JP2973121B2 - 脆性物体の破砕方法 - Google Patents

脆性物体の破砕方法

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JP2973121B2 JP1113771A JP11377189A JP2973121B2 JP 2973121 B2 JP2973121 B2 JP 2973121B2 JP 1113771 A JP1113771 A JP 1113771A JP 11377189 A JP11377189 A JP 11377189A JP 2973121 B2 JP2973121 B2 JP 2973121B2
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四郎 石井
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、破砕部分周辺に自由面を形成することに
よって、破砕時の抵抗力を少なくし、もって破砕を促進
することができるようにした脆性物体の破砕方法に関す
るものである。
<従来の技術及びその問題点> 従来より岩石、地山、コンクリート等の脆性物体を破
壊する方法の1つとしては、例えば特公昭59−53992号
公報及び特開昭62−220657号公報に示されているよう
に、脆性物体に予め穿孔し、この孔中に水と練りまぜた
膨張性物質のスラリーを充填し、水和過程において発生
する膨張圧により脆性物体を破壊する方法や、前記孔中
にダイナマイト等の火薬類を充填してこれに点火するこ
とにより脆性物体を破壊する方法は既に開発されてい
る。
しかしこの方法においては、穿設する孔を正円状に穿
孔していたために、脆性物体の種類、形状、拘束状況等
により設計通りの方向性を特定した破壊を行なうことが
できないという問題点があった。特に膨張性物質を使用
する場合には、亀裂を発生させるための孔間隔を小さく
しないと破砕時間が長くなるという欠点があった。
またいずれの場合においても、破砕する際に、破砕剤
充填部から内圧が生じ、外方に脆性物体を強力に押圧す
ることによって行うものであるが、脆性物体が巨大でか
つ広い面積を有する場合には、それ自体破砕に対する抵
抗力となって破砕の促進が阻害され、かつ破砕自体はな
はだ困難な場合もあった。
<問題点を解決するための手段> そこでこの発明にかかる脆性物体の破砕方法は、前記
の問題点を解決するために、脆性物体内に穿孔機によっ
て小間隔に穿孔し、この孔に、前記穿孔機の穿孔軸に着
脱自在に形成し、かつ外周面に翼刃を突設した溝形成具
により溝を形成するとともに、これら隣り合う溝が貫通
する連続する溝状空間部を脆性物体内に形成し、一方、
この溝状空間部によって画されることになる脆性物体に
前記穿孔機により穿孔し、その後この孔に、前記穿孔機
の穿孔軸に着脱自在に形成し、かつ外周面に翼刃を突設
した溝形成具により破砕方向に溝を形成し、さらにこの
孔中に破砕剤を充填して破砕するようにして、脆性物体
に自由面を形成し、破砕時の抵抗力を軽減させ、破砕の
促進化を図るようにしたものである。
<実 施 例> 次にこの発明にかかる脆性物体の溝形成具及び脆性物
体の破砕方法の一実施例を図面に基づいて述べると、1
は上端から内部にかけて穴2を形成した円柱状の溝形成
具であり、この溝形成具1は、前記穴2を利用して、例
えばクローラードリル、ハンドハンマー、コアードリル
等の穿孔機の穿孔軸3に着脱自在に形成してある。
また4は溝形成具1の外周面に突設した翼刃であり、
この翼刃4は断面が略三角形状になるように先端を鋭利
に形成してあるとともに、この翼刃4は円柱状体に対し
て放射状に突設されているのである。また前記翼刃4
は、1枚の場合もあるが、第1図(A)に示すように2
枚のとき、また同図(B)に示すように4枚のときもあ
り、その枚数に限定されるものではない。
9は脆性物体5における破砕すべき範囲を画する位置
に形成した溝状空間部であり、6′は前記溝状空間部9
を形成するための孔である。7′は前記溝状空間部9を
形成するための孔6′を穿設した後に、この孔6′の内
壁面に形成した溝であり、この隣り合う溝7′が貫通す
ることによって前記溝状空間部9が形成されることにな
る。
またここに形成する溝状空間部9の形状は特に限定さ
れるものではない。例えば第2図(A)に示すように直
線状であってもよく、また同図(B)に示すように曲線
状であってもよい。この曲線状に溝状空間部9を形成す
ることは、トンネル掘さく工事において特に有効であ
る。またこの溝状空間部9は自由面を形成する作用があ
る。
すなわち、脆性物体5が巨大で広い面積を有する場
合、これを破砕しようとすると、それ自体破砕に対する
抵抗力となって破砕の促進が阻害され、破砕がはなはだ
困難となる。したがってこの溝状空間部9により自由面
を形成することによって、破砕面積を小さい単位に区画
し、この区画内を破砕すると、破砕するために穿設した
後記孔6から前記溝状空間部9までの距離、すなわち孔
6と自由面との距離が短距離となるため、この孔6中に
充填する破砕剤である膨張性物質又は火薬類の破砕力は
さして大でなくとも十分な破砕実効を得ることができ
る。
前記孔6は前記穿孔機を用いて脆性物体5に所望の深
さに穿設し、その後、前記と同じ穿孔機の穿孔軸3に溝
形成具1を装着して前記の孔6に打撃的に挿入する。一
般に前記のクローラードリル、ハンドハンマー、コアー
ドリル等の穿孔軸3は、回転作用と打撃作用をなすよう
