JP2963798B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2963798B2
JP2963798B2 JP25217191A JP25217191A JP2963798B2 JP 2963798 B2 JP2963798 B2 JP 2963798B2 JP 25217191 A JP25217191 A JP 25217191A JP 25217191 A JP25217191 A JP 25217191A JP 2963798 B2 JP2963798 B2 JP 2963798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱エネルギの制御に
より可視画像の表示,消去を繰り返し行うことの可能な
熱可逆性記録媒体を熱的走査して可視画像の記録,消去
を行う記録装置及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機,券売機等で用いられてい
る金額減額式のカード、すなわちプリペイドカードで
は、使用可能限度額が使用回数が限定できない程の高額
である場合に、残高があるにも拘らず、印字エリアがな
くなり使用できなくなってしまったり、小さな字を印字
するのが困難である等の理由により、残額等の更新記録
(印刷)ができなかったため、使用残額(あるいは使用
可能な度数)等を穴開け等により概略的に知らせるよう
にしていた。このため、使用履歴や正確な残高等を知る
ことができないという問題点があった。
【0003】また、従来のハードコピー記録において
は、紙,感熱記録紙等の記録媒体に永久画像を記録する
ものであったため、ハードコピー装置の普及に伴う記録
媒体の消費量の急激な増大により、森林破壊等の自然破
壊問題やごみ処理等の社会問題を起こしていた。
【0004】従って、上記各問題に対処するために、記
録,消去を繰り返し行い、残額等の更新記録が可能な記
録媒体の出現が期待されていた。
【0005】このような状況下で、記録媒体に与えられ
る温度により透明と白濁の両状態を可逆的に変換できる
熱可逆性記録媒体が提案されている(特願昭55- 154198
号公報,特願昭63-136357 号公報等)。この熱可逆性記
録媒体の構成を図14に示す。
【0006】同図に示す記録媒体1は、プラスチック等
で構成される基材2の上部(表面側)に印刷層3が積層
され、基材2の下部(裏面側)に磁気記録層4と、感熱
体で構成される熱可逆性記録層(可変表示層)5とが積
層されている。
【0007】この熱可逆性記録層5は、例えば図15に
示すように、熱可逆性記録層5が白濁状態において、そ
の温度をT1からT2に上昇させたとき、白濁状態から
透明状態となり、その温度がT1に戻ってもそのまま透
明状態を保持するものである。そして、熱可逆性記録層
5の温度をT1からT2を越えてT3に上昇させ、再び
T1に戻すと透明状態から白濁状態となり、そのまま白
濁状態を保持するものである。この変化は繰り返し行な
うことが可能である。
【0008】また、この様な熱可逆性記録層を有する表
示体の表示及び消去を行う表示変更装置が提案されてい
る(実開平2-19568 号公報)。この装置では表示体の表
示を熱的に消去する消去手段と、熱的に印字する印字手
段とを備えており、具体例としてフロッピーディスクカ
ートリッジの熱可逆性記録層の表示をヒータヘッド(消
去手段)により消去し、ムービングサーマルヘッド(印
字手段)を用いて表示書込みを行う構成が示されてい
る。また、熱可逆性記録層を有する情報記録カードにヒ
ートローラ(消去手段)とサーマルヘッド(印字手段)
を用いて表示の消去,記録を行う装置が開示されている
(実開平2-3876号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の記録装置においては、以下の諸問題を有していた。
すなわち、熱可逆性記録媒体に可視画像を記録,消去す
る記録装置は、可視画像を選択的に安定かつ正確に記
録,消去が行えないという問題があった。また、記録手
段,消去手段が各々設けられているので装置が大型にな
るという問題点があった。更に、記録手段,消去手段が
カードの搬送経路に沿って設けられているため、搬送径
路へのカードのセット方向が限定され、これを回避する
にはカードの方向転換機構等装置が複雑化する問題点が
あった。また更に、表示部の記録,消去は他の部分のカ
ード搬送速度に対して減速して行われるため、記録手
段,消去手段の占める長さがカード処理時間を律速し、
カードの搬送方向に順次、記録手段,消去手段が設けら
れている構成ではカード処理の高速化の要求に応えられ
ないという問題点があった。
【0010】そこで発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであり、熱可逆性記録媒体に可視画像を選択的に
安定かつ正確に記録,消去し得る記録装置及び記録方法
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、熱可逆性記録媒体を熱的走査
して可視画像の記録,消去を行う記録装置において、可
視画像を形成するマークドットには記録エネルギーを、
可視画像を形成しないスペースドットには消去エネルギ
ーを前記記録媒体に選択的に与えて可視画像のオーバー
ライト記録を行い得る熱記録手段と、前記記録媒体にオ
ーバーライト記録をする場合に、そのオーバーライト記
録すべき領域の少なくとも走査の前段領域に消去エネル
ギーを与えた後、オーバーライト記録するように前記熱
記録手段を制御する制御手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、可視画像を
記録する記録エネルギーが付与されることにより可視画
像が記録され、前記可視画像を消去する消去エネルギー
が付与されることにより前記可視画像が消去される第1
の記録部とこの第1の記録部に記録される前記可視画像
の記録情報が目視不可能に記録される第2の記録部とを
備えた記録媒体から前記第2の記録部に記録される前記
記録情報を読み取る読取手段と、前記記録媒体の第1の
記録部に対して可視画像を形成するマークドットには記
録エネルギーを、可視画像を形成しないスペースドット
には消去エネルギーを選択的に与えて熱的走査すること
により可視画像のオーバーライト記録を行い得る熱記録
手段と、前記読取手段により読み取った前記記録情報に
基づいて前記記録媒体に対してオーバーライト記録すべ
きか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前
記記録媒体に対してオーバーライト記録すべきと判定さ
れた場合にオーバーライト記録すべき領域の少なくとも
前記熱記録手段による走査の前段領域に消去エネルギー
を付与した後にオーバーライト記録するように前記熱記
録手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
ものである。また、請求項3記載の発明は、可視画像を
記録する記録エネルギーが付与されることにより可視画
像が記録され、前記可視画像を消去する消去エネルギー
が付与されることにより前記可視画像が消去される熱可
逆性記録媒体を熱的走査して可視画像の記録又は消去を
行う記録方法において、前記記録媒体に対して可視画像
を形成するマークドットには記録エネルギーを、可視画
像を形成しないスペースドットには消去エネルギーを選
択的に与えて可視画像を記録及び消去するオーバーライ
ト記録を行う際に、そのオーバーライト記録すべき領域
の少なくとも走査の前段領域に消去エネルギーを付与す
る消去ステップと、この消去ステップにより消去エネル
ギーを付与した後にオーバーライト記録を行う記録ステ
ップとを有することを特徴とするものである。 さらに、
請求項4記載の発明は、可視画像を記録する記録エネル
ギーが付与されることにより可視画像が記録され、前記
可視画像を消去する消去エネルギーが付与されることに
より前記可視画像が消去される第1の記録部とこの第1
の記録部に記録される前記可視画像の記録情報が目視不
可能に記録される第2の記録部 とを備えた記録媒体に対
して前記第1の記録部に可視画像を記録又は消去する記
録方法において、前記記録媒体の前記第2の記録部に記
録される前記記録情報を読み取る読取ステップと、この
読取ステップにより読み取った前記記録情報に基づいて
前記記録媒体の前記第1の記録部に対して可視画像を形
成するマークドットには記録エネルギーを、可視画像を
形成しないスペースドットには消去エネルギーを選択的
に与えて熱的走査することにより可視画像を記録及び消
去するオーバーライト記録を行うか否かを判定する判定
ステップと、この判定ステップによりオーバーライト記
録すべきと判定された場合にオーバーライト記録すべき
領域の少なくとも前記記録手段による走査の前段領域に
消去エネルギーを付与する消去ステップと、この消去ス
テップにより消去エネルギーを付与した後にオーバーラ
イト記録を行う記録ステップとを有することを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】このように構成された上記実施例の記録装置の
作用を説明する。
【0014】請求項1記載の発明によれば、記録媒体に
オーバーライト記録をする場合に、熱記録手段は制御手
段の制御により、オーバーライト記録すべき領域の少な
くとも走査の前段領域に消去エネルギーを与えた後、オ
ーバーライト記録する。これにより、記録開始の位置ず
れや熱記録手段が初期状態において熱的に不安定であっ
ても、これらに起因する古い画像の消去残り等の不都合
が回避される。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に古い画像の消去残り等の不都合が回避
されると共に、判定手段の判定結果により必要に応じた
オーバーライト記録が行える。請求項3記載の発明によ
れば、前記請求項1と同様な作用が行われる。 請求項4
記載の発明によれば、前記請求項2と同様な作用が行わ
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。
【0017】図1は本発明の記録装置としてのカード処
理装置1の一実施例を示す概略構成図である。
【0018】本カード処理装置10は、この装置10各
部の制御を司どる制御手段としての主制御部20と、後
述する図2に示す搬送系30と、この搬送系30を制御
する搬送系制御部40と、判定手段としての判定部15
と、残額演算部16とを有して概略構成されている。
【0019】また、このカード処理装置10が取り扱う
熱可逆性記録媒体としてのカード50は、金額減算式の
プリペイドカードであり、使用毎に使用日付,残額等の
使用履歴データを熱エネルギーの制御により、記録,消
去を繰り返し行なうことが可能なものである。このカー
ド50の構成を図3及び図4に示す。なお、カードは金
融機関のICカード,社員証等の身分証明証,有価証券
等であってもよく、カード処理装置はそれらのカードの
処理内容に応じた処理をする装置とすればよい。
【0020】カード50は、基材51の一面に磁気情報
を記録可能な磁気記録層52と、金属薄膜層等の遮蔽層
53と、図15に示したような特性を持つ記録材料から
なる透明と白濁の2つの状態を可逆的に示す熱可逆性記
録層54と、保護層55とを順次積層したものである。
表示部56は、遮蔽層53,記録層54及び保護層55
からなる。表示部56は、図3に示すように、カード5
0の一部に設けられている。可視画像の形成は、記録層
54を透明化し、遮蔽層53を下地色とした状態で記録
層54を選択的に白濁化することによって行われ、消去
は白濁画像を透明化することによってなされる。ここで
使用した記録層54は、約70℃乃至約100℃で透明
化し、約110℃以上で白濁が飽和するものである。加
熱温度の上限は保護層55あるいは記録層54の耐熱性
によって決まり、このカード50では約180℃であ
る。
【0021】前記主制御部20は、CPU21と、RO
M22と、RAM23と、キャラクタージェネレータ2
4とを有する。必要に応じて外部端末(図示せず)に接
続され、必要なデータの表示,入出力制御を行えるよう
になっている。CPU21は、各搬送制御部40,判定
部15,残額演算部16等の動作のタイミング等を制御
すると共に、搬送制御部40の後述する印刷制御部45
を制御して可視画像の書き替え制御を行うものである。
ROM22には、予め取り扱うカード50の表示部56
の位置情報及びオーバーライト記録する場合の表示部5
6の走査の前段領域71の位置情報が記憶されている。
RAM23には、カード50の表示部56に記録すべき
記録情報データであるコードデータを、キャラクタージ
ェネレータ24によりビットデータに変換して格納する
ようにしている。
【0022】前記搬送系30は、図2に示すように、カ
ード50を投入するためのカード投入口31と、公知の
搬送ローラ(図示せず)によりカード50を左右両方向
へ搬送可能なカード搬送路32と、搬送ローラを駆動系
を介して回動させるモータM(図示せず)と、カード5
0の真偽,有効期間等のセキュリティ関係データや残額
等の使用履歴データをカード50の磁気記録層52から
読み出す第1の読取りヘッド33と、カード50の磁気
記録層52の磁気情報を更新,書き込みするための書き
込みヘッド34と、カード50の表示部56に使用日
付,残額等を可視画像として記録、或いは不要な可視画
像を消去する熱記録手段としてのサーマルヘッド35
と、書き込み更新されたデータを確認するために磁気情
報をカード50の磁気記録層52から読み出す第2の読
取りヘッド36と、カード50の真偽,有効期間等のセ
キュリティ関係に疑いがあるときにカード50を停止さ
せるストッパ37と、カード50を排出するためのカー
ド排出口38と、カード50の先端の位置を検出しカー
ド先端検出信号としてCPU21に出力するカード検出
センサ39とを有している。
【0023】サーマルヘッド35は、後述する図5に示
すように、例えば平均抵抗値約400Ωの発熱抵抗素子
351を複数個列状に配置して成る。図5中、61は既
に書き込まれている画像(既画像と称する)、62は現
在書き込んでいる新しい画像(印字画像と称する)を示
す。発熱抵抗素子351は画像の1ドットと1対1に対
応して設けられ、表示部56の進行方向(矢印で示す)
に対して横断する方向に1列に例えば8素子/mmで配
列されている。また、発熱抵抗素子351は表示部56
の幅(先に述べた横断方向)を記録するのに十分な数が
設けられている。
【0024】前記判定部15は、セキュリティ関係のデ
ータ照合によるカード50の有効性の判定や表示部56
に対する可視画像の書き替えの必要性の有無の判定等を
行うものであり、前記残額演算部16は、カード50の
利用可能な残額を演算するものである。これら判定部1
5,残額演算部16は、データバスで主制御部20に接
続されている。
【0025】前記搬送系制御部40は、図1に示すよう
に、サーマルヘッド35の駆動を制御する印刷制御部4
5と、第1の読取りヘッド33による磁気情報の読取り
を制御する第1の読取り制御部43と、書込みヘッド3
4による磁気情報の書込みを制御する書込み制御部44
と、第2の読取りヘッド36による磁気情報の読取りを
制御する第2の読取り制御部46と、カード搬送路32
の搬送ローラ駆動用のモータMを制御する搬送機構制御
部41とを有し、各ブロックはデータバスで主制御部2
0に接続されている。
【0026】搬送機構制御部41は、モータMを駆動す
るためのモータ駆動回路411と、モータMの駆動を制
御する搬送モータ制御回路412とを有する。
【0027】印刷制御部45は、サーマルヘッド駆動回
路451と、通電時間演算回路452とを有する。通電
時間演算回路452は、CPU21がRAM23から入
力されるビットデータにより演算してビット毎に通電時
間を決定するものである。本実施例では、マークドット
の場合のパルス通電時間は1ms、スペースドットの場
合のパルス通電時間は0.7msとしている。
【0028】サーマルヘッド駆動回路451は、通電時
間演算回路452が決定した通電時間に従ってサーマル
ヘッド35の発熱抵抗素子351を選択的に発熱させる
ものである。本実施例では、発熱抵抗素子351の駆動
電圧を13Vとしている。
【0029】次に前記CPU21が行う可視画像の書き
替え制御について図5及び図6をも参照して説明する。
【0030】可視画像の書き替えは、オーバーライト記
録により行うようにしている。すなわち図5に示すよう
に、固定状態のサーマルヘッド35の発熱抵抗素子35
1の下をカード50を矢印方向に搬送しながら発熱抵抗
素子351を以下に説明する駆動方式で選択的に発熱さ
せ、印字画像62を書き込む(画点形成)のと同時に先
に記録されている既画像61を消去(画点消去)する。
なお、図5で示す実線の丸印は記録画素を、破線の丸印
は記録画素が消去された画素を示している。
【0031】次に、図6を用いて画点形成、画点消去と
発熱抵抗素子351の駆動の関係について詳細に説明す
る。図6は発熱抵抗素子351の中のある一つの発熱抵
抗素子351(注目発熱抵抗素子と称する)の搬送方向
(副走査方向)に既に記録されているドット(既画素と
称する)610と、注目発熱抵抗素子351に時系列に
与えられる記録情報データと、記録情報データに基づい
て発熱抵抗素子351を駆動する通電パルスと、発熱抵
抗素子351の発熱による昇温したカード記録層54の
温度と、新たに記録されたドット(印字画素と称する)
620とを模式的に示している。既画素610,記録情
報データ,通電パルス,記録層温度及び印字画素620
は、時系列に対応させて示している。また、既画素61
0と印字画素620の実線の丸印はそれぞれマークドッ
ト(白濁画点)611,621を、破線の丸印はそれぞ
れスペースドット(透明画点)612,622を各々示
している。
【0032】印字画素620がマークドット621であ
る場合は、対応する発熱抵抗素子351に記録層54が
白濁化を生じる通電パルスt1 を印加するようにし、印
字画素620がスペースドット622である場合は、対
応する発熱抵抗素子351に記録層54が透明化を生じ
る通電パルスt2 を印加するようにしている。すなわ
ち、印字画素620がマークドット621である場合
に、対応する発熱抵抗素子351に通電パルスt1 を印
加すると、その発熱抵抗素子351に対応する記録層5
4の温度は、白濁化を生じる温度T1 に達し、その後、
通電OFFとなって、記録層54の温度が常温になって
も記録層54には白濁画点が形成される。この場合に、
既画素610がマークドット(白濁画点)611である
場合は、白濁画点が新規に再生されたことになり、既画
素610がスペースドット(透明画点)612である場
合は、透明画点が消去されて白濁画点が新規に記録され
たことになる。同様にして、印字画素620がスペース
ドット622である場合に、対応する発熱抵抗素子35
1に通電パルスt2 を印加すると、その発熱抵抗素子3
51に対応する記録層54の温度は、透明化を生じる温
度T2 に達し、その後、通電OFFとなって、記録層5
4の温度が常温になっても記録層54は透明化して下地
色である透明画点が形成される。この場合に、既画素6
10がスペースドット(透明画点)612である場合
は、透明画点が新規に再生されたことになり、既画素6
10がマークドット(白濁画点)611である場合は、
白濁画点が消去されて透明画点が新規に記録されたこと
になる。
【0033】図6に示す例では、第1,第3及び第4番
目の記録情報データは、マークデータ(621)である
ので、発熱抵抗素子351には通電パルスt1 が印加さ
れ、第2,第5及び第6番目の記録情報データは、スペ
ースデータ(622)であるので、通電パルスt2 が印
加される。
【0034】次にCPU21が行う発熱抵抗素子351
の駆動開始のタイミング制御について説明する。
【0035】発熱抵抗素子351の駆動開始時期は、カ
ード検出センサ39からのカード先端検出信号と、RO
M22に記憶されているカード50の表示部56の位置
情報と、搬送モータ制御回路412からのカード50の
搬送速度情報とを基に、図3及び図11(後述)に示す
ように、表示部56の走査の前段領域71の前縁71a
としている。発熱抵抗素子351の駆動開始時期を前縁
71aとし、前段領域71にスペースドット記録するこ
とにより、以下に説明する書き替えタイミングのずれや
発熱抵抗素子351の温度の不安定性に起因して、表示
部56に既画素610のマークドット(白濁画点)61
1が残ってしまう不都合が生じないようにしている。
【0036】書き替えタイミングのずれは、カードの搬
送及びカード先端検出には通常、少なからず誤差を伴う
ために生ずる。既に記録されている画像領域の先端位置
から印字画像62を記録する際、書き替えタイミングが
遅れると既画像61の書き替えの先端部ではオーバーラ
イト記録がされず、既画像61のマークドット(白濁画
点)611が残ってしまう不都合が生じる。
【0037】発熱抵抗素子351の温度の不安定性は、
いずれの熱制御方式においても生ずる問題である。オー
バーライト記録方式でマークドット記録及びスペースド
ット記録を行うための熱制御方式には、代表的なものと
して2つある。第1の熱制御方式は、図7に示すよう
に、蓄熱による温度上昇が飽和したときに発熱抵抗素子
351の温度が白濁化温度又は透明化温度になるように
発熱抵抗素子351の駆動エネルギーを制御するもので
ある。第2の熱制御方式は、図8に示すように、記録の
第1ラインから発熱抵抗素子351の温度が白濁化温度
又は透明化温度になるように発熱抵抗素子351を駆動
し、この急激な蓄熱を補正するために第2ライン目以降
の記録では発熱抵抗素子351の駆動エネルギーを減少
させて制御するものである。第1の熱制御方式では、駆
動開始と同時に記録を開始すると、記録開始から10ラ
イン程度の間は白濁化あるいは透明化可能な発熱抵抗素
子351の温度に達しないので白濁化,透明化ともにで
きないか、あるいは不十分な状態変化となる。第2の熱
制御方式では、駆動開始と同時に記録を開始すると、記
録開始から数ラインは記録情報に従って発熱抵抗素子3
51の温度は白濁化温度又は透明化温度に入るが、急激
な蓄熱補正のために数ラインから10ライン程度の間
は、発熱抵抗素子351の温度は必要な温度以下とな
り、白濁化,透明化ともにできないか、あるいは不十分
な状態変化となる。
【0038】このように上記第1,第2のいずれの制御
方式でも駆動開始直後の数ラインから10ライン程度の
間では、発熱抵抗素子351の安定した温度が得られ
ず、マークドット記録では白濁化できない画点が、スペ
ーストッド記録では透明化できない画点が生じる。。ま
して、本発明の如く、サーマルヘッド35の発熱抵抗素
子351を全部駆動する場合は、発熱開始から記録終了
まで各発熱抵抗素子351の温度を正確に制御すること
は難しい。
【0039】従って、上記いずれの熱制御方式でも、例
えば図9に示すように、カード50の表示部56の前縁
56aに合わせて「H」で示す既画像61を消去して
「T」で示す印字画像62を記録するオーバーライト記
録を開始したとすると、記録当初は発熱抵抗素子351
の温度が不安定であるために、図10に示すように、印
字画像62の印字画素620がマークドット621では
画点形成ができず、また、スペースドット622では透
明化できない画点(部分)が生じるために、印字画像6
2の「T」の横棒は細り、既画像61の「H」の一部が
残ってしまうことになる。
【0040】そこで、上述したように、上記各不都合が
生じないように、表示部56の走査の前段領域71にス
ペースドット記録するようにしているのである。
【0041】次に上記構成のカード処理装置10の作用
を図11及び図12をも参照して説明する。
【0042】まず、利用者がカード50をカード投入口
31に投入する。搬送機構制御部41のモータ駆動回路
411は、主制御部20のCPU21の制御に基づく搬
送モータ制御回路412の制御により、モータMを駆動
する。モータMの駆動により搬送ローラ等が回転し、投
入されたカード50は搬送路32をカード排出口38に
向って搬送する。
【0043】カード50が搬送路32を搬送して第1の
読取りヘッド33の位置に達すると、第1の読取りヘッ
ド33は、CPU21の制御に基づく第1の読取り制御
部43の制御により、カードの真偽,有効期間等のセキ
ュリティ関係データ,利用金額,残額等の使用履歴デー
タ,表示部56の可視画像に関する表示情報データ等を
読み取る。使用履歴データはCPU21を介して残額演
算部16に送られ、残額演算部16で利用金額に基づい
て利用可能な残額が計算される。演算結果データ及び他
の読み出されたデータは同じくCPU21を介して判定
部15に送られ、判定部15で処理される。判定部15
がカード50に問題ありと判定した場合は、CPU21
はストッパ37を動作させて、カード50を停止させ、
搬送機構制御部41の制御により搬送ローラを駆動する
モータMの動作を反転させ、カード50を別のトレイ
(図示せず)に排出する。判定部15がカード50は有
効であると判定した場合は、カード50はそのまま搬送
路32を搬送する。
【0044】カード50が書込みヘッド34の位置に達
すると、書込みヘッド34はCPU21の制御に基づく
書き込み制御部44の制御により、カード50の磁気記
録層52に対して使用履歴データの更新,書込みを行
う。
【0045】次に、カード50の先端がカード検出セン
サ39の位置に達すると、カード検出センサ39は、そ
の位置を検出してカード先端検出信号としてCPU21
に出力する。
【0046】更にカード50が搬送路32を搬送してサ
ーマルヘッド35の位置に達すると、印刷制御部45の
サーマルヘッド駆動回路451は、判定部15で既に読
み取られた表示情報データに基づきCPU21が通電時
間演算回路452に与えた制御により、サーマルヘッド
35の各発熱抵抗素子351を駆動し、カード50の表
示部56に可視画像の記録,消去を行う。
【0047】判定部15の判定が、表示部56に余白が
なく、新しく可視画像を記録すべしとの内容であるとき
は、CPU21から通電時間演算回路452に与えられ
た可視画像形成の制御により、オーバーライト記録を行
う。例えば、図11に示すように、カード50の表示部
56に記録された「H」で示す既画像61を上方から下
方にオーバーライト記録で「T」で示す印字画像62に
書き替える。CPU21はROM22に記憶されている
カード50の表示部56の位置情報及びオーバーライト
記録する場合のスペースドット記録する走査の前段領域
71の位置情報,カード検出センサ39からのカード先
端検出信号並びに搬送モータ制御回路412からのカー
ド50の搬送速度情報を基に、通電時間演算回路452
を制御し、記録の走査方向に対し、表示部56の前段領
域71をスペースドット記録し、続いて表示部56に印
字画像62をオーバーライト記録する。すると図12に
示すように、既画像61の「H」の消し残し無く、印字
画像62の「T」が記録され、かつ画点形成のミスも無
くオーバーライト記録が行われる。
【0048】判定部15の判定が、表示部56に余白が
あり、新しい可視画像を追記記録すべしとの内容である
ときは、CPU21から通電時間演算回路452に与え
られた可視画像形成の制御により、表示部56の余白部
に可視画像の記録のみが行われる。この場合には印字画
素620に対する記録情報データがマークドットデータ
(621)の場合には記録層54を白濁化温度にする熱
エネルギーを発生する通電パルスt1 が印加される。し
かし、スペースデータ(622)の場合には、従来のサ
ーマルヘッド駆動と同様に発熱抵抗素子351には通電
されない。
【0049】表示部56に書き込み後、第2の読取りヘ
ッド36により磁気記録層52から更新されたデータが
読み取られ、更新したデータの確認を行う。最後にカー
ド50は排出口36から排出され、利用者に戻される。
これにより、利用者は表示部56に表示される正確な残
額等を知ることができる。
【0050】このような上記実施例のカード処理装置1
0によれば、カード50の表示部56に対して消去すべ
き画像を消し残し無く、可視画像を選択的に安定かつ正
確に記録,消去できるため、可視画像のフォーマット設
計の自由度が増し、残額等の更新記録が可能となった。
また、画像記録と画像消去が単一の熱記録手段で画像パ
ターンの如何にかかわらず安定に行えるため、装置の小
型化,簡素化が可能となった。更に、表示部56に対す
る記録,消去はカード搬送速度を減速せずに行え、しか
も単一の熱記録手段により記録,消去を行っているた
め、従来と比較してカード処理の高速化が図れるように
なった。
【0051】また、判定部15により熱的走査をする前
にカード50の可視画像に関する表示情報を取り込んで
オーバーライト記録すべきか否かの判定結果によりオー
バーライト記録を行うようにしているので、必要に応じ
たオーバーライト記録が行え、記録,消去の効率向上が
図れるようになった。
【0052】更に、ヒートローラによる消去のように記
録媒体全体を加熱することがなく、部分的に加熱するた
め記録媒体の繰り返し使用の長寿命化が期待できる。ま
た、既に形成された画像を事前に消去することなく、画
像の書き替えが可能となり、記録媒体の任意の部分に画
素単位での記録,消去が可能となった。
【0053】図13は走査前段領域71の他の例を示す
図である。表示部56の前段領域71だけでなく、同図
に示すように、表示部56の周辺部72にもスペースド
ット記録を行うようにしてもよい。このような記録動作
により、カード50が横方向に誤差を持って搬送されて
も、図10に示したように既画像61の消し残し無く、
かつ画点形成のミスも無くオーバーライト記録が実現で
きる。
【0054】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
その要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施が可能で
ある。例えば、上記実施例では白濁化を画像としたが、
白濁状態を初期状態として透明状態を画像としてもよ
い。また、この発明を適用できる記録層材料としては上
記実施例の材料に限定されることなく、熱エネルギーの
制御のみで可逆的な色調変化を与え得るロイコ染料を発
色源とした記録材料等、あるいは光エネルギーの制御の
みで可逆的な状態変換が可能な記録媒体にも適用でき
る。また、上記実施例ではメモリカードとして磁気カー
ドを用いたが、ICカード,光カード等も用いることが
可能である。更に、一部に熱可逆性記録層54が形成さ
れたカードを取扱うカード処理装置について説明した
が、本発明は全体に熱可逆性記録層54が形成された記
録媒体を取扱うリライタブル記録装置にも適用できる。
リライタブル記録装置に適用した場合には、記録媒体を
繰り返し記録,消去できるので従来の技術の項で述べた
ような森林破壊等の自然破壊問題やごみ処理等の社会問
題に十分対処し得る記録装置を提供できる。
【0055】
【発明の効果】以上、詳述した本発明によれば、以下の
効果を奏する。
【0056】請求項1記載の発明によれば、記録媒体に
オーバーライト記録をする場合に、記録媒体に選択的に
可視画像のオーバーライト記録を行い得る熱記録手段
が、制御手段の制御の下で、オーバーライト記録すべき
領域の少なくとも走査の前段領域に消去エネルギーを与
えた後、オーバーライト記録するようにしているので、
記録開始の位置ずれや熱記録手段に初期状態が熱的に不
安定であっても、これらに起因する古い画像の消去残り
等の不都合が回避できるため、熱可逆性記録媒体に可視
画像を選択的に安定かつ正確に記録,消去し得る記録装
置を提供することができる。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様の効果を奏すると共に、熱的走査
をする前に記録媒体の可視画像に関する表示情報を取り
込んでオーバーライト記録すべきか否かの判定手段によ
る判定結果により、オーバーライト記録を行うようにし
ているので、必要に応じたオーバーライト記録が行え、
記録,消去の効率向上が図れる。請求項3記載の発明に
よれば、前記請求項1記載の発明の効果と同様な効果が
得られる記録方法を提供することができる。 請求項4記
載の発明によれば、前記請求項2記載の発明の効果と同
様な効果が得られる記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置としてのカード処理装置の一
実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す装置の搬送系を示す側面図である。
【図3】図1に示す装置が取扱うカードの平面図であ
る。
【図4】図3に示すカードの断面図である。
【図5】図1の示す装置の可視画像の書き替え制御を示
す図である。
【図6】図1の示す装置の可視画像の書き替え制御を示
す図である。
【図7】熱制御方式の代表例を示す図である。
【図8】熱制御方式の代表例を示す図である。
【図9】発熱抵抗素子の温度の不安定性に起因する問題
を示すカードの平面図である。
【図10】発熱抵抗素子の温度の不安定性に起因する問
題を示すカードの平面図である。
【図11】図1の示す装置のオーバーライト記録を示す
カードの平面図である。
【図12】図1の示す装置のオーバーライト記録を示す
カードの平面図である。
【図13】スペースドット記録する領域の他の例を示す
カードの平面図である。
【図14】従来の熱可逆性記録媒体の構成を示す断面図
である。
【図15】図14に示す記録媒体の熱可逆性を示すグラ
フ図である。
【符号の説明】
