JP2953844B2 - 超ウラン元素の消滅処理炉心 - Google Patents

超ウラン元素の消滅処理炉心

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JP2953844B2 JP3347222A JP34722291A JP2953844B2 JP 2953844 B2 JP2953844 B2 JP 2953844B2 JP 3347222 A JP3347222 A JP 3347222A JP 34722291 A JP34722291 A JP 34722291A JP 2953844 B2 JP2953844 B2 JP 2953844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超ウラン元素の消滅処
理炉心に係り、特に超ウラン元素を高速炉炉心において
消滅処理する超ウラン元素の消滅処理炉心に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉等の熱中性子炉から出さ
れる使用済燃料の中には、高レベル放射性廃棄物である
ネプチニウム−237( 237Np)、アメリシウム−2
41( 241Am)、アメリシウム−243( 243
m)、キューリウム-242( 242Cm)やキューリウム−
244( 244Cm)等の超ウラン元素(Trans-Uranium:
以下TRU元素という。)が含まれており、このTRU
元素からプルトニウム(Pu)を除いたマイナーアクチ
ノイド元素(以下、MA元素という。)の中には、 237
Npや 241Am、 243Amのように半減期が各々214
万年、432年、7380年と極めて長く、短期間にて
消滅処理させることができない核種(マイナーアクチノ
イド核種)が存在する。このため、マイナーアクチノイ
ド核種(以下、MA核種という。)を核変換等により半
減期の短い核種に変換し、短期間にて消滅処理させるこ
とが望まれている。
【0003】従来のTRU元素の消滅処理技術の一つ
に、熱中性子炉に比べて中性子エネルギーが極めて高い
高速炉を用い、この高速炉の炉心に装荷される燃料中に
TRU元素を充填させて核変換させることにより、TR
U元素を消滅処理させるものがある((1) 1983年1
2月 日本原子力研究所発行の不定期刊行物:JAER
1−M 83−217の“アクチノイド専焼高速炉概念
の検討”大杉俊隆氏他2名。(2) 昭和63年 日本原子
力学会秋の大会予稿集F7“FBRによるTRUの消滅
処理”笹原、松村氏)。
【0004】従来のTRU元素の消滅処理技術は、消滅
処理の主な対象である 237Np、 241Amおよび 243
mの代表的なMA核種に対して図28(A) 〜(C) に示す
核変換を高速炉炉心で生じさせて上記MA核種を消滅さ
せるものである。
【0005】なお、図28(A) 〜(C)において、F.
P.は核***生成物(Fission Prod-uct )であり、□
枠で示す核種は、高速炉における中性子エネルギーに対
して核***を起こし易いもの、すなわち、エネルギー平
均した核***断面積が約1バーン以上と大きなものを示
している。
【0006】従来のTRU元素の消滅処理技術は、高速
炉の炉心の特徴を生かしたものであり、この特徴には、
(1)高速炉の炉心の中性子エネルギーが高いため、
237Np、 241Amおよび 243Am等で中性子捕獲が起
りにくく、TRU元素の炉心装荷に伴なう高速炉の中性
子経済への悪影響が比較的小さいこと(なお、中性子捕
獲断面積は、図29に示すように中性子エネルギーが高
くなるに従って小さくなる。)、(2)高速炉の炉心
は、熱中性子炉に比べて中性子束エネルギーレベルが一
般に約1桁高いため、エネルギー平均したTRU元素の
核***・中性子捕獲断面積が小さくてもTRU元素の核
変換を生じさせることができ、TRU元素の高い消滅効
率を得ることができること、などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のTRU元素の消
滅処理技術においては、TRU元素の消滅処理を行なう
際、高速炉の炉心に装荷されるTRU元素の装荷量や炉
心配置について格別な考慮がなされていない。ただ、強
いて言えば、TRU元素消滅効率を高めるために、極力
多くのTRU元素を炉心に装荷するという自明な技術事
項程度であった。
【0008】しかし、多量のTRU元素を高速炉炉心に
装荷すると、次に示す課題が生ずる可能性がある。
【0009】(1)消滅処理対象であるTRU元素のM
A核種をウラン・プルトニウム混合燃料に添加すると、
混合燃料の融点が低下する。この融点低下による燃料溶
融を回避するために、炉の出力を下げる等の対策が必要
となり、結果的にTRU元素の消滅効率が低下する。
【0010】(2)消滅処理対象となるTRU元素は、
図28(A) 〜(D) からもわかるように、TRU元素の代
表的なMA核種自身は一般に核***を起こしにくく、中
性子捕獲により核***を起こし易い核***性核種に変換
される。したがって、高速炉の炉心にTRU元素を多量
に装荷し過ぎると、中性子照射に伴うTRU元素の中性
子捕獲により新たに生成される核***性核種量が核***
により消滅する核***性核種量を上廻り、高速炉の余剰
反応度が増加する。
【0011】このため、TRU元素の装荷量、炉心配置
を適切に定めないと、炉の出力分布や中性子束分布に過
大な変化や歪が生じ、原子炉の安全上、特性上の問題が
生じる。また、出力分布の燃焼による変化および燃焼反
応度等への影響も過大にならないよう配慮する必要があ
る。さらにTRU燃料部分を適切に配置することによ
り、燃焼反応度変化をほぼ零、出力分布の変動もほぼ零
になるようにすることは、TRU元素の単に消滅処理だ
けでなく、炉心性能やプラント性能の向上に役立てるこ
とが可能となる。
【0012】(3)消滅処理対象となるTRU元素は、
α崩壊が起こりやすいMA核種が多く、かつそのα崩壊
の際に放出されるα線エネルギーは、概ね、4〜6Me
Vと比較的高い。したがって、燃料に添加するMA核種
によっては、その添加量が多くなると、高速炉の炉心に
装荷する前の新燃料の状態から、発熱量やγ線、中性子
等の線源強度が過大となる。そして、このMA核種を収
容した新燃料集合体の組立、貯蔵、輸送時等において、
α線エネルギーの除熱および遮蔽対策が困難となり、最
悪の場合には燃料が過熱し、破損するおそれがある。ま
た、遮蔽上の特別な対策が必要となるおそれもある。
【0013】(4)軽水炉取出し燃料に含まれるMA核
種の主成分であるネプチニウムNpは、中性子捕獲によ
って 238Puを生成する。 238Puは高速炉スペクトル
内で大きな正の反応度を有する核***物質であるが、α
崩壊するので使用済燃料の発熱や中性子発生量等が増加
する。このように 238Puが多くなると、取出燃料の製
造・取扱いおよび使用済燃料取扱いについても重大な制
約条件となることが考えられる。
【0014】特に軽水炉取出し燃料の中には通常1〜2
重量%の 238Puが含まれている。この 238Puは運転
中の炉心特性に影響を与えることは殆どないが、照射済
(使用済)燃料の取扱い上の制約を与える要因となる。
すなわち、図30に示すように、初期燃料にネプチニウ
ム(Np)が含まれた燃料では、曲線Aで示すようにN
pが含まれない曲線Bで示すものに比べ、 238Puの存
在量が多くなり、照射可能時間が制約を受けるおそれが
ある。
【0015】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、高速炉を用いてTRU元素を消滅処理する
際、燃料集合体の破損や余剰反応度の増大、発熱効率の
低下等を生じさせることなく、効率よくTRU元素を消
滅させることができる超ウラン元素の消滅処理炉心を提
供することを目的とする。
【0016】本発明の他の目的は、Puを含まないTR
U燃料部分を炉心に非均質的に配置して 238Puの存在
許容量上限までの炉内滞在可能期間を長くする一方、T
RU燃料部分の核***量の絶対数を増大させ、半減期の
長いTRU燃料から半減期の短い核***生成物を得て、
TRU元素を効率的に消滅処理させ得る超ウラン元素の
消滅処理炉心を提供することにある。
【0017】本発明の別の目的は、TRU燃料部分を炉
心内に非均質的に配置して炉心全体の中性子束分布を、
燃焼反応度変化や出力分布変化等の炉心特性の改善に積
極的に活用した超ウラン元素の消滅処理炉心を提供する
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超ウラン元
素の消滅処理炉心は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、高速中性子により主に核分
裂が起こされ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮
ウランを主成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウ
ラン等の母材からなる核燃料部分と、原子番号が93以
