JP2976393B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JP2976393B2
JP2976393B2 JP2042191A JP4219190A JP2976393B2 JP 2976393 B2 JP2976393 B2 JP 2976393B2 JP 2042191 A JP2042191 A JP 2042191A JP 4219190 A JP4219190 A JP 4219190A JP 2976393 B2 JP2976393 B2 JP 2976393B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐引っかき性、耐摩擦性、耐熱性及び印字品
質に優れた高感度の熱転写記録媒体に関し、特に、衣料
用値札類に適した熱転写記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
従来、熱転写記録媒体の熱転写層(インク層)として
は、最低造模温度が40℃以上のエマルジョン化された樹
脂を含むインク層を有するもの(特開昭63−57679
号);スチレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリ
レート共重合体を主要成分とするもの(特開昭62−2377
9号);スチレン/メタクリル酸エステル共重合体及び
ポリ塩化ビニル系樹脂の混合物からなる透過性保護層上
に積層されたスチレン/メタクリルエステル共重合体/
ポリメタクリレート/ポリ塩化ビニル系樹脂及び着色剤
の混合物からなるインク層を有するもの(特開昭62−17
9992号);塩素化ポリオレフィン系樹脂からなる透過性
保護層上に積層された(メタ)アクリル酸エステル重合
体と着色剤の混合物からなるインク層を有するもの(特
開昭63−42891号)等がある。
しかしながら、従来のインク層では衣料用値札等に使
用した場合、ホットプレスの熱による画像にじみや汚れ
が生じるといった欠点があった。
すなわち、特開昭63−57679号では、最低造膜温度40
℃以上の樹脂は必ずしも耐熱性が良くなく、100℃程度
でブロッキングしたり、画像にじみ、汚れを生ずる。又
ポリメチルメタクリレートのような高ガラス転移点(T
g)の樹脂のエマルジョンは最低造膜温度も高く、熱感
度が劣る。特に、180℃以上のホットプレスでは画像に
じみ、汚れを生じる。又、被転写体への接着性が劣り、
強くこすると画像が脱落しやすい。又、バインダーに低
融点のワックス類を用いると、ホットプレスで画像にじ
み、汚れを生じ衣料用の値札に用いることができない。
また特開昭62−23779号、特開昭62−17992号、特開昭63
−42891号では樹脂のTgを高くすると耐ホットプレス性
は良くなるが感度が遅くなり、Tgを低くすると感度は早
くなるが、耐ホットプレス性が悪くなる欠点を有する。
又塩素化ポリオレフィンを保護層に用いているため耐ホ
ットプレス性が良好でない。
これらの問題点を解消するために、支持体上に少なく
とも水溶性樹脂と界面活性剤を含有する熱転写性インク
層を設けると共に支持体面近層の層には界面活性剤を水
溶性樹脂より多く配合した熱転写記録媒体が提案されて
いる(特開昭63−29308号公報)。かかる熱転写記録媒
体は熱転写性インクの支持体面近傍の粒子性が強くな
り、一方被転写紙と相対する面近傍の粒子性が弱くなる
ために、転写性、耐摩擦性及び耐引っかき性等の諸性能
に優れたものであるが、耐熱性が充分ではなく、また耐
ホットプレス性、転写性、耐摩擦性及び耐引っかき性の
更なる改善が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の問題を克服し、耐引っかき
性、耐摩擦性、耐ホットプレス性及び耐熱性にすぐれた
転写画像が得られる熱転写記録媒体を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、支持体上に、熱可塑性樹脂、該樹脂
に対して、50〜150重量%のアセチレン基を含有する多
価アルコール及び着色剤を主成分とし、かつワックス並
びに没食子酸及び/又はその誘導体を含有しない熱転写
層を設けたことを特徴とする熱転写記録媒体が提供さ
れ、また支持体上に融点又は軟化点が50〜130℃のワッ
クスを主成分とする剥離層を設け、更にその上に前記熱
転写層を設けたことを特徴とする熱転写記録媒体が提供
される。
すなわち、本発明の主たる特徴は熱転写層の成分とし
て、熱可塑性樹脂及び着色剤と共に多量のアチレン基を
含有する多価アルコールを用いた点にある。
このような熱転写層を有する熱転写記録媒体は耐引っ
かき性、耐摩擦性及び耐熱性のいずれかの要求をも満足
するものである。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の熱転写層に用いられるアセチレン基を含有す
る多価アルコールとしては、下記一般式で示される化合
物が挙げられる。かかる化合物は層中に含まれる樹脂に
対して、50〜150重量%で用いる。また、組成の異なる
アセチレン基を含有する多価アルコールを複数使用して
もよい。
(式中、R1、R2、R3およびR4は、いずれも炭素数1〜30
の1価の脂肪族基、1価の環状脂肪族基、1価の芳香族
基、あるいは芳香族基と脂肪族基が結合した1価の基、
またはこれらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
