JP2951106B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貯蔵庫本体が発泡断熱材
の注入方法で形成される冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】今日ホテルやレストラン等の厨房室に
は、一般にアンダーカウンター型冷蔵庫と呼ばれる冷却
貯蔵庫が設置されることが多い。
【0003】その冷却貯蔵庫1Aは図5、図6に示すよ
うに前面に観音扉式の断熱扉2、2を備えた断熱構造の
貯蔵庫本体3Aと、この貯蔵庫本体3Aの左側面に設け
られているユニット室4Aと、該ユニット室4Aおよび
貯蔵庫本体3Aの上面に延在して取り付けられた天板5
より構成された構造で、調理用の食材などを貯蔵庫本体
3A内に収蔵するだけでなく、簡単な調理作業や料理品
の盛り付けなどを天板5の上で行えるようになってお
り、調理をスムーズに進めるのに好便なものとなってい
る。
【0004】なお前記ユニット室4Aには、図示しない
が電動圧縮機、凝縮器などのコンデンシングユニットや
電装部品が内蔵され、一方貯蔵庫本体3Aの方には、内
部に貯蔵室内と連通する冷却室が設けられて蒸発器、冷
気循環ファン等が配置され、前記コンデンシングユニッ
トと共に冷凍サイクルを構成して冷気を貯蔵室内に循環
供給して貯蔵物を冷却している。
【0005】ところで貯蔵庫本体3Aを構成する断熱箱
体の製作であるが、それは一般に次のようにして行われ
る。
【0006】すなわち、図7に示すように薄鋼板などか
ら成る外箱7aと内箱7bとを所定間隔を保って組み合
わせて前面を開口した箱体9を形成し、箱体9の前面開
口部11は中央に支柱12を配設して2つの開口を画成
する。作製後この箱体9は前面開口部11を上面にし
て、外治具(図示せず)内に収容され、前面開口部11
内には内治具(図示せず)が挿入されて外治具と内治具
で固定させた後、断熱材例えば発泡ウレタンが内外両箱
の空間内に注入充填されて断熱箱体3Aが形成される。
【0007】ここで発泡ウレタンの注入口15は、ウレ
タンの流動性を考慮し箱体9の長手方向に注入するのが
好ましく、箱体9の左側面9L例えば箱体底面9Mとの
境界辺部分の中央に設ける。またウレタンが箱体9内の
空間を埋めて行くに従い、中の空気を逃がす空気抜き孔
16、16も左側面9L例えば前面開口部11との境界
上辺部分に設ける。14は発泡注入具を示す。
【0008】こうして発泡ウレタンが充填されて出来上
がった断熱箱体3Aはその左側面9Lにユニット室4A
が装着されて、更に天板5Aが取り付けられて、図8に
示すように横型冷却貯蔵庫1Aが完成する。
【0009】完成した横型冷却貯蔵庫1Aにおいては、
製造の途中で必要となった箱体9側面の注入口15、お
よび空気抜き孔16、16はユニット室4Aによって隠
蔽され、製品の外観は良好に保たれる。
【0010】このように断熱箱体のウレタン発泡注入部
位は、一般的に断熱箱体の外郭で外観的に見苦しくな
い、ユニット室側の箱体側面、その底面、又は背面に設
けるのが通例である。特開昭61−285371号公報
に示すものも同様の技術を開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしユーザー側でこ
のような横型冷却貯蔵庫を設置する場合、その設置場所
の制約、厨房レイアウト、調理作業の流れ等の関係から
ユニット室の位置が問題となり、例えば右側にユニット
室が付いた冷却貯蔵庫が要求されることともなる。
【0012】すなわち、図9、図10に示すような仕様
の横型冷却貯蔵庫3Bである。
【0013】従ってユーザーの要求に応えるべくユニッ
ト室が左にあるもの右にあるもの両方の仕様の冷却貯蔵
庫を提供することが重要となるが、右側にユニット室4
Bを備える右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫1Bの断熱
箱体を、図7に示す左ユニット仕様の発泡治具をそのま
ま用いて作る場合には、出来た断熱箱体3Bは当然に左
側面9Lに注入口15と空気抜き孔16、16が残って
いる。そしてこの断熱箱体3Bの右側面9Rにユニット
室4Bを装着することとなるが、その結果、注入口15
と空気抜き孔16、16は左ユニット仕様ではユニット
室4Aで隠されたが、右ユニット仕様の冷却貯蔵庫では
ユニット室4Bで隠蔽することが出来ず、露見し好まし
くない事態となる。そしてそれを隠すためには適宜な遮
蔽板を付けるなどの工夫が必要となったりする。
【0014】発泡治具の方で対応しようとすれば、ウレ
タンの注入、空気抜きを右側で行うように構成的な変更
を伴い、また発泡の外治具をそのまま利用し、箱体9を
反転して発泡治具にセットして行っても良いが、その場
合、断熱箱体3Aは一般に構造的にその底面部13bの
厚みと天面部13aの厚みが異なる場合が多く、当然に
内治具もそれに応じたものを用意する必要性が生じる。
しかし発泡治具は高価なものであるので、その変更は設
備コストの増大を招き、得策ではない。
【0015】本発明は以上の点に鑑み成されたもので、
ユーザーの要求に応えられる横型冷却貯蔵庫を設備投資
少なくして効率良く提供できるように図ったものであ
る。
【0016】本発明は、外箱と内箱とを組み合わせて構
成した箱体の内空間に発泡断熱材を注入して形成した断
熱箱体とこの断熱箱体の前面開口に設けられる断熱扉と
で形成された貯蔵庫と、この貯蔵庫の側部に並設される
ユニット室と、このユニット室および貯蔵庫の上面に延
在して取り付けられた天板とを備え、前記箱体に設けら
れる発泡断熱材の注入口を前記天板のフランジ部と相対
する部位に、また空気抜き孔を前記天板で塞がれる部分
にそれぞれ設けた冷却貯蔵庫である。
【0017】
【作用】ユニット室を左あるいは右に備えるような構成
となる貯蔵庫本体である断熱箱体を断熱材発泡注入方法
にて製作するに際し、発泡断熱材の注入口を冷却貯蔵庫
の天面に後付けされる天板のフランジ部と相対する部位
に設け、また空気抜き孔は天板で塞がれるような位置関
係に設けているので、ユニットの位置に関係なく冷却貯
蔵庫の外面にそれらを露見させず美観を損ねることはな
い冷却貯蔵庫を作ることができる。
【0018】左あるいは右ユニット仕様の断熱箱体を同
一治具を使い同一方向から発泡形成することができ、設
備コストを低減し、かつ効率良くユーザーの要求に応え
られる製品を市場に提供できる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0020】なお図5乃至図10に示す従来の冷却貯蔵
庫と同一又は同等の構成部については同一番号を付す。
【0021】ユニット室4Aを左側に有させる図1の断
熱箱体1Aであっても、ユニット室4Bを右側に有させ
る図2の断熱箱体1Bであっても、発泡ウレタンの注入
方法は前面19A、19B(扉取付け面)を上にし内治
具を挿入する方向で行う。そしてその箱体9において、
発泡断熱材の注入口15a、15bは同じ側の面、すな
わち左側面9A、9Bの同じ位置で、且つ天面21A、
21Bとの境界辺22A、22Bの近傍に設ける。
【0022】また最終発泡区域となる空気抜き孔23
a、24a、および23b、24bは共に断熱箱体3
A、3Bの前面19A、19Bと左側面9A、9Bとの
境界辺25A、25Bの両端近傍で天面21A、21B
および底面26A、26Bのコーナー部に設ける。
【0023】これらの注入口15a、15bより発泡注
入具14によってウレタンが矢印に示すように注入され
ると、従来と同様に箱体9内にウレタンは発泡充填し、
その中の空気は空気抜き孔23a、24a、23b、2
4bより矢印のように外界へ排出されて断熱箱体3A、
3Bが形成される。
【0024】断熱箱体3A、3Bの形成後、断熱箱体3
Aの左側面9Aにユニット室4Aが装着され、一方断熱
箱体3Bの右側面9Cにユニット室4Bが装着され、左
ユニット仕様、右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の基本
構成が形成される。
【0025】そして、最後に天板5A、5Bが取付固定
されて、図3に示すように左ユニット仕様の横型冷却貯
蔵庫1Aと図5に示す右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫
1Bが完成する。
【0026】ここで左ユニット仕様の断熱箱体3Aにお
ける注入口15aは図3より理解されるように、天板の
フランジと相対する位置で、ユニット室4A内に臨み、
このユニット室を構成する壁部材にて被覆され、また天
面側の空気抜き孔23aは天板5A自体で覆われて外郭
には表われず、美観を損なわない。
【0027】一方、右ユニット仕様の断熱箱体3Bにお
ける注入口15bは、図4より理解されるように天板5
Bのフランジ部27で覆われることとなって、冷却貯蔵
庫の外郭には表われず、また天面側の空気孔23bも同
様に天板5B自身で覆われて外郭には表われず、美観を
損ねることのない冷却貯蔵庫に仕上げることが簡単にで
きる。
【0028】このような位置関係で発泡断熱材の注入口
15a、15bと空気抜き孔23a、24a、23b、
24bとを、断熱箱体3A、3Bの同じ側の側面に設け
ることで、同一治具を用いて同一発泡形態をとることが
可能となると共に、冷却貯蔵庫の美観を損ねなくするこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、側部にユ
ニット室を備える冷却貯蔵庫において、左あるいは右ユ
ニット仕様製品の断熱箱体を断熱材発泡注入方法で製作
する場合、その発泡断熱材の注入口を断熱箱体の上面に
取り付けられる天板のフランジ部で覆われる部位に設
け、更に空気抜き孔を天板にて覆われる部位に設けるこ
とで、外郭の美観を損ねない製品を提供でき、しかも発
泡治具の共用化を図ることが可能となり、設備費の大幅
な削減、治具交換不用による作業の簡素化、生産性の向
上、治具保管スペースの確保に苦慮する煩わしさの解消
等、多大な利点を上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る左ユニット仕様製品の断熱箱体発
泡注入形態を示す説明図。
【図2】同右ユニット仕様製品の断熱箱体発泡注入形態
を示す説明図。
【図3】左ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の製品外観斜
視図。
【図4】右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の製品外観斜
視図。
【図5】右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の正面図。
【図6】左ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の外観斜視
図。
【図7】従来技術による横型冷却貯蔵庫の断熱箱体発泡
形態を示す説明図。
【図8】同じく従来技術で製造した左ユニット仕様の横
型冷却貯蔵庫の製品外観斜視図。
【図9】右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の正面図。
【図10】右ユニット仕様の横型冷却貯蔵庫の外観斜視
図。
【符号の説明】
1A、1B 横型冷却貯蔵庫 2、2 断熱扉 3A、3B 断熱箱体 4A、4B ユニット室 5A、5B 天板 15a、15b 注入口 23a、24a、23b、24b 空気抜き孔 27 フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と内箱とを組み合わせて構成した箱
    体の内空間に発泡断熱材を注入して形成した断熱箱体と
    この断熱箱体の前面開口に設けられる断熱扉とで形成さ
    れた貯蔵庫と、この貯蔵庫の側部に並設されるユニット
    室と、このユニット室および貯蔵庫の上面に延在して取
    り付けられた天板とを備え、 前記箱体に設けられる発泡断熱材の注入口を前記天板の
    フランジ部と相対する部位に、また空気抜き孔を前記天
    板で塞がれる部分にそれぞれ設けたことを特徴とする冷
    却貯蔵庫。
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