JP2978911B1 - 回線負荷分散手段及び回線負荷分散方法 - Google Patents

回線負荷分散手段及び回線負荷分散方法

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JP2978911B1 JP26953798A JP26953798A JP2978911B1 JP 2978911 B1 JP2978911 B1 JP 2978911B1 JP 26953798 A JP26953798 A JP 26953798A JP 26953798 A JP26953798 A JP 26953798A JP 2978911 B1 JP2978911 B1 JP 2978911B1
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Abstract

【要約】 【課題】 基地局装置と、この基地局装置に対する上位
装置との間に設けられた複数の通信回線の間で、基地局
装置と上位装置との間の通信負荷をこの複数の通信回線
に自動的に分散する。 【解決手段】 基地局装置内に各通信回線を終端するそ
れぞれの回線終端部を設け、各回線終端部内で当該回線
終端部の受信権を表す信号を出力する調停回路をすべて
の回線終端部に対し循環的に縦続してリングカウンタ状
回路を構成し、このリングカウンタ状回路の中で受信権
を表す信号の論理が「1」である回線終端部が基地局装
置から上位装置へ1つのパケットを送出し、この1つの
パケットの送出が終了すると、リングカウンタ状回路の
中で受信権を表す信号が1段シフトされるようにして、
回線負荷を分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回線負荷分散手段及
び回線負荷分散方法に関する。さらに詳しくは、移動通
信用の基地局装置とその上位装置との間の通信で、複数
の回線を用意して、どの回線を使用しても通信が可能と
なるシステムにおいて、基地局装置から上位装置への送
信の送信元となる移動局で(一般には1つの基地局に対
し複数の移動局が存在する)、複数の回線のどの回線を
使用するかを意識することなく送信を行っても、トラヒ
ック(traffic )の負荷が複数の回線に自動的に分散さ
れる回線負荷分散手段及び回線負荷分散方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の先行技術としては、特許第26
16431号「負荷分散を行うパケット通信システム及
び装置」(特開平7−303114号)がある。この先
行技術では、回線の輻輳が受信側で検出されると送信元
に輻輳状態を連絡し、送信元に他の回線を使用するよう
に制御して貰ったり、送信を一時停止して貰うなどの制
御をしている。このため、送信元では回線が輻輳してそ
の輻輳状態を受信側から知らせて貰う間に送信したパケ
ットデータ(ATM:非同期伝送モードを想定する)が
廃棄されてしまうという問題がある。また、回線の負荷
分散方法として、パケットデータを送信するたびに各回
線の使用率などを計算してどの回線を使用するかを決定
しているため、送信すべきパケットデータが発生し、こ
のデータを実際送信するまでに前述の処理をソフト等で
行うので処理時間がかかり、伝送能力のスループットが
低下するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように先行技術
に係わる回線負荷分散手段では、輻輳状態を受信側から
知らせて貰う間に送信したパケットデータが廃棄されて
しまったり、伝送能力のスループットが低下する等の問
題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、送信元ではどの回線を使用するかを
意識しないでも、回線の負荷を自動的に分散することが
できる回線負荷分散手段及び回線負荷分散方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、基地局装
置内に各移動局の送信に対応するパケットの送信元とな
るユニット1〜Nの複数のユニットと、複数の回線の各
回線を終端する各回線終端部を含み、この複数のユニッ
トと複数の回線終端部とを共通のパケット通信路に並列
に接続し、複数の回線終端部のうち当該回線が輻輳状態
にない回線終端部はそのうちの1つだけが、循環的に受
信権を獲得するように、各回線終端部内に設けられる調
停回路によって制御される。複数の各ユニットの任意の
ユニットは送出すべきパケットが存在するときは、それ
がどの回線で送出されるかは顧慮することなく、パケッ
ト通信路が空いてさえおれば、パケット通信路へ送出す
る。パケット通信路上のパケットは総ての回線終端部に
入力されるが、受信権を獲得している回線終端部だけ
が、このパケットを取り入れて受信バッファに書き込
む。この書き込みが終わると、その回線終端部は受信権
を譲渡し、次に位置する回線終端部が受信権を獲得す
る。受信バッファに書き込まれたパケットは順次読み出
されて当該回線で伝送されるが、受信バッファに書き込
まれたまま読み出し未済で蓄積されているパケットの量
が所定量以上になると、回線輻輳状態として当該回線終
端部は受信権利を放棄する。以上の方法により回線負荷
は自動的に分散される。
【0006】すなわち、基地局装置と、この基地局装置
に対する上位装置との間に複数の通信回線が設けられ、
該基地局装置と該上位装置との間でこの複数の通信回線
を介して通信する場合に、この複数の通信回線に負荷を
分散するための本発明の回線負荷分散方法において、基
地局装置内に複数の通信回線の各回線をそれぞれ終端す
るための各回線終端部と、基地局装置と上位装置との間
の通信を行う複数のユニットと、すべての回線終端部と
すべてのユニットとが互いに並列に接続されるパケット
通信路を設けるステップ、各回線終端部内で当該回線終
端部の受信権を表す信号を出力する調停回路を、すべて
の回線終端部に関して循環的に縦続してリングカウンタ
状回路を構成するステップ、このリングカウンタ状回路
の中で1つの回線終端部の受信権を表す信号を論理
「1」とし、他の総ての回線終端部の受信権を表す信号
を論理「0」とする初期化ステップ、すべてのユニット
の内の任意のユニットからパケット通信路上にパケット
を送出するステップ、受信権を表す信号が論理「1」で
ある回線終端部に対してパケット通信路上のパケットを
当該回線終端部の受信バッファに書き込む書き込み許可
信号が出力されるステップ、この書き込み許可信号によ
る書き込みが終了した後、受信権を表す論理「1」の信
号をリングカウンタ状回路の次の段にシフトする受信権
シフトステップ、回線終端部の受信バッファ内の信号を
書き込み順に読み出して当該回線に送出するステップを
備えて構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
ブロック図である。図1において、符号12は移動通信
システムの基地局装置を示し、符号11は基地局装置1
2に対する上位装置を示す。複数の移動局(図示せず)
が基地局装置12から上位装置11(例えば、公衆電話
用交換局)を経て、他の基地局装置(図示せず)に属す
る移動局と通信する場合、基地局装置12と上位装置1
1との間には複数の通信路14(複数の回線)が設けら
れていて、この複数の通信路14のうちのどの通信路を
使用しても上位装置11との通信が可能であるように設
備されている。
【0008】基地局装置12内には各回線を終端する各
回線終端部(図1に示す実施例では回線終端部1(符号
15)、回線終端部2(符号16)、回線終端部3(符
号17)、回線終端部4(符号18))が設けられ、こ
の基地局装置12に属する移動局の通信内容をパケット
の形に変換して通信路14に送出する為のユニット(un
it)がNユニット(符号101、102、103、・・
・、10N)設けられている。総ての回線終端部と総て
のユニットはパケット通信路13に並列に接続されてい
る。
【0009】各回線終端部1〜4(符号15〜18)は
いずれも同様な構成となっている。図2は任意の回線終
端部21の構成を示すブロック図で、符号22は回線送
受信部、符号24はパケット送受信部、符号23は回線
送受信部22とパケット送受信部24とを制御するCP
Uである。回線送受信部22とパケット送受信部24と
の記号RXは受信バッファを含む受信部、記号TXは送
信バッファを含む送信部を示す。符号25は照合回路、
符号26は調停回路、符号13は図1に同じく符号13
で示すパケット通信路である。基地局装置の各ユニット
101〜10Nと上位装置11との通信はパケット伝送
のATM(Asynchronous Transfer Mode)で行われ、パ
ケットのフォーマットは図3に示す通り、固定長のヘッ
ダ(header)部31と可変長の情報部32から構成さ
れ、宛先(送信先)アドレスはヘッダ部31に入れられ
る。
【0010】回線終端部21と上位装置との間の通信プ
ロトコルとしては、例えばITU−T勧告のX.25
LAP B(Link Access Protocol Balanced )が用い
られる。上位装置11からのデータで基地局装置12内
の何れかのユニットを宛先アドレスとしてヘッダ部31
に含むパケットは、上位装置11内で上述のITU−T
勧告のX.25 LAP B プロトコルのフォーマッ
トに編集されて通信路14内の何れかの回線を経てその
回線に対する回線終端部21に送出される。
【0011】また、何れかのユニットから上位装置11
へのパケットは、通信路14のどの回線で送出するかを
顧慮することなく、パケット通信路13上に送出され
る。パケット通信路13上のパケットは総ての回線終端
部21に入力されるが、受信権を有する(後節で説明す
る)回線終端部21のパケット送受信部24の受信バッ
ファにだけ書き込まれる。すなわち、調停回路26から
の出力信号2eの論理は受信権を持っている調整回路か
らの出力信号2eだけが論理「1」になっており、信号
2eの論理が「1」であることが書き込み許可信号2d
が出力される1つの条件となる。この書き込みに際し、
照合回路25で宛先アドレスの照合が行われ、上位装置
11を経て送出すべき宛先アドレスであり、かつ、信号
2eの論理が「1」である場合に限り受信バッファに書
き込む書き込み許可信号2dが論理「1」となる。
【0012】パケット送受信部24の受信バッファ(普
通FIFO(first-in- first-out)メモリで構成され
る)に書き込まれたパケットは、書き込み順に読み出さ
れて回線送受信部22のTXを経て上位装置11へ送出
されるが、回線送受信部22のTXが輻輳したとき、或
はパケット送受信部24のRXが輻輳したときは、パケ
ット送受信部24の受信バッファがオーバーフロー(ov
erflow)する。次にもう1つのパケットを書き込めば、
受信バッファがオーバーフローする点で、パケット送受
信部24のRX(受信バッファを含む)からビジイ(bu
sy)信号(符号2c)を出し、調停回路26において受
信権を放棄する。また、書き込み許可信号2dを発生
し、書き込みを終了すると、当該調停回路26は受信権
を次段の回路終端部21に譲渡する。
【0013】図7は、各回線終端部15〜18内の各調
停回路26の循環的縦続により構成されるリングカウン
タ(ring counter)状の接続を示すブロック図で、符号
261、262、263、264はそれぞれ回線終端部
1、2、3、4内の調停回路26の内部構成を示し、調
停回路263と264の内部構成は調停回路262の内
部構成と同様であるので、図面を省略してある。図7に
おいて、信号2a、2b、2c、2d、2eは、それぞ
れ図2の同一符号の信号と同一の信号を表し、信号2x
は初期化信号を示す。すなわち、装置の電源投入などの
際に初期化信号2x(図に示す実施形態では正方向パル
ス信号とする)が発生されるとする。調停回路261と
調停回路262の内部構成の相違は初期化信号2xの接
続点の相違だけである。
【0014】図7において、符号70はフリップフロッ
プでセット信号入力端子を記号S、リセット信号入力端
子を記号R、出力端子を記号Q、端子Qと反対論理の信
号出力端子を記号Uで表す。符号71は信号の論理を反
転するインバータ、符号72、73、74、75はそれ
ぞれアンドゲート、符号76、77、78はそてぞれオ
アゲート、符号79、80はそれぞれ遅延素子である。
ビジイ信号2cが論理「0」の場合(輻輳状態でない場
合)、インバータ71の出力は論理「1」であるから、
入力信号2aはアンドゲート72を経てフリップフロッ
プ70のセット信号入力端子Sに接続され、フリップフ
ロップ70の端子Uの出力はアンドゲート74、オアゲ
ート78を経て次段の調停回路の入力となり、このよう
にしてリング状に接続され、一種のリングカウンタを構
成する。
【0015】ビジイ信号2cが論理「1」の回線終端部
21の調停回路26は上述のリングカンタ状回路の構成
から除去される。すなわち、入力信号2aはアンドゲー
ト72で阻止されて、フリップフロップ70には入力さ
れず、アンドゲート73、オアゲート78を経て出力信
号2bとなり、この調停回路26のフリップフロップ7
0の端子Uの信号はアンドゲート74で阻止されるの
で、この調停回路26はリングカウンタ状の回路からバ
イパスされることになる。初期化の時点では信号2xが
調停回路261のフリップフロップ70のセット信号入
力端子Sに入力して、このフリップフロップ70をセッ
トさせ、他の調停回路262、263、264において
は、信号2xがフリップフロップ70のリセット信号入
力端子Rに入力してこれらのフリップフロップをリセッ
トする。フリップフロップ70がセットしていて、ビジ
イ信号2cの論理が「0」である調停回路26はアンド
ゲート75の出力論理(信号2eの論理)が「1」とな
り受信権があることを表す。
【0016】信号2eの論理が調停回路261において
「1」、他の調停回路262、263、264で「0」
の状態のときに、パケット通信路13上にパケット信号
が送出されると、調停回路261だけに書き込み許可信
号2dが出力されて、回線接続部1(符号15)のパケ
ット送受信部24の受信バッファにパケット通信路13
上のパケット信号が書き込まれる。信号2dは遅延素子
79によって適当な時間遅延が与えられた後、オアゲー
ト77から入力してフリップフロップ70をリセットす
る。フリップフロップ70がリセットされると、端子U
の信号論理が立ち上がり、アンドゲート74、オアゲー
ト78を経て次段の調停回路262に入力され、そのア
ンドゲート72からフリップフロップ70のセット信号
入力端子Sに入力されてこのフリップフロップ70をセ
ットし、このようにして、受信権を表す信号2eはリン
グカウンタ状接続の中を1段シフトされる。新しく受信
権を得た調停回路では、そのフリップフロップ70の端
子Uの信号は論理「1」から論理「0」へ立ち下がり、
これが次段のフリップフロップ70のセット信号入力端
子Sに入力されるので、そのフリップフロップ70はも
との状態に保たれる。
【0017】次に、受信権を持って動作中の調停回路
(図7の調停回路261とする)において信号2cの論
理が「0」から「1」に変化した場合について説明す
る。信号2cの論理が「0」の間は受信権を有するフリ
ップフロップ70の端子Bの論理(論理「0」である)
がアンドゲート74、オアゲート78を経て出力されて
いたが、信号2cの論理が「1」になる1つ前段の調停
回路(調停回路264)のフリップフロップ70の端子
Bの論理(論理「1」である)がアンドゲート73、オ
アゲート78を経て出力されることになるので、1つ次
段の調停回路(調停回路262)のフリップフロップ7
0はセットされ受信権が譲られる。
【0018】信号2cの論理を「1」から「0」にする
場合を考える。信号2cの論理を「0」から「1」にす
るのはパケット送受信部24の受信バッファがオバーフ
ローする直前において行った。仮にこの状態をバッファ
使用率A%とし、バッファ使用率A%以上になると信号
2cを論理「0」から論理「1」に変化するとすれば、
信号2cの論理を「1」から「0」に変化するのは、充
分大きなヒステリシス(hysteresis)を考慮に入れて、
A%より充分に小さいB%までバッファ使用率が低下し
た場合に、はじめて信号2cの論理を「1」から「0」
に変化する。
【0019】また、入力信号2aの論理が「0」である
間は、信号2cの論理を「1」から「0」に変化するこ
とは避けなければならない。さもないと出力信号2bの
論理が変化し次段のフリップフロップ70が誤動作する
ことになる。以上、図7について、複数の回線終端部の
うちの1つの回線終端部21だけが循環的に受信権を与
えられることを説明した。以上の説明では説明の便宜の
ために、図7に示すハードウエアを用いる場合に就いて
説明したが、図7のハードウエアと同様な動作をするソ
フトウエアを構成することも容易である。
【0020】以下、具体的に図1の回路の動作を説明す
る。図4は、パケット通信路13上のパケットの時間分
布を示す動作タイムチャートで、各ユニットは通信路1
4の状態を何ら顧慮することなく、ただパケット通信路
13上で信号が衝突することがないのを確認しながらパ
ケット通信路13上にパケットを送出する。図4に示す
例では時刻T1にユニット2からパケットAが送出さ
れ、時刻T2にユニット1からパケットBが送出され、
時刻T3にユニット3からパケットCが送出され、時刻
T4にユニット1からパケットDが送出され、時刻T5
にユニット3からパケットEが送出され、時刻T6にユ
ニット3からパケットFが送出されている。図5はパケ
ット通信路13上のパケットを示す模式図である。但
し、パケット通信路13上に複数のパケットが同時に存
在する訳ではなく、図に示す時間的順序に出現すること
を表している。
【0021】図6は、どのパケットがどの回線終端部か
ら送信されるかを示す模式図で、最初に受信権を持つ回
線終端部21は回線終端部1(符号15)であるのでパ
ケットAに対しては回線終端部1で書き込み許可信号2
dが発生して回線終端部1に書き込まれた後、遅延した
信号2dで回線終端部1のフリップフロップ70がリセ
ットされ、その端子Uの信号論理の立ち上がりで次段の
回線終端部2のフリップフロップ70がセットされ、次
段の回線終端部2が受信権を得て、パケットBは回線終
端部2の受信バッファに書き込まれ、このようにしてパ
ケットCは回線終端部3に、パケットDは回線終端部4
にそれぞれ書き込まれる。次に、受信権は循環してパケ
ットEは回線終端部1に書き込まれるが、その次は回線
終端部2がビシイ信号2c出して、リングカウンタ接続
から除去されているので(そう仮定する)、パケットF
は回線終端部3に書き込まれる。
【0022】図8は、図7に示す調停回路1〜4(符号
261〜264)の循環的縦続で構成されるリングカウ
ンタ状回路における受信権のシフト例を示す模式図で、
受信権は信号2eの論理で決定され、論理「1」の時は
受信権あり、論理「0」のときは受信権なしであるの
で、この論理で表す。パケットAを受信する時刻T1で
は調停回路261が受信権を持っており、この受信が終
了すると、受信権は調停回路262に移り、時刻T2で
パケットBが受信され、この受信が終了すると、受信権
は調停回路263に移り、時刻T3でパケットCが受信
され、この受信が終了すると、受信権は調停回路264
に移り、時刻T4でパケットDが受信される。
【0023】パケットDの受信が終了すると、受信権は
循環して調停回路261に移り、時刻T5でパケットE
が受信される。この時刻T5までに調停回路262はビ
ジイ信号2cを出して、リングカウンタ状接続から除外
され、調停回路261からの出力は調停回路263の入
力となっているので、パケットEの受信が終わると受信
権は調停回路263に移り、時刻T6でパケットFが受
信される。
【0024】以上は好適な実施形態について本発明を説
明したが、本発明は説明した実施形態によって限定され
るものでないことは申すまでもない。例えば、回線終端
部21でX.25 LAP Bプロトコルを使用すると
説明したが、他のプロトコルを使用しても良い。また図
1に示す形態では回線終端部の総数は4であるが、回線
終端部21の総数は4に限定されるものではない。また
図3に示すようにパケットを可変長としたが、ATMセ
ルの規定による固定長パケットを使用する方が、例えば
信号2cの論理変化点を決定するに際しては、より便利
である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によればは、各
ユニットからパケット通信路13上にパケットを送出す
るに際してはどの通信回線を使用するかを顧慮せずと
も、通信回線の負荷は自動的に各通信回線に分散できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1における回線終端部の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明により伝送されるパケットのフォーマッ
トを示すフォーマット図である。
【図4】図1に示す各ユニットからパケット通信路上に
出力されるパケットの時間関係を示す動作タイムチャー
トである。
【図5】図4に示す各パケットのパケット通信路上にお
ける出現順を示す模式図である。
【図6】図5に示すパケットとそのパケットが送出され
る回線を示す模式図である。
【図7】図2に示す調停回路の循環的縦続を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7に示す循環的縦続により構成されるリング
カウンタ状回路における受信権を表す信号のシフト例を
示す模式図である。
【符号の説明】
2a 調停回路への入力信号 2b 調停回路からの出力信号 2c ビジイ信号 2d 書き込み許可信号 2e 受信権信号 2x 初期化信号 11 上位装置 12 基地局装置 13 パケット通信路 14 通信路 15〜18 回線終端部1〜4 21 回線終端部(任意の) 22 回線送受信部 23 CPU 24 パケット送受信部 25 照合回路 26 調停回路(任意の) 101〜10N ユニット 261 回線終端部1内の調停回路 262 回線終端部2内の調停回路 263 回線終端部3内の調停回路 264 回線終端部4内の調停回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局装置と、この基地局装置に対する
    上位装置との間に複数の通信回線が設けられ、該基地局
    装置と該上位装置との間で前記複数の通信回線を介して
    通信する場合に、前記複数の通信回線に負荷を分散する
    ための回線負荷分散手段であって、 前記基地局装置内に設けられ、前記複数の通信回線の各
    回線をそれぞれ終端するための各回線終端部、 前記基地局装置内に設けられ、前記基地局装置と前記上
    位装置との間の通信を行う複数のユニット、 前記基地局装置内のすべての回線終端部とすべてのユニ
    ットとが互いに並列に接続されるパケット通信路、 各回線終端部内で当該回線終端部の受信権を表す信号を
    出力する調停回路を、すべての回線終端部に関して循環
    的に縦続して構成するリングカウンタ(ring counter)
    状回路、 初期化の時点において、前記リングカウンタ状回路の中
    で1つの回線終端部の受信権を表す信号を論理「1」と
    し、他の総ての回線終端部の受信権を表す信号を論理
    「0」とする初期化手段、 前記すべてのユニットの内の任意のユニットにより前記
    パケット通信路上に送出されたパケットに対する書き込
    み許可信号は前記受信権を表す信号が論理「1」である
    回線終端部に対してだけ与えられる回線選択手段、 この回線選択手段で選択された回線終端部の受信バッフ
    ァに前記パケット通信路上のパケットが書き込まれた
    後、前記受信権を表す論理「1」の信号を前記リングカ
    ウンタ状回路の次の段にシフト(shift )する受信権シ
    フト手段、 前記回線終端部の受信バッファ内の信号を書き込み順に
    読み出して当該回線に送出する手段を有する回線負荷分
    散手段において、 前記回線終端部の受信バッファの全容量に対するデータ
    蓄積量の比であるバッファ使用率がA%以上になったと
    きは当該回線終端部のビジイ(busy)信号の論理を
    「0」から「1」に変更し、前記バッファ使用率がB%
    以下になったときは(B<AでAとBとは設計によって
    定める)当該回線終端部のビジイ信号の論理 を「1」か
    ら「0」に変更し、前記リングカウンタ状回路は、ビジ
    イ信号の論理が「0」である回線終端部だけで構成する
    ことを特徴とする回線負荷分散手段。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回線負荷分散手段におい
    て、前記リングカウンタ状回路は、各回線終端部内で当
    該回線終端部の受信権を表す信号の反対論理の出力信号
    を次段の回線終端部の入力信号として循環的に縦続して
    構成され、前記ビジイ信号の論理が「1」である回線終
    端部においては、前記入力信号をそのまま次段への出力
    信号として接続することを特徴とする回線負荷分散手
    段。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回線負荷分散手段におい
    て、前記回線選択手段は照合回路を含み、この照合回路
    は前記パケット通信路上のパケットのヘッダに含まれる
    宛先アドレスを検査し、その宛先アドレスが正常なもの
    である場合に限り、前記受信権を表す信号が論理「1」
    である回線終端部に対して前記書き込み許可信号を与え
    ることを特徴とする回線負荷分散手段。
  4. 【請求項4】 基地局装置と、この基地局装置に対する
    上位装置との間に複数の通信回線が設けられ、該基地局
    装置と該上位装置との間で前記複数の通信回線を介して
    通信する場合に、前記複数の通信回線に負荷を分散する
    ための回線負荷分散方法であって、 前記基地局装置内に前記複数の通信回線の各回線をそれ
    ぞれ終端するための各回線終端部と、前記基地局装置と
    前記上位装置との間の通信を行う複数のユニットと、す
    べての回線終端部とすべてのユニットとが互いに並列に
    接続されるパケット通信路を設けるステップ、 各回線終端部内で当該回線終端部の受信権を表す信号を
    出力する調停回路を、すべての回線終端部に関して循環
    的に縦続してリングカウンタ状回路を構成するステッ
    プ、 前記リングカウンタ状回路の中で1つの回線終端部の受
    信権を表す信号を論理「1」とし、他の総ての回線終端
    部の受信権を表す信号を論理「0」とする初期化ステッ
    プ、 前記すべてのユニットの内の任意のユニットから前記パ
    ケット通信路上にパケットを送出するステップ、 前記受信権を表す信号が論理「1」である回線終端部に
    対して前記パケット通 信路上のパケットを当該回線終端
    部の受信バッファに書き込む書き込み許可信号が出力さ
    れるステップ、 前記書き込み許可信号による書き込みが終了した後、前
    記受信権を表す論理「1」の信号を前記リングカウンタ
    状回路の次の段にシフトする受信権シフトステップ、 前記回線終端部の受信バッファ内の信号を書き込み順に
    読み出して当該回線に送出するステップを有する回線負
    荷分散方法において、 前記回線終端部の受信バッファの全容量に対するデータ
    蓄積量の比であるバッファ使用率がA%以上になったと
    きは当該回線終端部のビジイ信号の論理を「0」から
    「1」に変更し、前記バッファ使用率がB%以下になっ
    たときは(B<AでAとBとは設計によって定める)当
    該回線終端部のビジイ信号の論理を「1」から「0」に
    変更し、前記リングカウンタ状回路は、ビジイ信号の論
    理が「1」である回線終端部を除外して構成するステッ
    プを備えたことを特徴とする回線負荷分散方法。
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