JP2988761B2 - 開閉器 - Google Patents
開閉器Info
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- JP2988761B2 JP2988761B2 JP3276614A JP27661491A JP2988761B2 JP 2988761 B2 JP2988761 B2 JP 2988761B2 JP 3276614 A JP3276614 A JP 3276614A JP 27661491 A JP27661491 A JP 27661491A JP 2988761 B2 JP2988761 B2 JP 2988761B2
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- contact
- fixed contact
- fixed
- movable contact
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電流を開閉する開閉
器に関するものである。
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特公平2−6170号公報
に示された従来の開閉器を示す部分断面図であり、図4
はその固定接触子を示すものである。なお図3の電磁接
触器は左右対称である。図において、1はプラスチック
で形成された取付台、2はこの取付台上に設けられケイ
素鋼板で積層された固定鉄心、3は固定鉄心2に対向し
て設置され同じくケイ素鋼板で積層された可動鉄心、4
は可動鉄心3と固定鉄心2とを引外しばね(図示せず)
に抗して吸着させる駆動力を付与する操作コイル、5は
プラスチックで形成され角窓5aを有するクロスバー
で、その下端に上記可動鉄心3を保持している。6は上
記クロスバー5の角窓5aに挿入されて押しばね7によ
り押圧保持されている可動接触子、6Aはこの可動接触
子6の先端に設けられた可動接点、8は可動接触子6と
対向して設けられ電流を導通させる固定接触子で、8A
はこの固定接触子8の先端に設けられた固定接点、8B
は固定接触子8の端子部である。9はこの端子部8Bに
螺着され電磁接触器本体を外部回路と接続するための端
子ねじ、10は固定接触子8を取付けるベース、11は
固定接触子の上面を覆うカバーである。
に示された従来の開閉器を示す部分断面図であり、図4
はその固定接触子を示すものである。なお図3の電磁接
触器は左右対称である。図において、1はプラスチック
で形成された取付台、2はこの取付台上に設けられケイ
素鋼板で積層された固定鉄心、3は固定鉄心2に対向し
て設置され同じくケイ素鋼板で積層された可動鉄心、4
は可動鉄心3と固定鉄心2とを引外しばね(図示せず)
に抗して吸着させる駆動力を付与する操作コイル、5は
プラスチックで形成され角窓5aを有するクロスバー
で、その下端に上記可動鉄心3を保持している。6は上
記クロスバー5の角窓5aに挿入されて押しばね7によ
り押圧保持されている可動接触子、6Aはこの可動接触
子6の先端に設けられた可動接点、8は可動接触子6と
対向して設けられ電流を導通させる固定接触子で、8A
はこの固定接触子8の先端に設けられた固定接点、8B
は固定接触子8の端子部である。9はこの端子部8Bに
螺着され電磁接触器本体を外部回路と接続するための端
子ねじ、10は固定接触子8を取付けるベース、11は
固定接触子の上面を覆うカバーである。
【0003】次に動作について説明する。この従来の電
磁接触器において、操作コイル4を消磁すると、図示さ
れない引外しばねにより可動鉄心3が固定鉄心2より開
離し、クロスバー5が図3に示す状態となり、固定接点
8Aと可動接点6Aとが開離して固定接点8Aと可動接
点6Aとの間にアーク12が生じるが、このアーク12
は電流零点において消弧され、電流がしゃ断されること
になる。
磁接触器において、操作コイル4を消磁すると、図示さ
れない引外しばねにより可動鉄心3が固定鉄心2より開
離し、クロスバー5が図3に示す状態となり、固定接点
8Aと可動接点6Aとが開離して固定接点8Aと可動接
点6Aとの間にアーク12が生じるが、このアーク12
は電流零点において消弧され、電流がしゃ断されること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電磁
接触器においては、図5に示すように、アーク12は、
可動接触子6の導通電流Iが作る磁界に基づく駆動力F
2と、固定接触子8の導通電流Iが作る磁界に基づく駆
動力F1とを受けるが、これらF1とF2の大きさがほ
ぼ同一で向きが逆であるため、アーク12は可動接点6
Aと固定接点8Aの上で膠着することになる。従ってア
ーク12の駆動が行なわれないので、従来の電磁接触器
においては、良好なしゃ断性能が得られず、また、アー
クの足が接点外に転移されないため、接点消耗が多いと
いう欠点を有していた。
接触器においては、図5に示すように、アーク12は、
可動接触子6の導通電流Iが作る磁界に基づく駆動力F
2と、固定接触子8の導通電流Iが作る磁界に基づく駆
動力F1とを受けるが、これらF1とF2の大きさがほ
ぼ同一で向きが逆であるため、アーク12は可動接点6
Aと固定接点8Aの上で膠着することになる。従ってア
ーク12の駆動が行なわれないので、従来の電磁接触器
においては、良好なしゃ断性能が得られず、また、アー
クの足が接点外に転移されないため、接点消耗が多いと
いう欠点を有していた。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、固定接触子自体の形状を変更す
ることで、固定接点の消耗を低減することを目的とする
ものである。
ためになされたもので、固定接触子自体の形状を変更す
ることで、固定接点の消耗を低減することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉器
は、接点側が平板状の固定接触子の固定接点近傍に、こ
れと対向する可動接点側に突き出た、折り曲げにより形
成した突出部を設け、かつこの突出部と可動接点の間の
最短距離を固定接点全開時において、固定接点と可動接
点の間の最短距離よりも小さくしたものである。
は、接点側が平板状の固定接触子の固定接点近傍に、こ
れと対向する可動接点側に突き出た、折り曲げにより形
成した突出部を設け、かつこの突出部と可動接点の間の
最短距離を固定接点全開時において、固定接点と可動接
点の間の最短距離よりも小さくしたものである。
【0007】
【作用】この発明における開閉器では、可動接点と固定
接点の間に生じたアークが、可動接点と固定接触子の突
出部との間に転移するので、固定接点の消耗が低減され
る。
接点の間に生じたアークが、可動接点と固定接触子の突
出部との間に転移するので、固定接点の消耗が低減され
る。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図に
おいて、6は可動接触子、6Aは可動接点、8は接点側
8Dが平板状の固定接触子、8Aはこの平板状の固定接
触子の先端に設けられた固定接点であり、8Cは固定接
触子8に折り曲げにより形成された突出部で、固定接点
8Aの近傍に、可動接点6A側へ突出するように設けら
れており、しかも固定接点全開時において、上記突出部
と可動接点の間の最短距離が、固定接点と可動接点の間
の最短距離よりも小さくなるように設定されている。な
お、上記以外の部分については図3に示す従来の開閉器
と同一であるので説明を省略する。
おいて、6は可動接触子、6Aは可動接点、8は接点側
8Dが平板状の固定接触子、8Aはこの平板状の固定接
触子の先端に設けられた固定接点であり、8Cは固定接
触子8に折り曲げにより形成された突出部で、固定接点
8Aの近傍に、可動接点6A側へ突出するように設けら
れており、しかも固定接点全開時において、上記突出部
と可動接点の間の最短距離が、固定接点と可動接点の間
の最短距離よりも小さくなるように設定されている。な
お、上記以外の部分については図3に示す従来の開閉器
と同一であるので説明を省略する。
【0009】次に動作について説明する。従来と同様に
操作コイル4の消磁により、固定接点8Aから可動接点
6Aが開離すると、両接点間にアーク12が形成される
が、このとき、固定接触子8の固定接点近傍に可動接点
側に突出する折り曲げによる突出部8Cが設けられてあ
り、しかも固定接点全開時において、この折り曲げ突出
部と可動接点の間の最短距離を、固定接点と可動接点の
間の最短距離よりも小さく設定しているので、固定接点
上のアーク12の足が固定接触子8の突出部8Cの滑ら
かな突起表面に転移し、アーク12はアーク12Aのよ
うになる。このように固定接点上のアークの足が固定接
触子の突出部の滑らかな突起表面に転移するので、遮断
性能と通電性能を低下させることなく、固定接点の消耗
が低減される。
操作コイル4の消磁により、固定接点8Aから可動接点
6Aが開離すると、両接点間にアーク12が形成される
が、このとき、固定接触子8の固定接点近傍に可動接点
側に突出する折り曲げによる突出部8Cが設けられてあ
り、しかも固定接点全開時において、この折り曲げ突出
部と可動接点の間の最短距離を、固定接点と可動接点の
間の最短距離よりも小さく設定しているので、固定接点
上のアーク12の足が固定接触子8の突出部8Cの滑ら
かな突起表面に転移し、アーク12はアーク12Aのよ
うになる。このように固定接点上のアークの足が固定接
触子の突出部の滑らかな突起表面に転移するので、遮断
性能と通電性能を低下させることなく、固定接点の消耗
が低減される。
【0010】実施例2. なお、固定接触子8の端子側形状は図2のようにコ字状
形状であっても同じ効果を奏する。また、上記実施例で
は、接点をマグネットにより開閉する開閉器、すなわち
電磁接触器に適用した場合の例についてのみ述べている
が、例えば配線用しゃ断器のような開閉器にも適用でき
るのはいうまでもない。
形状であっても同じ効果を奏する。また、上記実施例で
は、接点をマグネットにより開閉する開閉器、すなわち
電磁接触器に適用した場合の例についてのみ述べている
が、例えば配線用しゃ断器のような開閉器にも適用でき
るのはいうまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、平板状
の固定接触子の固定接点近傍に可動接点側に折り曲げに
より突出する突出部を設けるとともに、固定接点全開時
において、上記突出部と可動接点の間の最短距離を、固
定接点と可動接点の間の最短距離よりも小さくしたこと
により、遮断性能と通電性能を低下させることなく、固
定接点の消耗を低減できるという効果がある。
の固定接触子の固定接点近傍に可動接点側に折り曲げに
より突出する突出部を設けるとともに、固定接点全開時
において、上記突出部と可動接点の間の最短距離を、固
定接点と可動接点の間の最短距離よりも小さくしたこと
により、遮断性能と通電性能を低下させることなく、固
定接点の消耗を低減できるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例による開閉器の要部側面図
である。
である。
【図2】この発明の他の実施例による固定接触子を示す
側面図である。
側面図である。
【図3】従来の開閉器を示す部分断面側面図である。
【図4】図3の固定接触子を示す側面図aと平面図bで
ある。
ある。
【図5】従来の開閉器の動作説明図である。
6 可動接触子 6A 可動接点 8 固定接触子 8A 固定接点 8C 折曲げ突出部 8D 接点側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−87712(JP,A) 特開 昭60−49527(JP,A) 特開 昭57−136714(JP,A) 特開 昭59−117015(JP,A) 特開 平2−239524(JP,A) 特開 昭59−157919(JP,A) 実開 昭62−62742(JP,U) 実開 昭61−51648(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 9/36 - 9/38 H01H 73/18
Claims (1)
- 【請求項1】 固定接触子に接合された固定接点と、こ
の固定接点に対向して配置され上記固定接触子と反対方
向に延びる可動接触子に接合された可動接点とを備え、
上記固定接触子の固定接点近傍に、可動接点側に突出す
る突出部を設けるとともに、固定接点全開時において、
上記突出部と可動接点の間の最短距離を、固定接点と可
動接点の間の最短距離よりも小さく設定した開閉器にお
いて、上記固定接触子の接点側は平板状に形成され、こ
の平板状固定接触子を折り曲げることにより突起を形成
したことを特徴とする開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3276614A JP2988761B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3276614A JP2988761B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 開閉器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589738A JPH0589738A (ja) | 1993-04-09 |
JP2988761B2 true JP2988761B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=17571900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3276614A Expired - Fee Related JP2988761B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104779102A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-07-15 | 敬德强 | 新型大电流簧片式开关触点结构 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3276614A patent/JP2988761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589738A (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |