JP2962437B2 - インクリボン - Google Patents

インクリボン

Info

Publication number
JP2962437B2
JP2962437B2 JP18215291A JP18215291A JP2962437B2 JP 2962437 B2 JP2962437 B2 JP 2962437B2 JP 18215291 A JP18215291 A JP 18215291A JP 18215291 A JP18215291 A JP 18215291A JP 2962437 B2 JP2962437 B2 JP 2962437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ribbon
seal
ink ribbon
end detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18215291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524323A (ja
Inventor
透暢 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18215291A priority Critical patent/JP2962437B2/ja
Publication of JPH0524323A publication Critical patent/JPH0524323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2962437B2 publication Critical patent/JP2962437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクリボンに係り、特
にサーマルプリンタなどの多色印刷に利用されるインク
リボンに関する。
【0002】
【従来の技術】画像や文字を多色印刷することができる
サーマルプリンタにおいては、一般にY(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)の3原色のインク(以
下、「インク領域」と呼ぶ)が面順次に塗布されたイン
クリボンを用い、これらYMCインク領域を重ね合わせ
るように熱転写することによって所望の色彩を実現して
る。インクリボンは両端がロール状に巻装され、送り出
し用,巻き取り用の回転軸にそれぞれ回転可能に装着さ
れた状態で使用される。(なお、送り出し用,巻き取り
用の回転軸に巻装された状態のインクリボン、いわゆる
インクリボンカートリッジとして使用に供されることも
ある。)YMCインク領域が面順次に塗布されたインク
リボンは、一回の印刷で一組のYMCインク領域を消費
する。そのため、一本のインクリボンには複数組のYM
Cインク領域が配置されている。
【0003】こういったインクリボンを用いて安定した
印刷を行うためには、プリンタ本体は一組のYMCイン
ク領域を消費する毎に消費信号を検出する必要がある。
また、印刷の途中でインクリボンが使い尽くされてしま
うような(YMCインク領域がなくなってしまうよう
な)事態が発生しないように、まだYMCインク領域が
残っている状態でも利用者にインクリボンの使用終了を
知らせなくてはならない。
【0004】インクリボンの使用終了を知らせる方法と
しては、 (1)消費したYMCインク領域の組数を順次カ
ウントしてゆく方法, (2)多色インクリボンの最終部付
近にエンド検知マークを入れてこのマークを検出する方
法,などが採用されていた。しかしながら (1)の方法で
は、プリンタ本体への電力供給が停止した場合やインク
リボンをプリンタ本体から取り外した場合に、いままで
のカウント数が失われてしまう危険性がある。
【0005】一方、 (2)の方法ではこのような危険は無
いが、次のような問題がある。つまり、上述したように
サーマルプリンタは、YMCインク領域毎の消費信号を
得る必要があり、そのためにYMCインク領域毎にマー
クを設けている。しかしこのマークは規則的に設けられ
るため、YMCインクと同じ版下によって形成すること
ができるという特徴がある。これに対してエンド検知マ
ークは一本の多色インクリボンに1つだけあれば足りる
ので、版下によって形成するためには新たに専用版下を
用意するかあるいは手塗りが必要があり極めて非経済的
である。また、塗布したマークを乾燥させる間、インク
リボンの巻装作業を中断せざるを得ないという問題もあ
る。
【0006】こういった方法に代わり、簡便かつ速やか
にエンド検知マークを設ける方法として、シール状の小
片をインクリボンの所定位置に張り付けるといった手段
がある。
【0007】ところで近年、印刷出力の高精度化に伴っ
てインク面の均一化、安定化が要求されている。それに
したがって、シール式のエンド検知マークにも種々の不
具合が生じる可能性が出てきた。
【0008】つまり、シール裏面の粘着剤から微少なが
ら溶剤が揮発してしまい、シールに相対して巻装されて
いる周辺のインク領域に化学変化をきたしてしまうので
ある。そのため、影響を受けたインク領域を用いて印刷
を行うと、シールに相対していた部分の印刷濃度が劣化
してしまう。したがって、インク領域が例えばB(ブラ
ック)など単色インクのみからなるインクリボンである
場合には印刷濃度の劣化という問題が生じ、また、上記
のようにYMCのインク領域を有するものにあっては、
重ね合わせ印刷によるカラー画像が本来の色彩を再現で
きないという問題がある。
【0009】また、シール自体の厚みのため、シールと
相対して巻装されている周辺のリボンは局所的に巻装の
不具合を生じ、リボンのしわや折れ、あるいは相対する
YMCインクのインク層に剥離現象が発生してしまう恐
れがある。このように、シール式のエンド検知マークに
も種々の不具合が考えられ、高精度の印刷出力を得るこ
