JP2971968B2 - 固形洗浄剤の供給装置 - Google Patents

固形洗浄剤の供給装置

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JP2971968B2
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勇夫 武居
順子 野田
宏治 嶋田
稔 吉原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レストラン等の外食産
業で使用される食器洗浄機、ビール瓶や酒瓶等を洗浄す
るための洗瓶機、プラスチックコンテナーの洗浄に使用
されるプラスチックコンテナー洗浄機等に固形洗浄剤を
供給するための供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
外食産業分野、食品工業分野においては、人手不足が深
刻化しており、人手を最小限に抑え、作業を安全に且つ
効率良く行うための検討が進んでいる。また、産業廃棄
物等による環境汚染が注目される今日、公害を出さない
設備、製品を使用する方向にある。
【0003】人手不足を解決する手段として、外食産業
分野等では自動食器洗浄機が急速に普及した。従来は、
50kg程度の粉末洗浄剤が納められたファイバードラムか
ら洗浄作業者が必要量の洗浄剤を取り出して洗浄剤の供
給装置に投入する方法が採られていたが、その後、作業
効率の改善や人体に対する危険性を回避するための改良
が試みられた。
【0004】その一つに、液体洗浄剤をポンプを使用し
て直接洗浄タンク内に供給する方法がある。この方法
は、洗浄剤が直接人体に触れないと言う点では改善され
ているが、液体洗浄剤の有効成分が粉末洗浄剤と比較し
て少ないために、充分な洗浄効果が得られない欠点を有
している。
【0005】また5kg程度の粉末洗浄剤を容器に入れた
カートリッジ式のものもある。これは洗浄剤カートリッ
ジを供給装置に装填し、供給装置下部から湯を噴射して
洗浄剤を溶解し、溶解液を洗浄タンクに供給するシステ
ムである。この場合、粉末洗浄剤であるために有効成分
量は確保され、充分な洗浄性は期待できるが、容器内で
粉末洗浄剤が固化してしまい、洗浄剤の溶解不良を生ず
る危険性がある。
【0006】さらに特公昭59−4480号公報や特開平2−
84500 号公報などでは、4〜5kgの固形水和洗浄剤が洗
浄剤容器に注型、充填されたカートリッジ式の洗浄剤も
考案されている。この固形水和洗浄剤カートリッジは、
上記の粉末洗浄剤カートリッジと同様に供給装置内にカ
ートリッジを装填し、供給装置下部から湯を噴射して洗
浄剤を溶解し、溶解液を洗浄タンクに供給する方法がと
られる。しかしながら、固形洗浄剤は溶解性が悪く、新
たに洗浄剤を供給する初期段階において必要量の洗浄剤
が短時間に溶解しきれずに濃度不足を生ずる危険性があ
る。さらに、容器の内壁に未溶解の洗浄剤が残留してし
まう問題もある。
【0007】一方、粉末洗浄剤カートリッジも固形洗浄
剤カートリッジも作業者の負担を考慮すると、その重量
はせいぜい5kg程度以下に抑えなければならない。従っ
て、使用頻度の高い顧客においては、一日に何回も洗浄
剤カートリッジを交換しなければならない。
【0008】また、カートリッジ容器は、通常、耐久性
や経済性を考えてプラスチック製のものが使われるので
プラスチックによる環境破壊も懸念される。
【0009】本発明の目的は、溶解性が良好で、充分な
濃度の洗浄剤溶液が得られ、さらに洗浄剤の交換に手間
がかからず、環境破壊を引き起こす洗浄剤容器を使用し
ない洗浄システムを可能にするための洗浄剤供給装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、本発明を完成した。本発明
の固形洗浄剤の供給装置は、固形洗浄剤を洗浄タンク内
に分配するための供給装置であって、少なくとも2個以
上の固形洗浄剤を積み重ねて収納するスペースを有し、
収納された最下段の固形洗浄剤の底部が、供給装置内に
流入した水あるいは湯に浸漬されることによって洗浄剤
が溶解して洗浄剤水溶液を生成し、その洗浄剤水溶液が
供給装置の側面に設けられたオーバーフロー口を通って
洗浄タンク内に導入されるように構成されていることを
特徴とする。
【0011】以下、添付図面に従って本発明をさらに詳
細に説明する。図1は本発明の固形洗浄剤供給装置の一
例を示す斜視図であり、図2はその断面図である。図3
は、本発明の固形洗浄剤供給装置に使用される固形洗浄
