JP2979851B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2979851B2
JP2979851B2 JP4186191A JP18619192A JP2979851B2 JP 2979851 B2 JP2979851 B2 JP 2979851B2 JP 4186191 A JP4186191 A JP 4186191A JP 18619192 A JP18619192 A JP 18619192A JP 2979851 B2 JP2979851 B2 JP 2979851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスカートリッジ
着脱式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機・同プリンタ・静電記録
装置等の画像形成装置においては、装置の耐久過程で、
電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体の交換、
現像剤の補給、帯電(または除電)プロセス手段として
のコロナ帯電器のコロナ放電線の清掃等の保守作業が必
要となるが、これ等の保守作業をサービスマンに頼るこ
となく、ユーザサイドで容易に行えるようにするための
装置構成として、像担持体・現像器・コロナ帯電器など
定期的な交換や保守を要する作像プロセス機器・部品を
一括して画像形成装置本体に対して着脱交換自在のプロ
セスカートリッジとして構成し、カートリッジの使用寿
命が尽きたら新しいカートリッジと交換使用するように
した所謂プロセスカートリッジ着脱式の画像形成装置が
広く普及している。
【0003】プロセスカートリッジは耐久途中であって
も画像形成装置本体内からのジャム紙の除去、装置本体
内の保守・点検等の際にも必要に応じて装置本体に対し
て着脱操作される。
【0004】またプロセスカートリッジ着脱式の画像形
成装置は、例えば現像色の異なる数種のプロセスカート
リッジを用意して装置本体に対して交換使用することで
現像色の変更や、多色画像の形成なども容易に行なえる
利点がある。
【0005】画像形成装置を構成する全作像プロセス機
器・部品のうち、プロセスカートリッジ側に具備させる
機器・部品は必要最低限の消耗交換機器・部品にするこ
とが、コスト的にも、現像保全の面からも望ましい。
【0006】従来のプロセスカートリッジ着脱式の画像
形成装置において、帯電プロセス手段としてのコロナ帯
電器は、耐久進行に伴うコロナ放電線の汚れや劣化が画
像性能に及ぼす影響が大きいことから、プロセスカート
リッジ側に具備させる機器となっている。
【0007】ところで、画像形成装置における帯電プロ
セス手段としては、従来一般的に使用されている、コロ
ナ放電線を有し、該コロナ放電線からの放電電流に被帯
電体をさらすことにより被帯電体面を帯電させる非接触
帯電方式であるコロナ帯電器の代りに、電源の低圧化が
図れる、オゾンの発生が少ない等の利点を有している、
接触帯電方式の帯電装置が近年実用化されてきている。
【0008】図3にこの接触帯電方式の帯電装置の一例
の概略構成を示した。
【0009】1は被帯電体であり、例えば電子写真複写
機の被帯電体としての回転ドラム型感光体とする。この
感光体は矢印の方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0010】2はこの感光体1に並行に配列して圧接さ
せた帯電部材としての帯電ローラであり、芯金2aと、
その外周に同心一体にローラ状に形成した導電性弾性層
2bからなる。
【0011】この帯電ローラ2は感光体1の回転に従動
回転させても良いし、感光体1の回転に順方向に又は逆
方向に回転駆動させても良いし、非回転のローラ体にし
ても良い。
【0012】この帯電ローラ2に対して帯電バイアス印
加電源3から芯金2aを介して帯電バイアスを印加する
ことで、回転感光体1の周面が接触方式で所定の極性・
電位に帯電処理される。
【0013】なお図には省略したが、感光体1の周辺に
は上記帯電手段2・3の他に、露光手段・現像手段・転
写手段・クリーニング手段・定着手段等の所要の作像プ
ロセス機器が配列されていて画像形成装置が構成され、
画像形成が実行される。
【0014】接触帯電のメカニズムとしては、主とし
て、帯電ローラ2と感光体1との接触部Nの近傍の微小
ギャップ部d・dで空気の絶縁破壊が生じ、これによっ
て帯電ローラ2から感光体1への電荷移動が行なわれる
ものである。
【0015】帯電部材2は上述のローラ型に限られず、
ブレード型・パット型・ブロック型・ロッド型・ブラシ
型等種々の形状形態のものにすることができる。
【0016】帯電部材2に対するバイアス印加方式とし
てはDC印加方式と、AC印加方式がある。
【0017】DC印加方式は、帯電部材2に対して直流
(DC)電圧のみを印加して被帯電体1を帯電処理する
方式である。
【0018】AC帯電方式は、帯電部材2に対して振動
電圧交番電圧(交番電圧、脈動電圧;時間とともに電圧
値が周期的に変化する電圧)を印加して被帯電体1を帯
電処理する方式であり、振動電圧のAC電圧成分によっ
て被帯電体電位をDC電圧成分に収束する効果を持って
いる。
【0019】特に、本出願人が先に提案(特開昭63−
149668・149669号公報等)したように直流
電圧と、直流電圧のみを帯電部材2に印加したときにお
ける被帯電体1表面の帯電開始電圧の2倍以上のピーク
間電圧を有する交流電圧を重畳した振動電圧を帯電部材
2に印加して被帯電体1面を帯電処理する手法は、均一
な帯電をすることが可能であり、また画像形成装置にお
いて感光体1の露光メモリーや転写メモリーを除去する
効果が得られる。
【0020】振動電圧(もしくはAC電圧成分)の波形
としては正弦波(サイン波)・矩形波・三角波・ノコギ
リ波・パルス波等、また直流電源を周期的にオン・オフ
することによって形成された矩形波電圧であっても良
い。
【0021】尚、帯電部材2は被帯電体1との間に空気
の絶縁破壊を生じ得る微小ギャップd存在していれば被
帯電体1面から被接触に浮かせた形態で配設されても良
く、本発明においてはこのような構成形態のものも接触
帯電方式の帯電装置に含めるものとする。
【0022】この接触帯電方式の帯電装置において、帯
電部材2としての導電性ゴムローラや導電性ゴムブレー
ド等は汚れや劣化に対してコロナ帯電器のコロナ放電線
と比べるとはるかに耐久性がよい。そして導電性ゴムロ
ーラ等の帯電部材2は帯電部材単品のコストとしては高
価なものである。
【0023】従って接触帯電方式の帯電装置を帯電プロ
セス手段として採用したプロセスカートリッジ着脱式の
画像形成装置の場合は、帯電部材2は画像形成装置本体
側の機器・部材とすることが望ましい。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】接触帯電方式の帯電装
置を感光体等の像担持体の帯電プロセス手段や、転写材
裏面の転写帯電手段として採用したプロセスカートリッ
ジ着脱式の画像形成装置において、該帯電手段の帯電部
材2を画像形成装置本体側に配設した場合には、画像形
成装置本体に対してプロセスカートリッジが装着された
状態においてプロセスカートリッジ側の像担持体1と装
置本体側の帯電部材2とが所定に圧接接触した状態もし
くは両者1,2が所定の間隔を存して対向した状態とな
るように装置設計される。
【0025】接触帯電方式の帯電装置では被帯電体と帯
電部材の接触状態もしくは対向間隔状態が帯電性能に大
きく影響するため、画像形成装置本体に対するプロセス
カートリッジの装着が不十分(不完全)のときは像担持
体1と帯電部材2との接触状態もしくは対向間隔状態が
不正であり、この状態で装置を作像動作させると、帯電
不良状態・画像不良を起こしたり、ひいては像担持体1
を損傷させたりする恐れがある。
【0026】従って、この種の画像形成装置においては
プロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して正し
く装着されていることが確認されて、即ちプロセスカー
トリッジ側の像担持体1と装置本体側の帯電部材2とが
所定に圧接接触した状態もしくは両者1,2が所定の間
隔を存して対向した状態にあることが確認され、その確
認のもとで装置の作像動作が実行されることが重要であ
る。
【0027】そこで本発明は、このようなプロセスカー
トリッジ着脱式の画像形成装置について、装置本体に対
してプロセスカートリッジが正しく装着された状態にあ
るか否か(装着忘れ状態も含む)が確実に検知されるよ
うにして、カートリッジ装着不十分状態や装着忘れ状態
で装置の作像動作がなされることによる帯電不良・画像
不良等の発生を厳に防止することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0029】(1)プロセスカートリッジ着脱式の画像
形成装置において、プロセスカートリッジは少なくとも
像担持体を有し、画像形成装置本体側に、該装置本体に
装着されたプロセスカートリッジの像担持体に接触もし
くは近接し、電圧印加手段で電圧が印加される帯電部材
を有し、前記帯電部材に電圧を印加したときの電気的負
荷を検知して装置本体に対するプロセスカートリッジの
装着状態を検出する手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
【0030】(2)前記電気的負荷の検知は、帯電部材
に電圧を印加したときに帯電部材に流れる電流の検知で
あることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0031】(3)前記電気的負荷の検知は、予め設定
された電流を帯電部材に流す定電流回路を駆動し、その
ときの出力電流の検知であることを特徴とする(1)に
記載の画像形成装置。
【0032】(4)前記検出手段により装置本体に対す
るプロセスカートリッジの装着状態が不確実もしくは装
着されていないと検出・判断されたときは装置の作像プ
ロセス実行動作を禁止させるようにしたことを特徴とす
る(1)に記載の画像形成装置。
【0033】(5)前記帯電部材が、像担持体面の帯電
プロセス手段であることを特徴とする(1)に記載の画
像形成装置。
【0034】(6)前記帯電部材が、像担持体面の可転
写画像を転写材面へ転写させる転写帯電手段であること
を特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0035】
【作用】画像形成装置本体に対してプロセスカートリッ
ジが正しく装着された状態にある、即ち装置本体側の帯
電部材とプロセスカートリッジ側の像担持体とが所定に
接触もしくは近接した状態にあるときに帯電部材に電圧
を印加したときの電気的負荷の検知値と、装置本体に対
するプロセスカートリッジの装着が不完全状態もしくは
装着されていない、即ち装置本体側の帯電部材とプロセ
スカートリッジ側の像担持体とが所定に接触もしくは近
接した状態にはないときに帯電部材に電圧を印加したと
きの電気的負荷の検知値とは異なったものとなる。
【0036】従って、帯電部材に電圧を印加したときの
電気的負荷を検知することで、装置本体に対してプロセ
スカートリッジが、正しく装着されている状態にある
か、不完全な装着状態もしくは装着されていない状態に
あるかを正確に検出・判断させることができる。
【0037】これにより、装置本体に対するプロセスカ
ートリッジ装着不十分状態や装着忘れ状態で装置の作像
動作が実行されることによる帯電不良・画像不良・画出
し不能等の発生を厳に防止することができる。
【0038】
【実施例】
<実施例1>(図1) 図1は一実施例の画像形成装置の概略構成図である。本
実施例の装置は電子写真プロセス利用の、プロセスカー
トリッジ着脱式のレーザプリンタである。
【0039】20はプリンタ本体、30はこのプリンタ
本体20内に着脱自在のプロセスカートリッジであり、
プリンタ本体20の開閉側板21を開いてプリンタ本体
20内を開放してプロセスカートリッジ30を周知のガ
イド機構(不図示)により案内・支持させて着脱操作す
る。
【0040】開閉側板21には周知のドアスイッチ機構
(不図示)が設けられていて、側板21が開かれている
ときは電源回路(不図示)がオフに保たれ、電気的・機
械的安全性が確保される。
【0041】本実施例のプロセスカートリッジ30は、
像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1と、
現像器5と、クリーニング器7の3つのプロセス機器を
カートリッジハウジング31内に所定の配置関係をもっ
て内蔵させて3器1・5・7一括してプリンタ本体20
に対して着脱自在としたものである。プロセスカートリ
ッジ30はプリンタ本体20内に装着されることでプリ
ンタ本体20側と機械的・電気的にカップリング化して
プリンタ駆動可能状態になる。
【0042】2はプリンタ本体20内にプロセスカート
リッジ30が正しく装着された状態において、該装着プ
ロセスカートリッジ30の窓穴部32からのぞいている
感光体1の面に対して所定の押圧力をもって接触する接
触帯電部材としての帯電ローラである。この帯電ローラ
2はプリンタ本体20側の配設機器であり、両端部を回
転自由に軸受支持されて配置され、かつ不図示の加圧手
段で感光体1面に押圧され、感光体1の回転に伴い従動
回転する。3はこの帯電ローラ2に対する帯電バイアス
印加電源である。
【0043】4はレーザスキャナであり、画像読取り装
置・ワードプロセッサ・ワークステーション等のホスト
装置からの目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信
号に対応して変調したレーザ光Lを出力し、ミラー4
a,プロセスカートリッジの露光用窓部33を介して感
光体1面を走査露光する。
【0044】6は感光体1の下面に対向する転写手段と
しての転写用コロナ帯電器、8はこの帯電器に対する転
写バイアス印加電源である。9は給紙トレイ(又は給紙
カセット)、10は給紙ローラ、11,12は転写材ガ
イド、13は画像定着器、14は排紙トレイである。
【0045】プリンタ本体のメイン電源スイッチ(不図
示)がオンされると、感光体1の回転駆動(前多回転駆
動)が開始されると共に、後述するプロセスカートリッ
ジ装着状態検出手段15によりカートリッジ30がプリ
ンタ本体20内に正しく装着されている状態にあるか否
かの検出・判断がなされる。
【0046】正しく装着されていると検出・判断された
場合にはその後のプリントスタート信号の入力にもとづ
いて作像プロセス実行動作が開始される。即ち、帯電ロ
ーラ2に対して電源3から帯電バイアスが印加されて、
回転感光体1の周面が所定の極性・電位に接触帯電方式
で一様に1次帯電処理される。
【0047】その回転感光体1の1次帯電処理面に対し
てレーザスキャナ4によりレーザ光走査露光Lがなされ
て、回転感光体1面に目的画像情報に対応した静電潜像
が形成される。次いでその潜像が現像器5によりトナー
画像として現像される。
【0048】一方、給紙トレイ9から給紙ローラ10に
より転写材が1枚宛繰り出されて、ガイド11を通って
不図示のレジスト手段により、感光体1と転写用コロナ
帯電器6との間の転写部に対して所定のタイミングで給
送される。
【0049】転写部に転写材が給送されると転写用コロ
ナ帯電器6に対して電源8から所定のバイアス電圧が印
加されて、給送転写材の裏面が感光体1面側のトナー画
像のトナーの帯電極性とは逆極性に帯電されて、感光体
1面側のトナー画像が給送転写材面側へ転写される。
【0050】転写部を通った転写材は感光体1面から分
離されてガイド12を通って定着器13へ導入されて画
像定着を受け、排紙トレイ14に排出される。
【0051】トナー像転写後の感光体1面はクリーニン
グ器7で転写残りトナー等の残留汚染物の除去を受けて
清浄面化され、繰り返して作像に供される。
【0052】次に、プロセスカートリッジ装着状態検出
手段15について説明する。
【0053】16は帯電ローラ2に流れる電流を検知す
る電流検知手段、17はコントローラ回路、18は警告
灯である。
【0054】プリンタ本体のメイン電源スイッチがオン
されると、感光体1の回転駆動(前多回転)が開始され
ると共に、帯電バイアス印加電源3から帯電ローラ2に
対して電圧Vaが印加される。
【0055】電流検知手段16はこの電圧Vaの印加に
より帯電ローラ2に流れる電流Iaを検知する。検知電
流Iaが設定電流であるときはプリンタ本体20に対し
てプロセスカートリッジ30が正しく装着されていると
判断される。この場合には前記のように、その後のプリ
ントスタート信号の入力にもとづいて作像プロセス実行
動作が開始される。
【0056】電流Iaが全く検知されずゼロであった場
合には感光体1と帯電ローラ2とが当接状態にないこと
になる。従ってこの場合はプリンタ本体20に対してプ
ロセスカートリッジ30が装着されていないか(装着忘
れ)、装着されていてもその装着状態が不完全であると
判断される。
【0057】また電流Iaが検知されても通常の設定電
流よりもはるかに低い場合は、この場合もプロセスカー
トリッジ30の装着状態が不完全であると判断される。
【0058】これ等の場合にはコントローラ回路17に
より警告灯18の点灯がなされると共に、感光体1の回
転駆動が停止され、プリンタの作像動作の実行が禁止さ
れた状態に保たれる。
【0059】警告灯18はプロセスカートリッジ30の
装着が不完全状態にあること、又は装着忘れであること
をユーザに認識させ、装着のやり直し、又は忘れたカー
トリッジ30の装着を促す。
【0060】装置の作像動作の実行が禁止されること
で、プロセスカートリッジ30の装着が不完全又は装着
忘れのままプリンタが作動することによる、帯電不良・
画像不良・画出し不能等の発生が厳に防止される。
【0061】プロセスカートリッジ30の装着のやり直
し又は忘れたカートリッジの装着で、プリンタ本体20
内に対してカートリッジ30が正しく再装着されると、
前記の検知電流Iaが設定電流になるので、カートリッ
ジ30が正しく装着されていると判断され、その後のプ
リントスタート信号の入力にもとずいて作像プロセス実
行動作が開始される。
【0062】本実施例において、感光体1として、 外径30mmφ 長さ240mm のOPC感光体ドラム、帯電ローラ2として、 外径12mmφ 長さ230mm の導電性ゴムローラを使用し、プロセスカートリッジ3
0が正しく装着された時は感光体ドラム1と帯電ローラ
2との当接部にてほぼ1〜2mm幅のニップが形成され
る。
【0063】そして、プロセススピード30mm/秒に
して、帯電ローラ2に DC電圧 −700V AC電圧 ピーク間電圧1400V 200Hz 正弦波 のDC電圧・AC電圧の重畳振動電圧を印加したとき、
感光体1はおよそ−700Vに均一に帯電された。
【0064】この時、DC電流が約6μA、AC電流が
約200μAの電流が流れた。
【0065】電圧印加手段3や帯電ローラ2の電気抵抗
値等の設定許容値の変動を考えても電流値が異常に小さ
ければ、プロセスカートリッジ30側の感光体1と、プ
リンタ本体側の帯電ローラ2との当接状態に異常があ
り、すなわちプロセスカートリッジの装着が不十分と判
断できる。
【0066】そこで、コントローラ回路17が例えばD
C電流2μA以下の信号を受けた時、プロセスカートリ
ッジの装着不良の警告灯18を点灯させるようにした。
これにより、プロセスカートリッジ30がプリンタ本体
20にない時はもちろんプロセスカートリッジ30の装
着が不十分で感光体1と帯電ローラ2とが正確に当接さ
れていない状態の時も、ユーザにプロセスカートリッジ
30の装着が不良であることを知らせることができる。
【0067】しかも、この状態では画像形成の実行は禁
止しているから画像不良等の発生を未然に防止すること
ができる。
【0068】<実施例2>前述実施例1においては、帯
電ローラ2に流れる電流としてDC電流を検知してプロ
セスカートリッジ30の装着状態を判断させたが、本実
施例はAC電流で検知するものである。
【0069】この場合例えば50μA以下で異常と判断
することができた。またAC電流で検知する場合、帯電
ローラ2の抵抗と感光体1の容量成分で決まる電流と、
放電による帯電と除電を繰り返す電流が流れるから(大
部分は前者の電流である)、感光体1をプリンタ本体の
メイン電源スイッチ−オンで回転駆動させることなく、
回転停止させたままで電流値を検知することができる。
【0070】更に、この場合、帯電ローラ2と感光体1
との間で放電が開始する電圧の2倍以下のピーク間電圧
をもつAC電圧で電流値を検知すれば、帯電ローラ2の
抵抗と感光体1の容量成分で決まる電流だけが流れ、放
電電流は流れないから、感光体1を回転停止したままで
も感光体1に帯電メモリをつくることが防止される。但
し、この場合AC電圧を下げるため、それに応じて判定
するAC電流の値も下げる必要がある。
【0071】前述実施例1の装置においては、放電開始
電圧は約550Vであった。そこで、プロセスカートリ
ッジ30の装着を検知するためのAC電圧をピーク間電
圧800Vにした。この時、装着が正常であれば約11
0μAの電流が流れる。そこで、例えば30μA以下の
電流を検知した時、プロセスカートリッジの装着が不良
とすることができた。
【0072】<実施例3>(図2) 本実施例は図2に示すように転写帯電手段として図1の
コロナ帯電器6の代わりに接触帯電ローラ19(転写ロ
ーラ)を用い、このローラ19に流れる電流量でプロセ
スカートリッジ30の装着状態を検出するものである。
【0073】転写ローラ19はプリンタ本体側に具備さ
せた導電性ゴムローラであり、プリンタ本体20内にプ
ロセスカートリッジ30が正しく装着された状態におい
て、該装着プロセスカートリッジ30の下面側窓穴部3
3からのぞいている感光体1の下面に対して所定の押圧
力をもって接触する。
【0074】この転写ローラ19は両端部を回転自由に
軸受支持されて配置され、、かつ不図示の加圧手段で感
光体1面に押圧され、感光体1の回転に伴い従動回転も
しくは回転駆動される。
【0075】回転感光体1に対する作像プロセスが実行
されて感光体1と転写ローラ19との圧接ニップ部(転
写部)に給紙部から給送された転写材の先端が到達した
とき転写ローラ19に対して電源8から所定の転写バイ
アスが印加されることで給送転写材の裏面が感光体1面
側のトナー画像のトナーの帯電極性とは逆極性に接触帯
電方式で帯電処理されて、感光体1面側のトナー画像が
転写材面側に転写されていく。
【0076】本実施例ではこの転写ローラ19に流れる
電流を検知することでプロセスカートリッジ30の装着
状態を検出している。
【0077】即ち、前述実施例1の場合と同様に、プリ
ンタ本体のメイン電源スイッチがオンされると、感光体
1の回転駆動が開始されると共に、電源8から転写ロー
ラ19に対して電圧Vaが印加される。
【0078】電流検知手段16はこの電圧Vaの印加に
より転写ローラ2に流れる電流Iaを検知する。
【0079】そして実施例1の場合と同様に、検知電流
Iaが設定電流である時はプロセスカートリッジ30が
正しく装着されていると判断され、その後のプリントス
タート信号の入力にもとづいて作像プロセス実行動作が
開始される。
【0080】電流Iaが全く検知されない、或いは設定
電流よりもはるかに低い場合はプロセスカートリッジが
装着忘れされているか、不完全な装着状態にあるものと
判断され、コントロール回路17により警告灯18が点
灯されると共に、感光体1の回転駆動が停止され、作像
動作の実行が禁止された状態に保たれる。
【0081】以上の実施例1〜3においては接触帯電部
材(帯電ローラ2又は転写ローラ19)に電圧を印加し
た時の電流値を検知することで接触帯電部材2又は19
と像担持体1との当接状態、即ちプロセスカートリッジ
30の装着状態を検出したが、予め設定された電流を接
触帯電部材2又は19に流すような定電流回路を駆動
し、その時の出力される電圧値によって接触帯電部材2
又は19と像担持体1との当接状態を検出することも可
能である。
【0082】要するに、接触帯電部材2又は19と像担
持体1との当接状態の変化を電気的負荷の変化として検
知する手段があればよい。
【0083】また図1・図2のプロセスカートリッジ3
0において、図には省略したけれどもカートリッジ30
の各開口部32,33,34には開閉シャッタ板を具備
させてあり、カートリッジ30がプリンタ本体外に取り
出されているときは各開口部32,33,34はシャッ
タ板で閉じ状態に保持され、カートリッジ30がプリン
タ本体に装着されると、その装着に連動して各シャッタ
板が開かれて各開口部32,33,34が開放状態にさ
れる。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、帯電プロ
セス手段として接触帯電手段を用い、該帯電手段の帯電
部材を画像形成装置本体側に配設した、プロセスカート
リッジ着脱式の画像形成装置について、装置本体に対し
てプロセスカートリッジが正しく装着された状態にある
か否かが確実に検知され、カートリッジ装着不十分状態
や装着忘れ状態で装置の作像動作がなされることによる
帯電不良・画像不良・画出し不能等の発生を厳に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】 他の実施例の画像形成装置の概略構成図
【図3】 接触帯電装置の一例の概略構成図
【符号の説明】
20 プリンタ本体 30 プロセスカートリッジ 1 像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体 2,19 接触帯電部材としての帯電ローラ又は転写ロ
ーラ 3,8 帯電又は転写バイアス印加電源 4 レーザスキャナ 5 現像器 6 転写用コロナ帯電器 7 クリーニング器 9 給紙トレイ 10 給紙ローラ 11,12 転写材ガイド 13 定着器 14 排紙トレイ 15 プロセスカートリッジ装着状態検出手段 16 電流検知手段 17 コントローラ回路 18 警告灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/00 370 - 520 G03G 21/14 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスカートリッジ着脱式の画像形成
    装置において、 プロセスカートリッジは少なくとも像担持体を有し、 画像形成装置本体側に、該装置本体に装着されたプロセ
    スカートリッジの像担持体に接触もしくは近接し、電圧
    印加手段で電圧が印加される帯電部材を有し、 前記帯電部材に電圧を印加したときの電気的負荷を検知
    して装置本体に対するプロセスカートリッジの装着状態
    を検出する手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電気的負荷の検知は、帯電部材に電
    圧を印加したときに帯電部材に流れる電流の検知である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電気的負荷の検知は、予め設定され
    た電流を帯電部材に流す定電流回路を駆動し、そのとき
    の出力電流の検知であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段により装置本体に対するプ
    ロセスカートリッジの装着状態が不確実もしくは装着さ
    れていないと検出・判断されたときは装置の作像プロセ
    ス実行動作を禁止させるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材が、像担持体面の帯電プロ
    セス手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材が、像担持体面の可転写画
    像を転写材面へ転写させる転写帯電手段であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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