JP2974971B2 - 車両空調装置用の洗浄装置 - Google Patents

車両空調装置用の洗浄装置

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JP2974971B2 JP8231465A JP23146596A JP2974971B2 JP 2974971 B2 JP2974971 B2 JP 2974971B2 JP 8231465 A JP8231465 A JP 8231465A JP 23146596 A JP23146596 A JP 23146596A JP 2974971 B2 JP2974971 B2 JP 2974971B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調風取入れ経
路から外気もしくは内気を取入れる車両空調装置におい
て熱交換器としてのエバポレータ(evaporator、蒸発
器)を洗浄するような車両空調装置用の洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエバポレータを洗浄する
ことで、カビや雑菌の発生を防止し、かつ異臭を抑制し
て車室内環境の向上を図る手段としては、例えば特開昭
62−160913号公報に記載の手段がある。すなわ
ち内部にファンを備えた内外気切替えボックスの次段に
クーラハウジングを連設し、このクーラハウジングの内
部にエバポレータが配置された車両空調装置において、
上述のクーラハウジングの一部に洗浄剤噴霧用の噴霧口
を開口し、この噴霧口からハンディタイプかつスプレー
方式の洗浄剤収納容器における噴霧ノズルを差込んで、
容器の押圧部を作業者が手指で押圧して、容器内の洗浄
剤をエバポレータのフィンに向けて噴霧すべく構成した
ものである。
【0003】しかし、この従来手段にあっては次のよう
な問題点があった。つまり上述の噴霧口の開口面積を大
きく設定すると、上述のファンにより送風される内外気
が広い開口面積の噴霧口から空調風取入れ経路の外部に
逃げるため、この噴霧口の開口面積は必然的に小とな
り、この結果、上述の噴霧口に洗浄剤収納容器の噴霧ノ
ズルを差込んで、エバポレータのフィンに向けて洗浄剤
を噴霧する時、上述の噴霧ノズルを空調風取入れ経路の
内奥まで差込むことができないので、洗浄剤はエバポレ
ータの一部分にしか噴霧されず、充分なカビや雑菌の発
生防止、異臭抑制、車室内環境の向上を図ることができ
ない問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、熱交換器
を収納したクーラハジングの上流側開口部から前記熱交
換器の前面に向けて洗浄媒体を噴出するノズルを空調風
取入れ経路における熱交換器上流に取付けることによ
り、このノズルから噴出される洗浄流体を熱交換器の
に良好に噴霧することができて、充分なカビや雑菌の
発生を防止し、かつ異臭を確実に抑制して、車室内環境
の大幅な向上を図ることができる車両空調装置用の洗浄
装置の提供を目的とする。
【0005】さらに、この発明は、熱交換器の前段及び
次段にファンが配設されたそれぞれのタイプの車両空調
装置に有効に適用することができる車両空調装置用の洗
浄装置の提供を目的とする。
【0006】さらに、この発明は、車両に対して後付け
可能なキットとして取扱える車両空調装置用の洗浄装置
の提供を目的とする。
【0007】さらに、この発明は、ノズルの指向性を向
上させて、洗浄効果の向上を図ることができる車両空調
装置用の洗浄装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、外気もしくは内気を取入れる空調風取入れ経
を、熱交換器を収納したクーラハウジングの上流側開
口部に接続した車両空調装置において、上記クーラハウ
スジングの上流側開口部に対する前面側位置の空調風取
入れ経路内に、前記クーラハスジング内の熱交換器に指
向して洗浄媒体を噴出する複数の噴出口を形成したノズ
ルを突設し、上記ノズルを、比較的細長い筒状部材で形
成し、上記ノズルにおける前記空調風取入れ経路外の基
部にチューブジョイント部を形成して、該部に可撓性を
有するチューブの一端を取付け、上記チューブの他端を
