JP2978069B2 - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JP2978069B2
JP2978069B2 JP21232094A JP21232094A JP2978069B2 JP 2978069 B2 JP2978069 B2 JP 2978069B2 JP 21232094 A JP21232094 A JP 21232094A JP 21232094 A JP21232094 A JP 21232094A JP 2978069 B2 JP2978069 B2 JP 2978069B2
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勉 石間
良男 田内
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Mitsubishi Electric Corp
Shimada Rika Kogyo KK
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KINOSEI KK
Mitsubishi Electric Corp
Shimada Rika Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁調理器に関し、特
に、加熱コイル及び加熱コイルに高周波電力を出力する
電力供給系の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は、リッツ線等の導線を中心
より外周に向かって渦巻状に巻回した加熱コイルと、こ
の加熱コイルに高周波電力を出力するための高周波電力
発生回路(電源)と、調理器筐体枠に加熱コイルの主面
と略平行に設けられたトッププレートとを有し、加熱コ
イルに高周波電力を出力してトッププレート上の被加熱
物、例えば調理鍋を誘導加熱するものである。通常、加
熱コイルは、調理鍋に対して比較的コイル径の小さい平
型渦巻状に形成され、高周波電力発生回路も加熱コイル
について一つだけ設けられている。また、調理鍋に対す
る加熱は、加熱コイルに近接し、且つその主面を指向す
る鍋底の部分に対して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、電磁調
理器による調理鍋の加熱は、加熱コイルの主面を指向す
る鍋底の部分に対して行われるので、加熱コイルの径以
下の底径を持つ調理鍋(以下、便宜上、小形鍋と称す
る)については、加熱電力の面ではさほど問題とはなら
ないが、加熱コイルの径よりも格段に大きい底径を持つ
調理鍋(以下、便宜上、大形鍋と称する)については、
加熱コイルの径と同程度の狭い領域しか加熱できないた
め、鍋底の加熱パターンが著しく偏り、調理上不便とな
る問題があった。この場合、加熱コイルの径を大きくす
れば十分な加熱電力を得ることができるが、そうする
と、加熱コイルの外周に近い環状領域の加熱電力が中心
部よりも相対的に強くなり、加熱パターンがドーナツ状
となるので、上記調理上の問題を解消することができな
いばかりか、むしろその問題を助長させる。
【0004】また、底径が加熱コイルの径よりも小さな
小形鍋をトッププレートに載置して加熱する場合、誘導
加熱に寄与しない加熱コイルの部分、即ち無負荷領域が
環状に現れるので、この無負荷領域の高周波磁界が小形
鍋の周辺に漏れて以下のような問題を生じさせていた。 (1)小形鍋の加熱電力が不十分となる。 (2)小形鍋の周囲部分が異常加熱される。 (3)金属製の取手を持つ鍋、あるいはフライパンの場
合は、この取手まで加熱されてしまい、扱いにくくな
る。 (4)小形鍋の周囲に置かれた金属製の他の調理具が加
熱される。 (5)有害乃至不要な電波雑音が増加し、特に、人体に
身につけている電子機器、例えば腕時計、磁気カード等
に悪影響を及ぼす。
【0005】本発明の課題は、かかる問題点を解消し、
大形鍋のような被加熱物に対しては加熱パターンが改善
され、小形鍋のような被加熱物に対しては少なくとも上
記(1)〜(5)の問題点を発生させない構成の電磁調
理器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する電磁調
理器は、同心上且つ略同一平面上に配した径の異なる複
数の加熱コイルと、各々の加熱コイルに対して個別的に
高周波電力を給電する高周波電力発生回路と、前記高周
波電力回路の出力を制御する出力制御手段とを有し、こ
の出力制御手段が、隣り合う一方の加熱コイルへの給電
をオンにしているときは他方の加熱コイルへの給電をオ
フにするとともに、個々の高周波電力の出力レベル、デ
ューティ比、出力時間間隔の少なくとも一つ又はこれら
の組み合わせを調整するように構成されていることを特
徴とする。上記構成の電磁調理器において、複数の加熱
コイルは、例えば、隣設したコイルの一方に電流が流れ
たときに他方のコイルに流れる誘導電流を抑えるよう
巻回されたものである。より具体的には、前記隣接した
コイルの一方と他方のコイルとが互いに逆向きになるよ
うに巻回する。高周波電力発生回路は、例えば、前記複
数の加熱コイルとの間で各々共振回路を構成する複数の
共振コンデンサを含み、それぞれの共振コンデンサのキ
ャパシタンス値と当該加熱コイルのインダクタンス値と
で決定される共振周波数の電力を当該加熱コイルに出力
するものである。この場合は、一の共振回路の共振周波
数が、隣接の共振回路との間の電磁的干渉を抑制する周
波数とする
【0007】本発明が提供する他の構成の電磁調理器
は、上記構成の電磁調理器において、前記複数の加熱コ
イルのうち内側の加熱コイルと外側の加熱コイルの各々
の通電状態を検知するセンサと、このセンサの出力信号
を前記出力制御手段にフィードバックする手段とを備
え、前記出力制御手段が、前記内側の加熱コイルに調理
用には不十分であるが被加熱物の有無は識別可能な最低
レベルの電力を給電し、このときのフィードバックされ
た前記出力信号に基づいて前記内側の加熱コイルの近傍
に被加熱物があるかどうかを判定し、被加熱物があると
判定できたときは前記内側の加熱コイルへの給電を停止
して前記外側の加熱コイルに前記電力を給電し、このと
きのフィードバックされた前記出力信号に基づいて当該
被加熱物の大きさを判定するとともに、判定された被加
熱物の大きさに対応する給電制御を行うように構成され
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の電磁調理器では、一つの平型渦巻状コ
イルを分割して複数の加熱コイルを構成し、あるいは径
の異なる複数の加熱コイルを同心上且つ略同一平面上に
配し、個々の加熱コイルに対して高周波電力を個別に出
力する。その際、出力制御手段を用いて高周波電力発生
回路の出力制御を行い、各加熱コイルに出力する高周波
電力を時分割に切り換える。これにより中心部に近い側
の加熱コイルのみを手動あるいは自動にて通電させるモ
ード、各加熱コイルを所定の時間間隔で交互に切り換え
て通電させるモード等の実現が可能となる。制御回路で
高周波電力の出力レベル、デューティー比、出力時間間
隔、あるいはこれらの組合せを種々調節することによ
り、調理の種類に応じた被加熱物の加熱パターンを任意
に変えることができる。なお、隣設の渦巻状加熱コイル
を互いに逆方向に巻回した場合は、高周波電力の出力制
御時における他の加熱コイルの誘導電流を低減すること
ができる。
【0009】ところで、個々の加熱コイルは、被加熱物
がその近傍に存するときと存しないときとで通電状態が
異なる。従って、各加熱コイルの各々の通電状態をセン
サで検知すれば、各センサ出力により被加熱物の有無又
はその大きさが判る。本発明では、そのための判別手段
を設け、この判別手段の出力結果に基づいて出力制御手
段が高周波電力の出力レベルと各加熱コイルへの出力時
間の少なくとも一方を制御する。これにより上述の各モ
ード選択の自動化が容易になり、被加熱物の大きさに応
じた効果的な加熱が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係る電磁
調理器の構成を表す要部構成図である。図1において、
符号1はリッツ線を平型渦巻状に巻いた円形あるいは多
角形の加熱コイルであり、その両端部に端部端子S1,
S2、コイル中間部に中間部端子S1A、S2Aを設
け、中心部の端部端子S1と中間部端子S1Aとで内側
コイル11、外縁部の端部端子S2と中間部端子S2A
とで外側コイル12をそれぞれ構成している。なお、本
発明は、複数の加熱コイルを各々独立に制御して全体的
な加熱パターンを種々調節する点を特徴とするが、便宜
上、二つの加熱コイルのみの場合について説明する。
【0011】符号2A,2Bは、それぞれ内側コイル1
1と外側コイル12とに高周波電力を出力する高周波電
力発生回路であり、符号3は、高周波電力発生回路2の
出力を制御するための制御回路である。また、符号4
は、加熱入/切スイッチ、加熱モード選択スイッチ、加
熱レベル設定ボリューム、アラーム表示器等から成る操
作表示回路、符号5は絶縁材から成るトッププレートで
ある。
【0012】制御回路3は、タイミング制御回路とレベ
ル設定回路(図示省略)とを有する。タイミング制御回
路は、操作表示回路4の指示により各高周波電力発生回
路2A,2Bの出力を時分割に入/切させて出力電力の
デューティー比又は出力時間間隔を調節するための入/
切信号T1,T2を生成するものであり、レベル設定回
路は、各高周波電力発生回路2A,2Bの出力レベルを
調節するためのレベル設定信号P1,P2を生成するも
のである(出力制御手段)。
【0013】上述の高周波電力発生回路2A,2Bを二
つのハーフブリッジ回路で実現する場合の具体的な構成
例を図2に示す。これらハーフブリッジ回路22A,2
2Bは、商用電力(AC電力)を整流した直流回路21
の出力電力を高周波電力に変換する一種の共振回路であ
る。図2を参照すると、第1のハーフブリッジ回路22
Aを構成するトランジスタアームの中間点には、共振コ
ンデンサC1を介して内側コイル11の端部端子S1が
導通接続され、第2のハーフブリッジ回路22Bを構成
するトランジスタアームの中間点には、共振トランジス
タC2を介して外側コイル12の端部端子S2が導通接
続されている。また、中間部端子S1A,S2Aは、共
通のバイバイパスコンデンサC3,C4の中間点に導通
接続されている。内側コイル11に出力される高周波電
力の共振周波数f1は、そのインダクタンス値と共振コ
ンデンサC1のキャパシタンス値によりほぼ決定され、
外側コイル12に出力される高周波電力の共振周波数f
2は、そのインダクタンス値と共振コンデンサC2によ
りほぼ決定される。これら共振周波数f1,f2は、各
コイル11,12間で電磁的に干渉し合わない程度に互
いに離れているのが好ましい。本発明者らの検証によ
り、一方の共振周波数が他方の共振周波数に対して少な
くとも1.2倍以上であれば実用上問題ないことが確認
されている。なお、各コンデンサC1〜C4は可変コン
デンサに置き換えることも可能である。各ハーフブリッ
ジ回路22A,22Bは、制御回路3から入力したトラ
ンジスタドライブ信号D1,D2によりその出力時間と
出力レベルが制御される。このトランジスタドライブ信
号D1,D2は、図1に示した入/切信号T1,T2、
及びレベル設定信号P1,P2と同様の機能を持つもの
である。上述のようなハーフブリッジ回路22A,22
Bを用いると、簡単な回路構成で二つの高周波電力発生
回路2A,2Bを実現することができる。なお、以上は
ローコスト化を図る上で好適な回路構成例であるが、本
発明の実施に必要な高周波電力発生回路2A,2Bは、
必ずしも上述のハーフブリッジ回路22A,22Bを用
いる場合に限定されるものではなく、他の高周波発振回
路を含む構成であっても良いのはいうまでもない。
【0014】図3は、本実施例の電磁調理器を用いて小
形鍋6を加熱する場合の説明図であり、(a)はその要
部構成図である。各加熱コイル11,12の斜線で示し
た部分は、通電している様子を示す。この場合は、操作
表示回路4の指示により、制御回路3のレベル設定回路
が、内側コイル11に接続された高周波電力発生回路2
Aの出力レベルをゼロから定格値(100%)に調節す
るとともに、外側コイル12に接続される高周波電力発
生回路2Bについては、その出力レベルをゼロとする。
あるいはタイミング制御回路で内側コイル11に接続さ
れた高周波電力発生回路2Aの出力デューティ比を10
0%に調節する。このときの各高周波電力発生回路2
A,2Bの出力状態を図3(b)に示す。このような制
御例によれば、小形鍋6の鍋底に位置する内側コイル1
1のみに高周波電力が選択的に集中し、その周囲に無負
荷領域が生じないので、高周波磁界の漏れが抑制され、
小形鍋6の場合に生じていた従来の種々の問題点を解決
することができる。
【0015】図4は、本実施例の電磁調理器を用いて大
形鍋7を加熱する場合の説明図であり、(a)はその要
部構成図、(b)は制御回路3により制御される各高周
波電力発生回路2A,2Bの出力状態図である。図中、
t1,t2は高周波電力の出力時間である。また、各加
熱コイル11,12の斜線で示した部分は、通電してい
る様子を示す。
【0016】この例では、操作表示回路4の指示によ
り、制御回路3のレベル設定回路で高周波電力の出力を
ゼロから定格値(100%)に設定するとともに、タイ
ミング制御回路でその出力デューティ比を種々変えるよ
うにしたものである。即ち、第1の高周波電力発生回路
2Aと第2の高周波電力発生回路2Bの出力を所定の時
間割合に従って交互に入/切させ、前者の出力を時間t
1だけ入(ON)とした後に時間t2だけ切(OFF)
としてこれを繰り返すとともに、後者の出力を時間t1
だけ切とした後に時間t2だけ入としてこれを繰り返す
ようにしたものである。このような制御例では、各時間
