JP2947458B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

車両盗難防止装置

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JP2947458B2 JP27857294A JP27857294A JP2947458B2 JP 2947458 B2 JP2947458 B2 JP 2947458B2 JP 27857294 A JP27857294 A JP 27857294A JP 27857294 A JP27857294 A JP 27857294A JP 2947458 B2 JP2947458 B2 JP 2947458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両盗難防止装置に関
し、特に車両制御のためのエンジン制御回路に盗難防止
機能を付加する際に、制御回路パターンの最小の変更の
みで対応できるようにした車両盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両盗難を防止するために
なされている種々の提案の中に、不正なキ−を使用して
車両を始動、走行しようとしたときには、機械的・電気
的手段によって車両の始動や走行を禁止(immobilize)
するようにしたものがある。このために、キ−に識別符
号すなわちキ−IDコ−ドを内蔵させておき、キ−シリ
ンダにキ−を差込んで車両を始動しようとしたときに、
キ−IDコ−ドを読取り、車両側に予め記憶した基準I
Dコ−ドと照合し、両者が合致した時にのみ許可信号を
発生し、エンジン制御装置がこれを正当に受信した場合
のみ、エンジン始動を可能化するようにしている。この
場合、許可信号がオン/オフの2値信号であると、機械
的な破壊や不正配線によって盗難が遂行されてしまう恐
れがあるので、許可信号をコ−ド化することが提案され
ている(例えば、「自動車技術」1994年第48巻第
8号の第59〜64頁参照)。
【0003】このような従来のトランスポンダ方式イモ
ビライザ(immobiliser )の1例を図6に示す。キ−2
には、キ−IDコ−ド(例えば、64ビット)を予め記
憶されたメモリ(図示せず)と、このキ−IDコ−ドを
送信するための送信器4が内蔵される。キ−2の送信器
4とキーシリンダ6とは、例えば誘導コイル(アンテ
ナ)6で結合されている。キ−2がキ−シリンダに挿入
されてイグニッション位置にまで回されると、イグニッ
ションスイッチ7が閉じられる。これに応答してイモビ
ライザCPU13が作動し、イモビライザECU10の
パワーアンプ11からコイル(アンテナ)6を介して送
信器4に電力が供給される。送信器4はこれに応答し、
前記キ−IDコ−ドを読取ってキ−シリンダ6側へ送信
する。
【0004】受信されたキ−IDコ−ドはイモビライザ
10内のR/F(高周波)回路12によって検知、デジ
タル化され、CPU13に読込まれてその中の適当なI
Dコ−ドレジスタ13Bに一時記憶される。CPU13
のEEPROM13Aには、車両ごとに割当てられた固
有の基準IDコ−ドが予め記憶されており、この基準I
Dコ−ドと読込まれたキ−IDコ−ドとがCPU13の
照合機能部13Sによって対比照合される。両者が一致
するか、または予め定められた関係にあることが判定さ
れると、許可コ−ドが照合機能部13Sからエンジン制
御回路16に送信される。これと同時に、スタータリレ
ーが付勢され、スタータモ−タ(図示せず)が回転し始
める。
【0005】エンジン制御回路16が許可コ−ドの受信
を判別、確認し終わると、エンジン制御回路16は燃料
噴射弁17、燃料ポンプ18、点火制御部20などを所
定の手順およびタイミングにしたがって制御し、車両の
始動、走行を可能にする。一方、EEPROM13Aに
記憶された基準IDコ−ドとキ−2から送信されて読込
まれたキ−IDコ−ドとが一致しないか、または予め定
められた関係にない時は、照合機能部13Sは許可コ−
ドを送出しない。したがって、エンジン制御回路16に
よる車両の始動が禁止されると共に、CPU13によっ
て警報器14が付勢されて適当な警報、表示がされる。
このようにして、不正なキ−によるエンジンの不正始
動、走行が防止され、車両の盗難防止が確実になる。
【0006】また、例えば特開昭62−88644号公
報に示されるように、イグニッションキ−に格納された
バーコ−ドを、予め車体側の盗難防止回路に記憶されて
いるコ−ドと照合し、両者が一致したときは起動(始動
許可)信号を発生してエンジン制御用ECUを可能化す
るが、不一致のときは起動信号を発生しないか、または
始動禁止信号を発生することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、イグニッションキ−などから得られたID信号が正
当なものであると判定されたときにのみエンジンの始動
を許可し、それ以外のときはエンジン始動を禁止するよ
うにしているので、盗難防止回路自体の故障(回路配線
の断線、短絡など)によって、正当なイグニッションキ
−による始動操作であるにもかかわらず、起動(始動許
可)信号が発生されないために、エンジン始動、車両走
行ができないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、盗難防止回路または盗難
検出部自体の故障によって車両盗難防止機能が停止され
ていることが検知されたときは、盗難検出部からの確認
信号がなくてもエンジンの始動、車両の走行ができるよ
うにした車両盗難防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】車両盗難防止装置は、そ
の入力に供給された信号が正当な始動操作であることを
示すID信号であるかどうかを判別し、正当なID信号
であるときは確認信号を、また正当なID信号でないと
きは盗難信号をそれぞれ発生する盗難検出部と、前記確
認信号に応答して始動許可信号を発生する始動許可信号
発生手段と、前記始動許可信号に応答してエンジンを正
常動作させる制御を実行するエンジン制御部とよりな
る。前記始動許可信号発生手段は、前記盗難検出部から
確認信号も盗難信号も発生されないときは、前記盗難検
出部が正常に動作していないと判定して始動許可信号を
発生する。前記確認信号は予め定められた周期およびデ
ューティ比を持つパルス、盗難信号は基準(接地)レベ
ルまたはハイレベルの直流信号であることができる。前
記確認信号、盗難信号、故障時の信号は盗難検出部の端
から1本の信号線でエンジン制御部の入力ポートに接続
される。
【0010】
【作用】盗難検出部は、その入力に供給された信号が正
当な始動操作を示すID信号であると判定したときは確
認信号を発生して始動許可信号を発生させ、エンジン制
御部によるエンジン始動、走行などの正常動作を可能化
する一方、正当なID信号でないと判定したときは盗難
信号を発生してエンジン制御部によるエンジン始動を不
能化する。盗難検出部自体の動作が正常でなくなったと
きは、エンジン制御部に対する盗難検出部からの入力レ
ベルが予定値に固定されることにより、エンジンの始
動、走行が可能になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示すブロック図で
あり、また図2は図1に示したエンジン制御回路の要部
構成を示す機能ブロック図である。これらの図におい
て、図6と同一の符号は同一または同等部分を表わす。
【0012】図6に関して前述した許可コ−ドは、図1
の盗難検出部22の入力端子24からノイズ除去回路2
6に供給され、ノイズ除去された後さらにコ−ド判別回
路28に転送される。そこで、前記許可コ−ドが正当な
ものであることが、例えば、予めコ−ド判別回路28内
に記憶された基準コ−ドとの対比によって認識される
と、コ−ド判別回路28は予め定められた既知周波数と
デューティ比の確認(パルス)信号を、エンジン制御回
路16の入力ポ―トPm に供給する。この実施例では、
確認信号はデューティ比が0.5のパルスであり、正当
な許可コ−ドが入力されないときの出力はロー(接地ま
たは基準)レベルの直流信号である。また、前記入力ポ
―トPm は抵抗27によって動作電圧Vccにプルアップ
されているので、盗難検出部22が故障(配線の断線、
短絡など)で異常になると、その出力はハイレベルの直
流信号になる。前述のような各種信号はマイクロプロセ
ッサなどによって容易に形成できることは周知である。
【0013】エンジン制御回路16は、図2から分かる
ように、始動許可信号発生手段(16A〜16H)およ
びエンジン制御部16Kよりなり、前記始動許可信号発
生手段は、後述するような手順で、Pmポートに受信し
た信号が予め定められた確認(パルス)信号であるかど
うか、また盗難防止装置や盗難検出部が正常に動作して
いるかどうかを判別し、判別結果に応じてエンジン制御
回路16のエンジン制御動作を可能化したり、不能化し
たりする。
【0014】なお、確認信号、盗難信号、故障時の信号
の、Pmポートにおける各波形をどのように設定するか
は自由ではあるが、上記実施例では、次のような観点か
ら各波形を設定した。盗難検出部を構成するマイクロプ
ロセッサやCPUが予め設定された周波数、デューティ
比の信号を発生できるのは前記マイクロプロセッサやC
PUの正常動作時のみであること、不正な操作によって
前記と同じ周波数、デューティ比の信号を発生するのは
事実上不可能と見られることなどを考慮して、正当なキ
ー操作を表わす確認信号は予定周波数、デューティ比の
信号とした。
【0015】また盗難検出部の故障時には、盗難検出部
を構成するマイクロプロセッサやCPUの出力レベルが
不安定、不確定になることが多いので、故障時には、盗
難検出部22の出力をプルアップ抵抗によってハイレベ
ルに固定するようにした。盗難信号は、盗難検出部の正
常動作時のみに発生されるべきであること、また前記2
種類の信号と明確に区別でき、さらに1本の信号線で3
種類の信号をエンジン制御回路16と接続することを考
慮し、固定のローレベルとした。もちろん、プルアップ
抵抗の代わりにプルダウン抵抗を用いて故障時における
盗難検出部22の出力をローレベルに固定し、盗難信号
を固定のハイレベルとしても良い。
【0016】エンジン制御回路16中の前記始動許可信
号発生手段16A〜16Hの確認信号判別処理動作を、
図2の機能ブロック図および図3のフローチャートを参
照して説明する。本発明者らの実験では、確認信号とし
て約22m秒ごとにレベル反転する、周期約44m秒、
デューティ比0.5のパルスを用いたので、この確認信
号判別処理はエンジン制御回路16のタイマ割り込みに
よって、例えば10m秒ごとに実行することとした。前
記タイマ割り込みの周期、すなわちサンプリング間隔は
被検知信号である確認(パルス)信号の周期との関係で
決められるが、一般的には、良く知られたサンプリング
定理から、割り込み周期がパルス周期の半分以下であれ
ば良い。
【0017】図3のステップS1では、分圧抵抗器2
8、29による分圧電圧に基づいて、当該車両に盗難防
止機能が装備されているかどうか、装備されているとし
たらその仕様の種別は何か、換言すれば、当該車両の仕
向地はどこかを判別する。なお本発明は仕向地判別には
関係がないので、ここでは単に盗難防止機能の有無のみ
を判別するものとして説明する。例えば、分圧電圧が0
vならば盗難防止機能なし、4vならば盗難防止機能付
きと判断する。この判断は、図2では盗難防止機能有無
判別部16Aで行なわれる。盗難防止機能なしと判断し
たときはステップS14へ進み、エンジン始動許可フラ
グを1にする。図2では、盗難防止機能有無判別部16
Aが始動許可信号発生回路16Gを可能化してエンジン
制御部16Kにエンジン始動制御を実行させる。
【0018】ステップS1で盗難防止機能ありと判断し
たときは、ステップS2で判定終了フラグが0かどう
か、すなわち後述する判定時間が満了していないことを
判断する。これは、図2では、判定タイマ16Cがタイ
ムアップして出力を発生したかどうかに相当する。最初
は判定終了フラグは0であるので、ステップS3に進ん
で判定タイマ始動フラグが1かどうか(すなわち、許容
された判定時間を計測するタイマが始動されているかど
うか)を判定する。前記タイマが始動されていなけれ
ば、ステップS4でタイマを始動すると同時にタイマ始
動フラグを1にし、さらにステップS5でカウンタを予
定値(この例では、3)にプリセットする。図3の処理
は一旦メインルーチン(図示せず)に戻り、つぎのタイ
マ割り込みで図3の処理を再開する。これらの処理は、
図2で、盗難防止機能有無判別部16Aが盗難防止機能
ありと判断したとき、判定タイミング発生回路16Bお
よび判定時間タイマ16Cを起動し、カウンタ16Fを
初期値にプリセットすることに相当する。
【0019】その後の処理ではステップS1〜3の判定
がいずれも肯定になるので、ステップS6に進み、前記
判定時間タイマに設定した時間(この例では、2.2
秒)が満了したかどうかを判定する。始めは満了しない
から、ステップS7で、エンジン制御回路のPm ポ―ト
に受信された信号レベルが反転したかどうかを判定す
る。これは、図2で、判別タイミング発生回路16Bの
出力に応じて信号レベル検知回路16Dが検知した受信
信号のレベルを、スイッチ16Sを介してレベル反転検
知回路16Eに転送し、レベル反転検知回路16Eがそ
の反転を検知することに相当する。レベル反転は、前回
サンプリング時の検知レベルを一時記憶しておき、今回
