JP2948526B2 - L形受け金具 - Google Patents

L形受け金具

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一 芝本
裕英 伊藤
一博 古川
正信 前泉
徳夫 米谷
徴 北尾
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KUNIMOTO SHOKAI KK
NAKAYAMA SEIKOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば壁用パネル
を取り付けるための水平材を鉄骨製柱に取り付けるため
に、当該鉄骨製柱の側面に溶接により取り付けて使用す
るL形受け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のL形受け金具としては、山形鋼
を所定巾に切断して構成されたものが一般に知られてい
るが、支持すべき水平材として使用される溝形鋼を位置
決めするための突起部を水平受け板部上にプレス加工す
る必要がある場合などには、L形受け金具全体を鉄板の
プレス加工により構成しなければならない。
【0003】即ち、図7及び図8に示すように、鉄板を
L形に曲げ加工して垂直取り付け板部1と水平受け板部
2とを形成したL形受け金具3が必要になる。4は垂直
取り付け板部1と水平受け板部2とにわたってその両者
の入り隅側に突出するように形成した補強用リブであ
り、5は水平受け板部2に設けられた水平材などの取り
付け用貫通孔である。
【0004】一般にこの種の受け金具を鉄骨製柱6の側
面6aに溶接で取り付ける場合、水平受け板部2の基部
上面と鉄骨製柱側面6aとの間の入り隅部7を溶接する
と、その溶接時のスパッタが水平受け板部2の上面に付
着して、水平材を当該水平受け板部2の上面に密着載置
することができなくなったり、水平受け板部2の上面よ
りも盛り上がった溶接肉が邪魔になって、水平材を鉄骨
製柱側面6aに当接させることができなくなるなどの不
都合が生じるので、垂直取り付け板部1の左右両側辺の
端面1aを鉄骨製柱側面6aに溶接することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
プレス加工により構成されるL形受け金具3の場合、垂
直取り付け板部1と水平受け板部2との問の角部7の外
側面7aは当然のことながら曲面になるので、溶接に使
用される垂直取り付け板部1の左右両側辺の端面1aに
おける溶接面(図7で斜線で示す領域)の上端は、鉄骨
製柱側面6aから漸次遠ざかる刀の刃先形になる。従っ
て、使用状態において水平受け板部2に垂直荷重が作用
したとき、前記溶接面(図7で斜線で示す領域)の上端
刃先形部分の尖端Pから容易に亀裂が入って破断するこ
とになり、受け金具の耐荷重が小さくなる。換言すれ
ば、受け金具の溶接取り付け強度が弱いという致命的な
欠陥があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消することのでさる、プレス加工製のL
形受け金具を提供することを目的とするものであって、
その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示す
と、鉄板をL形に曲げ加工して垂直取り付け板部11と
水平受け板部12とを形成したL形受け金具10であっ
て、垂直取り付け板部11の左右両側辺16に水平受け
板部12から左右両側に張り出す上端部17を有せし
め、この垂直取り付け板部11の左右両側辺16を前記
上端部17まで直線状に形成するとともに当該上端部1
7を前記水平受け板部12の上面12aと略同一レベル
に位置させた構成となっている。
【0007】なお、上記本発明を実施するに際し、水平
受け板部12の基部を、当該水平受け板部12の基部の
巾dが垂直取り付け板部11の巾Dよりも狭くなるよう
に凹人形成することにより、垂直取り付け板部11の左
右両側辺16に水平受け板部12の基部から左右両側に
張り出す上端部17を有せしめることができるし、前記
垂直取り付け板部11の左右両側辺16の上端部17
に、前記水平受け板部12の基部側において切り欠さ凹
入部18を形成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図4において、10
は本発明によるL形受け金具であって、鉄板をL形に曲
げ加工して垂直取り付け板部11と水平受け板部12と
を形成している。13は垂直取り付け板部11と水平受
け板部12とにわたってその両者の入り隅側に突出する
ように形成した補強用リブであり、14は水平受け板部
12をプレス加工して形成した水平材位置決め用突起部
である。この水平材位置決め用突起部14は、平面形状
が各角にアールを付けた略正方形であり、側面形状は台
形であって、その中央位置に取り付け用貫通孔15を備
えている。なお、前記補強用リブ13の水平受け板部1
2側の端部は、前記水平材位置決め用突起部14の中央
部付近まで延びており、取り付け用貫通孔15は、この
補強用リブ13の端部に設けられている。
【0009】しかして、水平受け板部12の基部は、当
該水平受け板部12の基部の巾dが垂直取り付け板部1
1の巾Dよりも狭くなるように凹人形成され、垂直取り
付け板部11の左右両側辺16に水平受け板部12の基
部から左右両側に張り出した上端部17が形成され、こ
の垂直取り付け板部11の左右両側辺16が前記上端部
17まで直線状に形成され且つ当該上端部17が前記水
平受け板部12の上面12aと略同一レベルに位置する
ように構成されている。
【0010】また、前記垂直取り付け板部11の左右両
側辺16の上端部17には、前記水平受け板部12の基
部側において切り欠き凹入部18が形成されている。
【0011】以上のように構成されたL形受け金具10
は、図5及び図6に示すように、鉄骨製柱6の側面6a
に垂直取り付け板部11を当て付けた状態で、当該垂直
取り付け板部11の左右両側辺16の端面16a(図1