t1,t2の割合と各出力レベルを変えることにより鍋
底の加熱パターンを任意に変えることができ、調理の種
類に適した種々の加熱パターンを形成することができ
る。
【0017】なお、各時間t1,t2は、それぞれ0〜
約3秒まで可変可能であり、t2を0としたときは、図
3(b)のような連続出力状態となり、大形鍋7の内側
部分のみを選択的に加熱したい場合に適する制御例とな
る。また、レベル設定回路とタイミング制御回路は、そ
れぞれ独立して高周波電力発生回路2A,2Bの出力を
制御しても良く、両者を組み合わせて制御しても良い。
後者の場合は加熱パターンのきめ細かな制御が可能にな
り、従来の問題点をより効果的に解決することができ
る。
【0018】本発明の第1実施例は、以上のとおりであ
るが、中間部端子S1A,S2Aの位置を上述のように
固定的にするほか、これを可変可能にしてインダクタン
ス値及び共振周波数を変えるようにしても良い。また、
上記実施例にように、一つの平型渦巻状コイルを分割し
て複数の加熱コイルとする構成のほか、径の異なる複数
の独立の加熱コイルを同心上且つ略同一平面上に配する
ようにしても良い。
【0019】(第2実施例) 図5は、本発明の第2実施例に係る電磁調理器の要部構
成図である。 この電磁調理器は、図5から明らかなよう
、第1実施例で示した構成の電磁調理器において、同
心上且つ略同一平面上に位置する内側コイル11と外側
コイル12'を、電流が互いに逆方向になるように巻回
したものである。2'A,2'Bは各コイル11,12'
にそれぞれ高周波電力を出力する高周波発生回路、S
2',S2'Aは外側コイル12'の端子であり、個々の
機能は第1実施例で示したものと同一のものである。
【0020】この実施例では、更に、内側コイル11と
外側コイル12'の各中間部端子S1A,S2'Aの共通
電力線に、電路のコイル電流を検知するセンサL1を設
け、このセンサL1の出力信号HF1を制御回路3'に
フィードバックする。制御回路3'では、この出力信号
HF1に基づいて入/切信号T1,T2、及び/又はレ
ベル設定信号P1,P2を再生成して各高周波電力発生
回路2'A,2'Bに出力する。
【0021】また、高周波電力発生回路2'A,2'Bを
二つのハーフブリッジ回路で実現する場合の構成図を図
6に示す。この例では、図2に示した構成において、外
側コイル12'の巻回方向を逆方向とし、更に内側コイ
ル11と外側コイル12'の各中間部端子S1A,S2'
Aの共通電力線に、上記センサL1を設け、このセンサ
L1の出力信号HF1を制御回路3'にフィードバック
している。制御回路3'では、この出力信号HF1に基
づいてトランジスタドライブ信号D1,D2を再生成し
て各高周波電力発生回路2'A,2'Bに出力する。
【0022】次に、上述のように内側コイル11と外側
コイル12’を逆方向に巻回したときの作用を図7及び
図8を参照して説明する。図7は、図6の部分構成図で
あり、共通のバイパスコンデンサC3,C4の中間点
に、各コイル11,12’の共通電力線が導通接続され
ている。ここで、内側コイル11に流れる電流をI1
これにより外側コイル12'に誘導される誘導電流を
2、バイパスコンデンサC3,C4の中間電圧の変動
分をΔVとすると、これらの電流I 1 及び電流i 2 は、図
示のように互いに逆方向になるので、変動分ΔVは、外
側コイル12'の誘導電流i2を抑える方向に働く。図8
(a)は、このときの状態説明図であり、実線は内側コ
イルに流れる電流I1、細線は上記誘導電流i2、破線は
上記変動分ΔVである。また、図8(b)は、各コイル
を全て順方向にした場合の状態説明図であり、電圧変動
分ΔVが誘導電流i2を増大する方向に働く様子が示さ
れている。なお、以上は、内側コイル11にのみ高周波
電力を出力した場合の例であるが、外側コイル12'に
のみ高周波電力を出力した場合も同様の関係となる。こ
のように、各コイル11,12'に流れる電流の方向を
互いに逆にすることにより、他のコイルによる誘導電流
が抑制されるので、センサL1の出力信号H
【0023】(第3実施例)図9は、本発明の第3実施
例に係る電磁調理器の要部構成図であり、51は内側コ
イル、52は外側コイル、53は直流回路、54A,5
4Bは高周波電力発生回路、55は制御回路である。各
コイル51,52は、便宜上、分離して表示してある
が、第1実施例のように一つの平型渦巻状コイルを所定
の巻数毎に分割したものであっても良い。また、各コイ
ル51,52の巻回方向は、順方向、逆方向のいずれで
あっても良い。直流回路53及び高周波電力発生回路5
4A,54Bは、それぞれ第1実施例と同様のものであ
る。
【0024】この実施例では、内側コイル51と外側コ