剤の一例を示す斜視図である。図3の固形洗浄剤は、無
包装で露出しているかまたは水可溶性のフィルムで全面
包装されている。
【0012】図1及び図2の本発明の洗浄剤供給装置1
は、浸漬槽6内部にバスケット4を内装して構成され
た、少なくとも2個以上の固形洗浄剤を積み重ねて収納
するスペースを有する。無包装かまたは水可溶性のフィ
ルムで全面包装された固形洗浄剤3は、aまたはc面が
下方になるように、洗浄剤投入口9より浸漬槽6内のバ
スケット4の中へ、少なくとも2個以上積み重ねて装填
される。
【0013】装填された固形洗浄剤3を溶解するため
に、給水管5により水または湯が浸漬槽6内に導入され
る。浸漬槽6内に導入された水または湯は、洗浄剤溶液
流出口8の位置に達するまで浸漬槽6内に満たされる。
ここで7は湯気抜き穴である。バスケット4内に装填さ
れた固形洗浄剤3のうち最下段の固形洗浄剤の下から1/
4 〜1/2 の体積の部分は、浸漬槽6内に満たされた水ま
たは湯の中に浸り、この固形洗浄剤3の浸漬部分が、給
水管5から導入される水または湯の渦巻き作用などによ
って溶解し、浸漬槽6内で濃厚な洗浄剤溶液10となっ
て、洗浄剤溶液流出口8よりオーバーフローによって洗
浄タンク内に流出される。
【0014】本発明の洗浄剤供給装置では、給水の温
度、圧力が低温、低水圧であっても良好な溶解性を示
し、短時間に濃厚な洗浄剤溶液を洗浄タンク内に送るこ
とができ、洗浄タンク内の洗浄剤濃度を常に所定濃度に
保つことができる。さらに、本発明に使用される固形洗
浄剤は、プラスチック製の容器を使用せず、廃棄可能な
紙、ビニール、ビニールコート紙などを包装材として使
用することが、環境破壊を引き起こす心配がないので好
ましい。
【0015】また、従来のカートリッジタイプでは、1
個の洗浄剤カートリッジを使い終わるたびに次のカート
リッジと入れ替えなければならないという煩雑さがあっ
たが、本発明の洗浄剤供給装置では、固形洗浄剤は入れ
っぱなしであり、1個または2個を使い終わったら次々
と固形洗浄剤を装填することができるので、入れ替えの
煩雑さがなくなる。洗浄剤装填筒2を透明にすれば、洗
浄剤の使用量が一目でわかるので、洗浄剤の追加時期の
判断も容易である。またバスケット4により、固形洗浄
剤の崩壊が防止されるので、給水管の目詰まりの心配も
ない。
【0016】図4は本発明の固形洗浄剤供給装置の他の
例を示す斜視図、図5はその断面図である。この洗浄剤
供給装置で固形洗浄剤を溶解し供給する方式では、固形
洗浄剤の包装を供給装置内で取り除き、装填された固形
洗浄剤をスプレーおよび浸漬によって溶解し、供給す
る。図6は、この方式で使用される固形洗浄剤を示す斜
視図である。図6の固形洗浄剤は、水不溶性のフィルム
または包装紙で全面包装されてなるものである。
【0017】この方式の本発明の洗浄剤供給装置1で
は、供給装置の底部に支柱11を設け、この支柱11に中心
孔を有する円筒型洗浄剤3を挿入装填する。すなわち、
水不溶性のフィルムまたは包装紙で全面包装された固形
洗浄剤3は、aまたはc面が下方にされ、かつ、固形洗
浄剤3の空洞部分dに供給装置内の支柱11を挿入するよ
うに、洗浄剤投入口9から供給装置内に装填される。挿
入時に洗浄剤の包装紙またはフィルムは、支柱11に差し
込まれることによって、一部分が破れ、さらに包装紙ま
たはフィルムを上へ引き抜くことによって亀裂が広がっ
て、固形洗浄剤3からはがされる。この時、固形洗浄剤
3は、支柱11に取り付けられた可動式の爪12によって一
時的に固定され包装紙またはフィルムがはがされた後、
自重および/または上部に重ねられる固形洗浄剤の重み
によって、下方へ沈下しバスケット4内に装填される。
【0018】装填された固形洗浄剤3を溶解するため
に、給水管5を通って水または湯が給水管先端に取り付
けられた水平噴射スプレーノズル13より噴射されて浸漬
槽6内に満たされる。バスケット4内の最下段の固形洗
浄剤3は、スプレーノズル13の噴射と浸漬槽6内に満た
された水または湯に浸漬されることによって溶解し、濃
厚な洗浄剤溶液10となって洗浄剤溶液流出口8よりオー
バーフローによって、洗浄タンク内に流出される。
【0019】この方式では、固形洗浄剤3を包んでいる
廃棄可能な包装材を支柱11に差して引くという簡単な操
作で取り除くことができ、しかも固形洗浄剤3は供給装
置1に入ってから露出されるので、固形洗浄剤を取り出
す操作の過程で直接人体に触れる危険性がない。外食産
