JP2968668B2 - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JP2968668B2 JP16897093A JP16897093A JP2968668B2 JP 2968668 B2 JP2968668 B2 JP 2968668B2 JP 16897093 A JP16897093 A JP 16897093A JP 16897093 A JP16897093 A JP 16897093A JP 2968668 B2 JP2968668 B2 JP 2968668B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真印画紙用支持体に関
し、特に平面性に優れるとともに耐久性の優れた写真印
画紙用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、写真印画紙においては、耐水性と
ともに光反射効率を高めるために、原紙の乳剤塗布側表
面に酸化チタン等の白色顔料を混練分散して含有するポ
リオレフィン層を被覆することが行われている。裏面に
も耐水性などのために通常ポリオレフィン層を設けるこ
とが行われている。ポリオレフィンは柔軟性に優れ、加
工性もありこのように多く用いられている。
【0003】しかし、近年このような用途に、白色顔料
の分散性が優れ、物理的強度も高いポリエステル樹脂を
応用する試みがなされ、ポリエステル樹脂(特にポリエ
チレンテレフタレート樹脂)の有用性が示されている
(特願平3−89983)が、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル樹脂を耐水層として用いると原紙
との密着性がポリオレフィンの場合に比べやや弱く、ま
た、耐久性に問題があることが判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐水
性、白色度に優れると共に平面性が優れ、機械的強度に
優れた写真印画紙用支持体を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の改善
必要点を解決すべく鋭意検討した結果、ポリエステルを
主成分とする樹脂に顔料を混合分散した組成物を原紙の
乳剤塗布側表面に被覆した写真印画紙用支持体におい
て、該被覆層中に、平均粒子径が0.1μm〜15μm
のタルク及び/又はカオリンを0.1重量%〜30重量
%の割合で含有させることにより、耐水性、白色度に優
れると共に平面性が優れ、機械的強度の高い写真印画紙
用支持体となしうることを見いだした。
【0006】ポリエステルを主成分とする樹脂としては
具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等の脂肪族ジオールと芳香族ジカルボン
酸から縮合反応で得られるものが代表的であるが、脂肪
族ジオールと脂肪族ジカルボン酸の反応で得られるも
の、逆に芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸で得られ
るもの等がある。またポリカプロラクトン等の環状エス
テルの開環重合でえられるものさらにはこれらの共重合
物等があげられる。好ましくは、ポリエチレンテレフタ
レートまたは共重合体、ポリエチレンイソフタレートま
たは共重合体である。
【0007】ポリエチレンテレフタレートとしては、ポ
リエチレンテレフタレート単独の場合の他、ポリエチレ
ンテレフタレートに加えて他のポリエステルを50重量
%以下の割合でブレンドした混合物、或いはテレフター
ル酸以外の2塩基成分として例えばイソフタール酸を使
用し、エチレングリコール以外のグリコール成分として
ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、ブ
タンジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物等の中から選択される一種以上の成分を使用し
て、ポリエチレンテレフタレート成分が主成分となるよ
うに共重合させた共重合体も含まれる。これらの重合体
の分子量は30,000〜50,000であることが好
ましい。
【0008】樹脂層は、ポリエステル樹脂単独で構成し
てもよいが、他の樹脂を混合して樹脂層とすることがで
きる。他の樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、アクリロニト
リル重合体、ポリスチレン、ビニル系(共)重合体、ポ
リアミド等広く選ぶ事ができる。他の樹脂のポリエステ
ル樹脂への混合量は5重量%〜40重量%、好ましくは
5重量%〜20重量%である。
【0009】顔料としては、二酸化チタン、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸
化珪素等の粉末、又はこれらの固溶体等が挙げられる
が、中でも二酸化チタン、硫酸バリウムが望ましい。二
酸化チタンとしては、アナターゼ型、ルチル型どちらで
も良いが、白色度を優先する場合アナターゼ型二酸化チ
タンを、また鮮鋭度を優先する場合はルチル型二酸化チ
タンが好ましい。具体的商品名としてはチタン工業のK
A−10、KA−20等が挙げられる。顔料の平均粒子
径としては、0.04μm〜1μm、好ましくは0.1
μm〜0.8μmである。0.04μmより小さいと顔
料を樹脂に均一に混合分散するのが困難であり、好まし
くない。また1μmを越えると被覆膜表面が粗くなりす
ぎて写真の質低下をきたすので好ましくない。
【0010】原紙の乳剤塗布側表面の被覆層は1層でな
く、2層、3層等の複数層としてもよく、被覆層におけ
る顔料の含有濃度を原紙側における樹脂層では低く、最
外層では高くなるよう濃度勾配を設けてもよい。乳剤塗
布側表面から最も離れた被覆層における最外層は、写真
の解像度を決める重要な層であり、顔料濃度を最も高く
することにより写真の解像度を高くする。最外層におけ
る顔料濃度としては10重量%以上、好ましくは20重
量%以上であるが、35重量%以上とすると物性が脆く
なる等の問題があり、実際的でない。最外層以外の層
は、曲げたときの耐損傷性を高めるためには顔料を少な
目とするとよく、含有量にして10重量%以下、好まし
くは7重量%以下である。
【0011】また、本発明において、原紙の乳剤塗布面
の被覆層中に、平均粒子径が0.1μm〜15μmのタ
ルク及び/又はカオリンを0.1重量%〜30重量%の
割合で含有させることにより、更に曲げに対して損傷を
受けにくくする効果が得られることが見出された。
【0012】タルクは、含水珪酸マグネシウムである
が、具体的には富士タルク(株)、日本タルク(株)な
どのメーカーから市販されているものが挙げられる。ま
た、カオリンの実例としては、河東カオリン(水ひ
物)、関白カオリン(水ひ物)等が挙げられる。鉱物と
してはカオリナイト、ハロイサイト、メタハロイサイ
ト、デイッカイト、ナクライト等が挙げられる。
【0013】タルク及び/又はカオリンの含有の形態
は、樹脂被覆層を一層から構成する場合には、層中に平
均的に分布させて含有させてもよいが、原紙に接する側
のタルク及び/又はカオリン含有量を多くして層巾方向
で濃度差をつけるか、または樹脂被覆層を複数の層と
し、最下層(原紙に接する層)に重点的に含有させるの
が好ましい。また、タルク並びにカオリンは偏平粒子で
あることが多く、このため膜の補強効果が強く現れるも
のと考えられる。このような偏平粒子においては、粒子
を電子顕微鏡で撮影した写真を画像処理装置(ピアス株
式会社製LA525画像処理装置)にかけ、粒子の面積
(投影面積の平均値)を求め、この面積を有する円の直
径をもって数平均粒子径と定義されるが、本発明におい
ては、その数平均粒子径が0.1μm〜15μmのもの
を使用するとよく、この粒径のものを最下層(原紙に接
する層)に重点的に含有させることにより、より優れた
耐久性、平面性を写真印画紙用支持体に付与することが
できる。
【0014】上述した顔料、タルク、カオリン等の粒子
状添加物は、高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸エチル、
高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸等の分散助剤と共に、2
本ロール、3本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー
等の混練機で樹脂中に練り込まれる。また、樹脂層中に
は酸化防止剤を含有させることもでき、含有量としては
樹脂に対し50ppm〜1000ppm添加するとよ
い。
【0015】得られた樹脂組成物は、溶融押出法により
後述する原紙表面にコーティングして被覆樹脂層とされ
るが、被覆樹脂層を複数層とする場合には溶融共押出法
により原紙表面にコーティングして形成するとよい。
【0016】原紙の乳剤塗布面側に被覆する、樹脂・顔
料組成物の厚みは合計5μm〜50μmが好ましく、よ
り好ましくは15μm〜40μmである。この範囲を越
えて厚くなると樹脂の脆さが強調されて割れを生じる等
物性上の問題が生じ、この範囲を下回ると被覆の本来の
目的である防水性が損なわれるほか物性的にも柔らかく
なりすぎて好ましくない。また、被覆層が複数層からな
る場合には、各層の厚みは、2μm〜25μmが好まし
い。原紙に接する層(最下層)の好ましい厚みは2μm
〜18μmである。これ以下の膜を均一な厚みで形成す
るのは困難であるし、これ以上の厚みをもたせると、本
発明の「曲げに対して損傷を受けにくくする効果」が現
れにくくなる。
【0017】原紙の裏面(感光乳剤を塗布する側と反対
の側)にも樹脂層(バックコート層)が被覆されるが、
この樹脂は押し出し成形、溶剤溶解成形可能の樹脂であ
れば広く用いることが出来る。たとえばポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリビニルアル
コール、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、アクリロニトリル樹脂、ポリアクリル酸エステル
類、エポキシ樹脂、ポリエーテルケトン等を挙げること
ができる。
【0018】このバックコート層は、帯電防止、カール
防止等のために設けられものであり、特公昭52−18
020号、特公昭57−9059号、特公昭57−53
940号、特公昭58−56859号、特開昭59−2
14849号、特開昭58−184144号等の各公報
に記載もしくは例示の無機帯電防止剤、有機帯電防止
剤、親水性バインダー、ラテックス、硬化剤、顔料、界
面活性剤等を適宜組み合わせて含有せしめることができ
る。
【0019】バックコート層の厚みは5μm〜50μm
が好ましく、より好ましくは15μm〜30μmであ
る。この範囲を越えて厚くなると樹脂の脆さが強調され
て、割れを生じる等物性上の問題が出てくる。この範囲
を下回ると被覆の本来の目的である防水性が損なわれる
ほか物性的にも柔らかくなりすぎて好ましくない。
【0020】原紙の乳剤塗布面側被覆層及び裏面層の被
覆方法としては、溶融押出しラミネーション法等が挙げ
られる。
【0021】原紙としては、通常の天然パルプを主成分
とする天然パルプ紙、天然パルプと合成繊維とから成る
混抄紙、合成繊維を主成分とする合成繊維紙、ポリスチ
レン、ポリプロピレンなどの合成樹脂フィルムを擬紙化
した、所謂合成紙のいずれでもよいが、写真印画紙用支
持体の基体としては天然パルプ紙が特に好ましく有利に
用いられる。添加薬品としては、アルキルケテンダイマ
ーの他クレー、タルク、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粒
子等の充填剤、ロジン、高級脂肪酸塩、パラフインワッ
クス、アルケニルコハク酸等のサイズ剤、ポリアクリル
アミド等の紙力増強剤、硫酸バンド等の定着剤などを添
加したものが用いられる。その他、必要に応じ、染料、
蛍光染料、スライムコントロール剤、消泡剤等が添加さ
れる。又、必要に応じ、柔軟化剤が添加されている。
【0022】パルプ表面は、ゼラチン、スターチ、カル
ボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアルコールの変性物等の被
膜形成ポリマーにより表面サイズ処理されていてもよ
い。この場合のポリビニルアルコール変性物としては、
カルボキシル基変性物、シラノール変性物やアクリルア
ミドとの共重合物等が挙げられる。また被膜形成性ポリ
マーにより表面サイズ処理する場合の被膜形成ポリマー
の塗布量は、0.1g/m2 〜5.0g/m2 、好まし
くは、0.5g/m2 〜2.0g/m2 に調整される。
更にこの際の被膜形成ポリマーには、必要に応じて帯電
防止剤、蛍光増白剤、顔料、消泡剤などを添加すること
ができる。
【0023】又、原紙は、上述したパルプ及び必要に応
じて添加した充填剤、サイズ剤、紙力補強剤、定着剤等
の添加剤を含有したパルプスラリーを長網抄紙機等の抄
紙機により抄紙し、乾燥し、巻取って製造される。この
乾燥の前後のいずれかにおいて前記表面サイズ処理が行
われ、又、乾燥後から巻取りの間にカレンダー処理が行
われる。このカレンダー処理は、表面サイズ処理を乾燥
後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のいずれにお
いても実施することができるが、カレンダー処理を各種
処理を実行した最終の仕上げ工程で実行することが好ま
しい。カレンダー処理においては、金属ロール、弾性ロ
ールとも通常の紙の製造に用いられる公知のものが使用
される。原紙は、上述したカレンダー処理を行い、最終
的に50μm〜250μmの膜厚に調整されている。原
紙の密度としては0.8g/cm3〜1.3g/cm3 、好
ましくは1.0g/cm3 〜1.2g/cm3 である。
【0024】写真印画紙用支持体としては、各種の写真
構成層が塗設されてカラー写真印画紙用、白黒写真印画
紙用、写植印画紙用、被写印画紙用、反転写真材料用、
銀塩拡散転写法ネガ及びポジ用、印刷材料用等各種の用
途に用いられるものであり、塩化銀、臭化銀、塩臭化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀乳剤層を設けられ、ハロゲン
化銀写真乳剤層には、カラーカプラーを含有せしめて、
多層ハロゲン化銀カラー写真構成層とされる。又、物理
現象核を含有せしめて銀塩拡散転写受像層が設けられ
る。
【0025】
【作用及び発明の効果】本発明は、原紙の乳剤塗布側表
面に被覆されるポリエステル樹脂を主成分とする樹脂層
中に、タルク及び/またはカオリンを含有させることに
より、平滑性(光沢性)と機械的強度を兼ね備えた写真
印画紙用支持体とでき、耐久性の高いものとできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0027】(実施例1−3及び比較例1−2)木材パ
ルプの混合物(LBKP/NBSP=2/1)を叩解
し、カナディアンフリーネス250ccのパルプスラリ
ーとした。次いでこのパルプスラリーを水で希釈した
後、撹拌しながら、対パルプあたりアニオン性ポリアク
リルアミド1.0%(荒川化学(株)製:ポリストロン
195、分子量約110万)、硫酸アルミニウム1.0
%及び、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン0.
