JP2987550B2 - 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法 - Google Patents

製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法

Info

Publication number
JP2987550B2
JP2987550B2 JP6321754A JP32175494A JP2987550B2 JP 2987550 B2 JP2987550 B2 JP 2987550B2 JP 6321754 A JP6321754 A JP 6321754A JP 32175494 A JP32175494 A JP 32175494A JP 2987550 B2 JP2987550 B2 JP 2987550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheets
book
paper
binding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6321754A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08156445A (ja
Inventor
遠藤秀子
北川四朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENDO SHASHIN KOGEISHO KK
Original Assignee
ENDO SHASHIN KOGEISHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ENDO SHASHIN KOGEISHO KK filed Critical ENDO SHASHIN KOGEISHO KK
Priority to JP6321754A priority Critical patent/JP2987550B2/ja
Publication of JPH08156445A publication Critical patent/JPH08156445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2987550B2 publication Critical patent/JP2987550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、書籍、アルバム等の
製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法に関するもので
あり、特に、互いに隣接する紙葉の対向面の間に、紙葉
の表面に貼着した写真等の厚みを吸収するための所定の
間隔を形成するようにした綴じ合わせ方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、写真アルバム等の製本工
程において、紙葉を綴じ合わせる方法として、無線綴じ
と称する方法が採用されている。この方法は、図3に示
すように、紙葉7を中央で二つ折りにし、互いに隣接す
る紙葉7、7の外側面を互いに貼着し、これによって複
数枚の紙葉7、7・・・を綴じ合わせるようにしたもの
で、見開き2頁を切れ目無く連続した状態で鑑賞するこ
とができるという利点と、見開き2頁が水平になるよう
に開くことが容易であるという利点とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような無線綴じ
によって製本された本では、本を閉じた場合、紙葉7の
対向面7a、7aの間に隙間がほとんど生じない。した
がって、紙葉7の表面に写真等を貼ると本が膨らむとい
う問題があった。
【0004】そこで、この発明は、上記の問題点を解決
し、紙葉に写真等を貼っても本が膨らむことがない、製
本工程における紙葉の綴じ合わせ方法を提供することを
目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、図2に示すように、紙葉2をシート部
材を二重に重ね合わせることによって形成し、可撓性シ
ート部材からなる連結片3を、互いに隣接する紙葉2、
2の背固め側縁部2a、2aにまたがって、前記連結片
3における前記背固め側縁部2a、2aとの貼着部分3
a、3aが、前記紙葉2を形成するシート部材の間に挟
み込まれるように貼着し、前記紙葉2の背固め側縁部2
aを厚さ方向に膨出させることにより、互いに隣接する
紙葉2、2の対向面の間に所定の間隔tを形成するよう
にしたことを特徴とする、製本工程における紙葉の綴じ
合わせ方法である。
【0006】なお、前記各連結片3、3・・・は一体的
につながった状態に形成してもよい。このようにする
と、紙葉2、2・・・を厚さ方向に所定の間隔をおいて
並べておき、全ての連結片3、3・・・を同時に紙葉
2、2・・・の背固め側縁部2aに貼着することができ
るので、作業性が向上するという利点を有する。
【0007】また、前記紙葉2は、二枚のシート部材を
重ね合わせることによって形成したものでもよいし、一
枚のシート部材を折線に沿って折り曲げ、折線によって
区画された部分を重ね合わせることによって形成したも
のでもよい。
【0008】
【作用】紙葉2の表面に写真等を貼着し、本を閉じたと
き、隣接する紙葉2の対向面との間に形成される間隔t
によって写真等の厚みが吸収されるため、本が膨らまな
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら詳細に説明する。図1、2は本発明に係る紙
葉の綴じ合わせ方法によって製本した本1を示し、図1
は本1を開いた状態の正面図、図2は本1の底面図であ
る。この実施例では、本1は卒業アルバムであって、複
数枚の紙葉2と連結片3を有する。
【0010】紙葉2は、本実施例では、図2に示すよう
に、厚紙からなる矩形のシート部材を中央に設けた折線
に沿って二つ折りにし、折線によって区画された二つの
部分を重ね合わせることによって形成されており、図1
に示すように、表面にはあらかじめ写真4が印刷されて
いる。なお、紙葉2は、二枚のシート部材を重ね合わせ
ることによって形成してもよい。
【0011】連結片3は、本実施例では、図1、2に示
すように、一枚の帯状の紙を蛇腹状に成形することによ
って形成されている。連結片3は、互いに隣接する紙葉
2、2の背固め側縁部2a、2aにまたがって、連結片
3における背固め側縁部2a、2aとの貼着部分3a、
3aが、紙葉2を形成するシート部材の間に挟み込まれ
るように貼着されており、シート部材間に挟み込まれた
連結片3、3の厚みによって紙葉2の背固め側縁部2a
が厚さ方向に膨出し、これによって、互いに隣接する紙
葉2、2の対向面の間に所定の間隔tを形成している。
なお、この間隔tは、紙葉2の余白部に写真等のシート
状物5を貼着したとき、シート状物5の厚みを吸収し、
アルバム帳1が膨らまないような大きさに設定されてい
る。
【0012】そして、綴じ合わされた紙葉2、2・・・
には見返しや表紙が付けられ、装飾が施され、製本が完
了する。
【0013】本発明に係る紙葉の綴じ合わせ方法によっ
て製本した本は、連結片3における紙葉2との貼着部分
3aが、紙葉2を形成するシート部材の間に挟み込まれ
ているので、連結片3が目立たない。したがって、無線
綴じで製本した場合と同様に、見開き2頁を連続した状
態で鑑賞することができる。また、本を開く際に抵抗が
少なく、見開き2頁を水平になるように開くことが容易
であるのも無線綴じの場合と同様である。
【0014】なお、紙葉2の余白部に貼着するシート状
物5は写真以外のものでもよく、間隔tによって厚みを
吸収できるものであればどのようなものでもよい。
【0015】また、本実施例では、紙葉2には写真が印
刷されているが、写真以外のものが印刷されていてもよ
いし、白紙であってもよい。また、紙葉2は写真等を貼
着する台紙であってもよい。
【0016】また、一枚のシート部材を折線に沿って折
り曲げ、折線によって区画された二つの部分を重ね合わ
せたものを、折線側縁部を連結片3の貼着部分3a、3
aの間に挿入し、このシート部材と隣接するシート部材
との間に連結片3の貼着部分3aを挟み込むようにして
もよい。このようにすると、無線綴じの場合と同じよう
に、折線によって区画された二つの部分が見開き2頁と
なり、見開き2頁間に切れ目がなくなり、2頁にまたが
って写真等を印刷する際に好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、互いに隣接する紙葉の
対向面の間に形成された間隔によって、紙葉に貼着した
写真等の厚みが吸収されるので、本が膨らまないという
利点を有する。
【0018】なお、本発明に係る紙葉の綴じ合わせ方法
を、例えば卒業アルバムのように、紙葉にあらかじめ写
真等が印刷されている本の製本に適用した場合、紙葉の
余白部に各人が所望の写真等を貼ることができるため、
個性のある本に仕上げることができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙葉の綴じ合わせ方法によって製
本した本1を示し、開いた状態における正面図である。
【図2】図1の本1の底面図である。
【図3】無線綴じによって製本した本6の底面図であ
る。
【符号の説明】
2 紙葉 2a 背固め側縁部 3 連結片 3a 紙葉2の背固め側縁部2aとの貼着部分 t 所定の間隔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−254272(JP,A) 実開 昭48−73029(JP,U) 実開 昭52−76722(JP,U) 実開 昭56−130852(JP,U) 実公 昭10−17489(JP,Y1) 実公 昭47−2324(JP,Y1) 実公 昭10−18340(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42D 1/08 B42C 9/00 - 9/02 B42B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製本工程において、複数枚の紙葉2を綴
    じ合わせる方法であって、 前記紙葉2をシート部材を二重に重ね合わせることによ
    って形成し、可撓性シート部材からなる連結片3を、互
    いに隣接する紙葉2、2の背固め側縁部2a、2aにま
    たがって、前記連結片3における前記背固め側縁部2
    a、2aとの貼着部分3a、3aが、前記紙葉2を形成
    するシート部材の間に挟み込まれるように貼着し、前記
    紙葉2の背固め側縁部2aを厚さ方向に膨出させること
    により、互いに隣接する紙葉2、2の対向面の間に所定
    の間隔tを形成するようにしたことを特徴とする、製本
    工程における紙葉の綴じ合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記各連結片3、3・・・が一体的につ
    ながった状態に形成されていることを特徴とする、請求
    項1に記載の製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法。
JP6321754A 1994-11-28 1994-11-28 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法 Expired - Lifetime JP2987550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321754A JP2987550B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321754A JP2987550B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08156445A JPH08156445A (ja) 1996-06-18
JP2987550B2 true JP2987550B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=18136079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6321754A Expired - Lifetime JP2987550B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2987550B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4527554B2 (ja) * 2004-10-22 2010-08-18 日清紡ホールディングス株式会社 製本物
KR101478754B1 (ko) * 2013-07-16 2015-01-02 김학연 앨범대지 제조방법, 그것에 의해 제조된 앨범대지

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08156445A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2292342A1 (en) Method for manufacturing a booklet, booklet manufactured according to the method and booklet
JP2006315376A (ja) 写真アルバム及びその製作方法
JP2006315376A5 (ja)
US7090252B2 (en) Folded integral composite image product and method of making
JP4592436B2 (ja) 厚頁製本物及びその製本方法
JP2987550B2 (ja) 製本工程における紙葉の綴じ合わせ方法
JP4277013B2 (ja) 写真集の製本方法
JP4328270B2 (ja) アルバム
JP3422394B2 (ja)
JP2003127566A (ja) 製本物
US20100187802A1 (en) Loose leaf pages suitable for binding
JP3250606B2 (ja) 装丁本
JP3235479U (ja) 冊子
JP2559859Y2 (ja) アルバム
JP3223167U (ja) 木製表紙によって装丁された冊子
JP3103900U (ja) デジタル加工写真アルバム
JP2551659Y2 (ja) ファイル表紙
JPS6039900Y2 (ja) 袋とじ地図帳
JPS5823654Y2 (ja) 冊子
KR200278201Y1 (ko) 앨범 대지의 제본 구조
JP3082378U (ja) 製本構造
JP2002127655A (ja) メモ欄付きアルバム台紙
JP5472600B2 (ja) 冊子
JPS6126063Y2 (ja)
JP2592333Y2 (ja) 小冊子状の折丁