基、ヒドロキシ基、メトキシ基、アセトキシ基で置換さ
れた基あるいはこれらの基が−O−、−COO−、−NHCO
−、−CO−、−S−、−CSS−、−NHCS−、−N=N−
などに結合した基で置換された1価の基又は水素原子で
ある。) このようなアセチレン基を有する多価アルコールの具
体的としてはは、たとえば以下のような化合物が挙げら
れる。
本発明の熱転写層に用いられる熱可塑性樹脂として
は、融点又は軟化点が200℃以下の各種樹脂例えば、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
アセタール樹脂、エポキシ樹脂、テルペン系樹脂、ロジ
ン樹脂あるいはこれらの共重合体等がある。熱転写層に
は、これらの1種類あるいは融点、軟化点又はガラス転
移点が異なる熱可塑性樹脂を複数使用してもよい。
着色剤としてはカーボンブラック、ベンガラ、レーキ
レッドC、ファーストスカイブルー、ベンジジンイエロ
ー、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、
直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染料等を使
用することができ熱転写層全体に対して10〜20重量%程
度添加するのが好ましい。
本発明の熱転写記録媒体の熱転写層は前記のように熱
可塑性樹脂及び着色剤と共にアセチレン基を含有する多
価アルコールを主成分としたものであるが、必要に応じ
て二種以上の熱転写層を積層したものとすることもでき
る。
このような積層型の熱転写層としてはたとえば、
(1)第1熱転写層は熱可塑性樹脂及びアセチレン基を
含有する多価アルコールを主成分としたものとし、第2
熱転写層は熱可塑性樹脂と着色剤を主成分としたもの
(2)第1熱転写層は熱可塑性樹脂を主成分とし、第2
熱転写層は熱可塑性樹脂、着色剤及びアセチレン基を含
有する多価アルコールを主成分としたもの(3)第1熱
転写層は熱可塑性樹脂及びアセチレン基を含有する多価
アルコールとし、第2熱転写層は熱可塑性樹脂、着色剤
及びアセチレン基を含有する多価アルコールを主成分と
したもの等が挙げられる。
熱転写層の厚みは0.8〜3μm(単層型)程度であ
り、積層型の場合、第1熱転写層の厚みは0.1〜2μm
程度であり、第2熱転写層の厚みは0.8〜3μm程度と
するのがよい。
また、前記熱転写層(第1熱転写層及び第2熱転写層
を含む)には、融点もしくは軟化点を調整するために可
塑剤を必要に応じて使用することもできる。このような
可塑剤としては例えば、ジメチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ジシクロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキ
シルアジペート、ジエチルグリコールベンゾエート、ブ
チルステアレート、トリフェニルフェスフェート等が挙
げられる。
また、本発明は前記したように支持体と熱転写層の間
に融点又は軟化点が50〜130℃のワックスを主成分とす
る剥離層を設けることもできる。
このような剥離層は熱転写時の転写効率を良好にする
と共に転写画像の表面にワックス層を形成する機能を有
することから、かかる剥離層を設けた熱転写記録媒体は
鮮明な転写画像が与えるばかりでなく、ワックスの作用
により、耐ホットプレス性が向上し(他に転写しにくく
なる)、更には耐摩擦性も向上したものとなる。
剥離層の融点又は軟化点が50℃より低いと、転写時の
熱エネルギーがワックスの溶融に消費され熱転写層の転
写を悪くする。又、融点又は軟化点が130℃より高いと
転写時の剥離性が悪くなる。
剥離層に用いる融点又は軟化点が50〜130℃のワック
スとしては、例えばカルナウバワックス、モンタンワッ
クス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、
ライスワックス、セレシンワックス、パラフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、サゾールワックス、硬化ヒ
マシ油等が挙げられる。剥離層の厚みは0.1〜3μmが
好適である。またかかる剥離層はホットメルト塗布又は
水、有機溶剤中に溶解、分散した液を塗布することによ
って形成される。
剥離層及び/又は第1熱転写層には、滑剤を添加して
もよい。特に好ましいものは無機滑剤及び融点140℃以
上の有機滑剤である。
無機滑剤としては、タルク、雲母粉、二硫化モリブデ
ン、グラファイト等が挙げられる。平均粒径は0.1〜5
μmのものが好ましく、これらの添加量は5〜20重量%
の範囲とするのが適当である。
有機滑剤としては、融点140℃以上のもので、ステア
リン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステア
リン酸バリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリル酸バ
リウム、12−ヒドロキシステアリン酸リチウム、12−ヒ
ドロキシステアリン酸カルシウム、二塩基性ステアリン
酸鉛等の金属石けん類、N,N′−エチレンビス−12−ヒ
ドロキシステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビスラ
ウリン酸アミド、N,N′−メチレンビスステアリン酸ア
ミド、N,N′−エチレンビスステアリン酸アミド、N,N′
−ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N′−ジス
テアリルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレ
フタル酸アミド等のN−置換脂肪酸アミド類、ポリテト
ラフルオロエチレン、シリコーン樹脂等が挙げられ、こ
れらの添加量は1〜10重量%の範囲とするのが適当であ
る。これらは、層形成液中に溶解あるいは、0.1〜5μ
m程度の粒子状で用いる。
本発明における熱転写記録媒体の支持体としては、従
来公知の種々のものが適宜使用できる。
このような支持体としては、例えば、ポリエステルフ
ィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリアクリレートフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリスルホンフィルム、ポリイミドフィルム等の高
分子フィルムあるいは、コンデンサーペーパー等があ
る。
〔実施例〕 以下実施例並びに比較例によって本発明を説明する。
なお、部は重量基準である。
実施例1 4.5μm厚のポリエステルフィルムの次の組成液を塗
布し、厚み2.2μmの熱転写層を設け、本発明の熱転写
記録媒体を作成した。
n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート 10部 共重合体エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) エチルメタクリレート/アクリロニトリル 70部 共重合体エマルジョン(Tg70℃、固形分50%) 3,6−ジエチル−4−オクチン−3,6−ジオール 40部 カーボンブラック分散液 20部 実施例2 4.5μm厚のポリエステルフィルム上に次の組成液を
塗布し、厚み2μmの剥離層を設けた。
カルナバワックス 10部 トルエン(ボールミルで24時間分散) 90部 この上に、次の組成液を塗布し、厚み1.5μmの熱転
写層を設け、本発明の熱転写記録媒体を作成した。
n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート 10部 共重合体エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) エチルメタクリレート/アクリロニトリル 60部 共重合体エマルジョン(Tg70℃、固形分50%) 2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール 50部 カーボンブラック分散液 20部 実施例3 4.5μm厚のポリエステルフィルム上に次の組成液を
塗布し、厚み1μmの剥離層を設けた。
カルナバワックス 90部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 90部 (120℃ホットメルト塗布) この上に、次の組成液を塗布し、厚み0.8μmの第1
熱転写層を設けた。
n−ブチルメタクリレートエマルジョン 20部 (Tg20℃、固形分50%) 3,6−ジプロピル−4−オクチン−3,6−ジオール 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 さらに、次の組成液を塗布し、厚み1.5μmの第2熱
転写層を設け、本発明の熱転写記録媒体を作成した。
エチルメタクリレート/エチルアクリレート 10部 共重合体エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) ポリスチレンエマルジョン(Tg75℃、固形分50%) 60部 カーボンブラック分散液 25部 実施例4 4.5μm厚のポリエステルフィルムに次の組成液を塗
布し、厚み1μmの剥離層を設けた。
カルナバワックス 9部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 1部 トルエン(ボールミルで24時間分散) 90部 この上に次の組成を塗布し厚み0.5μmの第1熱転写
層を設けた。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル 20部 共重合体エマルジョン(Tg30℃、固形分50%) n−ブタノール 10部 水 70部 さらに、次の組成液を塗布し、厚み1.8μmの第2熱
転写層を設け、本発明の熱転写記録媒体を作成した。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル 10部 共重合体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール 40部 カーボンブラック分散液 20部 実施例5 実施例4と同様に、4.5μm厚のポリエステルフィル
ムに厚み1μmの剥離層を設けた。この上に、次の組成
を塗布し、厚み0.7μmの第1熱転写層を設けた。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル 20部 共重合体エマルジョン(Tg30℃、固形分50%) 3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール 10部 n−ブタノール 10部 水 70部 さらに、次の組成液を塗布し、厚み1.5μmの第2熱
転写層を設け、本発明の熱転写記録媒体を作成した。
ポリスチレンエマルジョン(Tg75℃、固形分50%) 70部 2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール 40部 カーボンブラック分散液 20部 比較例1 3,6−ジエチル−4−オクチン−3,6−ジオールを使用
しない以外は、実施例1と同様にして熱転写記録媒体を
作成した。
比較例2 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
を使用しない以外は、実施例2と同様にして熱転写記録
媒体を作成した。
比較例3 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
のかわりに2,4,7,9−テトラメチル−4,7−ジヒドロキシ
デカンを使用する以外は、実施例2と同様にして熱転写
記録媒体を作成した。
比較例4 第1熱転写層中の3,6−ジプロピル−4−オクチン−
3,6−ジオールを使用しない以外は、実施例3と同様に
して熱転写記録媒体を作成した。
比較例5 第2熱転写層中の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオールを使用しない以外は、実施例4と同
様にして熱転写記録媒体を作成した。
比較例6 第2熱転写層中の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオールのかわりに2,4,7,9−テトラメチル−
4,7−ジヒドロキシデカンを使用する以外は実施例4と
同様にして熱転写記録媒体を作成した。
比較例7 第1熱転写層中の3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6
−ジオール及び第2熱転写層中の2,4,7,9−テトラメチ
ル−5−デシン−4,7−ジオールを使用しない以外は実
施例5と同様にして熱転写記録媒体を作成した。
各実施例及び比較例において、支持体の熱転写層を設
けた側と反対側に次の組成液を塗布し、厚み0.1μmの
スティック防止層を設けた。
シリコンゴム(30%) 10部 トルエン 90部 硬化剤 0.1部 以上の様にして作成した熱転写記録媒体を用いて熱転
写プリンター(ライン型ヘッド、印加エネルギー10〜25
mJ/mm2)で被転写シートへ印字し、以下の試験を行っ
た。
ホットプレステスト(JIS L 0850) 摩擦テスト (JIS L 0849) ひっかきテスト(鉛筆硬度試験) その結果を表−1に示す。なお、被転写紙はアイベス
ト紙を用いた。
〔発明の効果〕 以上説明したように、請求項(1)の熱転写記録媒体
は耐引っかき性、耐摩擦性、耐ホットプレス性及び耐熱
性のいずれの要求をも満足するものである。また請求項
(2)の熱転写記録媒体は請求項(1)の支持体と熱転
写層の間に特定な剥離層を設けたことから、耐ホットプ
レス性及び耐引っかき性が更に優れたものとなる。また
請求項(3)〜(5)の熱転写記録媒体は熱転写層を二
重構造としたことから、耐引っかき性、耐摩耗性、耐熱
性及び印字品質が更に優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、熱可塑性樹脂、該樹脂に対し
    て、50〜150重量%のアセチレン基を含有する多価アル
    コール及び着色剤を主成分とし、かつワックス並びに没
    食子酸及び/又はその誘導体を含有しない熱転写層を設
    けたことを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】支持体上に、融点又は軟化点が50〜130℃
    のワックスを主成分とする剥離層を設け、その上に、特
    許請求の範囲第1項記載の熱転写層を設けたことを特徴
    とする熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】支持体上に、融点又は軟化点が50〜130℃
    のワックスを主成分とする剥離層を設け、その上に熱可
    塑性樹脂、該樹脂に対して、50〜150重量%のアセチレ
    ン基を含有する多価アルコールを主成分とし、かつワッ
    クス並びに没食子酸及び/又はその誘導体を含有しない
    第1熱転写層、さらにその上に熱可塑性樹脂及び着色剤
    を主成分とする第2熱転写層を順次設けたことを特徴と
    する熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】支持体上に、融点又は軟化点が50〜130℃
    のワックスを主成分とする剥離層を設け、その上に、熱
    可塑性樹脂を主成分とする第1熱転写層、さらに第2熱
    転写層として特許請求の範囲第1項記載の熱転写層を順
    次設けたことを特徴とする熱転写記録媒体。
  5. 【請求項5】支持体上に、融点又は軟化点が50〜130℃
    のワックスを主成分とする剥離層を設け、その上に特許
    請求の範囲第3項記載の第1熱転写層、さらに、第2熱
    転写層として特許請求の範囲第1項記載の熱転写層を順
    次設けたことを特徴とする熱転写記録媒体。
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