着脱可能なキャップ部材で閉塞すると共に、該端部をボ
ディに取付けられたクリップ部材に着脱可能に支持させ
車両空調装置用の洗浄装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、外気も
しくは内気を取入れる空調風取入れ経路を、熱交換器を
収納したクーラハウジングの上流側開口部に接続した車
両空調装置において、上記クーラハウスジングの上流側
開口部に内外気切替えボックスを連通接続し、上記内外
気切替えボックスにおける前記の前面クーラハウジング
内の熱交換器と対向する空気取入れ口の外面に外枠を取
付け、上記外枠における前記熱交換器と対向する面に、
該熱交換器に指向して洗浄媒体を噴出する複数の噴出口
を形成したノズルを取付け、上記ノズルにチューブジョ
イントパイプを該パイプの外端が外枠から導出するよう
に連通接続した車両空調装置用の洗浄装置であることを
特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、前記ノズルの突設箇
所を、内外気切替えボックスとクーラハウジングとの中
間部に取付けてこれらを連通する連通ダクト内にした
両空調装置用の洗浄装置であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または記載の発明の構成と併せて、上記ノズル
を、その噴出口側が熱交換器への指向を拡げる方向に屈
曲形成した車両空調装置用の洗浄装置であることを特徴
とする。
【0012】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1,3または4記載の発明の構成と併せて、上記ノズル
を、前記空調風取入れ経路の上流側面を半円形状に形成
すると共に、下流側面を略フラット状に形成して、この
フラット状面に噴出口を形成 した車両空調装置用の洗浄
装置であることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、熱交換器を
収納したクーラハスジングの上流側開口部に対する前面
側位置の空調風取入れ通路内に、前記クーラハウジング
内の熱交換器前面に向けて洗浄流体を噴出するノズルを
突設したので、または、クーラハウジング内の熱交換器
と対向する空気取入れ口の外枠にノズルを取付けた
で、このノズルから噴出される洗浄媒体を上述の熱交換
器の前面全域に向けて良好に噴霧して洗浄することがで
きる。この結果、充分なカビや雑菌の発生を防止し、か
つ異臭を確実に抑制して、車室内環境の大幅な向上を図
ることができる効果がある。
【0014】さらに、この発明によれ、前記ノズルを、
内外気切替えボックスとクーラハウジングとの中間部に
取付けてこれらを連通する連通ダクト内に突設、また
は、空気取入れ口の外枠に取付けたので、ファンの次段
に熱交換器が配設されたタイプの車両空調装置、あるい
は、熱交換器の次段にファンが配設されたタイプの車両
空調装置のいずれにも有効に適用することができる効果
がある。
【0015】さらに、この発明によれば、前記ノズルを
比較的細長い筒状部材で形成しているので、空調風に対
する抵抗が少なく、また、前記空調風取入れ経路の上流
側面を半円形状に形成すると共に、下流側面を略フラッ
ト状に形成して、このフラット状面に噴出口を形成した
ので、可及的に空気抵抗を少なくした状態で、熱交換器
の前面全域に向けて良好に噴霧して洗浄することができ
る。
【0016】さらに、この発明によれば、前記ノズル
を、その噴出口側が熱交換器への指向を拡げる方向に屈
曲形成したので、ノズルから噴出される洗浄媒体の噴出
角が拡角となって熱交換器の前面全域に洗浄媒体を噴出
することができ、洗浄効果を向上させることができる。
【0017】さらに、前記ノズルには可撓性のチューブ
を取付け、該チューブの他端から洗 浄媒体を供給するの
で、該チューブの他端を操作のしやすい位置に導出して
洗浄媒体を供給することができて、その操作性がよい。
【0018】さらに、この発明によれば、前記ノズルを
連通ダクトまたは外枠に取付けているので、洗浄装置を
キットとして取扱うことができ、車両に対して後付けし
て適用することができる。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両空調装置用の洗浄装置を示し、まず
