの伝達特性を３段階的に設定することを可能とし
て、チューニングの自由度を増す。
在する複数のブッシュの弾性を異ならせたことにより、
トルクの伝達特性を３段階的に設定することを可能とし
て、チューニングの自由度を増す。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【０００９】図において、１は不図示のトランスミッシ
ョンの出力軸に連結される駆動軸であり、先端部に嵌凹
孔１Ａが形成されていると共に外方向３方にヨーク１Ｂ
が設けられている。
ョンの出力軸に連結される駆動軸であり、先端部に嵌凹
孔１Ａが形成されていると共に外方向３方にヨーク１Ｂ
が設けられている。
【００１０】２はプロペラシャフト等の被駆動軸であ
り、その端部に同軸上のセンタリング軸３が固設されて
いると共に外方向３方にヨーク２Ａが設けられている。
り、その端部に同軸上のセンタリング軸３が固設されて
いると共に外方向３方にヨーク２Ａが設けられている。
【００１１】センタリング軸３は駆動軸１の嵌凹孔１Ａ
内に収装され、その外周部に嵌着された球面ブッシュ４
を嵌凹孔１Ａの内周部に設けられたソケット部材５に摺
動自在に支持させることにより、駆動軸１と被駆動軸２
とを同軸に支持、すなわち、調芯している。嵌凹孔１Ａ
内には潤滑用のグリースが充填されている。
内に収装され、その外周部に嵌着された球面ブッシュ４
を嵌凹孔１Ａの内周部に設けられたソケット部材５に摺
動自在に支持させることにより、駆動軸１と被駆動軸２
とを同軸に支持、すなわち、調芯している。嵌凹孔１Ａ
内には潤滑用のグリースが充填されている。
【００１２】７は本発明にかかるたわみ継手であり、図
２に示すように、６０°毎の等角度に配置された内側カ
ラー７Ａ（７Ａ1 〜７Ａ6 ）、その外周に設けられた弾
性のブッシュ７Ｂ（７Ｂ1 〜７Ｂ6 ）、およびその外周
に位置する外側カラー７Ｃ（７Ｃ1 〜７Ｃ6 ）を備えて
いる。そして、隣接するカラー７Ａ間には、ブッシュ７
Ｂおよび外側カラー７Ｃを介して補強繊維（弾性コー
ド）８が巻回されている。さらに、補強繊維８が巻回さ
れたカラー７Ｃはゴム等の６角環状弾性体９で持って一
体成形により囲繞される。尚、９Ｄは弾性力調整用の開
口である。
２に示すように、６０°毎の等角度に配置された内側カ
ラー７Ａ（７Ａ1 〜７Ａ6 ）、その外周に設けられた弾
性のブッシュ７Ｂ（７Ｂ1 〜７Ｂ6 ）、およびその外周
に位置する外側カラー７Ｃ（７Ｃ1 〜７Ｃ6 ）を備えて
いる。そして、隣接するカラー７Ａ間には、ブッシュ７
Ｂおよび外側カラー７Ｃを介して補強繊維（弾性コー
ド）８が巻回されている。さらに、補強繊維８が巻回さ
れたカラー７Ｃはゴム等の６角環状弾性体９で持って一
体成形により囲繞される。尚、９Ｄは弾性力調整用の開
口である。
【００１３】しかして、カラー７Ａ1 ，７Ａ3 および７
Ａ5 はボルト１０でもって駆動軸１のヨーク１Ｂと連結
され、カラー７Ａ2 ，７Ａ4 および７Ａ6 はボルト１０
でもって被駆動軸２のヨーク２Ａと連結される。
Ａ5 はボルト１０でもって駆動軸１のヨーク１Ｂと連結
され、カラー７Ａ2 ，７Ａ4 および７Ａ6 はボルト１０
でもって被駆動軸２のヨーク２Ａと連結される。
【００１４】ところで、本実施例の場合、ブッシュ７Ｂ
は、偏心して位置するカラー７Ａおよび７Ｃの間に位置
する円筒形状となっている。また、ブッシュ７Ｂ1 ，７
Ｂ3，および７Ｂ5 は、弾性係数が比較的大きくて比較
的軟質の第１の弾性材料によって形成され、他のブッシ
ュ７Ｂ2 ，７Ｂ4 ，および７Ｂ6 は、弾性係数が比較的
小さくて比較的硬質の第２の弾性材料によって形成され
ている。
は、偏心して位置するカラー７Ａおよび７Ｃの間に位置
する円筒形状となっている。また、ブッシュ７Ｂ1 ，７
Ｂ3，および７Ｂ5 は、弾性係数が比較的大きくて比較
的軟質の第１の弾性材料によって形成され、他のブッシ
ュ７Ｂ2 ，７Ｂ4 ，および７Ｂ6 は、弾性係数が比較的
小さくて比較的硬質の第２の弾性材料によって形成され
ている。
【００１５】そして、上記構成においては、駆動軸１が
回転すると、その駆動トルクはたわみ継手７を介して被
駆動軸２に伝達される。このとき、センタリング軸３に
て駆動軸１および非駆動軸２は調芯されつつ回転する。
回転すると、その駆動トルクはたわみ継手７を介して被
駆動軸２に伝達される。このとき、センタリング軸３に
て駆動軸１および非駆動軸２は調芯されつつ回転する。
【００１６】その駆動トルクの伝達に際して、たわみ継
手７は、図３に示すように３段階的に変化する伝達特性
を現す。この図３は、駆動軸１と被駆動軸２との相対的
な回転角度を横軸として、縦軸に伝達トルクをとった特
性図であり、駆動トルクが加わると、まず、第１段階と
して比較的軟質のブッシュ７Ｂ1 ，７Ｂ3 ，および７Ｂ
5 の変形を伴いながらトルクを伝達し、次に、第２段階
として比較的硬質のブッシュ７Ｂ2 ，７Ｂ4 ，および７
Ｂ6 の変形をも伴いながらトルクを伝達し、さらに、第
３段階として補強繊維８の緊張をも伴いながらトルクを
伝達することになる。
手７は、図３に示すように３段階的に変化する伝達特性
を現す。この図３は、駆動軸１と被駆動軸２との相対的
な回転角度を横軸として、縦軸に伝達トルクをとった特
性図であり、駆動トルクが加わると、まず、第１段階と
して比較的軟質のブッシュ７Ｂ1 ，７Ｂ3 ，および７Ｂ
5 の変形を伴いながらトルクを伝達し、次に、第２段階
として比較的硬質のブッシュ７Ｂ2 ，７Ｂ4 ，および７
Ｂ6 の変形をも伴いながらトルクを伝達し、さらに、第
３段階として補強繊維８の緊張をも伴いながらトルクを
伝達することになる。
【００１７】なお、ブッシュ７Ｂの弾性を異ならせるた
めの方法としては、上述した実施例のようにブッシュ７
Ｂの成形材料を異ならせる他、ブッシュ７Ｂの形状を異
ならせる等の任意の方法を採ることができる。
めの方法としては、上述した実施例のようにブッシュ７
Ｂの成形材料を異ならせる他、ブッシュ７Ｂの形状を異
ならせる等の任意の方法を採ることができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のたわみ継
手は、トルクの伝達系中に介在する複数のブッシュの弾
性を異ならせた構成であるから、トルクの伝達特性を３
段階的に設定することができ、この結果、チューニング
の自由度を増すことができる。
手は、トルクの伝達系中に介在する複数のブッシュの弾
性を異ならせた構成であるから、トルクの伝達特性を３
段階的に設定することができ、この結果、チューニング
の自由度を増すことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１に示すたわみ継手の透視的平面図である。
【図３】図１に示すたわみ継手のトルクの伝達特性図で
ある。
ある。
１ 駆動軸 ２ 被駆動軸 ７ たわみ継手 ７Ａ，７Ｂ カラー ７Ｂ ブッシュ ８ 補強繊維（弾性コード） ９ ６角環状弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−32346（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−57923（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−175515（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−140758（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−728（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−31525（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−72043（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−167818（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−1067（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16D 3/78 F16D 3/62
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動軸側に連結される弾性を有するブッ
シュと、被駆動軸側に連結される弾性を有するブッシュ
とを互いに隣接して配置すると共に、該隣接するブッシ
ュの相互間に弾性コードを巻回し、前記ブッシュと前記
弾性コードとを弾性体で囲繞してなるたわみ継手におい
て、前記ブッシュは、異なる弾性を有するものであるこ
とを特徴とするたわみ継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110528A JP2991525B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | たわみ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110528A JP2991525B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | たわみ継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04341619A JPH04341619A (ja) | 1992-11-27 |
| JP2991525B2 true JP2991525B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=14538095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3110528A Expired - Lifetime JP2991525B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | たわみ継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2991525B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4123337B2 (ja) * | 2002-01-25 | 2008-07-23 | Ｎｏｋ株式会社 | フレキシブルカップリング |
| DE102019004644A1 (de) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | Süddeutsche Gelenkscheibenfabrik GmbH & Co. KG | Gelenkvorrichtung |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3110528A patent/JP2991525B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04341619A (ja) | 1992-11-27 |
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