JP2988211B2 - 含水芳香族ポリアミドパルプ及びその製造方法 - Google Patents

含水芳香族ポリアミドパルプ及びその製造方法

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JP2988211B2
JP2988211B2 JP5206524A JP20652493A JP2988211B2 JP 2988211 B2 JP2988211 B2 JP 2988211B2 JP 5206524 A JP5206524 A JP 5206524A JP 20652493 A JP20652493 A JP 20652493A JP 2988211 B2 JP2988211 B2 JP 2988211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂により表
面処理された含水芳香族ポリアミドパルプ及びその製造
方法に関する。特に、湿式クラッチフェースや絶縁紙等
のように、その製造において芳香族ポリアミドパルプを
水中に分散させて抄紙する工程を持つ用途に適した、取
扱性が容易で機械的特性に優れた製品を与える、含水芳
香族ポリアミドパルプ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリパラフェニレンテレフタルアミド、
ポリメタフェニレンイソフタルアミド等の芳香族ポリア
ミド(以下、アラミドと称することがある)は、耐熱
性、機械的特性及び電気的特性等の優れた織維、パルプ
及びフィルム等に有用であることが知られている。特に
アラミド織維をフィブリル化したアラミドパルプはアス
ベスト代替用途に有用である。
【0003】アラミドパルプについては、従来よりその
製造方法がいくつか提案されている。一例を挙げれば、
特公昭59―603号公報は、パラ系芳香族ポリアミド
の光学異方性ドープから、一旦膜状物或いはモノフィラ
メントを得て、次いで該膜状物或いはモノフィラメント
を機械的剪断力によってフィブリル化してアラミドパル
プを得る方怯を開示している。
【0004】また特開平2―200809号公報は、メ
タ系芳香族ポリアミドの重合体溶液から、直接にアラミ
ドパルプを製造する方法及びそれに用いる装置を開示し
ている。
【0005】一方、アラミド繊維を補強用繊維として用
いる場合は、マトリックスである樹脂、或いはゴムとの
濡れ性、接着性が優れていることが重要であるので、こ
の観点からアラミド繊維とマトリックスとの濡れ性、接
着性を改良する目的で様々な方法が提案されている。
【0006】例えば、特開昭62―218425号公報
は、アラミド材料( 短繊維、長繊維、織布、シート等)
の表面にエポキシ樹脂を付与するに際し、有機溶媒に溶
解させたエポキシ樹脂溶液に浸漬する、或いはスプレー
塗布する、及びその際に加熱処理を施すことにより、該
アラミド材料とエポキシ樹脂との接着性を改良する方法
を開示している。さらに特開昭62―225539号公
報は、アラミド材料の表面にエポキシ樹脂を付与するに
際し、アンモニアガスの存在下で加熱処理を施すことに
より、エポキシ樹脂との接着性を改良する方法を開示し
ている。
【0007】しかしながら、これらはいずれも織維径が
12μm前後のアラミド繊維に対する処理方法を与える
ものであり、繊維径が1μm以下で高度にフィブリル化
したアラミドパルプにこれらの方法を用いても、フィブ
リル同士が固着してアラミドパルプの分散性、開織性を
損なうという問題が生じるためそのままアラミドパルプ
に適用することは難しい。
【0008】さらに、湿式クラッチフェーシング等を製
造する場合、アラミドパルプと無機フィラー等の他の成
分を抄紙して複合紙を作成するが、この時フィラーが紙
中に均一に分散することが必要である。しかし比重差の
ためこれが難しく、分散助剤等を適用して均一分散を達
成しようとしているが、現状では必ずしも満足し得るも
のではなく、これを容易に可能とするようなフィラーの
保持性の良いアラミドパルプの出現が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、湿式
