JP2942108B2 - パソコンとインターフェイス可能な記録再生装置 - Google Patents

パソコンとインターフェイス可能な記録再生装置

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JP2942108B2
JP2942108B2 JP21417393A JP21417393A JP2942108B2 JP 2942108 B2 JP2942108 B2 JP 2942108B2 JP 21417393 A JP21417393 A JP 21417393A JP 21417393 A JP21417393 A JP 21417393A JP 2942108 B2 JP2942108 B2 JP 2942108B2
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鉄治 北森
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体にデータを記
録及び/または記録媒体のデータの再生を行う記録再生
装置に係り、特に、FD(フロッピディスク)ドライブ
装置を有する外部接続のパソコン(パーソナルコンピュ
ータ)との間でインターフェイス可能な記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、FDドライブ装置を有するパソ
コンと、CD−ROMドライブ装置を有するCDプレィ
ヤーとは、以下に述べるように、種々の点において顕著
な特質の違いを持った装置であるということができる。
【0003】まず、メディアの点に着目すると、FD
は、せいぜい4MB(メガバイト)程度の小さな記憶容
量を有していて、ディスクの両面が使用され、しかも、
データの記録及び再生の双方が可能なメディアであるの
に対し、CD−ROMディスクは、600MB程度の大
きな記憶容量を有していて、ディスクの片面だけが使用
され、データの再生のみが可能なメディアである点にお
いて大きな違いがある。
【0004】また、これらメディアを取扱うドライブ装
置に着目すると、前記メディアの特質の違いに基づい
て、FDドライブ装置とCD−ROMドライブ装置と
は、下記の表1に示すように、種々の点において特性が
大きく異なっている。
【0005】
【表1】
【0006】以上の点を総合すると、FDドライブ装置
は、パソコン基板上にある制御回路によって直接制御さ
れる従属的なドライブ装置であるといえるのに対し、C
D−ROMドライブ装置は、ホストパソコンからコマン
ドとパラメータを受け、CD−ROMディスクの実行管
理はドライブ自身で行っているインテリジェントなドラ
イブ装置であって、HD(ハードディスク)ドライブ装
置と同様な特質を備えているものである。
【0007】このように、FDドライブ装置とCD−R
OMドライブ装置との間には、大きな特質の違いがある
ため、現在に至るまで、FDドライブ装置を有するパソ
コンとCD−ROMドライブ装置を有するCDプレィヤ
ーとの間でインターフェイスを試みたものは未だに存在
していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDプレィ
ヤーのCD−ROMドライブ装置に、パソコンインター
フェイスを介してパソコンのFDドライブ装置を接続
し、データの読み出しを行うためには、以下に述べるよ
うな各種の課題を克服し、その実現を計らねばならな
い。
【0009】第1に、パソコンのFDインターフェイス
信号を用いて、パソコン側からコマンドとパラメータ等
を受け、それらをCDプレィヤー側に受け渡す、これと
同時に、CDプレィヤー側からのステイタスデータやベ
ンダーデータをパソコン側に受け渡すことが必要であ
り、これら受け渡しのための手段の実現。
【0010】第2に、CDプレィヤー側におけるデータ
処理速度とパソコン側におけるデータ処理速度との差を
吸収するとともに、CDプレィヤー側におけるデータ読
み出しのタイミングとパソコンのFD装置へのデータ転
送のタイミングとの違いを吸収することが必要であり、
これらを実行するデータバッファリング機構の実現。
【0011】第3に、FDドライブ装置は、FDの物理
的フォーマット、即ち、FDフォーマットに準拠したデ
ータの処理だけが行えるものであるから、CDプレィヤ
ー側からパソコン側に転送するデータをFDフォーマッ
トに変換するフォーマッタと、パソコン側から受けたF
DフォーマットのデータをCD−ROMドライブ装置で
活用できるフォーマットに変換するデフォーマッタとが
必要であり、これらの機能を達成する変換装置の実現等
である。
【0012】本発明は、前記課題を克服してその実現を
計ったものであって、その目的は、FDドライブ装置を
有するパソコンと記録媒体のドライブ装置を有する記録
再生装置との間のインターフェイスを行うことが可能な
記録再生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のパソコンとインターフェイス可能な記録再
生装置は、中央制御装置の制御によってCD−ROMデ
ィスクにデータの記録及び/またはCD−ROMディス
クの記録データの再生を行うCDプレーヤーと、前記C
Dプレーヤーとフロッピディスクインターフェースを有
する外部接続のパソコンとの間に接続され、受信部と送
信部とバッファ制御部とからなるパソコンインターフェ
イス部とを備え、前記受信部は、前記パソコン側から前
記フロッピディスクインターフェースを通して供給され
たフロッピディスクフォーマットのシリアルデータを前
記CD−ROMディスクに適したCDフォーマットのシ
リアルデータにデフォーマットした後、前記CDプレー
ヤー側に供給するものであり、前記送信部は、前記CD
プレーヤー側から供給されたデータをバッファ制御部を
介して受領し、このデータにフロッピディスクで用いら
れるセクター情報やシリンダ情報等を付加した後、フロ
ッピディスクに適したフロッピディスクフォーマットを
行ない、シリアルデータとして前記フロッピディスクイ
ンターフェースを通して前記パソコン側に供給するもの
であり、前記バッファ制御部は、前記CD−ROMディ
スクから読み出したデータを一時的に蓄積するものであ
手段を具備している。
【0014】
【作用】前記手段によれば、受信部は、外部接続のパソ
コンのFDドライブ装置からコマンド等を含んだデータ
を受信し、FDフォーマットの前記データを通常のフォ
ーマットのデータにデフォーマットした後、そのデータ
の中から前記コマンド等を記録再生装置の内部に配置の
中央制御装置(CPU)にアクセスさせるようにしてい
る。このため、前記パソコンのFDドライブ装置側で処
理されるデータフォーマットと、記録再生装置側で処理
されるデータのフォーマットが大幅に異なっていても、
前記FDドライブ装置からの前記コマンド等をデフォー
マットして記録再生装置の中央制御装置に受け渡すこと
によって、記録再生装置を前記コマンド等の内容に対応
させて、データ処理動作を実行させることが可能にな
る。
【0015】また、バッファ制御部は、記録再生装置か
ら読み出したデータをバッファ制御部に付随して設けら
れたデータバッファに書き込みを行う一方で、前記デー
タバッファから読み出したデータを送信部に転送させる
ようにしている。このため、記録再生装置側から読み出
したデータの転送速度と、前記送信部を通してパソコン
側に転送させるデータの転送速度が大幅に異なってい
て、かつ、前記データバッファとして最小の記憶容量の
ものを用いたとしても、前記送信部を通してパソコン側
に伝送させるデータの転送速度を低下させることなし
に、有効的に前記データの転送を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0017】図1は、本発明によるパソコンとインター
フェイス可能な記録再生装置の一実施例を示すブロック
構成図であって、記録再生装置としてCD−ROMの再
生を行うCDプレィヤーに適用されたものである。
【0018】図1において、1はCD−ROMメカニズ
ム、2はCDプレィヤーの内部に配置された中央制御装
置(CPU)、3はCD信号処理LSI(高密度集積回
路)、4はCDサーボLSI、5はホストインターフェ
イス(I/F)部、6は受信部、7はコマンド/ステイ
タスバッファ部、8はバッファ制御部、8aはデータバ
ッファ部、9は送信部、10はFDインターフェイス
(I/F)であり、また、IはCDプレィヤー側領域、
IIはパソコンインターフェイス側領域、IIIはパソコン
側領域を表している。
【0019】そして、CDプレィヤー側領域Iにおい
て、CD−ROMメカニズム1は、CDに記録されてい
るデータを光学的に検出する光ピックアップと、その光
学的ピックアップをCDサーボLSI4の制御によって
CDの半径方向に適宜移動させるスライド機構とを備え
ている。CD信号処理LSI3は、前記光ピックアップ
を通してCDから読み出したアナログデータをデジタル
データに変換する変換増幅部と、前記デジタルデータを
EFM(Extended Frequency Modulation )復調する周波
数復調部と、この復調されたデジタルデータの誤りを訂
正する誤り訂正部と、CDの回転数を制御する回転制御
部とを備え、これら各構成要素は、中央制御装置2の命
令によって前述のデータの処理が行われる。CDサーボ
LSI4は、CD上において光スポットの焦点合わせを
行うフォーカシング部と、CDのトラッキング制御を行
うトラッキング制御部と、スライド制御を行う制御系と
を備え、これらの構成要素も、中央制御装置2の命令に
よって前述の処理が行われる。
【0020】また、パソコンインターフェイス側領域II
において、ホストインターフェイス部5は、パソコン側
において動作しているFDドライブ装置の検出や、パソ
コン側からシリアルデータの転送が開始されたことの検
出を行うとともに、CD−ROMメカニズム1において
CD−ROMディスクが交換されたことをパソコンに通
知する等の働きをする。受信部6は、パソコン側から転
送されてきたFDフォーマットのシリアルデータを通常
のフォーマットのデータにデフォーマットし、デフォー
マットしたデータの中のコマンド及びパラメータをコマ
ンド/ステータスバッファ部7に転送する。コマンド/
ステータスバッファ部7は、受信部6から送られてきた
コマンド及びパラメータを一時的に記憶し、中央制御装
置2からそれらの要求があったとき、前記コマンドまた
はパラメータを読み出して中央制御装置2に転送させ、
同時に、パソコン側に転送するドライブステータスやメ
ディア情報を一時的に記憶する。バッファ制御部8は、
CD信号処理LSI3から転送されてきたデータをデー
タバッファ部8aに蓄積させ、パソコン側への転送が可
能になった時点で、前記蓄積されたデータをデータバッ
ファ部8aから読み出して送信部9に転送する。送信部
9は、データバッファ部9から転送されてきたデータ
や、コマンド/ステータスバッファ部7内のステイタス
をFDフォーマットに適合するようにフォーマットし、
パソコン側のFDドライブ装置に転送する。
【0021】さらに、パソコン側領域IIIにおいて、F
Dインターフェイス10は、パソコンにFDドライブ装
置を接続するときに用いられるコネクタの一種であっ
て、例えば、34本のピンを有しており、それらのピン
の中で、2番ピンにはFDの種類を示す信号(HIGH DENS
ITY)、4番ピンにはドライブ灯の点灯に使用する信号(I
N USE)、6番ピンにはドライブ3の選択信号(DRIVE SEL
ECT 3)、8番ピンにはFDの1回転毎に出るパルス信号
(INDEX) 、10番ピンにはドライブ0の選択信号(DRIVE
SELECT 0)、12番ピンにはドライブ1の選択信号(DRI
VE SELECT 1)、14番ピンにはドライブ2の選択信号(D
RIVE SELECT 2)、16番ピンにはモータ起動指令信号(M
OTOR ON)、18番ピンにはヘッドの移動方向指定信号(D
IRECTION)、20番ピンにはヘッドの移動を指示する信
号(STEP)、22番ピンにはFDへの書き込みデータ(WRI
TE DATA)、24番ピンにはデータの書き込みを指示する
信号(WRITE GATE)、26番ピンにはヘッドがトラック0
上にいることを示す信号(TRACK 0) 、28番ピンにはF
Dへのデータ書き込み禁止を示す信号(WRITE PROTEC
T)、30番ピンにはFDからの再生データ信号(READ DA
TA)、32番ピンには利用するFD面を指示する信号(SI
DE SERECT) 、34番ピンにはFDが交換されたことを
示す信号(DISK CHANGE) がそれぞれ割り当てられ、残り
の奇数番ピンには接地電位が割り当てられる。
【0022】以下、前記構成による記録再生装置の全体
的な動作について説明するが、ここでは、パソコンから
の指令により、CDプレィヤーにおいてCD−ROMデ
ィスクに記録されているデータの読み出しが行われ、そ
の読み出したデータをパソコン側に転送する場合を例に
挙げて説明する。
【0023】始めに、パソコン側領域IからFDインタ
ーフェイス10を通して、FDフォーマットのFDへの
書き込みデータとFDフォーマットのコマンド及びパラ
メータとからなるシリアルデータがパソコンインターフ
ェイス側領域IIに供給される。なお、前記コマンドは、
CD−ROMディスクに記録されているデータの読み出
すことを表しており、前記パラメータは、CD−ROM
ディスク内のどこのアドレスからどれだけの量の記録デ
ータを読み出すかを表している。次いで、受信部6が前
記シリアルデータを受領すると、FDフォーマットのこ
のシリアルデータを通常のフォーマットのデータにデフ
ォーマットして、パソコン側が送り出した前記コマンド
及びパラメータの各データを取り出し、これらデータを
コマンド/ステイタスバッファ部7に転送して蓄積す
る。このとき、ホストインターフェイス部5は、パソコ
ン側からコマンドが発行されたことを中央制御装置2に
通知し、この通知を受けた中央制御装置2は、コマンド
/ステイタスバッファ部7に既に蓄積されているデータ
の中のコマンドの読み出しを行い、そのコマンドの種類
がリード(読み出し)コマンドであるものと解釈する。
続いて、中央制御装置2は、前記データの中のパラメー
タの読み出しを行い、CD−ROMディスク内の読み出
すべきアドレスに光ピックアップをアクセスさせ、その
アクセスの後でCD−ROMディスクからデータを読み
出し、この読み出したデータをCD信号処理LSI3を
介してバッファ制御部8に転送する。
【0024】このとき、バッファ制御部8は、転送され
てきた前記データをデータバッファ部8aに伝送させ、
そこに一時蓄積させる。データバッファ部8a内にある
程度の量のデータが蓄積されると、バッファ制御部8
は、データバッファ部8aに蓄積されているデータを読
み出し、送信部9に伝送させる。送信部9は、バッファ
制御部8からのデータを受領すると、そのデータにFD
で使用されるセクターやシリンダ等の情報を付加した
後、FDフォーマットに適合するようなフォーマットを
行い、シリアルデータとしてFDインターフェイス10
を通してパソコン側に転送させる。パソコン側では、転
送されてきたこのシリアルデータの中の、CD−ROM
からの読み出しデータを取り出してFDに記憶させる。
【0025】この場合、前記CD−ROMディスクから
のデータの読み出し以降の一連の動作は、中央制御装置
2において読み出すべきデータがCD−ROMディスク
内に残っている限り、連続して実行される。そして、中
央制御装置2が、前記読み出すべきデータの全ての読取
りを終了したならば、前記一連の動作が終了したことに
なる。
【0026】これまでの説明は、中央制御装置2がリー
ドコマンドを検出した場合のものであったが、中央制御
装置2がその他のコマンドを検出したとき、例えば、ド
ライブの初期状態を示すコマンドを検出し、その旨をパ
ソコン側に読み出すときも、前述の動作とほぼ同様な動
作が行われる。ただし、ドライブの初期状態の読み出し
のときには、CD−ROMディスクから読み出されたデ
ータがパソコン側に転送される代わりに、ステイタスデ
ータが転送される。このとき、パソコン側は、ステイタ
スデータデータを受け取ると、その中からステータスを
取り出すことにより、ドライブが正常動作または異常動
作であることを知ることができるものである。
【0027】一般に、CD−ROMドライブ装置は、デ
ータの読み出し速度が速いドライブ装置(例えば、15
0KB/S)であり、FDインターフェイス10は、デ
ータの転送速度の遅いインターフェイス(例えば、64
KB/S)であることが知られている。このため、本実
施例のように、データの読み出し速度が速いCD−RO
Mドライブ装置にデータの転送速度の遅いFDインター
フェイスを接続しような場合には、それらデータの転送
速度の差を少なくするためのバッファリング手段が必要
になる。
【0028】通常、このようなバッファリング手段に
は、RAM等からなる一次記憶装置が用いられるが、図
1に示された実施例においては、以下に示すような構成
のものを採用している。
【0029】図2は、図1に示された実施例に採用され
たバッファリング手段の構成の一例を示すブロック構成
図である。
【0030】図2において、1aはCD−ROMドライ
ブ装置、11はRAMバッファ部、12は第1のアドレ
ス生成カウンタ、13は第2のアドレス生成カウンタ、
14は書き込みタイミング生成回路、15は読み出しタ
イミング生成回路、16は予備バッファ部、17はRA
M満杯検出部であり、その他、図1に示された構成要素
と同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0031】そして、RAMバッファ部11は、CD−
ROMドライブ装置1aにおいてCD−ROMディスク
から読み出されたデータを、予備バッファ部16を通し
て受領し、一時的に蓄積させる。第1のアドレス生成カ
ウンタ12は、CD−ROMドライブ装置1aにおける
データの読み出し速度に合わせてカウントアップされ、
第2のアドレス生成カウンタ12は、FDインターフェ
イス10のデータ転送速度に合わせてカウントアップさ
れる。書き込みタイミング生成回路14は、前記CD−
ROMディスクから読み出されたデータをRAMバッフ
ァ部11に書き込む際に、その書き込みのタイミングを
設定するタイミング信号を生成し、読み出しタイミング
生成回路15は、RAMバッファ部11からFDインタ
ーフェイス10にデータを転送する際に、RAMバッフ
ァ部11におけるデータの読み出しのタイミングを設定
するタイミング信号を生成する。予備バッファ部16
は、RAMバッファ部11において、データの書き込み
のタイミングとデータの読み出しのタイミングとが衝突
したとき、データの読み出しのタイミングを優先させる
ために、RAMバッファ部11に書き込まれるデータの
一次蓄積を行う。RAM満杯検出部17は、RAMバッ
ファ部11が蓄積データで満杯になっていることを検出
し、満杯検出信号を発生する。
【0032】また、図3は、CD−ROMドライブ装置
1aにおいてCD−ROMディスクから読み出されるデ
ータと、RAMバッファ部11におけるデータの書き込
み及びデータの読み出しとのタイミング関係を示す説明
図である。
【0033】図3において、(a)はCD−ROMディ
スクから読み出されるデータ、(b)はRAMバッファ
部11の記憶容量が4Kバイト(2Kバイト×2)の場
合、(c)は同記憶容量が8Kバイト(2Kバイト×
4)の場合におけるデータの書き込み及びデータの読み
出しを示すものである。
【0034】ここで、前記構成によるバッファリング手
段の全体的な動作を、図3を併用して説明する。
【0035】ただし、本例においては、RAMバッファ
部11には、何等データが蓄積されておらず、空になっ
ているものとする。また、RAMバッファ部11は、記
憶領域がある単位の記憶容量(本例においては、2Kバ
イト)で分割され、RAMバッファ部11へのデータの
書き込み及び読み出しは、それぞれ前記単位の記憶容量
を基にして行われる。なお、CD−ROMにおいては、
前記単位の記憶容量を1ブロック単位として表されるこ
とが多く、その1ブロックのデータの大きさは、通常2
352バイト単位である。また、前記2352バイトの
データ中で、FDインターフェイス10側における有効
なデータは2048バイトになる。この場合、FDイン
ターフェイス10は、1セクターが512バイトであっ
て、CD−ROMから1ブロックのデータを読み出す度
ごとに、4セクター分のデータの転送が可能になるの
で、RAMバッファ部11の2つの記憶領域(RAMN
o0及びRAMNo1)の記憶容量を、2ブロック分の
データを蓄積できる4096バイトとしている。
【0036】始めに、図3(a)に示すように、CD−
ROMドライブ装置1aにおけるCD−ROMディスク
から1ブロック分(データブロックNo0)のデータの
読み出しを行う。このとき、RAMバッファ部11に対
する前記データの書き込みのタイミングの設定は、CD
−ROMドライブ装置1aからの前記データの読み出し
のタイミングに合わせて書き込みタイミング生成回路1
4において生成されたタイミング信号によって行われ
る。ここで、図3(b)に示すように、最初の1ブロッ
ク分(データブロックNo0)のデータがRAMバッフ
ァ部11の一方の記憶領域(RAMNo0)に蓄積され
ると、その蓄積の終了を待って、前記データの読み出し
が開始され、この読み出されたデータはFDインターフ
ェイス10に転送される。このとき、RAMバッファ部
11に対する前記データの読み出しのタイミングの設定
は、FDインターフェイス10の転送速度に合わせて読
み出しタイミング生成回路15において生成されたタイ
ミング信号によって行われる。
【0037】一方、前記データのFDインターフェイス
10への転送が開始されても、RAMバッファ部11の
蓄積データは、未だ満杯になっていないので、CD−R
OMドライブ装置1aにおいては、続いて、CD−RO
Mディスクからの次の1ブロック分(データブロックN
o1)のデータの読み出しが行われ、前記読み出された
データがRAMバッファ部11に蓄積されるように作用
する。このとき、RAMバッファ部11においては、デ
ータの書き込みのタイミングとデータの読み出しのタイ
ミングとが衝突するようになるが、これらタイミングの
衝突は書き込みタイミング生成回路14において検出さ
れ、そのときの検出出力が予備バッファ部16に供給さ
れることにより、前記データはRAMバッファ部11に
書き込まれる代わりに、予備バッファ部16への書き込
みが行われる。そして、RAMバッファ部11における
データの読み出しタイミングが終了した時点で、予備バ
ッファ部16に書き込まれたデータは、RAMバッファ
部11に転送され、RAMバッファ部11の他方の記憶
領域(RAMNo1)に蓄積される。
【0038】以上のように、RAMバッファ部11の一
方の記憶領域(RAMNo0)及び他方の記憶領域(R
AMNo1)に対するデータの書き込みを時間的にずら
し、RAMバッファ部11に前記データを蓄積して行け
ば、2つ目ブロック(データブロックNo1)のデータ
のCD−ROMからの読み出しが終了した時点で、RA
Mバッファ部11の記憶容量がデータで満杯になる。そ
して、RAMバッファ部11がデータで満杯になったと
き、RAM満杯検出部17が送出する満杯検出信号によ
り、CD−ROMドライブ装置1aにおける前記データ
の読み出しを中断させ、中断後は、RAMバッファ部1
1に蓄積されている最初の1ブロック分(データブロッ
クNo0)のデータがFDインターフェイス10への転
送が終了した時点で、次の1ブロック分(データブロッ
クNo1)のデータがFDインターフェイス10に転送
されるものである。
【0039】次いで、RAMバッファ部11に蓄積され
ているデータが全て読み出され、その2つの記憶領域
(RAMNo0、RAMNo1)が空になると、CD−
ROMドライブ装置1aにおいては、CD−ROMディ
スクのトラックを1トラック分ジャンプさせて、CD−
ROMディスクから次の1ブロック分(データブロック
No2)のデータの読み出しを行い、前記空になったR
AMバッファ部11の一方の記憶領域(RAMNo0)
に再び蓄積して行き、その後で、CD−ROMディスク
からさらに次の1ブロック分(データブロックNo3)
のデータの読み出しを行い、前記空になったRAMバッ
ファ部11の他方の記憶領域(RAMNo1)に再び蓄
積して行くもので、この動作の過程におけるRAMバッ
ファ部11におけるデータの書き込みのタイミングとデ
ータの読み出しのタイミングとが衝突したときの動作、
及び、RAMバッファ部11に蓄積されているデータの
読み出しの動作は、いずれも、前述のそれらの動作と同
じである。
【0040】以下、CD−ROMディスクから読み出す
べきデータが全て読み出されるまで、前述の各動作が繰
返し実行される。
【0041】このように、本例のバッファリング手段に
よれば、CD−ROMドライブ装置1aにおける読み出
し速度が速いデータを転送速度が遅いFDインターフェ
イス10に効率的に転送させることができ、しかも、F
Dインターフェイス10におけるデータ転送の遅れを最
小にすることができるものである。
【0042】また、本例のバッファリング手段は、図3
(c)に示すように、RAMバッファ部11が単位の記
憶容量(2Kバイト)で分割され、かつ、4つの記憶領
域(RAMNo0、RAMNo1、RAMNo2、RA
MNo3)を有する場合においても、前述の場合とほぼ
同様の動作が行われ、かつ、前述の場合とほぼ同様の作
用効果が得られるものである。そして、4つの記憶領域
(RAMNo0、RAMNo1、RAMNo2、RAM
No3)を有するRAMバッファ部11を用いたときに
は、2つの記憶領域(RAMNo0、RAMNo1)を
有するRAMバッファ部11を用いたときに比べて、R
AMバッファ部11の記録容量が倍になるという不利な
点がある反面、RAMバッファ部11においてデータの
書き込み及びデータの読み出しがともに行われていない
期間を著しく少なくすることができるという利点があ
る。
【0043】なお、図1に図示の実施例においては、記
録再生装置が、光学的に記録データの再生(読み出し)
を行っているCDプレィヤーである場合を例に挙げて説
明したが、本発明の記録再生装置は、CDプレィヤーで
ある場合に限られるものではなく、磁気的に記録データ
の再生(読み出し)を行っている磁気記録再生装置であ
ってもよい。
【0044】また、図1に図示の実施例においては、記
録再生装置が、記録データの再生(読み出し)のみを行
っている場合を例に挙げて説明したが、本発明の記録再
生装置は、再生(読み出し)のみを行う記録再生装置に
限られるものではなく、前記磁気記録再生装置のよう
に、データの記録(書き込み)及び記録データの再生
(読み出し)を行うものであってもよい。
【0045】そして、記録再生装置が、データの記録及
び記録データの再生を行う記録再生装置である場合に
は、記録再生装置側からパソコン側に読み出しデータを
転送させるだけでなく、パソコン側からの読み出しデー
タを記録再生装置側に転送させ、記録再生装置側の記録
媒体に記録させるものであることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成のパソコンインターフェイス部を設けるだけ
で、FDドライブ装置を有するパソコンとCD−ROM
ディスクドライブ装置を有するCDプレーヤーとの間
インターフェイスすることができるパソコンとインター
フェイス可能な記録再生装置を得ることができるという
効果がある。
【0047】また、本発明によれば、パソコンのFDド
ライブ装置側で処理されるデータフォーマット(FD
フォーマット)と、CDプレーヤー側で処理されるデー
タのフォーマット(CDフォーマット)とが大幅に異な
っていても、FDドライブ装置で得られたコマンド等
データをデフォーマットして、CDプレーヤーの中央制
御装置(CPU)に受け渡すことにより、CDプレーヤ
を前記コマンド等の内容に対応させて、データ処理動
作を実行させることが可能になるという効果がある。
【0048】さらに、本発明によれば、記録再生装置側
から読み出したデータの転送速度と、送信部を通してパ
ソコン側に転送させるデータの転送速度が大幅に異なっ
ており、かつ、データバッファ部に小さい記憶容量のも
のを用いたとしても、前記送信部を通してパソコン側に
伝送させるデータの転送速度を低下させることなしに、
有効的に前記データの転送を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパソコンとインターフェイス可能
な記録再生装置の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】図1に図示の実施例に採用されたバッファリン
グ手段の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図3】CD−ROMディスクから読み出されるデータ
と、RAMバッファ部におけるデータ書き込み及びデー
タ読み出しとのタイミング関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CD−ROMメカニズム、 1a CD−ROMドライブ装置 2 CDプレィヤーの内部に配置された中央制御装置
(CPU) 3 CD信号処理LSI(高密度集積回路) 4 CDサーボLSI 5 ホストインターフェイス(I/F)部 6 受信部 7 コマンド/ステイタスバッファ部 8 バッファ制御部 8a データバッファ部 9 送信部 10 FDインターフェイス(I/F) 11 RAMバッファ部 12 第1のアドレス生成カウンタ 13 第2のアドレス生成カウンタ 14 書き込みタイミング生成回路 15 読み出しタイミング生成回路 16 予備バッファ部 17 RAM満杯検出部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置の制御によってCD−RO
    Mディスクにデータの記録及び/またはCD−ROMデ
    ィスクの記録データの再生を行うCDプレーヤーと、前
    記CDプレーヤーとフロッピディスクインターフェース
    を有する外部接続のパソコンとの間に接続され、受信部
    と送信部とバッファ制御部とからなるパソコンインター
    フェイス部とを備え、前記受信部は、前記パソコン側か
    ら前記フロッピディスクインターフェースを通して供給
    されたフロッピディスクフォーマットのシリアルデータ
    を前記CD−ROMディスクに適したCDフォーマット
    のシリアルデータにデフォーマットした後、前記CDプ
    レーヤー側に供給するものであり、前記送信部は、前記
    CDプレーヤー側から供給されたデータをバッファ制御
    部を介して受領し、このデータにフロッピディスクで用
    いられるセクター情報やシリンダ情報等を付加した後、
    フロッピディスクに適したフロッピディスクフォーマッ
    トを行ない、シリアルデータとして前記フロッピディス
    クインターフェースを通して前記パソコン側に供給する
    ものであり、前記バッファ制御部は、前記CD−ROM
    ディスクから読み出したデータを一時的に蓄積するもの
    であることを特徴とするパソコンとインターフェイス可
    能な記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記パソコンインターフェイス部は、少
    なくとも前記パソコン側からコマンド等を含んだデータ
    が前記受信部に供給されたことを前記中央制御装置に知
    らせるように働くホストインターフェイス部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のパソコンとインター
    フェイス可能な記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファ制御部は、データバッファ
    を備え、前記記録媒体から読み出したデータを所定量づ
    つ選択的に前記データバッファに一時的に蓄積させると
    ともに、この蓄積されたデータを前記所定量づつ前記送
    信部に転送させ、かつ、前記データの一時的な蓄積と前
    記データの転送とは所定のタイミングにより交互に行わ
    れることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載
    パソコンとインターフェイス可能な記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファ制御部は、さらに予備バッ
    ファを備えており、前記データの一時的な蓄積と前記デ
    ータの転送とのタイミングが一致したとき、前記データ
    を前記予備バッファに蓄積させ、前記データの転送が終
    了した後、前記データバッファに蓄積換えを行うことを
    特徴とする請求項3記載のパソコンとインターフェイス
    可能な記録再生装置。
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