JP2960914B2 - ブレーカーのハンドル操作装置 - Google Patents
ブレーカーのハンドル操作装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作によりブ
レーカーのハンドルをオン、オフ操作するために用いら
れるブレーカーのハンドル操作装置に関するものであ
る。
レーカーのハンドルをオン、オフ操作するために用いら
れるブレーカーのハンドル操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】遠隔操作によりブレーカーのハンドルの
オン、オフ操作を行う従来のハンドル操作装置は、ブレ
ーカーの側面に設置した正逆回転モーターの回転運動を
ウォームギヤ等により往復直線運動に変換し、ブレーカ
ーのハンドルに係合した操作腕を動かしてオン、オフ操
作させるものであった。
オン、オフ操作を行う従来のハンドル操作装置は、ブレ
ーカーの側面に設置した正逆回転モーターの回転運動を
ウォームギヤ等により往復直線運動に変換し、ブレーカ
ーのハンドルに係合した操作腕を動かしてオン、オフ操
作させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものはウォームギヤ、ラック等のギヤを多数組み合わせ
たものであるため機構が複雑で小型化が難しく、小型の
ブレーカーには不適当な問題があった。
ものはウォームギヤ、ラック等のギヤを多数組み合わせ
たものであるため機構が複雑で小型化が難しく、小型の
ブレーカーには不適当な問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような課
題を解決し、機構が簡単で小型化できブレーカーのハン
ドルに操作時の負荷が加わらないブレーカーのハンドル
操作装置を提供するためになされたもので、ブレーカー
の側面に、正逆回転モーターによりブレーカーのハンド
ルの揺動方向に揺動されるハンドル操作腕を設け、この
ハンドル操作腕に設けたハンドル把持部に取り付けた弾
性板材よりなる撓み可能な2つの板部を備えた係合部に
ブレーカーのハンドルに係合させ、ハンドル操作腕が揺
動によりハンドルをオン、オフ状態に達した時に正逆回
転モーターを逆方向に回動させハンドル操作腕がハンド
ルのオン、オフ状態より僅かに戻すことを特徴とするも
のである。
題を解決し、機構が簡単で小型化できブレーカーのハン
ドルに操作時の負荷が加わらないブレーカーのハンドル
操作装置を提供するためになされたもので、ブレーカー
の側面に、正逆回転モーターによりブレーカーのハンド
ルの揺動方向に揺動されるハンドル操作腕を設け、この
ハンドル操作腕に設けたハンドル把持部に取り付けた弾
性板材よりなる撓み可能な2つの板部を備えた係合部に
ブレーカーのハンドルに係合させ、ハンドル操作腕が揺
動によりハンドルをオン、オフ状態に達した時に正逆回
転モーターを逆方向に回動させハンドル操作腕がハンド
ルのオン、オフ状態より僅かに戻すことを特徴とするも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
1〜図5に基づいて詳細に説明する。1はブレーカー2
1のハンドル22をオン(ON)、オフ(OFF)する
ハンドル操作腕であり、このハンドル操作腕1は上板部
2aの両側に軸受板部2b、2bを2枚垂設してなる門
形のスイングアーム2の該上板部2aに先端部に先端側
部を開放して形成したハンドル把持部3を設けたスライ
ド腕部4をスライド自在に設けたものである。このスラ
イド腕部4は下面を上板部2aの上面に添装支持してス
ライド腕部4の両側に折曲形成した案内板部4a、4a
の内面を上板部2aの側端面に添装したうえ、上板部2
aに設けた長孔2cに貫通したスライド腕部4の下方に
植設しピン4bの下端に取り付けたバネ板4cにより上
板部2aを挟み込みスライド腕部4が離脱することなく
スライド自在に支持している。また、ハンドル把持部3
にはブレーカー21のハンドル22と係合する弾性板材
よりなる撓み可能な2つの板部を備えた係合部3aがか
しめ3bによって取付られている。これによりハンドル
操作装置とハンドル22が弾性的に連係されたものとさ
れている。
1〜図5に基づいて詳細に説明する。1はブレーカー2
1のハンドル22をオン(ON)、オフ(OFF)する
ハンドル操作腕であり、このハンドル操作腕1は上板部
2aの両側に軸受板部2b、2bを2枚垂設してなる門
形のスイングアーム2の該上板部2aに先端部に先端側
部を開放して形成したハンドル把持部3を設けたスライ
ド腕部4をスライド自在に設けたものである。このスラ
イド腕部4は下面を上板部2aの上面に添装支持してス
ライド腕部4の両側に折曲形成した案内板部4a、4a
の内面を上板部2aの側端面に添装したうえ、上板部2
aに設けた長孔2cに貫通したスライド腕部4の下方に
植設しピン4bの下端に取り付けたバネ板4cにより上
板部2aを挟み込みスライド腕部4が離脱することなく
スライド自在に支持している。また、ハンドル把持部3
にはブレーカー21のハンドル22と係合する弾性板材
よりなる撓み可能な2つの板部を備えた係合部3aがか
しめ3bによって取付られている。これによりハンドル
操作装置とハンドル22が弾性的に連係されたものとさ
れている。
【0006】そしてこのハンドル操作腕1は、スイング
アーム2の軸受板部2b、2bをブレーカー21の側面
に設置した軸受板を兼ねる正逆回転モーター5の取付枠
6の両側板部6a、6aに軸支させ、全体としてブレー
カー21のハンドル22の揺動方向に回動できるように
なっている。また、ハンドル操作腕1はストッパー装置
7により揺動量を規制させて設けている。
アーム2の軸受板部2b、2bをブレーカー21の側面
に設置した軸受板を兼ねる正逆回転モーター5の取付枠
6の両側板部6a、6aに軸支させ、全体としてブレー
カー21のハンドル22の揺動方向に回動できるように
なっている。また、ハンドル操作腕1はストッパー装置
7により揺動量を規制させて設けている。
【0007】5は前記ハンドル操作腕1を回動するため
の正逆回転モーターであり、該正逆回転モーター5は上
部には減速ギヤを収納したギヤボックス8を一体として
設けて該ギヤボックス8を金属板材を門型に折曲形成し
てなる取付枠6の上板部6bに取り付けることにより該
取付枠6の内に取り付けられている。そうして該上板部
6bから突設した正逆回転モーター5により減速回動す
る回転軸9にカム板10を設け、該カム板10を一方の
軸受板部2bに内向きに折曲して設けた突片11を正逆
に押圧するように臨ませている。このカム板10は突片
11の表裏面にそれぞれ臨む押圧部10a、10bを該
突片11に隙間を介して二股状に設け、正逆回転モータ
ー5の正逆回転により一方の押圧部10aが正方向に、
他方の押圧部10bが逆方向に突片11を押圧するもの
である。
の正逆回転モーターであり、該正逆回転モーター5は上
部には減速ギヤを収納したギヤボックス8を一体として
設けて該ギヤボックス8を金属板材を門型に折曲形成し
てなる取付枠6の上板部6bに取り付けることにより該
取付枠6の内に取り付けられている。そうして該上板部
6bから突設した正逆回転モーター5により減速回動す
る回転軸9にカム板10を設け、該カム板10を一方の
軸受板部2bに内向きに折曲して設けた突片11を正逆
に押圧するように臨ませている。このカム板10は突片
11の表裏面にそれぞれ臨む押圧部10a、10bを該
突片11に隙間を介して二股状に設け、正逆回転モータ
ー5の正逆回転により一方の押圧部10aが正方向に、
他方の押圧部10bが逆方向に突片11を押圧するもの
である。
【0008】また、ハンドル操作腕1が揺動によりハン
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態に達した
時に正逆回転モーター5を逆方向に回動させハンドル操
作腕1がハンドル22のオン(ON)、オフ(OFF)
状態より僅かに戻すものとされている。すなわち、前記
したカム板10の後部に連設した爪板部10cが取付枠
6の上板部6bに設置したリミットスイッチ12、12
をハンドル操作腕1が揺動によりハンドル22をオン、
オフ状態に達したときに作動させ正逆回転モーター5の
回動方向をそれぞれ僅かに逆転させるように設定し、オ
ン(ON)側のリミットスイッチ12に爪板部10cが
当接した時にハンドル操作腕1をオン状態より僅かにオ
フ状態側へ戻し、逆にオフ(OFF)側のリミットスイ
ッチ12に爪板部10cが当接した時にハンドル操作腕
1をオフ状態より僅かにオン状態側へ戻すものとしてい
る。この場合に爪板部10cのみがリミットスイッチ1
2に接触するようにリミットスイッチ12はカム板10
より下方に位置させ爪板部10cをカム板10より下方
に来るようにしておくことは勿論である。なお、該リミ
ットスイッチ12、12をハンドル操作腕1、軸受板部
2b、2b等により作動するように設けてもよい。
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態に達した
時に正逆回転モーター5を逆方向に回動させハンドル操
作腕1がハンドル22のオン(ON)、オフ(OFF)
状態より僅かに戻すものとされている。すなわち、前記
したカム板10の後部に連設した爪板部10cが取付枠
6の上板部6bに設置したリミットスイッチ12、12
をハンドル操作腕1が揺動によりハンドル22をオン、
オフ状態に達したときに作動させ正逆回転モーター5の
回動方向をそれぞれ僅かに逆転させるように設定し、オ
ン(ON)側のリミットスイッチ12に爪板部10cが
当接した時にハンドル操作腕1をオン状態より僅かにオ
フ状態側へ戻し、逆にオフ(OFF)側のリミットスイ
ッチ12に爪板部10cが当接した時にハンドル操作腕
1をオフ状態より僅かにオン状態側へ戻すものとしてい
る。この場合に爪板部10cのみがリミットスイッチ1
2に接触するようにリミットスイッチ12はカム板10
より下方に位置させ爪板部10cをカム板10より下方
に来るようにしておくことは勿論である。なお、該リミ
ットスイッチ12、12をハンドル操作腕1、軸受板部
2b、2b等により作動するように設けてもよい。
【0009】このように構成されたものは、ブレーカー
21のハンドル22を図2及び図3のオフ(OFF)か
ら図4及び図5のオン(ON)に操作するには、正逆回
転モーター5を遠隔操作により回動させ、カム板10に
よりハンドル操作腕1の一方の軸受板部2bに内向きに
折曲して設けた突片11を押圧すれば、図4及び図5に
示すとおり軸受板部2b、2bは回動してそれに伴いハ
ンドル把持部3がオン(ON)方向に揺動してハンドル
22をオン(ON)状態にするものである。また、逆に
ハンドル22をオン(ON)からオフ(OFF)に操作
するには正逆回転モーター5を逆方向に回動させ、カム
板10により突片11を押圧すれば、図2及び図3に示
すとおり軸受板部2b、2bは回動してそれに伴いハン
ドル22を把持しているハンドル把持部3がオフ(OF
F)方向に揺動してハンドル22をオフ(OFF)状態
にするものである。
21のハンドル22を図2及び図3のオフ(OFF)か
ら図4及び図5のオン(ON)に操作するには、正逆回
転モーター5を遠隔操作により回動させ、カム板10に
よりハンドル操作腕1の一方の軸受板部2bに内向きに
折曲して設けた突片11を押圧すれば、図4及び図5に
示すとおり軸受板部2b、2bは回動してそれに伴いハ
ンドル把持部3がオン(ON)方向に揺動してハンドル
22をオン(ON)状態にするものである。また、逆に
ハンドル22をオン(ON)からオフ(OFF)に操作
するには正逆回転モーター5を逆方向に回動させ、カム
板10により突片11を押圧すれば、図2及び図3に示
すとおり軸受板部2b、2bは回動してそれに伴いハン
ドル22を把持しているハンドル把持部3がオフ(OF
F)方向に揺動してハンドル22をオフ(OFF)状態
にするものである。
【0010】この際にハンドル操作腕1が揺動によりハ
ンドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態に達し
た時に正逆回転モーター5を逆方向に回動させハンドル
操作腕1がハンドル22のオン、オフ状態位置よりハン
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状としたまま
僅かに戻るものとされているので、ハンドル把持部3が
ハンドル22に負荷をかけたままとならないので、ハン
ドル22を損傷する虞がないものである。また、緊急時
にハンドル22を手動操作する必要が起きた場合には、
ハンドル把持部3がハンドル22に負荷がないのでスラ
イド腕部4をスイングアーム2の上板部2a側にスライ
ドさせることにより、ハンドル把持部3をハンドル22
から外してハンドル22を自由に手動操作することがで
きる。
ンドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態に達し
た時に正逆回転モーター5を逆方向に回動させハンドル
操作腕1がハンドル22のオン、オフ状態位置よりハン
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状としたまま
僅かに戻るものとされているので、ハンドル把持部3が
ハンドル22に負荷をかけたままとならないので、ハン
ドル22を損傷する虞がないものである。また、緊急時
にハンドル22を手動操作する必要が起きた場合には、
ハンドル把持部3がハンドル22に負荷がないのでスラ
イド腕部4をスイングアーム2の上板部2a側にスライ
ドさせることにより、ハンドル把持部3をハンドル22
から外してハンドル22を自由に手動操作することがで
きる。
【0011】ここで、ブレーカーのハンドル操作に必要
な力を説明すると、一般的にこの種のハンドル装置で操
作されるブレーカーは、通常のオン(ON)からオフ
(OFF)の動作及びオフ(OFF)からオン(ON)
の動作に必要な力は揺動角の全体に及ばなくても、初動
からある点を超えるまで内部機構のばねに抗して作動さ
せればばねが作動方向に働き、その後は力は不要であ
る。しかしながら、トリップした後、一度ハンドルをオ
フ(OFF)する際にハンドルを不死点で確実に充分な
力で押し下げないと内部機構を元に戻すことができな
い。この確実に充分な力で押し下げることを要求されて
いるのに対し、取付誤差等があってもハンドルに負荷を
かけないことも要求されており、この相対する条件を満
足するために、ハンドル操作腕1が揺動によりオン(O
N)、オフ(OFF)状態に達した時に正逆回転モータ
ー5を逆方向に回動させハンドル操作腕1がハンドルを
オン(ON)、オフ(OFF)状態としたまま僅かに戻
るものに加えて、前記したような、ハンドル把持部3に
撓み可能な2つの板部を備えた係合部3aを設けてある
のでより効果的なものとなっている。
な力を説明すると、一般的にこの種のハンドル装置で操
作されるブレーカーは、通常のオン(ON)からオフ
(OFF)の動作及びオフ(OFF)からオン(ON)
の動作に必要な力は揺動角の全体に及ばなくても、初動
からある点を超えるまで内部機構のばねに抗して作動さ
せればばねが作動方向に働き、その後は力は不要であ
る。しかしながら、トリップした後、一度ハンドルをオ
フ(OFF)する際にハンドルを不死点で確実に充分な
力で押し下げないと内部機構を元に戻すことができな
い。この確実に充分な力で押し下げることを要求されて
いるのに対し、取付誤差等があってもハンドルに負荷を
かけないことも要求されており、この相対する条件を満
足するために、ハンドル操作腕1が揺動によりオン(O
N)、オフ(OFF)状態に達した時に正逆回転モータ
ー5を逆方向に回動させハンドル操作腕1がハンドルを
オン(ON)、オフ(OFF)状態としたまま僅かに戻
るものに加えて、前記したような、ハンドル把持部3に
撓み可能な2つの板部を備えた係合部3aを設けてある
のでより効果的なものとなっている。
【0012】このように、ハンドル把持部3に撓み可能
な2つの板部を備えた係合部3aが設けてあるので、ハ
ンドル22とハンドル操作装置とは弾性的に係合される
こととなり、軸受板部2b、2bに上死点、下死点で加
わる応力を逃がし、ハンドル22への荷重も軽減でき、
クラッチ等が不要で構造が簡単なものにすることがで
き、しかも、ブレーカー21を的確にオン、オフできる
ものである。また、ハンドル22と係合部3a間に隙間
を持たせることにより前記したハンドル操作腕1がハン
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態としたま
ま僅かに戻る距離を該隙間分の距離内に設定することに
より的確に対応できるものである。
な2つの板部を備えた係合部3aが設けてあるので、ハ
ンドル22とハンドル操作装置とは弾性的に係合される
こととなり、軸受板部2b、2bに上死点、下死点で加
わる応力を逃がし、ハンドル22への荷重も軽減でき、
クラッチ等が不要で構造が簡単なものにすることがで
き、しかも、ブレーカー21を的確にオン、オフできる
ものである。また、ハンドル22と係合部3a間に隙間
を持たせることにより前記したハンドル操作腕1がハン
ドル22をオン(ON)、オフ(OFF)状態としたま
ま僅かに戻る距離を該隙間分の距離内に設定することに
より的確に対応できるものである。
【0013】また、カム板10の二股状の押圧部10
a、10b間に突片11を臨ませる際に隙間を設けてい
るので、モーターが始動するときは必ず無負荷となり、
ブレーカーがオン(ON)、オフ(OFF)する際に動
作開始時には力が不要となり、モーターの不動作の虞も
なく、モーターに過度の起動電流が流れない。よって、
電子回路やモーター用の電源を小型化でき、動作時に電
圧ドロップが発生せず、安定動作するものである。
a、10b間に突片11を臨ませる際に隙間を設けてい
るので、モーターが始動するときは必ず無負荷となり、
ブレーカーがオン(ON)、オフ(OFF)する際に動
作開始時には力が不要となり、モーターの不動作の虞も
なく、モーターに過度の起動電流が流れない。よって、
電子回路やモーター用の電源を小型化でき、動作時に電
圧ドロップが発生せず、安定動作するものである。
【0014】また、ハンドル操作腕1はストッパー装置
7により揺動量を規制させ設けること、すなわち、スト
ッパー装置7は一方の軸受板部2bの下端に取付枠6の
内側に向け折曲形成したストッパー片7aを取付枠6の
側板部6aの下方に設けたストッパー孔7bに臨ませた
もので、ストッパー片7aの枢動方向の端部をストッパ
ー孔6bの孔縁に当接させ軸受板部2bの揺動量を規制
することによりハンドル操作腕1全体の揺動量を規制さ
せているので、ハンドル操作腕1はハンドル22をオン
状態及びオフ状態に揺動した時点でストッパー装置7に
より正逆回転モーター5の回動、停止に関係なく強制的
に停止するものであるから、ハンドル22をオン(O
N)状態及びオフ(OFF)状態方向に過剰に押圧する
ことがないのでブレーカー21のハンドル22に不要な
力を与えることがなく、また、リミットスイッチ12、
12を損傷する虞もない。
7により揺動量を規制させ設けること、すなわち、スト
ッパー装置7は一方の軸受板部2bの下端に取付枠6の
内側に向け折曲形成したストッパー片7aを取付枠6の
側板部6aの下方に設けたストッパー孔7bに臨ませた
もので、ストッパー片7aの枢動方向の端部をストッパ
ー孔6bの孔縁に当接させ軸受板部2bの揺動量を規制
することによりハンドル操作腕1全体の揺動量を規制さ
せているので、ハンドル操作腕1はハンドル22をオン
状態及びオフ状態に揺動した時点でストッパー装置7に
より正逆回転モーター5の回動、停止に関係なく強制的
に停止するものであるから、ハンドル22をオン(O
N)状態及びオフ(OFF)状態方向に過剰に押圧する
ことがないのでブレーカー21のハンドル22に不要な
力を与えることがなく、また、リミットスイッチ12、
12を損傷する虞もない。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、揺動式のハンドル操作腕によりブレーカーのハンド
ルを操作するようにしたものであるから、従来品に比較
して構造が簡単であり、小型化を図ることができる。ま
た、ハンドル操作腕が揺動によりハンドルをオン(O
N)、オフ(OFF)状態に達した時に正逆回転モータ
ーを逆方向に回動させハンドル操作腕がよりハンドルを
オン(ON)、オフ(OFF)状態としたまま僅かに戻
るものとされているので、ハンドル把持部がハンドルに
負荷をかけることがないのでハンドルを損傷する虞がな
いものである。さらに、ブレーカーの側面に設置する際
にハンドル把持部がハンドルに負荷をかけない分取付誤
差の許容範囲を広く取ることができ取付作業も容易とな
る。従って本発明は従来のブレーカーのハンドル操作装
置の問題を解決したものとして、業界に寄与するところ
大なものである。
に、揺動式のハンドル操作腕によりブレーカーのハンド
ルを操作するようにしたものであるから、従来品に比較
して構造が簡単であり、小型化を図ることができる。ま
た、ハンドル操作腕が揺動によりハンドルをオン(O
N)、オフ(OFF)状態に達した時に正逆回転モータ
ーを逆方向に回動させハンドル操作腕がよりハンドルを
オン(ON)、オフ(OFF)状態としたまま僅かに戻
るものとされているので、ハンドル把持部がハンドルに
負荷をかけることがないのでハンドルを損傷する虞がな
いものである。さらに、ブレーカーの側面に設置する際
にハンドル把持部がハンドルに負荷をかけない分取付誤
差の許容範囲を広く取ることができ取付作業も容易とな
る。従って本発明は従来のブレーカーのハンドル操作装
置の問題を解決したものとして、業界に寄与するところ
大なものである。
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】ブレーカーがオフ状態における本発明の実施の
形態を示す一部切欠正面図である。
