JP2977687B2 - カバーリングストッキング - Google Patents
カバーリングストッキングInfo
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Description
グ糸のみで編立てられたレッグ部を有するストッキング
に関する。
メント糸に強撚を施した実撚トルク糸あるいはナイロン
フィラメント糸に仮撚加工を施したウーリーナイロン糸
が使用されている。ところがかかるストッキングはナイ
ロンの撚トルク力あるいは仮撚糸の捲縮伸縮力を利用し
たストッキングの為、長時間着用時、あるいは水濡れ時
には、膝あるいは足首等にタルミが生ずる欠点が有る。
グとして、細デニールポリウレタン弾性糸にナイロンフ
ィラメント糸を捲き付けたカバーリング糸とナイロンフ
ィラメント糸を1本交互に編立てたストッキング(以後
交編ストッキングという)が従来知られている。
て、カバーリング糸とナイロンフィラメントを1本交互
に編立てた図2の編組織ストッキングは(9はカバーリ
ング糸、10はナイロンフィラメント糸)適度なフィッ
ト性と締付力を有する。ところが、図2から明らかな様
に、交編ストッキングは、物性の異なる異種の繊維が交
互に配置されている為、外観上は、あたかもコースムラ
(韋段)があるかの様に見え、審美性に劣る欠点が有
る。
ィット性と締付力を有するストッキングとして、上記し
たカバーリング糸とナイロンフィラメント糸を交互に配
することなく、総てカバーリング糸を編立てたストッキ
ング(以後カバーリングストッキングとする)の開発が
試みられている。
カバーリングストッキングには、次の如き問題点があ
る。ストッキングの通常の製造方法は編立後、ツマ先縫
製、パンティ部縫製、染色加工等の処理をした後、足型
をしたアルミ板に挿入した状態で熱セットして適当な大
きさに仕上げる。上記熱セットの目的は、編地を適度な
大きさに伸ばして型セットすることにより、編地外観を
良くすること並びに置寸法(ストッキングを板上に置い
た際の寸法)を適度な大きさにすることにより、無理な
く着用出来る様にすることに有る。
交編ストッキングに比較してポリウレタン弾性糸の比率
が高く、それに比例して、伸縮弾性力が大きい。従っ
て、製品サイズにもよるが、通常ツマ先から、レッグト
ップ部までの置寸法(図4のL0 )が60cm以下にな
ると、ツマ先から順次、丁寧に伸ばしながら置用しない
限り、着用出来ないばかりか、無理に着用しようとする
と、破れてしまう欠点が有る。
バーリングして編立てたカバーリングストッキングは、
ポリウレタン弾性糸の熱セット性が悪い為、足型セット
時に、ポリウレタン弾性糸が大きく収縮して、置寸法の
極めて小さいストッキングしか得られない欠点が有る。
グストッキングに編立てると、コース間隔のムラ並びに
コースを形成するカバーリング糸の見掛け繊度ムラが、
コースムラとなり、外観の劣ったストッキングしか得ら
れない。カバーリング糸とナイロンを1本交互に配した
ストッキングにおいては、物性の異なる2種類の原糸が
交互に編立てられている為、前記した様に、編地にコー
スムラ様の“韋筋”が存在し、かかるコースムラによっ
て編地欠点が隠されてしまうが、カバーリング糸ストッ
キングは、同一物性カバーリング糸を編立てており編地
が均一な為、かかる欠点がコースムラとして現われる。
型セット後の置寸法が適度な大きさとなり着用容易であ
って、なお且つコースムラ等の欠点がなく、外観が均一
できれいに見えるカバーリングストッキングを提供する
ことに有る。また他の目的は、レッグ部置寸法とパンテ
ィ部置寸法のバランスがとれた前記カバーリングストッ
キングを提供することに有る。
れ、熱セット率が70%以上のポリウレタン弾性糸を芯
糸とし、これにナイロンフィラメント糸を捲きつけたカ
バーリング糸のみで、少なくともレッグ部が編立てられ
たカバーリングストッキング、及び熱セット率が60%
以下のポリウレタン弾性糸にナイロンフィラメント糸を
捲き付けたカバーリング糸を用いて編立てられたパンテ
ィ部を有する前記カバーリングストッキングである。
例えば、NCO基重量換算でポリウレタン弾性体当たり
0.75重量%以下の架橋剤を添加してポリウレタンを
溶融紡糸して一旦巻き取った後、ナイロンフィラメント
でカバーリングを行い次いで該カバーリング糸のみを用
いて少なくともレッグ部を編立、縫製、加工後130℃
以下で熱セットすること等により得られる。
グの足型セット時のセット性に関するポリウレタン弾性
糸の基本物性である。一般に、ポリウレタン弾性糸は耐
熱性が高く足型セット時の熱セット性も悪い。そして、
熱セット率が70%より小さいポリウレタン弾性糸から
成るカバーリングストッキングにおいては、足型セット
時に、ストッキングが大きく収縮して小さい置寸法のス
トッキングになり、着用が著るしく困難になる。一方、
パンティ部に使用されるポリウレタン弾性糸の熱セット
率が60%を越えるカバーリングストッキングにおいて
は、レッグ部置寸法は十分大きくなるが、パンティ部は
熱セット時にレッグ部の収縮応力の為引き伸ばされ、パ
ンティ部の置寸法が極めて長く、レッグ部、パンティ部
の長さがアンバランスなストッキングになり、その結果
として着用時にパンティ部のタテ方向のフィット性が不
良となる。
ッグ部に熱セット性の良いポリウレタン弾性糸を用い、
パンティ部には比較的、熱セット性の悪いポリウレタン
弾性糸を用いたカバーリングストッキングであり、レッ
グ部ポリウレタン弾性糸とパンティ部ポリウレタン弾性
糸の熱セット率の差が少なくとも10%、好ましくは2
0%以上有ることが望ましい。
タン弾性糸の繊度当り5mgの荷重を掛け長さl0 を試
料長とする。次いで、試料を2倍に伸張し、伸張した状
態で、沸水にて5分間熱処理する。次いで試料を空冷し
た後弛緩し25℃×65%RHの条件で30分間放置し
次いで、5mg/dの荷重下で長さl1 を測定する。上
記測定により、熱セット率は下記で定義する。
ン弾性糸は、湿式紡糸法や乾式紡糸法でこれを得ること
は困難であり、溶融紡糸法によって得ることが出来る。
通常の乾式紡糸法あるいは湿式紡糸法ポリウレタン弾性
糸をカバーリングストッキングに用いると、前記した編
斑(コースムラ)が多発して、外観の良いストッキング
が得られない。かかる原因は、溶融紡糸法ポリウレタン
弾性糸は、乾式、あるいは湿式紡糸法ポリウレタン弾性
糸に比較して、繊度の均一性が極めて良好なことに起因
していると推察される。
ン弾性糸としては、熱可塑性ポリウレタンポリマーを溶
融した後、紡糸口金より押出し、空冷して捲取る溶融紡
糸ポリウレタン弾性糸あるいは溶融したポリウレタン弾
性糸に、多官能のNCO末端を有するポリイソシアネー
ト化合物(以後架橋剤とする)を添加混合した後、紡糸
口金より押出し、空冷して捲取った反応溶融紡糸法ポリ
ウレタン弾性糸が挙げられるが、特に後者の方法は、ポ
リウレタン弾性糸の耐摩耗性が良好で、本発明には望ま
しい。
6573号公報などに詳細に記載されているが、本発明
の反応溶融紡糸法に用いるポリイソシアネート化合物は
1分子内に平均2個以下のNCO基を有する分子量40
0〜3000の化合物が望ましい。
ポリイソシアネートを溶融したポリウレタン弾性糸に少
量添加混合すると、溶融粘度が著しく大きくなり、紡糸
が困難になるばかりでなく、添加混合時の添加量が僅か
に変動するだけで、得られたポリウレタン弾性糸の物性
が大きく変動し、その結果としてポリウレタン弾性糸の
物性差に起因する編斑(コースムラ)が多発する。従っ
て、紡糸工程の増粘と、ポリウレタン弾性糸の物性均一
化の為に、ポリイソシアネート化合物は1分子内のNC
O基が平均2個以下の化合物が望ましく、両末端NCO
基のポリイソシアネート化合物と一方を封鎖したポリイ
ソシアネート化合物とを混合して用いると更に好まし
い。
シアネート化合物は、両末端水酸基のポリオールに4,
4′−ジフェニールメタンジイソシアネート(以後MD
I)を水酸基量の2倍モル反応させ、両末端NCO基の
ポリイソシアネート化合物を得、次いで、アルコール類
をNCO基量に対して50%モル以下反応させる方法に
て得ることが出来る。また、両末端水酸基のポリオール
としてはポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネー
ト系などのポリオールで、分子量が300〜2500の
化合物が望ましく、ポリイソシアネート化合物に反応さ
せるアルコールとしては、沸点が50℃以上の脂肪族ア
ルコールが望ましく、エチルアルコール、ブチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ヘキシルアルコールな
どの常温で液体のアルコール類が好ましい。
弾性体当たり0.75重量%以下にして添加し紡糸する
ことが好ましく、NCO基重量換算は、例えばアミン滴
定法で測定した架橋剤中のNCO基重量%をA、架橋剤
の添加量をB(重量%)とした時次の式で算出される。
レタン弾性糸について説明する。該ポリウレタン弾性糸
の繊度は、5d〜30dの範囲が望ましい。5dより細
いポリウレタン弾性糸ではフィット性に劣るおそれがあ
り、好ましくない。
IS A硬度83〜93の範囲とする。A硬度83以下
のポリウレタン弾性体では、カバーリング後の編立工程
においてポリウレタン弾性糸が切断されるおそれがあ
る。また、A硬度93以上のポリウレタン弾性体ではス
トッキングとした後の伸縮性が不足し良好なフィット性
が得られないおそれがある。
ては、例えば、200〜240℃にて溶融した後、ある
いは溶融したポリウレタン弾性体に架橋剤を前記の如く
注入し十分に混合した後、0.2〜1.0mmφのノズ
ル孔より空中に押し出し冷却後巻き取ることが挙げられ
る。
りトラバース間の距離L0 とトラバース巾L1 の比が1
5×10-2以下となして行う。L1 /L0 比が該範囲を
超えると巻き取ったポリウレタン弾性糸の繊度バラツキ
巾が大きくなり後述する如く良好なスットッキングとな
らないおそれがある。また、紡糸巻き取りされたポリウ
レタン弾性体は、少なくとも数日間は室温で放置(エー
ジング)することが望ましい。
糸は、ポリウレタン弾性体に35mg/dの荷重を掛け
次いで室温から3℃/秒の昇温速度で加熱した時、ポリ
ウレタン弾性体が伸び原長の2倍になった時の温度(耐
熱温度)が150℃以下である。
は、熱セット率が70%以上、好ましくは80%以上の
ポリウレタン弾性糸に通常3d〜20dのナイロンフィ
ラメントを捲き付けたもので、捲き付けは1重捲(シン
グルカバーリング)であっても、2重捲(ダブルカバー
リング)であってもよい。
ィラメントの捲き付け回数)は、800〜3000T/
Mが望ましい。図1は、かかるカバーリング方法の1例
を示すシングルカバーリング機の側面図である。同図に
おいてポリウレタン弾性糸Y1 は、パッケージAから解
舒され、供給ローラー2を経て、中空スピンドル3を通
って引き取りローラー4に供給される一方、中空スピン
ドル3によって、回転されるパッケージBから、ナイロ
ンフィラメントY2 は解舒され撚止ガイド8の下でポリ
ウレタン弾性糸に捲き付けられ、カバーリング糸Y3 と
なる。ここで、5はガイド、6は捲取りローラー、7は
捲取りパッケージである。
ーリング糸をレッグ部に用いることによって、前記目的
が達成されるのであるが、更に、カバ−リング時におけ
るポリウレタン弾性糸の繊度バラツキ巾を18%以下と
することによりより外観の優れたストッキングが得られ
る。
キ巾について詳述する。先ず、図1において、ポリウレ
タン弾性糸は、ローラー1とローラー2の間、並びにロ
ーラー2とローラー4の間で伸ばされるが、その間の伸
張倍率を1段目ドラフト並びに2段目ドラフトという。
にとると、ナイロンフィラメントを捲き付けない状態
で、ポリウレタン弾性糸のみを走行させ、撚止めガイド
8の上側に繊度測定センサーをセットして測定した繊度
バラツキ巾を、カバ−リング時におけるポリウレタン弾
性糸の繊度バラツキ巾と定義する。
合は、例えば図3の装置で測定してもよい。図3の方法
で測定するに際してはローラー1とローラー2の1段目
ドラフトとローラー2とローラー4の2段ドラフトを、
カバーリング機条件と同条件に設定して、繊度測定セン
サー11にて連続して測定する。繊度バラツキを連続的
に測定する繊度測定センサー11としては、静電容量変
化を測定原理とするもの(計測器工業株式会社のイブネ
ステスター「KET−80 TYPE C」等)、ある
いは、円型のモノフィラメントを測定する場合には光学
的に繊維直径を測定するもの(ZIMMER社製の「C
ONTROL UNIT 461D/2」等)が有る。
16mを測定し、その最大繊度DMAX と最小繊度DMiN
をチャートから読み取り、繊度バラツキ巾を下記にて算
出する。
ラツキ巾をカバーリング条件で測定する意味は、ポリウ
レタン弾性糸が、通常のナイロンフィラメント糸あるい
はポリエステルフィラメント糸等とは異なり、僅かな外
力によって、大きく伸び縮みし、又パッケージに捲き取
られたポリウレタン弾性糸は経時と共に膠着してしまう
からである。
糸でも、カバーリング時のドラフト配分、あるいはガイ
ド類の抗低あるいはパッケージ上での膠着度等により、
繊度バラツキ巾が大きく変化する。従って、ポリウレタ
ン弾性糸の物性に応じて、繊度バラツキ巾が18%以下
になる条件にカバーリング条件を設定することが好まし
い。繊度バラツキ巾が18%より大きい条件でカバーリ
ングしたカバーリング糸をカバーリングストッキングに
編立てると、ポリウレタン弾性糸の物性ムラに起因する
コースムラ等の欠点が現われ、良好な外観のストッキン
グが得られないおそれがある。
るカバーリング条件としては、前記1段目ドラフト×2
段目ドラフトを1.5〜3.5、また1段目ドラフトは
1.1〜2.2と設定することが望ましい。かかる際、
1段目ドラフトと2段目ドラフトの比率は、繊度バラツ
キ率を測定して、バラツキ巾の少ないドラフト配分にす
る。すなはち、ポリウレタン弾性糸の膠着が大きい原糸
は1段目ドラフトを大きく設定しなければ、繊度バラツ
キ巾が大きくなる。又、膠着の少ないポリウレタン弾性
糸は、1段目ドラフトが大きすぎると、繊度バラツキ率
が大きくなる欠点が有る。
ては、前述の如く紡糸されたポリウレタン弾性糸をトラ
バース巾高々8cm程度で紙管等に巻き取り、次いでカ
バーリング工程に供することが挙げられる。
用いてストッキングの少なくともレッグ部を編立てる。
かかる際、トルクの有るシングルカバーリング糸は、S
トルク糸とZトルクを1本交互に編立てると良いが、ト
ルクのないダブルカバーリング糸は、交互に編立てる必
要はない。
機等を用いて編立てればよい。また、編立てに際して
は、編目ループが均一になる様に編立張力あるいは編針
のループ形成機能を調整することが好ましい。また、図
4に縫製前のパンティ部に相当するウェルト部とレッグ
部とトウ部を示したが、通常ストッキングの編立に当た
っては、それぞれの要求性能に応じた原糸を使い分ける
のが通常である。
合、パンティ部に使用するポリウレタン弾性糸は、通常
の乾式紡糸法、湿式紡糸法あるいは溶融紡糸法で紡出し
た熱セット率60%以下のポリウレタン弾性糸が用い得
る。また、繊度は通常レッグ部と同じ繊度、あるいはそ
れより太い繊度の8d〜50dの範囲が望ましい。
ポリウレタン弾性糸に、通常は10d〜50dのナイロ
ンフラット糸あるいはナイロン仮撚糸などのナイロンフ
ィラメント糸を1重又は多重に捲き付ける。次いで、通
常の2口あるいは4口などの多口丸編機にて編地に斜向
性が出ない様に、S撚糸とZ撚糸を交互に編立てる。な
お、パンティ部は前記パンティ部用カバーリング糸と他
のナイロンフィラメント糸、あるいはカバーリング糸な
どを交互に配して編立てても良い。
100℃の蒸気でストッキングを収縮熱処理する。次い
でツマ先部を縫製した後2本の編地のウェルト部を縫製
してパンティ部に仕上げた後、染色加工、あるいは柔軟
加工等の加工を施す。更に、適当な大きさの2枚の板状
足型にパンティ部まで縫製したストッキングを挿入し、
蒸気にて熱セットする。また、他の方法としてはツマ先
部縫製、染色加工、あるいは柔軟加工した後1本づつ板
状足型に入れて熱セットし、熱セットされた2本の編地
のウェルト部をパンティ状に縫製する方法がある。かか
る熱セット時の温度は100〜130℃が最適である。
熱セット温度が100℃以下では、熱セット効果が得ら
れず、130℃以上では風合いの硬いストッキングにな
る欠点が有る。
