JP2982082B2 - トラス構造物 - Google Patents
トラス構造物Info
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- JP2982082B2 JP2982082B2 JP3193685A JP19368591A JP2982082B2 JP 2982082 B2 JP2982082 B2 JP 2982082B2 JP 3193685 A JP3193685 A JP 3193685A JP 19368591 A JP19368591 A JP 19368591A JP 2982082 B2 JP2982082 B2 JP 2982082B2
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- ball
- bar
- truss structure
- tension
- tension member
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に海底に設置される
トラス構造物に関する。
トラス構造物に関する。
【０００２】
【従来の技術】トラス構造物を海底に沈め、これを魚礁
として、或いは波浪を緩和する緩衝体として使用するこ
とが行なわれるが、斯かるトラス構造物は、例えば複数
のバー部材をボールによってジョイントすることによっ
て構築される。尚、バー部材としては、例えばコンクリ
ート製の円筒状バーの内部に金属製のテンションロープ
等のテンション部材を挿通したものが使用され、該バー
部材は、テンション部材の端部をボールに組み込むこと
によって、ボールにジョイントされる。そして、該バー
部材に作用する引張力はテンション部材によって受けら
れ、圧縮力は円筒状バーによって受けられる。
として、或いは波浪を緩和する緩衝体として使用するこ
とが行なわれるが、斯かるトラス構造物は、例えば複数
のバー部材をボールによってジョイントすることによっ
て構築される。尚、バー部材としては、例えばコンクリ
ート製の円筒状バーの内部に金属製のテンションロープ
等のテンション部材を挿通したものが使用され、該バー
部材は、テンション部材の端部をボールに組み込むこと
によって、ボールにジョイントされる。そして、該バー
部材に作用する引張力はテンション部材によって受けら
れ、圧縮力は円筒状バーによって受けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のトラ
ス構造物においては、テンション部材のボールへの組付
けは、例えば該テンション部材の端部に固着された突起
部材をボールに形成された孔に圧入することによってな
されていた（特公昭５２−３４８７号公報参照）ため、
組付性が悪いという問題があった。
ス構造物においては、テンション部材のボールへの組付
けは、例えば該テンション部材の端部に固着された突起
部材をボールに形成された孔に圧入することによってな
されていた（特公昭５２−３４８７号公報参照）ため、
組付性が悪いという問題があった。
【０００４】そこで、テンション部材の端部に設けられ
たストッパ等を、ボールから突出する係止部材にこれの
横方向から入れて組み込むことによってバー部材をボー
ルに作業性良くジョイントするジョイント構造が提案さ
れる。
たストッパ等を、ボールから突出する係止部材にこれの
横方向から入れて組み込むことによってバー部材をボー
ルに作業性良くジョイントするジョイント構造が提案さ
れる。
【０００５】しかしながら、上記ジョイント構造を採用
する場合、実際にはテンション部材の長さ寸法のバラツ
キやボールから突出する係止部材の位置精度誤差等のた
めにテンション部材をボールに精度良く組み込むことが
できないことがある。
する場合、実際にはテンション部材の長さ寸法のバラツ
キやボールから突出する係止部材の位置精度誤差等のた
めにテンション部材をボールに精度良く組み込むことが
できないことがある。
【０００６】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、組付性及び組付精度の向上を
図ることができるトラス構造物を提供することにある。
で、その目的とする処は、組付性及び組付精度の向上を
図ることができるトラス構造物を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、テンション部材を内包する複数のバー部
材をボールにてジョイントすることによって構成される
トラス構造物において、前記テンション部材の端部を、
前記ボールから突出する係止部材に該係止部材の横方向
から入れて組み込むことによって前記バー部材をボール
にジョイントするとともに、テンション部材を少なくと
も前記係止部材の一端が係止されるピースと該ピースに
