JP2980465B2 - 偏心量測定装置 - Google Patents

偏心量測定装置

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JP2980465B2 JP4288699A JP28869992A JP2980465B2 JP 2980465 B2 JP2980465 B2 JP 2980465B2 JP 4288699 A JP4288699 A JP 4288699A JP 28869992 A JP28869992 A JP 28869992A JP 2980465 B2 JP2980465 B2 JP 2980465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばタービン発電機
の車軸の偏心量を測定する偏心量測定装置に係り、特に
偏心量の中心がずれた場合においても、正確にしかも最
少時間で偏心量を測定し得るようにした偏心量測定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、産業用発電システムおよび自家
発電システムにおいては、タービン車軸の偏心量を監視
する装置が用いられている。
【0003】すなわち、タービン発電機は、蒸気でター
ビンを回転させ、タービンの回転で発電機を回して電気
を得ている。タービン発電機を回転させて、定格回転数
まで上昇させる前段階では、タービン車軸の軸の曲が
り、つまり偏心量を測定し、この偏心量がある一定値に
なるまでターニング(2〜3回転でタービン車軸を回転
させ、車軸の曲がりを小さくさせる)状態を継続し、偏
心量がある一定値になってから回転上昇させている。こ
の場合、偏心量の測定には、非接触式変位計が使用さ
れ、この変位計の出力のPEAK TO PEAKを捕
らえて、車軸の偏心量を求めている。図3は、この種の
従来の偏心量測定装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【0004】図3において、タービン車軸21に対向し
て取付けられた偏心検出器22からの出力信号(偏心
量)を、バッファ23により受けてインピーダンス変換
した後、PEAK TO PEAK検出演算回路24の
正側ピーク値ホールド回路24Aにより、タービン車軸
21の偏心量の正側ピークホールド値をホールドする。
【0005】次に、PEAK TO PEAK検出演算
回路24の差動増幅部24Bにより、入力信号の反転し
た信号と先にホールドした正側のピーク値とを加算し、
入力信号のPEAK TO PEAK信号を、次段のP
EAK TO PEAKホールド回路24Cによりホー
ルドする。
【0006】このピークホールド値は、一定時間でリセ
ットする回路とホールド回路25に対し、PEAK T
O PEAK値をホールドさせるために一定時間毎にス
イッチを“ON”させるためのリセット・ホールドクロ
ック生成回路26により、一定周期毎にリセットとホー
ルド値出力を繰り返すように構成されている。
【0007】この場合、リセット周期は、タービン車軸
21のターニングの周期によって一定時間が決められて
おり、この時間はターニング時の信号波形のPEAK
TOPEAKが必ず2回くるように設定されている。こ
れは、リセットパルスが回転数と同期していないため、
信号波形の途中でリセットがされた時でも、必ずPEA
K TO PEAKを検出演算するように考慮したもの
である。
【0008】次に、ゼロースパン調整回路27により、
ホールド回路25のホールド値を所定の出力信号となる
ようにゼロ−スパン調整し、さらにV/I変換回路28
により、ゼロースパン調整した信号を外部計器の操作信
号に変換する。
【0009】ところで、このような偏心量測定装置にお
いて、タービン車軸21のターニング中の偏心検出器2
2からの出力信号は、概ね正弦波に近い繰り返し波形と
なっている。
【0010】すなわち、偏心検出器22からの入力信号
を、バッファ23で受けてインピーダンス変換した後、
正側ピークホールド回路24Aで正側のピーク値をホー
ルドする。次に、差動増幅部24Bで入力信号の反転し
た信号、すなわち負側のピーク値を加算することで、入
力信号のPEAK TO PEAK値を次段のPEAK
TO PEAKホールド回路24Cでホールドするよ
うになっている。
【0011】しかしながら、偏心検出器22は、タービ
ン車軸21と一定のギャップを持って取付けられている
が、取付ギャップが階段状の変化をして、偏心量の中心
がずれた時は、偏心検出器22の出力信号の中心も階段
状の変化をする。
【0012】すなわち、正弦波状の偏心量出力の中心が
階段状に変化し、PEAK TOPEAK検出演算回路
24はこの階段状の変化をとらえ、リセットがかかる次
の周期まで実際の偏心量よりも高目の偏心量を出力する
という問題がある。
【0013】この場合、偏心量測定装置としては、この
階段状の変化も一種の偏心量であるため、とらえること
が正しいと考えるが、タービン車軸21の中心のずれ
は、回転上昇前段階の動きとしては何んら問題がないた
め、一定時間高目の出力をし、タービンが起動できない
状態は、非常に問題となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
偏心量測定装置においては、偏心検出器の取付ギャップ
が階段状の変化をして、車軸の偏心量の中心がずれた場
合には、車軸の偏心量を正確に測定することができない
という問題があった。
【0015】本発明の目的は、車軸の偏心量の中心がず
れた場合においても、正確にしかも最少時間で偏心量を
測定することが可能な極めて信頼性の高い偏心量測定装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、被監視対象である車軸の偏心量を測定
する偏心量測定装置において、車軸に対向して設けら
れ、当該車軸の偏心量を検出する偏心検出手段と、偏心
検出手段により検出された偏心量に基づいて偏心量最大
振幅値を検出演算し、かつ相互に異なるタイミングで所
定周期毎にサンプルホールドする第1および第2の偏心
最大振幅値検出演算ホールド手段と、各々の偏心量
大振幅値検出演算ホールド手段のホールド値をある一定
時間毎にそれぞれホールドする第1および第2のホール
ド手段と、各々の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手
段のサンプルホールド周期が車軸の回転数に同期するよ
うに、偏心検出手段により検出された偏心量に基づいて
動作し、各々の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段
のサンプルホールド信号を生成すると共に、各々のホー
ルド手段のホールド信号を生成するサンプルホールド信
号生成手段と、2つの偏心量最大振幅値検出演算ホール
ド手段による各ホールド値のうち低い方のホールド値を
選択し外部に出力する低ホールド値選択手段と備えて成
り、サンプルホールド信号生成手段は、サンプルホール
ド周期が各々の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段
において全く逆のタイミングで動作するようにサンプル
ホールド信号を生成すると共に、各々の偏心量最大振幅
検出演算ホールド手段がサンプルする直前にホールド
するようにホールド信号を生成するようにしている。
【0017】ここで、特に上記サンプルホールド信号生
成手段としては、偏心検出手段により検出された偏心量
を入力とし、車軸の1回転に1回のゼロクロス点で動作
する第1のフリップフロップ回路と、この第1のフリッ
プフロップ回路からの出力信号を入力とし、車軸の2回
転に1回の周期で動作する第2のフリップフロップ回路
と、この第2のフリップフロップ回路の出力信号をそれ
ぞれ遅延させる第1および第2のフィルタと、この第1
および第2のフィルタの出力信号と第2のフリップフロ
ップ回路の出力信号との論理積をそれぞれとり、第1お
よび第2の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段のサ
ンプルホールド信号として出力する第1および第2の論
理積回路と、この第1および第2の論理積回路の出力信
号と第1および第2のフィルタの出力信号との排他的論
理和をとり、第1および第2のホールド手段のホールド
信号として出力する第1および第2の排他的論理和回路
とからなる。
【0018】
【作用】従って、本発明の偏心量測定装置においては、
被監視対象である車軸のある一定の偏心量を、2つの偏
心量最大振幅値検出演算ホールド手段にて相互に異なる
タイミングで所定周期毎に、すなわち互いに逆の周期で
サンプルホールドし、各ホールド値のうち常に低い値の
方を正しいホールド値として選択して出力することによ
り、偏心検出手段の取付ギャップが階段状の変化をし、
車軸のずれが発生して高目の偏心量をホールドしても、
高目の出力は外部に対して出力されず、正常な偏心量を
出力し続けることができる。
【0019】また、2つの偏心量最大振幅値検出演算ホ
ールド手段のサンプル信号、および2つのホールド手段
のホールド信号は、偏心検出手段の出力信号である偏心
量に基づいて生成していることにより、車軸の回転数に
同期した偏心量の測定ができ、最少時間での偏心量測定
と偏心量出力ができる。以上により、車軸の偏心量の中
心がずれた場合においても、正確にしかも最少時間で偏
心量を測定することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明による偏心量測定装置の全
体構成例を示すブロック図である。すなわち、本実施例
の偏心量測定装置は、図1に示すように、被監視対象で
あるタービン車軸1と対向して一定のギャップを持って
取付けられた偏心検出器2と、バッファ3と、第1,第
2の正側ピーク値ホールド回路4A,5A、第1,第2
の差動増幅部4B,5B、第1,第2の偏心量最大振幅
(以下、P−Pと称する)ホールド回路4C,5Cよ
りなる第1,第2のP−P検出演算ホールド回路4,5
と、第1,第2のホールド回路6,7と、低ホールド値
選択回路8と、ゼロースパン調整回路9と、V/I変換
回路10と、サンプルホールド信号生成手段であるリセ
ット・ホールドクロック生成回路11とから構成してい
る。ここで、偏心検出器2は、タービン車軸1の偏心量
を検出するものである。また、バッファ3は、偏心検出
器2により検出された偏心量信号aをインピーダンス変
換し出力するものである。一方、第1,第2の正側ピー
ク値ホールド回路4A,5Aは、バッファ3の出力信号
を入力とし、その正側のピークホールド値をホールドす
るものである。
【0022】また、第1,第2の差動増幅部4B,5B
は、第1,第2の正側ピーク値ホールド回路4A,5A
の出力信号の反転した信号と、先にホールドした正側の
ピーク値とを加算してP−Pを検出演算するものであ
る。さらに、第1,第2のP−Pホールド回路4C,5
Cは、第1,第2の差動増幅部4B,5BのP−Pをサ
ンプルホールドするものである。
【0023】一方、第1,第2のホールド回路6,7
は、第1,第2のP−Pホールド回路4C,5Cのホー
ルド値l,mをある一定時間毎に外部出力信号用として
ホールドするものである。また、低ホールド値選択回路
8は、第1,第2のホールド回路6,7による各ホール
ド値n,pのうち、低い方のホールド値を選択して出力
するものである。さらに、ゼロースパン調整回路9は、
低ホールド値選択回路8の出力値qを所定の出力信号と
なるようにゼロ−スパン調整するものである。さらにま
た、V/I変換回路10は、ゼロースパン調整回路9の
出力信号を外部計器の操作信号に変換して出力するもの
である。
【0024】一方、リセット・ホールドクロック生成回
路11は、偏心検出器2の出力信号aを基準にして動作
し、第1,第2のP−P検出演算ホールド回路4,5の
サンプルホールド周期がタービン車軸1の回転数に同期
するように、第1,第2のP−P検出演算ホールド回路
4,5の第1,第2の正側ピーク値ホールド回路4A,
5Aおよび第1,第2のP−Pホールド回路4C,5C
のサンプルホールド信号d,hを生成すると共に、第
1,第2のホールド回路6,7のホールド信号、すなわ
ち第1,第2の信号通過スイッチ6A,7Aのオン/オ
フを行なう信号f,kを生成するものである。
【0025】ここで、リセット・ホールドクロック生成
回路11は、上記サンプルホールド周期が第1,第2の
P−P検出演算ホールド回路4,5において相互に異な
るタイミングで所定周期毎に、すなわち全く逆のタイミ
ングで動作するようにサンプルホールド信号を生成する
と共に、第1,第2のP−P検出演算ホールド回路4,
5がサンプルする直前にホールドするように第1,第2
のホールド回路6,7のホールド信号を生成するように
なっている。
【0026】すなわち、リセット・ホールドクロック生
成回路11は、図1に示すように、バッファ3の出力信
号を入力とし、タービン車軸1の1回転に1回のゼロク
ロス点で動作する第1のフリップフロップ回路11A
と、この第1のフリップフロップ回路11Aからの出力
信号を入力とし、タービン車軸1の2回転に1回の周期
で動作する第2のフリップフロップ回路11Bと、この
第2のフリップフロップ回路11Bの出力信号をそれぞ
れ遅延させる第1,第2のフィルタ11C,11Dと、
この第1,第2のフィルタ11C,11Dの出力信号
と、第2のフリップフロップ回路11Bの出力信号との
論理積をそれぞれとり、第1,第2の正側ピーク値ホー
ルド回路4A,5Aおよび第1,第2のP−Pホールド
回路4C,5Cのサンプルホールド信号として出力する
第1,第2の論理積(AND)回路11E,11Fと、
この第1,第2の論理積回路11E,11Fの出力信号
と、第1,第2のフィルタ11C,11Dの出力信号と
の排他的論理和をとり、第1,第2のホールド回路6,
7のホールド信号として出力する第1,第2の排他的論
理和回路11G,11Hとからなっている。次に、以上
のように構成した本実施例の偏心量測定装置の動作につ
いて、図2に示すタイムチャートを用いて説明する。
【0027】図1において、第1,第2のP−P検出演
算ホールド回路4,5における第1,第2の正側ピーク
ホールド回路4A,5Aでは、偏心検出器2からの出力
信号aを受けて、その正側のピーク値がホールドされ
る。次に、第1,第2の差動増幅部4B,5Bでは、第
1,第2の正側ピークホールド回路4A,5Aからの出
力信号の反転した信号と、先にホールドした正側ピーク
値とを加算してP−Pが検出演算された後、第1,第2
のP−Pホールド回路4C,5CでP−Pがホールドさ
れる。
【0028】一方、リセット・ホールドクロック生成回
路11からは、第1,第2のP−P検出演算ホールド回
路4,5のP−Pリセット/ホールドと、第1,第2の
ホールド回路6,7に接続された第1,第2の信号通過
スイッチ6A,7Aのオン/オフを行なう信号d,hと
f,kが出力される。
【0029】すなわち、このリセット・ホールドクロッ
ク回路11は、偏心検出器2からの出力信号aで動作
し、タービン車軸1の1回転に1回のゼロクロス点で、
第1のフリップフロップ回路11Aが動作する。また、
この第1のフリップフロップ回路11Aの出力信号は第
2のフリップフロップ回路11Bに入力され、2回転に
1回の周期でリセットとホールド回路が動作する。
【0030】そして、この第2のフリップフロップ回路
11Bの出力信号は第1,第2のフィルタ11C,11
Dで遅延され、この遅延した第1,第2のフィルタ11
C,11Dの出力信号と第2のフリップフロップ回路1
1Bの出力信号は、第1,第2の論理積回路11E,1
1Fで論理積(AND)がとられることにより、第1,
第2のP−Pホールド回路4,5のリセット・ホールド
信号として得られる。さらに、第1,第2の論理積回路
11E,11Fの出力信号と遅延した第1,第2のフィ
ルタ11C,11Dの出力信号は、第1,第2の排他的
論理和回路11G,11Hで排他的論理和がとられるこ
とにより、第1,第2のホールド回路6,7のホールド
信号として得られる。
【0031】この場合、第2のP−Pホールド回路5の
リセット・ホールド信号は、第1のP−Pホールド回路
4のリセット・ホールド信号と全く逆の周期でリセット
・ホールドが動作するように得られる。すなわち、第1
のP−Pホールド回路4がホールドしている時は第2の
P−Pホールド回路5はリセット(サンプル)されてお
り、また逆に、第2のP−Pホールド回路5がホールド
している時は、第1のP−Pホールド回路4はリセット
(サンプル)されており、お互いに異なるタイミングで
P−Pが検出演算される。
【0032】次に、この第1,第2のホールド回路6,
7で得られたホールド値l,mは、低ホールド値選択回
路8にてその低い方のホールド値が選択され、またゼロ
ースパン調整回路9にて所定の出力信号となるようにゼ
ロ−スパン調整され、さらにV/I変換回路10にて外
部計器の操作信号に変換して出力される。
【0033】上述したように、本実施例の偏心量測定装
置においては、タービン車軸1のある一定の偏心量を、
2つのP−Pホールド回路4,5により互いに逆の周期
でサンプルホールドし、常に低い値のホールド値を選択
するようにしているため、タービン車軸1のずれが発生
して、高目の偏心量をホールドしても高目の出力は外部
に対して送出されず、正確な偏心量を送出し続けること
が可能となる。
【0034】また、リセット・ホールド信号を、偏心検
出器2の出力信号を基準として生成するようにしている
ため、タービン車軸1の回転数に同期した偏心量の測定
を行なうことができ、最少時間で偏心量測定を行なうこ
とが可能となる。以上により、タービン車軸1の偏心量
の中心がずれた場合においても、正確にしかも最少時間
で偏心量を測定することができる。尚、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、次のようにしても同様
に実施できるものである。
【0035】(a)上記実施例においては、リセット・
ホールドクロック生成回路11を、2つのフリップフロ
ップ回路11A,11B、2つのフィルタ11C,11
D、2つの論理積(AND)回路11E,11F、2つ
の排他的論理和回路11G,11Hにより構成する場合
について説明したが、何んらこれに限られるものではな
いことは言うまでもない。
【0036】(b)上記実施例において、第1,第2の
P−P検出演算ホールド回路4,5、および第1,第2
のホールド回路6,7としては、前述した回路構成に限
られるものではないことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
監視対象である車軸のある一定の偏心量を、2つの偏心
最大振幅値検出演算ホールド手段にて互いに逆の周期
でサンプルホールドし、各ホールド値のうち常に低い値
のホールド値を選択して出力するようにしたので、車軸
の偏心量の中心がずれた場合においても、正確にしかも
最少時間で偏心量を測定することが可能な極めて信頼性
の高い偏心量測定装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による偏心量測定装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】同実施例における動作を説明するためのタイム
チャート図。
【図3】従来の偏心量測定装置の構成例を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…タービン車軸、2…偏心検出器、3…バッファ、
4,5…第1,第2のP−P検出演算ホールド回路、4
A,5A…第1,第2の正側ピーク値ホールド回路、4
B,5B…第1,第2の差動増幅部、4C,5C…第
1,第2のP−Pホールド回路、6,7…第1,第2の
ホールド回路、8…低ホールド値選択回路、9…ゼロー
スパン調整回路、10…V/I変換回路、11…リセッ
ト・ホールドクロック生成回路、11A…第1のフリッ
プフロップ回路、11B…第2のフリップフロップ回
路、11C,11D…第1,第2のフィルタ、11E,
11F…第1,第2の論理積(AND)回路、11G,
11H…第1,第2の排他的論理和回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視対象である車軸の偏心量を測定す
    る偏心量測定装置において、 前記車軸に対向して設けられ、当該車軸の偏心量を検出
    する偏心検出手段と、 前記偏心検出手段により検出された偏心量に基づいて偏
    心量最大振幅値を検出演算し、かつ相互に異なるタイミ
    ングで所定周期毎にサンプルホールドする第1および第
    2の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段と、 前記各々の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段のホ
    ールド値をある一定時間毎にそれぞれホールドする第1
    および第2のホールド手段と、 前記各々の偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段のサ
    ンプルホールド周期が前記車軸の回転数に同期するよう
    に、前記偏心検出手段により検出された偏心量に基づい
    て動作し、前記各々の偏心量最大振幅値検出演算ホール
    ド手段のサンプルホールド信号を生成すると共に、前記
    各々のホールド手段のホールド信号を生成するサンプル
    ホールド信号生成手段と、 前記2つの偏心量最大振幅値検出演算ホールド手段によ
    る各ホールド値のうち低い方のホールド値を選択し外部
    に出力する低ホールド値選択手段と備えて成り、 前記サンプルホールド信号生成手段は、前記サンプルホ
    ールド周期が前記各々の偏心量最大振幅値検出演算ホー
    ルド手段において全く逆のタイミングで動作するように
    サンプルホールド信号を生成すると共に、前記各々の偏
    心量最大振幅値検出演算ホールド手段がサンプルする直
    前にホールドするようにホールド信号を生成するように
    したことを特徴とする偏心量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記サンプルホールド信号生成手段とし
    ては、 前記偏心検出手段により検出された偏心量を入力とし、
    前記車軸の1回転に1回のゼロクロス点で動作する第1
    のフリップフロップ回路と、 この第1のフリップフロップ回路からの出力信号を入力
    とし、前記車軸の2回転に1回の周期で動作する第2の
    フリップフロップ回路と、 この第2のフリップフロップ回路の出力信号をそれぞれ
    遅延させる第1および第2のフィルタと、 この第1および第2のフィルタの出力信号と前記第2の
    フリップフロップ回路の出力信号との論理積をそれぞれ
    とり、前記第1および第2の偏心量最大振幅値検出演算
    ホールド手段のサンプルホールド信号として出力する第
    1および第2の論理積回路と、 この第1および第2の論理積回路の出力信号と第1およ
    び第2のフィルタの出力信号との排他的論理和をとり、
    前記第1および第2のホールド手段のホールド信号とし
    て出力する第1および第2の排他的論理和回路とからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の偏心量測定装置。
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