上の超ウラン元素を含むTRU燃料部分を有する炉心に
おいて、前記TRU燃料部分を炉心内に非均質的に配置
し、前記核燃料部分およびTRU燃料部分の外側に核分
裂性物質の親物質を有するブランケット領域と中性子の
漏洩を防止する遮蔽体領域とを有するものである。
【0019】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る超ウラン元素の消滅処理炉心は、請求項2に
記載したように、高速中性子により主に核***が起こさ
れ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮ウランを主
成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウランを主成
分とする核燃料部分と、原子番号が93以上の超ウラン
元素を含むTRU燃料部分を有する炉心において、原子
炉運転中を通じて炉の余剰反応度がほぼ零となるように
前記TRU燃料部分を炉心内に非均質的に配置し、前記
核燃料部分およびTRU燃料部分の外側に核***性物質
の親物質を有するブランケット領域と中性子の漏洩を防
止する遮蔽体領域とを有するものであり、さらに、請求
項3に記載したように高速中性子により主に核***が起
こされ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮ウラン
を主成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウラン等
の母材からなる核燃料部分と、原子番号が93以上の超
ウラン元素を含むTRU燃料部分を有する炉心におい
て、核燃料を有する炉心燃料集合体とTRU燃料を有す
るTRU燃料集合体との出力変動がほぼ零になるよう
に、TRU燃料部分を炉心内に非均質的に配置し、前記
核燃料部分およびTRU燃料部分の外側に核***性物質
の親物質を有するブランケット領域と中性子の漏洩を防
止する遮蔽体領域とを有するものである。
【0020】
【作用】この超ウラン元素の消滅処理炉心は、軽水炉の
使用済燃料中に半減期の長いマイナーアクチノイド元素
(MA元素)が含まれることに着目し、このMA元素の
うち主な 237Np(Np237)、 241Am(Am24
1)、 243Am(Am243)が中性子捕獲した後、短
寿命の複合核がβ崩壊して 238Pu(Pu238)、
242Cm(Cm242)、 244Cm(Cm244)にな
る一方、一部は核***過程を経て直接核***生成物
(F.P.)となる。
【0021】中性子を捕獲したPu238、Cm24
2、Cm244はU238より反応度価値をもち、さら
にPu239並の反応度価値(図23参照)を有するよ
うになる。すなわち、TRU燃料部分のMA核種(Pu
を除くTRU元素)の消滅により、反応度価値の大きな
物質が生成されるので炉心燃焼反応度の低減を図ること
ができる。
【0022】MA核種の消滅により、炉心に反応度価値
が大きな核種が生成されるのでTRU燃料部分の発熱が
増加する。このため、TRU燃料部分と通常の核燃料部
分との配置を最適化することにより、集合体発熱・炉心
全体の発熱分布の燃焼による変動を低減させることがで
きる。
【0023】このように、TRU燃料部分を最適化して
炉心内に非均質的に配置することにより、原子炉運転に
伴う反応度変化・出力分布変化を抑制することができ
る。
【0024】本発明に係る超ウラン元素の消滅処理炉心
においては、TRU燃料部分が、炉心内に非均質的に配
置されるので、発熱の大きい燃料部分については従来通
りの燃料性能、安全性を保持したまま、発熱量が相対的
に少なく燃料温度に大きな余裕度を有するTRU燃料部
分に、多くのマイナーアクチノイド(MA)元素を装荷
することができる。また、中性子照射後に生成される
238Pu、 244Cm等の中性子放出量、発熱量の多い核
種の生成量に上限値がある場合に、Pu燃料中に初めか
ら同位体として入っている場合よりも長期に炉内滞在が
可能となる。また、軽水炉使用済燃料のMA核種の分離
後の燃料加工の観点からも、非均質型TRU燃料部分を
持つ集合体は有効である。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る超ウラン元素の消滅処理
炉心の一実施例について添付図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の超ウラン元素の消滅処理
炉心を収容したタンク型高速炉等の原子炉の基本概念を