連結される他のピースとに２分割し、両ピースの接続部
分に該テンション部材の長さ調整機構を設けたことを特
徴とする。
め、本発明は、テンション部材を内包する複数のバー部
材をボールにてジョイントすることによって構成される
トラス構造物において、前記テンション部材の端部を、
前記ボールから突出する係止部材に該係止部材の横方向
から入れて組み込むことによって前記バー部材をボール
にジョイントするとともに、テンション部材を少なくと
も前記係止部材の一端が係止されるピースと該ピースに
連結される他のピースとに２分割し、両ピースの接続部
分に該テンション部材の長さ調整機構を設けたことを特
徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によれば、テンション部材は、その端部
を、ボールから突出する係止部材に該係止部材の横方向
から入れて組み込むことができるため、バー部材のボー
ルへのジョイントがワンタッチで行なえ、しかも、組付
け後のテンション部材の長さ調整が長さ調整機構によっ
てなされるため、当該トラス構造物の組付性及び組付精
度が高められる。
を、ボールから突出する係止部材に該係止部材の横方向
から入れて組み込むことができるため、バー部材のボー
ルへのジョイントがワンタッチで行なえ、しかも、組付
け後のテンション部材の長さ調整が長さ調整機構によっ
てなされるため、当該トラス構造物の組付性及び組付精
度が高められる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図５は本発明に係るトラス構造物の基本ト
ラスユニットの斜視図であり、該基本トラスユニットは
６本のバー部材１…を４つのボール２…にてジョイント
することによって図示のように三次元のトラス構造とし
て構成され、この基本トラスユニットが複数組み合わさ
れて１つのトラス構造物が構築される。
ラスユニットの斜視図であり、該基本トラスユニットは
６本のバー部材１…を４つのボール２…にてジョイント
することによって図示のように三次元のトラス構造とし
て構成され、この基本トラスユニットが複数組み合わさ
れて１つのトラス構造物が構築される。
【００１１】ここで、本発明に係るトラス構造物のジョ
イント構造の詳細を図１乃至図４に基づいて説明する。
尚、図１は本発明に係るトラス構造物のジョイント構造
を示す断面図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は図
１のＢ−Ｂ線断面図、図４は図１のＣ−Ｃ線断面図であ
る。
イント構造の詳細を図１乃至図４に基づいて説明する。
尚、図１は本発明に係るトラス構造物のジョイント構造
を示す断面図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は図
１のＢ−Ｂ線断面図、図４は図１のＣ−Ｃ線断面図であ
る。
【００１２】図１に示すように、前記ボール２はコンク
リート製の中空の球体であって、これは内部に金属又は
強化プラスチック（ＦＲＰ）から成る球殻体３を埋め込
んで構成される。そして、この球殻体３には係止部材で
ある金属製のカラー４…が放射状に取り付けられてお
り、ボール２の外表面のカラー４…が突出する部位には
円形の皿状溝５…が形成されている。尚、ボール２の外
表面には、隣接する皿状溝５…同志を連通する凹溝６…
が形成されている。
リート製の中空の球体であって、これは内部に金属又は
強化プラスチック（ＦＲＰ）から成る球殻体３を埋め込
んで構成される。そして、この球殻体３には係止部材で
ある金属製のカラー４…が放射状に取り付けられてお
り、ボール２の外表面のカラー４…が突出する部位には
円形の皿状溝５…が形成されている。尚、ボール２の外
表面には、隣接する皿状溝５…同志を連通する凹溝６…
が形成されている。
【００１３】ところで、前記球殻体３は２分割構造とな
っており、これらには円孔７…が穿設されており、各円
孔７には前記カラー４が内側から通されている。カラー
４の一端にはフランジ部４ａが形成されており、カラー
４はフランジ部４ａが球殻体３の内周面に当接するまで
球殻体３の外方へ押し出され、その外周部に嵌められた
金属製或いはゴム製のストッパリング８によって球殻体
３内への落ち込みが防がれている。
っており、これらには円孔７…が穿設されており、各円
孔７には前記カラー４が内側から通されている。カラー
４の一端にはフランジ部４ａが形成されており、カラー
４はフランジ部４ａが球殻体３の内周面に当接するまで
球殻体３の外方へ押し出され、その外周部に嵌められた
金属製或いはゴム製のストッパリング８によって球殻体
３内への落ち込みが防がれている。
【００１４】上記のようにしてカラー４…の全てが球殻
体３の分割片に取り付けられると、両分割片を接合一体
化して球殻体３を構成し、その後はこの球殻体３を中子
として不図示の型にコンクリートを流し込んでこれを硬
化させることによってボール２が得られる。尚、図２に
示すように、カラー４のボール２から突出する端面には
切欠溝４ｂが形成されており、図１に示すように、同カ
ラー４の側壁には前記切欠溝４ｂに連なる円形溝４ｃが
形成されている。
体３の分割片に取り付けられると、両分割片を接合一体
化して球殻体３を構成し、その後はこの球殻体３を中子
として不図示の型にコンクリートを流し込んでこれを硬
化させることによってボール２が得られる。尚、図２に
示すように、カラー４のボール２から突出する端面には
切欠溝４ｂが形成されており、図１に示すように、同カ
ラー４の側壁には前記切欠溝４ｂに連なる円形溝４ｃが
形成されている。
【００１５】一方、図１に示すように、前記バー部材１
はコンクリート製の円筒状バー９の内部にテンション部
材である金属製のテンションロッド１０を挿通して構成
され、バー９の端部には金属製のバーエンドソケット１
１が嵌着されている。そして、このバーエンドソケット
１１にはゴム等の弾性体で筒状に成形された弾性ヘッド
１２が保持されており、該弾性ヘッド１２の端部には金
属製のヘッドカップ１３が被冠されている。尚、ヘッド
カップ１３は前記ボール２の外表面に形成された皿状溝
５に嵌合する形状に成形され、これは複数本のボルト１
４…と各ボルト１４に螺合するナット１５によって前記
バーエンドソケット１１に連結されている。
はコンクリート製の円筒状バー９の内部にテンション部
材である金属製のテンションロッド１０を挿通して構成
され、バー９の端部には金属製のバーエンドソケット１
１が嵌着されている。そして、このバーエンドソケット
１１にはゴム等の弾性体で筒状に成形された弾性ヘッド
１２が保持されており、該弾性ヘッド１２の端部には金
属製のヘッドカップ１３が被冠されている。尚、ヘッド
カップ１３は前記ボール２の外表面に形成された皿状溝
５に嵌合する形状に成形され、これは複数本のボルト１
４…と各ボルト１４に螺合するナット１５によって前記
バーエンドソケット１１に連結されている。
【００１６】又、前記テンションロッド１０の端部には
ストッパ１６が結着されており、該ストッパ１６には、
図２に示すように、前記カラー４の端面に形成された切
欠溝４ｂに係合する突起１６ａが形成されている。
ストッパ１６が結着されており、該ストッパ１６には、
図２に示すように、前記カラー４の端面に形成された切
欠溝４ｂに係合する突起１６ａが形成されている。
【００１７】ところで、上記テンションロッド１０は３
分割されており、図１に示すように、ロッド１０Ａとロ
ッド１０Ｂはこれらに螺合するターンバックル１７によ
って連結されている。このターンバックル１７はテンシ
ョンロッド１０の長さ調整機構を構成するものであっ
て、これが回転することによってロッド１０Ａ，１０Ｂ
が互いに逆方向に移動せしめられてテンションロッド１
０の長さが調整される。尚、本実施例では、テンション
ロッド１０は３分割されているが、これを２分割し、両
分割片（ロッド）を１つのターンバックル１７で連結す
るようにしても良い。
分割されており、図１に示すように、ロッド１０Ａとロ
ッド１０Ｂはこれらに螺合するターンバックル１７によ
って連結されている。このターンバックル１７はテンシ
ョンロッド１０の長さ調整機構を構成するものであっ
て、これが回転することによってロッド１０Ａ，１０Ｂ
が互いに逆方向に移動せしめられてテンションロッド１
０の長さが調整される。尚、本実施例では、テンション
ロッド１０は３分割されているが、これを２分割し、両
分割片（ロッド）を１つのターンバックル１７で連結す
るようにしても良い。
【００１８】而して、上記ターンバックル１７の端部に
はベベルギヤ１８が一体に形成されており、ターンバッ
クル１７はバー９の相対向する部位に穿設された長円孔
１９ａ，１９ｂの一方１９ａから差し込まれる回転工具
２０によって回転せしめられる。即ち、バー９内には前
記長円孔１９ｂから支持具２１が差し込まれ、一方のロ
ッド１０Ａの端部が該支持具２１の支持台２２の凹溝２
２ａに嵌め込まれて支持される。尚、支持台２２の幅寸
法ａ（図３参照）は長円孔９ｂの長さ寸法Ｌ（図４参
照）よりも小さく（ａ＜Ｌ）設定され、厚さ寸法ｔ（図
１参照）は長円孔１９ｂの幅寸法ｂよりも小さく（ｔ＜
ｂ）設定されている。従って、支持具２１の支持台２２
をバー９内に差し込むには、図１及び図３に鎖線にて示
すように、支持具２１全体を実線にて示す状態に対して
角度９０°だけ回動させれば良い。すると、支持台２２
が長円孔１９ｂを通過してバー９内に差し込まれ、その
後に支持具２１全体を角度９０°だけ回動させれば、図
１及び図３に実線にて示すように支持台２２はその凹溝