参照)を鉄骨製柱側面6aに溶接することにより固着さ
れる。このとき、当該左右両側辺16の端面16a(図
1参照)は、水平受け板部12の上面12aと略同一レ
ベルに達する上端まで垂直に延びており、この端面16
aの全面に溶接肉19が溶着している。
【0012】なお、図示のように水平受け板部12上に
載置固定される水平材20が溝形鋼状のものである場
合、当該水平材20の開口部側を下にして水平受け板部
12上に載置することにより、水平材位置決め用突起部
14を当該水平材20の開口部内に骸入させる。このよ
うにして水平材20を水平受け板部12上に載置位置決
めしたならば、仮想線で示すように、両肩部21aと水
平受け板部12との問で水平材20の両側リップ部20
aを挟むことのできる押さえ頭部22を備えたボルト2
3を水平受け板部12の取り付け用貫通孔15に挿通さ
せ、水平受け板部12の下側で前記ボルト23にナット
24を螺合締結させることにより、両者を固定すること
ができる。勿論、上記のようなボルトナットではなく、
溶接により水平材20と水平受け板部12とを固着する
こともできる。
【0013】なお、上記実施形態では、水平受け板部1
2の基部を、当該水平受け板部12の基部の巾dが垂直
取り付け板部11の巾Dよりも狭くなるように凹人形成
することにより、垂直取り付け板部11の左右両側辺1
6に水平受け板部12の基部から左右両側に張り出す上
端部17を有せしめたが、水平受け板部12全体の巾を
垂直取り付け板部11全体の巾よりも狭めて、垂直取り
付け板部11の左右両側辺16に水平受け板部12の基
部から左右両側に張り出す上端部17を有せしめても良
い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明のL形受け金具によ
れば、鉄板をL形に曲げ加工して構成するものでありな
がら、垂直取り付け板部の左右両側辺に、水平受け板部
の上面と略同一レベルに達する上端まで直線状に延びる
端面が形成されるので、当該端面の全域を溶接面とし
て、当該L形受け金具と例えば鉄骨製柱の側面とを溶接
により固着することができる。従って、従来のように垂
直取り付け板部の左右両側辺端面の溶接肉溶着面の上端
が刀の刃先状に尖ることはなく、水平受け板部の上面と
略同一レベルまで板厚と同一巾で且つ溶接相手側(例え
ば鉄骨製柱側面)に接する溶接肉溶着面を確保すること
ができるので、溶接取り付け強度が大幅に改善され、水
平受け板部の耐荷重を大幅に増大させて安全性を高める
ことができる。
【0015】なお、請求項2に記載の構成によれば、水
平受け板部全体の巾を垂直取り付け板部全体の巾よりも
狭めて、垂直取り付け板部の左右両側辺に水平受け板部
の基部から左右両側に張り出す上端部を有せしめる場合
と比較して、鉄板に無駄な切り落とし部分が少なくな
り、歩留り良く製造することができる。また、請求項3
に記載の構成によれば、垂直取り付け板部の上端に対す
る水平受け板部の曲げ加工を無理なく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は側面図、B図は平面図、C図はA図の
A−A線断面図である。
【図2】 図1BのB−B線断面図である。
【図3】 図1AのC−C線断面図である。
【図4】 図1Aの右側面図である。
【図5】 使用状態を示す側面図である。
【図6】 使用状態を示す平面図である。
【図7】 従来例を説明する側面図(A図)と要部の拡
大側面図(B図)である。
【図8】 従来例を説明する平面図である。
【符号の説明】
6 鉄骨製柱 11 垂直取り付け板部 12 水平受け板部 12a 水平受け板部の上面 13 補強用リブ 14 水平材位置決め用突起部 15 取り付け用貫通孔 16 垂直取り付け板部の左右両側辺 16a 垂直取り付け板部の左右両側辺の端面 17 垂直取り付け板部の左右両側辺上端部 18 切り欠き凹入部 19 溶接肉 20 溝形鋼状の水平材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/74 531 E04B 2/74 531F (72)発明者 古川 一博 大阪府大阪市大正区船町1丁目1番66号 株式会社中山製鋼所 内 (72)発明者 前泉 正信 大阪府大阪市鶴見区今津北3−4−27 株式会社国元商会 内 (72)発明者 米谷 徳夫 大阪府大阪市鶴見区今津北3−4−27 株式会社国元商会 内 (72)発明者 北尾 徴 大阪府大阪市鶴見区今津北3−4−27 株式会社国元商会 内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/58 509 E04B 2/56 611 E04B 2/56 651 E04B 2/56 652 E04B 2/74 531

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄板をL形に曲げ加工して垂直取り付け板
    部と水平受け板部とを形成したL形受け金具であって、
    垂直取り付け板部の左右両側辺に水平受け板部から左右
    両側に張り出す上端部を有せしめ、この垂直取り付け板
    部の左右両側辺を前記上端部まで直線状に形成するとと
    もに当該上端部を前記水平受け板部の上面と略同一レベ
    ルに位置させて成るL形受け金具。
  2. 【請求項2】水平受け板部の基部を、当該水平受け板部
    の基部の巾が垂直取り付け板部の巾よりも狭くなるよう
    に凹人形成することにより、垂直取り付け板部の左右両
    側辺に水平受け板部の基部から左右両側に張り出す上端
    部を有せしめて成る請求項1に記載のL形受け金具。
  3. 【請求項3】垂直取り付け板部の左右両側辺の上端部
    に、水平受け板部の基部側において切り欠き凹入部を形
    成して成る請求項1または2に記載のL形受け金具。
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