を冷却して、板状足型から取り外す。ここで、熱セット
率の小さいポリウレタン弾性糸を使用したカバーリング
ストッキングでは、足型セット時に、ストッキングが大
きく収縮して、置寸法の小さいストッキングになってし
まう。
ンジイソシアネート(以後MDI)と1,4−ブタンジ
オール(以後1,4−BG)から成るA硬度85のポリ
ウレタン弾性体を230℃で溶融し0.3mmφの紡糸
ヘッドより紡糸して、冷却後トラバース巾6.5cm、
デリベリーローラとトラバース間距離が70cmのワイ
ンダーを用い500m/分で巻き取り円型断面形状の2
0デニールモノフィラメントを得た。かかるポリウレタ
ン弾性糸を1週間放置後測定した熱セット率は95%、
耐熱温度は105℃であった。
い、撚止めガイド(8)の位置に光学式線径測定器を設
備し、カバーリングのトータルドラフト(1段目ドラフ
ト×2段目ドラフト)を2.4に設定し、1段目ドラフ
ト比と2段目ドラフト比を表1記載条件に変更して、繊
度バラツキ巾を測定した。次いで、中空スピンドル2万
rpm、撚数1500T/M、カバード糸10d/5f
のナイロンフィラメントで表1のドラフト配分に対応し
たA〜Fの6種類のシングルカバーリング糸を得た。
−IIを用い、ウェルト部に20dポリウレタン弾性糸に
40dのナイロン仮撚糸をカバーリングしたシングルカ
バーリング糸を用い、レッグ部には、前記6種類のシン
グルカバーリング糸をS撚糸とZ撚糸を交互に配して、
カバーリングストッキングを編立てた。
ン弾性糸(熱セット率58%)に13d/5fのナイロ
ン糸をカバーリングのトータルドラフト3.3倍、1段
目ドラフト1.8、撚数1800T/Mの条件で、交編
ストッキング用カバーリング糸を得た。なお、かかるカ
バーリング工程にて測定したポリウレタン弾性糸の繊度
バラツキ率は22.0%であった。かかるカバーリング
糸と13d/3fのナイロン糸を用い、前記編機と同様
の編機にて、カバーリング糸とナイロンフィラメントを
交編ストッキングに編立てた。(G)
交編ストッキング1種類を常法に従って縫製、染色加工
した後、ウェルト部巾18cm、レッグトップ巾18c
m、トウ部巾9cm、全長95cmのアルミ板に挿入
し、115℃の飽和蒸気にて15秒間熱セットし、冷却
後足型アルミ板から取り外して、その寸法並びに編地外
観を評価した。又着用性を評価すべく、10人の女性に
着用テストを実施した。結果は下表の通りであった。
レタン弾性糸を使用したカバーリングストッキングA〜
Fは、いづれもL丈置寸法は交編ストッキングとほぼ同
じL丈置寸法に仕上り、10人の女性の着用性評価結果
はいづれも“交編ストッキングと同じはき易さ”の評価
であった。
トッキングのL丈置寸法は大きく仕上り、交編に起因す
る韋段が認められた。一方、ポリウレタン弾性糸の繊度
バラツキ巾の大きいストッキングA並びにFは、ストッ
キング外観評価において、コースムラあるいはウェル方
向の周期ムラ等が若干認められた。
から成るA硬度90のポリウレタン弾性体を溶融紡糸し
た。その際、分子量850のポリカプロラクトングリコ
ールにMDIを2モル反応させNCO重量%が6.2重
量%の両末端イソシアネート基化合物(I)を、架橋剤
として溶融した上記ポリウレタン弾性体に重量比で5
%、8%、12%、15%添加混合した。該架橋材の1
分子中のイソシアネート基理論値は2個であり、夫々の
NCO添加量は0.31%、0.50%、0.74%、
0.93%であった。
て実施例1と同様に巻き取り、10d/1fの円型断面
形状のポリウレタン弾性糸を得た。(I、J、K、L)
又同時に上記イソシアネート化合物を全く添加しない1
0d/1fのポリウレタン弾性糸も得た。(H)
性糸を、表面駆動方式で回転させ、2.0倍に引き伸ば
してパッケージから解舒し、次いで、0.55倍に弛緩
収縮させてトラバース巾5cmのワインダーにてペーパ
ーチューブに捲き取り、膠着度の極めて少ない5種類の
ポリウレタン弾性糸を得た。又、市販の乾式紡糸法ポリ
ウレタン弾性糸(10d)も同条件でペーパーチューブ
に捲換えた。(M)
ブルカバーリング機を用い、1段目ドラフト1.3、2
段目ドラフト1.8、下段撚数2400T/M、上段撚
数1920T/Mの条件にて、7d/5fのナイロン糸
を2重に捲き付けトルクのないダブルカバーリング糸6
種類を得た。
3の装置を用い、カバーリング機と同じドラフト配分に
設定し、繊度測定センサーは、静電容量式測定センサー
を用いて測定した。次いで、実施例1と同様にカバーリ
ングストッキングに編立て、実施例1と同工程にて加工
して、ダブルカバーリング糸からなる6種類のカバーリ
ングストッキングH〜Mを得た。得られたストッキング
を実施例1と同方法で、ストッキングの外観評価並びに
10人の女性の着用評価を実施した。結果は表2の通り
であった。
ングH〜Kは、L丈置寸法も大きく、編地外観に欠点も
なく、着用性、フィット性も優れたカバーリングストッ
キングであった。尚、図5にスットキングIの編面写真
を示す。しかしながら、ストッキングL、Mは、いづれ
も足型セット後の置寸法が著るしく小さく、その結果着
用するのが困難で、着用時に破れてしまうケースも有っ
た。
オールから成るA硬度90の熱可塑性ポリウレタン弾性
体(I)を得た。一方架橋剤として実施例2の架橋剤
(I)に、ブタノール0.5モルを常温で反応させ、前
記両末端イソシアネート基の1部をブタノールでブロッ
クしたNCO重量%が4.7重量%の化合物(II)を得
た。
溶融紡糸した。その際前記、架橋剤(I)を溶融したポ
リウレタンに対し0重量%、8重量%、15重量%、2
0重量%添加混合し、次いで0.3mmφのノズルより
押出し、それぞれ20d/1fの円型断面形状のポリウ
レタン弾性糸M、P、Q、Rの4種類を得た。一方架橋
剤(II)を同方法で溶融ポリウレタン弾性体(I)にそ
れぞれ5重量%、15重量%添加混合し、20d/1f
のポリウレタン弾性糸N、Oの2種類を得た。
紡糸ポリウレタン弾性糸20dをカバーリングドラフト
2.4、撚数1500T/Mの条件で、特願平04−0
57391号の方法に準じてそれぞれS撚並びにZ撚方
向にナイロンフィラメント糸10d/5fを捲き付けた
レッグ部用のシングルカバーリング糸7種類を得た。
記市販の20dの乾式紡糸法ポリウレタン弾性糸に30
d/10fのナイロン仮撚糸をカバーリングドラフト
3.0、撚数600T/Mの条件で、S撚方向、Z撚方
向に捲き付けたシングルカバーリング糸を得た。なお、
かかる市販のポリウレタン弾性糸の熱セット率は36%
であった。
IIを用い、ウェストバント部に140dの乾式紡糸ポリ
ウレタン弾性糸を用い、パンティー部は前記パンティー
部用カバーリング糸のS撚糸とZ撚糸を交互に配し、レ
ッグ部には前記ポリウレタン弾性糸A〜Fのカバーリン
グ糸のS撚糸、Z撚糸を交互に配し、トウ部にはナイロ
ンフィラメント糸40d/10fを用いてカバーリング
ストッキングを編立てた。
部を縫製、染色加工を施し次いでウェルト部巾18c
m、レッグトップ巾18cm、トウ部巾9cm、全長1
10cmのアルミ板に挿入し、115℃の蒸気にて15
秒間熱セットし、冷却後アルミ板から取り外しその製品
置寸法並びに編地外観を評価した。又着用感を評価すべ
く、10人の女性に着用テストを実施した。評価結果は
下記の通りであった。なお、ストッキング番号はそれぞ
れ前記ポリウレタン弾性糸の番号に相当する。
は、いずれもレッグ部の置寸法が長く、パンティー部の
置寸法は短く、外観評価も、女性10人の着用感も良好
であった。しかしながら、本発明外のストッキング
(Q、R、S)はレッグ部にコースムラが目立ち、その
上パンティー部の置寸法が異常に長くなり、その結果と
して、着用時にパンティー部のタテ方向のフィット性が
不足して、着用者から、パンティー部のフィット性改良
要望が多かった。
ッグ部とし、実施例3のポリウレタン弾性糸O、P、
Q、Rと市販の20dの乾式紡糸ポリウレタン弾性糸S
の5種類をカバーリングドラフト3.3倍、撚数600
回/mの条件で30d/10fのナイロン仮撚糸とカバ
ーリングしたシングルカバーリング糸5種類それぞれパ
ンティー部に用いて、実施例3と同条件でカバーリング
ストッキングに編立て、次いで、実施例3と同条件で熱
セットして5種類のパンティーストッキングO′、
