JP2964450B2 - 変位体の落下防止装置及び同装置を備えた駐車装置 - Google Patents

変位体の落下防止装置及び同装置を備えた駐車装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可撓性連動部材の一
端側を巻き取り又は巻き解きすることにより上下に変位
するとともに前記可撓性連動部材によって所定の高さに
保持される変位体が、その保持位置から落下することを
防止する装置に関する。この発明はまた、前記変位体と
して車両を載置するパレットを備え、このパレットを可
撓性連動部材で昇降あるいは傾動させることにより、前
記パレット上とその下方とに複数段に渡って車両を格納
できるようにした、前記落下防止装置を備えた駐車装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】前記の如き駐車装置(例えば、特公昭6
2−40496号公報等参照)にあっては、前記可撓性
連動部材としてのチェーンが切れる等の原因により、所
定の高さに保持された前記パレットが不測に落下する危
険が予想される。
【0003】そこで、このような事態を回避するため、
従来、前記パレットが所定の高さの保持位置から異常事
態として不測に落下することを防止する装置が提供され
ている。
【0004】前記落下防止装置は、従来一般に、前記パ
レットの変位通路に突出して停止するように前記パレッ
トの所定の高さの保持位置の若干下方の固定部側に回動
自在に設けられたパレット受け止め部材を備えている。
この受け止め部材は、例えば前記チェーンが切れる等し
たときに、前記パレットを下から支えてその落下を防止
する作用をする。
【0005】ところで、前記受け止め部材は、前記パレ
ットが正常に下方へ変位動作する際には、その下方変位
動作の邪魔にならないように、前記パレットの変位通路
から退避しなければならない。そこで、従来、前記受け
止め部材と連結されたプランジャとこのプランジャを作
動させるソレノイドとを装備し、これらを電気的に制御
して前記パレットが正常に下方へ変位する際に前記受け
止め部材を回動させてこれを前記変位通路から退避せし
めるようにしたものが提案されている(例えば、本件出
願人の出願に係る、実公昭62−29546号公報等参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成では、電気部品であるソレノイドを使用しているほ
か、前記パレットの下方への変位動作と前記ソレノイド
への通電とを連動させて制御する必要があったので、コ
スト高を免れなかった。
【0007】本発明は、前記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その解決しようとする課題は、安全性を低
下させることなくコストを削減できる変位体の落下防止
装置及び同装置を備えた駐車装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、次のような手段を用いる。
【0009】すなわち、可撓性連動部材の一端側を巻き
取り又は巻き解きすることにより上下に変位するととも
に前記可撓性連動部材によって所定の高さに保持される
変位体がその保持位置から落下することを防止する装置
であって、前記変位体に設けられてその下部側に前記可
撓性連動部材が巻き掛けられる回転体と、前記変位体の
変位通路に突出して停止するように該変位体の保持位置
の若干下方の固定部側に回動自在に設けられた受け止め
部材と、前記可撓性連動部材の他端側を前記変位体の荷
重に抗して保持する保持手段と、前記変位体の荷重より
小さく且つ前記可撓性連動部材の荷重より大きい上方へ
の付勢力を前記可撓性連動部材の他端側に付与する付勢
手段と、前記受け止め部材を前記変位体の変位通路から
退避させるように回動操作する退避操作部材と、前記変
位体の変位通路から退避せしめられた前記受け止め部材
と係合して該受け止め部材を前記変位体の変位通路から
退避した状態に拘束するとともに、前記付勢手段の付勢
力が前記保持手段に掛る荷重に打ち勝ったときに前記可
撓性連動部材の他端側の上方への変位動作と機械的に連
動して前記受け止め部材の拘束を解く拘束部材とを備え
てなる変位体の落下防止装置である。
【0010】前記変位体は、その全体が昇降するもので
あっても、また、例えば、支点を中心として傾動するも
のであってもよい。とにかく、少なくともその一部が上
下に変位するものであればよい。
【0011】前記可撓性連動部材としては、例えばワイ
ヤやチェーン等を用いる。これに対応して、前記回転体
として、例えばプーリやスプロケット等を用いる。
【0012】なお、前記変位体の落下防止装置は、例え
ば、前記変位体として車両を載置するパレットを備え、
このパレットを可撓性連動部材で昇降あるいは傾動させ
ることにより、前記パレット上とその下方とに複数段に
渡って車両を格納できるようにした駐車装置に適用する
と好適である。
【0013】すなわち、可撓性連動部材の一端側を原動
機で巻き取り又は巻き解きすることにより上下に変位す
るとともに前記可撓性連動部材によって所定の高さに保
持される車載用パレットと、このパレットに設けられて
その下部側に前記可撓性連動部材が巻き掛けられる回転
体と、前記パレットの変位通路に突出して停止するよう
に該パレットの保持位置の若干下方の固定部側に回動自
在に設けられた受け止め部材と、前記パレットが上方へ
変位して前記保持位置まできたときにこれを検知して前
記原動機の作動を停止せしめる第一の検知手段と、前記
可撓性連動部材の他端側を前記パレットの荷重に抗して
保持する保持手段と、前記パレットの荷重より小さく且
つ前記可撓性連動部材の荷重より大きい上方への付勢力
を前記可撓性連動部材の他端側に付与する付勢手段と、
前記受け止め部材を前記パレットの変位通路から退避さ
せるように回動操作する退避操作部材と、前記パレット
の変位通路から退避せしめられた前記受け止め部材と係
合して該受け止め部材を前記パレットの変位通路から退
避した状態に拘束するとともに、前記付勢手段の付勢力
が前記保持手段に掛る荷重に打ち勝ったときに前記可撓
性連動部材の他端側の上方への変位動作と機械的に連動
して前記受け止め部材の拘束を解く拘束部材と、この拘
束部材が前記受け止め部材の拘束を解いた後に前記可撓
性連動部材の変位動作と連動して前記原動機の作動を停
止せしめる第二の検知手段とを備えてなる駐車装置であ
る。
【0014】
【作用】変位体は、回転体の下部側に巻き掛けられた可
撓性連動部材の一端側を巻き取ることにより上方へ変位
動作し、逆に前記可撓性連動部材の一端側を巻き解くこ
とにより下方へ変位動作する。このとき、前記可撓性連
動部材の他端側は前記変位体の荷重に抗して保持手段で
保持されており、前記回転体は動滑車として作用する。
前記可撓性連動部材に前記変位体の荷重が掛っていると
きには、この荷重が前記付勢手段による上方への付勢力
を上回っているので、前記可撓性連動部材の他端側は固
定状態にある。
【0015】前記可撓性連動部材が巻き取られて前記変
位体が所定の高さの保持位置にあるとき、その若干下方
の固定部側から変位体の変位通路に受け止め部材が突出
して停止している。このため、万一可撓性連動部材が切
れる等しても、前記受け止め部材が前記変位体を支える
ので、その落下が防止される。
【0016】前記変位体を所定の高さの保持位置から正
常に下方へ変位させる際には、退避操作部材を操作して
前記受け止め部材を回転させ、これを前記変位体の変位
通路から退避させる。このとき、拘束部材が前記受け止
め部材と係合してこれを前記変位体の変位通路から退避
した状態に拘束する。よって、前記受け止め部材は、前
記変位体の正常な下方変位動作の妨げにはならない。
【0017】前記可撓性連動部材の一端側が巻き解かれ
ると、これに応じて、回転体が回転しながら前記変位体
が下方へ変位する。やがて、前記変位体が下限停止位置
まで変位してその下方変位動作が止むと、なおも巻き解
かれる前記可撓性連動部材に掛る前記変位体の荷重は次
第に減少する。そして、前記付勢手段の上方への付勢力
が前記保持手段に掛る荷重に打ち勝ったとき、前記可撓
性連動部材の他端側が上方へ変位し、この変位動作と機
械的に連動して前記拘束部材が前記受け止め部材の拘束
を解く。すると、この受け止め部材は回動し、再び前記
変位体の変位通路に突出して停止する。
【0018】前記可撓性連動部材が巻き取られて前記変
位体が上方へ変位するとき、この変位体は、その変位通
路に突出している前記受け止め部材に下から当接してこ
れを回動させて一時的に退避させる。前記変位体が上方
へ通過し終ると、前記受け止め部材は再び前記変位体の
変位通路に突出して停止する。
【0019】本発明によれば、従来のものと異なり、変
位体の正常な下方変位動作の際に変位通路から受け止め
部材を退避させるための手段として、ソレノイド等の電
気部品を用いていない。よって、材料費が安いほか複雑
な制御も不要となるので、製作費が安く済む。
【0020】また、変位体を所定の高さの保持位置から
下方変位させるに当っては、必ず前記退避操作部材を操
作しなければならない。このことは、変位体を下方変位
させる前に、その下方の安全確認を強制することにつな
がる。よって、安全性が高い。
【0021】なお、請求項2における第一及び第二の検
知手段は、それぞれ、前記原動機による前記可撓性連動
部材の巻き取り動作と巻き解き動作とを所定のときに停
止せしめる作用をする。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0023】本実施例では、本発明に係る変位体の落下
防止装置を備えた機械の一例として、傾動式の立体駐車
装置を示す。まず、この傾動式の立体駐車装置の概要に
ついて簡単に説明する。以下の説明に当っては、便宜
上、前後左右の方向は、前進運転で入庫し後退運転で出
庫する車両の方向性に従うものとする。
【0024】図1〜図3で示す駐車装置は、地面GL上
に配置されるベース部材1を備えている。このベース部
材1の前側(奥側)の端部1aにはパレット支持部材2
が立設されている。このパレット支持部材2は、左右方
向の水平枢止軸3を介して、車両載置用の傾動パレット
4の前側の端部4aを所定の高さに支持している。
【0025】変位体としてのこの傾動パレット4は、車
両C1を載置できるだけの前後長さと左右幅とを有し、
前記水平枢止軸3を中心としてその後部側が上下に変位
自在とされ、全体として、前記水平枢止軸3を中心とし
て傾動自在となっている。前記傾動パレット4は、その
後端部4bを地面GLに接地させて車両入出庫時姿勢
(図2に二点鎖線で示した姿勢)をとっているときの地
面GLに対する傾斜角度を例えば10.4°程度、その
後端部4bを上方へ持ち上げて車両格納時姿勢(図2に
実線で示した姿勢)をとっているときの地面GLに対す
る傾斜角度を例えば14.5°程度とし、前記車両入出
庫時姿勢と前記車両格納時姿勢との間で傾動する。
【0026】前記傾動パレット4は、その上面の前部側
に、車輪止め5を備えている。
【0027】前記傾動パレット4の後部側の左右両脇に
は、従動側支柱6と駆動側支柱7とが立設されている。
これらの支柱6,7は、いずれも、その下端部を前記ベ
ース1部材に対して強固に固着されている。前記傾動パ
レット4は、これらの支柱6,7に沿って傾動する。
【0028】前記支柱6,7の内、少なくとも前記駆動
側支柱7は、断面コ字形の鋼材で形成されている。前記
駆動側支柱7は、図1に示したように、その開放部を前
記傾動パレット4の右側部に臨ませて配置されている。
前記駆動側支柱7の上端部には、可撓性連動部材として
のチェーン8を介して前記傾動パレット4に傾動駆動力
を付与する原動機として、正逆回転自在の減速機付き電
動モータ9が配置されている。この電動モータ9には、
前記水平枢止軸3と平行な回転軸10aを有する駆動ス
プロケット10が作動上連結され、この駆動スプロケッ
ト10の上部側には前記チェーン8が巻き掛けられてい
る。
【0029】前記駐車装置は、前記傾動パレット4が前
記車両格納時姿勢及び前記車両入出庫時姿勢となったこ
とを検知する適宜の検知手段11,12をそれぞれ備え
ている。前記電動モータ9は、例えば前記駆動側支柱7
の外面側に設けた上昇操作用スイッチSU及び下降操作
用スイッチSD(それぞれ図1参照)を運転者が操作す
ることにより正転方向又は逆転方向に始動するととも
に、前記各検知手段の信号を受けて前記チェーン8の巻
き取り又は巻き解き動作を自動的に停止するように制御
される。
【0030】前記検知手段11,12としては、例えば
リミットスイッチを採用する。図示した駐車装置は、第
一の検知手段としてのチェーン巻き取り動作停止用リミ
ットスイッチ11と第二の検知手段としてのチェーン巻
き解き動作停止用リミットスイッチ12を備えている。
【0031】前記チェーン巻き取り動作停止用リミット
スイッチ11は、そのスイッチ本体11aが前記駆動側
支柱7の上部に固定されるとともに、そのスイッチレバ
ー11bが前記傾動パレット4の変位通路Rへ水平に突
出している(図3参照)。前記スイッチレバー11b
は、上方へ変位する傾動パレット4が前記車両格納時姿
勢となったときに傾動パレット4の右側部に当接して前
記スイッチ本体11aを作用せしめる。
【0032】チェーン巻き解き動作停止用リミットスイ
ッチ12については、後述する。
【0033】前記傾動パレット4は、その駆動側支柱7
の側(図示例では右側)の側部に、前記駆動スプロケッ
ト10の回転軸10aと同方向の回転軸13aを有する
従動スプロケット13を備えている。この従動スプロケ
ット13は、断面コ字形の前記駆動側支柱7の内部に位
置している。
【0034】前記従動スプロケット13は、前記チェー
ン8を介して前記駆動スプロケット10と連結されてい
る。すなわち、図1に示すように、駆動スプロケット1
0の上部側に巻き掛けられた前記チェーン8の一端8a
側は、前記駆動側支柱7の適宜の位置に止着され、他
方、前記チェーン8の他端8b側は、前記従動スプロケ
ット13の下部側に巻き掛けられて上方へ引き延ばさ
れ、前記駆動側支柱7の上部に接続されている。
【0035】図3に示すように、前記傾動パレット4
は、その後部側の下面の左右両側に、前後方向の支持軸
14a,15aを有するバランス用プーリ14,15を
それぞれ備えている。これらのプーリ14,15には、
一本のバランスワイヤ16が巻き掛けられている。この
バランスワイヤ16は、その上端16aが前記従動側支
柱6の上端部に止着されて下方へ延び、前記従動側支柱
6の側(図示例では左側)にあるプーリ14aに下から
巻き掛けられた後、左右平衡状態にある傾動パレット4
の下方をその左右幅方向に引き延ばされ、その後、前記
駆動側支柱7の側にあるプーリ15に上から巻き掛けら
れて真下に引き下ろされ、緊張した状態でその下端16
bが前記ベース部材1に止着されている。
【0036】なお、前記プーリ14,15及び前記ワイ
ヤ16に代えて、スプロケット及びチェーンを用いるこ
ともできる。
【0037】前記のように構成される前記駐車装置は次
のように作動する。
【0038】前記傾動パレット4上に車両C1を格納す
る場合には、前記車両入出庫時姿勢をとっている傾動パ
レット4上に車両C1を前進で自走させて乗り込み、運
転者(利用者)は下車する。
【0039】下車した運転者は、傾動パレット4の後部
側を上昇させるため、前記上昇操作用スイッチSUを入
れる。すると、前記電動モータ9が作動して前記駆動ス
プロケット10が駆動され、前記チェーン8の一端側が
巻き取られる。これにより、前記従動スプロケット13
が動滑車として作用しながら、前記傾動パレット4の後
部側が引き上げられる。
【0040】ここで、前記チェーン8は前記傾動パレッ
ト4の内、駆動側支柱7の側のみを引き上げているが、
前記傾動パレット4は、常に左右の平衡を維持したまま
傾動する。これは、前記バランスワイヤ16と前記バラ
ンス用プーリ14,15との働きによるものである。
【0041】すなわち、前記駆動スプロケット10の回
転により前記チェーン8の一端側が巻き取られるとき、
前記傾動パレット4の右側のプーリ15にこれを上方へ
持ち上げる力がはたらく。右側のプーリ15は、図3で
見て時計回り方向に回転しながら、且つ、緊張状態にあ
る前記バランスワイヤ16の右側の部分を上方へ引き延
ばしながら、上方へ持ち上がる。すると、バランスワイ
ヤ16の内、上部固定端16aから右側のプーリ15ま
での長さが徐々に短くなるので、これにより、左側のプ
ーリ14が、図3で見て反時計回り方向に回転しながら
右側のプーリ15と同じ速度で強制的に引き上げられ
る。
【0042】やがて、前記傾動パレット4が前記車両格
納時姿勢になると、前記チェーン巻き取り動作停止用リ
ミットスイッチ11が作用して前記電動モータ9が停止
され、前記傾動パレット4の上方変位動作が停止する。
前記傾動パレット4の下方には、別の車両C2が駐車さ
れる。
【0043】駐車していた各車両C2,C1を出すとき
には、前記と逆の作動となる。
【0044】次に、本実施例に係る変位体の落下防止装
置を、主として図1,図4及び図5を参照して説明す
る。
【0045】本実施例に係る変位体の落下防止装置は、
受け止め部材としてのアーム17を備えている。このア
ーム17は、例えば前記チェーン8が切れたりしたと
き、前記車両格納時姿勢にある前記傾動パレット4を下
から支えてその落下を防止する作用をする。
【0046】前記アーム17は、固定部としての前記駆
動側支柱7の内面側に設けられており、前記傾動パレッ
ト4の上限停止位置(前記車両格納時姿勢の位置)の若
干下方にある(図2参照)。前記アーム17は、所定の
角度間を自在に回動することにより、前記傾動パレット
4の変位通路Rに突出自在且つそこから退避自在であ
る。
【0047】前記アーム17は、図4及び図5に示すよ
うに、回動の中心となる前後方向(図5では紙面に対し
て垂直方向)の支軸18と、この支軸18の両端を支え
る二枚のプレート状の支持ブラケット19とを介して、
前記駆動側支柱7の内面側に取り付けられている。前記
ブラケット19同士の間には適当な間隔が開いており、
この間隔内に前記アーム17が位置している。
【0048】このアーム17は、通常状態において、そ
の先端部17a側が前記変位通路Rに突出している。例
えば図示例では、前記アーム17の重心Gを、前記支軸
18より傾動パレット4の変位通路R側へ位置させてい
る(図5参照)。このため、前記アーム17は、通常状
態では、自重によってその先端部17a側が弧を描いて
下降するように回動して前記変位通路Rに突出してい
る。前記ブラケット19には、下方へ回動するアーム1
7に当接してこれを定位置で停止せしめるストッパ20
が固着して設けられている。このストッパ20に当接し
て停止したとき、前記アーム17の先端部17a側にあ
る傾動パレット受け面17bは、上向きとなって前記傾
動パレット4の変位通路R内に位置している。
【0049】また、前記アーム17は、前記ストッパ2
0に当接して停止した状態にあるときに、前記傾動パレ
ット4の変位通路Rの外側から内側へ向って滑らかに上
向きに延びる傾斜面17cを備えている(図5参照)。
前記傾動パレット4が上方へ変位するとき、この傾動パ
レット4は前記傾斜面17cに下から当接する。そし
て、上方へ変位する傾動パレット4は、前記傾斜面17
cを擦り上げるようにして前記アーム17を上方へ回転
させ、前記傾動パレット4の変位通路Rから前記アーム
17を逃がす。
【0050】なお、通常状態において前記アーム17の
先端部17a側を前記変位通路Rに突出させておくため
の手段として、適宜のばねを用いることもできる。この
場合には、前記アーム17の重心の位置に制限はない。
【0051】ところで、前記車両格納時姿勢にある前記
傾動パレット4を正常に下方へ変位させる際には、前記
アーム17を前記傾動パレット4の変位通路Rから退避
させる必要がある。そこで、本実施例に係る落下防止装
置は、前記アーム17を前記傾動パレット4の変位通路
Rから退避させるようにこれを人為的に回動操作するた
めの退避操作部材を備えている。この退避操作部材とし
ては様々な具体例が考えられるが、図示例では、前記ア
ーム17の下部に形成した下方突出部17dを押圧して
該アーム17の先端部17a側を上方へ回動せしめるプ
ッシュロッド21を採用している。
【0052】このプッシュロッド21は、前記アーム1
7の支軸18の軸線と直交する位置関係にある水平な軸
線を有しており、前記駆動側支柱7を左右方向に貫通し
て設けられている。前記プッシュロッド21の外端部に
はヘッド21aがあり、このヘッド21aを指で押す
と、その軸線方向に進出する前記プッシュロッド21の
先端部21bが前記アーム17の前記下方突出部17d
を押す。こうして、前記アーム17が前記変位通路Rか
ら退避する方向に強制的に回動操作せしめられる。
【0053】なお、前記プッシュロッド21と前記駆動
側支柱7との間に、押し込まれた前記プッシュロッド2
1を押し戻すばね(図示せず)等を設けておくこともで
きるし、また、そのような手段を講じなくとも、前記ア
ーム17が自重等で停止位置へ戻るとき、この戻り力で
前記プッシュロッド21が押し戻されるようにしてもよ
い。
【0054】前記落下防止装置は、前記傾動パレット4
の変位通路Rから退避せしめられた前記アーム17と係
合して該アーム17を前記傾動パレット4の変位通路R
から退避した状態に拘束する拘束部材を備えている。こ
の拘束部材として、図示例では、フック22を採用して
いる。
【0055】このフック22は、前記アーム17と同様
に前記ブラケット19同士の間にあり、前記アーム17
の上方に位置している。前記フック22は、前記アーム
17の支軸18と平行な支軸23で前記ブラケット19
に対して回動自在に取り付けられている。
【0056】前記フック22はその下部に爪部22aを
有している。この爪部22aは、前記プッシュロッド2
1の操作により前記アーム17が上方へ回動して前記傾
動パレット4の変位通路Rから退避せしめられたとき、
前記アーム17の先端部17a側に形成された被係合部
17fと自動的に係合する。このため、前記プッシュロ
ッド21を所定量だけ押し込んで一旦前記アーム17を
上方へ回動させると、前記フック22の作用によって、
前記アーム17は前記変位通路Rから退避した状態のま
ま保持される。
【0057】次に、前記フック22と前記アーム17と
の係合状態を自動的に解除させるための機構について説
明する。
【0058】前記駐車装置の概要の説明において、前記
チェーン8の他端8b側は前記駆動側支柱7の上部に接
続されている、と述べたが、より詳細には、次のように
なっている。
【0059】すなわち、図1及び図4に示すように、前
記駆動側支柱7の上部には、小さな鋼板24が水平状態
で強固に固着されている。この鋼板24はそのほぼ中央