示すものであるが、この原子炉はタンク型に限定され
ず、ループ型高速炉であってもよい。原子炉の冷却材に
は、液体ナトリウム(Na)、液体NaK、Heガス等
があり、主として高速中性子により核***が引き起こさ
れるものが対象炉心となる。
【0027】この原子炉は、原子炉容器10内に冷却材
である液体ナトリウム(Na)11が充填される一方、
原子炉容器10内に炉心12が収容される。炉心12の
上方に炉心上部機構13が設けられる。
【0028】炉心上部機構13は原子炉容器10の頂部
を覆う遮蔽プラグとしてのルーフスラブ14に支持され
る。このルーフスラブ14には一次冷却材循環ポンプ1
5や中間熱交換器16などが吊設され、ルーフスラブ1
4と液体ナトリウム11の自由液面との間には不活性ガ
ス等からなるカバーガスが封入される。
【0029】原子炉内に収容された炉心12は、図2に
示す平断面構造に構成される。この炉心12は中央の炉
心燃料領域20と、この炉心燃料領域20の外側に形成
される炉心ブランケット領域21と、このブランケット
領域21の外側に形成される遮蔽体領域22とから構成
される。
【0030】炉心燃料領域20には、Pu−U混合物燃
料等の炉心燃料を備えた多数の炉心燃料集合体24とT
RU燃料を備えた多数のTRU燃料集合体25がそれぞ
れ装架され、さらに、符号P.Sで示す制御棒26,2
7が出し入れ可能に装荷される。
【0031】炉心燃料領域20に核燃料部分として装荷
される炉心燃料集合体24は、図3に示すように構成さ
れ、角筒状のラッパ管29内に複数本の燃料ピン30が
広義の燃料要素として束ねられて収容される。ラッパ管
29の下部には冷却材流入口31が、上部に冷却材流出
口32がそれぞれ形成される。
【0032】ラッパ管29内に収容される燃料ピン30
は、図4(A)に示すように、燃料被覆管34内に例え
ば複数個の燃料ペレットを燃料要素(核燃料部分)とし
て列状に装填して燃料スタック部35を構成し、この燃
料スタック部35が炉心有効燃料長を形成するようにな
っている。燃料スタック部35の上部には上部軸ブラン
ケット部36が、その下部に下部軸ブランケット部37
がそれぞれ構成される。上部軸ブランケット部36の上
方はガスプレナム部38として形成され、このガスプレ
ナム部38にHeガス等の核***生成ガスを収容するよ
うになっている。燃料被覆管34の上下端は上部端栓3
9および下部端栓40で密封される。
【0033】燃料要素としてはPu−U混合物やEu−
U混合物またはこれらの合金が用いられる。具体的に
は、燃料要素は、例えばPuまたは濃縮ウランを主成分
とする核燃料と天然ウランや減損ウランなどの母材で構
成される。この燃料要素にPuを含まないネプチニウム
(Np)、アメリシウム(Am)やキューリウム(C
m)等の超ウラン元素(TRU元素)を混入させること
ができるが、以下の説明では燃料要素にPuを除くTR
U元素を積極的に混合させない場合を説明する。上部お
よび下部の軸ブランケット部分36,37は親物質また
はTRU燃料部分を備える。
【0034】また、TRU燃料部分として装荷されるT
RU燃料集合体25は、図2に示す炉心燃料集合体24
と全体的な構造を同じくするが、ラッパ管29内に図4
(B)および(C)に示すTRU燃料ピン43を収容し
た燃料集合体である。TRU燃料集合体25のTRU燃
料ピン43はTRU燃料部分44a,44bを炉心有効
燃料長(炉心有効高さ)の一部あるいは全部に有する。
TRU燃料ピン43の他の構成は図4に示す燃料ピン3
0とほぼ同様である。TRU燃料部分44a,44b
は、天然ウラン、減損ウラン、回収ウランまたはこれら
のいずれか2つ以上の混合ウランと、マイナーアクチノ
イド(MA)元素(Puを除いたTRU元素)との混合
物あるいは合金である。
【0035】TRU燃料部分44a,44bには、原子
番号93以上でPuを除くTRU元素(MA核種)以外
の核種を備えていてもよい。このTRU燃料部分44
a,44bには、ストロンチウム(Sr)やアルカリ金
属(Cs等)等の放射性核***生成物(FP)を混入さ
せることもあり、この場合には、TRU元素の消滅と同
時に長寿命のFPの炉内消滅、炉内管理が可能となり、
放射性廃棄物の処理や管理を炉外で行なう場合に比べて
容易となる。
【0036】このようなTRU燃料集合体25は、図2
に示すように、炉心内に非均質的に配置される。具体的
には、炉心中心領域では、1〜19体の範囲内でTRU
燃料集合体25がほぼ円筒形状に連続的に配置され、炉
心径方向の出力分布の平坦化が図られている。またその
他の領域ではTRU燃料集合体25が非連続的に配置さ
れ、TRU(MA)燃料を有効に消滅させるとともに、
燃焼反応度を低下させ、また出力ピーキング係数を所定
値以下とすることができるようになっている。
【0037】また、TRU燃料集合体25中のMA核種
(Puを除くTRU元素)の主成分となる237Np,
241Amは、中性子吸収断面積が大きいので、制御棒
26,27位置に隣接した位置に配置すると、制御棒2
6,27が挿入されるべき位置の中性子束レベルの低下
を招くことになる。このため、炉停止系の制御棒26の
周辺では、制御棒26の周りを全てTRU燃料集合体2
5で囲むことを避け、少なくとも1箇所は開放され、炉
心燃料集合体24が配されるようになっている。
【0038】また、MA核種の含有量によってTRU燃
料集合体25の巨視的中性子吸収断面積が大きくなる場
合には、MA核種の含有量が多いことによりMA核種を
消滅、転換する量が増加することになるが、連続的に配
置すること等により、TRU燃料集合体25で区切られ
た領域間の中性子的結合が大幅に弱まることを避けるた
め、アイランド型配置A等が採用される。また、TRU
燃料集合体25は、図2に示すように、炉心12内に対
称に配置されている。
【0039】図5および図6はTRU燃料部分の炉心1
2内における配置の各具体例をそれぞれ示すもので、各
図中、符号50はTRU燃料領域としてのTRU燃料部
分、符号51は核燃料領域としての通常燃料部分(核燃
料部分)をそれぞれ示し、さらに符号52は上部軸ブラ
ンケット領域、符号53は下部軸ブランケット領域をそ
れぞれ示す。
【0040】図5および図6は、TRU燃料部分50に
よる領域分割を、炉心軸方向に連続的、炉心径方向に非
連続的とした非均質炉心の例をそれぞれ示す。径方向非
均質炉心型では、TRU燃料部分50のMA核種含有量
組成の選定によっては、運転中のTRU燃料集合体25
部分の出力変化が大きくなるおそれがあるので、図7に
示すように、軸方向の一部にTRU燃料部分50を配置
し、その上下に通常燃料部分51aを配置したTRU燃
料集合体25Aを用いるとよい。符号54は制御棒チャ
ンネルであり、符号55は上部軸ブランケット領域52
を形成する上部軸ブランケット部、符号56は下部軸ブ
ランケット領域53を形成する下部軸ブランケット部を
それぞれ示し、各ブランケット部55,56には親物質
あるいはTRU燃料を用いる。
【0041】また、TRU燃料集合体25AのTRU燃
料部分50には、ネプチニウム、アメリシウム、キュー
リウムのように原子番号が93以上でPuを除く超ウラ
ン元素(MA元素)と回収ウランを含むウランを母材と
する親物質との混合体で構成する。このTRU燃料部分
50はPuを除く超ウラン元素とウランを母材とする親
物質との混合体であっても、また、Puを除く超ウラン
元素と天然ウラン、減損ウラン、回収ウランまたはこれ
らのウラン混合物を母材とする混合体であってもよい。
さらに、通常燃料部分51にはプルトニウムまたは濃縮
ウランを主成分とする核燃料と天然ウランや減損ウラン
などの母材からなるものが用いられるが、TRU燃料集
合体25Aの通常燃料部分51aには上記核燃料と減損
ウランなどの母材からなるものの他に、ストロンチウ
ム、アルカリ金属等の放射性核***生成物質を付加した
ものでもよい。
【0042】そして、このようなTRU燃料集合体25
Aを装荷した非均質炉心の例を図8および図9にそれぞ
れ示す。図8は炉心12の径方向および軸方向の非均質
炉心の例を、図9は炉心12の軸方向非均質炉心の例を
示している。
【0043】また、図10および図11は、中性子束レ
ベルが高くなる炉心燃料領域20の下部位置周辺に、T
RU燃料部分50を配置するようにした非均質炉心の例
を示すものである。この非均質型炉心12は原子炉運転
中の燃焼反応度変化をほぼ零にし、燃料集合体の出力ピ
ーキングを抑制し、ほぼ零にするように、TRU燃料部
分50の配置が設置されている。
【0044】さらに、図12ないし図19は原子炉運転
中の出力分布変化を抑制し、ほぼ零にするためにTRU
燃料部分50を配置した非均質炉心の例をそれぞれ示
す。
【0045】図12は非均質型炉心12の炉心燃料領域
20を内側炉心領域20aと外側炉心領域20bとに区
分けし、内側炉心領域20aにTRU燃料部分50を設
けたものである。
【0046】また、図13および図14は炉心燃料領域
20の中央部のTRU燃料部分50の軸方向長さ(幅)
を大きくとり、周辺部のTRU燃料部分50の軸方向長
さ(幅)を小さくしたものである。さらに、図15〜図