サンプリング時の検知レベルと比較することによって検
知できる。ステップS7でレベル反転が検知されなけれ
ば、処理はメインルーチンに戻るが、反対に、レベル反
転が検知されたならば、ステップS8でカウンタの現在
計数値から1を減ずる。図2では、レベル反転検知回路
16Eの出力によってカウンタ16Fの計数値が1だけ
減ぜられる。
【0020】ステップS9では、カウンタの計数値が0
かどうかが判定され、判定が否定(計数値が0でない)
ならばメインルーチンに戻る。上述の処理を繰り返して
いるうちに、計数値が0になると、使用されたイグニッ
ションキ−が正当なものであると判断できるので、ステ
ップS10でエンジン始動許可フラグを1にし、さらに
ステップS11で判定終了フラグを1にして信号判定動
作を終了する。一方、ステップS9の判定が肯定になら
ず、したがって判定終了フラグが0の間に、判定時間が
満了すると、ステップS6の判定が肯定になるので、図
3の処理はステップS12に進む。これは、図2の判定
時間タイマ16Cがカウントアップによって出力を生
じ、スイッチ16Sが図示位置から反対のレベル判定回
路16Hの側へ切り替えられることに相当する。
【0021】ステップS12では、その時にポ―トPm
に受信されているパルス信号のレベルを判定する。そし
て、ハイ(Hi)レベルならばステップS13へ進み、
盗難検出部22の故障と判断してその旨を表示し、(さ
らに必要に応じては、警報をし)、ステップS10でエ
ンジン始動許可フラグを1にし、エンジン始動を実行さ
せる。一方、受信パルス信号がローレベルならば、盗難
検出部22に許可信号が受信されていない、すなわち不
正なイグニッションキ−操作と判断し、エンジン始動を
不許可にしたまま、ステップS11で判定フラグを1に
して判定動作を終了する。これらの処理は、図2で、信
号レベル検知回路16Dの出力をレベル判定回路16H
で判別し、ハイレベル入力のときのみ始動許可信号発生
回路16Gを付勢することに相当する。判定終了フラグ
が1にされると、ステップS2の判定が否定になるの
で、図3の他の処理はスキップされるようになる。この
ようにして、正当なイグニッションキ−操作がなされた
か、盗難検出部22の故障のときはエンジン始動、走行
が可能になるが、盗難などによる不正なキ−操作の時は
エンジン始動が禁止される。
【0022】図4は、前述の実施例の動作を説明するた
めのタイムチャートである。波形(1)に示すタイミン
グでPm ポ―ト入力(2a)(2b)(2c)のレベル
検知が行われる。波形(2a)は正当なキ−操作の場
合、(2b)は不正なキ−操作の場合、(2c)は盗難
検出部22が故障の場合に、ポ―トPm に入力される信
号である。波形(3a)(3b)(3c)は、それぞれ
の場合のカウンタ計数値の変化状態を示し、また波形
(4a)(4b)(4c)は、それぞれの場合の始動許
可フラグの変化状態を示している。その詳細は、図2、
3に関する上記説明から自明であるので、省略する。
【0023】図3、4の例では、予定された判定時間の
間に予め設定された回数のレベル反転が検出されれば正
当なキ−操作と判定したが、この場合はノイズ混入など
による誤判定の懸念がある。その対策としては、直前の
レベル反転から今回のレベル反転までの時間を計測する
タイマ手段、およびカウンタ16Fのリセット手段(い
ずれも図示せず)を図2に追加し、図5に示すように、
図3のステップS7とステップS8との間に、前回のレ
ベル反転から今回のレベル反転までの時間が設定時間T
0 m秒よりも短いかどうかを判定する手順(ステップS
71)を追加し、判定が否定である時はステップS72
でカウンタ16Fをリセットするようにするのが望まし
い。前記設定時間T0 は、正常な確認信号において発生
する2つの連続したレベル反転の間の時間の許容最大値
であり、パルスのデューティ比を1/2とした場合は、
パルス周期の1/2である。
【0024】なお、以上では、ポ―トPm に受信された
確認信号のレベル反転を3回確認したことに基づいて、
パルス信号受信を判定しているが、それ以外の回数、例
えば2回あるいは3回以上としてもよいことは、容易に
理解されるであろう。また、前記盗難検出部22はエン
ジン制御回路に対して挿抜可能に装備できるのが望まし
い。そうすることにより、盗難防止機能付き車両の場合
には前記盗難検出部22を実装し、反対に盗難防止機能
を有しない車両の場合には前記盗難検出部22を実装し
ないようにすることにより、両方の車種に共通のエンジ
ン制御回路を実装することができる。明らかなように、
この場合、盗難防止機能を有しない車両の場合には、ポ
―トPm に常時ハイレベルの電位が供給されるので、先
の説明から明らかなように、エンジン始動には何らの支
障も生じない。
【0025】上述の実施例では、盗難検出部22は、別
に設けたイモビライザからの許可信号を受信、解読、照
合するものとしたが、盗難検出部それ自体がキ−コ−ド
IDの検出、解読、照合を行ない、正当な始動操作が行
なわれていることを示すID信号(確認信号)、または
盗難信号を発生するようにしてもよいことは当然であ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、盗難検出部からの確認
信号、盗難信号、および盗難検出部の故障時の信号をた
だ1本の信号線でエンジン制御回路に接続できるので、
エンジン制御装置(ECU)に盗難防止機能を付加する
場合の回路パターンの変更が最少限で済み、コスト上昇
を抑えると共に、端子数の削減と小形化が期待できる。
盗難検出部の故障によってエンジン始動、走行が可能に
されたときは、その旨を表示(および/または警報)し
て乗員に告知し、その修理を促すので、盗難防止機能を
正常に保つことが容易になる。盗難検出部をエンジン制
御装置の回路基板に対して挿抜可能にしておけば、車両
に盗難防止装置が装備されるかどうかに関係なく、エン
ジン制御回路の仕様(基板構成、処理ソフトなど)を共
通化できる利点がある。また盗難防止装置が既に装備さ
れている車両に対しては、盗難検出部を追加するだけで
対応できる。また製造工程において、盗難検出部が付加
されているかどうかが、外観だけで識別できるので作業
や検査が簡単かつ確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の1実施例の要部構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図3】 図2の装置による確認信号判別動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 図2の装置による確認信号判別動作を示すタ
イムチャートである。
【図5】 本発明の他の実施例による確認信号判別動作
のために、図3のフローチャートに付加される手順を示
す図である。
【図6】 従来の車両盗難防止装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
16…エンジン制御回路 16A…盗難防止機能有無判
別部 16B…判定タイミング発生回路 16C…判定
時間タイマ 16D…信号レベル検知回路 16E…レ
ベル反転検知回路 16F…カウンタ 16G…始動許
可信号発生回路 16H…レベル判定回路 16K…エンジン制御部 1
7…燃料噴射弁 18…燃料ポンプ 20…点火制御部
21…故障表示部 22…盗難検出部 26…ノイ
ズ除去回路 28…コ−ド判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 優 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (72)発明者 永井 晃 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−270764(JP,A) 特開 平6−167154(JP,A) 特開 平4−228333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 25/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その入力に供給された信号が正当な始動操
    作であることを示すID信号であるかどうかを判別し、
    正当なID信号であるときは確認信号を、また正当なI
    D信号でないときは盗難信号をそれぞれ発生する盗難検
    出部と、 前記確認信号に応答して始動許可信号を発生し、前記確
    認信号および盗難信号のいずれもが入力されないとき
    は、前記盗難検出部が正常動作していないと判定する始
    動許可信号発生手段と、 前記始動許可信号に応答してエンジンを正常動作可能に
    制御するエンジン制御部とを具備した車両盗難防止装置
    において、 盗難検出部からの出力信号の判定予定時間が経過した後
    にタイマ信号を発生する判定時間タイマ手段をさらに具
    備し、 前記始動許可信号発生手段は前記タイマ信号の発生に応
    答して、盗難検出部に接続されたポ―トへの入力信号を
    判定し、前記確認信号および盗難信号のいずれもが入力
    されないときは、前記盗難検出部が正常動作していない
    と判定することを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 【請求項2】前記始動許可信号発生手段は、前記盗難検
    出部が正常動作していないと判定したときは、エンジン
    始動許可信号を発生することを特徴とする請求項1に記
    載の車両盗難防止装置。
  3. 【請求項3】故障報知手段をさらに具備し、 前記許可信号発生手段は、前記盗難検出部が正常動作し
    ていないと判定したときは、前記故障報知手段を駆動す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の車両盗難
    防止装置。
  4. 【請求項4】前記確認信号は、予め定められた周期およ
    びデューティ比を持つパルスであることを特徴とする請
    求項1記載の車両盗難防止装置。
  5. 【請求項5】前記盗難信号は固定レベルの直流信号であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装
    置。
  6. 【請求項6】前記盗難信号は基準(接地)レベルおよび
    固定ハイレベルのいずれか一方の直流信号であるである
    ことを特徴とする請求項5記載の車両盗難防止装置。
  7. 【請求項7】前記盗難検出部の出力を前記始動許可信号
    発生手段の入力ポートに接続する接続線には、プルアッ
    プ抵抗およびプルダウン抵抗のいずれか一方が接続され
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車
    両盗難防止装置。
  8. 【請求項8】前記許可信号発生手段は、 盗難検出部からの出力信号のレベル判定のタイミングを
    指示するレベル判定タイミング信号を発生する判定タイ
    ミング信号発生回路と、 判定タイミング信号発生時における、盗難検出部からの
    出力信号のレベルを示す信号を発生する信号レベル検知
    手段と、 前記出力信号のレベル反転を検知してレベル反転信号を
    発生する手段と、 発生されたレベル反転信号の個数を計数し、計数値が予
    定値に達した時に出力を発生するカウンタとを含み、 前記カウンタの出力に応答して、前記エンジン始動許可
    信号を発生する始動許可信号発生回路とを含むことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両盗難防止
    装置。
  9. 【請求項9】前記許可信号発生手段が、前記出力信号レ
    ベルの直前の反転から今回のそれまでの時間間隔を測定
    するタイマ手段と、前記時間間隔が予定値を超えたとき
    は前記カウンタをリセットする手段とをさらに具備した
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両盗難防止装置。
  10. 【請求項10】その入力に供給された信号が正当な始動
    操作であることを示すID信号であるかどうかを判別
    し、正当なID信号であるときは確認信号を、また正当
    なID信号でないときは盗難信号をそれぞれ発生する盗
    難検出部と、 前記確認信号に応答して始動許可信号を発生する始動許
    可信号発生手段と、 前記始動許可信号に応答してエンジンを正常作動可能に
    制御するエンジン制御部とを具備し、 前記始動許可信号発生手段は、 盗難検出部からの出力信号のレベル判定のタイミングを
    指示するレベル判定タイミング信号を発生する判定タイ
    ミング信号発生回路と、 判定タイミング信号発生時における、盗難検出部からの
    出力信号のレベルを示す信号を発生する信号レベル検知
    手段と、 前記出力信号のレベル反転を検知してレベル反転信号を
    発生する手段と、 発生されたレベル反転信号の個数を計数し、計数値が予
    定値に達した時に出力を発生するカウンタと、 前記カウンタの出力に応答して、前記エンジン始動許可
    信号を発生する始動許可信号発生回路とを含むことを特
    徴とする車両盗難防止装置。
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