２２ａでロッド１０Ａの端部を支持することができる。
はベベルギヤ１８が一体に形成されており、ターンバッ
クル１７はバー９の相対向する部位に穿設された長円孔
１９ａ，１９ｂの一方１９ａから差し込まれる回転工具
２０によって回転せしめられる。即ち、バー９内には前
記長円孔１９ｂから支持具２１が差し込まれ、一方のロ
ッド１０Ａの端部が該支持具２１の支持台２２の凹溝２
２ａに嵌め込まれて支持される。尚、支持台２２の幅寸
法ａ（図３参照）は長円孔９ｂの長さ寸法Ｌ（図４参
照）よりも小さく（ａ＜Ｌ）設定され、厚さ寸法ｔ（図
１参照）は長円孔１９ｂの幅寸法ｂよりも小さく（ｔ＜
ｂ）設定されている。従って、支持具２１の支持台２２
をバー９内に差し込むには、図１及び図３に鎖線にて示
すように、支持具２１全体を実線にて示す状態に対して
角度９０°だけ回動させれば良い。すると、支持台２２
が長円孔１９ｂを通過してバー９内に差し込まれ、その
後に支持具２１全体を角度９０°だけ回動させれば、図
１及び図３に実線にて示すように支持台２２はその凹溝
２２ａでロッド１０Ａの端部を支持することができる。
【００１９】一方、前記回転工具２０のシャフト２３の
上端にはハンドル２４が取り付けられており、同シャフ
ト２３の下端には、前記ターンバックル１７に形成され
たベベルギヤ１８に噛合すべきベベルギヤ２５が形成さ
れている。又、シャフト２３には軸受部材２６が挿通し
ており、該軸受部材２６の下面には、前記支持具２１の
支持台２２の上面に形成された係合溝２２ｂ，２２ｂに
係合すべき突起２６ａ，２６ａが突設されている。
上端にはハンドル２４が取り付けられており、同シャフ
ト２３の下端には、前記ターンバックル１７に形成され
たベベルギヤ１８に噛合すべきベベルギヤ２５が形成さ
れている。又、シャフト２３には軸受部材２６が挿通し
ており、該軸受部材２６の下面には、前記支持具２１の
支持台２２の上面に形成された係合溝２２ｂ，２２ｂに
係合すべき突起２６ａ，２６ａが突設されている。
【００２０】而して、上記回転工具２０の軸受部材２６
の長円孔１９ａに対する寸法関係は、支持具２１の支持
台２２の長円孔１９ｂに対する寸法関係と同様であっ
て、回転工具２０をバー９内に差し込むには、図４に鎖
線にて示すように、軸受部材２６を実線にて示される状
態から角度９０°だけ回転させた状態で長円孔１９ａを
通過させれば良い。そして、軸受部材２６をバー９内に
差し込んだ後に、該軸受部材２６を角度９０°だけ回
し、これの下面に突起された前記突起２６ａ，２６ａを
支持台２２に形成された前記係合溝２２ｂ，２２ｂに係
合させて該軸受部材２６を支持台２２に接合一体化すれ
ば、図１及び図３に示すように、回転工具２１のベベル
ギヤ２５がターンバックル１７に形成された前記ベベル
ギヤ１８に噛合する。尚、このとき、ロッド１０Ａ，１
０Ｂの回り止めは、これらの各端部に設けられたストッ
パ１６の突起１６ａがカラー４の切欠溝４ｂに係合する
ことによってなされる。
の長円孔１９ａに対する寸法関係は、支持具２１の支持
台２２の長円孔１９ｂに対する寸法関係と同様であっ
て、回転工具２０をバー９内に差し込むには、図４に鎖
線にて示すように、軸受部材２６を実線にて示される状
態から角度９０°だけ回転させた状態で長円孔１９ａを
通過させれば良い。そして、軸受部材２６をバー９内に
差し込んだ後に、該軸受部材２６を角度９０°だけ回
し、これの下面に突起された前記突起２６ａ，２６ａを
支持台２２に形成された前記係合溝２２ｂ，２２ｂに係
合させて該軸受部材２６を支持台２２に接合一体化すれ
ば、図１及び図３に示すように、回転工具２１のベベル
ギヤ２５がターンバックル１７に形成された前記ベベル
ギヤ１８に噛合する。尚、このとき、ロッド１０Ａ，１
０Ｂの回り止めは、これらの各端部に設けられたストッ
パ１６の突起１６ａがカラー４の切欠溝４ｂに係合する
ことによってなされる。
【００２１】従って、上記状態で回転工具２０のハンド
ル２４を操作してシャフト２３を回せば、該シャフト２
３の回転はベベルギヤ２５，１８を経てターンバックル
１７に伝達され、該ターンバックル１７が回転せしめら
れて前述のようにテンションロッド１０の長さ調整がな
される。そして、長さ調整後は、回転工具２０と支持具
２１はこれらを差し込むと同じ要領でバー９から引き抜
かれる。
ル２４を操作してシャフト２３を回せば、該シャフト２
３の回転はベベルギヤ２５，１８を経てターンバックル
１７に伝達され、該ターンバックル１７が回転せしめら
れて前述のようにテンションロッド１０の長さ調整がな
される。そして、長さ調整後は、回転工具２０と支持具
２１はこれらを差し込むと同じ要領でバー９から引き抜
かれる。
【００２２】次に、各バー部材１をボール２にジョイン
トする要領を説明する。
トする要領を説明する。
【００２３】先ず、バー部材１の端部に設けられたナッ
ト１５…を回し、ヘッドカップ１３をボルト１４…に沿
ってバーエンドソケット１１側へ図１の鎖線にて示す位
置（ヘッドカップ１３がボール２の外表面と干渉しない
位置）まで移動させてバー部材１全体の長さを押し縮め
る。尚、ヘッドカップ１３の移動は、弾性ヘッド１２の
圧縮変形によって許容される。
ト１５…を回し、ヘッドカップ１３をボルト１４…に沿
ってバーエンドソケット１１側へ図１の鎖線にて示す位
置（ヘッドカップ１３がボール２の外表面と干渉しない
位置）まで移動させてバー部材１全体の長さを押し縮め
る。尚、ヘッドカップ１３の移動は、弾性ヘッド１２の
圧縮変形によって許容される。
【００２４】上記状態においても、テンションロッド１
０の長さは不変であるが、該テンションロッド１０の端
部のストッパ１６はボール２の外表面に形成された前記
凹溝６を通過して皿状溝５に達し、該皿状溝５に突出す
る前記カラー４の側壁に形成された円形溝４ｃからカラ
ー４内に嵌め込まれ、その一部に形成された突起１６ａ
はカラー４の端面に形成された切欠溝４ｂに係合する。
０の長さは不変であるが、該テンションロッド１０の端
部のストッパ１６はボール２の外表面に形成された前記
凹溝６を通過して皿状溝５に達し、該皿状溝５に突出す
る前記カラー４の側壁に形成された円形溝４ｃからカラ
ー４内に嵌め込まれ、その一部に形成された突起１６ａ
はカラー４の端面に形成された切欠溝４ｂに係合する。
【００２５】上述のようにテンションロッド１０のスト
ッパ１６がカラー４に嵌め込まれた後、ナット１５…を
緩めれば、ヘッドカップ１３は弾性ヘッド１２の圧縮反
力を受けて元の位置に戻り、図１に実線にて示すように
ボール２の外表面に形成された皿状溝５に嵌合して密着
する。
ッパ１６がカラー４に嵌め込まれた後、ナット１５…を
緩めれば、ヘッドカップ１３は弾性ヘッド１２の圧縮反
力を受けて元の位置に戻り、図１に実線にて示すように
ボール２の外表面に形成された皿状溝５に嵌合して密着
する。
【００２６】そして、最後に前述の要領でテンションロ
ッド１０の長さ調整を行なえば、バー部材１のボール２
へのジョイント作業が完了する。
ッド１０の長さ調整を行なえば、バー部材１のボール２
へのジョイント作業が完了する。
【００２７】以上のジョイント作業を繰り返すことによ
って１つのトラス構造物が構築されるが、該トラス構造
物において、バー部材１に作用する引張力はテンション
ロッド１０によって受けられ、圧縮力はバー９によって
受けられる。又、トラス構造物に働く衝撃力は弾性ヘッ
ド１２によって吸収、緩和される。
って１つのトラス構造物が構築されるが、該トラス構造
物において、バー部材１に作用する引張力はテンション
ロッド１０によって受けられ、圧縮力はバー９によって
受けられる。又、トラス構造物に働く衝撃力は弾性ヘッ
ド１２によって吸収、緩和される。
【００２８】以上において、本実施例によれば、テンシ
ョン部材１０は、その端部のストッパ１６を、ボール２
から突出する係止部材４にこれの横方向から入れて組み
込むことができるため、バー部材１のボール２へのジョ
イントがワンタッチで簡単に行なえ、しかも、組付け後
のテンション部材１０の長さ調整が長さ調整機構である
ターンバックル１７によってなされるため、当該トラス
構造物の組付性及び組付精度が高められる。
ョン部材１０は、その端部のストッパ１６を、ボール２
から突出する係止部材４にこれの横方向から入れて組み
込むことができるため、バー部材１のボール２へのジョ
イントがワンタッチで簡単に行なえ、しかも、組付け後
のテンション部材１０の長さ調整が長さ調整機構である
ターンバックル１７によってなされるため、当該トラス
構造物の組付性及び組付精度が高められる。
【００２９】尚、以上の実施例では、テンションロッド
１０の長さ調整機構として、ターンバックル１７を用
い、これをベベルギヤ２５，１８を介して回転させる方
式を採用したが、これに限定されず、その他任意の方式
のものを採用することができる。
１０の長さ調整機構として、ターンバックル１７を用
い、これをベベルギヤ２５，１８を介して回転させる方
式を採用したが、これに限定されず、その他任意の方式
のものを採用することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、テンション部材を内包する複数のバー部材をボ
ールにてジョイントすることによって構成されるトラス
構造物において、前記テンション部材の端部を、前記ボ
ールから突出する係止部材に該係止部材の横方向から入
れて組み込むことによって前記バー部材をボールにジョ
イントするとともに、テンション部材を少なくとも前記
係止部材の一端が係止されるピースと該ピースに連結さ
れる他のピースとに２分割し、両ピースの接続部分に該
テンション部材の長さ調整機構を設けたため、当該トラ
ス構造物の組付性及び組付精度が高められるという効果
が得られる。
よれば、テンション部材を内包する複数のバー部材をボ
ールにてジョイントすることによって構成されるトラス
構造物において、前記テンション部材の端部を、前記ボ
ールから突出する係止部材に該係止部材の横方向から入
れて組み込むことによって前記バー部材をボールにジョ
イントするとともに、テンション部材を少なくとも前記
係止部材の一端が係止されるピースと該ピースに連結さ
れる他のピースとに２分割し、両ピースの接続部分に該
テンション部材の長さ調整機構を設けたため、当該トラ
ス構造物の組付性及び組付精度が高められるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るトラス構造物のジョイント構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】図１のＣ−Ｃ線断面図である。
【図５】本発明に係るトラス構造物の基本トラスユニッ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
１ バー部材 ２ ボール ４ カラー（係止部材） ９ バー １０ テンションロッド（テンション部材） １７ ターンバックル（長さ調整機構）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 之雄 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/58 - 1/58 505 A01K 61/00 315 E02B 3/14 303
Claims (1)
- 【請求項１】 テンション部材を内包する複数のバー部
材をボールにてジョイントすることによって構成される
トラス構造物において、 前記テンション部材の端部を、前記ボールから突出する
係止部材に該係止部材の横方向から入れて組み込むこと
によって前記バー部材をボールにジョイントするととも
に、テンション部材を少なくとも前記係止部材の一端が
係止されるピースと該ピースに連結される他のピースと
に２分割し、両ピースの接続部分に該テンション部材の
長さ調整機構を設けたことを特徴とするトラス構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193685A JP2982082B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | トラス構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193685A JP2982082B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | トラス構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518019A JPH0518019A (ja) | 1993-01-26 |
| JP2982082B2 true JP2982082B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16312086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3193685A Expired - Lifetime JP2982082B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | トラス構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2982082B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101516555B1 (ko) * | 2013-08-12 | 2015-05-18 | 주식회사 포스코 | 프리스트레스트 지붕시스템 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3193685A patent/JP2982082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101516555B1 (ko) * | 2013-08-12 | 2015-05-18 | 주식회사 포스코 | 프리스트레스트 지붕시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0518019A (ja) | 1993-01-26 |
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