10 カード処理装置(記録装置) 15 判定部(判定手段) 20 主制御部(制御手段) 35 サーマルヘッド(熱記録手段) 50 カード(熱可逆性記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−41781(JP,A) 特開 平3−130168(JP,A) 特開 平4−197655(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 B41J 2/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可逆性記録媒体を熱的走査して可視画
    像の記録,消去を行う記録装置において、可視画像を形
    成するマークドットには記録エネルギーを、可視画像を
    形成しないスペースドットには消去エネルギーを前記記
    録媒体に選択的に与えて可視画像のオーバーライト記録
    を行い得る熱記録手段と、前記記録媒体にオーバーライ
    ト記録をする場合に、そのオーバーライト記録すべき領
    域の少なくとも走査の前段領域に消去エネルギーを与え
    た後、オーバーライト記録するように前記熱記録手段を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 可視画像を記録する記録エネルギーが付
    与されることにより可視画像が記録され、前記可視画像
    を消去する消去エネルギーが付与されることにより前記
    可視画像が消去される第1の記録部とこの第1の記録部
    に記録される前記可視画像の記録情報が目視不可能に記
    録される第2の記録部とを備えた記録媒体から前記第2
    の記録部に記録される前記記録情報を読み取る読取手段
    と、前記記録媒体の第1の記録部に対して可視画像を形
    成するマークドットには記録エネルギーを、可視画像を
    形成しないスペースドットには消去エネルギーを選択的
    に与えて熱的走査することにより可視画像のオーバーラ
    イト記録を行い得る熱記録手段と、 前記読取手段により読み取った前記記録情報に基づいて
    前記記録媒体に対してオーバーライト記録すべきか否か
    を判定する判定手段と、 この判定手段により前記記録媒体に対してオーバーライ
    ト記録すべきと判定された場合にオーバーライト記録す
    べき領域の少なくとも前記熱記録手段による走査の前段
    領域に消去エネルギーを付与した後にオーバーライト記
    録するように前記熱記録手段を制御する制御手段と を有
    することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 可視画像を記録する記録エネルギーが付
    与されることにより可視画像が記録され、前記可視画像
    を消去する消去エネルギーが付与されることにより前記
    可視画像が消去される熱可逆性記録媒体を熱的走査して
    可視画像の記録又は消去を行う記録方法において、 前記記録媒体に対して可視画像を形成するマークドット
    には記録エネルギーを、可視画像を形成しないスペース
    ドットには消去エネルギーを選択的に与えて可視画像を
    記録及び消去するオーバーライト記録を行う際に、その
    オーバーライト記録すべき領域の少なくとも走査の前段
    領域に消去エネルギーを付与する消去ステップと、 この消去ステップにより消去エネルギーを付与した後に
    オーバーライト記録を行う記録ステップと を有すること
    を特徴とする記録方法。
  4. 【請求項4】 可視画像を記録する記録エネルギーが付
    与されることにより可視画像が記録され、前記可視画像
    を消去する消去エネルギーが付与されることにより前記
    可視画像が消去される第1の記録部とこの第1の記録部
    に記録される前記可視画像の記録情報が目視不可能に記
    録される第2の記録部とを備えた記録媒体に対して前記
    第1の記録部に可視画像を記録又は消去する記録方法に
    おいて、 前記記録媒体の前記第2の記録部に記録される前記記録
    情報を読み取る読取ステップと、 この読取ステップにより読み取った前記記録情報に基づ
    いて前記記録媒体の前記第1の記録部に対して可視画像
    を形成するマークドットには記録エネルギーを、可視画
    像を形成しないスペースドットには消去エネルギーを選
    択的に与えて熱的走査することにより可視画像を記録及
    び消去するオーバーライト記録を行うか否かを判定する
    判定ステップと、 この判定ステップによりオーバーライト記録すべきと判
    定された場合にオーバーライト記録すべき領域の少なく
    とも前記記録手段による走査の前段領域に消去エネルギ
    ーを付与する消去ステップと、 この消去ステップにより消去エネルギーを付与した後に
    オーバーライト記録を行う記録ステップと を有すること
    を特徴とする記録方法。
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