部に上下方向の貫通孔25を有していて、この貫通孔2
5には、該貫通孔25より面積の大きい頭部26aを有
する棒部材26が上から挿通されている。この棒部材2
6の頭部26aは、前記貫通孔25からの抜け落ちを防
止する抜け止めとして作用するとともに、後で述べる付
勢手段の受け部として作用する。
【0060】前記棒部材26の下端26bには、前記チ
ェーン8の他端8bが連結されている。前記鋼板24と
前記棒部材26とが互いに協働して、前記チェーン8の
他端8b側を前記傾動パレット4の荷重に抗して固定部
(駆動側支柱7)側に保持する保持手段として作用す
る。
【0061】前記棒部材26の頭部26aと前記鋼板2
4の上面との間には、前記棒部材26に上方への付勢力
を付与する付勢手段としての圧縮コイルばね27が介在
している。この圧縮コイルばね27の付勢力の程度は、
前記傾動パレット4の荷重より小さく且つ前記チェーン
8の荷重より大きいものとされている。したがって、前
記チェーン8に対して前記傾動パレット4の荷重が掛っ
ているとき(すなわち、該傾動パレット4が傾動動作し
ているとき、及び前記傾動パレット4が前記車両格納時
姿勢に保持されているとき)には、この傾動パレット4
の荷重に負けて前記圧縮コイルばね27は完全に押し縮
められている。一方、前記傾動パレット4が前記車両入
出庫時姿勢となって前記チェーン8に前記傾動パレット
8の荷重が掛らなくなった後には、前記チェーン8の荷
重に打ち勝って前記圧縮コイルばね27が前記棒部材2
6を押し上げる。
【0062】前記棒部材26は、連結手段としての鎖2
8を介して、前記フック22と互いに連結されている。
前記鎖28の長さは、次のような長さである。すなわ
ち、前記圧縮コイルばね27の付勢力が前記棒部材26
に掛る荷重に打ち勝ったときに、前記チェーン8の上方
への変位動作と連動して前記フック22による前記アー
ム17の拘束を自動的に解除するような長さである。
【0063】なお、前記の鎖28の上端は、前記チェー
ン8の他端8bに対して止着してもよい。
【0064】前記棒部材26の上方には、前記チェーン
巻き解き動作停止用リミットスイッチ12が設けられて
いる。このリミットスイッチ12は、そのスイッチ本体
12aが前記駆動側支柱7に固定されるとともに、その
スイッチレバー12bが横方向から前記棒部材26の真
上に延び出ている。この棒部材26は、自身が上方へ変
位して前記フック22による前記アーム17の拘束が解
除された後に、前記スイッチレバー12bに当接する。
その結果、前記スイッチ本体12aが前記電動モータ9
による前記チェーン8の巻き解き動作を停止せしめる。
【0065】以上のように構成される本実施例に係る変
位体の落下防止装置は、次のように作動する。
【0066】前記傾動パレット4が前記車両格納時姿勢
に保持されているとき、前記アーム17は、前記傾動パ
レット4の変位通路Rに突出した状態で停止している。
このため、万一前記チェーン8が切れる等の不測の事態
が生じたときでも、前記アーム17が前記傾動パレット
4の落下を阻止するので、最悪の事態は免れる。
【0067】前記傾動パレット4上の車両C1を出庫さ
せる等のために前記傾動パレット4を車両入出庫姿勢ま
で下方へ変位させる際には、前記駆動側支柱7の外側へ
突出している前記プッシュロッド21を利用者が指で押
し込む。すると、このプッシュロッド21の先端部21
bによって前記アーム17の前記下方突出部17dが押
され、前記アーム17の先端部17a側が前記支軸18
を中心とする円弧を描いて上方へ回動して前記傾動パレ
ット4の変位通路Rから退避する。
【0068】このとき、前記フック22の爪部22aが
前記アーム17の前記被係合部17fと係合し、前記ア
ーム17を前記変位通路Rから退避した状態に拘束す
る。
【0069】そこで、利用者は、前記下降操作用スイッ
チSDを入れて、前記電動モータ9を前記チェーン8の
巻き解き方向へ回転させれば、前記傾動パレット4の後
部側がその前端部4aにある前記水平枢止軸3を中心と
して下方へ変位する。
【0070】なお、前記傾動パレット4が前記車両格納
時姿勢にあるとき及び上下方向に変位動作中であるとき
には、前記チェーン8に前記傾動パレット4の荷重が掛
っている。このため、前記チェーン8の他端8b側が連
結された前記棒部材26は、前記圧縮コイルばね27の
上方への付勢力より大きな力で下方へ引き下ろされ、前
記鋼板24によって保持されている。
【0071】前記チェーン8が巻き解かれて前記傾動パ
レット4が前記車両入出庫時姿勢になると、前記チェー
ン8に掛る前記傾動パレット4の荷重がゼロとなる。そ