15%(カイメン557:ディックハーキュレス社製商
品名)を添加した。更に、エポキシ化ベヘン酸アミドま
たはアルキルケテンダイマー(アルキル基がC2041
化合物)を0.4%加えた後、pHが7となるように水
酸化ナトリウム及びカチオン性ポリアクリルアミド0.
5%及び消泡剤0.1%を加えた。上記の如くして調製
したパルプスラリーを180g/m2 となるように抄造
した。
【0028】調製した原紙をオーブンにて水分約2%と
し、次いで、表面サイズ液として下記の処方の水溶液を
サイズプレスし、液の付着量が原紙の表面(写真乳剤塗
布側)で20g/m2 なるように付着させた。
【0029】 ポリビニルアルコール : 4.0% 塩化カルシウム : 4.0% 蛍光増白剤 : 0.5% 消泡剤 : 0.005% 得られたサイズ液付着紙の厚みを145μmにマシンカ
レンダーで調整し、原紙とした。
【0030】次に、原紙の両表面を、春日電気(株)製
フレーム処理装置を使用し、液化プロパンガスと空気と
の混合比を1/19とし、火炎処理量を9.0KJ/m
2 として火炎処理した。
【0031】火炎処理した原紙の乳剤塗布予定表面に、
下記表1に示す樹脂組成物を使用し、二軸混合押し出し
機にて310℃で溶融混合し、Tダイから押し出しラミ
ネートし、下記表2に示す層構成の樹脂被覆層とした。
尚、第1層が原紙表面と接する層であり、第3層は原紙
表面から最も離れた最外層である。また、バックコート
層としては、PET樹脂を30μmの厚みにラミネート
被覆した。
【0032】
【表1】
【0033】1) 表面処理なしのアナターゼ粉体
【0034】
【表2】
【0035】尚、表中の膜厚の単位はμm。得られた樹
脂被覆紙の乳剤塗布予定面側の平面性を評価するため
に、その光沢度をスガ試験機(株)製ハンディグロスメ
ーターで測定した。結果を下記表3に示す。
【0036】また、機械的強度は、気温38℃、相対湿
度80%の環境下で樹脂被覆紙を乳剤塗布予定面側を内
側にして折り、1Kg/1cmの荷重を折り目部分にか
けた後、折り目を開いて折り線部の損傷を比較した。そ
の結果を下記表3に示す。尚、表中、優は盛り上がりが
小さく、浮き上がりのないもの、良は盛り上がりはある
が、浮き上がりはないもの、不可は樹脂被覆層が剥離
し、浮き上がったものを示す。
【0037】
【表3】
【0038】表3からわかるように、本発明の写真印画
紙用支持体は、平面性(光沢度)に優れると共に、機械
強度に優れ、耐久性があることがわかる。これに対し
て、カオリンまたはタルクを含有しないと、光沢度が不
充分で、機械的強度が不足し、また比較例1、2、4、
5からわかるように、カオリン、タルクの粒径が本発明
の範囲外であると、光沢度、機械強度共によくないこと
がわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−127310(JP,A) 特開 平4−172445(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/79

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルを主成分とする樹脂に顔料
    を混合分散した組成物を原紙の乳剤塗布側表面に被覆し
    た写真印画紙用支持体において、該被覆層中に、平均粒
    子径が0.1μm〜15μmのタルク及び/又はカオリ
    ンを0.1重量%〜30重量%の割合で含有させたこと
    を特徴とする写真印画紙用支持体。
  2. 【請求項2】 被覆層が複数層からなり、その複数層の
    うち最も原紙に接する被覆層中に、平均粒子径が0.1
    μm〜15μmのタルク及び/またはカオリンを0.1
    重量%〜30重量%の割合で含有させたことを特徴とす
    る請求項1記載の写真印画紙用支持体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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