JP2982720B2 - パーティクルモニター装置およびこれを具備した無塵化プロセス装置 - Google Patents

パーティクルモニター装置およびこれを具備した無塵化プロセス装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーティクルモニ
ター装置に関し、特に、ウェハ上の空間に存在するパー
ティクルまたはその前駆体をイン・シティュー(in−
situ)でモニターし、プロセス装置内のパーティク
ルの存在状態をリアルタイムで把握しウェハにパーティ
クルが付着することによって生じる不良を予知する装置
に関する。また本発明は、パーティクルの存在情報に基
づいてウェハ上の空間からパーティクルを除去する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの量産段階での歩留まりに最も影
響を与える要因の1つとしてパーティクル起因の欠陥が
あることはよく知られている。このため、半導体製造工
程においては、量産のいくつかの工程が終了するたび
に、パーティクルの検査を行っている。パーティクルの
検査として、従来、表面レーザ光を照射してその散乱光
からパーティクルを検出するものと、隣り合うチップの
画像の比較から差分を取り出すことによって検出する方
法が用いられている。
【0003】ところが、これらの従来の方法では、LS
Iが微細化するにつれて、表面の凹凸が、パーティクル
のサイズよりも大きくなるに至り、このため、パーティ
クルを検出することが困難となっている。
【0004】そこで、工程終了後に検査する替わりに、
装置内のパーティクルを測定する方法が考えられてい
る。
【0005】レーザ光散乱によって装置のパーティクル
を測定する方法の従来技術として、例えば特開平3−3
9635号公報には、粒子径が0.07μm以下である
ような微粒子であっても、精度良く検出できる装置を提
供することを目的として、光ビームを発生する光源と、
光ビームの光軸上に設けた、被測定流体が流されるフロ
ーセルと、このフローセルに対向し、かつ上記光軸に関
して対象になる位置にそれぞれ1個ずつ設けた合わせて
2個の受光器と、これら2個の受光器に接続して設けた
検出部と、を有し、かつ上記検出部は、上記2個の受光
器にそれぞれ接続して設けたそれら各受光器の出力信号
のうち、予め設定したしきい値を超えている出力信号の
みを取り出す、合わせて2個の識別回路と、これら2個
の識別回路に接続して設けた、これら2個の識別回路の
出力信号のうち、同時性をもつ出力信号のみを選択して
出力する判定回路と、この判定回路の出力信号を計数す
るカウンタ回路を備えている微粒子測定装置が提案され
ている。
【0006】散乱光を電気信号に変換して表示する従来
技術としては、例えば特開平4−352077号公報、
実開平3−39721号公報の記載が参照される。また
セルビン(Gary S. Selwyn)による論文
(ジャーナル オブ バキューム サイエンス アンド
テクノロジー誌、第B9巻、1991年、第3487
〜3492頁)(「文献1」という)の記載が参照され
る。さらに、渡辺らによる論文(アプライド フィジッ
クス レターズ誌(Applied Physics Letters)、第6
1巻、1992年、第1510頁〜1512頁)(「文
献2」という)の記載も参照される。
【0007】また、所望の偏光状態のレーザ光を用い
て、パーティクルによって散乱された光の偏光状態の入
射レーザ光のそれに対する変化を測定する方法がある。
レーザー発振器からのレーザ光を偏光子を通して、水平
面に対する方位角45゜の直線偏光にした後に、プロセ
ス装置に導入する。パーティクルによる散乱光は、回転
検光子を通過後、光検出器に到達する。光検出器からの
信号強度を、光検出器の前に装着した1/4波長板を通
した場合と、1/4波長板を使用しない場合の2通りに
ついて測定すると、回転検光子の回転周波数で変調が掛
かった時間的に変動する信号が得られる。これをフーリ
エ変換すると、パーティクルの組成、数密度、分布を決
めるのに必要なストークスパラメータが求まる。
【0008】この方法の具体例は、例えば、林らによっ
てジャパニーズ ジャーナル オブアプライド フィジ
クス(Jpn.J.Appl.Phys.)誌の第33
巻(1994年)の第L476頁からL478頁に発表
された論文(「文献3」という)が参照される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のう
ち、上記特開平3−39635号公報に記載の技術は、
レーザ光散乱を用いて液体中または気体中などの流体中
のパーティクルを測定する装置に関するものであるが、
フローセルに被測定流体を導入して測定を行うものであ
るため、ウェハ上のパーティクルとの相関をとりにくい
という問題がある。
【0010】また、散乱光を画像信号に変換し処理する
従来技術としては、上記した特開平4−352077号
公報に記載されたものがあるが、しかし、この従来技術
では、発煙または発塵がある場合の画像を、それらがな
いときのものと比較して差分から発煙や発塵を認識する
ものであり、煙や塵の濃度や粒径、その分布を測定する
ものではないため、発煙や発塵の機構に遡ることが困難
とされ、発生源に対して速やかな対処方法を指示するこ
とは困難である。
【0011】さらに、実開平3−39721号公報に記
載の従来技術は、散乱光強度をある特定の受光素子に集
光し、パーティクルの大きさを複数個の配列されたLE
D(半導体発光素子)で表示し、パーティクルの濃度を
プリンタに出力するものである。しかしながら、この従
来の方法では、プロセス装置内でのパーティクル発生源
の特定やウェハの歩留まりに直接関与するパーティクル
の発生源を特定することが困難である。
【0012】また、プロセス装置内のウェハ表面上の空
間におけるパーティクルを光散乱で測定し、散乱光をC
CD(電荷蓄積素子)カメラで測定して画像を得る方法
が例えば、セルビン(Gary S. Selwyn)によって上記文
献1(ジャーナル オブ バキューム サイエンス ア
ンド テクノロジー誌、第B9巻、1991年、第34
87頁〜3492頁)に記載されている。また、類似の
ものが渡辺らによって上記文献2(アプライド フィジ
ックス レターズ誌(Applied Physics Letters)、第
61巻、1992年、第1510頁〜1512頁)に記
載されている。
【0013】これらの各文献に報告されている散乱光の
2次元画像は、微少な数10nm程度の大きさのパーテ
ィクルからの散乱光と、サブμmからμm程度の大きな
パーティクルからの散乱光とが同一の画像として捉えら
れている。しかしながら、この画像では、パーティクル
全体が1つの輝いている雲のように観測されているだけ
である。そして、得られた画像を一旦テープに採ってか
ら(記憶してから)、輝度に応じて粒径の空間分布を計
算している。
【0014】このため、ウェハ表面よりも上の空間に存
在するパーティクルの分布をリアルタイムで測定するこ
とができず、ウェハの歩留まりや装置の時々刻々変わる
状況を追跡できないという問題がある。したがって、こ
のような画像の取得後の処理では、ウェハ損失を防止す
るために、例えば量産プロセス技術者は、とるべき行動
を判断し難いという問題がある。
【0015】また、パーティクルの粒径とその密度を測
定するために、所望のプロセス中の空間の1点からの散
乱光を測定しているが、この方法ではパーティクルの全
体の動きや分布の時間変化が解らない。すなわち、この
場合にも、ウェハ損失を防止するために、量産プロセス
技術者がとるべき行動を判断しにくいという問題があ
る。
【0016】さらに、上記文献3に記載されるような、
回転検光子法を用いた散乱光の偏光解析では、1/4波
長板を挿入した時と、外した時の、各々の場合につい
て、測定しないと、パーティクルの粒径、数密度、屈折
率を推定するのに必要なストークス・パラメータ全てを
求めることができない。
【0017】現在、LSIの製造工程では枚葉式プロセ
ス装置が主流となっており、ウェハ1枚当りのプロセス
時間は60秒から120秒程度とされている。したがっ
て、この時間内で、パーティクルの発生状況を時々刻々
モニターし、その結果を、リアルタイムでプロセス技術
者に提供する必要がある。
【0018】ところが、回転検光子法では、ウェハへの
プロセス時間、高々120秒内で、時々刻々の変化を追
跡する目的には、この方法を適用することは、困難であ
る。すなわち、1/4波長板の有無の2回の測定をする
間に、パーティクルの成長が進行するために、得られた
結果から求まるストークスパラメータが、特定の時刻で
のプロセス環境を反映できない、という問題点がある。
【0019】したがって、本発明は、上記従来技術の問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ウェ
ハ上空間に存在するパーティクルをin−situ、か
つリアルタイムで計測し、パーティクル誘起不良の発生
を事前に防止する装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のパーティクルモニター装置は、光源と、プ
ロセス装置と、前記光源からの光を前記プロセス装置に
導入する手段と、前記プロセス装置内からの散乱光また
は発光を測定する受光手段と、前記受光手段からの信号
強度を所定の値と比較して大小を判定する信号強度判定
手段と、前記プロセス装置内からの、散乱光、発光の強
度、またはその強度分布を表示させる手段を、及び/又
は、前記散乱光や発光を引き起こす物質の大きさ、数な
どの分布を表示させる手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0021】また、本発明は、LSIの生産工程で使用
するプロセス装置内で発生するパーティクルをレーザ光
散乱法を用いるモニター装置であって、散乱光の偏光状
態の変化を検光子と波長板を用いて測定する装置におい
て、パーティクルの屈折率、粒径およびその分布、数密
度を推定するのに必要なストークスパラメータを、プロ
セス装置の時々刻々の変化に応じて求めるために、波長
板を回転させる機構を具備することを特徴とするパーテ
ィクルモニタリング装置を提供する。
【0022】さらに、本発明は、パルスレーザ光を使用
し、レーザ光のパルス数を計数して、所望のパルス数ご
とに波長板を回転させることを特徴としている。
【0023】また、本発明は、上記パーティクルモニタ
ー装置において、前記受光器からの信号強度を所定の値
と比較する信号強度判定手段からの比較結果信号に基づ
いて作動する前記プロセス装置の用力を制御する手段、
または前記プロセス装置に装着したイン・シティュー
(in−situ)クリーニング手段、または前記プロ
セス装置のオーバーホールを指示する手段の少なくとも
1つを具備することを特徴とする無塵化プロセス装置を
提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態及び実施例を説明する。