業分野、食品工業分野で使用される洗浄剤の多くには、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが高濃度に含まれて
おり、取り扱い上の安全性は確保されなければならない
が、この方式では非常に安全である。また、スプレー噴
射と浸漬の併用とにより、固形洗浄剤の溶解を加速する
ことができ、洗浄タンク内の洗浄剤濃度を短時間で所定
濃度にすることができる。
【0020】図7は本発明の固形洗浄剤供給装置のさら
に別の例を示す斜視図、図8はその断面図であり、この
方式は固形洗浄剤を装填しやすいように供給装置の側面
から転がして装填した後、固形洗浄剤をスプレーおよび
浸漬によって溶解して供給する方式である。この方式で
使用される固形洗浄剤は図3あるいは図6に示すいずれ
の洗浄剤でも構わない。
【0021】この方式では無包装かまたは水可溶性のフ
ィルムで包装された固形洗浄剤3のb面が下方にされ
て、洗浄剤投入口9から浸漬槽6内のバスケット4の中
に積み重ねて装填される。装填された固形洗浄剤3は、
浸漬槽6の側面に取り付けられたスプレーノズル13から
噴射される水または湯によって溶解し、濃厚な洗浄剤溶
液10となって洗浄剤溶液流出口8よりオーバーフローに
よって洗浄タンク内に流出される。
【0022】この方式では、固形洗浄剤の上面(a面)
をつかんで装填する必要がなく、a面とc面を挟んで支
えたまま装填するので、装填しやすい。固形洗浄剤のa
面とc面の距離は15cm以下が良く、7〜10cmが最も挟み
やすい。また、1個の重さは3kg以下、望ましくは2kg
以下が良い。
【0023】本発明の固形洗浄剤の供給装置に使用され
る固形洗浄剤として好ましい(溶解性の良い)ものは、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカ
リ10〜50重量%(好ましくは25〜45重量%)、界面活性
剤 0.1〜10重量%(好ましくは 0.5〜3重量%)、金属
イオン封鎖剤10〜55重量%(好ましくは20〜40重量
%)、及び水5〜40重量%(好ましくは10〜25重量%)
を含有するものである。
【0024】上記の界面活性剤として使用できるもの
は、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合
物、エチレンジアミンのポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレン縮合物、リン酸エステル、ポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等の低泡
性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イ
オン系界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸ソー
ダ、アルコールサルフェート、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルサルフェート、α−オレフィンスルホネー
トなどの陰イオン系界面活性剤、イミダゾリン系、アラ
ニン系、ベタイン系等の両性界面活性剤、第4級アンモ
ニウム塩等の陽イオン系界面活性剤が挙げられる。
【0025】この中でも、低泡性界面活性剤を使うのが
好ましい。界面活性剤の含量が0.1重量%未満では洗浄
に寄与する効果が得られず、10重量%を越えると界面活
性剤が均一に分散せず、洗浄効果も低下する。
【0026】本発明の固形洗浄剤の金属イオン封鎖剤と
しては、トリポリリン酸ソーダ、リン酸ソーダ、トリメ
タリン酸ソーダ、メタリン酸ソーダ、オルソリン酸ソー
ダ、ピロリン酸ソーダ等のリン酸ソーダ類、リン酸カ
リ、トリメタリン酸カリ、メタリン酸カリ、オルソリン
酸カリ等のリン酸カリ類が挙げられるが、特に好ましい
のはトリポリリン酸ソーダである。
【0027】さらに、ポリアクリル酸ソーダ、スチレン
−無水マレイン酸ソーダの共重合体、エチレン−無水マ
レイン酸ソーダの共重合体、メチルビニルエーテル−無
水マレイン酸ソーダの共重合体等の高分子キレート剤、
クエン酸ソーダ、グルコン酸ソーダ等のヒドロキシカル
ボン酸型のキレート剤、エチレンジアミン4酢酸塩、ニ
トリロ3酢酸塩等のアミノカルボン酸型のキレート剤、
ホスホン酸型のキレート剤を使用できる。
【0028】さらに、本発明の固形洗浄剤にはこの他に
も、洗浄力を向上させるためのビルダーとして、メタ珪
酸ソーダ等の珪酸塩、炭酸ソーダ等の炭酸塩、硫酸ソー
ダ等の硫酸塩、ほう酸ソーダなどのほう酸塩も使用でき
る。
【0029】また茶渋除去や蛋白質汚れを除去する目的
で、次亜塩素酸ソーダ、塩素化イソシアヌル酸ソーダ等
の塩素系酸化剤、過炭酸ソーダ、過ほう酸ソーダ等の酸
素系酸化剤を添加できる。
【0030】
【発明の効果】図1及び図2に示す本発明の固形洗浄剤
供給装置を使用した場合、固形洗浄剤は、水または湯を
張った浸漬槽で浸漬溶解されるので、短時間に濃厚な洗
浄剤溶液が得られる。また、固形洗浄剤は無包装で露出
された形態、あるいは水可溶性のフィルムに全面包装さ
れた形態、さらには水不溶性のフィルムまたは包装紙に
全面包装された形態のいずれであっても使用できる。最
後の形態の固形洗浄剤でも、供給装置内に装填される際
に包装は取り除かれるため、従来のカートリッジ式洗浄
剤のように、新しい洗浄剤を装填する際に空容器を取り
除くという作業を省くことができる。さらに、プラスチ
ック容器に起因する環境公害も防止できる。また、ハン
ドリングしやすい3kg以下の固形洗浄剤を2段以上積み
重ねるので、カートリッジ式のように、洗浄剤が空にな
ったと同時に新しい洗浄剤カートリッジと交換する必要
はなく、暇な時に新しい洗浄剤を装填すれば良いので、
作業性が良く、さらに常に洗浄剤濃度を一定に保つこと
ができる利点がある。また、バスケットを使用すること
によって、固形洗浄剤の崩壊が防止され、給水管の目詰
まりの心配もない。
【0031】また、図4及び図5に示す本発明の固形洗
浄剤供給装置と、図6のようなドーナツ型の固形洗浄剤
を使用した場合、洗浄剤の溶解性はさらに向上する。す
なわち、浸漬槽の喫水線上に設けられたスプレーノズル
からの噴射による洗浄剤の溶解が、浸漬溶解作用との相
乗効果をもたらし、洗浄剤を底部から均一に溶かし出
す。また、この供給装置は、水不溶性のフィルムまたは
包装紙に包まれた洗浄剤を、投入と同時に取り除くこと
ができるので、安全性を確保した状態で容器公害を防止
でき、さらには空容器の取り替え作業を省くことができ
る。
【0032】図7及び図8に示す本発明の固形洗浄剤供
給装置を使用した場合には、図4及び図5の供給装置を
使用した場合と同様、喫水線上に設けられたスプレーノ
ズルからの噴射による洗浄剤の溶解作用が、洗浄剤溶解
で主たる働きをする浸漬溶解作用との相乗効果を発揮す
る。さらに洗浄剤の装填作業が著しく向上する。
【0033】外食産業分野で食器洗浄等の作業に従事し
ている人々、すなわち洗浄剤供給装置の使用者には多く
の女性がいる。従来のカートリッジ式固形注型洗浄剤、
カートリッジ式粉末洗浄剤は1個の重さが4〜5kgであ
り、女性が片手で装着するには重すぎるきらいがあっ
た。カートリッジ式で軽量化しようとすると、洗浄剤の
入れ替え頻度が従来より更に増し、作業者の労力緩和と
ならない。
【0034】本発明の固形洗浄剤供給装置では、固形洗
浄剤の装填は、カートリッジを入れ替えるのではなく、
無包装かまたは包装された固形洗浄剤を入れるだけであ
り、数個の固形洗浄剤を連続して使用することができる
ので、1個の固形洗浄剤を従来品より小型軽量化するこ
とができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0036】実施例1 図1及び図2に示す供給装置を使用して、図3に示す固
形洗浄剤3個を、次の条件で溶解し、洗浄機の洗浄剤溶
液濃度を測定した。 洗浄剤の大きさ 直径13cm 高さ9cm 重量2kg×3個
=6kg 給湯温度 20℃ 給湯圧力 0.2kg /cm2 洗浄機 石川島播磨 D−6型(タンク容量
70リットル) 洗浄サイクル 1サイクル 洗浄45秒 インターバル
5秒 すすぎ時間12秒結果を図9に示す。
【0037】図3に示す洗浄剤3個は、最後まで形崩れ
せず、徐々に底部から均一に溶解し、洗浄剤3個が無く
なる寸前まで所定濃度を維持した。
【0038】実施例2 図4及び図5に示す供給装置を使用して、図6に示す固
形洗浄剤3個を、次の条件で溶解し洗浄機の洗浄タンク
内の洗浄剤溶液濃度を測定した。 洗浄剤の大きさ 直径13cm 高さ9cm 重量2kg×3個
=6kg 給湯温度 40℃ 給湯圧力 0.3kg /cm2 洗浄機 石川島播磨 D−6型(タンク容量
70リットル) 洗浄サイクル 1サイクル 洗浄45秒 インターバル
5秒 すすぎ時間12秒結果を図10に示す。
【0039】図6に示す洗浄剤3個は、最後まで形崩れ
せず、徐々に底部から均一に溶解し、洗浄剤3個が無く
なる寸前まで、所定濃度を維持した。また、水不溶性紙
に包まれた洗浄剤は投入と同時に、包装紙に亀裂が入り
破れ、容易に包装紙を取り出すことができた。
【0040】実施例3 図7及び図8に示す供給装置を使用して、図3に示す固
形洗浄剤3個を、次の条件で溶解し、洗浄機の洗浄タン
ク内の洗浄剤溶液濃度を測定した。 洗浄剤の大きさ 直径13cm 高さ9cm 重量2kg×3個
=6kg 給湯温度 30℃ 給湯圧力 0.4kg /cm 洗浄機 石川島播磨 D−6型
(タンク容量70リットル) 洗浄サイクル 1サイクル 洗浄45秒 インターバル
5秒 すすぎ時間12秒結果を図11に示す。
【0041】図3に示す洗浄剤3個は、最後まで形崩れ
せず、徐々に底部から均一に溶解し、洗浄剤3個が無く
なる寸前まで、所定濃度を維持した。
【0042】比較例 プラスチック容器に固形洗浄剤4kgが入ったカートリッ
ジを、供給装置に入れ、底部から湯を噴射して、洗浄剤
を溶解した。
【0043】 洗浄剤の大きさ 4kgプラスチック容器入り 給湯温度 40℃ 給湯圧力 0.3kg /cm2 洗浄機 石川島播磨 D−6型(タンク容量
70リットル) 洗浄サイクル 1サイクル 洗浄45秒 インターバル
5秒 すすぎ時間12秒結果を図12に示す。
【0044】所定濃度に達するまで5分間を要した。ま
た、洗浄剤溶液濃度が急激に低下したため容器を取り出
したところ、容器内部壁面に 200〜300 gの固形洗浄剤
が付着していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形洗浄剤供給装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】図1の固形洗浄剤供給装置の断面図である。
【図3】本発明の固形洗浄剤供給装置に使用される固形
洗浄剤の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の固形洗浄剤供給装置の他の例を示す斜
視図である。
【図5】図5の固形洗浄剤供給装置の断面図である。
【図6】図5の固形洗浄剤供給装置に使用される固形洗
浄剤の斜視図である。
【図7】本発明の固形洗浄剤供給装置のさらに別の例を
示す斜視図である。
【図8】図7の固形洗浄剤供給装置の断面図である。
【図9】実施例1の洗浄サイクルと洗浄機の洗浄剤溶液
濃度との関係を示すグラフ。
【図10】実施例2の洗浄サイクルと洗浄機の洗浄剤溶
液濃度との関係を示すグラフ。
【図11】実施例3の洗浄サイクルと洗浄機の洗浄剤溶
液濃度との関係を示すグラフ。
【図12】比較例の洗浄サイクルと洗浄機の洗浄剤溶液
濃度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1:洗浄剤供給装置 2:洗浄剤装填筒 3:固形洗浄剤 4:バスケット 5:給水管 6:浸漬槽 7:湯気抜き穴 8:洗浄剤溶液流出口 9:洗浄剤投入口 10:洗浄剤溶液 11:支柱 12:爪 13:スプレーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武居 勇夫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (72)発明者 野田 順子 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (72)発明者 嶋田 宏治 群馬県渋川市1497番地 関東電化工業株 式会社渋川工場内 (72)発明者 吉原 稔 群馬県渋川市1497番地 関東電化工業株 式会社渋川工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 15/44 B08B 13/00 D06F 39/02 C11D 17/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形洗浄剤を洗浄タンク内に分配するた
    めの供給装置であって、少なくとも2個以上の固形洗浄
    剤を積み重ねて収納するスペースを有し、収納された最
    下段の固形洗浄剤の底部が、供給装置内に流入した水あ
    るいは湯に浸漬されることによって洗浄剤が溶解して洗
    浄剤水溶液を生成し、その洗浄剤水溶液が供給装置の側
    面に設けられたオーバーフロー口を通って洗浄タンク内
    に導入されるように構成されていることを特徴とする固
    形洗浄剤の供給装置。
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