とが難しいという状況にある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のイ
ンクリボンにおいては、インクリボンの使用終了を知ら
せるためのエンド検知マークを形成するために、簡便か
つ速やかに設けることのできる方法としてエンド検知シ
ールを利用する方法があった。しかしながら、このエン
ド検知シールにも種々の不具合が生ずる恐れが考えられ
た。
【0011】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、エンド検知シールを用い
ても高精度の印刷出力を得ることが可能なインクリボン
の提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、ロール状に巻装されるリボン
と、前記リボン上に形成される複数のインク領域と、を
有するインクリボンにおいて、前記リボン上の前記イン
ク領域間に前記インクリボンの使用終了を知らせるため
のシールを貼付するとともに、前記リボンを巻装した際
に前記シールがインク領域間と対向するように構成され
たインクリボンとした。
【0013】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、シールか
らなるエンド検知マークが周辺のインク領域と接触する
ようなことがないので、インク領域が化学変化を起こし
て印刷濃度が劣化することがない。また、エンド検知マ
ークがインク領域と重ならずに巻装されるので、エンド
検知マーク自体の厚みの影響があってもリボンのしわや
折れ、あるいはインク領域のインク層の剥離などといっ
た不具合が回避される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0015】図1は、本発明に係るインクリボンを示す
斜視図である。同図のように本発明のインクリボン10
は、透明もしくは半透明のリボン1 と、リボン1 の両端
に固定される送り出しスプール2 および巻き取りスプー
ル3 とからなっている。また、巻き取りスプール3 はこ
こでは図示しない記録装置(サーマルプリンタ)の回転
駆動機構に接続しており、印刷時に送り出しスプール2
側からリボン1 を引き出し巻装するように構成されてい
る。
【0016】リボン1 の表面にはY(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン)3色のインク領域4,5,6 が
面順次に塗布され、図示しない記録用紙に各色のパター
ンを熱転写により重ね合わせてカラー印刷するように構
成されている。各色インク領域4,5,6 の間には所定のマ
ージン部が設けられ、ここには各色位置合わせマーク4
a,5a,6aが形成されている。なお、各色位置合わせマー
ク4a,5a,6aは各色インク領域4,5,6 と同一の版下により
形成されている。
【0017】各色位置合わせマーク4a,5a,6aは、記録装
置本体に設けられた発光素子および光検出素子からなる
2組のマーク検出センサ7,8 により検出される。ここで
は2組のマーク検出センサ7,8 として、光の透過状態を
「明・暗」の2値で検出するものが用いられ、マーク検
出センサ7,8 のいずれかが信号を得ることで各色インク
領域4,5,6 が認識される。そして、制御信号により、印
刷用紙の所定位置に対して各色インクがそれぞれずれな
いように各色インク領域4,5,6 の先端位置が位置決めさ
れる。
【0018】また、図1に示すように、巻き取りスプー
ル3 側にほとんどのリボン1 が巻装されてインクリボン
10の残量がわずかであることを記録装置側に伝達するた
めに、リボン1 の終端部の直前にエンド検知シール9 が
貼付される。エンド検知シール9 は各色位置合わせマー
ク4a,5a と同様に各色インク間のマージン部に設けられ
ているので、2つのマーク検出センサ7,8 が同時にマー
クを検知した場合(and 条件の場合)にのみエンド検知
シール9 が認識される。
【0019】図2は、図1のように構成されたインクリ
ボン10を送り出しスプール2 の軸方向から見た図であ
る。ここで、送り出しスプール2 の直径(リボン1 の最
内周直径)をd、各色インク領域間距離(マージン部を
含む)をpとすると、以下の式が成り立っている。 π・d=n・p (ただし、nは任意の自然数) …(1)
【0020】リボン1 の残量が多い場合には、送り出
しスプール2 にリボン1 が十分に巻装されているので図
2のようにマージン部分が重なり合うような状態にはな
らない。しかし、エンド検知シール9 はリボン1の終端
部の直前に貼付されるのでリボン1 の巻装量が少ない場
合にのみ問題となり、送り出しスプール2 の直径をdと
して近似することができる。
【0021】したがって、エンド検知シール9 は丁度そ
の対向面がインク間のマージン部と重なるように配置さ
れることになる。そのため、エンド検知シール9 の裏面
の粘着剤から溶剤が揮発しても、各色インク領域4,5,6
のインク面が化学変化を起こしてしまうことがなく、各
色インク領域4,5,6 を用いて印刷を行っても印刷濃度が
劣化してしまう恐れがなく、各色の重ね合わせにより作
成されるカラー画像は本来の色彩を再現することにな
る。
【0022】また、エンド検知シール9 がインク間のマ
ージン部に巻装されるので、シール自体の厚みがそれ程
問題にならず、リボンのしわや折れ、あるいは相対する
インク領域のインク層の剥離などといった巻装の不具合
が極力回避される。
【0023】なお、上記の実施例ではYMC3色のイン
ク領域4,5,6 を有するインクリボン10について説明した
が、例えばB(ブラック)などの単色インク領域のみか
らなるインクリボンであっても十分な効果を奏する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクリボ
ンによれば、エンド検知マークが周辺のインク領域と接
触するようなことがないので、インク領域が化学変化を
起こして印刷濃度が劣化することがない。また、エンド
検知マークがインク領域と重ならずに巻装されるので、
エンド検知マーク自体の厚みの影響があってもリボンの
しわや折れ、あるいはYMCインクのインク層の剥離な
どといった不具合が極力回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンを示す斜視図。
【図2】本発明のインクリボンを示す側面図である。
【符号の説明】
1…リボン 2…送り出しスプール 3…巻き取りスプール 4,5,6…インク領域 7,8…マーク検出センサ 9…エンド検知シール 10…インクリボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 31/00 B41J 17/36 B41J 31/05 B41J 31/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻装されるリボンと、前記リボ
    ン上に形成される複数のインク領域と、を有するインク
    リボンにおいて、 前記リボン上の前記インク領域間に前記インクリボンの
    使用終了を知らせるためのシールを貼付するとともに、
    前記リボンを巻装した際に前記シールがインク領域間と
    対向するように構成されたことを特徴とするインクリボ
    ン。
  2. 【請求項2】前記複数のインク領域は、少なくとも3色
    のインクからなることを特徴とする請求項1記載のイン
    クリボン。
  3. 【請求項3】前記インク領域どうしの間隔をpとし、前
    記リボンを最内周直径dにて巻装したとき、π・d=n
    ・p(ただし、nは任意の自然数)が成り立つように構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至2記載のイ
    ンクリボン。
JP18215291A 1991-07-23 1991-07-23 インクリボン Expired - Fee Related JP2962437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18215291A JP2962437B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 インクリボン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18215291A JP2962437B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 インクリボン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524323A JPH0524323A (ja) 1993-02-02
JP2962437B2 true JP2962437B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=16113272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18215291A Expired - Fee Related JP2962437B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 インクリボン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2962437B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4639988B2 (ja) * 2005-06-23 2011-02-23 日立化成工業株式会社 エンドマーク用樹脂フィルム及びエンドマーク付き接着テープ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524323A (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100677578B1 (ko) 열전사방식 화상형성장치 및 잉크리본잔량 표시/검출방법
JP2962437B2 (ja) インクリボン
JPS6072777A (ja) 画像形成装置
JPH0536704Y2 (ja)
JPS61177260A (ja) カラ−プリンタ
JP3305621B2 (ja) 2色ラベルプリンタ
JPH03138178A (ja) 熱転写プリンター用インクカセット
JP2003154694A (ja) 中間転写印刷装置
US6290408B1 (en) Ribbon cassette with friction mechanism
JPH072219Y2 (ja) インクリボン巻取り機構
JPH0751327Y2 (ja) インクシートカセット
JP2000071588A (ja) インクリボン及びインクリボン原反の不良箇所判別方法
JP2002264549A (ja) インクリボン及びリボンカセット及び熱転写プリンタ
JPS58215385A (ja) インクリボン
JPH0525900Y2 (ja)
JPH06191069A (ja) インクリボン
JP2000255148A (ja) インキ供給装置
JP2004322405A (ja) インクリボン
JPH04128081A (ja) インクリボン
JPH06179278A (ja) 熱転写カラープリンタのリボン識別装置
JPH044163A (ja) 多色ラベルプリンタ
JPS60183176A (ja) 熱転写プリンタ
JPH07214852A (ja) インクシートおよびそのカセット
JPS6031986A (ja) 熱転写式記録装置
JPH01210363A (ja) 画像記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees