JP2941018B2 - 研磨工具 - Google Patents

研磨工具

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JP2941018B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非球面レンズのうち特にピックアップレン
ズ等の小径レンズを成形するための金型などを研磨する
研磨工具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の研磨工具は、第5図にその一例を示すように、
研磨工具本体51の端部に球面51aが形成されている。こ
の球面51aの半径RRは、金型などの被加工物55の非球面
形状の被加工面55aのうち有効径部分の両端M1、M2およ
びその頂点Pを通る球面の半径(以下、「参照半径」と
いう)Rとほぼ等しい長さになっている。また、前記球
面51aの表面には適宜厚さを有するフェルト等の研磨布5
1bが貼布されている。
前記研磨工具と被加工物55とは図示しない研磨装置に
装着されて、研磨布51bと被加工面55aとが研磨用遊離砥
粒と共に互いに摺擦されることにより、研磨が行なわれ
る。前記研磨の際、研磨工具は被加工物55に対して相対
的に回転軸線Nまわりに回転された状態で研磨布51bが
被加工面55aに適宜研磨圧力で圧接され、前記回転に加
えて被加工物55に対して相対的に揺動される運動も与え
られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の研磨工具では、被加工面の参照半径が小さ
いものを研磨する場合、研磨工具の研磨布が前記被加工
面の形状に十分追従することができず、前記被加工面を
均一に研磨することができないという問題点がある。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、被加工物の参照半径が小さい非球面
形状の被加工面を研磨する場合であっても、前記被加工
面の形状に十分追従して前記被加工面を均一に研磨する
ことができる研磨工具を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の研磨工具は、弾性
を有する研磨工具本体の先端部側に、中心軸線と実質的
に平行な方向に延びる棒状の複数の柱状部を互いに間隔
をおいて一体に形成し、前記複数の柱状部の各間隙に弾
性体を充填するとともに、前記複数の柱状部の各先端面
を全体として一つの球面に包絡してそれぞれ研磨面とし
たことを特徴とする。また、複数の柱状部のそれぞれの
付根から研磨面までの長さがいずれも等しいことを特徴
とするものもある。
〔作用〕
上記のように構成された本発明の研磨工具では、非球
面形状の被加工面が研磨されるとき、弾性を有する棒状
の複数の柱状部が前記被加工面の形状に対応してそれぞ
れ撓むので、前記各柱状部のいずれの研磨面も前記被加
工面と常に摺擦する。
また、複数の柱状部の各間隙に弾性体を充填した構成
であり、一つの柱状部の撓み量が周囲の弾性体および周
囲に立設する各柱状部により制限されるので、複数の柱
状部のうちいくつかの柱状部のみがその他の柱状部に比
較して過度に撓むことがない。
さらに、複数の柱状部のそれぞれの付根から研磨面ま
でき長さがいずれも等しい構成のものでは、各柱状部の
撓み量に対する弾発力がどれも等しくなる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず第1実施例について説明する。
第1図(a)および(b)に示すように、本実施例の
研磨工具は、合成樹脂等からなる適宜弾性を有する円柱
状の研磨工具本体1からなり、その先端部側には、該研
磨工具本体1の中心軸線N1と平行な方向に伸びる棒状の
複数(本実施例では21個)の柱状部2が一体に形成され
て立設されている。互いに隣り合う柱状部2の各間隙は
いずれも等しい距離となっており、外端に位置するもの
以外の各柱状部2の(本実施例では、中央の9個)の断
面形状は正方形となっている。また、前記複数の柱状部
2の先端面である研磨面2aは、半径R1の一つの球面に包
絡されるように形成されており、その半径R1は、被加工
物5(第2図参照)の非球面形状の被加工面5aの参照半
径に対応して設定され、該参照半径とほぼ等しくされて
いる。
前記複数の柱状部2の形成方法の一例としては、研磨
工具本体1の先端部を半径R1の球面に形成し、その先端
部に適宜幅の溝を中心軸線N1と平行に等しい間隔で彫っ
ていくというような方法などがあるが、これに限る必要
はない。本実施例の研磨工具は、前記した構成の複数の
柱状部2の各間隙にゴムなどの弾性体23が充填されてい
る。
つぎに、第2図を参照して、本実施例の研磨工具を用
いて金型などの被加工物5の非球面形状の被加工面5aを
研磨するときの動作について説明する。
前記研磨工具本体1と被加工物5とは図示しない公知
の研磨装置に装着され、研磨工具本体1の各研磨面2aと
被加工物5の被加工面5aとがダイヤモンドペースト等の
研磨剤を介在させた状態で摺擦されて研磨が行なわれ
る。
前記研磨の際、研磨工具本体1は、被加工物5に対し
て相対的に中心軸線N1を中心に矢印A方向またはその逆
方向に回転された状態で、各研磨面2aが被加工面5aに適
宜研磨圧力で圧接され、さらに、前記回転に加え、被加
工物5に対して相対的に矢印B方向に揺動される運動も
与えられる。
前記研磨中、研磨工具本体1の各柱状部2は、適宜弾
性を有するので、被加工面5aの形状に対応してそれぞれ
撓み、各柱状部2のいずれの研磨面2aも被加工面5aと離
れることなく常に摺擦する。
したがって、被加工面5aの参照半径が小さい場合であ
っても、前記撓んだ各柱状部2の研磨面2aのそれぞれが
被加工面5aの形状に十分追従することができ、被加工面
5aの研磨を均一に行なうことができる。
さらに、本実施例の研磨工具では、一つの柱状部2の
撓み量がその周囲の弾性体23およびその周囲に立設する
各柱状部2により制限されるので、複数の柱状部2のう
ちいくつかの柱状部2のみがその他の柱状部2に比較し
て過度に撓むことがない。例えば、前記複数の柱状部2
の各研磨面2aを包絡する球面の半径R1が被加工面の参照
半径よりもやや大きく設定されている場合に、外端に位
置する各柱状部のみが内側に撓み過ぎるということはな
い。
したがって、より良好な研磨が行なえる。
つぎに、第2実施例について説明する。
第3図(a)〜(c)に示すように、本実施例の研磨
工具は、各柱状部32のそれぞれの付根から研磨面32aま
での長さをいずれも等しくしたものである。その他の点
については第1実施例と同様の構成なのでその説明は省
略する。
本実施例では、研磨の際各柱状部32の撓み量に対する
弾発力がいずれも等しくなるので、撓んだ各柱状部32の
研磨面32aが被加工面の形状に追従する能力がいずれも
等しくなり、被加工面の研磨をより均一に行なうことが
できる。
本実施例でも、第1の実施例と同様に、複数の柱状部
32の各間隙にゴムなどの弾性体23が充填されている。
弾性を有する棒状の複数の柱状部についての個数、付
根から研磨面までの長さ、断面形状などは、上記各実施
例に示したものに限る必要はなく、対象とする被加工物
の研磨条件に対応して適宜変更するとよい。
また、複数の柱状部を研磨工具本体の先端部にその中
心軸線と平行な方向に立設した例を示したが、これに限
る必要はなく、研磨工具本体の先端部から若干放射状に
広がる方向にそれぞれ立設してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したとおり構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
被加工物の非球面形状の被加工面が研磨されるとき、
研磨工具の弾性を有する棒状の複数の柱状部は前記被加
工面の形状に対応してそれぞれ撓む。その結果、前記被
加工面の参照半径が小さい場合であっても、前記撓んだ
複数の柱状部の研磨面のそれぞれが前記被加工面の形状
に十分追従して前記被加工面と摺擦するので、前記被加
工面の研磨を均一に行なうことができる。特に、複数の
柱状部を研磨工具本体と一体的に形成しているため、参
照半径が小さい被加工面に対応した小型の研磨工具を容
易に製造することができる。
また、複数の柱状部の各間隙に弾性体を充填した構成
のものであるので、上記効果に加えて、複数の柱状部の
うちいくつかの柱状部のみがその他の柱状部に比較して
過度に撓むことがないのでより良好な研磨を行なうこと
ができる。
さらに、複数の柱状部のそれぞれの付根から研磨面ま
での長さがいずれも等しいものでは、上記効果に加え
て、各柱状部の撓み量に対する弾発力がどれも等しくな
るので、撓んだ各柱状部の研磨面が被加工面の形状に追
従する能力がどれも等しくなり、被加工面の研磨を一層
均一に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の要部を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は底面図、第2図は同実施例の
動作を説明するための説明図、第3図は本発明の第2実
施例の要部を示す図であって、(a)は正面図、(b)
は底面図、(c)は(b)のC−C断面図、第4図は従
来の研磨工具を説明するための説明図である。 1、31…研磨工具本体、2、32…柱状部、2a、32a…研
磨面、5…被加工物、5a…被加工面、23…弾性体、N1、
N3…中心軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−232953(JP,A) 特開 昭61−125762(JP,A) 特開 昭52−79398(JP,A) 特公 昭46−18355(JP,B1) 特公 昭46−18357(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 13/01 B24D 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する研磨工具本体の先端部側に、
    中心軸線と実質的に平行な方向に延びる棒状の複数の柱
    状部を互いに間隔をおいて一体に形成し、前記複数の柱
    状部の各間隙に弾性体を充填するとともに、前記複数の
    柱状部の各先端面を全体として一つの球面に包絡してそ
    れぞれ研磨面としたことを特徴とする研磨工具。
  2. 【請求項2】複数の柱状部のそれぞれの付根から研磨面
    までの長さがいずれも等しいことを特徴とする請求項1
    に記載の研磨工具。
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