に構成され、しかも回転作用と打撃作用を同時に行なっ
たり又は切り換えによって一方の作用のみを行なうこと
ができるように構成されているのである。
そこで、脆性物体5に孔6を穿設する場合には、穿孔
軸3に穿孔ビットを装着して、この穿孔軸3(穿孔ビッ
ト)を回転せしめながら打撃作用も行ない、穿孔するの
であるが、これが済んだ後には、穿孔ビットに代えて溝
形成具1を装着して、穿設された孔6に挿入するのであ
る。この場合、回転作用は止め、打撃作用のみを行なう
ように切り換えて挿入すると、溝形成具1の翼刃4が、
孔6の内壁面を削るが如く挿入していき、もって孔内壁
面に溝(スリット)7を形成することになるのである。
一方、溝状空間部9の形成手段はいかなるものでもよ
いが、例えば孔6及びこれに対する溝7の形成手段と同
じであってもよい。すなわちクローラードリル等の穿孔
機を用いて脆性物体5に所望の深さの孔6′を穿設す
る。その後、前記と同じ穿孔機の穿孔軸3に溝形成具1
を装着して前記の孔6′に打撃的に挿入する。
より詳しくは、前記穿孔機の穿孔軸3に穿孔ビットを
装着して、この穿孔軸3を回転せしめながら打撃作用を
行って穿孔し、これが済んだ後には、穿孔ビットに代え
て溝形成具1を装着して、穿設された孔6′に挿入する
のである。この場合、回転作用は止め、打撃作用のみを
行なうように切り換えて挿入すると、溝形成具1の翼刃
4が、孔7′の内壁面を削るが如く挿入していき、もっ
て孔6′内壁面に溝7′を形成することになるのであ
る。この場合、互いに隣り合う溝7′が、この溝7′の
形成時に連通するように行うのであり、そのためには翼
刃4の突出長を考慮して、各孔6′の間隔を短いものと
する。
このようにして溝状空間部9を形成した後に、この溝
状空間部9によって仕切られた脆性物体5の破砕は、前
記孔6内に膨張性物質又は火薬類を充填するとによって
行う。すなわち、膨張性物質を用いた場合には、それ自
体が経時的に膨張して前記孔6内に膨張圧が生じ、これ
によって溝7の部分に応力が集中して脆性物体5を破壊
させるのである。また火薬類を用いた場合には、これに
点火すると、同様に溝7の部分から脆性物体5を破壊さ
せるのである。
ここに用いる膨張性物質は、従来から公知の膨張性破
壊剤であり、例えば、石灰系、カルシウムサルフォアル
ミネート系、仮焼ドロマイト系、マグネシア系、普通ポ
ルトランドセメント−高炉スラグ−ボーキサイト−石こ
う系、アルミナセメント−石灰−石こう系、カルシウム
アルミネート−石灰−石こう系等のセメント膨張剤であ
り、この中には『ブライスター』(株式会社小野田製の
商品名)も含まれる。また火薬類についても従来から公
知のダイナマイト、黒色火薬、コンクリート破砕器等で
ある。
<発明の効果> 前記のようにこの発明にかかる脆性物体の破砕方法に
よれば、脆性物体内に穿孔機によって小間隔に穿孔し、
この孔に、前記穿孔機の穿孔軸に着脱自在に形成し、か
つ外周面に翼刃を突設した溝形成具により溝を形成する
とともに、これら隣り合う溝が貫通する連続する溝状空
間部を脆性物体内に形成し、一方、この溝状空間部によ
って画されることになる脆性物体に前記穿孔機により穿
孔し、その後この孔に、前記穿孔機の穿孔軸に着脱自在
に形成し、かつ外周面に翼刃を突設した溝形成具により
破砕方向に溝を形成し、さらにこの孔中に破砕剤を充填
して破砕するようにしたので、この脆性物体の破砕部分
周辺に溝状空間部を形成することによって、脆性物体に
自由面を形成し、破砕時の抵抗力を軽減させ、破砕の促
進化を図ることができるという効果も有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は溝形成具の斜視図、同図(B)は溝形成
具の他例を示す斜視図、第2図(A),(B)はそれぞ
れこの発明に係る脆性物体の破砕方法の実施例を示す正
面図である。 1……溝形成具 2……穴 3……穿孔軸 4……翼刃 5……脆性物体 6,6′……孔 7,7′……溝(スリット) 9……溝状空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−151792(JP,A) 特公 昭59−30879(JP,B2) 実公 昭61−36620(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21C 1/00 - 11/02 E21C 37/00 - 37/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脆性物体内に穿孔機によって小間隔に穿孔
    し、この孔に、前記穿孔機の穿孔軸に着脱自在に形成
    し、かつ外周面に翼刃を突設した溝形成具により溝を形
    成するとともに、これら隣り合う溝が貫通する連続する
    溝状空間部を脆性物体内に形成し、一方、この溝状空間
    部によって画されることになる脆性物体に前記穿孔機に
    より穿孔し、その後この孔に、前記穿孔機の穿孔軸に着
    脱自在に形成し、かつ外周面に翼刃を突設した溝形成具
    により破砕方向に溝を形成し、さらにこの孔中に破砕剤
    を充填して破砕するようにしたことを特徴とする脆性物
    体の破砕方法。
JP1113771A 1988-07-15 1989-05-08 脆性物体の破砕方法 Expired - Fee Related JP2973121B2 (ja)

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