クラッチフェースや絶縁紙等のように、その製造におい
て水中に分散させて抄紙する工程を持つ用途に用いられ
る含水アラミドパルプにおいて、アラミドパルプの分散
性及び開繊性を損うこと無く、フェノール樹脂等のマト
リックスとの濡れ性及び接着性、さらに無機フィラーの
保持性に優れ、高い機械的特性を示す製品を製造するの
に適した含水アラミドパルプを提供することにある。さ
らにアラミドパルプの処理に際して、エポキシ樹脂が1
00%パルプに吸着し、廃水等で環境対策上の問題を生
じない含水芳香族ポリアミドパルプの製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はつぎ
に記す発明からなる。 (1)エポキシ樹脂により表面処理され、含水率が30
〜95重量%であることを特徴とする含水芳香族ポリア
ミドパルプ。 (2)エポキシ樹脂が、グリシジル基の一部が加水分解
されたエポキシ樹脂である(1)記載の含水芳香族ポリ
アミドパルプ。 (3)水系エポキシ樹脂エマルジョン中に芳香族ポリア
ミドパルプを分散させ、次いでろ別、脱水することを特
徴とする(1)記載の含水芳香族ポリアミドパルプの製
造方法。 (4)グリシジル基の一部が加水分解されたエポキシ樹
脂の水系エマルジョンを用いる(3)記載の含水芳香族
ポリアミドパルプの製造方法。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられるアラミド、すなわち全芳香族ポリアミドは、
アミド結合の少なくとも85モル%以上が芳香族環性ジ
アミン、芳香族環性ジカルボン酸成分より得られるもの
である。
【0012】その具体例としては、ポリパラフェニレン
テレフタルアミド、ポリメタフェニレンテレフタルアミ
ド、ポリパラベンズアミド、ポリ−4,4’−ジアミノ
ベンズアニリド、ポリパラフェニレン−2,6−ナフタ
リックアミド、パラフェニレン/4,4’−(3,3’
−ジメチルビフェニレン)−テレフタルアミド共重合
、パラフェニレン/2,5−ピリジレン−テレフタル
アミド共重合体、ポリオルソフェニレンフタルアミド、
ポリメタフェニレンフタルアミド、ポリパラフェニレン
フタルアミド、ポリオルソフェニレンイソフタルアミ
ド、ポリメタフェニレンイソフタルアミド、ポリパラフ
ェニレンイソフタルアミド、ポリオルソフェニレンテレ
フタルアミド、ポリ−1,5−ナフタレンフタルアミ
ド、ポリ−4,4’−ジフェニレンオルソフタルアミ
ド、ポリ−4,4’−ジフェニレンイソフタルアミド、
ポリ−1,4−ナフタレンフタルアミド、ポリ−1,4
−ナフタレンイソフタルアミド、ポリ−1,5−ナフタ
レンイソフタルアミド等が挙げられる。更にこれらの芳
香族ジアミンのベンゼン核の一部をピペラジン、1,5
−ジメチルピペラジン、2,5−ジエチルピペラジンで
置換した化合物等に代表される脂環式アミンを含む芳香
族ポリアミド、または芳香族ジアミンのベンゼン核の一
を3,3’−オキシジフェニレンジアミン、3,4’
−オキシジフェニレンジアミン等のエーテル結、−S
−、−SO −、−CO−、−NH−、等の基により結
合された2個のフェニル基で置換した芳香族ポリアミド
のコポリマー、例えば、3,3’−オキシジフェニレン
/パラフェニレン−テレフタルアミド共重合体、3,
4’−オキシジフェニレン/パラフェニレン−テレフタ
ルアミド共重合体等を挙げることができる。
【0013】本発明に用いられるアラミドパルプとは、
アラミド繊維が高度にフィブリル化された形状を有する
ものであり、BET法で測定したその比表面積の値が、
好ましくは3〜25m2 /gを示すものであり、JIS
P 8121「パルプのろ水度試験方法」の、カナダ
標準型法で測定したろ水度の値が、好ましくは100〜
700mlのもの、さらに好ましくは150〜700m
lのものを言う。
【0014】アラミドパルプを製造する方怯は特に限定
されず、前記したような方怯を適用することができる。
【0015】本発明に用いられる水系エポキシ樹脂エマ
ルジョンを製造するためのエポキシ樹脂は本発明の目的
を達成するものであれば特に限定されない。例えば、次
のようなものを用いることができる。
【0016】すなわち、スミエポキシELA−128
(商品名、住友化学工業(株)製)等のビスフェノール
A型液状エポキシ樹脂、スミエポキシELA−012
(同上)等のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂、ス
ミエポキシESCN−220L(同上)等のオルソクレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂、スミエポキシELM
−120(同上)等のトリグリシジルアミン型エポキシ
樹脂、スミエポキシELM−434(同上)等のテトラ
グリシジルアミン型エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0017】なかでも4官能型のテトラグリシジルアミ
ン型エポキシ樹脂が接着性を向上させる点で好ましい。
さらにこれらのエポキシ樹脂のエポキシ当量の値は10
00g/eq.以下であることが好ましい。1000g
/eq.を超える場合は、充分な接着性が得られない。
【0018】これらのエポキシ樹脂を用いて水系エマル
ジョンを製造する方法としては、一般的に用いられてい
る方法がそのまま適用できる。すなわち、例えばポリオ
キシエチレンと高級脂肪酸アルコールのエーテル化合物
等のノニオン系の界面活性剤の存在下でエポキシ樹脂を
水中に高速攪拌により分散させて水系エポキシ樹脂エマ
ルジョンを得る。
【0019】このときのエポキシ樹脂/界面活性剤の組
成比(重量)は、エポキシ樹脂、界面活性剤の種類によ
っても変るが、エマルジョンの安定性、接着性等の点か
ら、97/3〜70/30の範囲で選ぶことが好まし
い。また、エポキシ樹脂の乳化物である、ANS―10
01、ANS―1006(商品名、竹本油脂( 株)
製)、KP−756、KP−1011(商品名、松本油
脂( 株) 製)等の市販のエポキシエマルジョンを使用す
ることも可能である。処理の均一性の観点から、エマル
ジョン粒子の大きさは、好ましくは直径15μm以下、
さらに好ましくは直径5μm以下である。
【0020】これらのエポキシ樹脂エマルジョンでアラ
ミドパルプを処理することにより、フェノール樹脂等と
の接着性に優れた含水芳香族ポリアミドパルプを製造す
ることができる。処理液中のエポキシ樹脂のパルプへの
吸着量を増加させるためには、エポキシ樹脂エマルジョ
ンのエポキシ樹脂のグリシジル基の一部を加水分解させ
てグリコール基としたものを用いれば、特にその他の手
段を用いなくとも、エポキシ樹脂がアラミドパルプに1
00%吸着されるので特に好ましい。
【0021】グリシジル基の一部を加水分解させてグリ
コール基としたエポキシ樹脂エマルジョンを得る方法と
しては、エポキシ樹脂を一般的に知られている方法で加
水分解させたものを原料としてエマルジョンを作るとい
う方法を用いることができる。また、つぎに述べるよう
に通常の方法でエポキシ樹脂エマルジョンを調製した後
に加水分解させる方法を用いることもできる。後者の方
法によれば、均一で安定なエマルジョンを容易に得るこ
とができる。エマルジョンを加水分解させるにはエマル
ジョンの種類により様々な方法があるが、そのまま加熱
処理を施すのが最も簡単な方法である。また、室温近辺
にて3〜6ヶ月程度静置しておいたものは加水分解がか
なり進んでいることが確認されており、かかる方法によ
っても実質的に本発明の効果があることが分かってい
る。加水分解の結果、エポキシ樹脂中のエポキシ基の一
部は開環してグリコール基となる。加水分解の反応率
は、好ましくは当初存在するエポキシ基の10%以上、
より好ましくは20%以上90%未満である。
【0022】加水分解が不十分な場合はパルプへの樹脂
の吸着が不十分となりやすく、行過ぎた場合は処理パル
プのフェノール樹脂等への接着性等の性能が低下する。
加水分解に際して、グリコール基の生成とともに縮合反
応によるエポキシ樹脂の分子量の増大も起こるが、本発
明の場合エマルジョンの安定性を損わない範囲であれば
特に問題はない。加水分解の反応率はエポキシ当量の値
を測定することにより次式より計算することができる。 反応率[%]=100×{1−(WPEi/WPE
x)} ここに、 WPEi:当初のエポキシ当量 WPEx:加水分解後のエポキシ当量
【0023】加水分解処理を行うことにより、エポキシ
樹脂粒子の水中での帯電の状態を示すゼータ電位の値が
強い負の値から強い正の値へと極性も含めて変化するこ
とが分った。この理由は必ずしも明らかではないが、ア
ラミドパルプのゼータ電位は強い負の値を示すことが知
られているので、この電気的な引力が、本発明の方法で
はエポキシ樹脂がパルプにほぼ100%吸着する一因で
あると思われる。
【0024】適当な加水分解の条件は、用いるエポキシ
樹脂、界面活性剤の種類、それらの組成、濃度等によっ
て様々である。一例を挙げれば、テトラグリシジルアミ
ン型エポキシ樹脂であるスミエポキシELM−434
(商品名、住友化学工業(株)製)のノニオン型エマル
ジョン、ANS−1006(竹本油脂(株)製)の場合
は以下の様にして加水分解することができる。すなわち
これを65℃の温度で130時間、加熱処理することに
より目的のグリシジル基の一部を加水分解させてグリコ
ール基としたエポキシ樹脂のエマルジョンを得ることが
できる。この処理によりエポキシ当量の値は、約120
g/eqから約240g/eqに増大する。この時反応
率は約50%となる。ゼータ電位の値は−20mVから
+15mVに変化する。また、前記したとおり、エポキ
シ樹脂エマルジョンを室温で3〜6ヵ月静置することで
も同様の効果をあげることができる。さらに、酸、アリ
カリ、アミン類等の触媒を用いて反応を促進することも
できる。
【0025】アラミドパルプを上記のグリシジル基の一
部が加水分解されたエポキシ樹脂エマルジョンで処理す
るには、例えば、以下のように行なう。まずアラミドパ
ルプを、充分な流動性が得られる程度に水中に分散させ
る。分散液中のアラミドパルプの適当な濃度は用いるパ
ルプの比表面積やろ水度の値によって異なるが、0.5
〜5重量%の範囲で選ばれる。均一な分散を行なうに
は、一般的なプロペラ式の攪拌機を利用することができ
る。通常のリンターパルプの分散に用いられている、パ
ルプ用の離解機は均一分散を達成するのに特に有効であ
る。
【0026】次にこの分散液を攪拌しつつ、所要量の前
記したグリシジル基の一部を加水分解したエポキシエマ
ルジョンを滴下する。滴下量は、絶乾パルプ重量に対す
るエポキシ樹脂の付着量が好ましくは0.3〜10重量
%、より好ましくは0.5〜10重量%、さらに好まし
くは1〜6重量%となるようにする。エポキシ樹脂の付
着量が0.3重量%以下では所望の機械的性質が達成さ
れず、充分なエポキシ樹脂処理効果が得られない。10
重量%以上では処理パルプの分散性が悪くなる傾向を示
し、また付着量に見合った効果が発現しないため経済性
も劣るものとなる。エマルジョンの滴下が終了したら、
そのまま5〜60分攪拌を継続してエポキシ樹脂をパル
プ表面に吸着させる。本発明の方法では、これだけでエ
ポキシ樹脂がほぼ100%、アラミドパルプの表面に吸
着される。また、エポキシ樹脂エマルジョンで処理され
たアラミドパルプを加熱処理することもできる。加熱処
理を施した処理パルプは、同一の付着量を室温で吸着さ
せただけのパルプと比べて、エマルジョン処理によるろ
水度の上昇が少ないという傾向を示す。これは処理によ
って分散性が損なわれないということを意味し、特に望
ましいことである。
【0027】エマルジョンを吸着させた後、常法に従っ
てろ別する。本発明のグリシジル基の一部を加水分解し
たエポキシエマルジョンで処理した場合は、ろ液中から
エポキシ樹脂は検出されず、ろ液のCODの値も10p
pm程度のレベルに抑えることができる。
【0028】この後所望の含水率になるように脱水して
表面処理された含水アラミドパルプを得る。パルプの含
水率は30〜95重量%の範囲に調節される。ここでい
う含水率とは、以下の計算式により求めることが出来
る。 含水率[重量%]={(W1 −W2 )/W1 }×100 W1 :パルプの含水状態における重量 W2 :パルプの絶乾後の重量
【0029】含水率を30重量%以下にすることは、大
きな加圧力や加熱乾燥等の特別な操作を要するため経済
的でない上に処理パルプの分散性も損うことになる。含
水率を95重量%以上にするのは含水パルプが重くなる
ので操作性が悪く、また運搬等の面で経済的ではない。
湿式クラッチフェースや抄紙法ガスケット、絶縁紙等の
水中での抄紙工程を経て製造される用途において、前記
した含水率は、取扱い性、分散性、経済性の点で特に好
ましい範囲である。
【0030】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。実施例中の含水アラミドパルプの評価は次に
記す方法により行なった。
【0031】[含水アラミドパルプの評価方法] 1.評価法1 アラミドパルプ/フェノール樹脂系含浸紙での評価 (1)抄紙 パルプの絶乾重量として6.25gに相当する含水アラ
ミドパルプを秤量し、容量2リットルの標準パルプ離解
機(熊谷理機工業(株)製)を用いて、3000rpm
で3分間、1リットルの水中に分散させる。次いで25
cm角の角型シートマシーン(熊谷理機工業(株)製)
により、♯80メッシュの金網を用いて、常法に従って
抄紙を行い、その後120℃で2時間乾燥して25cm
角、単位重量100g/m2 のアラミド紙を得る。 (2)フェノール樹脂含浸 上記のアラミド紙から、50mm×100mmの試験片
を所要枚数切出して秤量する。次いで変性レゾール型フ
ェノール樹脂PR−SCI−3(商品名、住友デュレズ
(株)製)の22.5%メタノール溶液を希釈調合す
る。この樹脂液をパルプ/樹脂の重量比が44.5/5
6.5になるように試験片に均一に含浸させた後、50
℃で20分乾燥して含浸プリプレグを作成する。 (3)プレス成形 上記のプリプレグを2枚積層し、0.6mmのスペーサ
ーを配置して、180℃、6Kg/cm2 にて10分間
の条件でプレス成形し、その後オーブン中で180℃に
て2時間処理して後硬化する。 (4)引張試験 上記の方法で得られた含浸紙の引張強度を次の条件で測
定する。 試験片寸法 :10mm×100mm ゲージ長さ :50mm クロスヘッド速度:5mm/min
【0032】2.評価法2 アラミドパルプ/無機フィラー/フェノール樹脂 クラ
ッチフェーシングモデル成形体での評価。 (1)抄紙 パルプの絶乾重量で6.25gに相当する含水パルプと
4.2g〜8.0gのけいそう土(パルプのフィラーの
保持性により、抄紙後のパルプ/けいそう土の重量比が
6/4になるように調整する)を秤量し、2lの標準パ
ルプ離解機(熊谷理機工業製)で、3000rpmで3
分間、1lの水中に分散させる。次いで25cm角の角
型シートマシン(熊谷理機工業(株)製)により、#8
0メッシュの金網を用いて、常法に従って抄紙を行な
い、その後120℃で2時間乾燥して25cm角、単位
重量約167g/cm2 のアラミド/けいそう土複合紙
(アラミド/けいそう土の重量比約60/40)を得
る。 (2)けいそう土(フィラー)保持率 処理パルプのけいそう土保持率は次式より計算して求め
る。 けいそう土保持率[%]={(W3 −W1 )/W2 }
× 100 W1 [g] : パルプ絶乾重量(処理剤付着量を含
む) W2 [g] : けいそう土仕込重量 W3 [g] : アラミド/けいそう土複合紙乾燥重量 (3)フェノール樹脂含浸 上記のアラミド紙から、50mm×100mmの試料を
所要枚数切出して秤量する。次いで変性レゾール型フェ
ノール樹脂PR−SCI−3(住友デュレズ(株)製)
の11.25%メタノール溶液を希釈調合する。この樹
脂液をパルプ/けいそう土/樹脂の重量比が60/40
/35となるように紙試料に均一に含浸させた後50℃
で20分乾燥して含浸プリプレグを作成する。 (4)プレス成形 上記のプリプレグを2枚積層し、0.6mmのスペーサ
ーを配置して、180℃、6Kg/cm2 にて10分間
の条件でプレス成形し、その後オーブン中で180℃に
て2時間処理して後硬化し、気孔率50%のクラッチフ
ェーシングモデル成形体を得る。 (5)引張試験 上記の方法で得られた成形体の引張強度を次の条件で測
定する。 試験片寸法 :10mm×100mm ゲージ長さ :50mm クロスヘッド速度:5mm/min
【0033】3.評価法3 ろ水度の測定 含水アラミドパルプのろ水度は、JIS P 812
1、「パルプのろ水度試験方法」のカナダ標準型法に準
じて測定した。
【0034】4.評価法4 エポキシ樹脂含有量の測定 含水アラミドパルプのエポキシ樹脂含有量(付着量)
は、付着したエポキシ樹脂をジクロルメタンでソックス
レー抽出し、抽出後の乾燥パルプ重量と抽出物の重量よ
り計算して求めた。
【0035】実施例1 15gのスミエポキシELM−434(商品名、住友化
学工業(株)製)と、1.5gのレオドールSP−01
0(商品名、花王(株)製、ノニオン型界面活性剤)及
び3.5gのレオドールTW−L120(商品名、花王
(株)製、ノニオン型界面活性剤)を80℃で10分間
攪拌し、混合物を得た。これを室温に冷却した後、ホモ
ジナイザーで高速攪拌しながら80ccのイオン交換水
を1分間で滴下し、その後3分間攪拌を続けて安定なエ
ポキシ樹脂エマルジョンを得た。光学顕微鏡で測定した
エマルジョンの粒径は1〜10μmであった。ポリ(パ
ラフェニレンテレフタルアミド)パルプ(商品名:トワ
ロン1097(BET法による比表面積:6.5m2
g、含水率:6重量%)、日本アラミド(有)製)20
gをフラスコ中でイオン交換水1リットルに分散させ
た。この分散液を攪拌させながら、上記のエマルジョン
6.7gを1分間かけて滴下した後、30分間室温で攪
拌を続けた。次いで、ろ別した後、含水率が約70重量
%になるよう脱水して、エポキシ樹脂で表面処理された
含水アラミドパルプを得た。この含水アラミドパルプの
性能を上記の評価法に従って評価して、表1に記す結果
を得た。この含水アラミドパルプの水に対する分散性及
び開繊性は良好であった。
【0036】実施例2 界面活性剤として、4gのエマルゲンB−66(商品
名、花王(株)製、ノニオン型界面活性剤)と1gのコ
ータミンB86P(商品名、花王(株)製、カチオン型
界面活性剤)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で
0.5〜3μmの粒径を持つエマルジョンを得た。さら
に実施例1と同様の方法で、エポキシ樹脂で表面処理さ
れた含水アラミドパルプを得た。このものについて実施
例1と同様に評価して表1に示す結果を得た。この含水
アラミドパルプの水に対する分散性及び開繊性は良好で
あった。
【0037】実施例3 界面活性剤として、5gのエマルゲンB−66(商品
名、花王(株)製、ノニオン型界面活性剤)を用いた以
外は、実施例1と同様の方法で0.5〜1μmの粒径を
持つエマルジョンを得た。さらに実施例1と同様の方法
で、エポキシ樹脂で表面処理された含水アラミドパルプ
を得た。このものについて実施例1と同様に評価して表
1に示す結果を得た。この含水アラミドパルプの水に対
する分散性及び開繊性は良好であった。
【0038】実施例4 20gのトワロン1097をフラスコ中でイオン交換水
1リットルに分散させた。この分散液を撹拌させなが
ら、エピ・ビス型エポキシエマルジョン、KP−756
(商品名、松本油脂(株)製)5.56gを1分間で滴
下した後30分間室温で撹拌を続けた。次いで、ろ別し
た後、含水率が約70重量%になるまで脱水して、エポ
キシ樹脂で表面処理された含水アラミドパルプを得た。
このものについて実施例1と同様に評価して表1に示す
結果を得た。この含水アラミドパルプの水に対する分散
性及び開繊性は良好であった。
【0039】実施例5 20gのトワロン1097をフラスコ中でイオン交換水
1リットルに分散させた。この分散液を撹拌させなが
ら、ポリグリシジル型エポキシエマルジョン、ANS−
1006(商品名、竹本油脂(株)製、室温にて6ヶ月
静置したもの、エポキシ当量371g/eg、反応率6
8%、ゼータ電位+30mV)6.25gを1分間で滴
下した後30分間室温で撹拌を続けた。次いで、ろ別し
た後、含水率が約70重量%になるまで脱水して、エポ
キシ樹脂で表面処理された含水アラミドパルプを得た。
このパルプの性能を上記の評価法によって評価して、表
1に示す結果を得た。この含水アラミドパルプの水に対
する分散性および開繊性は良好であった。
【0040】実施例6 20gのトワロン1097をフラスコ中でイオン交換水
1リットルに分散させた。この分散液を撹拌させなが
ら、ポリグリシジル型エポキシエマルジョン、ANS−
1006(商品名、竹本油脂(株)製)6.25gを1
分間で滴下し、30分間室温で撹拌を続けた後、溶液の
温度を95℃に上げさらに2時間撹拌を続けた。次い
で、ろ別した後、含水率が約70重量%になるまで脱水
して、エポキシ樹脂で表面処理された含水アラミドパル
プを得た。このパルプの性能を上記の評価法によって評
価して、表1に示す結果を得た。この含水アラミドパル
プの水に対する分散性および開繊性は良好であった。
【0041】実施例7 20gのトワロンD1099(商品名、日本アラミド
(有)製ポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)パル
プ(BET法による比表面積:16m2 /g、含水率:
6重量%))をフラスコ中でイオン交換水1リットルに
分散させた。この分散液を撹拌させながら、ポリグリシ
ジル型エポキシエマルジョン、ANS−1006(商品
名、竹本油脂(株)製、室温にて6ヶ月静置したもの、
エポキシ当量371g/eg、反応率68%、ゼータ電
位+30mV)6.25gを1分間で滴下し、30分間
室温で撹拌を続けた。次いで、ろ別した後、含水率が約
70重量%になるまで脱水して、エポキシ樹脂で表面処
理された含水アラミドパルプを得た。このパルプの性能
を上記の評価法により評価して、表1に示す結果を得
た。この含水アラミドパルプの水に対する分散性および
開繊性は良好であった。
【0042】実施例8 12gのトワロン1097、8gのトワロンD1099
をフラスコ中でイオン交換水1リットルに分散させた。
実施例7と同様にしてエポキシ樹脂で表面処理された含
水アラミドパルプを得た。実施例7と同様の評価を行い
表1に示す結果を得た。なお、この含水アラミドパルプ
の水に対する分散性及び開繊性は良好であった。
【0043】比較例1 含水アラミドパルプの代わりにエポキシ樹脂エマルジョ
ン処理を行わないアラミドパルプ(トワロン1097、
含水率約6重量%)をそのまま用いて、上記の評価法に
準じて評価して、表1に示す結果を得た。
【0044】比較例2 比較例1と同様に、エポキシ樹脂エマルジョン処理を行
わないトワロンD1099をそのまま用いて、上記の評
価法に準じて評価して、表1に示す結果を得た。
【0045】比較例3 比較例1と同様に、エポキシ樹脂エマルジョン処理を行
わないトワロン1097を60重量部及びエポキシ樹脂
エマルジョン処理を行わないトワロンD1099を40
重量部の混合パルプを用いて、上記の評価法に準じて評
価して、表1に示す結果を得た。
【0046】
【表1】
【0047】実施例9 ポリグリシジル型エポキシエマルジョン、ANS−10
06(商品名、竹本油脂(株)製)2Kgを65℃のオ
ーブン中に130時間静置して加熱処理した。塩酸−ジ
オキサン滴定法により求めた、エポキシエマルジョンの
エポキシ当量の値は、この処理により123g/eqから
238g/eqに増大した。従って、この間のエポキシ基
の反応率は48%であった。また、ELS−800電気
泳動光散乱光度計により求めたエマルジョン粒子のゼー
タ電位の値は、加熱処理により−20mVから+15m
Vに変化した。粒子の沈降等の外観上の変化は認められ
なかった。
【0048】実施例10 10gのトワロンD1099( 商品名、日本アラミド(
有) 製ポリ( パラフェニレンテレフタルアミド) パルプ
( BET法による比表面積:16m2 /g、含水率:6
重量%))をフラスコ中でイオン交換水1リットルに分
散させた。この分散液を攪拌させながら、実施例9の方
法で調製したエポキシエマルジョン液3.125gを3
0秒で滴下し、30分間室温で攪拌を続けた。次いでろ
別した後含水率が約70重量%になるまで脱水して、グ
リシジル基の一部を加水分解したエポキシ樹脂で表面処
理された含水アラミドパルプを得た。この含水アラミド
パルプの性能を上記の評価法により評価して、表2に示
す結果を得た。この含水アラミドパルプの水に対する分
散性及び開織性は良好であった。
【0049】実施例11 1.4kgのトワロンD1099(同上)を200リッ
トルの反応槽中でイオン交換水150リットルに分散さ
せた。この分散液を攪拌させながら、実施例9の方法で
調製したエポキシエマルジョン分散液440gを2分間
で滴下し、30分間室温で攪拌を続けた。次いでろ別し
た後含水率が約70重量%になるまで脱水して、グリシ
ジル基の一部を加水分解したエポキシ樹脂により表面処
理された含水アラミドパルプを得た。このパルプの性能
を上記の評価法により評価して、表2に示す結果を得
た。この含水アラミドパルプの水に対する分散性及び開
繊性は良好であった。また、Waters社製150−
C型GPC分析装置で、Shodex KF803、K
F802、KF801(直列、各 径8mm×300m
m長、昭和電工(株)製)を分離カラムとし、254n
mの紫外検出機を用いたGPC分析により、ろ別後のろ
液中のエポキシ樹脂の含有量を測定したが検出されなか
った。さらに、JIS K 0102.17 記載の、
100℃の過マンガン酸カリウム法に準じて脱水後のろ
液中のCODを測定したところ、10mg/lの値が得
られた。
【0050】実施例12 10gのトワロンD1099(同上)をフラスコ中でイ
オン交換水1リットルに分散させた。この分散液を攪拌
させながら、3.125gのエポキシエマルジョン分散
液ANS−1006(反応率、実質的に0%)を30秒
で滴下し、30分間室温で攪拌を続けた。次いでろ別し
た後、含水率が約70重量%になるまで脱水して、エポ
キシ樹脂により表面処理された含水アラミドパルプを得
た。このパルプの性能を上記の評価法により評価して、
表2に示す結果を得た。さらに、実施例11と同様の方
法でろ別後のろ液中のエポキシ樹脂含量と、CODを測
定したところ、それぞれ、53ppmと110mg/l
の値が得られた。
【0051】比較例4 表面処理された含水アラミドパルプの代りに処理を行な
わないアラミドパルプ(トワロンD1099、含水率:
約6重量%)をそのまま用いて、上記の評価法に準じて
評価して、表2に示す結果を得た。
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】実施例の結果より明らかなように、本発
明の含水芳香族ポリアミドパルプは抄紙工程においては
水に対する分散性、開繊性が良好で、ろ水度も適当であ
る。また、けいそう土等の無機フィラーの保持性に優れ
る。さらにフェノール樹脂等のマトリックス樹脂との濡
れ性や接着性にも優れているので、均質で機械的強度の
優れた含浸紙や成形物を製造することができる。また本
発明の方法において、グリシジル基の一部が加水分解さ
れたエポキシ樹脂エマルジョンを用いると、パルプを処
理するにあたり特に廃水処理を行なわなくとも廃水で環
境を汚染することが実質的にない。本発明の含水芳香族
ポリアミドパルプは、湿式クラッチフェースや絶縁紙等
のように、その製造に際してパルプを水中に分散させて
抄紙する工程を有する用途において特に有効に利用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−218425(JP,A) 特開 昭61−167009(JP,A) 特公 昭59−603(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 15/55 D21H 13/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂により表面処理され、含水率
    が30〜95重量%であることを特徴とする含水芳香族
    ポリアミドパルプ。
  2. 【請求項2】エポキシ樹脂が、グリシジル基の一部が加
    水分解されたエポキシ樹脂である請求項1記載の含水芳
    香族ポリアミドパルプ。
  3. 【請求項3】水系エポキシ樹脂エマルジョン中に芳香族
    ポリアミドパルプを分散させ、次いでろ別、脱水するこ
    とを特徴とする請求項1記載の含水芳香族ポリアミドパ
    ルプの製造方法。
  4. 【請求項4】グリシジル基の一部が加水分解されたエポ
    キシ樹脂の水系エマルジョンを用いる請求項3記載の含
    水芳香族ポリアミドパルプの製造方法。
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