して、その後もその一端8a側が巻き解かれる前記チェ
ーン8の他端8b側は、前記圧縮コイルばね27の上方
への付勢力によって前記棒部材26を介して上方へ押し
上げられる。このとき、前記鎖28を介して前記フック
22も上方へ回動させられ、前記爪部22aと前記アー
ム17の被係合部17fとの間の係合が解除される。そ
の結果、前記フック22による拘束から解放された前記
アーム17が、その自重によって再度前記傾動パレット
4の変位通路Rへ突出して停止する。
【0072】こうして前記フック22による前記アーム
17の拘束が解除された後に、前記棒部材26の頭部2
6aが前記チェーン巻き解き動作停止用リミットスイッ
チ12の前記スイッチレバー12bに当接する。そし
て、該リミットスイッチ12が作動して前記電動モータ
9のチェーン巻き解き動作が停止せしめられる。
【0073】前記傾動パレット4を上昇させるに当って
は、前記上昇操作用スイッチSUを操作して前記チェー
ン8を巻き取る方向に前記電動モータ9を回転させる。
前記チェーン8が巻き取られることにより前記傾動パレ
ット4が上方へ変位するとき、この傾動パレット4は、
その変位通路Rに突出している前記アーム17の傾斜面
17Cに下から当接してこれを擦り上げるようにして回
動させて変位通路Rから一時的に退避させる。やがて、
前記傾動パレット4が上方へ通過し終ると、前記アーム
17はその自重で再び前記傾動パレット4の変位通路R
に突出して停止し、前記傾動パレット4の落下を防止す
る。
【0074】前記傾動パレット4が前記車両格納時姿勢
に至ると、前記チェーン巻き取り動作停止用リミットス
イッチ11が作用して前記電動モータ9が停止され、前
記傾動パレット4の上方変位動作が停止する。
【0075】なお、前記傾動パレット4を前記車両格納
時姿勢から下方へ変位させるに当って、利用者が前記プ
ッシュロッド21を押すことなく前記昇降操作用スイッ
チSUを入れると、前記アーム17に受け止められて前
記傾動パレット4の下方変位動作が強制的に中断され
る。その結果、傾動パレット4が前記車両入出庫時姿勢
となったときと同様に、前記圧縮コイルばね27の作用
で前記棒部材26が上方へ変位して前記チェーン巻き解
き動作停止用リミットスイッチ12がはたらき、前記電
動モータ9の作動が停止する。この場合、利用者は、前
記上昇操作用スイッチSUを入れて前記傾動パレット4
を一旦前記車両格納時姿勢へ戻した後、適正な下降操作
をやり直せばよい。
【0076】以上述べたように、本実施例に係る変位体
の落下防止装置によれば、従来のものと異なり、前記ア
ーム17を作動せしめる手段としてソレノイド等の電気
部品を用いていない。このため材料費も安く済むほか、
特別な制御回路も不要である。よって、駐車装置の安全
性を少しも犠牲にすることなく、製作費の低減を達成で
きる。
【0077】また、前記傾動パレット4を前記車両格納
時姿勢から下方変位させるに当っては、必ず前記プッシ
ュロッド21を操作しなければならない。このことは、
前記傾動パレット4を下方変位させる前に、その下方の
安全確認を利用者に強制することにつながる。よって、
安全性がより高い。
【0078】なお、本発明に係る変位体の落下防止装置
は、本実施例に述べたような傾動式の駐車装置の他、パ
レットを水平状態のままで昇降させる形式の駐車装置に
も適用できる。とにかく、可撓性連動部材の一端側を巻
き取り又は巻き解きすることにより上下に変位せしめら
れるとともに前記可撓性連動部材によって所定の高さに
保持される変位体を備えた機械について広く適用でき
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、従来のものと異なり、
変位体の正常な下方変位動作の際に変位通路から受け止
め部材を退避させるための手段として、ソレノイド等の
電気部品を用いていない。よって、材料費が安いほか複
雑な制御も不要となるので、製作費が安く済む。
【0080】また、変位体を所定の高さの保持位置から
下方変位させるに当っては、必ず前記退避操作部材を操
作しなければならない。このことは、変位体を下方変位
させる前に、その下方の安全確認を利用者に強制するこ
とにつながる。よって、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の駐車装置の一部破断斜視図であり、本発
明の一実施例に係る落下防止装置の全体を概略的に示し
ている。
【図2】本発明の適用対象の一例としての駐車装置を示
す概略側面図である。
【図3】図2の駐車装置をA矢印方向から示した図であ