形態を示す一部切欠正面図である。
【図3】ブレーカーがオフ状態における本発明の実施の
形態を示す一部切欠側面図である。
形態を示す一部切欠側面図である。
【図4】ブレーカーがオン状態における本発明の実施の
形態を示す一部切欠正面図である。
形態を示す一部切欠正面図である。
【図5】ブレーカーがオン状態における本発明の実施の
形態を示す一部切欠がわ図である。
形態を示す一部切欠がわ図である。
1 ハンドル操作腕 2b 軸受板部 3 ハンドル把持部 5 正逆回転モーター 6 取付枠 6a 側板部 9 回転軸 10 カム板 10a カム板の押圧部 10b カム板の押圧部 10c 爪板部 11 突片 12 リミットスイッチ 21 ブレーカー 22 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−159688(JP,A) 特開 平4−6727(JP,A) 実開 昭55−34326(JP,U) 実開 昭54−24676(JP,U) 実公 昭39−35432(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 73/02 H01H 75/00
Claims (4)
- 【請求項1】 ブレーカー(21)の側面に、正逆回転モー
ター(5) によりブレーカー(21)のハンドル(22)の揺動方
向に揺動されるハンドル操作腕(1) を設け、このハンド
ル操作腕(1) に設けたハンドル把持部(3) に取り付けた
弾性板材よりなる撓み可能な2つの板部を備えた係合部
(3a)にブレーカー(21)のハンドル(22)に係合させ、ハン
ドル操作腕(1) が揺動によりハンドル(22)をオン、オフ
状態に達した時に正逆回転モーター(5) を逆方向に回動
させハンドル操作腕(1) がハンドル(22)のオン、オフ状
態より僅かに戻すことを特徴とするブレーカーのハンド
ル操作装置。 - 【請求項2】 ハンドル操作腕(1) が揺動によりハンド
ル(22)をオン、オフ状態に達した時に作動するリミット
スイッチ(12)、(12)を設け該リミットスイッチ(12)、(1
2)が作動した際に正逆回転モーター(5) を逆方向に回動
させたものである請求項1に記載のブレーカーのハンド
ル操作装置。 - 【請求項3】 ハンドル操作腕(1) を2枚の軸受板部(2
b)、(2b)によりブレーカー(21)の側面に設置した正逆回
転モーター(5) の取付枠(6) の両側板部(6a)、(6a)に軸
支し、前記正逆回転モーター(5) により回動する回転軸
(9) にカム板(10)を設け、該カム板(10)の二股状に設け
た押圧部(10a) 、(10b) をハンドル操作腕(1) の軸受板
部(2b)に設けた突片(11)に隙間を介して臨ませ、ハンド
ル(22)をオン、オフ状態に達した時に該カム板(10)の後
部に連設した爪板部(10c) がリミットスイッチ(12)、(1
2)を作動させる請求項1又は2に記載のブレーカーのハ
ンドル操作装置。 - 【請求項4】 ハンドル把持部(3) がハンドル操作腕
(1) に対してスライド自在に支持されたものである請求
項1又は2又は3に記載のブレーカーのハンドル操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3595598A JP2960914B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ブレーカーのハンドル操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3595598A JP2960914B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ブレーカーのハンドル操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232990A JPH11232990A (ja) | 1999-08-27 |
JP2960914B2 true JP2960914B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=12456410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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