JP2979507B2 - テープの厚み測定装置 - Google Patents

テープの厚み測定装置

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JP2979507B2 JP2052276A JP5227690A JP2979507B2 JP 2979507 B2 JP2979507 B2 JP 2979507B2 JP 2052276 A JP2052276 A JP 2052276A JP 5227690 A JP5227690 A JP 5227690A JP 2979507 B2 JP2979507 B2 JP 2979507B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテープ測定に関するものであり、特にテープ
の厚みを検出する装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば第8図に示すようなカッセトテープを再
生する際、テープ残量を検出して残り時間を探知するも
のがある。テープ90はハブ94,96によりロール状に保持
されている。再生する際には、テープ巻取装置にてハブ
96を回転させる。すなわち、ハブ96に嵌合する巻取軸96
Jが駆動モータ(図示せず)により回転してテープ90を
矢印100に示す方向に走行させ、ヘッド95にてテープに
記憶されている信号を読取る。
尚、ヘッド95に接触するテープ90の走行速度は一定で
なければならない為、走行速度調整軸98,99は所望の一
定速度で回転している。すなわち巻取軸96Jの回転は、
走行速度調整軸98,99の回転により制御され、テープ90
の巻取量が増加するに従ってその回転速度は低下する。
又、ハブ94に嵌合する供給軸94Jは、テープ90の量が減
少するに従って回転速度は増大する。
従来は、テープ90の再生残り時間を検知する為に、ハ
ブ94,96に保持されているテープ90の側面総面積(供給
面積S1及び巻取面積S2)を検出する。供給面積S1は、リ
ール直径D1及びハブ直径a1より下式で表わされる。
ここで、a1はハブ94の直径であり一定値である。
又、ハブ94に保持されているテープ90の回転周期τ
(1回転する際に要する時間)は下式で表わされる。
但し、vはテープ90の走行速度である。
上記式及び式より明らかなように、供給面積S
1は、τ及びvの関数となる。すなわち、 S1=f(τ1,v) ・・・・・・・・・ となる。
ここで走行速度vは一定であるので回転周期τを求
めれば供給面積S1を検出することができる。同様にして
巻取面積S2も求めることができる。
以上の様にして求めた供給面積S1及び巻取面積S2に基
づいて下式に従いテープ90の再生残り時間αを検知す
る。
但し、Cはテープの再生総時間である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来のテープ残量の残り時間の検出に
は次の様な問題があった。
式に示すように、残り時間を検出する為には検出機
構にテープの再生総時間Cを入力する必要がある。テー
プの再生総時間には、例えば46分,54分,60分又は120分
など種々のものがある。従来はこれらのテープ種類を手
作業により外部スイッチ等を介して設定していた。この
為、総テープ長さの誤差による精度の問題と、残り時間
を検出する作業に手間がかかるという問題があった。
テープの設定を行わずに残り時間を検出するには、テ
ープの厚みを検出することが考えられる。しかし、テー
プの厚みは通常9μないし20μと微小であり、従来は正
確に検出することは困難であった。又、テープ速度には
通常、再生又は録音に支障が生じない程度の変動があ
る。すなわち、テープ速度vは厳密には一定の速度では
ない。従って、テープ速度vに基づいて、微小な値であ
るテープの厚みを正確に検出することは尚更困難であ
る。
そこで本発明はテープの厚みを正確かつ迅速に検出す
る装置を提供することを目的とする。
[課題を解決する為の手段] 請求項1のテープの厚み測定装置は、 テープを保持し、テープを巻取るテープ巻取装置、 テープ巻取装置の回転に対応して巻取回転パルスを出
力する巻取回転検出装置、 テープを保持し、テープをテープ巻取装置に向けて供
給するテープ供給装置、 テープ供給装置の回転に対応して供給回転パルスを出
力する供給回転検出装置、 一定間隔をもってタイマー信号を出力するタイマー手
段、 供給回転パルスを取り込みテープ供給装置が2回転以
上である第一の所定値n回転したことを認識し、タイマ
ー信号を取り込んでテープ供給装置が第一の所定値n回
転するのに要した第一の回転時間T1を検出する第一の回
転時間検出手段、 テープ供給装置の前記第一の所定値n回転の間又はそ
の近傍で、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り込
み、テープ巻取装置が所定の回数回転するのに要した第
一の巻取回転時間Tt1を検出する第一の巻取回転時間検
出手段、 テープ供給装置の前記第一の所定値n回転の間又はそ
の近傍で、供給回転パルス及びタイマー信号を取り込
み、テープ供給装置が前記所定の回数回転するのに要し
た第一の供給回転時間TS1を検出する第一の供給回転時
間検出手段、 供給回転パルスを取り込み、テープ供給装置が第一の
所定値n回転した後の第二の所定値m回転を検出するm
回転検出手段、 供給回転パルスを取り込み前記m回転後の第一の所定
値n回転を認識し、タイマー信号を取り込んでテープ供
給装置が第一の所定値n回転するのに要した第二の回転
時間T2を検出する第二の回転時間検出手段、 前記m回転後の第一の所定値n回転の間又はその近傍
で、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り込み、テー
プ巻取装置が前記所定の回数回転するのに要した第二の
巻取回転時間Tt2を検出する第二の巻取回転時間検出手
段、 前記m回転後の第一の所定値n回転の間又はその近傍
で、供給回転パルス及びタイマー信号を取り込み、テー
プ供給装置が前記所定の回数回転するのに要した第二の
供給回転時間TS2を検出する第二の供給回転時間検出手
段、 第一の回転時間検出手段、m回転検出手段及び第二の
回転時間検出手段の出力に基づいてテープ速度をvとし
て、下式に従いテープの厚みσを演算するテープ厚演
算手段、 を備えたテープの厚み測定装置であって、 第一の巻取回転時間Tt1、第一の供給回転時間TS1、第
二の巻取回転時間Tt2及び第二の供給回転時間TS2に基づ
いて、下式に従いテープ走行速度変動修正係数Pを演
算するテープ走行速度変動修正係数演算手段、 テープ走行速度変動修正係数Pを用いて、誤差補正係
数をk又k′として、下式又は′に従い第一の回転
時間T1又は第二の回転時間T2を補正してテープの厚みσ
を演算する、 ことを特徴としている。
請求項2のテープの厚み測定装置は、 請求項1のテープの厚み測定装置において、 第一の回転時間検出手段、m回転検出手段及び第二の
回転時間検出手段は、供給回転パルスではなく、巻取回
転パルスを取り込みテープ巻取装置の回転の時間を検出
すること、 を特徴としている。
[作用] 請求項1又は請求項2のテープの厚み測定装置は、テ
ープ供給装置又はテープ巻取装置が2回転以上である第
一の所定値n回転するのに要した第一の回転時間T2を検
出する。その後第二の回転値m回転した後に再び第一の
所定値n回転するのに要した第二の回転時間T2を検出す
る。そして、第一の回転時間T1、第二の所定値m回転及
び第二の回転時間T2に基づき前記式に従ってテープの
厚みσを演算する。すなわち、回転時間を第一の回転時
間T1及び第二の回転時間T2の二度検出し、テープの厚み
を測定している。従って、テープ供給装置の回転時間を
n回検出し平均値を求めたのとほぼ同様の精度を得るこ
とができる。又、測定時間はn倍とはならず、nを1と
して検出したときとほぼ同様の時間で測定することがで
きる。
また、テープ走行速度変動修正係数演算手段は、第一
の巻取回転時間Tt1、第一の供給回転時間TS1、第二の巻
取回転時間Tt2及び第二の供給回転時間TS2に基づいて、
前記式に従いテープ走行速度変動修正係数Pを演算す
る。そして、このテープ走行速度変動修正係数Pを用い
て、前記式又は′式に従い第一の回転時間T1又は第
二の回転時間T2を補正する。このように、テープ走行速
度変動修正係数Pによる補正を行うことによって、より
精度の高い検出が可能となる。
さらに、このテープ走行速度変動修正係数Pを前記
式に従って演算するため、回転速度の変動による誤差を
正確に修正することができる。
[実施例] 第1図に本発明の一実施例に係る全体構成図を示す。
巻取回転検出装置2は、巻取回転センサー30(第2図参
照)からの巻取回転センサー信号を受けてテープ巻取装
置の回転に対応した巻取回転パルスを出力する。同様に
して、供給回転検出装置4は供給回転パルスを出力す
る。この供給回転パルスを取り込み第一の回転時間検出
手段8はテープ供給装置が2回転以上である第一の所定
値n回転したことを認識する。そして、第一の回転時間
検出手段8はタイマー手段6が出力するタイマー信号を
取り込み、n回転に要した第一の回転時間T1を検出して
テープ厚み演算手段22に向けて出力する。
第一の巻取回転時間検出手段としての第一の巻取周期
検出手段10は、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り
込み、第一の巻取回転時間である第一の巻取周期Tt1
検出する。同様に、第一の供給回転時間検出手段として
の第一の供給周期検出手段12は、供給回転パルス及びタ
イマー信号を取り込み、第一の供給回転時間である第一
の供給周期TS1を検出する。尚、第一の巻取周期Tt1及び
第一の供給周期TS1の検出は、第一の所定値n回転又は
その近傍において行われる。
テープ供給装置がn回転した後、m回転検出手段14は
供給回転パルスを取り込み、n回転後に第二の所定値m
回転したことを認識する。そしてm回転検出手段14は、
テープ厚み演算手段22に向けて値mを出力する。
テープ供給装置がm回転した後、第二の回転時間検出
手段16は供給回転パルスを取り込み、m回転後に第一の
所定値n回転したことを認識する。そして、第二の回転
時間検出手段16はタイマー手段6が出力するタイマー信
号を取り込み、n回転に要した第二の回転時間T2を検出
してテープ厚み演算手段26に向けて出力する。
第二の巻取回転時間検出手段としての第二の巻取周期
検出手段18は、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り
込み、第二の巻取回転時間である第二の巻取周期Tt2
検出する。同様に、第二の供給回転時間検出手段として
の第二の供給周期検出手段20は、供給回転パルス及びタ
イマー信号を取り込み、第二の供給回転時間である第二
の供給周期TS2を検出する。尚、第二の巻取周期Tt2及び
第二の供給周期TS2の検出は、m回転後におけるn回転
又はその近傍において行われる。
そして、第一の回転時間T1、第二の所定値m及び第二
の回転時間T2をテープ厚み演算手段22は読み込み、下式
又は′に従ってテープの厚みσを演算する。
但し、vは所定のテープ速度であり一定の値であり、
k及びk′は誤差を補正する為の補正係数である。
尚、第一の回転時間検出手段8、m回転検出手段14及
び第二の回転時間検出手段16は、巻取回転検出装置2が
出力する巻取回転パルスを取り込み、テープ巻取装置の
回転時間を検出して各々の検出を行ってもよい。巻取回
転パルスに基づいて検出した場合は下式又は′に従
ってテープの厚みσを演算する。
尚、上記、′、又は′式においてPはテープ
走行速度変動修正係数である。このテープ走行速度変動
修正係数Pは、第一の巻取周期Tt1、第一の供給周期
TS1、第二の巻取周期Tt2及び第二の供給周期TS2に基づ
いて求められる。テープ走行速度変動修正係数Pの演算
式の実施例を下式に示す。
尚、4ビット等の処理能力の低いCPUは、上記式の
ルート演算を行うことはできない。そこで、このような
場合はテーラーの近似式を用いた下式に従って演算する
とよい。
テープ厚み演算手段22は、こうして演算したテープの
厚みσをテープ残り時間演算手段26に出力する。テープ
残り時間演算手段26はこのテープの厚みσ、テープの供
給面積S1(第8図参照)及び所定のテープ速度vに基づ
いて下式に従いテープ残り時間σを演算する。
上記式は次の様にして求められる。第6図に示すの
は、テープ供給装置がn回転したときの第一の回転時間
T1、その後テープ供給装置をm回転させ更にn回転した
ときの第二の回転時間T2である。τはテープ供給装置の
周期であり、τ11+1ないしτ1+nの合計は第一の回転
時間T1と等しい。同様に、τ22+1ないしτ2+nの合計
は第二の回転時間T2と等しい。
ここでτとτの周期の変化は下式で表わされる。
又、τ1+1とτ2+1の周期の変化は下式で表わされる。
同様にして、τ1+nとτ2+nの周期の変化は下式で表わ
される。
ここで、τ11+1ないしτ1+nを合計すれば第一の回
転時間T1となり、又同様に、τ22+1ないしτ2+nを合
計すれば第二の回転時間T2となる。よって上記の式,
及びから下式が導かれる。
そして、この式からテープの厚みσを求める前記式
を得ることができるのである。
第6図において、n=3,m=20とした場合を示すもの
が第7図である。この実施例に係るテープの厚み測定に
おいては、第1回転目から22回転後の1回転までの24回
転に要した時間J1、第2回転目から22回転後の1回転ま
での時間J2及び第3回転目から22回転後の1回転までの
時間J3に基づいてテープの厚みσを検出している。
通常、n=1とした場合、上記方法と同精度を得るに
はm=68となり、70回転が必要となる。しかし、第7図
からも明らかなように、この実施例では合計26回の回転
からテープの厚みσを検出している。すなわち、70回転
に基づくのと同様の正確さを有する検出を、26回の回転
で行うことができる。
次に、巻取軸96Jに設けられた巻取回転センサー30の
一実施例を第2図に示す。巻取回転センサー30は、巻取
軸96Jの側面に向けて光源から発光を行う。そして、巻
取軸96Jからの反射光を受光部で受光する。巻取軸96Jの
側面の一部にはマーク96Mが設けられており、照射され
た光がこのマーク96Mに反射すると反射強度が変化する
様になっている。
すなわち、巻取軸96Jが矢印110の示す方向に回転した
場合、巻取軸96Jからの反射強度の変化によって、何回
転したのかを認識できるようになっている。このように
して巻取回転センサー30は巻取軸96Jの回転を認識し
て、巻取回転センサー信号を出力する。出力された巻取
回転センサー信号は巻取回転検出装置2に与えられ以後
所定の処理が行われる(第1図参照)。尚、供給軸94J
の回転を検出する場合も、同様の方法を用いることがで
きる。
次に、第3図に本発明に係る一実施例のハードウエア
構成を示す。バスライン50にはROM54及びRAM56が接続さ
れている。又、インターフェイス58を介して波形整形回
路60が接続されている。この波形整形回路60には、巻取
回転センサー30が出力する巻取回転センサー信号及び供
給回転センサー32が出力する供給回転センサー信号が与
えられる。CPU52は、ROM54に格納されているプログラム
に従って各機能を制御するものである。又、CPU52はタ
イマー62からの信号によりタイマー割込み動作を行うよ
うになっている。
ROM54に格納されたプログラムのフローチャートを第
4図A及びBに示す。まず、CPU52はRAM56内のタイマー
変数T、Tt及びTsを「0」にする(ステップS2)。そし
て、RAM56内に設けたMTフラグ、MTtフラグ及びMTsフラ
グをセットして時間計測を開始する(ステップS4)。
MTフラグ、MTtフラグ及びMTsフラグがセットされる
と、第5図に示すタイマー割込み処理により時間が計測
される。すなわち、割込み処理の度にMTフラグ、MTt
ラグ又はMTsフラグがセットされているか否かを判断す
る(ステップS50,ステップS54,ステップS62)。そし
て、セットされている場合は各タイマー変数に「1」を
加算してく(ステップS52,ステップS56,ステップ
S64)。例えば、0.25秒毎にタイマー割込みを行った場
合、タイマー変数の値が「4」であればこれに基づいて
1秒を検出することができる。
尚、テープ巻取装置が1回転したとき、MTtフラグは
リセットされる。同様に、テープ供給装置が1回転した
とき、MTSフラグはリセットされる。すなわちタイマー
変数Tt及びTsの値は、各々テープ巻取装置及びテープ供
給装置が1回転に達したとき、それ以上数値が変化しな
いようになっている。
MTフラグをセットした後、テープ供給装置がn回転し
たか否かを検知する(ステップS6)。テープ供給装置が
n回転に達したとき、MTフラグをリセットして時間計測
を停止する(ステップS8)。そして、タイマー変数Tに
記憶されている値に基づいて第一の回転時間T1を検出し
別途記憶して、タイマー変数Tを「0」にする(ステッ
プS10)。
本実施例において第一の巻取周期Tt1及び第一の供給
周期Ts1は、テープ巻取装置及びテープ供給装置の1回
転の時間である。従って、2回転以上であるn回転終了
後は、必ずこの1回転の時間計測に必要な値がタイマー
変数Tt及びタイマー変数Tsに記憶されている(第5図参
照)。従って、n回転終了後直ちにタイマー変数Ttに記
憶されている値に基づいて第一の巻取周期Tt1を検出し
別途記憶して、タイマー変数Ttを「0」にする(ステッ
プS12)。同様に、第一の供給周期Ts1を検出し記憶し
て、タイマー変数Tsを「0」にする(ステップS14)。
その後、テープ供給装置がm回転したか否かを探知す
る(ステップS16)。テープ供給装置がm回転に達した
とき、MTフラグをセットして時間計測を開始する(ステ
ップS18)。
そして、更にテープ供給装置がn回転したか否かを検
知する(ステップS20)。n回転に達したとき、MTフラ
グをリセットして時間計測を停止する(ステップ
S22)。そして、タイマー変数Tに記憶されている値に
基づいて第二の回転時間T2を検出し別途記憶して、タイ
マー変数Tを「0」にする(ステップS24)。又、タイ
マー変数Ttに記憶されている値に基づいて第二の巻取周
期Tt2を検出し別途記憶して、タイマー変数Ttを「0」
にする(ステップS26)。同様に、第二の供給周期Ts2
検出し記憶して、タイマー変数Tsを「0」にする(ステ
ップS28)。
次に、テープ走行速度変動修正係数Pを演算する(ス
テップS30)。テープ走行速度変動修正係数Pは、第一
の巻取周期Tt1、第一の供給周期TS1、第二の巻取周期T
t2及び第二の供給周期TS2に基づいて演算する(式参
照)。このテープ走行速度変動修正係数Pによって第一
の回転時間T1又は第二の回転時間T2を補正する(ステッ
プS32)。
そして、第一の回転時間T1、第二の所定値m及び第二
の回転時間T2に基づいてテープの厚みσを演算する(ス
テップS34)(式参照)。その後、テープの厚みσに
基づき演算を行いテープの残り時間αを認識する(ステ
ップS36)(式参照)。
[発明の効果] 請求項1又は請求項2のテープの厚み測定装置は、テ
ープ供給装置又はテープ巻取装置の回転時間をn回検出
し平均値を求めたのとほぼ同様の精度を得ることができ
る。又、測定時間はn倍とはならず、nを1として検出
したときとほぼ同様の時間で測定することができる。更
に、テープ走行速度変動修正係数Pによる補正を行うこ
とによって、より精度の高い検出が可能となる。
従って、テープの厚みを迅速かつ正確に検出すること
ができる。
また、回転速度の変動による誤差を正確に修正するこ
とができるため、テープの厚みの測定をより正確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る一実施例の全体構成図、 第2図は、回転センサーの一実施例を示す図、 第3図は、本発明に係る一実施例のハードウエア構成を
示す図、 第4図A及び第4図Bは、第3図に示すROMに格納され
たプログラムの一実施例を示すフローチャート、 第5図は、タイマー割込み処理のフローチャート、 第6図及び第7図は、テープのn回転及びm回転の関係
を示す図、 第8図は、カセットテープの側面図である。 2……巻取回転検出装置 4……供給回転検出装置 6……タイマー手段 8……第一の回転時間検出手段 10……第一の巻取周期検出手段 12……第一の供給周期検出手段 14……m回転検出手段 16……第二の回転時間検出手段 18……第二の巻取周期検出手段 20……第二の供給周期検出手段 22……テープ厚み演算手段 24……テープ走行速度変動修正係数演算手段 26……テープ残り時間演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/08 101 G11B 27/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを保持し、テープを巻取るテープ巻
    取装置、 テープ巻取装置の回転に対応して巻取回転パルスを出力
    する巻取回転検出装置、 テープを保持し、テープをテープ巻取装置に向けて供給
    するテープ供給装置、 テープ供給装置の回転に対応して供給回転パルスを出力
    する供給回転検出装置、 一定間隔をもってタイマー信号を出力するタイマー手
    段、 供給回転パルスを取り込みテープ供給装置が2回転以上
    である第一の所定値n回転したことを認識し、タイマー
    信号を取り込んでテープ供給装置が第一の所定値n回転
    するのに要した第一の回転時間T1を検出する第一の回転
    時間検出手段、 テープ供給装置の前記第一の所定値n回転の間又はその
    近傍で、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り込み、
    テープ巻取装置が所定の回数回転するのに要した第一の
    巻取回転時間Tt1を検出する第一の巻取回転時間検出手
    段、 テープ供給装置の前記第一の所定値n回転の間又はその
    近傍で、供給回転パルス及びタイマー信号を取り込み、
    テープ供給装置が前記所定の回数回転するのに要した第
    一の供給回転時間TS1を検出する第一の供給回転時間検
    出手段、 供給回転パルスを取り込み、テープ供給装置が第一の所
    定値n回転した後の第二の所定値m回転を検出するm回
    転検出手段、 供給回転パルスを取り込み前記m回転後の第一の所定値
    n回転を認識し、タイマー信号を取り込んでテープ供給
    装置が第一の所定値n回転するのに要した第二の回転時
    間T2を検出する第二の回転時間検出手段、 前記m回転後の第一の所定値n回転の間又はその近傍
    で、巻取回転パルス及びタイマー信号を取り込み、テー
    プ巻取装置が前記所定の回数回転するのに要した第二の
    巻取回転時間Tt2を検出する第二の巻取回転時間検出手
    段、 前記m回転後の第一の所定値n回転の間又はその近傍
    で、供給回転パルス及びタイマー信号を取り込み、テー
    プ供給装置が前記所定の回数回転するのに要した第二の
    供給回転時間TS2を検出する第二の供給回転時間検出手
    段、 第一の回転時間検出手段、m回転検出手段及び第二の回
    転時間検出手段の出力に基づいてテープ速度をvとし
    て、下式に従いテープの厚みσを演算するテープ厚演
    算手段、 を備えたテープの厚み測定装置であって、 第一の巻取回転時間Tt1、第一の供給回転時間TS1、第二
    の巻取回転時間Tt2及び第二の供給回転時間TS2に基づい
    て、下式に従いテープ走行速度変動修正係数Pを演算
    するテープ走行速度変動修正係数演算手段、 テープ走行速度変動修正係数Pを用いて、誤差補正係数
    をk又はk′として、下式又は′に従い第一の回転
    時間T1又は第二の回転時間T2を補正してテープの厚みσ
    を演算する、 ことを特徴とするテープの厚み測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1のテープの厚み測定装置におい
    て、 第一の回転時間検出手段、m回転検出手段及び第二の回
    転時間検出手段は、供給回転パルスではなく、巻取回転
    パルスを取り込みテープ巻取装置の回転の時間を検出す
    ること、 を特徴とするテープの厚み測定装置。
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