JP2982880B2 - ねじ締め装置 - Google Patents

ねじ締め装置

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JP2982880B2
JP2982880B2 JP3175932A JP17593291A JP2982880B2 JP 2982880 B2 JP2982880 B2 JP 2982880B2 JP 3175932 A JP3175932 A JP 3175932A JP 17593291 A JP17593291 A JP 17593291A JP 2982880 B2 JP2982880 B2 JP 2982880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品の組立てにおけるね
じ締め工程で用いられるねじ締め装置に係り、特に工具
のねじへのくいつきを防止することのできるねじ締め装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダのドラムに
磁気ヘッドを取り付けたり、光デバイスにオプティカル
ピックアップを取り付けるときに、ねじ締め装置により
ねじ締めを行なっている。このねじ締め装置は従来は先
端に工具が装着された回転軸をACモータまたはDCモ
ータにより回転駆動し、回転軸に作用するトルクが所定
の値以上になったときに、このトルクアップ信号により
直ちに工具をねじから抜き去っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成の従来のねじ締め装置によると、トルクアップ時にワ
ーク及びねじを介して工具にトルクアップ力によるねじ
れ力が加わっているため、工具をねじから引き抜こうと
しても抜けない場合が多かった。また無理に工具を引き
抜くとワークを損傷するおそれがあった。特に前述した
磁気ヘッドやピックアップは高い取付精度が要求される
ため、ねじ締め後回転軸方向に力をかけると取付精度が
低下し、不良品となるという問題があった。
【0004】また2本の回転軸により同時に2個所のね
じ締めを行なう場合、トルクアップのタイミングが異な
るためのワークが傾くおそれがあった。
【0005】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、ねじ締め後の工具のねじれ力のみを除去し、
工具のねじへのくいつきを防止して精密な組立を行なう
ことのできるねじ締め装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のねじ締め装置
は、モータにより回転駆動される回転軸の先端に工具を
取り付けてねじ締めを行なうねじ締め装置において、回
転軸の中間に設けられ駆動力の伝達の入切を行なうクラ
ッチ部材と、回転軸に作用するトルクを検出する第1の
検出手段と、クラッチ部材の接続を検出する第2の検出
手段と、第1の検出手段が所定のトルクを検出したとき
にモータを逆回転させ、第2の検出手段がクラッチ部材
の接続を検出した後にモータを所定の回転数だけ逆回転
させる制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成のねじ締め装置においては、ねじ締め
時に第1の検出手段が回転軸に作用する所定のトルクを
検出すると、そのトルクアップ信号により制御手段を介
してモータはその回転を停止し逆回転を開始する。その
後第2の検出手段がクラッチ部材の接続を検出した後、
モータは所定の回転数だけ逆回転する。この所定の回転
数を工具のねじれ分のみを除去し、しかもねじを逆回転
させない回転数とすることで、ねじがゆるむことなく工
具とねじとのくいつきを防止することができる。従って
組立精度を低下させることなく工具をねじから引き抜く
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本実施例のねじ締め装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0009】図1乃至図4に本発明の一実施例の構成を
示す。図1において、装置本体1の上部にはステッピン
グモータ2が取り付けられており、ステッピングモータ
2の出力軸には回転軸3が連結されている。回転軸3の
下端にはクラッチ部材である1対のクラッチ板4,5が
設けられており、下部クラッチ板5には同心上に駆動軸
6が連結されている。そして駆動軸6の下端には工具で
あるビット7は同心上に装着されている。
【0010】装置本体1の下部フレーム1aと下部クラ
ッチ板5との間にはスライド部材8を介してコイルバネ
9が装着されており、下部のクラッチ板5を上部クラッ
チ板4に対して押圧付勢している。両クラッチ板4,5
の当接面には図2及び図3に示すように、円周方向に傾
斜するテーパ溝4a,5aが対向する位置に形成されて
おり、両テーパ溝4a,5a間には球10が嵌合されて
いる。そして回転軸3に加わるトルクがコイルバネ9の
付勢力によって規定される所定の大きさ以上になると、
図3(b)に示すように球10が回転軸3の回転方向と
逆の方向に移動し、両クラッチ板4,5を押し開いてか
み合いが外れるようになっている。
【0011】装置本体1の中間フレーム1bには下部ク
ラッチ板5の上面に対向して、第1の検出手段である近
接スイッチからなる第1のセンサ11が設けられてい
る。また装置本体1の側面1cには下部クラッチ板5の
外周に対向して、第2の検出手段である近接スイッチか
らなる第2のセンサ12が設けられている。そして第1
のセンサ11は回転軸3に所定以上のトルクが作用して
下部クラッチ板5が下降したことを検出して、トルクア
ップ信号を出力する。また第2のセンサ12は下部クラ
ッチ板5が上部クラッチ板4と接続した位置を検出して
かみ合せ信号を出力する。
【0012】図4は本実施例の制御系統を示すブロック
図である。CPU13には第1のセンサ11からのトル
クアップ信号と第2のセンサ12からのかみ合せ信号と
が入力する。またCPU13にはメモリ14が接続され
ており、メモリ14にはCPU13にかみ合せ信号が入
力してからステッピングモータ2を逆回転させるパルス
数Nが記憶されている。このパルス数Nはねじ締め動作
により発生したビット7のねじれ分のみを取り除き、ね
じを逆回転させない範囲のパルス数である。そしてCP
U13から発する信号により駆動回路15を介してステ
ッピングモータ2が回転駆動されるようになっている。
【0013】次に図5を参照して本実施例の動作を説明
する。起動信号aによりステッピングモータ2が正回転
を開始し、ビット7によりねじ締めが行なわれる。ねじ
締めが進行して回転軸3に作用するトルクが所定値以上
となると、図3(b)に示すように、クラッチ板4,5
のかみ合いが外れる。このときの下部クラッチ板5の変
位を第1のセンサ11が検出してトルクアップ信号bを
出力する。このトルクアップ信号bによりステッピング
モータ2の回転が停止し、所定時間経過後逆転信号Cが
出力されてステッピングモータ2が逆回転を開始する。
次に上部クラッチ板4と下部クラッチ板5とが接続され
ると、第2のセンサ12がかみ合せ信号dを出力する。
この段階でビット7の逆回転が始まり、メモリ14に記
憶されたパルス数Nに対応した回転数だけステッピング
モータ2が逆回転した後、停止信号eで回転が停止す
る。
【0014】本実施例によれば、パルスモータ2の正回
転によりねじ締めが行なわれ、トルクアップによりビッ
ト7にねじれ力が加わっても、パルスモータ2を所定の
回転数だけ逆回転することによりねじれ力を除去するこ
とができる。従ってビット7のねじに対するくいつきを
防止することができ、ワークに力をかけることなくビッ
ト7をねじから引き抜くことができる。この結果不良品
の発生を防止し、稼働率を向上させるとともに、ビット
7の摩耗を減少させることができる。
【0015】上記実施例では1軸のねじ締め装置につい
て説明したが、この軸数は複数であってもよい。図6に
2軸のねじ締め装置の一例の構成を示す。図6において
図1に示す実施例の部分に対応する部分には同一符号を
付して示し、その説明を適宜省略する。本実施例では駆
動軸6とビット7とはユニバーサルジョイント20を介
して連結されている。
【0016】次に2軸の場合の動作について図7を参照
して説明する。図7においても図5に示す部分と対応す
る部分には同一符号を付して示し、その説明を適宜省略
する。A軸、B軸とも同時に起動信号aにより正回転を
開始しても、トルクアップタイミングb1,b2はねじ
により異なる。このためワークが傾くおそれがある。し
かしA軸、B軸をそれぞれパルス数N1,N2だけ逆回
転させてビット7のねじれを取り除いた後、同時に正回
転を開始することにより、ワークの傾きの発生を防止す
ることができる。再度回転軸3を正回転させた後トルク
アップ信号が発生した後は、再び前段と同様な逆回転動
作をさせて、ビット7のねじれを取り除く。
【0017】上記各実施例ではセンサ11,12が近接
スイッチである場合について説明したが、他の位置検出
手段を用いてもよい。またセンサ11,12を一体とし
てもよい。さらにねじ締め機は縦型でも横型でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のねじ締め
装置によれば、トルクアップ後に工具を所定の回転数だ
け逆回転させて工具のねじれ分のみを取り除くようにし
たので、工具のねじへのくいつきを防止し、精密な組立
てを行なうことができ、不良品の発生と工具の摩耗を減
少させることができる。この結果ねじ締め工程の稼働率
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のねじ締め装置の一実施例の概略構成を
示す説明図
【図2】図1のクラッチ板の構成を示す平面図
【図3】図2のx−x線断面図
【図4】図1に示す実施例の制御系統を示すブロック図
【図5】本実施例の動作を説明する線図
【図6】本発明の他の実施例の概略構成を示す説明図
【図7】図6に示す実施例の動作を説明する線図
【符号の説明】
2 ステッピングモータ 3 回転軸 4,5 クラッチ板(クラッチ部材) 7 ビット(工具) 11 第1のセンサ(第1の検出手段) 12 第2のセンサ(第2の検出手段) 13 CPU(制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転駆動される回転軸の先
    端に工具を取り付けてねじ締めを行なうねじ締め装置に
    おいて、前記回転軸の中間に設けられ駆動力の伝達の入
    切を行なうクラッチ部材と、前記回転軸に作用するトル
    クを検出する第1の検出手段と、前記クラッチ部材の接
    続を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段が
    所定のトルクを検出したときに前記モータを逆回転さ
    せ、前記第2の検出手段が前記クラッチ部材の接続を検
    出した後に前記モータを所定の回転数だけ逆回転させる
    制御手段とを備えることを特徴とするねじ締め装置。
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