【0025】まず本発明の原理・作用を以下に説明す
る。プロセス誘起パーティクルによる不良の予知保全の
ためには、数nmから数10nmの大きさのパーティク
ルを検出することが必要である。プロセス中の反応に影
響を与えない波長を与えると通常可視領域の光を使用す
る必要がある。
【0026】この場合、対象とするパーティクルは波長
より桁で小さく、光散乱はレイリー散乱が主になると考
えてよい。通常半径a、複素屈折率m、数密度Nのパー
ティクルによる波長λの光のレイリー散乱光強度Iは、
入射光強度をI0とし、散乱体と測定点の間の距離を
r、散乱体から測定点に向かう方向とレーザ光の進行方
向とをなす角をθとすると、次式(1)で表されること
が知られている。
【0027】 但し、 A=(1+cos2θ)/2r2 f(m)=|(m2−1)/(m2+2)|2
【0028】散乱光を受光器で受けたとき、受光器の電
気信号への変換効率をηとすると発光器からの信号強度
Sは次式(2)で表される。
【0029】S=ηI …(2)
【0030】図3に示すように、プロセス装置12中の
パーティクルからの散乱光を入射レーザ光に対して直角
方向から観測する場合を考える。パーティクルからの散
乱光をCCD素子アレーの受光素子からなる受光器13
で受けたとき、受光素子からの信号強度のパーティクル
直径依存性は図4、数密度依存性は図5にそれぞれ示す
ようなものとなる。また、これらの結果から検出可能な
パーティクルの直径と数密度の関係は図6に示すような
ものとなる。
【0031】一方、ウェハ表面へのパーティクル誘起不
良を事前に予知し防止するためには、不良発生につなが
るが、その時点では不良を生じさせない大きさと数密度
の微小パーティクルをプロセス中にイン・シティュー
(in−situ)で検出し、これらが成長する過程を
リアルタイムでモニターする必要がある。
【0032】さらに、この微小パーティクルの大きさと
数密度の時間変化をモニターする過程で、所定の大き
さ、または所定の数密度を越えるとプロセス技術者にそ
のことを知らせるか、またはプロセス装置の用力を自動
制御してパーティクル発生を抑制したり、in−sit
uクリーニングしたり、装置のオーバーホールを指示す
る。
【0033】モニターの過程でこのような判断をする基
準になるパーティクルの大きさを図4のai、または数
密度を図5のNiとする。また、図6に、このaiとNi
から決まる直線l1を示す。
【0034】ai、Ni、さらにはliは、プロセスの種
類や材料、さらには使用装置によって異なるし、製造す
るLSIの集積度によっても異なる。また、判断がプロ
セスの継続と中断といった1種類だけでなく、微小パー
ティクル発生の警報、不良発生の可能性の警報、クリー
ニングの指示、オーバーホールの指示、などのように多
段階の判断を行うときには、それぞれの判断基準となる
i、Ni、liを指定する必要がある。
【0035】本発明においては、散乱光を発生させるた
めの入射レーザ光は連続光であってもパルス光であって
もよいが、パルス光を用いて散乱光を測定する場合、さ
らなる利点がある。後方散乱、または前方散乱の観測に
おいて、上述した散乱光強度の式にしたがって、その強
度からパーティクルの大きさの情報が得られる。
【0036】また、ある1つの入射パルス光の入射時間
を基準にして、観測される散乱光のパルスの数から、存
在しているパーティクル数に関する情報が得られる。す
なわち、パーティクルの大きさと数とを分離して計測で
きることになる。
【0037】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
ブロック図であり、パーティクルのモニターから一連の
動作までを示すブロック図である。
【0038】図1を参照すると、本発明の実施の形態に
おいては、レーザ発振器とレーザ光を空間的に走査する
機器からなるレーザ光源11からのパルス光または連続
光がプロセス装置12に導入され、この内部に浮遊して
いるパーティクルによって散乱光が生じる。この散乱光
はレーリー散乱のように、入射光と同じ波長の散乱光で
あっても良いし、ラマン散乱のように入射光と異なる波
長のものであっても良い。主な散乱形態はレーリー散乱
であるが、対象とする材料によってはラマン散乱が生じ
ることも期待できる。また、このような散乱だけではな
く、材料によっては発光の観測も期待できる。
【0039】散乱光は受光器13で電気信号に変換され
る。この電気信号への変換は、散乱光強度に線形に比例
することが好ましいが、散乱光強度と電気信号とが1対
1に対応するのであれば非線形であってもよい。
【0040】この受光器13としては、CCD、フォト
マルチプライヤー、マルチチャネルプライヤーなどをは
じめとする光電変換装置ならなんでもよい。また、この
受光器13の前に分光器を装着してもよい。ラマン散乱
や発光の観測の場合には、入射レーザ光やプロセス雰囲
気中の光からの分離に有効である。
【0041】受光器13からの電気信号は信号強度判定
器14に入力される。信号強度判定器には予め、設定値
i、Ni、liに対応する強度Iiが設けられており、散
乱光の信号Iと設定値Iiとの大小を判断する。
【0042】信号Iと設定値Iiの大小関係によってI
<Iiの時にはプロセス継続の、I≧Iiの時にはin−
situクリーニングやオーバーホール指示の警報の表
示をする。
【0043】また信号Iの時間変化、設定値Iiへの信
号Iの接近の仕方、信号Iのプロセス装置内での空間分
布などを信号表示器15で表示する。これによってプロ
セス技術者がプロセスやその装置状態を把握できる。
【0044】また、これと平行して、信号強度判定器1
4からの信号は、プロセス装置制御器16へも送られ
る。
【0045】このプロセス装置制御器機16は、信号表
示器15が単なる表示器であるのに対して、I<Ii
I≧Iiに応じてプロセス装置12を最適環境に維持す
るためのフィードバックをかける。
【0046】例えば、I<Iiの時、プロセス継続の判
断が下されているときであっても、微量のパーティクル
が発生しているのであれば、電力、温度、ガス流量など
の用力の変化を検出してこれを元に戻したり最適条件を
維持できるように変化させる。
【0047】一方、I≧Iiであれば、プロセス装置の
in−situクリーニング器17のスタンバイまたは
稼働を行わせたり、オーバーホール用停止器18のスタ
ンバイまたは稼働させてプロセス装置を一時停止したり
する。設定値Iiを1つではなく複数用いると、さらに
きめ細かな表示や制御が可能になる。
【0048】以上説明した、パーティクルによる散乱光
の計測結果に基づいたプロセス装置状態のin−sit
u、リアルタイムでモニタリング、及び、不良発生の予
知保全は、散乱光強度の上式(1)に基づいて、パーテ
ィクルの半径a、数密度Nに対してある所望の管理数値
を決めて、実測された散乱光強度と、これら管理数値か
ら決まる散乱光強度と、の大小を判定するものである。
【0049】上式(1)から分かるように、同一の散乱
光強度を与えるパーティクルの半径a、複素屈折率m、
数密度Nの組み合わせが複数あるので、a、Nだけでな
く、複素屈折率mも個別に推定できれば、パーティクル
の組成ごとに空間分布に関する知見を得られるので、不
良の予知保全を行う上で有効性が格段に向上する。
【0050】a、N、mを個別に推定する方法は、特定
の偏光状態にあるレーザ光をプロセス装置内に導入し
て、散乱光の偏光状態がレーザ光のそれに対する変化を
計測するものである。
【0051】この散乱光の偏光解析方法の原理は、上記
文献3に記載されている。また装置構成上の光学素子の
配列と構成要素は、上記文献3記載のものと同じとされ
るが、決定的な差は、図7に示すように、散乱光の受光
素子26の前に設置する検光子19は固定して使用する
ことと、回転1/4波長板20を使用することである。
文献3では検光子を回転させ、1/4波長板は固定させ
ている。
【0052】偏光子21を介して特定の偏光状態のレー
ザ光22が、プロセス装置12に導入され、内部にある
パーティクル23によって散乱光24が生じる。これを
回転1/4波長板を用いる回転移相子法では、受光器1
3で検出される散乱光強度Iは次式(3)で示される。
【0053】
【数1】
【0054】すなわち、受光素子26における、散乱光
強度の時間変化は、必要なストークス・パラメータ全て
を含んでいることから、時間変化をフーリエ変換して、
1/4波長板の回転角速度のフーリエ係数から、これら
を求めることができる。
【0055】すなわち、上記文献3の回転検光子法で
は、Q、U、Vを求めるには1/4波長板の有無の2回
の計測が必要とされるのに対して、回転移相子法では、
一回の測定結果から、パーティクルの粒径、光学定数、
数密度などを求めることができる。このことは、従来技
術では困難であったプロセス装置内のパーティクル発生
をin−situ、リアルタイムでモニタリングできる
と同時に、粒径や数密度、屈折率もin−situ、リ
アルタイムで推定できることを意味する。
【0056】そして、この回転移相子法を用いると、ウ
ェハ上空間で発生するパーティクルがプロセス中の反応
によって成長したものか、それとも電極や装置内壁から
の剥離に起因するかの区別ができるようになる。
【0057】その理由は、反応によって成長したパーテ
ィクルと、剥離によって生じたパーティクルと、では、
組成が異なることが知られており、組成の相違は、屈折
率の違いとして現れる、からである。
【0058】すなわち、この実施の形態によれば、発生
原因を明確にでき、それに適した対応策を採ることがで
きるようになる。反応中に成長し浮遊しているパーティ
クルに対してはプロセス条件の見直し、変更の観点から
不良の予知保全ができる。一方、装置内壁からの剥離に
起因するパーティクルに対しては装置のin−situ
クリーニングやオーバーホールの観点から予知保全が可
能になる。
【0059】この実施の形態において、図1、図2に示
した信号の流れを示すブロック図は、同じであるが、図
4、図5、及び図6におけるai、Ni、liが、各屈折
率mに対して定めることができる。
【0060】そして、上述したのと同様な信号強度の判
定で、パーティクルによる不良の発生に対する予知保全
が行われる。
【0061】このように、本発明の実施の形態において
は、プロセス中の微小パーティクルをレーザ光の散乱光
で検出し、その信号強度を予め設定した値と比較するこ
とによって、プロセス装置の状態をin−situ、リ
アルタイムでモニタリングすることができる。さらに不
良発生を事前に予知してその原因を除去でき、無塵化プ
ロセスを実現できる。
【0062】
【実施例】上記した本発明の実施の形態をより詳細に説
明すべく、本発明の実施例を以下に説明する。
【0063】[実施例1]本発明の第1の実施例とし
て、タングステンの熱CVDプロセスの場合について説
明する。図3に、本実施例の構成を示す。YAGレーザ
の第2高調波532nmで得られる散乱光の信号強度の
パーティクル直径と数密度の関係を図8に示す。
【0064】パーティクル誘起不良を予測し不良の発生
を抑制するために、熱CVD装置へのフィードバックを
行うか否かの判断基準となるパーティクルの直径を、a
1=20nm、a2=100nm、また、これの数密度を
1=109個/cm3、N2=106個/cm3とし、a1
とN1で決まる線l1、a2とN2で決まるl2を、図8に
重ねて示す。
【0065】図8を参照して、散乱光強度がl1で決ま
る値よりも小さいときは不良の発生は生じない。
【0066】またl1よりも大きく、l2よりも小さいと
きには不良は発生しないが、パーティクルは生じている
ことを示す。
【0067】そして、l2よりも大きい場合には、不良
が発生する危険性が大きいことを示す。
【0068】本実施例での信号の流れ、及びプロセス装
置に対する制御方式を図1を用いて説明する。上述した
1とl2の値は信号強度判定器14に設定しておく。
【0069】プロセス装置12の状態が良くパーティク
ルがほとんど発生していないときには、レーザ光源11
からの光の散乱はほとんど生じず、受光器13から信号
判定器14への伝わる信号強度は小さい。このときの信
号強度はl1よりも小さいものと認識され、その旨が信
号表示器15に伝えられ、表示される。同時に、この旨
はプロセス制御器16に伝えられる。そして信号強度が
1よりも小さいので、プロセス装置12に対しては何
のフィードバックもかからない。
【0070】また信号強度がl1よりも大きくl2よりも
小さいときには、その旨が信号表示器15に表示される
と同時に、プロセス制御器16からin−situクリ
ーニング器17の作動をスタンバイさせる信号が伝えら
れる。その結果、プロセス中のウェハの処理が終了する
とNF3ガスを用いたプラズマによるin−situク
リーニングが行われ、プロセス装置12は元の正常な状
態に戻る。
【0071】そして信号強度がl2よりも大きいときに
は、その旨が信号表示器15に表示されると共に、プロ
セス制御器16からオーバーホール用停止器18の作動
をスタンバイさせる信号が伝えられる。その際、プロセ
ス中のウェハを外観検査装置で検査して異常がなければ
プロセスを継続するが、不良が発生しているときにはプ
ロセス装置12を停止してオーバーホールを実施する。
【0072】このように、散乱光強度をモニターして設
定値の値と比較し、その結果に基づいてプロセス装置に
フィードバックをかけることによって、装置のダウンタ
イムの削減、不良ウェハの発生を大きく低減できる。
【0073】本実施例では、a1=20nm、a2=10
0nm、N1=109個/cm3、N2=106個/cm3
したが、使用装置やプロセス条件に応じてこれらの値は
異なるので、それぞれの場合に応じてこれらの値が設定
される。
【0074】また、本実施例では、信号強度判定器14
からの信号が信号表示器15とプロセス装置制御器16
とに平行して伝えられる構成になっているが、図2に示
すように、信号強度判定器14からの信号が信号表示器
15に伝えられ、信号表示器15からプロセス制御器1
6に信号が伝えられる構成も考えられる。この場合はプ
ロセス技術者が信号表示器15をみてプロセス制御器1
6を作動させることになる。
【0075】また、本実施例では、レーザ光は空間的に
走査していないが、レーザ光源11の構成要素の1つで
あるレーザ光を空間的に走査する機器を作動させれば、
散乱光強度の2次元、3次元的な分布を信号表示器15
で測定することができ、プロセス装置12内のパーティ
クルの発生と分布状態を知ることができる。
【0076】[実施例2]本発明の他の実施例として、
タングステンのプラズマエッチングプロセスの場合につ
いて説明する。図9に本実施例の構成を示す。
【0077】レーザ光源11は、YAGレーザ発振器と
第2高調波発生用非線形光学結晶を含むレーザ装置25
と偏光子21を含み、この偏光子21を透過した後、4
5゜の直線偏光になった波長532nmのレーザ光22
を得られる。
【0078】レーザ光22は、プロセス装置12の内部
に浮遊しているパーティクル23によって散乱される。
散乱光24は、一定速度で回転する回転1/4波長板2
0を透過後、固定されている検光子19を通り、干渉フ
ィルタが装着されている受光素子26に到達する。
【0079】データ処理器27では、光強度の時間変化
をフーリエ変換し、上式(3)の係数を求め、さらにス
トークス・パラメータQ、U、Vを求める。
【0080】これらQ、U、Vから、散乱光強度と散乱
光の偏光状態を規定するΨ、△を算出する。そして、こ
れらの数値から、パーティクルの粒径、光学定数(屈折
率)、数密度などを求める。
【0081】パーティクル誘起不良を予測し不良の発生
を抑制するために、エッチング装置へのフィードバック
を行うか否かの判断基準となるパーティクルの直径をa
1=20nm、a2=100nm、またそれの数密度をN
1=109個/cm3、N2=106個/cm3とする。
【0082】これらの数値とデータ処理器27で算出さ
れる屈折率mから、a1、N1、mで決まる線l1、a2
2、mで決まるl2を図10に示す。
【0083】パーティクルの成長によって粒径が変化し
たり、成長の過程でパーティクルの中心部と表面の組成
が変わると、屈折率mが変化する場合がある。すなわ
ち、図10において、判断基準の線l1とl2は、mの実
測値の変化に応じて変化する。データ処理器27では、
m、a、Nを算出するので、計測の各時点でl1、l2
対して信号強度の大小を判断できる。
【0084】図10を参照して、散乱光強度がl1で決
まる値よりも小さいときは不良の発生は生じない。
【0085】また、l1よりも大きく、l2よりも小さい
ときには不良は発生しないがパーティクルは生じている
ことを示す。
【0086】そして、l2よりも大きい場合には、不良
が発生する危険性が大きいことを示す。
【0087】本実施例における、信号の流れ、及びプロ
セス装置に対する制御方式を、図11を参照して以下に
説明する。
【0088】受光器13からの信号はデータ処理器27
に入力され、データ処理器27において、パーティクル
の半径a、数密度N、屈折率mが、時々刻々算出され
る。
【0089】上述したl1とl2の値を決めるのに必要
な、a1、a2、N1、N2は、予め信号強度判定器14に
設定しておく。屈折率mの値に対して、l1とl2の値が
時々刻々決まり、a、N、mから決まる散乱光強度との
大小が判定される。
【0090】プロセス装置12の状態が良く、パーティ
クルがほとんど発生していないときには、散乱光はほと
んど生じず、受光器13、データ処理器27から信号判
定器14への伝わる信号強度は小さい。このときの信号
強度はI1よりも小さいものと認識され、その旨が、信
号表示器15に伝えられ、表示される。同時に、この旨
はプロセス制御器16に伝えられる。そして、信号強度
がI1よりも小さいので、プロセス装置12に対しては
何のフィードバックもかからない。
【0091】また信号強度がl1よりも大きくl2よりも
小さいときには、その旨が、信号表示器15に表示され
ると同時に、プロセス制御器16からin−situク
リーニング器17の作動をスタンバイさせる信号が伝え
られる。
【0092】その結果、プロセス中のウェハの処理が終
了するとNF3ガスを用いたプラズマによるin−si
tuクリーニングが行われ、プロセス装置12は元の正
常な状態に戻る。
【0093】そして信号強度がl2よりも大きいときに
は、その旨が、信号表示器15に表示されると共に、プ
ロセス制御器16からオーバーホール用停止器18の作
動をスタンバイさせる信号が伝えられる。その際、プロ
セス中のウェハを外観検査装置で検査して異常がなけれ
ばプロセスを継続するが、不良が発生しているときには
プロセス装置12を停止してオーバーホールを行う。
【0094】このように、散乱光強度をモニターして設
定値の値と比較し、その結果に基づいてプロセス装置に
フィードバックをかけることによって、装置のダウンタ
イムの削減、不良ウェハの発生を大きく低減できる。
【0095】本実施例では、a1=20nm、a2=10
0nm、N1=109個/cm3、N2=106個/cm3
したが、使用装置やプロセス条件に応じてこれらの値は
異なるので、それぞれの場合に応じてこれらの値が設定
される。
【0096】また、本実施例では、信号強度判定器14
からの信号が信号表示器15とプロセス装置制御器16
とに平行して伝えられる構成になっているが、図12に
示すように、信号強度判定器14からの信号が信号表示
器15に伝えられ、信号表示器15からプロセス制御器
16に信号が伝えられる構成も考えられる。この場合
は、プロセス技術者が信号表示器15をみてプロセス制
御器16を作動させることになる。
【0097】また、本実施例では、レーザ光は空間的に
走査していないが、レーザ光源11の構成要素の1つで
あるレーザ光を空間的に走査する機器を作動させれば、
散乱光強度の2次元、3次元的な分布を信号表示器15
で測定することができ、プロセス装置12内のパーティ
クルの発生と分布状態を知ることができる。
【0098】[実施例3]本発明の第3の実施例とし
て、ポリシリコン(poly−Si)のプラズマCVD
(化学気相成長)の場合を例にとって説明する。Siの
微粒子では、観測されるラマン散乱光の波長が微粒子の
大きさによって変化することが知られている。Si微粒
子の大きさが7nmのときには照射レーザ光に対して4
80cm-1低エネルギー側にラマン散乱光が生じる。
【0099】微粒子の大きさが8nmになるとこの変化
量は485cm-1に、10nmになると510cm
-1に、14nmになると517cm-1になる。22nm
では、バルクSiと同じ520cm-1に観測される。
【0100】そこで、図13に示すように、ポリシリコ
ン微粒子からのラマン散乱光の波長に対する強度の測定
結果をもとに、強度I1とI2を設定し、例えば510c
-1の強度が、I1よりも小さいときにはパーティクル
による不良は発生しないが、520cm-1の強度がI2
を越すと不良が発生する危険性が大きいことを示す。す
なわち、ラマン散乱光が観測される波長と、その強度を
測定することによって、パーティクル発生状況をモニタ
ーできることになる。
【0101】図1に示したプロセス装置12からのレー
リー散乱光とラマン散乱光を、マルチチャネル分光器と
フォトマルチプライヤーからなる受光器13で受ける。
分光器でレーリー散乱光の波長とラマン散乱光のそれと
を分離して、各波長の強度を測定する。これらの信号が
信号強度判定器14に伝えられる。この判定器には上述
のように、予め510cm-1と520cm-1に対してI
1とI2の値が設定されている。
【0102】プロセス装置12の状態が良くパーティク
ルがほとんど発生していないときにはレーザ光源11か
らの光散乱に含まれるラマン散乱はほとんど生じず、受
光器13から信号強度判定器14へ伝わるラマン散乱の
信号強度は小さい。このときの510cm-1の信号強度
はI1よりも小さいと認識され、そのことが信号表示器
15に伝えられ、表示される。同時に、このことはプロ
セス制御器16に伝えられる。信号強度がI1よりも小
さいので、プロセス装置12に対しては何のフィードバ
ックもかからない。
【0103】また510cm-1の信号強度がI1よりも
大きく520cm-1のそれがI2よりも小さいときに
は、10nm程度のパーティクルが主に発生しており、
これよりも大きなものの存在は無視できると考えられ
る。この信号強度の判定結果が信号表示器15に表示さ
れると共に、プロセス制御器16からin−situク
リーニング器17の作動をスタンバイさせる信号が伝え
られる。その結果、プロセス中のウェハの処理が終了す
るとBCl3ガスを用いたプラズマによるin−sit
uクリーニングが行われ、プロセス装置12は元の正常
な状態に戻る。
【0104】そして510cm-1と520cm-1の両方
の信号の信号強度がI2よりも大きくなると、発生した
パーティクルによる不良発生が懸念される。そのことが
信号表示器15に表示されると同時に、プロセス制御器
16からオーバーホール用停止器18の作動をスタンバ
イさせる信号が伝えられる。その際、プロセス中のウェ
ハを外観検査装置で検査して異常がなければプロセスを
継続するが、不良が発生しているときにはプロセス装置
12を停止してオーバーホールを行う。
【0105】このように、散乱光強度をモニターして設
定値の値と比較し、その結果に基づいてプロセス装置に
フィードバックをかけることによって、装置のダウンタ
イムの削減、不良ウェハの発生を大きく低減できる。
【0106】本実施例では、信号強度判定器14からの
信号が信号表示器15とプロセス装置制御器16とに平
行して伝えられる構成になっているが、上記第1の実施
例でも説明したように、図2に示すように、信号強度判
定器14からの信号が信号表示器15に伝えられ、そこ
からプロセス制御器16に信号が伝えられる構成も考え
られる。この場合はプロセス技術者が信号表示器15を
みてプロセス制御器16を作動させることになる。
【0107】また本実施例においては、レーザ光は空間
的に走査していないが、レーザ光源11の構成要素の1
つであるレーザ光を空間的に走査する機器を作動させれ
ば、ラマン散乱光強度の2次元、3次元的な分布を信号
表示器15で測定することができ、プロセス装置12内
のパーティクルの発生と大きさの分布状態、空間分布状
態を知ることができる。
【0108】[実施例4]以上の実施例では、入射レー
ザ光に対して横方向からレーリー散乱光またはラマン散
乱光を観測していた。入射レーザ光はパルス光であって
も連続光であっても良かった。本実施例ではレーザ光と
して、極超短パルス光を用いる場合について、図14を
参照して以下に説明する。
【0109】レーザ光源11はレーザ光は10psのレ
ーザパルス光発振器とパルスレーザ光を空間的に走査す
る機器を含んでいる。これらの光がプロセス装置12に
導入され、パーティクルによって反射されてくる散乱光
を、レーザ光源11に隣接して設置されている受光器1
3で検出する。
【0110】この受光器13は、少なくとも入射レーザ
光のパルス幅の時間分解機能を持っており、さらにパル
ス数をカウントする計数手段も備えている。レーザ光が
発振された時間を基準にして受光器に到達するまでの時
間を測定することによって、プロセス装置12内に存在
するパーティクルの場所を特定できる。
【0111】受光器13から出力されるデータは、図1
5に示すようなグラフになると予測される。パーティク
ルの発生量は反射されてくる散乱光パルス数で測定でき
る。
【0112】パーティクルの大きさは、各々の散乱光パ
ルスの強度によって求まる。この強度は、前述したよう
に、レーリー散乱光強度によって求まる。
【0113】照射するレーザ光のパルス幅が10psの
時には、N2分子の速度を500m/sとすると分子は
約5μm動く。
【0114】ところが、パーティクルの質量がこれの1
4倍程度あるとすると、その速度は10-2倍となり、
移動距離は約5pmとなり、測定中のパーティクルの場
所の移動はほとんど無視できる。つまり空間分解能は5
pm以上である。
【0115】図15に示すように、本実施例では、2種
類の設定値を設けておく。第1の設定値は、異なった場
所からの散乱光パルス数として109個/cm3に対応す
る2×1010個、パルス強度として、粒径20nmの大
きさに対応する強度I1である。
【0116】第2の設定値は、106個/cm3に対応す
る2×107個、パルス強度として、粒径100nmの
大きさに対応する強度I2である。
【0117】図14を参照して、信号強度判定器14に
予め設定された2種類の設定値に対して、反射されてく
る散乱光のパルス数とその強度が第1の判定レベル以下
であればパーティクルによる不良発生は生じないと判断
されて、プロセス装置12には何のフィードバックもか
けない。
【0118】第1の判定レベル以上、第2の判定レベル
以下であれば、in−situクリーニング器の作動を
スタンバイさせる。プロセス中のウェハの処理が終了す
るとin−situクリーニングが行われ、プロセス装
置は元の正常な状態に戻る。
【0119】また、第2の判定レベルを越す場合にはオ
ーバーホール用停止器の作動をスタンバイさせる。プロ
セス中のウェハを外観検査装置で検査して異常がなけれ
ばプロセスを継続するが、不良が発生しているときには
プロセス装置を停止してオーバーホールを実施する。
【0120】このように、散乱光強度をモニターして設
定値の値と比較し、その結果に基づいてプロセス装置に
フィードバックをかけることによって、装置のダウンタ
イムの削減、不良ウェハの発生を大きく低減できる。
【0121】本実施例では、レーリー散乱光を測定する
場合について説明したが、ラマン散乱光の測定であって
も同様にして適用される。
【0122】また、上記実施例2で説明したように、散
乱光の偏光解析によって、パーティクルの粒径、数密
度、屈折率を計測する方法も適用できる。この場合に
は、図14の受光器13と信号強度判定器14の間にデ
ータ処理器27を挿入すればよい。データ処理器27の
機能は、上記実施例2で説明したものと同様とされる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウェハ表面よりも上の空間に存在するパーティクルまた
はその前駆体をin−situでモニターし、ウェハの
歩留まりを予測し、同時に、プロセス装置の状態把握を
リアルタイムで可能としたパーティクルモニター装置を
提供する。
【0124】また、本発明によれば、モニターデータを
画像として取得し、画像処理によって得られる情報に応
じて、パーティクルによるウェハの損失を未然に防止す
べくプロセス装置へフィードバックするシステムを実現
したものであり、パーティクル誘起不良の発生を事前に
防止することを可能とし、これにより製造工程の信頼性
を特段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、信号の流れを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、信号の流れを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の概略構成を示す図であ
る。
【図4】散乱光強度のパーティクル直径依存性の概念図
である。
【図5】散乱光強度のパーティクル数密度依存性の概念
図である。
【図6】検出可能なパーティクル直径と数密度の関係概
念図である。
【図7】散乱光の偏光解析方法の構成概念図である。
【図8】検出可能なタングステンパーティクル直径と数
密度の関係概念図である。
【図9】本発明の第2の実施例(散乱光の偏光解析を用
いた場合)の概略構成を示す図であり、図散乱光の偏光
解析を用いた場合の構成概念図である。
【図10】散乱光の偏光解析を用いた場合の検出可能な
パーティクル直径と数密度の関係概念図である。
【図11】本発明の第2の実施例における信号の流れを
示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施例における信号の流れの
他の例を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施例を説明するための図で
あり、ポリシリコン(poly−Si)微粒子からのラ
マン散乱光の波長に対する強度の概念図である。
【図14】本発明の第4の実施例の概略構成を示す図で
ある。
【図15】パルス散乱光の時間分解測定結果の概念図で
ある。
【符号の説明】
11 レーザ光源 12 プロセス装置 13 受光器 14 信号強度判定器 15 信号表示器 16 プロセス装置制御器 17 in−situクリーニング器 18 オーバーホール用停止器 19 検光子 20 回転1/4波長板 21 偏光子 22 レーザ光 23 パーティクル 24 散乱光 25 レーザ装置 26 受光素子 27 データ処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 15/00 - 15/14 G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、 プロセス装置と、 前記光源からの光の偏光状態を所望の状態にする光学的
    手段と、 前記光学的手段からの光を前記プロセス装置に導入する
    手段と、 前記プロセス装置内からの散乱光または発光の偏光状態
    を波長板を回転して測定する受光手段と、 前記受光手段からの信号強度を所定の値と比較して大小
    を判定する信号強度判定手段と、 前記プロセス装置内からの散乱光または発光の強度、ま
    たはその強度分布を表示する手段、及び/又は、前記散
    乱光または発光を引き起こす物質の大きさ、数、屈折率
    などの分布状態を表示する手段と、 を含むことを特徴とするパーティクルモニター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパーティクルモニター
    装置において、 前記受光器からの信号強度を所定の値と比較する信号強
    度判定手段からの比較結果信号に基づいて作動する前記
    プロセス装置の用力を制御する手段、前記プロセス装置
    に装着したイン・シティュー(in−situ)クリー
    ニング手段、及び前記プロセス装置のオーバーホールを
    指示する手段のうちの少なくとも1つを含むことを特徴
    とする無塵化プロセス装置。
  3. 【請求項3】 前記信号強度判定手段が、パーティクル
    の粒径及び/又は濃度に関連して、予め設定されるしき
    い値を前記受光手段からの信号強度と比較判定すること
    を特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のパーティ
    クルモニター装置。
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