車両空調装置の構成について述べると、図1において、
外気取入口1および内気取入口2を有する内外気切替え
ボックス3を設け、この内外気切替えボックス3内には
ブロアモータ4にて駆動されるファン5を配設すると共
に、空調風の取入れを選択する内外気切替えドア6を設
けている。
【0020】このように構成したブロアユニット7の次
段には、連通ダクト8を介してクーラユニット9を配設
している。このクーラユニット9はクーラハウジング1
0内に熱交換器としてのエバポレータ11を設けてい
る。またエバポレータ11の直下におけるクーラハウジ
ング10にはドレンポート10aが形成されている。上
述のエバポレータ11は冷凍サイクルに接続された蒸発
器で、周囲より熱を奪う作用を奏する。
【0021】上述のクーラユニット9の次段にはヒータ
コントロールユニット12を連通接続している。このヒ
ータコントロールユニット12はその内部にヒータコ
ア、エアミックスドア、ベントドア、デフロスタドア、
ヒートドアおよび混合室を有し、上述の各ドアの切替え
により空調処理された吹出風(冷風および温風)を、デ
フロスタ吹出口、ベント吹出口、ヒート吹出口から車室
内の必要箇所に吹出すように構成されている。
【0022】このように構成された車両空調装置におい
て内外気切替えボックス3とクーラハウジング10との
中間部の一例として前述のエバポレータ11の上流側に
位置する連通ダクト8には、エバポレータ11の前面全
域に向けて洗浄流体aを噴出するノズル13を適宜手段
(嵌合手段、ネジ締結手段、接着手段)にて取付けてい
る。このノズル13は図2に示すようにその基部にフラ
ンジ部13aおよびチューブジョイント部13bを有
し、このチューブジョイント部13bには締結バンド等
の締結部材14を用いて可撓性のチューブ15の先端を
取付けている。
【0023】このチューブ15の基端部はボディ16に
取付けられたクリップ部材17(図4参照)に対して着
脱可能に支持されると共に、このチューブ15の基端に
はその内部にネジ孔を有する口金部材18を一体的に嵌
挿固定して、エバポレータ11の非洗浄時には上述の口
金部材18をキャップ部材19で閉塞している。なお、
20は上述の口金部材18に対してチューブ15基端を
締結するのに用いる締結バンド等の締結部材である。ま
た上述のチューブ15基端の支持位置はエンジンルーム
内、インストルメントパネル下方の何れでもよいが、エ
バポレータ11から可及的近い位置が望ましい。
【0024】ところで、上述のノズル13は図3に示す
ように、その上流側面13cを半円形状と成して、ファ
ン5で起風される風に対して可及的抵抗を付加しないよ
う構成されると共に、下流側面13dを略フラット状と
成し、この下流側面13dには図2、図3に示す如く、
前述のエバポレータ11の前面全域に向けて指向する多
数の噴出口21…を形成している。
【0025】一方、図2に示すように封入ガスの封入に
より上端押圧部材22のスプレーノズル23から洗浄流
体aを吐出する洗浄流体供給源としての充填容器24を
設け、エバポレータ11の洗浄時には図2に仮想線で示
すように上述のチューブ15をクリップ部材17から取
外した後に、キャップ部材19を除去して開口されたチ
ューブ15の基端開口に上記スプレーノズル23を挿入
して、充填容器24内の洗浄流体aを各要素22,2
3,15を介してエバポレータ11上流のノズル13に
送給すべく構成している。
【0026】ここで、上述の洗浄流体aとしては液状の
洗浄剤、泡状の洗浄液(水、リン酸、ソフタノール7
0、プロピレングリコール・モノメチルエーテルMFG
等を適宜量配合したもの)、洗浄水、芳香剤、薬剤、消
臭剤、除菌剤、防菌剤、刹菌剤、防カビ剤、水道水、蒸
留水の単体もしくは混合体(複合体)を用いることがで
きる一方、上述のハンディタイプの充填容器24の他
に、洗浄流体貯留タンクの吐出部に圧送ポンプを備えた
車外設置タイプの洗浄流体送給装置(図示せず)を洗浄
流体供給源として用いることができる。
【0027】なお、図2に示す各要素13,14,1
5,17,18,19,20,24はキット(kit)
として取扱い、車両に対して上記各要素13〜15,1
7〜20が後付けされてもよく、少なくともノズル13
は車両の製造時に予め一体的に取付けてもよい。
【0028】このように構成した車両空調装置用の洗浄
装置の作用について説明する。エバポレータ11を洗浄
する場合、チューブ15の基端をクリップ部材17から
取外し、チューブ15の可撓性を利用して、このチュー
ブ15を操作しやすい位置に導出した後に、その基端の
キャップ部材19を除去する。
【0029】次にチューブ15の基端開口に充填容器2
4のスプレーノズル23を挿入するか或は洗浄流体送給
装置の圧送ポンプ吐出側を連通接続させて、このチュー
ブ15の基端開口から上述の洗浄流体aを圧送すると、
この洗浄流体aはチューブ15の先端部からノズル13
内に流入した後に、多数の噴出口21…からエバポレー
タ11の前面全域に向けて噴出されるので、エバポレー
タ11の複雑形状のフィン(図示せず)等の略全体を良
好に洗浄することができ、洗浄処理後の流体はエバポレ
ータ11直下のドレンポート10aから排水される。な
お、必要に応じて、このドレンポート10aにドレンホ
ースを接続して洗浄処理済みの流体を車外に放出しても
よい。
【0030】ここで、上述の噴射口21からの洗浄流体
aの噴出中にファン5を駆動すると、この洗浄流体はa
はエバポレータ11の複雑形状のフィン等のさらに内奥
まで到達するので、洗浄効果のより一層の向上を図るこ
とができる。
【0031】また洗浄流体aの使用順序は、泡状の洗浄
剤、除菌剤もしくは防菌剤等の薬剤0この順に用いても
よく、泡状の洗浄剤、洗浄水、薬剤をこの順に用いても
よく、或は泡状でない液状の洗浄剤、防菌剤をこの順に
用いてもよく、さらには洗浄処理後において前述のチュ
ーブ15の基端開口からエア、温風、熱風もしくは冷風
などを供給してエバポレータ11を乾燥処理してもよ
い。
【0032】さらに、図2に仮想線矢印bで示すように
ノズル13の上流側面13cに少なくとも少数の噴出口
(図示せず)を穿設し、エバポレータ11の洗浄および
乾燥処理と同時にファン5を洗浄および乾燥処理すべく
構成してもよい。このように、熱交換器(エバポレータ
11参照)の前面全域に向けて洗浄流体aを噴出するノ
ズル13を空調風取入れ経路における熱交換器の上流に
取付けたので、このノズル13は空調風取入れ経路の内
奥に位置しており、このノズル13から噴出される洗浄
流体aを上述の熱交換器の前面全域に良好に噴霧するこ
とができる。
【0033】この結果、充分なカビや雑菌の発生を防止
し、かつ異臭を確実に抑制して、車室内環境の大幅な向
上を図ることができる効果がある。また、内外気切替え
ボックス3とクーラハウジング10の中間部の一例とし
て、これら両者3,10を連通する連通ダクト8に上述
のノズル13を取付けたので、ファン5の次段に熱交換
器(エバポレータ11参照)が配設されたタイプの車両
空調装置に有効に適用することができる効果がある。
【0034】さらに、車両空調装置に対して付加される
構成は、ノズル13からキャップ部材19までの各要素
であって、エンジンルーム内にタンクおよびポンプを設
置する必要が一切ないので、既存の車両空調装置に対し
て容易に組付けることができ、同装置の大型重量化を招
く恐れは全くない。
【0035】図5、図6は洗浄流体aとして泡状(ムー
ス状)の洗浄流体aを用いる場合の実施例を示し、図6
に示す如くノズル13はその先端13eが閉塞された比
較的細長い円筒状かつ合成樹脂製のもので、エバポレー
タ11の前面と対向する部位には図5の点線矢印方向に
指向するようにツイン構造の噴出口21,21が穿設形
成されれいる。
【0036】またフランジ部13aの近傍におけるノズ
ルネック部13fを先端13e側が小径でフランジ部1
3a側が大径となるテーパ筒状に形成し、その外周面に
は、ゴム製の連通ダクト8に対して係入係止される横断
面三角形状の複数の突起部13g…が一体形成されてい
る。このため、連通ダクト8に小孔を穿設するだけで、
ノズル13をワンタッチかつ抜け落ちしないように取付
けることができる。なお、フランジ部13aを連通ダク
ト8に接合する接合手段を併用してもよいことは云うま
でもない。
【0037】さらに上述のフランジ部13aには泡状の
洗浄流体aの噴出方向と略一致する取付け時の目印用の
突起13hが一体形成されており、ノズル13取付け時
において該ノズル13の取付け方向ミスを防止して、正
確な方向にノズル13を指向させて取付けることができ
るように構成している。なお図5、図6の実施例におい
ては締結部材14(図2参照)を用いることなくゴムな
どの可撓性のチューブ15の先端をノズル13における
チューブジョイント部13bにその弾性締付力(弾性復
元力)を有効利用して嵌着固定している。
【0038】特に、上述のノズル13から噴出される洗
浄流体を泡状の洗浄流体aに設定すると、仮にノズル1
3の寸法が図5に示すように連通ダクト8の内部全高に
対して比較的短くても該ノズル13から噴出される泡状
の洗浄流体aがその泡状流体の特性により図5に示すよ
うにエバポレータ11上流側の前面全域(つまり全面)
に広がって、空調風の流通によりこの泡状の洗浄流体に
てエバポレータ11の全体をその内奥部までも効率よく
洗浄することができる効果があり、このためノズル13
の小型コンパクト化を図って、車両空調装置に対するノ
ズル13の取付け性向上を達成することができる効果が
ある。
【0039】なお、その他の点については先の実施例と
ほぼ同様の作用、効果を奏するので、図5、図6におい
て前図と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説
明を省略する。また図5、図6で示したノズル13は泡
状の洗浄流体a噴出用に限定するものではなく、上述し
た液状その他の各種洗浄流体の噴出用としても使用でき
ることは勿論である。
【0040】図7は車両空調装置用の洗浄装置の他の実
施例を示し、先の実施例においてはノズル13を略直管
形状パイプ部材にて構成したが、図7に示すこの実施例
では各噴出口21…のエバポレータ11に対する指向性
をさらに向上させる目的で、上述のノズル13を側面か
ら見て逆くの字状に屈曲形成している。
【0041】このように構成するとクーラハウジング1
0の上流側開口部が比較的狭い車種であっても、充分に
エバポレータ11全域を洗浄および乾燥処理することが
できる効果がある。なお、その他の点については先の実
施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図7におい
て前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
【0042】図8、図9は車両空調装置用の洗浄装置の
さらに他の実施例を示し、先の各実施例においてはエバ
ポレータ11の上流にファン5が配置されたタイプの車
両空調装置に適用したが、図8、図9に示すこの実施例
ではエバポレータ11の下流にファン5が配置されたタ
イプの車両空調装置に適用するものである。
【0043】この場合、上述のエバポレータ11の前面
と対向する側の空気取入口(この実施例では内気取入口
2)外面に取付けられた外枠27におけるエバポレータ
11と対向する面に、丸パイプ製もしくは角パイプ製の
ノズル30を取付け、このノズル30のエバポレータ1
1と対向する面に該エバポレータ11の前面全域に向け
て指向する多数の噴出口を形成する。なお、上述のノズ
ル30は十文字等に組合わせてもよい。
【0044】さらに上述のノズル30の中間部にチュー
ブジョイントパイプ31を連通接続し、このチューブジ
ョイントパイプ31を外枠27のリブ状の棧27aを利
用して、ドア6切替え時にノズル30がドア6と干渉し
ないようにロックナット32で該外枠27に強固に固定
し、このチューブジョイントパイプ31の外枠27から
の導出端部に図9に示すように締結部材14を用いて前
述のチューブ15を取付ける。
【0045】このように構成すると、内外気切替えドア
6が図8、図9に示すように内外気取入れ側に切換わっ
た時に上述のノズル30からの洗浄流体aでエバポレー
タ1の前面全域を洗浄することができ、エバポレータ1
1の次段にファン5が配設されたタイプの車両空調装置
で、エバポレータ11の上流側にノズル30配設用のス
ペースが制限される車種であっても、有効に適用するこ
とができる効果がある。なお、その他の点については先
の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図8、
図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、
その詳しい説明を省略する。但し図8において34はエ
アミックドア、35はヒータコア、36はデフ・ヒータ
・クーラ切替えドア、37はヒータ・クーラ切替えド
ア、38はヒータ吹出口、39はクーラ吹出口、40は
デフ吹出口である。またノズル30を省略して上述のチ
ューブジョイントパイプ31をノズルとして用い、この
パイプ31の先端にエバポレータ11の前面に向けて洗
浄流体を噴出する噴出口を形成してもよい。
【0046】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の熱交換器は、実施例のエバポレー
タ11に対応し、以下同様に、空調風取入れ経路は、空
気取入口1,2からエバポレータ11までの経路に対応
し、取付け部材は、連通ダクト8および外枠27に対応
するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両空調装置用の洗浄装置を示す側
面視図。
【図2】 図1に示す洗浄装置の要部の説明図。
【図3】 ノズルの断面図。
【図4】 チューブの支持構造を示す平面視図。
【図5】 泡状の洗浄流体使用時の説明図。
【図6】 ノズル構造の他の実施例を示す説明図。
【図7】 ノズル形状の他の実施例を示す側面視図。
【図8】 本発明の車両空調装置用の洗浄装置の他の実
施例を示す系統図。
【図9】 図8の要部拡大図。
【符号の説明】
3…内外気切替えボックス 10…クーラハウジング 11…エバポレータ 13,30…ノズル15…チューブ 16…ボディ 17…クリップ部材 19…キャップ部材 27…外枠

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気もしくは内気を取入れる空調風取入れ
    経路を、熱交換器を収納したクーラハウジングの上流側
    開口部に接続した車両空調装置において、上記クーラハウスジングの上流側開口部に対する前面側
    位置の空調風取入れ経路内に、前記クーラハスジング内
    熱交換器に指向して洗浄媒体を噴出する複数の噴出口
    を形成したノズルを突設し、 上記ノズルを比較的細長い筒状部材で形成し、 上記ノズルにおける前記空調風取入れ経路外の基部にチ
    ューブジョイント部を形成して、該部に可撓性を有する
    チューブの一端を取付け、 上記チューブの他端を着脱可能なキャップ部材で閉塞す
    ると共に、該端部をボディに取付けられたクリップ部材
    に着脱可能に支持させた 車両空調装置用の洗浄装置。
  2. 【請求項2】外気もしくは内気を取入れる空調風取入れ
    経路を、熱交換器を収納したクーラハウジングの上流側
    開口部に接続した車両空調装置において、 上記クーラハウスジングの上流側開口部に内外気切替え
    ボックスを連通接続し、上記内外気切替えボックスにお
    ける前記クーラハウジング内の熱交換器と対向する空気
    取入れ口の外面に外枠を取付け、 上記外枠における前記熱交換器と対向する面に、該熱交
    換器に指向して洗浄媒体を噴出する複数の噴出口を形成
    したノズルを取付け、 上記ノズルにチューブジョイントパイプを該パイプの外
    端が外枠から導出するように連通接続した 車両空調装置
    用の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記ノズルの突設箇所を、内外気切替えボ
    ックスとクーラハウジングとの中間部に取付けてこれら
    を連通する連通ダクト内にした請求項1記載の車両空調
    装置用の洗浄装置。
  4. 【請求項4】上記ノズルを、その噴出口側が熱交換器へ
    の指向を拡げる方向に屈曲形成した請求項1または
    載の車両空調装置用の洗浄装置。
  5. 【請求項5】上記ノズルを、前記空調風取入れ経路の上
    流側面を半円形状に形成すると共に、下流側面を略フラ
    ット状に形成して、このフラット状面に噴出口を形成し
    た請求項1,3または4記載の車両空調装置用の洗浄装
    置。
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