JP2952680B2 - 密閉式鉛蓄電池 - Google Patents
密閉式鉛蓄電池Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は密閉式鉛蓄電池の改良に関するもので、特に
サイクル寿命性能の優れた密閉式鉛蓄電池を提供するこ
とを目的とするものである。
サイクル寿命性能の優れた密閉式鉛蓄電池を提供するこ
とを目的とするものである。
従来の技術とその課題 現在、密閉式鉛蓄電池としては、格子合金にPb−Ca系
合金を用い、電解液は(1)微細ガラス繊維セパレータ
に電解液を含浸させたリテーナ式と、(2)電解液にコ
ロイダルシリカを添加してゲル状にしたゲル式の二種類
があるが、従来の開放形液式電池に比べると前者は電解
液量が不足しており、後者はH2SO4の拡散が著しく遅い
ためにいずれも充放電中の極板内部の電解液比重の変化
が著しく大きい。そのため密閉式鉛蓄電池では充放電サ
イクルが進むにつれ活物質の劣化、特に正極活物質粒子
の結合力の低下による正極板性能の低下が生じ、寿命性
能が劣るという欠点を有していた。
合金を用い、電解液は(1)微細ガラス繊維セパレータ
に電解液を含浸させたリテーナ式と、(2)電解液にコ
ロイダルシリカを添加してゲル状にしたゲル式の二種類
があるが、従来の開放形液式電池に比べると前者は電解
液量が不足しており、後者はH2SO4の拡散が著しく遅い
ためにいずれも充放電中の極板内部の電解液比重の変化
が著しく大きい。そのため密閉式鉛蓄電池では充放電サ
イクルが進むにつれ活物質の劣化、特に正極活物質粒子
の結合力の低下による正極板性能の低下が生じ、寿命性
能が劣るという欠点を有していた。
従来より正極活物質中にアンチモンが存在すると活物
質の結合力の低下をおさえる効果があり、活物質の劣化
を防ぐことが知られており、具体的には正極格子にPb−
Sb系合金を使用する、正極活物質中にアンチモン粉末を
入れる、などの方式がこれまで提案されてきた。しか
し、これらの方法でアンチモンを正極活物質中に入れた
場合、正極活物質の劣化が防ぐことができるが、充放電
サイクルが進むにつれ電気泳動、拡散などの作用により
アンチモンが負極板に析出して、負極板の性能を低下さ
せるために、実際には上記方法を使用することは出来な
かった。
質の結合力の低下をおさえる効果があり、活物質の劣化
を防ぐことが知られており、具体的には正極格子にPb−
Sb系合金を使用する、正極活物質中にアンチモン粉末を
入れる、などの方式がこれまで提案されてきた。しか
し、これらの方法でアンチモンを正極活物質中に入れた
場合、正極活物質の劣化が防ぐことができるが、充放電
サイクルが進むにつれ電気泳動、拡散などの作用により
アンチモンが負極板に析出して、負極板の性能を低下さ
せるために、実際には上記方法を使用することは出来な
かった。
また、放電容量の向上を目的として正極活物質中にア
ンチモン粉末(0.05〜0.5wt%)およびシリカ粉末(0.5
〜3.0wt%)を同時に添加する、という提案がなされて
いる(特開平1−200558号)。この提案はシリカ粉末が
吸液性がよい特性を生かして正極活物質内の保持液量を
多くすることにより、放電容量を増加させることを目的
としたものであるが、シリカ粉末の量が多いと、シリカ
粉末同志のファンデルワールス力による反発のため正極
活物質の充填量が低下する。その結果、実質的には深い
放電を受けることになり、寿命性能が低下することがわ
かっている。
ンチモン粉末(0.05〜0.5wt%)およびシリカ粉末(0.5
〜3.0wt%)を同時に添加する、という提案がなされて
いる(特開平1−200558号)。この提案はシリカ粉末が
吸液性がよい特性を生かして正極活物質内の保持液量を
多くすることにより、放電容量を増加させることを目的
としたものであるが、シリカ粉末の量が多いと、シリカ
粉末同志のファンデルワールス力による反発のため正極
活物質の充填量が低下する。その結果、実質的には深い
放電を受けることになり、寿命性能が低下することがわ
かっている。
課題を解決するための手段 本発明は密閉式鉛蓄電池においてサイクル寿命性能を
向上させることを目的とするもので、その要旨は正極活
物質中に0.01〜0.5wt%のアンチモンあるいはアンチモ
ン化合物の粉末および0.05〜0.5wt%の二酸化ケイ素を
添加することに特徴があり、二酸化ケイ素粉末の粒子径
としては10〜500μmの範囲にあることが望ましい。
向上させることを目的とするもので、その要旨は正極活
物質中に0.01〜0.5wt%のアンチモンあるいはアンチモ
ン化合物の粉末および0.05〜0.5wt%の二酸化ケイ素を
添加することに特徴があり、二酸化ケイ素粉末の粒子径
としては10〜500μmの範囲にあることが望ましい。
作用 正極活物質中にアンチモン粉末を添加すると、正極活
物質粒子間の結合力が増加するが、サイクルにつれてア
ンチモンが負極板に析出して寿命性能を低下させてしま
う。しかし、この正極活物質に二酸化ケイ素粉末を少量
添加すると二酸化ケイ素にアンチモンが吸着されて、負
極板へのアンチモンの析出を少なくでき、サイクル寿命
性能を向上させることができる。
物質粒子間の結合力が増加するが、サイクルにつれてア
ンチモンが負極板に析出して寿命性能を低下させてしま
う。しかし、この正極活物質に二酸化ケイ素粉末を少量
添加すると二酸化ケイ素にアンチモンが吸着されて、負
極板へのアンチモンの析出を少なくでき、サイクル寿命
性能を向上させることができる。
実施例 以下、本発明による密閉式鉛蓄電池を図面を用いて説
明する。
明する。
(実施例1) まず、正極活物質中にアンチモン粉末を0.005,0.01,
0.1,0.3,0.5,1.0wt%添加し、この6種類の異なるアン
チモン粉末添加量A〜Fにつき、さらにそれぞれの極板
中に平均粒子径が約100μmの二酸化ケイ素粉末を0,0.0
1,0.05,0.1,0.3,0.5,1.0wt%添加したクラッド式正極板
計42枚を作った。なお比較のためにアンチモンも二酸化
ケイ素粉末も入れていない従来の正極板Gも製作した。
これらの正極板1枚と、ペースト式負極板2枚およびパ
ルプセパレータ2枚とで構成する電池を製作し、これに
希硫酸とゾル化剤とを混合してゲル状電解液を注液した
後、所定量の充電を行ない、充電後の比重が1.30(20
℃)になるようにした。充電後は常法に従って完全弁な
どを装着して約10Ah(5hR)容量のゲル式電池を製作し
た。
0.1,0.3,0.5,1.0wt%添加し、この6種類の異なるアン
チモン粉末添加量A〜Fにつき、さらにそれぞれの極板
中に平均粒子径が約100μmの二酸化ケイ素粉末を0,0.0
1,0.05,0.1,0.3,0.5,1.0wt%添加したクラッド式正極板
計42枚を作った。なお比較のためにアンチモンも二酸化
ケイ素粉末も入れていない従来の正極板Gも製作した。
これらの正極板1枚と、ペースト式負極板2枚およびパ
ルプセパレータ2枚とで構成する電池を製作し、これに
希硫酸とゾル化剤とを混合してゲル状電解液を注液した
後、所定量の充電を行ない、充電後の比重が1.30(20
℃)になるようにした。充電後は常法に従って完全弁な
どを装着して約10Ah(5hR)容量のゲル式電池を製作し
た。
これらの電池を2.5A(0.25CA)電流で3時間放電し、
その110%を充電する充放電サイクルを繰り返し行な
い、500∞経過した時点で電池を解体調査した。
その110%を充電する充放電サイクルを繰り返し行な
い、500∞経過した時点で電池を解体調査した。
第1図に500∞時点後の容量維持率(初期容量比)を
示す。図から明らかなように、正極活物質へのアンチモ
ンの添加量が0.005%と非常に少ない場合や1.0%と非常
に多い場合、または二酸化ケイ素が0.01%以下および1.
0%の場合は従来のアンチモンも二酸化ケイ素粉末も添
加していない従来電池とほぼ同等かそれ以下の放電容量
しか維持していなかったが、0.01〜0.5%のアンチモン
および0.05〜0.5%の二酸化ケイ素を添加した本発明に
よる電池ではいずれも容量低下が少なく、従来電池に比
べてかなり寿命性能が優れていた。この原因を明らかに
するため負極板に析出していたアンチモン量の分析を行
なうと共に、正極板に針を突き刺すことにより極板硬さ
を調べた。その結果を第2図,第3図にそれぞれ示す。
図からわかるように二酸化ケイ素の添加量を多くするに
つれて負極板へのアンチモン吸着量は低下しており、正
極活物質への二酸化ケイ素の添加は正極板の外のアンチ
モンが移動するのを防ぐ効果があることがわかる。また
アンチモン添加量を多くすると、正極板は硬くなること
がわかる。一般に劣化した正極板は著しく軟らかくなり
活物質は泥状化することが知られている。このこのから
考えて、アンチモンの添加量が多いと正極活物質の劣化
をおさえることができると考えられる。本試験品で寿命
性能が悪かった電池を見ると、アンチモン量が1.0%と
多い場合や二酸化ケイ素が0.01%以下と少ない場合には
負極板へのアンチモンの析出がきわめて多いこと、アン
チモン量が0.01%,0.005%と少なすぎる場合や、二酸化
ケイ素が1.0%と多すぎる場合には正極板が軟らかく劣
化していることがわかる。
示す。図から明らかなように、正極活物質へのアンチモ
ンの添加量が0.005%と非常に少ない場合や1.0%と非常
に多い場合、または二酸化ケイ素が0.01%以下および1.
0%の場合は従来のアンチモンも二酸化ケイ素粉末も添
加していない従来電池とほぼ同等かそれ以下の放電容量
しか維持していなかったが、0.01〜0.5%のアンチモン
および0.05〜0.5%の二酸化ケイ素を添加した本発明に
よる電池ではいずれも容量低下が少なく、従来電池に比
べてかなり寿命性能が優れていた。この原因を明らかに
するため負極板に析出していたアンチモン量の分析を行
なうと共に、正極板に針を突き刺すことにより極板硬さ
を調べた。その結果を第2図,第3図にそれぞれ示す。
図からわかるように二酸化ケイ素の添加量を多くするに
つれて負極板へのアンチモン吸着量は低下しており、正
極活物質への二酸化ケイ素の添加は正極板の外のアンチ
モンが移動するのを防ぐ効果があることがわかる。また
アンチモン添加量を多くすると、正極板は硬くなること
がわかる。一般に劣化した正極板は著しく軟らかくなり
活物質は泥状化することが知られている。このこのから
考えて、アンチモンの添加量が多いと正極活物質の劣化
をおさえることができると考えられる。本試験品で寿命
性能が悪かった電池を見ると、アンチモン量が1.0%と
多い場合や二酸化ケイ素が0.01%以下と少ない場合には
負極板へのアンチモンの析出がきわめて多いこと、アン
チモン量が0.01%,0.005%と少なすぎる場合や、二酸化
ケイ素が1.0%と多すぎる場合には正極板が軟らかく劣
化していることがわかる。
正極板に0.01〜0.5%のアンチモンおよび0.05〜0.5%
の二酸化ケイ素を同時に入れた本発明による電池で寿命
性能が良かったのは、負極板へのアンチモンの析出量が
少なく、かつ正極板が硬い、つまり正極活物質の劣化が
少ないことによるものと考えられる。
の二酸化ケイ素を同時に入れた本発明による電池で寿命
性能が良かったのは、負極板へのアンチモンの析出量が
少なく、かつ正極板が硬い、つまり正極活物質の劣化が
少ないことによるものと考えられる。
(実施例2) 正極活物質中にアンチモン粉末を0.5wt%添加し、さ
らに平均粒子径が1,10,100,500,1000μmの二酸化ケイ
素粉末(イ)〜(ホ)の5種類をそれぞれ0.01,0.05,0.
1,0.3,0.5,1.0wt%添加した正極板計30枚をつくった。
アンチモンも二酸化ケイ素も入れていない従来の正極板
(ヘ)も含めて、実施例1と同じ構成の電池を製作し、
同じ寿命試験に供した。500∞経過した時点で電池を解
体した。第4図に500∞後の容量維持率(初期容量比)
を示す。10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を0.05〜
0.5wt%添加したものは他の電池に比べて著しく寿命性
能が優れていることがわかる。この理由を明らかにする
ため、実施例1と同じく500∞後の負極板へのアンチモ
ンの析出量と、正極板の硬さを調べたところ、粒子径1
μmの二酸化ケイ素を添加した電池は負極板へのアンチ
モンの析出は少ないものの正極活物質がかなり軟らか
い、つまり劣化していた。
らに平均粒子径が1,10,100,500,1000μmの二酸化ケイ
素粉末(イ)〜(ホ)の5種類をそれぞれ0.01,0.05,0.
1,0.3,0.5,1.0wt%添加した正極板計30枚をつくった。
アンチモンも二酸化ケイ素も入れていない従来の正極板
(ヘ)も含めて、実施例1と同じ構成の電池を製作し、
同じ寿命試験に供した。500∞経過した時点で電池を解
体した。第4図に500∞後の容量維持率(初期容量比)
を示す。10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を0.05〜
0.5wt%添加したものは他の電池に比べて著しく寿命性
能が優れていることがわかる。この理由を明らかにする
ため、実施例1と同じく500∞後の負極板へのアンチモ
ンの析出量と、正極板の硬さを調べたところ、粒子径1
μmの二酸化ケイ素を添加した電池は負極板へのアンチ
モンの析出は少ないものの正極活物質がかなり軟らか
い、つまり劣化していた。
また粒子径1000μmの場合は正極活物質は硬く、劣化
していないが、負極板へのアンチモンの析出が極めて多
かった。つまり、粒子径の小さすぎる二酸化ケイ素は粒
子間のファンデルワールス力による反発が大きいため正
極活物質量がかなり少なく、そのため実質的に放電が深
くなるため早期に寿命になったものと思われる。また、
粒子径が大きすぎる場合は、二酸化ケイ素の表面積が小
さくなりアンチモンの吸着量が低下し、負極板へのアン
チモンの移動が多くなり、寿命性能が低下したものと考
えられる。10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を添加
した電池では正・負極板両方の性能が優れていたため
に、寿命性能が良かったものと思われる。
していないが、負極板へのアンチモンの析出が極めて多
かった。つまり、粒子径の小さすぎる二酸化ケイ素は粒
子間のファンデルワールス力による反発が大きいため正
極活物質量がかなり少なく、そのため実質的に放電が深
くなるため早期に寿命になったものと思われる。また、
粒子径が大きすぎる場合は、二酸化ケイ素の表面積が小
さくなりアンチモンの吸着量が低下し、負極板へのアン
チモンの移動が多くなり、寿命性能が低下したものと考
えられる。10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を添加
した電池では正・負極板両方の性能が優れていたため
に、寿命性能が良かったものと思われる。
なお、本実施例では添加するアンモチン粉末を0.5wt
%に限定した行なったが、実施例1で示した0.01〜0.5w
t%の範囲のアンチモン量を添加した場合でも、試験結
果に差はほとんどなかった。本実施例では粒子径が比較
的そろった二酸化ケイ素を用いたが、本発明の範囲内で
ある10〜500μm程度の粒子径のものであれば、配合比
には関係なく寿命性能が向上した。また、本実施例では
アンチモン粉末を添加したが、アンチモン酸化物や硫化
物などのアンチモン化合物を添加しても効果に差は全く
なかった。
%に限定した行なったが、実施例1で示した0.01〜0.5w
t%の範囲のアンチモン量を添加した場合でも、試験結
果に差はほとんどなかった。本実施例では粒子径が比較
的そろった二酸化ケイ素を用いたが、本発明の範囲内で
ある10〜500μm程度の粒子径のものであれば、配合比
には関係なく寿命性能が向上した。また、本実施例では
アンチモン粉末を添加したが、アンチモン酸化物や硫化
物などのアンチモン化合物を添加しても効果に差は全く
なかった。
以上の結果から、正極活物質にアンチモンを0.01〜0.
5wt%および10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を0.05
〜0.5wt%添加すれば、寿命性能は著しく改善されるこ
とがわかった。
5wt%および10〜500μmの粒子径の二酸化ケイ素を0.05
〜0.5wt%添加すれば、寿命性能は著しく改善されるこ
とがわかった。
発明の効果 以上述べたように本発明による密閉式鉛蓄電池は従来
の密閉式鉛蓄電池に比べてサイクル寿命性能が著しく優
れており、その工業的価値を極めて大きい。
の密閉式鉛蓄電池に比べてサイクル寿命性能が著しく優
れており、その工業的価値を極めて大きい。
第1図および第4図は500∞後の放電容量維持率(初期
容量比)を示す特性図、第2図は500∞後の負極活物質
に析出していたアンチモン量を示す特性図、第3図は50
0∞後の正極活物質の硬さを示す特性図である。
容量比)を示す特性図、第2図は500∞後の負極活物質
に析出していたアンチモン量を示す特性図、第3図は50
0∞後の正極活物質の硬さを示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 4/14 H01M 4/56 - 4/57 H01M 4/62 H01M 10/06 - 10/12
Claims (1)
- 【請求項1】正極活物質中に0.01〜0.5wt%のアンチモ
ンあるいはアンチモン化合物の粉末および10〜500μm
の平均粒子径の0.05〜0.5wt%の酸化ケイ素を添加した
ことを特徴とする密閉式鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2074449A JP2952680B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 密閉式鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2074449A JP2952680B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 密閉式鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03274668A JPH03274668A (ja) | 1991-12-05 |
JP2952680B2 true JP2952680B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=13547559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2074449A Expired - Fee Related JP2952680B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 密閉式鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952680B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104143640A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-11-12 | 超威电源有限公司 | 一种抑制析氢的铅酸蓄电池负极材料 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5787181B2 (ja) * | 2011-10-06 | 2015-09-30 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
EP3683887A4 (en) * | 2017-10-31 | 2021-06-30 | GS Yuasa International Ltd. | LEAD ACCUMULATOR |
JP2021163617A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 古河電池株式会社 | 鉛蓄電池 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2074449A patent/JP2952680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104143640A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-11-12 | 超威电源有限公司 | 一种抑制析氢的铅酸蓄电池负极材料 |
CN104143640B (zh) * | 2014-06-16 | 2016-04-06 | 超威电源有限公司 | 一种抑制析氢的铅酸蓄电池负极材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03274668A (ja) | 1991-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |