JP2945071B2 - 船外機用チルトシリンダ装置 - Google Patents
船外機用チルトシリンダ装置Info
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- JP2945071B2 JP2945071B2 JP2107836A JP10783690A JP2945071B2 JP 2945071 B2 JP2945071 B2 JP 2945071B2 JP 2107836 A JP2107836 A JP 2107836A JP 10783690 A JP10783690 A JP 10783690A JP 2945071 B2 JP2945071 B2 JP 2945071B2
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は船外機に好適な気液式チルトシリンダ装置の
改良に関する。
改良に関する。
（従来の技術） 従来、例えば特公昭59−5480号公報に示される船用推
進機（以下、「船外機」という）が小型船舶の推進手段
に採用されている。この船外機には、前進中に水中の障
害物に船外機が衝突した時にシリンダ内部のガスが収縮
し、引き続きピストン内の逃し弁の作用でピストンが移
動して衝撃力を減衰させて船外機の損傷を免れるように
したことに特徴がある。
進機（以下、「船外機」という）が小型船舶の推進手段
に採用されている。この船外機には、前進中に水中の障
害物に船外機が衝突した時にシリンダ内部のガスが収縮
し、引き続きピストン内の逃し弁の作用でピストンが移
動して衝撃力を減衰させて船外機の損傷を免れるように
したことに特徴がある。
（発明が解決しようとする課題） 船舶は浅瀬走行時にも前進のみならずバック（以下
「後進」という）する場合があり、この後進の際に進行
方向からの不意の外力を受ける恐れがある。前述の特公
昭59−5840号の船外機の技術では浅瀬走行時での姿勢保
持は、保持用の水平なピン及び機械的な後進ロック手段
による他はなく、よって、この使用状態下での外力の緩
衝は期待できない。
「後進」という）する場合があり、この後進の際に進行
方向からの不意の外力を受ける恐れがある。前述の特公
昭59−5840号の船外機の技術では浅瀬走行時での姿勢保
持は、保持用の水平なピン及び機械的な後進ロック手段
による他はなく、よって、この使用状態下での外力の緩
衝は期待できない。
（課題を解決するための手段） 本発明は、船体に固定したスターンブラケットにスイ
ベルケースを上下揺動可能に軸支し、このスイベルケー
スに船外機本体を回転自在に支承せしめ、上記スターン
ブラケットとスイベルケースとの間にチルトシリンダ装
置を介設してなる船外機において、 前記チルトシリンダ装置は、ピストンロッドが下方へ
前進すべくシリンダが略縦置きとされ、ピストンロッド
先端がスターンブラケットに係止され、シリンダがスイ
ベルケースに係止され、シリンダ内にピストンとピスト
ンの上にフリーピストンが夫々嵌められ、シリンダ内に
おいてフリーピストンの上方にガス室が設けられ、 上記ピストンに、ピストン上方の第１室の作動油をピ
ストン下方の第２室へ流し得る一方向弁と、第２室の圧
力が第１室の圧力より一定値以上高くなった時にのみ第
２室の作動油を第１室へ流し得る第１圧力逃し弁とが設
けられ、 上記シリンダに、フリーピストンとガス室との間に画
成された第３室と前記第２室とを連通する連絡路を付設
し、 この連絡路に手動開閉機構をを付設し、前記ガス室の
ガス圧は、大気圧より高圧であり、人為的に船外機本体
を上昇させる以外は前記フリーピストンの位置で船外機
本体の領域位置を保持できるもので、 前記手動開閉機構を、前記第３室の圧力が高まったと
きに、前記第２室に向けて作動油の流れを許容する一方
向構成とし、 前記手動開閉機構は、前記一方向弁を開弁する機構を
有したことを特徴とする。
ベルケースを上下揺動可能に軸支し、このスイベルケー
スに船外機本体を回転自在に支承せしめ、上記スターン
ブラケットとスイベルケースとの間にチルトシリンダ装
置を介設してなる船外機において、 前記チルトシリンダ装置は、ピストンロッドが下方へ
前進すべくシリンダが略縦置きとされ、ピストンロッド
先端がスターンブラケットに係止され、シリンダがスイ
ベルケースに係止され、シリンダ内にピストンとピスト
ンの上にフリーピストンが夫々嵌められ、シリンダ内に
おいてフリーピストンの上方にガス室が設けられ、 上記ピストンに、ピストン上方の第１室の作動油をピ
ストン下方の第２室へ流し得る一方向弁と、第２室の圧
力が第１室の圧力より一定値以上高くなった時にのみ第
２室の作動油を第１室へ流し得る第１圧力逃し弁とが設
けられ、 上記シリンダに、フリーピストンとガス室との間に画
成された第３室と前記第２室とを連通する連絡路を付設
し、 この連絡路に手動開閉機構をを付設し、前記ガス室の
ガス圧は、大気圧より高圧であり、人為的に船外機本体
を上昇させる以外は前記フリーピストンの位置で船外機
本体の領域位置を保持できるもので、 前記手動開閉機構を、前記第３室の圧力が高まったと
きに、前記第２室に向けて作動油の流れを許容する一方
向構成とし、 前記手動開閉機構は、前記一方向弁を開弁する機構を
有したことを特徴とする。
（作用） 前進中に過大な外力が船外機本体に作用した場合に
は、第１圧力逃し弁が開いてピストンの下降を可能に
し、船外機本体は上昇し得る。
は、第１圧力逃し弁が開いてピストンの下降を可能に
し、船外機本体は上昇し得る。
また、浅場後進中に過大な外力が作用した場合には、
第２圧力逃し弁が開いてピストン及びフリーピストンの
上昇を可能にし、船外機本体は下降し得る。さらには、
停船中にチルトする必要があるときには、手動開閉機構
を操作して第２圧力逃し弁を強制的に開く。これで、船
外機本体の角度を変更することができる。
第２圧力逃し弁が開いてピストン及びフリーピストンの
上昇を可能にし、船外機本体は下降し得る。さらには、
停船中にチルトする必要があるときには、手動開閉機構
を操作して第２圧力逃し弁を強制的に開く。これで、船
外機本体の角度を変更することができる。
（実施例） 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
る。
第１図は本発明に係る船外機の側面図であり、船体の
船尾板Ｂにスターンブラケット２が固定され、このスタ
ーンブラケット２に水平ピン３を介してスイベルケース
４が係止され、このスイベルケース４にスイベルシャフ
ト５を上下に貫通し、このスイベルシャフト５にマウン
トラバー6a,6bを介して船外機本体７を支承させ、上記
スターンブラケット２とスイベルケース４の間にチルト
シリンダ装置10を介設した船外機１は小形船舶に採用さ
れている。
船尾板Ｂにスターンブラケット２が固定され、このスタ
ーンブラケット２に水平ピン３を介してスイベルケース
４が係止され、このスイベルケース４にスイベルシャフ
ト５を上下に貫通し、このスイベルシャフト５にマウン
トラバー6a,6bを介して船外機本体７を支承させ、上記
スターンブラケット２とスイベルケース４の間にチルト
シリンダ装置10を介設した船外機１は小形船舶に採用さ
れている。
第２図は第１図のII矢視拡大図であり、スターンブラ
ケット２の上部に水平ピン３を介してスイベルケース４
が係止し、このスイベルケース４にチルトシリンダ装置
10のシリンダ11の尾部11aが係止されている。また、こ
のシリンダ11に下向きに組み込まれたピストンロッド12
の先端がスターンブラケット２の下部にピン８を介して
係止されている。
ケット２の上部に水平ピン３を介してスイベルケース４
が係止し、このスイベルケース４にチルトシリンダ装置
10のシリンダ11の尾部11aが係止されている。また、こ
のシリンダ11に下向きに組み込まれたピストンロッド12
の先端がスターンブラケット２の下部にピン８を介して
係止されている。
第３図はチルトシリンダ装置の要部断面図であり、シ
リンダ11にはピストンロッド12と一体化されたピストン
13と、フリーピストン14とが下から上へ嵌め込まれ、フ
リーピストン14のガス室15が形成されている。このガス
室15には大気圧より高圧な圧縮性気体が充填されてい
る。
リンダ11にはピストンロッド12と一体化されたピストン
13と、フリーピストン14とが下から上へ嵌め込まれ、フ
リーピストン14のガス室15が形成されている。このガス
室15には大気圧より高圧な圧縮性気体が充填されてい
る。
前記ピストン13には、船外機の自重によってボルト16
bの移動（図中下方）を許す弱いバネ16aで図面上方へボ
ール16bを付勢したところの一方向弁16と、通常の後進
推力下ではボール17bの移動を阻止し、前進時の過大な
外力に対し、その移動（図中上方）を許す強いバネ17a
で図面下方へボール17bを付勢したところの第１圧力逃
し弁17がピストン13を縦貫して設けられている。以下の
説明の便利の為に、ピストン13の上方で且つフリーピス
トン14の下方の空間を第１室C1、ピストン13の下方の空
間を第２室C2、フリーピストン14の上方で且つガス室15
の下方の空間を第３室C3と名付ける。
bの移動（図中下方）を許す弱いバネ16aで図面上方へボ
ール16bを付勢したところの一方向弁16と、通常の後進
推力下ではボール17bの移動を阻止し、前進時の過大な
外力に対し、その移動（図中上方）を許す強いバネ17a
で図面下方へボール17bを付勢したところの第１圧力逃
し弁17がピストン13を縦貫して設けられている。以下の
説明の便利の為に、ピストン13の上方で且つフリーピス
トン14の下方の空間を第１室C1、ピストン13の下方の空
間を第２室C2、フリーピストン14の上方で且つガス室15
の下方の空間を第３室C3と名付ける。
シリンダ11には、更に、第２室C2と第３室C3を連通す
る連絡路18が付設され、この連絡路18に強いバネ19a及
びボール19bからなる第２圧力逃し弁19が介設され、且
つ、この第２圧力逃し弁19に偏心カム21とこのカムの軸
21aに嵌合して、カム21を揺動させるハンドル22とから
なる第２圧力逃し弁の手動開閉機構20が付設されてい
る。
る連絡路18が付設され、この連絡路18に強いバネ19a及
びボール19bからなる第２圧力逃し弁19が介設され、且
つ、この第２圧力逃し弁19に偏心カム21とこのカムの軸
21aに嵌合して、カム21を揺動させるハンドル22とから
なる第２圧力逃し弁の手動開閉機構20が付設されてい
る。
以上の構成からなる船外機用チルトシリンダ装置の作
用を次に述べる。
用を次に述べる。
第４図〜第７図は作用説明図であり、第４図（ａ）は
前進時の船外機を示し、この時のチルトシリンダ装置10
は第４図（ｂ）に示す通り第１・第２圧力逃し弁17,19
が共に閉じているので第１室C1、第２室C2及び第３室C3
間の作動油の移動は無い。
前進時の船外機を示し、この時のチルトシリンダ装置10
は第４図（ｂ）に示す通り第１・第２圧力逃し弁17,19
が共に閉じているので第１室C1、第２室C2及び第３室C3
間の作動油の移動は無い。
前進中に船外機に過大な力F5（第５図（ａ））が作用
すると、第５図（ｂ）に示す通りピストンロッド12が相
対的に引き出され（矢印）、第２室C2の圧が異常に上
昇し、第１の圧力逃し弁17を介して作動油が第１室C1へ
流入し、その分だけピストン13は下降する。
すると、第５図（ｂ）に示す通りピストンロッド12が相
対的に引き出され（矢印）、第２室C2の圧が異常に上
昇し、第１の圧力逃し弁17を介して作動油が第１室C1へ
流入し、その分だけピストン13は下降する。
大きな外力F5を受けると速かに船外機本体７が上昇
し、その損傷を回避することが可能となる。
し、その損傷を回避することが可能となる。
第６図（ａ）は浅場を後進するときの船外機を示し、
ハンドル22で第２圧力逃し弁19を強制的に開放すること
で、第２室C2と第３室C3は連通する。これで、船外機本
体７を人為的に上昇させることができ、第６図（ａ）の
位置にて第２圧力逃し弁19を閉とすれば、ピストン13は
移動不可となり、船外機本体７は自在の角度（傾斜）で
チルトシリンダ装置10により保持される。
ハンドル22で第２圧力逃し弁19を強制的に開放すること
で、第２室C2と第３室C3は連通する。これで、船外機本
体７を人為的に上昇させることができ、第６図（ａ）の
位置にて第２圧力逃し弁19を閉とすれば、ピストン13は
移動不可となり、船外機本体７は自在の角度（傾斜）で
チルトシリンダ装置10により保持される。
第７図（ａ）は後進中に大きな外力F7を受けた時の船
外機を示し、ピストンロッド12は上昇（矢印）しよう
とする。第３室C3の圧力が強く上昇し、一定値を越える
と、第２圧力逃し弁19が開き、作動油が第３室C3から第
２室C2へ流入し（矢印）、もって、船外機本体７の損
傷を免れる。
外機を示し、ピストンロッド12は上昇（矢印）しよう
とする。第３室C3の圧力が強く上昇し、一定値を越える
と、第２圧力逃し弁19が開き、作動油が第３室C3から第
２室C2へ流入し（矢印）、もって、船外機本体７の損
傷を免れる。
第８図は第３図の別実施例図であり、第３図における
第１圧力逃し弁17と一方向弁16とを一体化したことに特
徴がある。この一体化弁以外は第３図と同一なので説明
を省略する。
第１圧力逃し弁17と一方向弁16とを一体化したことに特
徴がある。この一体化弁以外は第３図と同一なので説明
を省略する。
第９図は第８図の一体化弁の拡大図であり、31は凹部
13aに上下動可能に収納されたバルブシート、32はボー
ル、33は船外機の自重によってボール32の移動を許す弱
いバネ、34は通常の推力下ではバルブシート31の移動を
阻止し、過大な外力に対し、バルブシート31の移動（図
中上方への移動）を許す強いバネ、35aはリテーナ35に
突設された押しピンである。
13aに上下動可能に収納されたバルブシート、32はボー
ル、33は船外機の自重によってボール32の移動を許す弱
いバネ、34は通常の推力下ではバルブシート31の移動を
阻止し、過大な外力に対し、バルブシート31の移動（図
中上方への移動）を許す強いバネ、35aはリテーナ35に
突設された押しピンである。
第１室C1の作動油は通孔36を通りボール32を押し下
げ、下の通孔37を介して第２室C2へ流入する。
げ、下の通孔37を介して第２室C2へ流入する。
第２室C2の圧力が異常上昇すると、この圧力でバルブ
シート31が図面上方へ移動し、押しピン35aがボール32
の上昇を制限する。よって、作動油は第２室C2から第１
室C1へ流入する。
シート31が図面上方へ移動し、押しピン35aがボール32
の上昇を制限する。よって、作動油は第２室C2から第１
室C1へ流入する。
第８図の場合、１個の凹部13aが２方向の作動油の流
れを制限するので、各１方向に１個の凹部を対応させる
ものに比べ、ピストン径が小さいものにおいては、設置
する数の自由度が高くなる。
れを制限するので、各１方向に１個の凹部を対応させる
ものに比べ、ピストン径が小さいものにおいては、設置
する数の自由度が高くなる。
（発明の効果） 以上述べた通り本発明によれば、前進、浅場後進の際
の衝突等による船外機本体の損傷を回避して船外機の長
寿命化を図り、また、第２の圧力逃し弁をハンドル操作
することで、船外機本体の角度を自在に変更可能である
から、船外機の取扱性を高める。加えて、前記チルトシ
リンダ装置は、シリンダとシリンダ内を摺動可能なピス
トンとこのピストンとともに前記シリンダ内に進退可能
なピストンロッドとを有しており、前記シリンダは略縦
置きとされ、その一端が前記スイベルケースに係止さ
れ、前記ピストンロッドはその先端が前記スターンブラ
ケットに係止され、さらに、シリンダ内をフリーピスト
ンにより区画したので、これにより、任意の傾斜位置で
保持可能であり、前記ピストンの上方への移動が前記船
外機本体を前方へ回動させるもので、前記連絡路の一方
向弁の開く方向が、作動油が第３室から第２室へ流れる
方向に一致しているため、前記手動開閉機構の一方向弁
の開く設定を船外機本体に後方から外力に対して開く設
定とすることができる。
の衝突等による船外機本体の損傷を回避して船外機の長
寿命化を図り、また、第２の圧力逃し弁をハンドル操作
することで、船外機本体の角度を自在に変更可能である
から、船外機の取扱性を高める。加えて、前記チルトシ
リンダ装置は、シリンダとシリンダ内を摺動可能なピス
トンとこのピストンとともに前記シリンダ内に進退可能
なピストンロッドとを有しており、前記シリンダは略縦
置きとされ、その一端が前記スイベルケースに係止さ
れ、前記ピストンロッドはその先端が前記スターンブラ
ケットに係止され、さらに、シリンダ内をフリーピスト
ンにより区画したので、これにより、任意の傾斜位置で
保持可能であり、前記ピストンの上方への移動が前記船
外機本体を前方へ回動させるもので、前記連絡路の一方
向弁の開く方向が、作動油が第３室から第２室へ流れる
方向に一致しているため、前記手動開閉機構の一方向弁
の開く設定を船外機本体に後方から外力に対して開く設
定とすることができる。
また、前記手動開閉機構が前記一方向弁を開弁する形
式なので、構造が簡単である。
式なので、構造が簡単である。
第１図は本発明に係る船外機の側面図、 第２図は第１図のII矢視拡大図、 第３図はチルトシリンダ装置の要部断面図、 第４図〜第７図は作用説明図、 第８図は第３図の別実施例図、 第９図は第８図の一体化弁の拡大図。 １……船外機、２……スターンブラケット ４……スイベルケース、７……船外機本体 10……チルトシリンダ装置 11……シリンダ、12……ピストンロッド 13……ピストン、14……フリーピストン 15……ガス室、16……一方向弁 17……第１圧力逃し弁 18……連絡路 19……第２圧力逃し弁 20……手動開閉機構、Ｂ……船尾板 C1……第１室、C2……第２室 C3……第３室
Claims (1)
- 【請求項１】船体に固定したスターンブラケットにスイ
ベルケースを上下揺動可能に軸支し、このスイベルケー
スに船外機本体を回転自在に支承せしめ、上記スターン
ブラケットとスイベルケースとの間にチルトシリンダ装
置を介設してなる船外機において、 前記チルトシリンダ装置は、ピストンロッドが下方へ前
進すべくシリンダが略縦置きとされ、ピストンロッド先
端がスターンブラケットに係止され、シリンダがスイベ
ルケースに係止され、シリンダ内にピストンとピストン
の上にフリーピストンが夫々嵌められ、シリンダ内にお
いてフリーピストンの上方にガス室が設けられ、 上記ピストンに、ピストン上方の第１室の作動油をピス
トン下方の第２室へ流し得る一方向弁と、第２室の圧力
が第１室の圧力より一定値以上高くなった時にのみ第２
室の作動油を第１室へ流し得る第１圧力逃し弁とが設け
られ、 上記シリンダに、フリーピストンとガス室との間に画成
された第３室と前記第２室とを連通する連絡路を付設
し、 この連絡路に手動開閉機構をを付設し、 前記ガス室のガス圧は、大気圧より高圧であり、人為的
に船外機本体を上昇させる以外は前記フリーピストンの
位置で船外機本体の領域位置を保持できるもので、 前記手動開閉機構を、前記第３室の圧力が高まったとき
に、前記第２室に向けて作動油の流れを許容する一方向
弁構成とし、 前記手動開閉機構は、前記一方向弁を開弁する機構を有
した船外機用チルトシリンダ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2107836A JP2945071B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 船外機用チルトシリンダ装置 |
| US08/163,579 US5358436A (en) | 1990-04-24 | 1993-12-06 | Tilt cylinder device for outboard engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2107836A JP2945071B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 船外機用チルトシリンダ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH045195A JPH045195A (ja) | 1992-01-09 |
| JP2945071B2 true JP2945071B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14469278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2107836A Expired - Lifetime JP2945071B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 船外機用チルトシリンダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2945071B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6390867B2 (en) | 2000-06-23 | 2002-05-21 | Showa Corporation | Tilt device for marine propulsion unit |
| US6390868B1 (en) * | 2000-06-23 | 2002-05-21 | Showa Corporation | Tilt device for marine propulsion unit |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11227692A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-24 | Showa Corp | 船外機のチルトロック装置 |
| JP4869652B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2012-02-08 | 三井造船株式会社 | 舟艇の揚収装置 |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP2107836A patent/JP2945071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6390867B2 (en) | 2000-06-23 | 2002-05-21 | Showa Corporation | Tilt device for marine propulsion unit |
| US6390868B1 (en) * | 2000-06-23 | 2002-05-21 | Showa Corporation | Tilt device for marine propulsion unit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH045195A (ja) | 1992-01-09 |
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