り、傾動パレットの傾動機構を示している。
【図4】図1の要部の一部破断拡大斜視図である。
【図5】図4の要部の正面図である。
【符号の説明】
4 パレット(変位体) 7 固定部 8 チェーン(可撓性連動部材) 8a チェーンの一端 8b チェーンの他端 9 原動機 11 第一の検知手段 12 第二の検知手段 13 回転体 17 受け止め部材 21 退避操作部材 22 拘束部材 24,26 保持手段 27 付勢手段 R パレットの変位通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性連動部材(8)の一端(8a)側
    を巻き取り又は巻き解きすることにより上下に変位する
    とともに前記可撓性連動部材(8)によって所定の高さ
    に保持される変位体(4)がその保持位置から落下する
    ことを防止する装置であって、前記変位体(4)に設け
    られてその下部側に前記可撓性連動部材(8)が巻き掛
    けられる回転体(13)と、前記変位体(4)の変位通
    路(R)に突出して停止するように該変位体(4)の保
    持位置の若干下方の固定部(7)側に回動自在に設けら
    れた受け止め部材(17)と、前記可撓性連動部材
    (8)の他端(8b)側を前記変位体(4)の荷重に抗
    して保持する保持手段(24,26)と、前記変位体
    (4)の荷重より小さく且つ前記可撓性連動部材(8)
    の荷重より大きい上方への付勢力を前記可撓性連動部材
    (8)の他端(8b)側に付与する付勢手段(27)
    と、前記受け止め部材(17)を前記変位体(4)の変
    位通路(R)から退避させるように回動操作する退避操
    作部材(21)と、前記変位体(4)の変位通路(R)
    から退避せしめられた前記受け止め部材(17)と係合
    して該受け止め部材(17)を前記変位体(4)の変位
    通路(R)から退避した状態に拘束するとともに、前記
    付勢手段(27)の付勢力が前記保持手段(24,2
    6)に掛る荷重に打ち勝ったときに前記可撓性連動部材
    (8)の他端(8b)側の上方への変位動作と機械的に
    連動して前記受け止め部材(17)の拘束を解く拘束部
    材(22)と、を備えてなる変位体の落下防止装置。
  2. 【請求項2】 可撓性連動部材(8)の一端(8a)側
    を原動機(9)で巻き取り又は巻き解きすることにより
    上下に変位するとともに前記可撓性連動部材(8)によ
    って所定の高さに保持される車載用パレット(4)と、
    このパレット(4)に設けられてその下部側に前記可撓
    性連動部材(8)が巻き掛けられる回転体(13)と、
    前記パレット(4)の変位通路(R)に突出して停止す
    るように該パレット(4)の保持位置の若干下方の固定
    部(7)側に回動自在に設けられた受け止め部材(1
    7)と、前記パレット(4)が上方へ変位して前記保持
    位置まできたときにこれを検知して前記原動機(9)の
    作動を停止せしめる第一の検知手段(11)と、前記可
    撓性連動部材(8)の他端(8b)側を前記パレット
    (4)の荷重に抗して保持する保持手段(24,26)
    と、前記パレット(4)の荷重より小さく且つ前記可撓
    性連動部材(8)の荷重より大きい上方への付勢力を前
    記可撓性連動部材(8)の他端(8b)側に付与する付
    勢手段(27)と、前記受け止め部材(17)を前記パ
    レット(4)の変位通路(R)から退避させるように回
    動操作する退避操作部材(21)と、前記パレット
    (4)の変位通路(R)から退避せしめられた前記受け
    止め部材(17)と係合して該受け止め部材(17)を
    前記パレット(4)の変位通路(R)から退避した状態
    に拘束するとともに、前記付勢手段(27)の付勢力が
    前記保持手段(24,26)に掛る荷重に打ち勝ったと
    きに前記可撓性連動部材(8)の他端(8b)側の上方
    への変位動作と機械的に連動して前記受け止め部材(1
    7)の拘束を解く拘束部材(22)と、この拘束部材
    (22)が前記受け止め部材(17)の拘束を解いた後
    に前記可撓性連動部材(8)の変位動作と連動して前記
    原動機(9)の作動を停止せしめる第二の検知手段(1
    2)と、を備えてなる駐車装置。
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