P′、Q′、R′、S′を得た。
寸法評価、外観評価、ストッキング着用評価をした結果
は表4の通りであった。
ブタンジオールから成るA硬度85の熱可塑性ポリウレ
タン弾性体と溶融紡糸した。その際、実施例−1の架橋
剤(III)を8重量%添加混合して熱セット率88%の1
5dポリウレタン弾性糸を得た。次いで、カバーリング
ドラフト2.5、下撚数2400T/M、上撚数192
0T/Mの条件で、7d/5fのナイロンフィラメント
糸を2重に捲き付けたダブルカバーリング糸を得た。
に又パンティー部は実施例3のパンティー部使用カバー
リング糸のみ、並びに前記カバーリング糸と30d/1
0fのナイロン仮撚糸とを1本交互に配した2種類のパ
ンティーストッキング(T)並びに(V)を編立てた。
次いで常法に従って、縫製加工、染色加工を施した後、
実施例3の型セット条件と同条件で熱セットして、パン
ティー部がカバーリング糸のみから成るカバーリングス
トッキング(T)並びにパンティー部がカバーリング糸
とナイロン仮撚糸の交編から成るカバーリングストッキ
ング(V)を得た。両カバーリングストッキングのレッ
グ部置寸法並びにパンティー部置寸法は、それぞれ75
cm、19cm及び76cm、24cmで、いずれのス
トッキングも、コースムラのない外観のきれいなストッ
キングであった。
部、パンティー部共に良好なフィット性を有した。
はコースムラ、あるいはウェル方向の周期的ムラのない
均一で、外観のきれいなストッキングである。又、足型
セット後の置寸法も大きく、従来の交編ストッキングと
同様に着用しやすく、なお且つフィット性の優れたスト
ッキングである。
部の置寸法とパンティー部の置寸法のバランスの取れた
カバーリングストッキングで有り、通常の交編パンティ
ーストッキングと同様に容易に着用出来る。
る。
維の形状を示すものである。
の側面図である。
写真であり、繊維の形状を示すものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融紡糸され、JIS A硬度が83〜
93で熱セット率が70%以上のポリウレタン弾性糸を
芯糸とし、これにナイロンフィラメント糸を捲きつけた
カバーリング糸のみで、少なくともレッグ部が編立てら
れ、熱セット率が60%以下のポリウレタン弾性糸にナ
イロンフィラメント糸を捲き付けたカバーリング糸を用
いて編立てられたパンティ部を有するカバーリングスト
ッキング。 - 【請求項2】 ポリウレタン弾性糸を溶融紡糸し、デリ
ベリーローラから巻き取りトラバース間の距離L 0 とト
ラバース巾L 1 の比(L 1 /L 0 )を15×10 -2 以下
として巻き取った、JIS A硬度が83〜93で熱セ
ット率が70%以上のポリウレタン弾性糸を芯糸とし、
これにナイロンフィラメント糸を捲きつけたカバーリン
グ糸のみで、少なくともレッグ部を編立て、熱セット率
が60%以下のポリウレタン弾性糸にナイロンフィラメ
ント糸を捲き付けたカバーリング糸を用いてパンティ部
を編立てることを特徴とするカバーリングストッキング
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4330979A JP2977687B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-11-16 | カバーリングストッキング |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP4-57391 | 1992-02-10 | ||
JP5739192 | 1992-02-10 | ||
JP4330979A JP2977687B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-11-16 | カバーリングストッキング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339802A JPH05339802A (ja) | 1993-12-21 |
JP2977687B2 true JP2977687B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=26398431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4330979A Expired - Fee Related JP2977687B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-11-16 | カバーリングストッキング |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2977687B2 (ja) |
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WO1999029947A1 (fr) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Sukaraa Haitatti Co., Ltd. | Produit en fibres forme de fil(s) elastique(s) guipe(s) |
US7799255B2 (en) * | 2003-06-30 | 2010-09-21 | Lubrizol Advanced Materials, Inc. | Melt spun elastic tape and process |
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CN108796739A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-13 | 张家港市凯利雅特种纺织纱线有限公司 | 一种并纱包覆热定型装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6044406A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-09 | Daifuku Co Ltd | 荷保管設備 |
JPS6044405A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-09 | Daifuku Co Ltd | クリ−ンル−ム内の荷保管設備 |
JPH03146702A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-06-21 | Kanebo Ltd | ストッキング |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP4330979A patent/JP2977687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (8)
Title |
---|
「たしかな目」1989年11〜12月号、No.53、第14〜17頁「サポートタイプのパンティストッキング」の項 |
「合成ゴム−新版−」建林賢司著、日刊工業新聞社発行(昭和41年7月30日発行)、第163頁(表2・84) |
「流通サービス新聞、1991年3月5日号、第7面「サポート強力、感触ヤワラカ」の項 |
The legwear 1991年4月号、第48〜50頁「サポート市場の活性剤"ゾッキタイプが急浮上」の項 |
日本繊維新聞 1991年1月31日号 朝刊、第5面「帝人シルナーデ」を開発・強度25%高める」の項 |
日本繊維新聞 昭和60年11月19日号、第2面、「ソックス向けが50%−日清紡のモビロンの展開」の項 |
日経ビジネス1991年4月29日号、第53〜55頁 |
繊研新聞、平成2年6月8日号、第2面、「帝人−パレスト着実に拡大」の項 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05339802A (ja) | 1993-12-21 |
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