イル52の共通電力線と電力入力部(AC入力部)の電
力線に、それぞれ電路の電流を検知するセンサL1,L
2を設けて各部の電流レベルを検出するとともに、各セ
ンサ出力に基づいて鍋の大小判別を行う被加熱物判別回
路(判別手段)を制御回路55内に設け、小形鍋を加熱
する場合に、自動的に内側コイル51のみに対して高周
波電力を出力するようにしたものである。なお、センサ
L1は、第2実施例で説明したものと同一のものである
が、ここでは制御回路55へのフィードバック用ではな
く、以下に説明するように鍋の有無及びその大きさの判
別に用いる。また、図示の例では、共通電力線に一つの
センサL1を設けているが各コイル51,52の周辺に
それぞれ別個に設ける構成であっても良い。
【0025】このような構成において、トッププレート
上の内側コイル51の配設部位に鍋が有るときはセンサ
L1の出力信号HF1はセンサL2の出力信号IACより
小さく、鍋が無いときは大きくなる。外側コイル52の
場合も同様となる。そこで、これらのセンサL1,L2
の出力信号HF1,IACの組合せを比較することによ
り、鍋の存在及びその大きさを特定することができる。
この性質を利用した制御回路55の処理手順を図10に
示す。
【0026】図10を参照すると、まず、加熱「入」と
同時に内側コイル51のみに最低レベルの高周波電力を
出力する(S(処理ステップ、以下同じ)101)。こ
の最低レベルは、調理用には不十分であるが、そのON
/OFF識別に十分なレベルであり、制御回路55内の
レベル設定回路により予め設定されている。そしてその
ときのセンサL1の出力信号HF1と電力入力部のセン
サL2の出力信号IACとを比較してトッププレート上に
鍋が有るか否かを判別する(S102)。このとき、鍋
が無い場合は、トッププレート上に鍋が載るまで最低レ
ベルで待機する。一方、鍋が有る場合は、一旦内側コイ
ル51に対する高周波電力の出力(給電)を停止し(S
103)、すぐに外側コイル52に同レベルの高周波電
力を出力して(S104)鍋が有るか否かを判別する
(S105)。ここで鍋無しと判別された場合は、結
局、内側コイル51では鍋有りで、外側コイル52では
鍋無しであるから、トッププレートに載っているものは
小形鍋であることが判る。この場合は、小形鍋の加熱制
御、即ち、内側コイル51への設定レベルの高周波電力
の出力を行う(S106)。他方、外側コイル52でも
鍋有りの場合は、トッププレートに載っているのは大形
鍋であるから大形鍋の加熱制御、即ち、内側コイル51
と外側コイル52を両方使用して調理上最適な加熱パタ
ーンを得るように前述のタイミング制御回路、及び/又
は、レベル設定回路の調節を行う(S107)。
【0027】以上、本発明を複数の実施例を用いて説明
したが、本発明は、各実施例の構成に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲の設計変更が可能で
あることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、径の異なる複数の加熱コイルに対する高周波
電力の出力制御を各々個別に行うことができるので、従
来は不可能であった種々の加熱パターンを形成すること
ができる。例えば、選択的に加熱したい部位の近傍に位
置する加熱コイルのみに集中的に高周波電力を出力した
り、誘導加熱に寄与しない加熱コイルに対する高周波電
力の出力を所定時間停止することができるので、修正不
可能な偏った加熱パターンあるいは無負荷領域が発生す
ることに起因する従来の多くの問題点を一挙に解決する
ことができる。
【0029】また、電力入力部の通電状態と各加熱コイ
ルの各々の通電状態とをセンサで検知するとともに、各
センサ出力の組合せにより被加熱物の有無又はその大き
さを判別し、その出力結果に基づいて各加熱コイルへの
高周波電力の出力レベルと出力時間の少なくとも一方を
制御するようにしたので、被加熱物に対する種々の加熱
パターンの選択の自動化が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電磁調理器の要部構
成図。
【図2】第1実施例の高周波電力発生回路をハーフブリ
ッジ回路を用いて実現した場合の具体的な構成例を示す
図。
【図3】(a)は第1実施例において小形鍋を加熱する
場合の要部構成図、(b)は小形鍋の鍋底の中心部を集
中的に加熱する場合の各高周波電力発生回路の出力状態
説明図。
【図4】(a)は第1実施例において大形鍋を加熱する
場合の要部構成図、(b)は大形鍋の鍋底を均一に加熱
する場合の各高周波電力発生回路の出力状態説明図。
【図5】本発明の第2実施例に係る電磁調理器の要部構
成図。
【図6】第2実施例の高周波電力発生回路をハーフブリ
ッジ回路を用いて実現した場合の具体的な構成例を示す
図。
【図7】第2実施例の作用を説明するための部分構成
図。
【図8】(a)は内側コイルと外側コイルの巻回方向を
逆にした場合のコイル電流I1、誘導電流i2、バイパス
コンデンサC3,C4の中間電圧の変動分をΔVの状態
説明図、(b)は、各コイルを全て順方向にした場合の
状態説明図。
【図9】鍋の大小判別を行う本発明の第3実施例に係る
電磁調理器の要部構成図。
【図10】図9の構成の制御回路において鍋の存在箇所
を特定するまでの処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1,1’ 加熱コイル 11,51 内側コイル 12,12',52 外側コイル 2A,2B,2'A,2'B 高周波電力発生回路 3,3',55 制御回路 4 操作表示回路 5 トッププレート 6 小形鍋 7 大形鍋 L1,L2 電路のコイル電流を検知するセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田内 良男 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田 理化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−337279(JP,A) 特開 平3−238784(JP,A) 特開 昭63−291387(JP,A) 特開 平3−203187(JP,A) 実開 昭57−192690(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心上且つ略同一平面上に配した径の異
    なる複数の加熱コイルと、各々の加熱コイルに対して個
    別的に高周波電力を給電する高周波電力発生回路と、前
    記高周波電力回路の出力を制御する出力制御手段とを有
    し、 この出力制御手段は、隣り合う一方の加熱コイルへの給
    電をオンにしているときは他方の加熱コイルへの給電を
    オフにするとともに、個々の高周波電力の出力レベル、
    デューティ比、出力時間間隔の少なくとも一つ又はこれ
    らの組み合わせを調整するように構成されてい ることを
    特徴とする電磁調理器。
  2. 【請求項2】 前記複数の加熱コイルは、隣設したコイ
    ルの一方に電流が流れたときに他方のコイルに流れる誘
    導電流を抑えるように巻回されていることを特徴とする
    請求項1記載の電磁調理器。
  3. 【請求項3】前記隣接したコイルの一方と他方のコイル
    とが互いに逆向きになるように巻回されていることを特
    徴とする請求項2記載の電磁調理器。
  4. 【請求項4】 前記高周波電力発生回路は、前記複数の
    加熱コイルとの間で各々共振回路を構成する複数の共振
    コンデンサを含み、それぞれの共振コンデンサのキャパ
    シタンス値と当該加熱コイルのインダクタンス値とで決
    定される共振周波数の電力を当該加熱コイルに出力する
    ものであり、 一の共振回路の共振周波数が隣接の共振回路との間の電
    磁的干渉を抑制する周波数であることを特徴とする請求
    項1、2又は3 記載の電磁調理器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至のいずれかの項記載の電
    磁調理器において、前記複数の加熱コイルのうち内側の
    加熱コイルと外側の加熱コイルの各々の通電状態を検知
    するセンサと、 このセンサの出力信号を前記出力制御手段にフィードバ
    ックする手段とを備え、 前記出力制御手段は、前記内側の加熱コイルに調理用に
    は不十分であるが被加熱物の有無は識別可能な最低レベ
    ルの電力を給電し、このときのフィードバックされた前
    記出力信号に基づいて前記内側の加熱コイルの近傍に被
    加熱物があるかどうかを判定し、被加熱物があると判定
    できたときは前記内側の加熱コイルへの給電を停止して
    前記外側の加熱コイルに前記電力を給電し、このときの
    フィード バックされた前記出力信号に基づいて当該被加
    熱物の大きさを判定するとともに、判定された被加熱物
    の大きさに対応する給電制御を行うように構成されてい
    ことを特徴とする電磁調理器。
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