JP2966150B2 - キャリッジ移送機構 - Google Patents

キャリッジ移送機構

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JP2966150B2
JP2966150B2 JP18060991A JP18060991A JP2966150B2 JP 2966150 B2 JP2966150 B2 JP 2966150B2 JP 18060991 A JP18060991 A JP 18060991A JP 18060991 A JP18060991 A JP 18060991A JP 2966150 B2 JP2966150 B2 JP 2966150B2
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carriage
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pin
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耕治 水田
淳夫 高橋
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ARUPUSU DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクの半径方
向の所定位置に磁気ヘッドを移送するキャリッジ移送機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生位置にセットされた磁気ディス
クに対して、磁気ヘッドが取り付けられたキャリッジを
磁気ディスクの半径方向に移送し、磁気ヘッドを所定位
置に位置決めするキャリッジの移送機構では、キャリッ
ジをガイドシャフトで支持し、またキャリッジの側面か
らフォロワピンとフォロワばねを突出してリードスクリ
ューを挾持していた。そのため、例えば外部振動でキャ
リッジがガイドシャフトを中心として回動するようなこ
とがあっても、リードスクリューからフォロワピンが外
れないようにする必要がある。
【0003】従来のキャリッジの移送機構でも、この点
については検討されており、国際公開されたWO90/
03031号公報には、この種のキャリッジの移送機構
を具備する記録再生装置が開示されている。図4ないし
図6はこの従来のキャリッジの移送機構を説明する図
で、図4はキャリッジの移送機構の要部の構成を示す分
解斜視図、図5はステップモータの配置を示す断面図、
図6はキャリッジ移送機構が組み込まれた磁気記録再生
装置の全体構成を示す説明図である。
【0004】図6において、2は磁気記録装置1の装置
本体のフレームであり、フレーム2の底面に形成された
開口3を介してディスク駆動用モータM1が配置されて
いる。磁気記録再生装置内に送り込まれ、ジャケットに
収容されている磁気ディスクが、ディスク駆動用モータ
M1の回転駆動軸91に装着される。
【0005】一方、フレーム2の他端側にはステップモ
ータM2が固定され、このステップモータM2のリード
スクリュー61に平行に、案内軸60がクランプ66と
ねじ67によってフレーム2に固定されている。この案
内軸60に上キャリッジ41及び下キャリッジ51が移
動自在に案内され、下キャリッジ51にリードピン62
が固定され、このリードピン62がリードスクリュー6
1の溝に係合され、このリードピン62をリードスクリ
ュー61に押し付けるように予圧スプリング63が、下
キャリッジ51に固定されている。
【0006】以下、図4及び図5を参照して従来のキャ
リッジ移送機構を詳細に説明する。
【0007】磁気ヘッド40を保持する上キャリッジ4
1は図6に示すように下ヘッド50を保持する下キャリ
ッジ51上に配置され、その下キャリッジ51をキャリ
ッジ駆動用モータとしてのステップモータM2によりキ
ャリッジ案内軸60に沿って移動させることにより、上
ヘッド40と下ヘッド50を、前記記録再生位置にセッ
トしたディスクに対して径方向に移動位置決めする構成
である。
【0008】図4に示すした下キャリッジ51の凹部5
1bには上記ステップモータM2に設けたリードスクリ
ュー61の溝と係合トレースするリードピン62が接着
固定してある。このリードピン62に予圧を与え、リー
ドピン62がリードスクリュー61の溝を正確にトレー
スするようにリードピン予圧スプリング63をネジ64
により下キャリッジ51の雌ねじ孔51cに取付けてあ
る。また下キャリッジ51には衝撃などによる力が加わ
ったときにリードピン62がリードスクリュー61の溝
から外れるのを防止するためのストッパ部51dを設け
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】磁気記録再生装置の小
型化に伴ってキャリッジ移送機構にも小型化が要求され
ており、前記従来の機構でリードスクリュー61の軸芯
方向に、各部品の寸法の短縮化を図る場合、磁気ディス
クの半径方向に所定のシーク幅は必要なので、キャリッ
ジの外側の限られた幅領域内に、リードスクリュー61
の溝と係合するリードピン62、リードピン62に予圧
を与える予圧スプリング63及びリードピン62がリー
ドスクリュー61の溝から外れるのを防止するストッパ
51dを配設しなくてはならない。
【0010】ところが、限られた幅領域内に予圧スプリ
ング63とストッパ51dとが並設されているので、予
圧スプリング63の幅が狭くなる。予圧スプリング63
の幅が狭くなると、リードスクリュー61との接触面積
が減少するので、予圧スプリング63の圧接磨耗が増大
し動作寿命が短縮する。
【0011】また、前記従来のキャリッジ移送機構で
は、シーク動作時に例えば外部振動によってキャリッジ
が回動し、リードピン62がリードスクリュー61の溝
から外れて山部に乗り上げようとすると、リードスクリ
ュー61がストッパ51dに直接当接して、この乗り上
げが防止されるが、この当接で、合成樹脂材のキャリッ
ジと一体に成形されたストッパ51dが金属材のリード
スクリュー62によって損傷を受け、ストッパ機能が低
下する。
【0012】本発明は前記従来技術の課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、ストッパの摩耗を防ぎ、
また、フォロワばねの摩耗も少なくし、かつフォロワピ
ンが外れることがなく確実な移送を行えるキャリッジ移
送機構を提供することにある
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的は、先端に磁気
ヘッドが取り付けられたキャリッジにフォロワピンが固
定され、このフォロワピンがステッピングステッピング
モータによって回転駆動されるリードスクリューに係合
され、前記ステッピングモータによって回転する前記リ
ードスクリューにトレースされて前記フォロワピンが移
動し、このフォロワピンの移動によって前記キャリッジ
が移送されるキャリッジの移送機構において、前記リー
ドスクリューを挾んで前記フォロワピンと対向し、前記
フォロワピンを前記リードスクリュー側に押圧するフォ
ロワばねと、前記リードスクリューとの間に前記フォロ
ワばねを介在させて、移送ずれのストッパとなるキャリ
ッジ肩部とを前記キャリッジに備え、前記キャリッジ肩
部と前記フォロワばねとは、前記キャリッジの移動方向
に対して垂直方向に見て互いに重なる位置関係に配置さ
れ、かつ前記キャリッジ肩部を、前記フォロワばねに形
成された開口部から突出させたことによって達成され
る。
【0014】
【作用】このような手段により、移送ずれのストッパと
なるキャリッジ肩部は、リードスクリューとの間にフォ
ロワばねを介在させているので、キャリッジの半径方向
において、キャリッジ肩部幅を部品の配設幅に加える必
要がない。このために、フォロワばねの幅を十分に取っ
てリードスクリューとの接触面積を広く設定でき磨耗が
低減する。また、外部振動などでフォロワピンがリード
スクリューの溝から外れて山部に乗り上げようとした場
合、回転するリードスクリューはフォロワばねと当接
し、このフォロワばねがストッパとなるキャリッジ肩部
に当接するので、リードスクリューがキャリッジ肩部に
直接突き当たることがなくなり、リードスクリューによ
りキャリッジ肩部が損傷することを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
参照して説明する。ここで、図1は実施例の要部の構成
を示す斜視図、図2は要部正面図、図3は図2の平面図
である。
【0016】実施例では、下キャリッジ10の保持部1
1の端部側にフォロワピン(リードピン)12がリード
スクリュー13の軸芯に直角方向に固定され、保持部1
1の上面に端部がねじ止め固定されたフォロワばね14
が配設されている。このフォロワばね14の先端部は、
下キャリッジ10の側面から突出して、延長配設され、
フォロワピン12と係合して位置しているリードスクリ
ュー13を、フォロワピン12とで挾むようにして、リ
ードスクリュー13を押圧している。
【0017】このフォロワばね14の板面には、図3に
示すように開口16が設けてあり、この開口16に対し
て、保持部11に一体に突出形成されたキャリッジ肩部
17が貫通されている。また、キャリッジ肩部17とフ
ォロワばね14とは、キャリッジの移動方向に対して垂
直方向(図2の上下方向)、つまり図3に示す平面図で
見て互いに重なる位置関係に配置されている。そして、
キャリッジ肩部17の先端部は、リードスクリュー13
を押圧して配設されているフォロワばね14と間隔ΔS
を維持して対向している。この間隔ΔSは、リードスク
リュー13に形成され、フォロワピン12が係合してい
る。溝の深さよりも短く設定され、キャリッジがΔS分
回動してもフォロワピン12はスクリュー13の溝から
外れないようになっている。
【0018】このように構成された前記実施例にあって
は、シーク動作時に、例えば外部振動によって下キャリ
ッジ10が回動して、フォロワピン12がリードスクリ
ュー13の溝から外れて山部に乗り上げようとすると、
前述のようにΔSがリードスクリュー13の溝の深さよ
りも短いので、フォロワピン12が山部に乗り上げる前
に、フォロワばね14がキャリッジ肩部17に当接し、
フォロワピン12はリードスクリュー13の溝から外れ
ない。この場合、リードスクリュー13がキャリッジ肩
部17に直接突き当たることはないので、キャリッジ肩
部17が変形したり欠けたりする損傷を受けることはな
く前記ΔSは常に一定であり、安定した移送を行なえ
る。また、実施例では、フォロワばね14の幅を広くで
きるので、リードスクリュー13との接触面積を大きく
取ることができ、その接触面の状態は安定し、偏摩耗が
発生することがなく、磨耗が減少し動作寿命が大幅に延
長できる。
【0019】また、実施例にあっては、シークの動作に
おいて、磁気ヘッドの磁気ディスクの中心に近付く方向
への移動と中心から離れる方向へ移動とで、フォロワば
ね14及びキャリッジ肩部17の力学的特性が全く同一
の条件で行なわれる。即ち、実施例ではキャリッジの移
送方向が何れの方向でもフォロワばね14の中央にキャ
リッジ肩部17が配置されているので、フォロワばね1
4とリードスクリュー13とフォロワピン12との力学
的関係は、全く同一になる。このため、実施例では磁気
ヘッドの高精度の移送特性を実現できる。
【0020】また、この種の移送機構では、フォロワば
ね14のばね定数を低くして、フォロワばね14が変位
してもばね力が余り変化しないように設定した方が外部
振動などにも対応して安定した移送動作を行なえるが、
前記実施例では、フォロワばね14に開口16を形成し
たので、フォロワばね14のスパンを長くできる。した
がって、ばね定数が低くなり、安定した移送動作を行な
える。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォロワばねのリードスクリューとの接触面積が広くな
りフォロワばねの磨耗が低減する。また、外力の印加に
よってキャリッジが回動した場合に、フォロワばねがキ
ャリッジ肩部に当接してストッパ動作が行なわれ、リー
ドスクリューがフォロワばねを介してキャリッジ肩部と
当接するので、リードスクリューがキャリッジ肩部に直
接突き当たることがなく、キャリッジ肩部が変形したり
欠けたりする損傷を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の要部正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】従来の記録再生装置のキャリッジ移送機構部分
の分解斜視図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】従来の記録再生装置の全体構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 下キャリッジ 11 保持部 12 フォロワピン 13 リードスクリュー 14 フォロワばね 17 肩部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に磁気ヘッドが取り付けられたキャ
    リッジにフォロワピンが固定され、このフォロワピンが
    ステッピングステッピングモータによって回転駆動され
    るリードスクリューに係合され、前記ステッピングモー
    タによって回転する前記リードスクリューにトレースさ
    れて前記フォロワピンが移動し、このフォロワピンの移
    動によって前記キャリッジが移送されるキャリッジの移
    送機構において、 前記リードスクリューを挾んで前記フォロワピンと対向
    し、前記フォロワピンを前記リードスクリュー側に押圧
    するフォロワばねと、前記リードスクリューとの間に前
    記フォロワばねを介在させて、移送ずれのストッパとな
    るキャリッジ肩部とを前記キャリッジに備え、 前記キャリッジ肩部と前記フォロワばねとは、前記キャ
    リッジの移動方向に対して垂直方向に見て互いに重なる
    位置関係に配置され、かつ前記キャリッジ肩部を、前記
    フォロワばねに形成された開口部から突出させたことを
    特徴とするキャリッジ移送機構。
JP18060991A 1991-06-26 1991-06-26 キャリッジ移送機構 Expired - Lifetime JP2966150B2 (ja)

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IT1393421B1 (it) 2009-03-20 2012-04-20 Berchi Group S P A Testa di presa in particolare per impianto di confezionamento e relativo impianto di confezionamento
DE102016206650A1 (de) 2016-04-20 2017-10-26 Krones Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Umgang mit hintereinander bewegten Stückgütern

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