19に示すようにTRU燃料部分50を配置して非均質
型炉心12をそれぞれ構成してもよい。
【0047】図12ないし図19に示す非均質炉心は、
MA核種の組成やMA含有率により、炉出力分布を抑制
するためにTRU燃料部分50を設けた例であり、TR
U燃料部分50の配置位置が最適化されている。図12
〜図19に示す非均質炉心に図7に示すTRU燃料集合
体25Aを用いる場合には、TRU燃料集合体25Aで
炉停止系の制御棒26(図2参照)を取り囲むことは可
能である。
【0048】一方、高速炉の非均質型炉心12を図20
に示すように、軸方向非均質型に構成し、炉心燃料領域
20を内側炉心領域20aと外側炉心領域20bに区分
けし、内側炉心領域20aに内部ブランケット燃料部分
60を径方向に構成し、この内部ブランケット燃料部分
60にPuを除くTRU元素(MA核種)を入れたブラ
ンケット燃料を装填し、この内部ブランケット燃料部分
60がTRU燃料部分と同等の機能をするようにしても
よい。この内部ブランケット燃料部分60で内側炉心領
域20aは上下にセパレートされる。
【0049】内側炉心領域20aには例えばプルトニウ
ム含有率の比較的低い燃料集合体が、外側炉心領域20
bにはプルトニウム含有率の比較的高い燃料集合体がそ
れぞれ装荷される。
【0050】なお、図20において、符号61は軸方向
遮蔽体領域である。
【0051】ところで、Pu燃料の炉心燃料集合体24
を使用する高速炉炉心12の内部ブランケット燃料部分
60にPuを除くTRU燃料(MA元素)を混合する
と、炉心特性が改善される。MA混合割合(混合率)約
30重量%で、図21に示すように、1燃焼サイクルの
燃焼反応度変化が最小になる。内部ブランケット燃料部
分60に混入されるMA物質には、通常のウラン燃料等
の再処理で生じる高レベル廃棄物から回収される物質
(微量Pu)も含まれる。
【0052】以上の非均質炉心構成において、炉心燃料
領域に配置される炉心燃料(燃料ペレット)において、
原子番号93以上の全元素の重量に対する原子番号93
以上のプルトニウムを除く超ウラン元素(MA元素)の
重量の割合をMA含有率と呼ぶと、一般に、このMA含
有率と燃料ペレットの融点は、図22に示すようにMA
含有率の増加に伴い低下する傾向にある。
【0053】軽水炉の使用済燃料(取出し時点)に含ま
れるMA元素の内容は、Np,Am,Cmが中心で、そ
の割合は 237Np/ 241Am/ 243Am/ 242Cm/
244Cm=72/7/15/2/4%程度である。
【0054】これらの同位元素の高速炉スペクトル内の
特徴は、高速炉の主要fissile /fertile である 239
u/ 238Uの価値の相対値として等価係数を定義したと
きのMA同位元素の等価係数は、図23に示す通りであ
る。図23からも明らかなように、大型/小型高速炉心
に因らず、FBR炉心スペクトル場に対しては、大きな
違いはない。
【0055】これらの結果から、軽水炉取出しの使用済
燃料中に生成されたTRU元素である 237Np, 241
m, 243Am, 238Uよりも中性子吸収体として働くの
で、これらのMA元素を多く含む減損ウラン、回収ウラ
ン、天然ウランの混合物は、初期組成では、内部ブラン
ケットと同様に一般には発熱量は少ない。
【0056】一方、Puを除くTRU物質(MA元素)
である 237Np, 241Am, 243Amが中性子捕獲をした
後に短寿命の複合核がβ崩壊をして、それぞれ 239
u, 242Cm, 244Cmになる。勿論、この過程と並行
して、 237Np, 241Am, 243Amの核***過程も存
在し、一部は直接FP(核***生成物)に変換される。
【0057】中性子捕獲で変換された 239Pu, 242
m, 244Cmは、図23に示すように、 238Uよりも反
応度価値を有し、さらに 239Pu並の反応度価値を有す
るようになるので、MA核種の消滅によりTRU燃料部
分に反応度価値の大きな物質が生成されることになり、
炉心燃焼反応度低下の低減を図ることができる。また、
これらの反応度価値の大きい核種が生成されることによ
り、TRU燃料部分50の発熱が増加するので、通常燃
料部分51との配置を最適化することにより、集合体発
熱、炉心全体の発熱分布の燃焼による変動を低減させる
ことができる。これらは、図24に示すTRU燃料部分
の炉内での割合と燃焼反応度変化および出力ピーキング
係数との関係、図25に示すTRU燃料の使用による燃
焼反応度への効果(燃焼度との関係)、図26に示す軸
方向非均質型TRU燃料集合体の出力変化、および図2
7に示す燃焼度と出力変化との関係から、容易に理解さ
れる。
【0058】このように、運転に伴う反応度変化、出力
分布変化は、TRU燃料部分のMAの含有率およびその
配置の調節により抑制することができ、これらの要求を
同時に満足させる設計も可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、MA含有
率の多いTRU燃料部分を、炉心内に非均質的に配置す
るようにしているので、発熱の大きい燃料部分について
は従来通りの燃料性能、安全性を保持したまま、発熱量
が相対的に少なく燃料温度に大きな余裕度を持ったTR
U燃料部分に、多くのMAを装荷することができる。ま
た、照射後に生成される239Pu,244Cm等の中
性子放出量、発熱量の多い核種の生成量に上限値がある
場合に、Pu燃料中に初めから同位体として入っている
場合よりも、長期に炉内滞在が可能となるという利点が
あり、また、軽水炉使用済燃料のMA核種の分離後の燃
料加工の観点からも、非均質型TRU燃料部分を持つ集
合体はメリットがある。このように、MA核種を大量に
炉内に装荷して消滅させることができるとともに、炉心
特性の向上を図ることができる。◎また、核燃料部分と
TRU燃料部分の外側にブランケット領域と遮蔽体領域
とを備え、遮蔽体領域で中性子の漏洩を効果的かつ未然
に防止することができ、この炉外漏洩防止対策により周
辺機器や装置などへの放射化を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超ウラン元素の消滅処理炉心を備
えたタンク型高速炉を示す断面図。
【図2】本発明に係る超ウラン元素の消滅処理炉心の一
実施例を示す平断面図。
【図3】図2の超ウラン元素の消滅処理炉心に装荷され
る燃料集合体を示す断面図。
【図4】(A)は炉心燃料集合体に組み込まれる燃料ピ
ンを、(B)および(C)はTRU燃料集合体に組み込
まれるTRU燃料ピンをそれぞれ示す図。
【図5】TRU燃料部分を有する超ウラン元素の消滅処
理炉心の一例を示す断面図。
【図6】TRU燃料部分を有する超ウラン元素の消滅処
理炉心の第2の例を示す炉心平断面図。
【図7】TRU燃料部分を配置したTRU燃料集合体の
一例を示す説明図。
【図8】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれるT
RU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図9】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれるT
RU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図10】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図11】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図12】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図13】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図14】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図15】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図16】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図17】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図18】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図19】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
TRU燃料部分の具体的配置例を示す炉心断面図。
【図20】超ウラン元素の消滅処理炉心に組み込まれる
内部ブランケット燃料部分の具体的配置例を示す炉心断
面図。
【図21】MA混合割合と1サイクル辺りの燃焼反応度
の関係を示すグラフ。
【図22】MA含有率と燃料ペレット融点との関係を示
すグラフ。
【図23】MA核種の(Pu239−U238)に対応
した等価係数を示す図。
【図24】原子炉内におけるTRU燃料の割合とサイク
ル中の燃焼反応度変化および出力ピーキング係数との関
係を示すグラフ。
【図25】TRU燃料使用の有無による燃焼反応度変化
割合を示すグラフ。
【図26】TRU燃料部分の割合と集合体出力変化の関
係を示すグラフ。
【図27】TRU燃料集合体の燃焼度と集合体出力変化
の関係を示すグラフ。
【図28】(A)〜(D)はTRU元素の代表的なMA
核種の核変換パスをそれぞれ示す図。
【図29】MA核種の中性子捕獲断面積とエネルギとの
関係を示すグラフ。
【図30】中性子照射とPu238の増加との関係を示
すグラフ。
【符号の説明】
10 原子炉容器 11 冷却材 12 炉心 20 炉心燃料領域 21 炉心ブランケット領域 22 遮蔽体領域 24 炉心燃料集合体(核燃料部分) 25 TRU燃料集合体(TRU燃料部分) 26,27 制御棒 29 ラッパ管 30 燃料ピン 35 燃料スタック部 36 上部軸ブランケット部 37 下部軸ブランケット部 38 ガスプレナム 43 TRU燃料ピン 44a,44b TRU燃料部分 50 TRU燃料部分(TRU燃料領域) 51 核燃料部分(核燃料領域) 52 上部軸ブランケット領域 53 下部軸ブランケット領域 60 内部ブランケット燃料部分 61 軸方向遮蔽体領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−268489(JP,A) 特開 平4−9698(JP,A) 特開 平2−271294(JP,A) 特開 平3−191897(JP,A) 立花昭他「大型高速炉炉心の静的核特 性と▲上238▼U核***効果」日本原子 力学会誌第32巻,第2号,p.179−196 (1990). (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21C 5/20 GDF G21F 9/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速中性子により主に核***が起こさ
    れ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮ウランを主
    成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウラン等の母
    材からなる核燃料部分と、原子番号が93以上の超ウラ
    ン元素を含むTRU燃料部分を有する炉心において、前
    記TRU燃料部分を炉心内に非均質的に配置し、前記核
    燃料部分およびTRU燃料部分の外側に核***性物質の
    親物質を有するブランケット領域と中性子の漏洩を防止
    する遮蔽体領域とを有することを特徴とする超ウラン元
    素の消滅処理炉心。
  2. 【請求項2】 高速中性子により主に核***が起こさ
    れ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮ウランを主
    成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウランを主成
    分とする核燃料部分と、原子番号が93以上の超ウラン
    元素を含むTRU燃料部分を有する炉心において、原子
    炉運転中を通じて炉の余剰反応度がほぼ零となるように
    前記TRU燃料部分を炉心内に非均質的に配置し、前記
    核燃料部分およびTRU燃料部分の外側に核***性物質
    の親物質を有するブランケット領域と中性子の漏洩を防
    止する遮蔽体領域とを有することを特徴とする超ウラン
    元素の消滅処理炉心。
  3. 【請求項3】 高速中性子により主に核***が起こさ
    れ、かつ炉心部が、プルトニウムまたは濃縮ウランを主
    成分とする核燃料と天然ウランまたは減損ウラン等の母
    材からなる核燃料部分と、原子番号が93以上の超ウラ
    ン元素を含むTRU燃料部分を有する炉心において、核
    燃料を有する炉心燃料集合体とTRU燃料を有するTR
    U燃料集合体との出力変動がほぼ零になるように、TR
    U燃料部分を炉心内に非均質的に配置し、前記核燃料部
    分およびTRU燃料部分の外側に核***性物質の親物質
    を有するブランケット領域と中性子の漏洩を防止する遮
    蔽体領域とを有することを特徴とする超ウラン元素の消
    滅処理炉心。
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