JP2982089B2 - ポンプ - Google Patents
ポンプInfo
- Publication number
- JP2982089B2 JP2982089B2 JP3344114A JP34411491A JP2982089B2 JP 2982089 B2 JP2982089 B2 JP 2982089B2 JP 3344114 A JP3344114 A JP 3344114A JP 34411491 A JP34411491 A JP 34411491A JP 2982089 B2 JP2982089 B2 JP 2982089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- bearing
- shaft
- sleeve
- shaft seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、接液部分と軸受装置
の間に軸封装置を設けているポンプに関する。 【従来の技術】接液部分と軸受装置の間に軸封装置を有
するポンプにおいて、従来は図２に示すように、軸受装
置と軸封装置とが別々に配置されている。即ち図２にお
ける両吸込型のポンプの場合、メカニカルシールを用い
る型式のものが示され、１は主軸、２はメカニカルシー
ルである軸封装置、３は軸受、４は羽根車、５はポンプ
ケーシングであって、軸封装置２と軸受３とは離れて別
々に設置されている。 【発明が解決しようとする課題】軸受と軸封装置は、そ
れぞれ適度なメンテナンスを必要とするために、従来の
ポンプでは図２に示すように別々に離れて設置されてい
るので、軸方向の間隔が長くなり、それだけたわみが大
きくなる。そのため軸径を大きくするなどの対策が必要
であり、ポンプ全体が大きく、重たくなる欠点を免れな
かった。又メンテナンスのためのポンプ装置の分解、組
立も複雑であり、手間がかかっていた。 【課題を解決するための手段】この発明は前記の欠点を
解消するために、夫々独立した機能を有する軸受と軸 封
装置とを、ポンプ主軸上に嵌装した共通のスリーブ上に
近接させて設置することにより軸受・軸封一体構造体を
形成し、ポンプケーシングを分解することなく、このス
リーブをポンプ主軸上から引き抜くことにより、スリー
ブ上に設置した軸受と軸封装置とを一体としてポンプ主
軸から引き抜くことができるように構成したことを特徴
とするポンプを得たものである。 【作用】この発明のポンプでは、ポンプ主軸上に嵌装し
た共通のスリーブ上に、軸受と軸封装置とを近接させて
設置し、軸受・軸封一体構造体を形成しているので、軸
方向の間隔を短縮でき、軸のたわみも小さくなるので、
軸径を増す必要はなく、ポンプを小型、軽量にできる。
又ポンプケーシングを分解することなく、スリーブを主
軸から引き抜くことにより軸受・軸封一体構造体を簡単
にポンプ本体から引き抜くことができ、適度なメンテナ
ンスを必要とする軸受と軸封装置とを一度で短時間に容
易に整備することができるという利点を有する。 【実施例】図１はこの発明のポンプの軸受・軸封一体構
造体部分の側断面図であって、１はポンプ主軸、２はメ
カニカルシール型式の軸封装置を示す。２１は主軸１と
共に回転する回転環、２２は固定のシールリングであ
り、スプリング部分２３によって回転環２１に押し付け
られている。２４はスプリング部分２３を支承している
ストッパ、２５は軸封装置からの洩れを受ける集水室で
あって、必要に応じて設けられる。この集水室にドレン
穴を付加することにより、溜った洩水を外部に排出する
ことができる。３は玉軸受型式の軸受、５はポンプケー
シング、６はポンプ主軸１に嵌装された共通のスリーブ
であって、その上に軸封装置であるメカニカルシール２
と、軸受３とが近接して設置され、保持カバー５２が取
り付けられることにより、軸受・軸封一体構造体１０が
形成される。 ポンプ装置の左端はエンドカバー５１によ
って覆われている。図１において、矢印ｈで示すよう
に、右方のポンプ部分Ｐから洩れ出した高圧流体は、メ
カニカルシール２によって封止される。なお、メカニカ
ルシールについては周知技術であるので、詳しい説明は
省略する。図１や図２に示される図示例ではメカニカル
シールや玉軸受が例として示されているが、そのほか任
意の軸受、軸封装置を使用してもよいことは勿論であ
る。メンテナンスの必要のあるときは、図３に分解図で
示したように、ポンプケーシングを分解することなく、
軸受・軸封一体構造体１０を共通スリーブ６、保持カバ
ー５２もろとも主軸１から左方に引く抜き（矢印
Ｒ 1 ）、さらにエンドカバー５１を外ずせば（矢印
Ｒ 2 ）、一体構造体部分１０をポンプ本体から容易に引
き離して作業環境のよい場所で整備を行うことができ
る。したがって軸受と軸封装置とが近接して設置されて
いても適当なメンテナンスを行うのに障害はないばかり
でなく、かえって作業性が良いという効果を得られる。 【発明の効果】この発明のポンプは、前記の如き構造で
あるので、軸方向の長さを短縮でき、そのため軸のたわ
みも小さくなり、軸径を細くすることが可能となり、全
体としてポンプを小型、軽量化できる。また共通スリー
ブの長さ以上のスペースがあれば、スリーブとともにス
リーブ上に一体化されている軸受と軸封装置をポンプ本
体から容易に取り出せるので、通常のポンプよりせまい
場所に設置が可能であり、メンテナンスも任意の場所で
適切に行うことができる。
の間に軸封装置を設けているポンプに関する。 【従来の技術】接液部分と軸受装置の間に軸封装置を有
するポンプにおいて、従来は図２に示すように、軸受装
置と軸封装置とが別々に配置されている。即ち図２にお
ける両吸込型のポンプの場合、メカニカルシールを用い
る型式のものが示され、１は主軸、２はメカニカルシー
ルである軸封装置、３は軸受、４は羽根車、５はポンプ
ケーシングであって、軸封装置２と軸受３とは離れて別
々に設置されている。 【発明が解決しようとする課題】軸受と軸封装置は、そ
れぞれ適度なメンテナンスを必要とするために、従来の
ポンプでは図２に示すように別々に離れて設置されてい
るので、軸方向の間隔が長くなり、それだけたわみが大
きくなる。そのため軸径を大きくするなどの対策が必要
であり、ポンプ全体が大きく、重たくなる欠点を免れな
かった。又メンテナンスのためのポンプ装置の分解、組
立も複雑であり、手間がかかっていた。 【課題を解決するための手段】この発明は前記の欠点を
解消するために、夫々独立した機能を有する軸受と軸 封
装置とを、ポンプ主軸上に嵌装した共通のスリーブ上に
近接させて設置することにより軸受・軸封一体構造体を
形成し、ポンプケーシングを分解することなく、このス
リーブをポンプ主軸上から引き抜くことにより、スリー
ブ上に設置した軸受と軸封装置とを一体としてポンプ主
軸から引き抜くことができるように構成したことを特徴
とするポンプを得たものである。 【作用】この発明のポンプでは、ポンプ主軸上に嵌装し
た共通のスリーブ上に、軸受と軸封装置とを近接させて
設置し、軸受・軸封一体構造体を形成しているので、軸
方向の間隔を短縮でき、軸のたわみも小さくなるので、
軸径を増す必要はなく、ポンプを小型、軽量にできる。
又ポンプケーシングを分解することなく、スリーブを主
軸から引き抜くことにより軸受・軸封一体構造体を簡単
にポンプ本体から引き抜くことができ、適度なメンテナ
ンスを必要とする軸受と軸封装置とを一度で短時間に容
易に整備することができるという利点を有する。 【実施例】図１はこの発明のポンプの軸受・軸封一体構
造体部分の側断面図であって、１はポンプ主軸、２はメ
カニカルシール型式の軸封装置を示す。２１は主軸１と
共に回転する回転環、２２は固定のシールリングであ
り、スプリング部分２３によって回転環２１に押し付け
られている。２４はスプリング部分２３を支承している
ストッパ、２５は軸封装置からの洩れを受ける集水室で
あって、必要に応じて設けられる。この集水室にドレン
穴を付加することにより、溜った洩水を外部に排出する
ことができる。３は玉軸受型式の軸受、５はポンプケー
シング、６はポンプ主軸１に嵌装された共通のスリーブ
であって、その上に軸封装置であるメカニカルシール２
と、軸受３とが近接して設置され、保持カバー５２が取
り付けられることにより、軸受・軸封一体構造体１０が
形成される。 ポンプ装置の左端はエンドカバー５１によ
って覆われている。図１において、矢印ｈで示すよう
に、右方のポンプ部分Ｐから洩れ出した高圧流体は、メ
カニカルシール２によって封止される。なお、メカニカ
ルシールについては周知技術であるので、詳しい説明は
省略する。図１や図２に示される図示例ではメカニカル
シールや玉軸受が例として示されているが、そのほか任
意の軸受、軸封装置を使用してもよいことは勿論であ
る。メンテナンスの必要のあるときは、図３に分解図で
示したように、ポンプケーシングを分解することなく、
軸受・軸封一体構造体１０を共通スリーブ６、保持カバ
ー５２もろとも主軸１から左方に引く抜き（矢印
Ｒ 1 ）、さらにエンドカバー５１を外ずせば（矢印
Ｒ 2 ）、一体構造体部分１０をポンプ本体から容易に引
き離して作業環境のよい場所で整備を行うことができ
る。したがって軸受と軸封装置とが近接して設置されて
いても適当なメンテナンスを行うのに障害はないばかり
でなく、かえって作業性が良いという効果を得られる。 【発明の効果】この発明のポンプは、前記の如き構造で
あるので、軸方向の長さを短縮でき、そのため軸のたわ
みも小さくなり、軸径を細くすることが可能となり、全
体としてポンプを小型、軽量化できる。また共通スリー
ブの長さ以上のスペースがあれば、スリーブとともにス
リーブ上に一体化されている軸受と軸封装置をポンプ本
体から容易に取り出せるので、通常のポンプよりせまい
場所に設置が可能であり、メンテナンスも任意の場所で
適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の軸受・軸封一体構造体の部分の側断
面図、 【図２】従来のポンプの構成を示す側断面図、 【図３】軸受・軸封一体構造体部分を引き抜いて示した
図。 【符号の説明】 １ ポンプ主軸 ２ 軸封装置 ３ 軸受 ４ 羽根車 ５ ポンプケーシング ６ 共通スリーブ ２１ 回転環 ２２ シールリング ２３ スプリング ２４ ストッパ ２５ 集水室 ５１ エンドカバー ５２ 保持カバー
面図、 【図２】従来のポンプの構成を示す側断面図、 【図３】軸受・軸封一体構造体部分を引き抜いて示した
図。 【符号の説明】 １ ポンプ主軸 ２ 軸封装置 ３ 軸受 ４ 羽根車 ５ ポンプケーシング ６ 共通スリーブ ２１ 回転環 ２２ シールリング ２３ スプリング ２４ ストッパ ２５ 集水室 ５１ エンドカバー ５２ 保持カバー
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フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭63−166721（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−158600（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
F04D 29/08
F04D 29/04
F04D 29/12
F16J 15/34
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1 】 ポンプケーシングの軸封装置と軸受装置
とを設けているポンプにおいて、夫々 独立した機能を有する軸受と軸封装置とを、ポンプ
主軸上に嵌装した共通のスリーブ上に近接させて設置す
ることにより軸受・軸封一体構造体を形成し、ポンプケーシングを分解することなく、このスリーブを
ポンプ主軸上から引き抜くことにより、スリーブ上に設
置した軸受と軸封装置とを一体としてポンプ主軸から引
き抜くことができるように構成 したことを特徴とするポ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344114A JP2982089B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344114A JP2982089B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617789A JPH0617789A (ja) | 1994-01-25 |
| JP2982089B2 true JP2982089B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18366746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3344114A Expired - Lifetime JP2982089B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2982089B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4964308B2 (ja) * | 2010-01-08 | 2012-06-27 | 株式会社酉島製作所 | 両吸込ポンプ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6260217A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-16 | Nec Corp | 半導体膜形成方法 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP3344114A patent/JP2982089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617789A (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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